JPH0827152A - カルバペネム類シリルエーテル化合物のシリル基の除去方法 - Google Patents

カルバペネム類シリルエーテル化合物のシリル基の除去方法

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JPH0827152A
JPH0827152A JP6163805A JP16380594A JPH0827152A JP H0827152 A JPH0827152 A JP H0827152A JP 6163805 A JP6163805 A JP 6163805A JP 16380594 A JP16380594 A JP 16380594A JP H0827152 A JPH0827152 A JP H0827152A
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JP
Japan
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group
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silyl
ether compound
salt
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JP6163805A
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Seiji Nakayama
清治 中山
Osamu Miyahara
治 宮原
Nagatoshi Matsushima
長利 松島
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Nippon Soda Co Ltd
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】一般式(I) 【化1】 (式中、R1,R2およびR3は同一または異なる炭素数
1〜6のアルキル基、アリール基またはアラルキル基を
示し、R4は水素原子またはカルボン酸の保護基を示
す。)で表されるシリルエーテル化合物を有機溶媒中で
一般式(II) 【化2】 (式中、R5,R6およびR7は同一または異なる炭素数
1〜8のアルキル基、ベンジル基、アラルキル基または
水素原子を示し、nは各アミンの塩で固有のフッ化水素
の数を示す。但し、R5,R6およびR7は同時に水素原
子ではない。)で表されるアミンのフッ化水素塩と反応
させ一般式(III) 【化3】 (式中、R4は前記と同じ意味を示す。)で表される化
合物またはその塩を製造することを特徴とするシリルエ
ーテル化合物のシリル基の除去方法。 【効果】 安価な原料を用いて、強酸性や塩基性の条件
下では不安定なシリルエーテル化合物のシリル基の除去
を効率よく行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カルバペネム類シリル
エーテル化合物からシリル基を除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリルエーテル化合物からのシリ
ル基の除去方法としては、(1)テトラヒドロフラン等
の有機溶媒中に、フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウ
ム(n−Bu4NF)等の4級アンモニウムのフッ化物
を作用させる方法(J.Am.Chem.Soc.19
72,94,6190)、(2)アセトニトリル等の無
水の有機溶媒または含水有機溶媒中で鉱酸または有機の
強酸を作用させる方法(特開平1−83633号公
報)、(3)NH4F・HFを作用させる方法(EP−
567949号)、(4)ジメチルスルホキシド(DM
SO)中、N−ブロモこはく酸イミド(NBS)を作用
させる方法(Synthesis 1980,23
4)、(5)水またはアルコール等の溶媒中でアルカリ
金属の硫酸水素塩を作用させる方法(特開昭62−12
0325号)、(6)酢酸水溶液を作用させる方法
(J.Am.Chem.Soc.1972,94,61
90)、(7)過剰のフッ化カリウム・2水和物と過剰
のテトラブチルアンモニウムクロリドとをアセトニトリ
ル中で反応させる方法(J.Chem.Soc.Che
m.Comn.,1979,514−5)、等の方法が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法に於いて、4級アンモニウムのフッ化物を作用させ
る方法や過剰のフッ化カリウム・2水和物と過剰のテト
ラブチルアンモニウムクロリドとをアセトニトリル中で
反応させる方法は、n−Bu4NFやテトラブチルアン
モニウムクロリド等の特殊で比較的高価な試薬をシリル
エーテル化合物に対して1当量以上必要とするため経済
性の面での欠点を有しており、強酸を用いる反応は、酸
に対して不安定な基を有するシリルエーテル化合物に対
しては目的とする化合物の収率が低くなるなどの問題点
を有している。また、NH4F・HFを使用する方法は
塊状物で微粉砕しないと目的の反応が遅く、収率が低く
なるなどの欠点を有しており、ジメチルスルホキシド中
