JP3763192B2 - 瞬停電時積算値保存回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
導電性の流体が磁界内を通過するとき、その速さに比例した電圧が誘起するというファラデーの法則を用いた電磁流量計等の瞬停電時における積算値の保存に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、電磁流量計の全体構成図である。図3において、1は検出部、2は交流増幅器、3は励磁回路、4は安定化電源回路、5は電源トランス、6はA/D変換器、8はマイクロコンピュータ、9は出力回路、10はE2 PROM、11は交流電源、12は定電圧検知回路、16は励磁コイル、17は電極、18は測定管である。測定管18に施された励磁コイル16に励磁回路3より交流電流を流し交流磁界を発生させ、測定管18内を流れる導電性の流体の速さに比例した電圧を電極17によりピックアップする。この信号を交流増幅器2により増幅し、A/D変換器6によりデジタル信号に変換して、マイクロコンピュータ8により演算処理し、出力回路9より単位時間当たりの流量信号あるいは積算流量信号を出力する。運転に必要な測定範囲等の設定値はE2 PROM10に格納されており、必要に応じてマイクロコンピュータ8により読み込まれて使用される。
【0003】
図4は、従来の電源検知回路周辺の構成を図3より抜粋して示した図である。図4において、定電圧検知回路12は、安定化電源回路4にて生成されたマイクロコンピュータ8等で用いるデジタル用5V電源を常時監視しており、瞬停電等により5V電源が低下し4.3Vになると、これを検知してマイクロコンピュータ8をリセットするリセット信号を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、電磁流量計は単位時間当たりの流量あるいは積算流量を計測するための流量計である。従来の技術では、積算による流量計測において、供給交流電源に瞬停電が発生した場合、マイクロコンピュータをリセットすなわち計測中の積算値を零としていた。
【0005】
従って本発明の目的は、供給交流電源に瞬停電が発生した場合に積算値を安定して保存する回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、基本構成として、入力信号を積算処理する機能を有するマイクロコンピュータと、積算処理された信号を記憶するE2 PROMと、供給交流電源の瞬停電による内部電源電圧の低下を検出し前記積算処理された信号を前記E2 PROMに記憶させる処理を前記マイクロコンピュータに行わせるノンマスカブル割り込み信号を発生する電源検知回路と、前記積算処理された信号が前記E2 PROMに書き込み完了するまで内部電源電圧を所定の電圧以上に保持する電源電圧保持回路と、から構成される瞬停電時積算値保存回路を具備する。このことにより、供給交流電源の瞬停電時に、電源電圧保持回路によって内部電源電圧がマイクロコンピュータを含むデジタル回路の動作可能電圧レベルまで低下する間に、瞬停電発生時点迄の積算値をE2 PROMに書き込み、供給電源の復電後書き込まれた積算値をE2 PROMから読みだして、積算処理を継続することができる。
【0007】
そして特に、本発明による瞬停電時積算値保存回路においては、上記の電源検知回路を、電源投入後、所定の時間経過後に前記ノンマスカブル割り込み信号を解除し、さらに所定の時間経過後に前記マイクロコンピュータのリセット信号を解除する機能を具備する電源検知回路としている。このことにより、瞬停電が一旦復電した後所定の時間経過する以前に再度瞬停電するようなことが連続して複数回発生したとき、最初の瞬停電による積算値のE2 PROMへの退避を行った後は、その後の複数回の瞬停電によっても前記ノンマスカブル割り込み信号およびリセット信号が解除されることがないため、マイクロコンピュータへの割り込みおよびリセットが行われることがなく、マイクロコンピュータを含むデジタル回路の動作の安定化をはかり保存された積算値の信頼性を確保することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の瞬停電時積算値保存回路の実施例を示す構成図である。図1において、13は電源電圧保持回路、14はダイオード、15はコンデンサ、7は電源検知回路、71,72は電源電圧監視用IC、73はOR回路、74,75はコンデンサであり、その他の構成要素は図4と同じであり同じ符号を付してある。図4との相違点は、電源トランス5と安定化電源回路4との間に電源電圧保持回路13を設けたことと、電源検知回路7の構成が異なることである。
