JP4116414B2 - 指紋データ生成装置、プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者の指紋が接触可能な位置に設けられた接触部に、利用者の指紋が接触された場合、利用者の指紋を検出し、利用者の指紋が検出された場合に、利用者を認証するための指紋データを生成する指紋データ生成装置、プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、利用者を認証するための認証用データとして、利用者の指紋画像データがある。この指紋画像データを生成する装置においては、初めに利用者の指が例えば、接触部に接触されたときに、指紋が検出される。そして、指紋が検出された後、利用者の指紋画像データが生成される。
【0003】
ここで、利用者が指紋を接触部に接触させたときに、利用者に帯電した静電気が接触部を介して、装置内の各部に放電してしまう場合がある。この放電のために、指紋の検出動作や指紋画像データの生成動作が、正常に行えなくなってしまうという問題があった。そこで、この問題を解決するために、従来より、以下のような技術があった。
【0004】
図6は、第1の従来技術の概念を説明するための図である。第1の従来技術では、利用者は、接触部2000に指紋を接触させる前に、放電シート2100に、指紋を接触させる(図6(a))。これにより、利用者に帯電していた静電気は、放電シート2100に放電される。その後、利用者は、放電シート2100をスライドさせた後、接触部2000に指紋を接触させる(図6(b)、例えば、特許文献1参照)。この従来技術では、利用者に帯電していた静電気が、指紋データ生成装置内の各部に放電されることはない。しかし、指紋データ生成装置に、放電シートを設ける必要があるので、装置のハードウェア規模が大きくなってしまうとともに、装置のコストが高くなるという問題があった。
【0005】
第2の従来技術では、接触部の表面に静電気のバイパス回路が設けられている。そして、利用者の指紋が接触部に接触されたときに、利用者に帯電した静電気がバイパス回路に流れるようにしている(例えば、特許文献2参照)。しかし、この技術では、上記静電気は、接触部のグランドに流れることになるので、接触部のグランドの電位は、瞬間的に上下してしまう場合がある。このような場合には、利用者に帯電した静電気が接触部を介して、装置内の各部に放電してしまう。
【0006】
そこで、第3の従来技術では、以下のような技術が開示されている。上述した放電のために、指紋データ生成装置が、指紋検出動作を行うために必要な値が書き換えられてしまうことがある。このため、指紋データ生成装置においては、例えば、CPUが一定周期ごとに、上記必要な値を正常値に書き換えていた(例えば、特許文献3参照)。
【0007】
また、上述した放電のために、指紋データ生成装置において、各部を構成する電子部品においてラッチアップが生じることがあった。このラッチアップ対策のため、従来では、例えば、一定周期ごとに、各電子部品に、正常な電圧を供給することが行われていた。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−123821号公報
【0009】
【特許文献2】
特開2001−141411号公報
【0010】
【特許文献3】
特開平11−99252号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した第3の従来技術では、以下のような問題があった。第3の従来技術では、一定周期ごとに、例えば、CPUが上記必要な値を正常値に書き換える動作を行っている。この場合、指紋データ生成装置において、放電による異常が生じていないのに、書き換え動作が行われる場合もあり、書き換え動作の回数が多くなってしまう。この結果、例えば、各種の動作を行う上記CPUの寿命を縮めてしまうという問題があった。
【0012】
また、異常が生じているいないにかかわらず、ラッチアップ対策を定期的に行うと、以下のような問題があった。ラッチアップ対策としては、例えば、電源供給部が、各電子部品への電圧の供給をいったん停止する。その後、電源供給部は、各電子部品に対して、正常な電圧を供給する。この場合、電源供給部により、各電子部品に供給された電圧が安定するまで、一定の時間がかかる。そして、上述したラッチアップ対策が行われている間においては、指紋検出動作は行われない。この結果、指紋検出を行える時間が減ってしまうという問題があった。
【0013】
このような場合、放電による異常が生じたときだけ、異常を正常に復帰することができれば、これらの問題を解決することができる。従って、従来、静電気による放電のために異常が生じたときだけ、異常を正常に復帰させることができる指紋データ装置の開発が望まれていた。
【0014】
本発明は、ハードウェア規模を小さくするとともに、静電気による放電のために異常が生じたときだけ、異常を正常に復帰させることができる指紋データ生成装置、プログラムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、利用者の指紋が接触可能な位置に設けられた接触部に、前記利用者の指紋が接触された場合、前記利用者の指紋を検出し、前記利用者の指紋が検出された場合に、前記利用者を認証するための指紋データを生成する生成手段を有する指紋データ生成装置であって、前記生成手段により利用者の指紋が検出された場合に、前記生成手段が現在又は将来正常に動作をしなくなる状態である異常状態を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段により異常状態が検出された場合、前記生成手段が現在又は将来、正常に動作するように制御する制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明の第2の特徴は、利用者の指紋が接触可能な位置に設けられた接触部に、前記利用者の指紋が接触された場合、前記指紋の画像データを取得し、取得した前記画像データに基づいて、指紋の検出を行う指紋検出手段と、前記指紋検出手段が指紋の検出を行った場合に、前記利用者を認証するための指紋データを生成する指紋データ生成手段と、前記指紋検出手段が指紋の検出を行えるように定められた、前記指紋検出手段が前記画像データを取得する精度を示す取得精度値を記憶するレジスタとを有する指紋データ生成装置であって、前記指紋検出手段は、指紋の検出を行うまでの間、一定周期の先頭のタイミングごとに、前記レジスタから前記取得精度値を取得するとともに、前記接触部に利用者の指紋が接触された場合、前記取得精度値に基づいて、前記接触部に接触された指紋の画像データを取得し、取得した画像データに基づいて、指紋の検出を行い、前記指紋検出手段が、所定の先頭のタイミングで、前記レジスタから前記取得精度値を取得した後、前記所定の先頭のタイミングから前記一定周期中に、利用者の指紋を検出した場合に、前記取得精度値を記憶する記憶装置から、前記取得精度値を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された取得精度値と、前記レジスタに記憶されている取得精度値とを比較し一致するか否かを判断し、一致しないことを検出する異常検出手段と、前記異常検出手段により、一致しないことが検出された場合、前記所定の先頭のタイミングから前記一定周期中に、前記レジスタに保持されている取得精度値を、前記取得手段により取得された取得精度値に書き換える書き換え手段とを有することを特徴とするものである。
