JP4925330B2 - 負荷制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、操作スイッチを操作することで負荷を制御する負荷制御システムに関するものである。
この種の負荷制御システムとしては、特許文献1に記載されているように時分割多重伝送信号を用いたものが従来より提供されている。
図8に示すように、このシステムでは伝送制御装置100に、2線式の信号線Lsを介して、操作スイッチS1…を有する複数台の操作端末器102、照明負荷(以下、負荷と略す)104を制御する複数台の制御端末器103などが接続される。
操作端末器102及び制御端末器103にはそれぞれ個別のアドレス(個別アドレス)が設定され、この個別アドレスを用いて伝送制御装置100が操作端末器102並びに制御端末器103をアクセスする。
伝送制御装置100は信号線Lsに対して、図9(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出する。すなわち、この伝送信号Vsは信号送出開始を示す同期信号SY、伝送信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作端末器102や制御端末器103を各別に呼び出すためのアドレスデータAD、負荷104を制御する制御データCD、伝送誤りを検出するためのチェックサムデータCS、操作端末器102や制御端末器103からの返信信号(監視データ)を受信するタイムスロットである信号返信期間WTよりなる双極性(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるようになっている(図9(b))。各操作端末器102及び各制御端末器103では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsにより伝送されたアドレスデータADが予め設定されているアドレスに一致すると、伝送信号Vsから制御データCDを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返信期間WTに監視データを電流モード信号(信号線Lsを適当な低インピーダンスを介して短絡することにより送出される信号)として返信する。
伝送制御装置100から所望の操作端末器102や制御端末器103にデータを伝送する場合には、モードデータMDを制御モードとし、操作端末器102または制御端末器103のアドレスをアドレスデータADとする伝送信号Vsを送出し、この伝送信号Vsを信号線Lsに送出すれば、アドレスデータADに一致する操作端末器102または制御端末器103が制御データCDを受け取り、信号返信期間WTに監視(状態)データを返信する。伝送制御装置100では送出した制御データCDと信号返信期間WTに受信した監視データとの関係によって制御データCDが所望の操作端末器102または制御端末器103に伝送されたことを確認する。制御端末器103は受け取った制御データCDに従って負荷104を制御するための負荷制御信号を出力し、操作端末器102では受け取った制御データCDに従って負荷104の動作確認表示を行なうための表示信号を出力する。
一方、伝送制御装置100は通常時にはモードデータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定時間間隔で送出している(常時ポーリングという)。この場合、図10の(a)に示すようにある制御端末器103に対してアクセスして、負荷状態を示す監視データの返信を要求し、これに対してアクセスされた制御端末器103からは接続している負荷状態を監視データとして伝送制御装置100に返信する(図10(b))。この返信を受け取った伝送制御装置100はこの制御端末器103に対応関係がある操作端末器102のアドレスをアクセスして対応する制御端末器103に接続されている負荷104の状態を表示させるための制御データCDを伝送制御装置から伝送する(図10(c))。
このようにして常時ポーリングでは制御端末器103とこの制御端末器103に対応関係を持つ操作端末器102のアドレスをアクセスする動作をサイクリックに繰り返している。