でN−ブロモこはく酸イミドを作用させる方法は、酸化
を受けやすい基を有するシリルエーテル化合物に対して
は使用できない欠点を有しており、アルカリ金属の重硫
酸塩を作用させる方法は、プロトン性の溶媒中で不安定
な化合物には適用が困難であったり、反応が進行しにく
い等の欠点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは、シリルエーテル化合物からシリル基を除去
するに当たり、従来の方法に代わる安価で安全な原料を
用いて、酸に対して比較的不安定な物質にも適用できる
方法について鋭意検討した結果、有機溶媒中でシリルエ
ーテル化合物とアミン類のフッ化水素塩とを反応させる
ことで容易にシリル基の除去が可能であることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明一般式(I)
【化4】 (式中、R1,R2およびR3は同一または異なる炭素数
1〜6のアルキル基(たとえば、メチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、n
−ヘキシルなど)、アリール基(たとえば、フェニルな
ど)またはアラルキル基(たとえば、ベンジルなど)を
示し、R4は水素原子またはカルボン酸の保護基を示
す。)で表されるシリルエーテル化合物を有機溶媒中で
一般式(II)
【化5】 (式中、R5,R6およびR7は同一または異なる炭素数
1〜8のアルキル基(たとえば、メチル、エチル、n−
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t−ブチル、n
−ヘキシル、n−オクチルなど)、アラルキル基(たと
えば、ベンジルなど)または水素原子(但し、R5,R6
およびR7は同時に水素原子ではない)を示し、nは各
アミンの塩で固有のフッ化水素の数を示す。)で表され
るアミンのフッ化水素塩と反応させ一般式(III)
【化6】 (式中、R4は前記と同じ意味を示す。)で表される化
合物またはその塩を製造することを特徴とするシリルエ
ーテル化合物のシリル基の除去方法である。
【0006】本発明の方法は中性から弱い酸性の条件の
下で実施できるため、塩基または強い酸性に対して不安
定な出発化合物または生成物にとっては好都合である。
従って、本発明の方法によって生成できるアルコール体
は一般に高収率で生成される。
【0007】本発明の方法によって除去される適当なシ
リル基は本願明細書の請求項1に記載の構造を有し、代
表的なシリル基としては、たとえば、トリメチルシリル
基、トリエチルシリル基、tert−ブチルジメチルシ
リル基、メチルジイソプロピルシリル基、トリフェニル
シリル基、tert−ブチルジフェニルシリル基等があ
り、アルコールの保護基として実用的なほとんどすべて
のシリル基が含まれる。
【0008】R4で表されるカルボン酸の保護基として
はアリル基、アルコキシアルキル基等ペネム系、カルバ
ペネム系で通常使用されるカルボン酸の保護基がすべて
使用できる。
【0009】本発明の方法において使用される塩として
はナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウ
ム等のアルカリ土類金属塩等が挙げられる。
【0010】本発明に用いる有機溶媒は、一般式(I)
で表される化合物を溶解し原料および生成物に対し不活
性な非プロトン性の溶媒であれば良く、適当な溶媒とし
ては、たとえば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素、塩化メチレン、クロロホルム、二塩化エ
タン、モノクロルベンゼン等の塩素系有機溶媒、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等の
ケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、ア
セトニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類、N,N
−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等のア
ミド類が挙げられ、これらの溶媒どうしや少量の水との
混合溶媒も適当な溶媒として挙げられる。
【0011】反応の温度は、室温付近から反応溶媒の沸
点までの範囲で選択することができるが、好ましくは1
5℃〜40℃が良く、常圧下にて1〜30時間で反応が
良好に進行する。
【0012】本発明に用いるフッ化水素塩としては、種
々のアミンのフッ化水素塩で反応が円滑に進行するが、
特にトリエチルアミン・3フッ化水素塩において反応が
良好に進行する。これらフッ化水素塩の使用量は、シリ
ルエーテル化合物に対して1当量以上で反応が完結する
が、好ましくは1.1から3.0当量で反応が良好に進
行する。
【0013】反応の後処理の方法としては、溶媒が水に
難溶の場合にはそのまま反応液を水洗して少過剰のフッ
化水素塩を水中に除去するかまたは必要に応じて炭酸水
素ナトリウム等の水溶液で水洗を行って中和した後再度
水洗し、溶媒を留去した後再結晶などの単離操作を行う