【0017】
また、本発明の第3の特徴は、利用者の指紋が接触可能な位置に設けられた接触部に、前記利用者の指紋が接触された場合、前記利用者の指紋を検出し、前記利用者の指紋が検出された場合に、前記利用者を認証するための指紋データを生成する生成手段を有する指紋データ生成装置であって、前記生成手段は、複数の電子部品を有し、前記生成手段が正常な動作を行うために必要な許容範囲内の電源電圧を、各電子部品にそれぞれ供給する供給手段と、前記生成手段により利用者の指紋が検出された場合、前記複数の電子部品のうち、少なくとも1つの電子部品に供給される電源電圧が許容範囲外であることを検出する異常検出手段と、前記異常検出手段により、前記少なくとも1つの電子部品に供給される電源電圧が前記許容範囲外であることが検出された場合、前記供給手段に対して、前記少なくとも1つの電子部品に電源電圧を供給しないように制御した後、前記少なくとも1つの電子部品に許容範囲内の電源電圧を供給するように制御する供給制御手段と、前記少なくとも1つの電子部品に許容範囲内の電源電圧が供給された場合、前記生成手段が正常に動作するように制御する制御手段とを有することを特徴とするものである。
【0018】
また、本発明の第1のプログラムは、本発明の第2の特徴の指紋データ生成装置として、コンピュータを機能させることを特徴とするものである。また、本発明の第2のプログラムは、本発明の第3の特徴の指紋データ生成装置として、コンピュータを機能させることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の指紋データ生成装置は、利用者の指紋が接触可能な位置に設けられた接触部に、利用者の指紋が接触された場合、利用者の指紋を検出し、利用者の指紋が検出された場合に、利用者を認証するための指紋データを生成する生成部と、生成部により利用者の指紋が検出された場合に、生成部が現在又は将来正常に動作をしなくなる状態である異常状態を検出する異常検出部と、異常検出部により異常状態が検出された場合、生成部が現在又は将来、正常に動作するように制御する制御部とを有する。
【0020】
後述する実施の形態1は、生成部が将来正常に動作をしなくなる状態である異常状態を異常検出部が検出し、異常検出部により異常状態が検出された場合、生成部が将来、正常に動作するように制御部が制御する場合の説明である。ここで、上述した生成部は、実施の形態1のセンサー部10、第1制御部11、第2制御部12及び制御レジスタ16に対応する。また、上述した異常検出部は、実施の形態1の異常検出部14に対応し、上述した制御部は、実施の形態1の第2制御部12に対応する。
【0021】
後述する実施の形態2は、生成部が現在正常に動作をしなくなる状態である異常状態を異常検出部が検出し、異常検出部により異常状態が検出された場合、生成部が現在、正常に動作するように制御部が制御する場合の説明である。ここで、上述した生成部は、実施の形態2のセンサー部10、第1制御部11、第2制御部12及び制御レジスタ16に対応する。また、上述した異常検出部は、実施の形態1の異常検出部14に対応し、上述した制御部は、実施の形態1の第2制御部12に対応する。
【0022】
実施の形態1.
図1は、本実施の形態の指紋データ生成システムの構成を示す図である。指紋データ生成システムは、指紋データ生成装置1と記憶装置2とを有する。指紋データ生成装置1は、センサー部10と、第1制御部11と、第2制御部12と、異常検出部14と、制御レジスタ16とを有する。
【0023】
なお、本実施の形態においては、センサー部10及び制御レジスタ16は、放電による静電気の影響を受けるように構成されており、第1制御部11、第2制御部12及び異常検出部14は、放電による静電気の影響を受けないように構成されている。第1制御部11、第2制御部12及び異常検出部14は、例えば、CPUで構成される。また、センサー部10、第1制御部11、第2制御部12は、指紋検出部であるとともに、指紋データ生成部でもある。
【0024】
センサー部10は、利用者の指紋が接触可能な位置に設けられた接触部(図示せず)を有する。そして、センサー部10は、第1制御部11から送られてきた第1測定精度値を保持する。そして、その後、第1制御部11から第1測定精度値が送られた場合、センサー部10は、新たに送られた第1測定精度値に書き換える。そして、接触部に利用者の指紋が接触された場合、センサー部10は、第1測定精度値に基づいて、上記指紋の第1指紋画像データを取得する。
【0025】
例えば、接触部には、物が接触したか否かを検知する検知部(図示せず)が設けられている。そして、この検知部が物が接触したと検知した場合、その旨がセンサー部10に通知される。センサー部10は、上記その旨に基づいて、第1指紋画像データの取得動作を行う。
【0026】
センサー部10は、接触部と所定の間隔をもたせるように配置された電極部(図示せず)を有する。そして、センサー部10は、接触部に接触された指と、電極部との間の静電容量データを測定する。この際、センサー部10は、第1制御部11から送られてきた第1測定精度値に基づいて、静電容量データを測定する。この第1測定精度値(取得精度値)とは、第2制御部12(指紋検出部)が指紋の検出を行えるように定められた値であるとともに、センサー部10(指紋検出部)が静電容量データを測定する精度(第1指紋画像データを取得する精度)を示す値である。センサー部10は、測定した静電容量データを、第1指紋画像データとして取得する。そして、センサー部10は、取得した第1指紋画像データを第2制御部12に送る。
【0027】
また、センサー部10は、第1制御部11から送られてきた指示情報と、第2測定精度値を取得する。この指示情報とは、センサー部10が第2測定精度値に基づいて、静電容量データを測定するように指示する旨である。この第2測定精度値とは、例えば、以下のように定義される。センサー部10により、第2測定精度値に基づいて、測定された静電容量データは、利用者を認証するための認証用指紋画像データとなる品質を有する画像データである。センサー部10は、第2測定精度値に基づいて測定した静電容量データを、第2指紋画像データとして取得する。そして、センサー部10は、取得した第2指紋画像データを第2制御部12に送る。
【0028】