【0009】
図2は、図1の動作を示すタイミングチャートで、マイクロコンピュータを含むデジタル回路の電源である5V電源、マイクロコンピュータへのノンマスカブル割り込み信号(ハイレベルで割り込み解除、立ち下がりで割り込み発生)およびマイクロコンピュータへのリセット信号(ハイレベルでリセット解除)の動作を示しており、また供給交流電源11のオン時、オフ時および瞬停電の発生時を↓印で示してある。図2を用いて本発明の動作を説明する。
【0010】
まず供給交流電源11をオンし回路が正常に動作している状態で瞬停電が発生すると、5V電源の電圧低下が開始する。これを電源電圧監視用IC71が検出してノンマスカブル割り込み信号(図の立ち下がり信号)をマイクロコンピュータ8に出力し、マイクロコンピュータ8は積算値のE2 PROM10への書き込みを開始する。この間5V電源の電圧はさらに低下し、所定の電圧に達すると電源電圧監視用IC72がこれを検出してリセット信号をマイクロコンピュータ8に出力する。瞬停電が発生してからリセット信号を出力するまでの時間をTW で示してある。E2 PROM10へ積算値を書き込むのに数十mS程度の時間が必要であるが、書き込み完了後にリセット信号が出力されるように、電源電圧保持回路13のコンデンサ15の容量を決めればよい。
【0011】
つぎに、供給交流電源11の投入時であるが、5V電源が立ち上がると、TPD時間後に電源電圧監視用IC71はノンマスカブル割り込み信号を解除する。TPD時間はコンデンサ74の容量によりきめられる。さらに、OR回路73を介して電源電圧監視用IC72によりTRST 時間後にリセット信号を解除する。TRST 時間はコンデンサ75の容量によりきめられる。
【0012】
供給交流電源11が連続的に瞬停電した場合、すなわち瞬停電から復電した後TPD時間内に再び瞬停電するということを繰り返した場合、電源電圧監視用IC71はノンマスカブル割り込み信号を解除せず、従ってリセット信号も解除されることはない。従って、マイクロコンピュータ8が連続的に瞬停電する度に、復電時にE2 PROM10から積算値を読みだしてメモリ(図示せず)の演算領域に書き込み、書き込み終了後あるいは場合によっては書き込み途中で次の瞬停電により積算値をE2 PROM10へ書き込むというような事態が発生することを防止することができる。
【0013】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、瞬停電時に積算値をE2 PROMに書き込み保存することができるため、復電時にそのデータを読み出して積算処理を継続することができる。また、電源電圧の変動の大きいなど良質でない電源を使用する場合、あるいは落雷等により電源の瞬停電が連続して発生する恐れのある場合においても、マイクロコンピュータを含むデジタル回路の動作の安定化をはかることができ、E2 PROMに書き込まれた積算値の信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成図。
【図2】図1の動作を示すタイミングチャート。
【図3】電磁流量計の全体構成図。
【図4】従来の実施例を示す構成図。
【符号の説明】
1…検出部、2…交流増幅器、3…励磁回路、4…安定化電源回路、5…電源トランス、6…A/D変換器、7…電源検知回路、8…マイクロコンピュータ、9…出力回路、10…E2 PROM、11…交流電源、12…定電圧検知回路、13…電源電圧保持回路、14…ダイオード、15…コンデンサ、16…励磁コイル、17…電極、18…測定管、71,72…電源電圧監視用IC、73…OR回路、74,75…コンデンサ。
Claims (1)
- 入力信号を積算処理する機能を有するマイクロコンピュータと、積算処理された信号を記憶するE2 PROMと、供給交流電源の瞬停電による内部電源電圧の低下を検出し前記積算処理された信号を前記E2 PROMに記憶させる処理を前記マイクロコンピュータに行わせる割り込み信号(以下ノンマスカブル割り込み信号という)を発生する電源検知回路と、前記積算処理された信号が前記E2PROMに書き込み完了するまで内部電源電圧を所定の電圧以上に保持する電源電圧保持回路と、を具備してなる瞬停電時積算値保存回路において、
前記電源検知回路は、電源投入後、所定の時間経過後に前記ノンマスカブル割り込み信号を解除し、さらに所定の時間経過後に前記マイクロコンピュータのリセット信号を解除する機能を具備することを特徴とする瞬停電時積算値保存回路。
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