ことで目的とするアルコール体を収率良く得ることがで
きる。また、溶媒が水に可溶の場合には、必要に応じて
炭酸水素ナトリウムやアンモニウム等の塩基で少過剰の
フッ化水素塩を中和し析出した結晶を濾別し、水に難溶
な溶媒に置換した後水洗し、溶媒を留去した後再結晶な
どの単離操作を行うかあるいは、反応液を直接リン酸バ
ッファー液に滴下し結晶を析出させ濾別することを目的
とするアルコール体を収率良く得ることができる。ま
た、本発明の方法で得られるアルコール体は高収率であ
るため、カラムクロマトグラフィーや再結晶などの精製
を行わなくても次の反応に用いることができる。
【0014】本発明の方法によると、シリルエーテル化
合物からシリル基を除去したさいに出発物質の光学活性
を保持することが可能である。たとえば、(1R,5
S,6S)−2−[(4R)−ピロリジン−2−チオン
−4−イルチオ]−6−[(1R)−1−tert−ブ
チルジメチルシリルオキシ]−1−メチルカルバペン−
2−エム−3−カルボン酸エステルからシリル基を除去
し、(1R,5S,6S)−2−[(4R)−ピロリジ
ン−2−チオン−4−イルチオ]−6−[(1R)−1
−ヒドロキシエチル]−1−メチルカルバペン−2−エ
ム−3−カルボン酸エステルを高い光学純度で得ること
が可能であり、本発明はシリルエーテル化合物のシリル
基を高収率で除去するばかりでなく光学純度の優れたア
ルコール体を得るための重要な方法である。
【0015】
【実施例】次の実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0016】実施例1 (1R,5S,6S)−2−[(4R)−ピロリジン−
2−チオン−4−イルチオ]−6−[(1R)−1−ヒ
ドロキシエチル]−1−メチルカルバペン−2−エム−
3−カルボン酸アリルエステルの合成
【化7】 (1R,5S,6S)−2−[(4R)−ピロリジン−
2−チオン−4−イルチオ]−6−[(1R)−1−t
ert−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メ
チルカルバペン−2−エム−3−カルボン酸アリルエス
テル4.97g(10mmol)をメチルイソブチルケ
トン50ミリリットルおよびN−メチルピロリドン15
ミリリットルに溶解した後、トリエチルアミン・3フッ
化水素塩3.22g(20mmol)を添加した。添加
終了後、撹拌下で25℃で15時間撹拌し反応を完結さ
せた。反応後に、反応液をリン酸バッファー(pH7)
70ミリリットルに投じ、MIBK100ミリリットル
で抽出し、水洗2回、3%炭酸水素ナトリウム水溶液で
1回、水で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウムを加えて
乾燥した。溶媒を留去し、イソプロピルエーテルを加え
晶析し、濾過をして標記化合物3.51g(収率90.
0%、純度98%)を得た。融点146℃(分解)、
[α]20 D=+1.8(0.1g、CH3CN 10ミリ
リットル、100mm)1 H−NMR(270MHz,CD3COCD3δ) 1.27(3H,d)J=3.46Hz 1.29(3H,d)J=4.95Hz 2.85(1H,s) 2.87(1H,dd)J=3.96,13.85Hz 3.30−3.44(2H,m) 3.52−3.61(2H,m) 4.11−4.22(2H,m) 4.27−4.38(2H,m) 4.60(1H,dd)J=5.44,4.95Hz 4.78(1H,dd)J=5.44,4.95Hz 5.20(1H,dd)J=1.48,10.39Hz 5.47(1H,dd)J=1.48,15.83Hz 5.96(1H,td)J=5.44,15.83,1
0.39Hz 9.17(1H,brs)実施例2 (1R,5S,6S)−2−[(4R)−ピロリジン−
2−チオン−4−イルチオ]−6−[(1R)−1−ヒ
ドロキシエチル]−1−メチルカルバペン−2−エム−
3−カルボン酸・イソブチリルオキシメチルエステルの
合成
【化8】 (1R,5S,6S)−2−[(4R)−ピロリジン−
2−チオン−4−イルチオ]−6−[(1R)−1−t
ert−ブチルジメチルシリルオキシエチル]−1−メ
チルカルバペン−2−エム−3−カルボン酸・イソブチ
リルオキシメチルエステル7.00kg(12.45m
ol)をN,N−ジメチルホルムアミド15リットルに
溶解した後、トリエチルアミン・3フッ化水素塩4.0
1kg(24.9mol)を添加した。添加終了後、撹
拌下で20℃で25時間撹拌し反応を完結させた。反応
後にリン酸バッファー液90リットルに投入し、酢酸エ
チル90リットルで抽出し、水層をさらに50リットル
で抽出する。有機層を合わせ、水60リットルで2回洗
浄し、3%炭酸水素ナトリウム水溶液60リットルで洗
浄し、さらに水50リットルで2回洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムおよび活性炭を加えて乾燥・脱色した。酢酸
エチルを減圧下留去し、イソプロピルエーテル40リッ
トルを加えて晶析し、濾過後結晶を乾燥して標記化合物
5.0kg(収率88.0%,純度97.0%)を得
た。融点153℃(分解)、[α]20 D=+9゜(0.
