JP3752852B2 - 遠隔監視制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔監視制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、それぞれアドレスを備える複数台の操作端末器及び制御端末器が信号線に分岐接続され、信号線に接続された伝送制御装置と前記各端末器との間で時分割多重伝送方式により伝送信号を授受するとともに、伝送制御装置に設定したアドレスの対応関係を用いることにより、操作端末器に設けたスイッチの操作に応じたデータを含む伝送信号を前記対応関係で規定された制御端末器に伝送することにより前記制御端末器に接続した負荷を制御する遠隔監視制御システムが提供されている。ここで、上記対応関係には1つのスイッチに1回路の負荷を対応付ける個別制御関係と、1つのスイッチに複数回路の負荷を対応付けるグループ制御関係とがある。
【0003】
図5は従来のシステム構成の一例を示しており、伝送制御装置1には、2線式の信号線Lsを介して、操作スイッチS1〜S3を有する複数台の操作端末器20、照明負荷(以下、負荷と略す)31を制御する複数台の制御端末器30などが接続される。操作端末器20及び制御端末器30にはそれぞれ個別のアドレス(個別アドレス)が設定され、この個別アドレスを用いて伝送制御装置1が操作端末器20並びに制御端末器30をアクセスする。
【0004】
伝送制御装置1は信号線Lsに対して、図6(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出する。すなわち、信号送出開始を示す同期信号SY、伝送信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作端末器20や制御端末器30を各別に呼び出すためのアドレスデータAD、負荷Lを制御する制御データCD、伝送誤りを検出するためのチェックサムデータCS、操作端末器20や制御端末器30からの返送信号(監視データ)を受信するタイムスロットである信号返送期間WTよりなる双極性(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるようになっている(図6(b))。各操作端末器20および各制御端末器30では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsにより伝送されたアドレスデータADがあらかじめ設定されているアドレスに一致すると、伝送信号Vsから制御データCDを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに監視データを電流モード信号(信号線Lsを適当な低インピーダンスを介して短絡することにより送出される信号)として返送する。
【0005】
伝送制御装置1から所望の操作端末器20や制御端末器30にデータを伝送する場合には、モードデータMDを制御モードとし、操作端末器20または制御端末器30のアドレスをアドレスデータADとする伝送信号Vsを送出し、この伝送信号Vsを信号線Lsに送出すれば、アドレスデータADに一致する操作端末器20または制御端末器30が制御データCDを受け取り、信号返送期間WTに監視データを返送する。伝送制御装置1では送出した制御データCDと信号返送期間WTに受信した監視データとの関係によって制御データCDが所望の操作端末器20または制御端末器30に伝送されたことを確認する。制御端末器30は受け取った制御データCDに従って負荷Lを制御するための負荷制御信号を出力し、操作端末器20では受け取った制御データCDに従って負荷Lの動作確認表示を行なうための監視信号を出力する。
【0006】
一方、伝送制御装置1は通常時にはモードデータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定時間間隔で送出しており(常時ポーリングという)、操作端末器20が伝送制御装置1に対して何らかの情報を伝送しようとするときには、ダミーモードの伝送信号Vsの同期信号SYに同期させて図6(c)のような割込信号を発生させる。このとき、操作端末器20は割込フラグを設定して伝送制御装置1との以後の情報授受に備える。伝送制御装置1では割込信号を受信すると、モードデータMDを割込ポーリングモードとしかつアドレスデータADの上位の半数のビット(アドレスデータADを8ビットとすれば上位4ビット)を順次増加させながら伝送信号を送出し、割込信号を発生した操作端末器20では、割込ポーリングモードの伝送信号のアドレスデータADの上位4ビットが操作端末器20に設定されているアドレスの上位4ビットに一致するときに、信号返送期間WTにアドレスの下位4ビットを伝送制御装置1に返送する。このように、伝送制御装置1は割込信号を発生した操作端末器20を16個ずつまとめて探すので、比較的短い時間で操作端末器20を発見することができる。