そして常時ポーリング下で、伝送制御装置100に対して何らかの情報を伝送しようとするときには、ダミーモードの伝送信号Vsの同期信号SYに同期させて図9(c)のような割込信号を発生させる。このとき、操作端末器102は割込フラグを設定して伝送制御装置100との以後の情報授受に備える。伝送制御装置100では割込信号を受信すると、モードデータMDを割込ポーリングモードとしかつアドレスデータADの上位の半数のビット(アドレスデータADを8ビットとすれば上位4ビット)を順次増加させながら伝送信号を送出し、割込信号を発生した操作端末器102では、割込ポーリングモードの伝送信号のアドレスデータADの上位4ビットが操作端末器102に設定されているアドレスの上位4ビットに一致するときに、信号返信期間WTにアドレスの下位4ビットを伝送制御装置100に返信する。このように、伝送制御装置100は割込信号を発生した操作端末器102を16個ずつまとめて探すので、比較的短い時間で操作端末器102を発見することができる。
伝送制御装置100が割込信号を発生した操作端末器102のアドレスを獲得すると、モードデータMDを監視モードとし、獲得したアドレスデータADを持つ伝送信号Vsを信号線Lsに送出するのであって、この伝送信号Vsに対して操作端末器102は伝送しようとする情報を信号返信期間WTに返信するのである。最後に、伝送制御装置100は割込信号を発生した操作端末器102に対して割込リセットを指示する信号を送出し、操作端末器102の割込フラグを解除する。以上のようにして、操作端末器102から伝送制御装置100への情報伝送は、伝送制御装置100から操作端末器102への4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモード、監視モード、割込リセット)によって完了する。伝送制御装置100が所望の制御端末器103の動作状態を知ろうとするときには、モードデータMDを監視データとした伝送信号を送出するだけでよい。
しかして、スイッチS1…の操作により操作データが発生すると、操作端末器102から操作データを監視データとして伝送制御装置100に返信し、この操作データに基づいて生成した制御データCDを含む伝送信号Vsを伝送制御装置100が制御端末器103に伝送されると、制御端末器103が負荷104を制御(点滅)する。ここで、制御端末器103は監視データを伝送制御装置100に返信し、返信された監視データを基に動作状態表示のための制御データCDを含む伝送信号Vsを操作端末器102に伝送する。この伝送信号Vsによって操作端末器102では負荷104の動作状態(点灯又は消灯)を表示する表示灯(発光ダイオードなど)を点灯・消灯する。
特開2003−37879号公報(段落0002−0010,図6〜図8)
上記従来例では、負荷104を制御する制御端末器103と、負荷を制御するための操作入力を受け付ける操作端末器102とが直接伝送信号VSを伝送するのではなく、伝送制御装置100を介して伝送する、いわゆる集中制御型のシステム構成となっている。したがって、伝送制御装置100が故障したり、あるいは信号線Lsが断線するとシステム全体が動作不能になってしまう。また、制御対象の負荷を新たに追加する場合、負荷を制御する制御端末器と操作入力を受け付ける操作端末器をシステムに追加しなければならず、導入コストが高くついてしまう。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、集中制御型の従来システムと比べて導入コストが抑えられるとともにシステムの安定性が向上可能な負荷制御システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、1乃至複数の制御対象の負荷が接続される操作制御端末器と、1乃至複数の操作制御端末器に信号線を介して接続される1乃至複数の操作端末器とを有し、各操作制御端末器並びに操作端末器に信号伝送用のアドレスが割り当てられ、操作制御端末器は、1乃至複数の操作スイッチを有し当該操作スイッチによる操作入力を受け付ける操作入力受付手段と、操作入力受付手段で受け付ける操作入力に応じて自らの制御対象である負荷を制御する制御手段と、信号線を介して操作端末器との間で信号を伝送する伝送手段とを備え、操作端末器は、1乃至複数の操作スイッチを有し当該操作スイッチによる操作入力を受け付ける操作入力受付手段と、信号線を介して操作制御端末器との間で信号を伝送する伝送手段と、操作入力受付手段で受け付ける操作入力と1乃至複数の操作制御端末器に割り当てられるアドレスとの対応関係を記憶した記憶手段と、操作入力受付手段で操作入力が受け付けられたときに記憶手段を参照して当該操作入力に対応したアドレスを取得するとともに当該操作制御端末器に接続されている負荷を制御するための制御コマンドを生成し当該制御コマンドを伝送手段より信号線を介して記憶手段より取得したアドレス宛に送信させる制御手段とを備え、操作制御端末器では、宛先のアドレスが自らに割り当てられているアドレスに一致すれば操作端末器から信号線を介して伝送される制御コマンドを伝送手段で受信し、受信した当該制御コマンドに応じて制御手段が自らの制御対象である負荷を制御し、操作端末器の記憶手段は、複数の操作入力に対して一つのマルチキャストアドレスを共通に対応させて記憶するとともに当該複数の操作入力を識別するための識別子を当該マルチキャストアドレスに対応付けて記憶し、操作制御端末器の記憶手段は、1乃至複数のマルチキャストアドレスと、当該マルチキャストアドレスに対応付けられた1乃至複数の識別子と、前記マルチキャストアドレス及び識別子に対応付けた負荷の動作状態とを記憶し、操作端末器の制御手段は、前記操作入力が操作入力受付手段で受け付けられたときに記憶手段を参照して当該操作入力に対応する識別子を含む制御コマンドを生成するとともに当該制御コマンドを前記マルチキャストアドレスを宛先アドレスに設定して伝送手段より信号線を介して送信させ、操作制御端末器の制御手段は、制御コマンドの宛先アドレスが記憶手段に記憶しているマルチキャストアドレスと一致する場合に当該制御コマンドに含まれる識別子と対応付けられた動作状態となるように自らの制御対象である負荷を制御し、操作端末器の記憶手段は、一の操作入力が操作端末器の操作入力受付手段で受け付けられたときに負荷を制御する1乃至複数の操作制御端末器と、別の操作入力が操作端末器の操作入力受付手段で受け付けられたときに負荷を制御する1乃至複数の操作制御端末器とが同一である場合に前記一の操作入力と前記別の操作入力に対して一つのマルチキャストアドレスを共通に対応させて記憶することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、操作制御端末器の操作スイッチを操作することで当該操作制御端末器に接続されている制御対象の負荷を直接制御することができ、また、操作制御端末器と信号線を介して接続された操作端末器の操作スイッチを操作することで負荷を遠隔から制御することもでき、しかも、操作端末器と操作制御端末器との間では信号線を介して直接制御コマンドを伝送するから、信号線が断線したり、あるいは操作端末器が故障してもシステム全体が動作不能になることがない。その結果、集中制御型の従来システムと比べて導入コストが抑えられるとともにシステムの安定性が向上可能な負荷制御システムを提供することができる。しかも、操作端末器における一つの操作入力によってそれぞれ別の操作制御端末器に接続されている複数の負荷を一括して制御する際、個々の操作制御端末器毎に制御コマンドをユニキャストで伝送する必要がないからトラフィックの増大を抑えることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、操作制御端末器の制御手段は、操作端末器から受け取った制御コマンドの内容が自らの制御対象である負荷に対応するか否かを判断し、対応すると判断したら当該負荷を制御し、対応しないと判断したら当該負荷を制御しないことを特徴とする。
請求項2の発明によれば、例えば、負荷として調光可能な照明負荷と調光不可能な照明負荷の2種類がある場合、調光不可能な照明負荷を制御対象とする操作制御端末器に対して調光レベルを指示する制御コマンドが送信されたときに当該操作制御端末器の制御手段が調光不可能な照明負荷を制御することがないから、負荷の誤動作を防ぐことができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、少なくとも一つの操作制御端末器には複数の負荷が接続され、当該操作制御端末器はそれぞれの負荷を識別する識別符号を記憶した記憶手段を備え、操作端末器の記憶手段には複数の負荷が接続された操作制御端末器のアドレスと当該操作制御端末器に接続されている複数の負荷の識別符号とが操作入力に対応して記憶され、操作端末器の制御手段は、複数の負荷が接続された操作制御端末器に対する制御コマンドを生成するに当たって制御対象の負荷の識別符号を含めることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、一つの操作制御端末器に接続されている複数の負荷を、操作端末器から個別に遠隔制御できる。