制御レジスタ16には、第1測定精度値が記憶されている。また、第2制御部12が指紋の検出を行ってから、第2指紋画像データが生成されるまでの間、制御レジスタ16には、第2測定精度値が記憶されている。そして、制御レジスタ16に記憶されている第1測定精度値や第2測定精度値は、第2制御部12から書き換え指示が送られた場合や、接触部に指紋が接触されたことによる放電の影響があった場合以外には、変更されないものとする。
【0029】
第1制御部11は、カウンタ機能を有する。そして、第1制御部11は、指紋の検出が行われるまでの間、制御レジスタ16から、一定周期の先頭のタイミングごとに、第1測定精度値を取得する。そして、第1制御部11は、一定周期の先頭のタイミングごとに、取得した第1測定精度値をセンサー部10に送る。例えば、時刻t1を一定周期の先頭のタイミングとしたときであって、一定周期をTとした場合、制御部は、時刻t1、時刻t1+T、時刻t1+2T...のタイミングで、制御レジスタ16から、第1測定精度値を取得する。なお、第1制御部11が制御レジスタ16から第1測定精度値を取得するタイミングに関する情報は、第2制御部12及び異常検出部14に送られる。
【0030】
そして、第1制御部11は、第2制御部12が指紋の検出を行った後は、第2指紋画像データが生成されるまでの間、一定周期の先頭のタイミングごとに、第1測定精度値を取得する動作を行わない。その代わりに、第1制御部11は、第2制御部12から指紋検出信号を取得した場合、制御レジスタ16から、第2測定精度値を取得する。そして、第1制御部11は、第2測定精度値と、第2測定精度値に基づいて、第2指紋画像データを取得するように指示する指示情報とをセンサー部10に送る。
【0031】
そして、第1制御部11は、第2制御部12から、第2指紋画像データを生成した旨を示す信号を取得した場合、指紋の検出が行われるまでの間、制御レジスタ16から、一定周期の先頭のタイミングごとに、第1測定精度値を取得する。例えば、第1制御部11が、第2指紋画像データを生成した旨を示す信号を取得した時刻が、時刻t1+2Tと時刻t1+3Tの間の場合、第1制御部11は、時刻t1+3Tのタイミングで、制御レジスタ16から、第1測定精度値を取得し、その後、指紋の検出が行われるまで、周期Tごとに、制御レジスタ16から第1測定精度値を取得する。そして、第1制御部11が制御レジスタ16から第1測定精度値を取得するタイミングに関する情報は、第2制御部12及び異常検出部14に送られる。
【0032】
第2制御部12は、センサー部10が取得した第1指紋画像データに基づいて、指紋の検出を行う。第2制御部12の具体的な動作は、以下のとおりである。第2制御部12は、接触部に指が接触している場合の指紋画像データである基準データを保持している。そして、第2制御部12は、センサー部10から送られてきた第1指紋画像データを取得する。そして、第2制御部12は、センサー部10から送られてきた第1指紋画像データと、基準データとの差が所定値以内であると判断した場合には、指紋の検出を行う。この所定値は、複数の指紋を接触した場合に取得された第1指紋画像データに基づいて、決定される。
【0033】
また、第2制御部12は、第2測定精度値を保持している。そして、第2制御部12は、指紋の検出を行った場合、以下の動作を行う。第2制御部12は、制御レジスタ16に、第2測定精度値を記憶させる。但し、第2制御部12は、制御レジスタ16が放電の影響を受けた後に、第2測定精度値を制御レジスタ16に記憶させる。即ち、制御レジスタ16に記憶された第2測定精度値は、第1制御部11に取得されるまでの間に、放電のために変更されてしまうことはない。
【0034】
この際、制御レジスタ16に記憶されている第1測定精度値は、そのまま記憶されている。そして、第2制御部12は、第1制御部11に対して、指紋の検出を行った旨を示す指紋検出信号を送る。
【0035】
そして、センサー部10から第2指紋画像データが送られた第2制御部12は、記憶装置2に第2指紋画像データを、認証用指紋画像データとして、記憶させる。そして、第2制御部12は、制御レジスタ16に記憶されている第2測定精度値を消去する。そして、第2制御部12は、第2指紋画像データを生成した旨を示す信号を第1制御部11に送る。
【0036】
また、第2制御部12は、第1制御部11のカウンタと同期したカウンタ機能を有する。そして、第1制御部11が所定の先頭のタイミングで、制御レジスタ16から第1測定精度値を取得した後、第2制御部12が上記所定の先頭のタイミングから一定周期中に、利用者の指紋を検出した場合、第2制御部12(取得部)は、以下の処理を行う。第2制御部12は、第1測定精度値を記憶する記憶装置2から、上記第1測定精度値を取得する。第2制御部12の具体的な動作は、以下のとおりである。例えば、第1制御部11が、所定の先頭のタイミング(例えば、時刻t1+2T)で、制御レジスタ16から第1測定精度値を取得した後、第2制御部12は、上記所定の先頭のタイミングから一定周期中(時刻t1+2Tから時刻t1+3Tの間)に、利用者の指紋を検出したとする。
【0037】
この場合、第2制御部12は、上記一定周期中(例えば、時刻t1+2Tから時刻t1+3Tの間)に、以下の動作を行う。第2制御部12は、第1測定精度値を記憶する記憶装置2にアクセスする。そして、第2制御部12は、記憶装置2から、上記第1測定精度値を取得する。そして、第2制御部12は、第1測定精度値をいったん保持する。そして、第2制御部12は、取得した第1測定精度値と、異常検出動作を行うように指示する指示信号とを異常検出部14に送る。
【0038】
異常検出部14は、第2制御部12により利用者の指紋が検出された場合、制御レジスタ16に保持されている第1測定精度値と、記憶装置2に記憶されている第1測定精度値とを比較し一致するか否かを判断し、一致しないことを検出する。異常検出部14の具体的な動作は、以下のとおりである。
【0039】
異常検出部14は、第2制御部12のカウンタと同期したカウンタ機能を有する。そして、異常検出部14は、上記指示信号が送られた時刻を取得する。そして、異常検出部14は、上記一定周期中(例えば、時刻t1+2Tから時刻t1+3Tの間)に、以下の動作を行う。異常検出部14は、制御レジスタ16から第1測定精度値を取得する。そして、制御レジスタ16から取得した第1測定精度値と、記憶装置2に記憶されている第1測定精度値とを比較し、一致するか否かを判断する。異常検出部14は、一致しないと判断した場合には、一致しないことを示す異常状態を検出する。そして、異常検出部14は、異常状態であることを示す異常信号を第2制御部12に送る。一方、異常検出部14は、一致すると判断した場合には、一致することを示す正常信号を第2制御部12に送る。
【0040】
第2制御部12は、異常検出部14から異常信号を取得した場合、制御レジスタ16にアクセスする。そして、第2制御部(書き換え部)12は、上記一定周期中(例えば、時刻t1+2Tから時刻t1+3Tの間)に、制御レジスタ16に記憶されている第1測定精度値を、保持している第1測定精度値(記憶装置2から取得した第1測定精度値)に書き換える。一方、第2制御部12は、異常検出部14から正常信号を取得した場合、上述した書き換え動作は行わない。