【0007】
伝送制御装置1が割込信号を発生した操作端末器20のアドレスを獲得すると、モードデータMDを監視モードとし、獲得したアドレスデータADを持つ伝送信号を信号線Lsに送出するのであって、この伝送信号に対して操作端末器20は伝送しようとする情報を信号返送期間WTに返送するのである。最後に、伝送制御装置1は割込信号を発生した操作端末器20に対して割込リセットを指示する信号を送出し、操作端末器20の割込フラグを解除する。以上のようにして、操作端末器20から伝送制御装置1への情報伝送は、伝送制御装置1から操作端末器20への4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモード、監視モード、割込リセット)によって完了する。伝送制御装置1が所望の制御端末器30の動作状態を知ろうとするときには、モードデータMDを監視データとした伝送信号を送出するだけでよい。
【0008】
しかして、スイッチS1〜S3の操作により操作データが発生すると、操作端末器20から操作データを伝送制御装置1に返送し、この操作データに基づいて生成した制御データCDを含む伝送信号を伝送制御装置1が制御端末器30に伝送すると、制御端末器30は照明負荷を制御する。ここで、制御端末器30は監視データを伝送制御装置1に返送し、返送された監視データを操作端末器20に伝送する。この伝送信号によって操作端末器20では負荷31の動作状態を表示する表示灯(発光ダイオードなど)を点灯・消灯する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の遠隔監視制御システムでは、操作端末器20の個別アドレスと制御端末器30の個別アドレスとの対応関係を伝送制御装置1で管理しており、1台の操作端末器20の個別アドレスを1台の制御端末器30の個別アドレスに対応付けるだけでなく、1台の操作端末器20の個別アドレスを複数台の制御端末器30の個別アドレスに対応付けることも可能であって、後者のように個別アドレスを設定すれば、1回路のスイッチS1〜S3によって複数の負荷31を一括して制御することが可能になる。この種の制御を一括制御と呼んでおり、とくに、複数の照明負荷を同じ制御状態に制御する一括制御をグループ制御と呼び、複数の照明負荷をあらかじめ個々に設定した制御状態に制御する一括制御をパターン制御と呼んでいる。なお、1台の制御端末器30に対応付けた操作端末器20を特に個別スイッチと称し、複数台の制御端末器30に対応付けた操作端末器20を特にグループスイッチと称している。
【0010】
ところで、個別スイッチとグループスイッチとが混在するシステムにおいて、表示灯による負荷31の動作状態を表示する方式には各現場での操作に適した操作状態表示方式と、ビルの監視室のような場所から負荷の消し忘れなどを監視するのに適した監視状態表示方式とがある。操作状態表示方式とは、グループスイッチによって負荷31をグループ制御した後に個別スイッチにてグループ内の一部の負荷31の状態を変更した場合でも、グループ制御後の表示灯の表示状態が保持される方式である。例えば、図7に示すように最初に全ての負荷31がオフで表示灯も全て消灯(×)している状態から個別スイッチ(1)により負荷31をオンすると個別スイッチ(1)の表示灯が点灯(○)するが、このときにはグループスイッチの表示灯は消灯(×)のままである。次に個別スイッチ(2)(3)により残りの負荷31をオンすると個別スイッチ(2)(3)の表示灯が共に点灯(○)し、グループ内の全ての負荷31がオンすることでグループスイッチの表示灯も点灯(○)する。この状態から個別スイッチ(1)により負荷31のみをオフしても個別スイッチ(1)の表示灯が消灯(×)するのみでグループスイッチの表示灯は点灯(○)したままである。そして、個別スイッチ(2)(3)により残りの負荷31がオフされて全ての負荷31がオフになるとグループスイッチの表示灯も消灯(×)する。なお、表示灯の点灯(○)で負荷がオン、消灯(×)でオフを表している。
【0011】
一方、監視状態表示方式とは、グループ内の負荷31が一つでもオンしているときにはグループスイッチの表示灯を点灯(○)させる方式である。例えば、図8に示すように最初に全ての負荷31がオフで表示灯も全て消灯(×)している状態から個別スイッチ(1)により負荷31をオンすると個別スイッチ(1)の表示灯が点灯(○)し、このときにグループスイッチの表示灯も一緒に点灯(○)する。次に個別スイッチ(2)(3)により残りの負荷31をオンすると個別スイッチ(2)(3)の表示灯が共に点灯(○)し、グループスイッチの表示灯が点灯(○)のままとなる。この状態から個別スイッチ(1)により負荷31のみをオフしても個別スイッチ(1)の表示灯が消灯(×)するのみでグループスイッチの表示灯は点灯(○)したままである。