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、操作制御端末器に割り当てられるアドレスとしてマルチキャストアドレスが当該操作制御端末器の記憶手段に記憶され、操作端末器の制御手段は、前記操作入力が操作入力受付手段で受け付けられたときに生成する制御コマンドの宛先アドレスに前記マルチキャストアドレスを設定して伝送手段より信号線を介して送信させ、操作制御端末器の記憶手段は、前記マルチキャストアドレスに対応付けた負荷の動作状態を記憶し、操作制御端末器の制御手段は、制御コマンドの宛先アドレスが記憶手段に記憶しているマルチキャストアドレスと一致する場合に当該マルチキャストアドレスと対応付けられた動作状態となるように自らの制御対象である負荷を制御することを特徴とする。
請求項4の発明によれば、操作端末器における一つの操作入力によってそれぞれ別の操作制御端末器に接続されている複数の負荷を一括して制御する際、個々の操作制御端末器毎に制御コマンドをユニキャストで伝送する必要がないからトラフィックの増大を抑えることができる。
請求項の発明は、請求項1〜の何れか1項の発明において、操作制御端末器の制御手段は、操作端末器から制御コマンドを受け取って負荷を制御した後、予め決められた待機時間が経過したら制御コマンドの送信元のアドレスを宛先アドレスに設定した応答信号を伝送手段より信号線を介して送信させることを特徴とする。
請求項の発明によれば、制御コマンドを受け取った操作制御端末器から制御コマンドの送信元である操作端末器へ応答信号を返信することで伝送の信頼性が向上する。
請求項の発明は、請求項1又は4の発明において、操作制御端末器の記憶手段は、各操作制御端末器に個別に割り当てられる固有アドレスを記憶し、操作端末器の記憶手段は、前記マルチキャストアドレスが割り当てられている複数の操作制御端末器の固有アドレスと、当該マルチキャストアドレスと対応付けられた各操作制御端末器毎の負荷の動作状態とを対応付けて記憶し、操作制御端末器の制御手段は、操作端末器から制御コマンドを受け取り、当該制御コマンドに応じて記憶手段に記憶している動作状態となるように負荷を制御した後、当該動作状態の情報を制御コマンドの送信元のアドレスを宛先アドレスに設定して伝送手段より信号線を介して送信させることを特徴とすることを特徴とする。
請求項の発明によれば、操作制御端末器から送られてくる動作状態の情報に基づいて、操作端末器の制御手段が各操作制御端末器で正しく負荷の動作状態が制御されたか否かを知ることができる。
請求項の発明は、請求項1〜の何れか1項の発明において、操作制御端末器は、操作入力受付手段で受け付ける操作入力と他の操作制御端末器に割り当てられるアドレスとの対応関係を記憶手段に記憶し、操作入力受付手段で操作入力が受け付けられたときに、制御手段が記憶手段を参照して当該操作入力に対応したアドレスを取得するとともに当該操作制御端末器に接続されている負荷を制御するための制御コマンドを生成し当該制御コマンドを伝送手段より信号線を介して記憶手段より取得したアドレス宛に送信させることを特徴とする。
請求項の発明によれば、操作端末器を使わずに操作制御端末器の操作スイッチを操作して他の操作制御端末器の制御対象である負荷を遠隔制御できる。
請求項の発明は、請求項1〜の何れか1項の発明において、信号線に直流電流を重畳する給電装置を有し、操作制御端末器並びに操作端末器は、信号線に重畳された直流電流を受けて各手段の動作電源を作成する電源作成手段を備えたことを特徴とする。
請求項の発明によれば、操作制御端末器並びに操作端末器に給電するための給電線を信号線とは別に配線する必要がないから施工性が向上できる。
本発明によれば、集中制御型の従来システムと比べて導入コストが抑えられるとともにシステムの安定性が向上可能であり、しかも、トラフィックの増大を抑えることが可能な負荷制御システムを提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1に本実施形態のシステム構成図を示す。本実施形態の負荷制御システムは、それぞれが負荷Lに接続された複数(図示例では4つ)の操作制御端末器1と、2線式の信号線Lsを介して各操作制御端末器1と接続された操作端末器2とで構成される。負荷Lは、例えば、照明負荷であって電源線Lpを介して商用交流電源ACに接続されている。但し、本発明に係る負荷制御システムが制御対象とする負荷Lは照明負荷に限定されるものではなく、例えば、エアコンディショナや換気扇、電動カーテンなどの電気機器全般を制御対象とすることができる。