【0041】
記憶装置2には、第1測定精度値が記憶されている。この記憶装置2は、接触部に指紋が接触されても、放電による影響を受けない。
【0042】
なお、本実施の形態においては、指紋の検出が行われてから、第2指紋画像データが生成されるまでは、指は接触部に接触されているとする。但し、第2制御部12は、センサー部10から一定時間おきに、第1指紋画像データを取得してもよい。そして、第2制御部12は、第2指紋画像データが生成される前に、第1指紋画像データが急に変化した場合、指が接触していないとして、以下の処理を行っても良い。第2制御部12は、制御レジスタ16に記憶されている第2測定精度値を消去する。そして、第2制御部12は、第1制御部11に対して、第1測定精度値を、一定周期の先頭のタイミングごとに、取得するように指示する指示信号を送っても良い。
【0043】
また、上述した第1制御部11が所定の先頭のタイミングで、制御レジスタ16から第1測定精度値を取得した後、第2制御部12が上記所定の先頭のタイミングから一定周期中に、利用者の指紋を検出した場合、第2制御部12は、上記先頭のタイミングから一定周期の終わりのタイミングで、記憶装置2から第1測定精度値を取得し、第1測定精度値、指示信号を異常検出部14に送るようにしてもよい。そして、上記先頭のタイミングから一定周期の終わりのタイミングで、異常検出部14は、異常検出動作を行うようにしてもよい。そして、上記先頭のタイミングから一定周期の終わりのタイミングで、第2制御部12は、制御レジスタ16に記憶されている第1測定精度値を、記憶装置2に記憶されている第1測定精度値に書き換えるようにしてもよい。
【0044】
(動作)
利用者がセンサー部10に指紋を接触させた場合における指紋データ生成装置1の動作の一例を以下に説明する。図2は、その動作を説明するためのフローチャート図である。なお、本動作では、利用者の指紋が検出された後は、第2指紋画像データ(認証用指紋データ)が生成されるまで、利用者の指は、接触部に接触されているとする。
【0045】
先ず、第1制御部11は、第2制御部12により指紋の検出が行われるまでの間、一定周期Tの先頭タイミングごと(時刻t1+T、時刻t1+2T...)に、制御レジスタ16から第1測定精度値を取得している。そして、第1制御部11は、取得した第1測定精度値を、一定周期Tの先頭タイミングごとに、センサー部10に送る。そして、時刻t1+Tと時刻t1+2Tの間のタイミングで、利用者が指紋を接触部に接触させたとする。なお、第1制御部11が制御レジスタ16から第1測定精度値を取得するタイミングに関する情報は、第2制御部12及び異常検出部14に送られている。
【0046】
センサー部10は、保持している第1測定精度値に基づいて、接触部に接触された指と、電極部との間の静電容量データを測定し、第1指紋画像データとして取得する(S10)。センサー部10は、取得した第1指紋画像データを第2制御部12に送る。第2制御部12は、保持している基準データと、上記第1指紋画像データとに基づいて、指紋の検出を行う(S20)。そして、第2制御部12は、指紋検出信号を第1制御部11に送る。そして、第2制御部12は、制御レジスタに第2測定精度値を書き込む(S25)。
【0047】
そして、第1制御部11は、一定周期の先頭のタイミングごとに、第1測定精度値を取得する動作を中止する。そして、第1制御部11は、制御レジスタから第2測定精度値を取得する(S30)。そして、第1制御部11は、第2測定精度値と、第2測定精度値に基づいて、静電容量データを測定するように指示する指示信号とをセンサー部10に送る(S40)。センサー部10は、第2測定精度値に基づいて、静電容量データを測定し、第2指紋画像データとして取得する(S45)。そして、第2指紋画像データは、第2制御部12に送られる。第2制御部12は、第2指紋画像データを、認証用指紋画像データとして、記憶装置2に記憶させる(S50)。そして、第2制御部12は、制御レジスタ16に記憶されている第2測定精度値を消去する。そして、第2制御部12は、第2指紋画像データを生成した旨を第1制御部11に送る。第1制御部11は、指紋の検出が行われるまでの間、制御レジスタ16から、一定周期の先頭のタイミングごとに、第1測定精度値を取得する(S60)。この際、第1制御部11が制御レジスタ16から第1測定精度値を取得するタイミングに関する情報は、第2制御部12及び異常検出部14に送られる。
【0048】
また、上述したS25からS60の動作と並行して、以下の動作も行われる。
【0049】
第2制御部12は、時刻t1+2Tの所定時間前の時刻まで待機する(S70)。この所定の時間とは、第2制御部12が、記憶装置2から第1測定精度値を取得してから、書き換え動作を行うまでに必要とする時間である。
【0050】
そして、第2制御部12は、記憶装置2から、第1測定精度値を取得する(S80)。そして、第2制御部12は、取得した第1測定精度値と、異常検出動作を行うように指示する指示信号とを異常検出部14に送る。
【0051】
異常検出部14は、第1測定精度値と、指示情報とを取得した場合、制御レジスタ16に記憶されている第1測定精度値を取得する。そして、異常検出部14は、制御レジスタ16に記憶されている第1測定精度値と、記憶装置2に記憶されている第1測定精度値とを比較し、一致するか否かを判断する(S100)。一致しないと判断した場合には、異常検出部14は、一致しないことを示す異常状態を検出し、異常信号を第2制御部12に送る(S110)。一方、一致すると判断した場合には、異常検出部14は、一致することを示す正常信号を第2制御部12に送る(S120)。
【0052】
第2制御部12は、異常検出部14から異常信号を取得した場合、制御レジスタ16に記憶されている第1測定精度値を、保持している第1測定精度値(記憶装置2から取得した第1測定精度値)に書き換える(S130)。第2制御部12は、異常検出部14から正常信号を取得した場合、書き換え動作を行わない(S140)。なお、この書き換え動作は、時刻t1+2Tまでの間に行われる。
【0053】
(作用効果)
本実施の形態によれば、第1制御部11(指紋検出部)は、第2制御部12が指紋の検出を行うまでの間、一定周期の先頭のタイミングごとに、制御レジスタ16から、第1測定精度値(取得精度値)を取得する。また、センサー部10(指紋検出部)は、接触部に利用者の指紋が接触された場合、第1測定精度値に基づいて、接触部に接触された指紋の第1指紋画像データを取得する。そして、第2制御部12は、取得した第1指紋画像データに基づいて、指紋の検出を行う。ここで、所定の先頭のタイミングから一定周期中に、利用者の指紋が検出された場合、第2制御部12は、記憶装置2から、第1測定精度値を取得する。そして、異常検出部14は、制御レジスタ16に記憶されている第1測定精度値と、記憶装置2に記憶されている第1測定精度値とを比較し一致するか否かを判断し、一致しないことを検出する。そして、第2制御部12は、一致しないことが検出された場合、所定の先頭のタイミングから一定周期中に、制御レジスタ16に記憶されている第1測定精度値を、記憶装置2に記憶されている第1測定精度値に書き換える。