1g、CH3CN10ミリリットル、100mm)1 H−NMR(CD3COCD3δ) 1.15(6H,d)J=6.92Hz 1.26(3H,d)J=6.43Hz 1.30(3H,d)J=6.93Hz 2.59(1H,dQ)J=6.92Hz 2.87(1H,dd)J=3.98,17.81Hz 2.89(1H,brs) 3.32(1H,dd)J=2.45,6.43Hz 3.40(1H,dd)J=7.42,17.80Hz 3.53−3.65(2H,m) 4.11−4.39(4H,m) 5.88(2H,dd)J=5.44,8.69Hz 9.20(1H,brs)実施例3 (1R,5S,6S)−2−[(4R)−ピロリジン−
2−チオン−4−イルチオ]−6−[(1R)−1−ヒ
ドロキシエチル]−1−メチルカルバペン−2−エム−
3−カルボン酸アリルエステルの合成 :(1R,5S,
6S)−2−[(4R)−ピロリジン−2−チオン−4
−イルチオ]−6−[(1R)−1−tert−ブチル
ジメチルシリルオキシエチル]−1−メチルカルバペン
−2−エム−3−カルボン酸アリルエステル12.4g
(25mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド25
ミリリットルに溶解後、トリエチルアミン・3フッ化水
素塩8.1g(50mmol)を添加し、撹拌下20℃
で25時間反応し完結させた。
【0017】反応液を5%炭酸水素ナトリウム水溶液1
75ミリリットル、トルエン150ミリリットル中に5
〜10℃で滴下し結晶を晶析させた。得られた結晶をト
ルエン洗浄、水洗浄した後、乾燥して標記化合物9.0
g(収率91.3%,純度96.5%)を得た。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、安価な原料を用いて、
強酸性や塩基性の条件下で不安定なシリルエーテル化合
物のシリル基の除去を効率よく行うことができる。
フロントページの続き (72)発明者 松島 長利 富山県高岡市向野本町300 日本曹達株式 会社高岡工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1,R2およびR3は同一または異なる炭素数
    1〜6のアルキル基、アリール基またはアラルキル基を
    示し、R4は水素原子またはカルボン酸の保護基を示
    す。)で表されるシリルエーテル化合物を有機溶媒中で
    一般式(II) 【化2】 (式中、R5,R6およびR7は同一または異なる炭素数
    1〜8のアルキル基、ベンジル基、アラルキル基または
    水素原子を示し、nは各アミンの塩で固有のフッ化水素
    の数を示す。但し、R5,R6およびR7は同時に水素原
    子ではない。)で表されるアミンのフッ化水素塩と反応
    させ一般式(III) 【化3】 (式中、R4は前記と同じ意味を示す。)で表される化
    合物またはその塩を製造することを特徴とするシリルエ
    ーテル化合物のシリル基の除去方法。
  2. 【請求項2】 アミンのフッ化水素塩がトリエチルアミ
    ン・3フッ化水素塩である請求項1記載の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5821362A (en) * 1993-02-12 1998-10-13 Suntory Limited Method of desilylating silylether compounds
WO2012144562A1 (ja) * 2011-04-21 2012-10-26 旭硝子株式会社 保護基が結合した水酸基の脱保護方法

Cited By (4)

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WO2012144562A1 (ja) * 2011-04-21 2012-10-26 旭硝子株式会社 保護基が結合した水酸基の脱保護方法
JP6060898B2 (ja) * 2011-04-21 2017-01-18 旭硝子株式会社 保護基が結合した水酸基の脱保護方法
US9643958B2 (en) 2011-04-21 2017-05-09 Asahi Glass Company, Limited Deprotection method for protected hydroxyl group

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