本実施形態における操作制御端末器1には、一つの操作スイッチS11を有し当該操作スイッチS11が操作されたときに一つの負荷Lを点灯又は消灯する機能(以下、個別点滅機能と呼ぶ。)を有する操作制御端末器1A、複数(図示例では2つ)の操作スイッチS21,S22を有するとともに各操作スイッチS21,S22に対応する複数(図示例では2つ)の負荷Lが接続され、それぞれ操作スイッチS21,S22の操作に応じて2つの負荷Lを個別に点灯又は消灯する個別点滅機能を有する操作制御端末器1B、複数(図示例では3つ)の操作スイッチS31〜S33,S41〜S43を有し操作スイッチS31,S41が操作されたときに負荷Lを点灯又は消灯するとともに一方の操作スイッチS32,S42が操作されると負荷Lの光出力を増大させ、他方の操作スイッチS33,S43が操作されると負荷Lの光出力を減少させる機能(以下、調光点滅機能と呼ぶ。)を有する操作制御端末器1C,1Dの3種類がある。但し、3種類の操作制御端末器1を区別して説明する場合には「1A」,「1B」,「1C」,「1D」の符号を記し、全ての種類の操作制御端末器1を共通に説明する場合には「1」の符号を記すこととする。
一方、操作端末器2には負荷が接続されておらず、複数(図示例では3つ)の操作スイッチS51〜S53が操作されたときに信号線Lsを介して制御コマンドを含むパケット(後述する)を送信することで何れかの操作制御端末器1に自らの制御対象である負荷Lを制御させる機能(以下、遠隔制御機能と呼ぶ。)を有している。
操作制御端末器1並びに操作端末器2は、日本工業規格で規格化されているワイドハンドル形スイッチ(JIS C 8304参照)に準拠した外観形状を有し、同じく日本工業規格で規格化されている取付枠(JIS C 8304の専用取付枠)並びにワイドハンドル形スイッチプレート(JIS C 8316参照)を用いて住宅等の建物の壁に埋込配設される。
操作制御端末器1の回路ブロック図を図2に示す。信号伝送部12は、図4に示すフォーマットのパケットを符号化し且つディジタル変調してなる伝送信号を信号線Lsを介して送信するとともに信号線Lsを介して受信した伝送信号をディジタル復調して元のパケットを復号するものであって、各操作制御端末器1毎に割り当てられている固有のアドレス(固有アドレス)によって送信先及び送信元を識別している。尚、固有アドレスは、MACアドレスのようにハードウェアの製造者によって割り当てられた当該ハードウェアに固有の物理アドレスであってもよいし、あるいは、使用者が任意に割り当てるアドレスであってもよく、要するに同一システム(同一ネットワーク)の複数の端末器(操作制御端末器1並びに操作端末器2)に対して同じアドレスが重複して割り当てられなければよい。伝送されるパケットは、同期確立用のプリアンブル、データの種類を設定する制御ビット、宛先アドレス、送信元アドレス、制御コマンドなどのデータ、誤り検出用のチェックサムからなる。尚、本実施形態においては、従来周知のCSMA/CD方式による多重伝送を行っている。
操作入力受付部11は、操作スイッチS11,…の操作状態を監視し、操作スイッチS11,…が操作されたときに操作入力を受け付けて各操作スイッチS11,…に対応した操作信号を出力する。但し、同一の操作スイッチS11,…について、例えば、短く押す操作と長く押す操作を区別して互いに異なる操作信号(操作入力)を出力するようにしても構わない。制御部10はCPUを主構成要素とし、操作入力受付部11から出力される操作信号を取り込み、取り込んだ操作信号に対応する制御信号を負荷駆動部14に出力する。負荷駆動部14は、個別点滅機能を有する操作制御端末器1A,1Bにおいては商用交流電源ACから負荷Lへの給電を制御信号に応じて入切する機能を有し、調光点滅機能を有する操作制御端末器1C,1Dにおいては上記入切機能に加えて商用交流電源ACから負荷Lへの単位時間当たりの給電量を制御信号に応じて調整することで負荷Lの光出力を増減する機能を有している。尚、給電の入切はリレーを用いた従来周知の方法で実現可能であり、また、給電量の調整も従来周知であるトライアックを用いた位相制御方式で実現可能であるから、詳細な構成の図示並びに説明は省略する。