【0054】
利用者の指紋が接触部に接触されたことにより、指紋データ生成装置1内に静電気の放電が生じる場合がある。この場合、耐電圧の低いデバイスである制御レジスタ16に記憶されている第1測定精度値の値が変更されてしまうことがある。このような場合、将来、センサー部10には、変更された第1測定精度値が送られてしまうことになる。このため、センサー部10は、将来、第1指紋画像データを取得する場合、変更された第1測定精度値に基づいて、第1指紋画像データを取得することになる。この結果、第2制御部12には、指紋が接触部に接触されていない場合の第1指紋画像データが送られてしまうような場合もある。このような場合には、指紋検出部は、将来、指紋検出動作を正常に行えなくなるといえる。この結果、指紋データ生成部は、将来、指紋データ生成動作を正常に行えなくなるといえる。
【0055】
本実施の形態の異常検出部14は、制御レジスタ16に記憶された第1測定精度値が変更されたことを検出することができる。この変更は、指紋検出部及び指紋データ生成部(即ち、生成部)が将来正常に動作しなくなる異常状態といえる。このため、異常検出部14は、指紋検出部及び指紋データ生成部が将来正常に動作しなくなる異常状態を検出することができる。
【0056】
そして、第2制御部12は、所定の先頭のタイミングから一定周期中に、制御レジスタ16に記憶されている第1測定精度値を、記憶装置2に記憶されている第1測定精度値(正常な第1測定精度値)に書き換えることができる。これにより、第1制御部11が、将来(例えば、所定の先頭のタイミングから一定周期の次の周期の先頭のタイミング(又はそれ以降の周期の先頭のタイミング)で)、制御レジスタ16から第1測定精度値を取得するまでに、制御レジスタの第1測定精度値は、正常な第1測定精度値に書き換えられている。そして、第1制御部11が、正常な第1測定精度値を、センサー部10に送ることで、センサー部10は、これに基づいて、第1指紋画像データを取得することができる。また、第2制御部12も、送られてきた第1指紋画像データに基づいて、正常に、指紋の検出を行える。このため、第2制御部12は、指紋検出部が将来正常に動作するように制御するといえる。この結果、第2制御部12は、指紋データ生成部が将来正常に動作するように制御するといえる。
【0057】
また、本実施の形態では、第2制御部12は、異常検出部14が異常状態を検出した場合にだけ、指紋検出部及び指紋データ生成部が将来正常に動作するように制御する。このため、本実施の形態の指紋データ生成装置1は、静電気の放電による異常状態(制御レジスタ16の第1測定精度値の変更)が生じた場合にだけ、異常状態を正常状態に戻す制御を行うことができる。また、本実施の形態の指紋データ生成装置1においては、放電シートのような構成が必要がないので、ハードウェア規模が小さくなる。
【0058】
なお、センサー部10を静電耐圧の高い電子部品を用いると、静電気がセンサー部10に印加されても、センサー部10が物理的に壊れないことが大きな特徴となる。しかし、制御レジスタ16に記憶された第1測定精度値の値が変化してしまう場合がある、このような場合にも、本実施の形態の指紋データ生成装置1は、有効である。
【0059】
実施の形態2.
図3は、実施の形態2の指紋データ生成装置1の構成を示す図である。なお、本実施の形態において、実施の形態1の指紋データ生成システムで示した構成と同一構成には、同一符号が付される。また、実施の形態1の指紋データ生成システムで示した各構成の機能と同一機能については、その説明が省略される。本実施の形態において、実施の形態1と異なる点は、第2制御部12の機能と、異常検出部14の機能と、供給部18及び表示部20が設けられている点にある。
【0060】
本実施の形態においては、センサー部10及び制御レジスタ16は、放電による静電気の影響を受けるように構成されており、第1制御部11、第2制御部12、異常検出部14、供給部18、表示部20は、放電による静電気の影響を受けないように構成されている。第1制御部11、第2制御部12、異常検出部14は、例えば、CPUで構成されており、供給部18は、電源部で構成されており、表示部20は、ディスプレイなどで構成されている。
【0061】
センサー部10、制御レジスタ16は、それぞれ、複数の電子部品を有する。この電子部品とは、例えば、C−MOS−ICである。供給部18は、センサー部10が正常な動作を行うために必要な許容範囲内の電源電圧を、センサー部10を構成する複数の電子部品に供給する。また、供給部18は、制御レジスタ16が正常な動作を行うために必要な許容範囲内の電源電圧を、制御レジスタ16を構成する複数の電子部品に供給する。なお、供給部18は、指紋データ生成装置1内の各部が正常な動作を行うために必要な電源電圧を供給している。ここでは、一例として、センサー部10、制御レジスタ16を構成する各電子部品に供給する許容範囲内の電源電圧の範囲は、X1〜X2とする。
【0062】
異常検出部14は、第2制御部12により、利用者の指紋が検出された場合、センサー部1、制御レジスタ16をそれぞれ構成する複数の電子部品のうち、少なくとも1つの電子部品に供給される電源電圧が許容範囲外であることを検出する。異常検出部14の具体的な動作は、以下のとおりである。異常検出部14は、上述した許容範囲内の電源電圧の範囲X1〜X2を保持している。そして、異常検出部14は、第2制御部12から指紋を検出した旨を示す指紋検出信号を取得すると、以下の動作を行う。異常検出部14は、センサー部10を構成する各電子部品、制御レジスタ16を構成する各電子部品に供給されている電源電圧値を計測する。但し、異常検出部14は、指紋検出信号を取得してから所定の時間経過した後のタイミングに、電源電圧値を計測する。所定の時間とは、指紋検出信号を異常検出部14が取得してから、各電子部品に供給される電源電圧値が変化するまでの時間である。
【0063】
一例として、異常検出部14は、一定周期の最終のタイミングで、電源電圧値を計測してもよい。例えば、異常検出部14が、指紋検出信号を取得してから所定の時間経過した時刻が、時刻t1+2Tと時刻t1+3Tの間の場合、異常検出部14は、時刻t1+3Tのタイミングで、電源電圧値を計測するようにしてもよい。
【0064】
そして、異常検出部14は、センサー部10,制御レジスタ16を構成する各電子部品のうち、少なくとも1つの電子部品に供給される電源電圧値が、許容範囲外であるか否かを判断する。そして、異常検出部14は、少なくとも1つの電子部品に供給される電源電圧値が、許容範囲外であると判断した場合には、異常状態であることを検出する。
【0065】