そして、個別スイッチ(2)(3)により残りの負荷31がオフされて全ての負荷31がオフになるとグループスイッチの表示灯も消灯(×)する。而して、監視室などでフロアや間仕切り毎の各エリア別に負荷31の消し忘れ等を監視したい場合に上記監視状態表示方式が有効であり、各エリアをグループに割り付けておけばグループ内の負荷31が一つでもオンしていればグループスイッチの表示灯が点灯し、全ての負荷31がオフの場合にのみ消灯するため、負荷31の消し忘れを監視室などから遠隔で監視することができる。なお、このような負荷31の状態表示は通信インタフェース端末器や接点インタフェース端末器などを介して中央監視盤などの外部装置に出力する場合もある。
【0012】
而して、各エリアで個別スイッチやグループスイッチの操作(ローカル操作)を行う場合、図9に示すように上記操作状態表示方式では、グループ内の負荷31が全てオフの時に個別スイッチ(1)…により一部の負荷31がオンしているときにグループスイッチの表示灯は消灯のままであり、この状態からグループスイッチを操作すると全ての負荷31がオンとなって表示灯の表示と実際の操作との整合がとれて自然な操作が可能となる。
【0013】
それに対して監視状態表示方式におけるローカル操作では、図10に示すように一つの負荷31のみがオンしているときにもグループスイッチの表示灯が点灯しており、このときにグループスイッチを操作すると全ての負荷31がオフとなってしまい、全ての負荷31をオンしようするにもかかわらず、一旦全ての負荷31をオフしてから再度グループスイッチを操作しないと負荷31をオンすることができず、表示灯の表示と実際の操作とが整合せずに不自然となる。
【0014】
上述のように全てのグループの操作端末器20を操作状態表示方式に設定するとローカル操作には適しているが、中央での監視用には利用できない。但し、この場合でも上記パターン制御用の操作端末器の表示灯を利用すれば監視機能を実現することは可能であるが、エリアのオンオフ制御をパターンで行おうとすると2つのパターンスイッチを使用する必要があり、パターン回路数が多数必要になるという問題があった。一方、監視状態表示方式に設定した場合には、ローカル操作が不自然になってしまい、多重伝送方式を用いてローカルの操作と中央での監視とを実現しているにもかかわらず、上記問題を解決することはできなかった。
【0015】
請求項1及び2の発明は上記の問題点の解決を目的とするものであり、操作端末器の使用目的に応じた表示方式を選択することができてシステム構成が容易な遠隔監視制御システムを提供しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、それぞれアドレスを備える複数台の操作端末器及び制御端末器が信号線に分岐接続され、信号線に接続された伝送制御装置と前記各端末器との間で時分割多重伝送方式により伝送信号を授受するとともに、伝送制御装置に設定したアドレスの対応関係を用いることにより、操作端末器に設けたスイッチの操作に応じたデータを含む伝送信号を前記対応関係で規定された制御端末器に伝送することにより前記制御端末器に接続した負荷を制御して成り、前記対応関係として、1つのスイッチに1回路の負荷を対応付ける個別制御関係と、1つのスイッチに複数回路の負荷を対応付けるグループ制御関係とを有する遠隔監視制御システムであって、前記対応関係にある負荷の動作状態を表示する表示部を前記操作端末器に設け、前記伝送制御装置が制御端末器から取得した負荷の動作状況に応じて前記操作端末器の表示部の表示を切り換える制御データを伝送して成り、前記操作端末器のスイッチごとに表示部における表示方式を選択的に切り換える表示方式切換手段を前記伝送制御装置に備えたことを特徴とし、操作端末器の使用目的に応じた表示方式を選択することができてシステム構成が容易になる。
【0017】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記伝送制御装置は、外部機器との間で前記表示部における表示方式の設定並びに確認のための信号を授受することを特徴とし、操作端末器の使用目的に応じた表示方式を選択することができてシステム構成が容易になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図1に示す。図1には伝送制御装置1を示している。伝送制御装置1は、マイクロプロセッサよりなる伝送処理部2を備え、伝送処理部2は伝送ドライバ回路3を介して信号線Lsに接続される。伝送処理部2の動作は、ROMよりなるプログラムメモリ4に格納されたプログラムにより規定されている。また、各端末器間の対応関係や後述する表示方式に関するデータが書換可能なデータ用メモリ5にテーブル形式で格納される。データ用メモリ5にはEEPROMのような不揮発性メモリを用いるのが望ましい。さらに、伝送制御装置1の動作中に端末器との間で授受するデータなどの格納にはRAMよりなる作業用メモリ6が用いられる。