記憶部13は書換可能な不揮発性の半導体メモリ(例えば、EEPROM)からなり、固有アドレス、後述するマルチキャストアドレス、複数の負荷Lを識別するための識別符号、などの情報を記憶する。動作表示部15は、自らの制御対象である負荷Lの動作状態(点灯又は消灯)を表示するものであって、LEDなどの発光素子LD11,…と発光素子LD11,…を駆動する駆動回路(図示せず)を有し、制御部10から出力される制御信号に応じて負荷Lが動作(点灯)しているときに駆動回路が発光素子LD11,…を点灯させ、負荷Lが停止(消灯)しているときに駆動回路が発光素子LD11,…を消灯させる。尚、動作表示部15の発光素子LD11,…は、図1に示すように対応する操作スイッチS11,…の近傍に配設されている。電源部16は、電源線Lpを介して商用交流電源ACから給電される交流電力を直流電力に変換することで各部の動作電源を作成するものである。
ここで、操作制御端末器1が自らの制御対象である負荷Lを制御する動作について説明する。操作制御端末器1Aにおいて操作スイッチS11が操作されると、操作入力受付部11から制御部10へ操作信号が出力され、当該操作信号を受け取った制御部10は負荷Lの動作状態を反転(負荷Lが点灯している場合は消灯、負荷Lが消灯している場合は点灯)させるための制御信号を負荷駆動部14に出力する。負荷駆動部14では制御部10から受け取った制御信号に応じてリレーをオン又はオフすることで負荷Lの動作を反転させる。また、制御部10では負荷駆動部14に制御信号を出力した後、動作表示部15に対しても発光素子LD11の状態を反転(点灯していれば消灯、消灯していれば点灯)させるための制御信号を出力し、当該制御信号に応じて動作表示部15の駆動回路が発光素子LD11を消灯又は点灯させる。尚、操作制御端末器1Bにおいては、一方の操作スイッチS21が操作されたときに一方の負荷Lの動作状態並びに動作表示部15の操作スイッチS21に対応する発光素子LD21の状態が反転し、他方の操作スイッチS22が操作されたときに他方の負荷Lの動作状態並びに動作表示部15の操作スイッチS22に対応する発光素子LD22の状態が反転する。
操作制御端末器1C,1Dにおいて操作スイッチS31,S41が操作されたときは負荷Lの動作状態並びに動作表示部15の操作スイッチS21に対応する発光素子LD21の状態が反転する。また、負荷Lが点灯している状態で操作スイッチS32,S42が操作されると、操作入力受付部11から制御部10へ操作信号が出力され、当該操作信号を受け取った制御部10は負荷Lの光出力(調光レベル)を増大させるための制御信号を負荷駆動部14に出力する。負荷駆動部14では制御部10から受け取った制御信号に応じて駆動回路を介して負荷Lに給電する単位時間当たりの給電量を増加させる。さらに、負荷Lが点灯している状態で操作スイッチS33,S43が操作されると、操作入力受付部11から制御部10へ操作信号が出力され、当該操作信号を受け取った制御部10は負荷Lの光出力(調光レベル)を減少させるための制御信号を負荷駆動部14に出力する。負荷駆動部14では制御部10から受け取った制御信号に応じて駆動回路を介して負荷Lに給電する単位時間当たりの給電量を減少させる。但し、負荷Lが消灯している状態で操作スイッチS32,S42又はS33,S43が操作されたときに負荷Lを点灯させた後にその光出力(調光レベル)を増減させてもよい。また、制御部10では操作スイッチS31,S41が操作されて負荷Lを消灯する際、消灯時点における調光レベルを記憶部13に記憶させておき、次に操作スイッチS31,S41が操作されたときは記憶部13に記憶させた前回の調光レベルを読み出し、当該調光レベルに対応した給電量とするための制御信号を負荷駆動部14に出力することで前回の光出力(調光レベル)を直ちに再現することができる。
操作端末器2の回路ブロック図を図3に示す。信号伝送部22は、図4に示すフォーマットのパケットを符号化し且つディジタル変調してなる伝送信号を信号線Lsを介して送信するとともに信号線Lsを介して受信した伝送信号をディジタル復調して元のパケットを復号するものであって、操作端末器2に割り当てられている固有のアドレス(固有アドレス)によって送信先及び送信元を識別している。
操作入力受付部21は、操作スイッチS51,S52,S53の操作状態を監視し、操作スイッチS51〜S53が操作されたときに操作入力を受け付けて各操作スイッチS51〜S53に対応した操作信号を出力する。制御部20はCPUを主構成要素とし、操作入力受付部21から出力される操作信号を取り込み、取り込んだ操作信号に対応する制御コマンドを生成する。記憶部23は書換可能な不揮発性の半導体メモリ(例えば、EEPROM)からなり、操作スイッチS51〜S53に対応するグループ番号やパターン番号などの情報を記憶している。