例えば、異常検出部14は、各電子部品に供給される電源電圧値が、上述した許容範囲内の電源電圧の範囲X1〜X2にあるか否かを判断する。そして、異常検出部14は、少なくとも1つの電子部品に供給される電源電圧値が、許容範囲内の電源電圧の範囲X1〜X2にない場合には、異常状態であることを検出する。そして、異常検出部14は、異常状態であることを示す異常検出信号と、上記少なくとも1つの電子部品を示す電子部品信号とを第2制御部12に送る。
【0066】
第2制御部12は、異常検出信号と、電子部品信号を取得すると、以下の処理を行う。第2制御部12(供給制御部)は、供給部18に対して、上記少なくとも1つの電子部品に電源電圧を供給しないように制御する。供給部18は、上記少なくとも1つの電子部品に電源電圧を供給しないように制御される。その後、第2制御部12は、供給部18に対して、上記少なくとも1つの電子部品に許容範囲内の電源電圧を供給するように制御する。
【0067】
第2制御部12は、上記少なくとも1つの電子部品に許容範囲内の電源電圧が供給されたと判断した場合、生成部が現在、正常な動作を行えるように制御する。具体的には、第2制御部12は、記憶装置2から第1測定精度値を取得し、制御レジスタ16に書き込む。そして、第2制御部12は、センサー部10が指紋画像データを取得する動作を正常に行うのに必要な初期値データと、上記第1測定精度値とをセンサー部10に送る。これにより、センサー部10(生成部)は、現在、第1指紋画像データの取得動作を正常に行えるように制御される。また、第2制御部12(生成部)は、その第1指紋画像データに基づいて、正常に指紋の検出を行える。このため、第2制御部12は、指紋検出部(生成部)が現在、正常に動作するように制御するといえる。また、センサー部10は、現在、第2測定精度値が送られた場合には、正常に、第2指紋画像データを取得することができるので、第2制御部12は、指紋データ生成部(生成部)が現在正常に動作するように制御するといえる。
【0068】
その後、第2制御部12は、第1制御部11に対して、制御レジスタ16から、一定周期の先頭のタイミングごとに、第1測定精度値を取得するように指示する。なお、生成部が現在、正常な動作を行えるように制御されるタイミングは、例えば、時刻t1+nT(nは整数)のタイミングでもよい。第2制御部12は、制御動作を終了した場合、表示部20に対して、接触部に利用者の指紋が接触されるように指示する旨を表示させる。
【0069】
(動作)
利用者がセンサー部10に指紋を接触させた場合における指紋データ生成装置1の動作の一例を以下に説明する。図4は、その動作を説明するためのフローチャート図である。なお、本動作では、利用者の指紋が検出された後は、第2指紋画像データが生成されるまで、利用者の指は、接触部に接触されているとする。先ず、第1制御部11は、一定周期Tの先頭タイミングごと(時刻t1+T、時刻t1+2T...)に、制御レジスタ16から第1測定精度値を取得している。そして、第1制御部11は、取得した第1測定精度値をセンサー部10に送る。ここでは、異常検出部14が電源電圧値を計測するタイミングは、時刻t1+nT(nは整数)であり、生成部が現在、正常な動作を行えるように制御されるタイミングは、時刻t1+nT(nは整数)のタイミングである場合の説明が行われる。
【0070】
そして、図に示すステップS10,S20の処理が行われる。この際、ステップS20において、第2制御部12は、指紋検出信号を異常検出部14に送る。
【0071】
そして、異常検出部14は、指紋検出信号を取得した時刻から所定の時間が経過した時刻が、時刻t1+nT(nは整数)のタイミングであるか判断する(S200)。上記タイミングでないと判断した場合には、処理は、ステップS200へ移行する。そして、異常検出部14は、上記タイミングであると判断した場合には、以下の処理を行う。異常検出部14は、センサー部10、制御レジスタ16を構成する複数の電子部品のうち、少なくとも1つの電子部品に供給される電源電圧が許容範囲外であるか否かを判断する(S220)。
【0072】
異常検出部14は、少なくとも1つの電子部品に供給される電源電圧値が、許容範囲外であると判断した場合には、異常状態であることを検出する(S230)。そして、異常検出部14は、異常状態であることを示す異常検出信号と、上記少なくとも1つの電子部品を示す電子部品信号とを第2制御部12に送る(S240)。その後、処理は、ステップS260へ移行する。
【0073】
一方、異常検出部14は、各電子部品に供給される電源電圧値が、全て許容範囲内であると判断した場合には、正常状態であることを示す正常信号を第2制御部12に送る(S250)。その後、ステップS25からS60の処理が行われる。
【0074】
第2制御部12は、異常検出信号と、電子部品信号を取得すると、以下の処理を行う。第2制御部12は、供給部18に対して、上記少なくとも1つの電子部品に電源電圧を供給しないように制御する。供給部18は、上記少なくとも1つの電子部品に電源電圧を供給しないように制御される。その後、第2制御部12は、供給部18に対して、上記少なくとも1つの電子部品に許容範囲内の電源電圧を供給するように制御する(S260)。このステップS260の処理は、従来のラッチアップ対策の処理と同じであるので、その詳細な説明は省略される。
【0075】
第2制御部12は、上記少なくとも1つの電子部品に許容範囲内の電源電圧が供給されたと判断した場合、生成部(指紋検出部など)が正常な動作を行えるように制御する(S270)。この際、第2制御部12は、現在の時刻が時刻t1+nT(nは整数)(nは整数)の前である場合には、時刻t1+nT(nは整数)のタイミングまで待機する。そして、第2制御部12は、時刻t1+nT(nは整数)のタイミングになった場合、生成部(指紋検出部など)が正常な動作を行えるように制御する。
【0076】
第2制御部12は、上記制御動作を終了した場合、表示部20に対して、接触部に利用者の指紋が接触されるように指示する旨を表示させる(S280)。表示部20は、上記指示を実行する。そして、ステップS10からステップS60までの処理が行われる。
【0077】
なお、利用者が接触部に指紋をはじめて接触させた場合におけるステップS10の処理で、静電気による放電が生じる。これにより、利用者に帯電していた静電気がほとんど放電されたといえる。そして、同じ利用者が次に、接触部に指紋を接触させた場合におけるステップS10の処理では、静電気による放電により、指紋データ生成装置1内の各部に流れる静電気の量は少ないといえる。このため、同じ利用者が次に、接触部に指紋を接触させた場合では、各電子部品に供給される電源電圧値が許容範囲外になることはほとんどないといえる。このため、本実施の形態では、ステップS280の処理の後においては、ステップS10からステップS60の処理が行われるが、ステップS200からステップS280の処理は行われない。
【0078】
(作用効果)