【0019】
いま、図2に示すように、伝送制御装置1に信号線Lsを介して複数台(図では6台)の制御端末器30が分岐接続され、制御端末器30により制御される複数回路の照明負荷(照明器具31に含まれる)に対応付けられた複数台(図では2台)の操作端末器20と、伝送制御装置1のデータ用メモリ5に対するデータの設定や操作端末器20及び制御端末器30の個別アドレスの設定などを伝送信号により行う設定器40とが信号線Lsに接続されているものとする。なお、操作端末器20はそれぞれ3個のスイッチS1〜S3を備えており、各スイッチS1…毎に上記対応付けが行える。なお、図示はしていないが操作端末器20には各スイッチS1…毎に対応関係にある照明負荷の動作状態(点灯/消灯)を表示する表示灯(発光ダイオードなどの表示素子から成る)が設けてあり、さらに監視室などにおいて照明負荷の動作状態を集中的に監視するために各グループ毎の照明負荷の動作状態を表示する表示用端末器が信号線Lsに適宜接続される。
【0020】
ここで、図3に示すように多数の照明器具(○で示す)が天井に配設されているオフィスビルのフロアが複数のセクション(企業における「部」や「課」ごとに割り当てた空間、廊下などの共有空間)に分けられており、各セクション内に配設されている複数回路の照明負荷(照明器具)をそれぞれ一つのグループとして制御する場合を考える。いま、廊下を除くフロアの居住空間を大きく3つのエリアA1〜A3に分割し、さらに各エリアA1〜A3内を複数のセクションB11…に分割しているものとする。具体的には、エリアA1内が4つのセクションB11〜B14に分割され、エリアA2内が3つのセクションB21〜B23に分割され、エリアA3内が5つのセクションB31〜B35に分割されている。
【0021】
一方、上記データ用メモリ5に格納されるデータテーブルの一例を図4に示す。グループ番号G1…は上記各エリアA1〜A3及びセクションB11…に割り付けられ、「対象回路」の項目欄には各グループ番号G1…で示すグループに属する複数回路の照明負荷に対応した番号が登録される。なお、「対象回路」の欄に表示された「1」、「2」等の数字は照明負荷を制御する制御端末器30のアドレスに対応するものである。また、「表示属性」とは操作端末器20の表示灯や表示用端末器における表示方式を示している。本実施形態では、この表示方式が各グループごとに選択的に切り換えてデータ用メモリ5に設定できるようにしてある。例えば、図4に示すようにグループ番号G1,G2のグループに対しては操作状態表示方式が選択され、グループ番号G3のグループに対しては監視状態表示方式が選択されてそれぞれデータテーブルに設定されている。
【0022】
而して、操作端末器20の各スイッチS1…が各グループ番号G1…のグループに対応付けられ、スイッチS1…が操作されたときに伝送制御装置1がデータ用メモリ5のデータテーブルを参照してグループ番号G1…が割り付けられている照明負荷を点灯あるいは消灯するべく、対応する制御端末器30に対して制御データを伝送するのである。そして、照明負荷の状態が制御端末器30から伝送制御装置1に返送されれば、伝送制御装置1はデータ用メモリ5のデータテーブルを参照して、そのグループの表示属性に応じた表示方式に従い、操作端末器20や表示用端末器に対して表示灯の点灯/消灯を指示するデータを伝送し、これによって各操作端末器20や表示用端末器の表示灯により表示方式に応じた照明負荷の状態表示が行われるのである。
【0023】
つまり、従来では表示方式は一つのシステム内で操作状態表示方式と監視状態表示方式の何れか一方にしか設定することができなかったが、本実施形態では伝送制御装置1のデータ用メモリ5に一つのシステム内における複数のグループ毎に何れかの表示方式を選択的に切り換えて設定、記憶できるようにしている。これにより、操作端末器20の各スイッチS1…の使用目的に応じて表示方式を選択することができ、例えば上記例でいえば、セクションB11…のようにローカルで照明器具の点灯/消灯が行われるグループに対しては操作状態表示方式を採用し、中央の監視室などで照明器具31の消し忘れなどを集中的に監視する必要のあるエリアA1〜A3に対しては監視状態表示方式を採用することができ、単一のシステム内で表示方式を使い分けることができてシステム構成が容易になるという利点がある。また、同一のエリアA1〜A3やセクションB11…の監視と制御とをパターン制御で行う場合には、照明負荷をオンする側とオフする側の2回路が必要になるが、本実施形態のようなグループの監視状態表示方式を使えば1回路で実現でき、管理する回路数を節約できるという利点がある。
【0024】