動作表示部24は、操作スイッチS51〜S53に対応したグループ制御やパターン制御(後述する)の状態(実行中又は未実行)を表示するものであって、LEDなどの発光素子LD51,LD52,LD53と発光素子LD51〜LD53を駆動する駆動回路(図示せず)を有し、制御部20から出力される制御信号に応じてグループ制御又はパターン制御が実行されているときに駆動回路が発光素子LD51,…を点灯させ、グループ制御又はパターン制御が実行されていないとき(未実行時)に駆動回路が発光素子LD51,…を消灯させる。尚、動作表示部24の発光素子LD51〜LD53は、図1に示すように対応する操作スイッチS51〜S53の近傍に配設されている。電源部25は、電源線Lpを介して商用交流電源ACから給電される交流電力を直流電力に変換することで各部の動作電源を作成するものである。
ここで、グループ制御並びにパターン制御について簡単に説明する。グループ制御とは、同一のグループに属する負荷Lを一括して同じ動作状態に制御する制御方式であり、パターン制御とは、同一のパターングループに属する負荷Lをそれぞれの負荷L毎に設定された動作状態に一括して制御する制御方式である。本実施形態においては、操作スイッチS51がグループ制御に対応し、操作スイッチS52,S53がそれぞれパターン制御に対応している。操作スイッチS51に対応するグループ制御は、例えば、信号線Lsに接続されている全ての操作制御端末器1(1A,1B,1C,1D)が属するグループにおいて、当該グループに属する全ての操作制御端末器1を一斉に点灯又は消灯させる制御であって、記憶部24には、操作スイッチS51に対する操作信号(操作入力)と、グループに一括して制御コマンドを送信するためのアドレス(第1のマルチキャストアドレス)とが対応付けられて記憶されている。但し、各操作制御端末器1がグループ制御の対象であるグループに属するか否かは、後述するように使用者が任意に選択可能である。また、操作スイッチS52に対応するパターン制御は、全ての操作制御端末器1(1A,1B,1C,1D)が属する第1のパターングループにおいて、操作制御端末器1Aの負荷Lを消灯、操作制御端末器1Bの2つの負荷Lを点灯、操作制御端末器1Cの負荷Lを調光レベル50%で調光点灯、操作制御端末器1Dの負荷Lを70%で調光点灯させる制御(第1のパターン制御)であって、記憶部24には、操作スイッチS52に対応する操作信号(操作入力)と、第1のパターングループに一括して制御コマンドを送信するためのアドレス(第2のマルチキャストアドレス)とが対応付けられて記憶されている。さらに、操作スイッチS53に対応するパターン制御は、操作制御端末器1C,1Dが属する第2のパターングループにおいて、操作制御端末器1Cの負荷Lを調光レベル70%で調光点灯、操作制御端末器1Dの負荷Lを30%で調光点灯させる制御(第2のパターン制御)であって、記憶部24には、操作スイッチS53に対応する操作信号と、第2のパターングループに一括して制御コマンドを送信するためのアドレス(第3のマルチキャストアドレス)とが対応付けられて記憶されている。
一方、操作制御端末器1(1A,1B,1C,1D)の記憶部13には、自らが属するグループ並びにパターングループに対応したマルチキャストアドレスと、それぞれのマルチキャストアドレスにおける動作状態(点灯又は消灯、調光レベル)とが対応付けられて記憶されている。
次に、操作端末器2を用いて複数の負荷Lをグループ制御並びにパターン制御する動作について説明する。
まず、操作端末器2の操作スイッチS51が操作されると、操作入力受付部21から制御部20へ操作信号が出力され、当該操作信号を受け取った制御部20は記憶部23に記憶されている対応関係を参照して当該操作信号に対応付けられている第1のマルチキャストアドレスを取得し、取得した第1のマルチキャストアドレスを宛先アドレスに設定するとともに負荷Lを一括して点灯又は消灯する旨の制御コマンドをデータに設定したパケットを信号伝送部22より信号線Lsを介して送信させる。
第1のマルチキャストアドレスを記憶部13に記憶している操作制御端末器1においては、信号伝送部12で当該パケットを受信して制御部10に渡し、制御部10では、受け取ったパケットに含まれる制御コマンドに応じて自らの制御対象である負荷Lを点灯又は消灯させるための制御信号を負荷駆動部14に出力する。負荷駆動部14では制御部10から受け取った制御信号に応じてリレーをオン又はオフすることで負荷Lを点灯又は消灯させる。また制御部10では、制御コマンドを受け取ってから所定の待機時間(各操作制御端末器1毎に異なった時間)が経過した後、制御コマンドの送信元のアドレス(操作端末器2のアドレス)を宛先アドレスに設定した応答信号(ACKパケット)を信号伝送部12より信号線Lsを介して送信させる。