本実施の形態によれば、利用者の指紋が検出された場合、異常検出部14は、センサー部10及び制御レジスタ16を構成する各電子部品のうち、少なくとも1つの電子部品に供給される電源電圧が許容範囲外であることを検出する。そして、異常検出部14により、少なくとも1つの電子部品に供給される電源電圧が許容範囲外であることが検出された場合、第2制御部12は、以下の処理を行う。第2制御部12は、供給部18に対して、上記少なくとも1つの電子部品に電源電圧を供給しないように制御した後、上記少なくとも1つの電子部品に許容範囲内の電源電圧を供給するように制御する。そして、第2制御部12は、上記少なくとも1つの電子部品に許容範囲内の電源電圧が供給された場合、生成部が正常に動作するように制御する。
【0079】
指紋データ生成装置1内に静電気の放電が生じてしまうことにより、耐電圧の弱いデバイスである制御レジスタ16やセンサー部10の電子部品にラッチアップが発生することがある。上述した異常検出部14は、制御レジスタ16やセンサー部10の電子部品に発生したラッチアップの発生を検出することができる。ラッチアップの発生により、指紋検出部及び指紋データ生成部が、現在、正常な動作を行えなくなるといえるので、異常検出部14は、生成部(指紋検出部及び指紋データ生成部)が現在正常に動作しなくなる異常状態を検出することができるといえる。
【0080】
そして、第2制御部12は、ラッチアップ対策処理として、供給部18に対して、上記少なくとも1つの電子部品に電源電圧を供給しないように制御した後、上記少なくとも1つの電子部品に許容範囲内の電源電圧を供給するように制御する。
【0081】
そして、第2制御部12は、上記少なくとも1つの電子部品に許容範囲内の電源電圧が供給された場合、例えば、制御レジスタ16に正常な第1測定精度値を書き込む。また、第2制御部12は、センサー部10に対して、センサー部10が動作するのに必要な情報や、上記第1測定精度値を送る。これにより、センサー部10は、第1指紋画像データを正常に取得することができ、第2制御部12は、その第1指紋画像データに基づいて、正常に指紋の検出を行える。このため、第2制御部12は、指紋検出部(生成部)が現在正常に動作するように制御するといえる。また、センサー部10は、現在、第2測定精度値が送られた場合には、正常に、第2指紋画像データを取得することができるので、第2制御部12は、指紋データ生成部(生成部)が現在正常に動作するように制御するといえる。
【0082】
また、本実施の形態では、第2制御部12は、異常検出部14が異常状態を検出した場合にだけ、生成部が現在正常に動作するように制御することができる。このため、本実施の形態の指紋データ生成装置1は、静電気の放電による異常状態(制御レジスタ16やセンサー部10を構成する各電子部品に供給される電源電圧が許容範囲外となった状態)が生じた場合にだけ、異常状態を正常状態に戻す制御を行うことができる。また、本実施の形態の指紋データ生成装置1では、放電シートのような構成は必要がないので、ハードウェア規模が小さくなる。
【0083】
(変形例)
なお、接触部に利用者の指紋が接触され、放電によるラッチアップが生じない場合でも、制御レジスタ16に記憶された第1測定精度値が変更される場合がある。この変更に対して、第1測定精度値を正常な値に書き換えるために、上述した実施の形態2は、以下のように変形してもよい。
【0084】
変形例の異常検出部14及び第2制御部12は、実施の形態1の機能も有する。そして、実施の形態2で示したフローチャート図において、以下のように変形される。ステップS250の後、ステップS25からS140の処理が行われるようにしてもよい。また、ステップS280の表示処理の後、ステップS10からS140の処理が行われるようにしてもよい。
【0085】
(プログラム)
また、コンピュータ(例えば、PC装置)は、第1のプログラムを実行することにより、実施の形態1の指紋データ生成装置1の動作を行うことができる。このコンピュータは、第1のプログラムを格納するハードディスクと、センサー部10の機能を有する入力部(図示せず)と、第1制御部11、第2制御部12及び異常検出部14の機能を有するCPU(図示せず)と、制御レジスタ16の機能を有するメモリ(図示せず)とを有する。CPUは、記憶装置2の機能を有する外部の記憶装置(図示せず)にアクセスすることができる。そして、ハードディスク、CPUは放電による静電気の影響を受けないような静電耐圧の高いデバイスである。一方、メモリ、入力部は放電による静電気の影響を受けるような静電耐圧の低いデバイスである。このような第1のプログラムによれば、実施の形態1で示した作用効果を奏する指紋データ生成装置1を一般的な汎用コンピュータで容易に実現することができる。
【0086】
また、コンピュータ(例えば、PC)は、第2のプログラムを実行することにより、実施の形態2の指紋データ生成装置1の動作を行うことができる。このコンピュータは、第2のプログラムを格納するハードディスクと、センサー部10の機能を有する入力部と、表示部20の機能を有する出力部(図示せず)と、第1制御部11、第2制御部12及び異常検出部14の機能を有するCPUと、制御レジスタ16の機能を有するメモリと、供給部18の機能を有する電源部(図示せず)とを有する。そして、ハードディスク、CPU、出力部、電源部は放電による静電気の影響を受けないような静電耐圧の高いデバイスである。一方、メモリ、入力部は放電による静電気の影響を受けるような静電耐圧の低いデバイスである。このような第2のプログラムによれば、実施の形態1で示した作用効果を奏する指紋データ生成装置1を一般的な汎用コンピュータで容易に実現することができる。
【0087】
なお、プログラムは、記録媒体に記録することができる。この記録媒体は、図5に示すように、例えば、ハードディスク1100、フレキシブルディスク1200、コンパクトディスク1300、ICチップ1400、カセットテープ1500などが挙げられる。このようなプログラムを記録した記録媒体によれば、プログラムの保存、運搬、販売などを容易に行うことができる。
【0088】
また、変形例で説明した内容は、実施の形態1、2と同様に、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータにおいて、第3のプログラムを実行することにより実現することができる。また、第3のプログラムは、実施の形態1、2と同様に、記録媒体に記録されることができる。
【0089】
【発明の効果】
本発明によれば、異常検出手段は、利用者の指紋が接触部に接触したことにより発生した静電気の放電による異常状態(生成手段が現在又は将来正常に動作しなくなる状態)を検出することができる。そして、制御手段は、生成手段が現在又は将来正常に動作するように制御することができる。
【0090】