ところで、上記グループ番号G1…の割り付け、表示属性の設定などの各種設定は設定器40によって行う。すなわち、設定器40を信号線Lsに接続し、図示しない操作部を操作して設定データ(グループ番号G1…の割り付け、表示属性の設定などのデータ)を作成し、作成された設定データを信号線Lsを介して伝送制御装置1に伝送し、この設定データを受け取った伝送制御装置1が自己のデータ用メモリ5に記憶したデータテーブルに設定データを登録する。あるいは操作端末器の機能を併せ持ったいわゆるセレクタスイッチと呼ばれる端末器を用いて上記設定を行ったり、あるいは信号線Lsを介さずに伝送制御装置1に直接接続されたパーソナルコンピュータによってデータの設定や確認を行うようにすることも可能である。何れの方式であっても、現場においてデータの設定・変更ができるから施工後のシステム構成の変更にも柔軟に対応できる。また、設定器40やセレクタスイッチなどを使って表示方式の設定・確認ができるため、使用者側で簡単に設定作業が行え、操作端末器20のパターンやグループの対象回路の設定とあわせて表示方式も使用者が自由に割り付けて設定でき、実使用に応じた設定が容易に行える。
【0025】
【発明の効果】
請求項1の発明は、それぞれアドレスを備える複数台の操作端末器及び制御端末器が信号線に分岐接続され、信号線に接続された伝送制御装置と前記各端末器との間で時分割多重伝送方式により伝送信号を授受するとともに、伝送制御装置に設定したアドレスの対応関係を用いることにより、操作端末器に設けたスイッチの操作に応じたデータを含む伝送信号を前記対応関係で規定された制御端末器に伝送することにより前記制御端末器に接続した負荷を制御して成り、前記対応関係として、1つのスイッチに1回路の負荷を対応付ける個別制御関係と、1つのスイッチに複数回路の負荷を対応付けるグループ制御関係とを有する遠隔監視制御システムであって、前記対応関係にある負荷の動作状態を表示する表示部を前記操作端末器に設け、前記伝送制御装置が制御端末器から取得した負荷の動作状況に応じて前記操作端末器の表示部の表示を切り換える制御データを伝送して成り、前記操作端末器のスイッチごとに表示部における表示方式を選択的に切り換える表示方式切換手段を前記伝送制御装置に備えたので、操作端末器の使用目的に応じた表示方式を選択することができてシステム構成が容易になるという効果がある。
【0026】
請求項2の発明は、前記伝送制御装置は、外部機器との間で前記表示部における表示方式の設定並びに確認のための信号を授受するので、操作端末器の使用目的に応じた表示方式を選択することができてシステム構成が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す要部ブロック図である。
【図2】 同上の使用例を示す概略構成図である。
【図3】 同上の動作を説明するための説明図である。
【図4】 同上におけるデータテーブルを示す図である。
【図5】 従来の遠隔監視制御システムの概略構成図である。
【図6】 同上に用いる伝送信号の説明図である。
【図7】 同上の動作説明図である。
【図8】 同上の動作説明図である。
【図9】 同上の動作説明図である。
【図10】 同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1 伝送制御装置
2 伝送処理部
3 伝送ドライバ回路
4 プログラムメモリ
5 データ用メモリ
6 作業用メモリ
Claims (2)
- それぞれアドレスを備える複数台の操作端末器及び制御端末器が信号線に分岐接続され、信号線に接続された伝送制御装置と前記各端末器との間で時分割多重伝送方式により伝送信号を授受するとともに、伝送制御装置に設定したアドレスの対応関係を用いることにより、操作端末器に設けたスイッチの操作に応じたデータを含む伝送信号を前記対応関係で規定された制御端末器に伝送することにより前記制御端末器に接続した負荷を制御して成り、前記対応関係として、1つのスイッチに1回路の負荷を対応付ける個別制御関係と、1つのスイッチに複数回路の負荷を対応付けるグループ制御関係とを有する遠隔監視制御システムであって、前記対応関係にある負荷の動作状態を表示する表示部を前記操作端末器に設け、前記伝送制御装置が制御端末器から取得した負荷の動作状況に応じて前記操作端末器の表示部の表示を切り換える制御データを伝送して成り、前記操作端末器のスイッチごとに表示部における表示方式を選択的に切り換える表示方式切換手段を前記伝送制御装置に備えたことを特徴とする遠隔監視制御システム。
- 前記伝送制御装置は、外部機器との間で前記表示部における表示方式の設定並びに確認のための信号を授受することを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
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