このため、本発明は、異常状態が検出されたときだけ、異常状態を正常状態に戻す制御(放電対策に関する動作)を行うことができる。これにより、本発明によれば、従来のように、定期的に、放電対策に関する動作を行う必要がないので、例えば、指紋検出を行える時間が減少してしまうことを防止できる。また、本発明によれば、放電シートのような構成を設ける必要がないので、指紋データ生成装置のハードウェア規模を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の指紋データ生成システムの構成を示す図である。
【図2】 実施の形態1の指紋データ生成装置の動作を示すフローチャート図である。
【図3】 実施の形態2の指紋データ生成装置の構成を示す図である。
【図4】 実施の形態2の指紋データ生成装置の動作を示すフローチャート図である。
【図5】 実施の形態1、2、変形例におけるプログラムを格納する記録媒体を示す図である。
【図6】 第1の従来技術の概念を説明するための図である。
【符号の説明】
1…指紋データ生成装置、2…記憶装置、11…第1制御部、12…第2制御部、14…異常検出部、16…制御レジスタ、18…供給部、20…表示部、1100…ハードディスク、1200…フレキシブルディスク。1300…コンパクトディスク、1400…ICチップ、1500…カセットテープ、2000…接触部、2100…放電シート
Claims (4)
- 利用者の指紋が接触可能な位置に設けられた接触部に、前記利用者の指紋が接触された場合、前記指紋の画像データを取得し、取得した前記画像データに基づいて、指紋の検出を行う指紋検出手段と、前記指紋検出手段が指紋の検出を行えるように定められた、前記指紋検出手段が前記画像データを取得する精度を示す取得精度値を記憶するレジスタとを有する指紋データ生成装置であって、
前記指紋検出手段は、指紋の検出を行うまでの間、一定周期の先頭のタイミングごとに、前記レジスタから前記取得精度値を取得するとともに、
前記接触部に利用者の指紋が接触された場合、前記取得精度値に基づいて、前記接触部に接触された指紋の画像データを取得し、取得した画像データに基づいて、指紋の検出を行い、
前記指紋検出手段が、所定の先頭のタイミングで、前記レジスタから前記取得精度値を取得した後、前記所定の先頭のタイミングから前記一定周期中に、利用者の指紋を検出した場合に、前記取得精度値を記憶する記憶装置から、前記取得精度値を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された取得精度値と、前記レジスタに記憶されている取得精度値とを比較し一致するか否かを判断し、一致しないことを検出する異常検出手段と、
前記異常検出手段により、一致しないことが検出された場合、前記所定の先頭のタイミングから前記一定周期中に、前記レジスタに保持されている取得精度値を、前記取得手段により取得された取得精度値に書き換える書き換え手段とを有することを特徴とする指紋データ生成装置。 - 利用者の指紋が接触可能な位置に設けられた接触部に、前記利用者の指紋が接触された場合、前記利用者の指紋を検出し、前記利用者の指紋が検出された場合に、前記利用者を認証するための指紋データを生成する生成手段を有する指紋データ生成装置であって、
前記生成手段は、複数の電子部品を有し、
前記生成手段が正常な動作を行うために必要な許容範囲内の電源電圧を、各電子部品にそれぞれ供給する供給手段と、
前記生成手段により利用者の指紋が検出された場合、前記複数の電子部品のうち、少なくとも1つの電子部品に供給されている電源電圧が許容範囲外になっていないかを検出する異常検出手段と、
前記異常検出手段により、前記少なくとも1つの電子部品に供給されている電源電圧が前記許容範囲外になっていることが検出された場合、前記供給手段に対して、前記少なくとも1つの電子部品に電源電圧を供給しないように制御した後、前記少なくとも1つの電子部品に許容範囲内の電源電圧を供給するように制御する供給制御手段と、
前記少なくとも1つの電子部品に許容範囲内の電源電圧が供給された場合、前記生成手段が正常に動作するように制御する制御手段とを有することを特徴とする指紋データ生成装置。 - 利用者の指紋が接触可能な位置に設けられた接触部に、前記利用者の指紋が接触された場合、前記指紋の画像データを取得し、取得した前記画像データに基づいて、指紋の検出を行う指紋検出手段と、前記指紋検出手段が指紋の検出を行えるように定められた、前記指紋検出手段が前記画像データを取得する精度を示す取得精度値を記憶するレジスタとを有する指紋データ生成装置を制御するプログラムであって、
前記指紋検出手段が、指紋の検出を行うまでの間、一定周期の先頭のタイミングごとに、前記レジスタから前記取得精度値を取得するステップと、
前記接触部に利用者の指紋が接触された場合、前記指紋検出手段が、前記取得精度値に基づいて、前記接触部に接触された指紋の画像データを取得し、取得した画像データに基づいて、指紋の検出を行うステップと、
前記指紋検出手段が、所定の先頭のタイミングで、前記レジスタから前記取得精度値を取得した後、前記所定の先頭のタイミングから前記一定周期中に、利用者の指紋を検出した場合に、前記取得精度値を記憶する記憶装置から、前記取得精度値を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された取得精度値と、前記レジスタに記憶されている取得精度値とを比較し一致するか否かを判断し、一致しないことを検出するステップと、
一致しないことが検出された場合、前記所定の先頭のタイミングから前記一定周期中に、前記レジスタに記憶されている取得精度値を、前記取得ステップにより取得された取得精度値に書き換えるステップとを有する処理を、コンピュータに実行させるためのプログラム。 - 利用者の指紋が接触可能な位置に設けられた接触部に、前記利用者の指紋が接触された場合、前記利用者の指紋を検出し、前記利用者の指紋が検出された場合に、前記利用者を認証するための指紋データを生成する生成手段を有する指紋データ生成装置を制御するプログラムであって、
前記生成手段は、複数の電子部品を有し、
前記生成手段が正常な動作を行うために必要な許容範囲内の電源電圧を、各電子部品にそれぞれ供給するステップと、
前記生成手段により利用者の指紋が検出された場合、前記複数の電子部品のうち、少なくとも1つの電子部品に供給されている電源電圧が許容範囲外になっていないかを検出するステップと、
前記少なくとも1つの電子部品に供給されている電源電圧が前記許容範囲外になっていることが検出された場合、前記少なくとも1つの電子部品に電源電圧を供給しないように制御した後、前記少なくとも1つの電子部品に許容範囲内の電源電圧を供給するように制御するステップと、
前記少なくとも1つの電子部品に許容範囲内の電源電圧が供給された場合、前記生成手段が正常に動作するように制御するステップとを有する処理を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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