一方、操作端末器2ではグループに属する全ての操作制御端末器1から返信された応答信号を受信すると、制御部20が動作表示部24に対して発光素子LD51の状態を反転(消灯から点灯又は点灯から消灯)させるための制御信号を出力し、当該制御信号に応じて動作表示部24の駆動回路が発光素子LD51を点灯又は消灯させることでグループに属する操作制御端末器1が制御対象とする負荷Lの動作状態を表示する。
次に、操作端末器2の操作スイッチS52が操作されると、操作入力受付部21から制御部20へ操作信号が出力され、当該操作信号を受け取った制御部20は記憶部23に記憶されている対応関係を参照して当該操作信号に対応付けられている第2のマルチキャストアドレスを取得し、取得した第2のマルチキャストアドレスを宛先アドレスに設定するとともに第1のパターン制御を実行する旨の制御コマンドをデータに設定したパケットを信号伝送部22より信号線Lsを介して送信させる。
第2のマルチキャストアドレスを記憶部13に記憶している操作制御端末器1においては、信号伝送部12で当該パケットを受信して制御部10に渡し、制御部10では、受け取ったパケットに含まれる制御コマンドに応じて自らの制御対象である負荷Lの動作状態を制御する。すなわち、操作制御端末器1Aでは負荷Lを消灯し、操作制御端末器1Bでは2つの負荷Lをいずれも点灯し、操作制御端末器1Cでは負荷Lを調光レベル50%で調光点灯し、操作制御端末器1Dでは負荷Lを70%で調光点灯させるための制御信号を制御部10から負荷駆動部14へ出力する。負荷駆動部14では制御部10から受け取った制御信号に応じてリレーをオン又はオフすることで負荷Lを点灯又は消灯させ、あるいはトライアックを位相制御し単位時間当たりの給電量を調整することで負荷Lを調光点灯させる。尚、第1のパターン制御の実行中に再度操作スイッチS52が操作されても、上述の手順で第1のパターン制御が実行されるために負荷Lの動作状態は変化しない。
さらに、操作端末器2の操作スイッチS53が操作されると、操作入力受付部21から制御部20へ操作信号が出力され、当該操作信号を受け取った制御部20は記憶部23に記憶されている対応関係を参照して当該操作信号に対応付けられている第3のマルチキャストアドレスを取得し、取得した第3のマルチキャストアドレスを宛先アドレスに設定するとともに第2のパターン制御を実行する旨の制御コマンドをデータに設定したパケットを信号伝送部22より信号線Lsを介して送信させる。
第3のマルチキャストアドレスを記憶部13に記憶している操作制御端末器1(1C,1D)においては、信号伝送部12で当該パケットを受信して制御部10に渡し、制御部10では、受け取ったパケットに含まれる制御コマンドに応じて自らの制御対象である負荷Lの動作状態を制御する。すなわち、操作制御端末器1Cでは負荷Lを調光レベル70%で調光点灯し、操作制御端末器1Dでは負荷Lを30%で調光点灯させるための制御信号を制御部10から負荷駆動部14へ出力する。負荷駆動部14では制御部10から受け取った制御信号に応じてトライアックを位相制御し単位時間当たりの給電量を調整することで負荷Lを調光点灯させる。尚、第2のパターン制御の実行中に再度操作スイッチS53が操作されても、上述の手順で第2のパターン制御が実行されるために負荷Lの動作状態は変化しない。
上述のように本実施形態の負荷制御システムでは、操作制御端末器1の操作スイッチS11,…を操作することで当該操作制御端末器1に接続されている制御対象の負荷Lを直接制御することができるとともに、操作制御端末器1と信号線Lsを介して接続された操作端末器2の操作スイッチS51〜S53を操作することで負荷Lを遠隔から制御することもでき、しかも、操作端末器2と操作制御端末器1との間では信号線Lsを介して直接制御コマンドを伝送するから、信号線Lsが断線したり、あるいは操作端末器2が故障してもシステム全体が動作不能になることがない。その結果、集中制御型の従来システムと比べて導入コストが抑えられるとともにシステムの安定性が向上可能となる。また、操作制御端末器1の制御部10では、操作端末器2から受け取った制御コマンドの内容が自らの制御対象である負荷Lに対応するか否かを判断し、対応すると判断したら当該負荷Lを制御し、対応しないと判断したら当該負荷Lを制御しないので、例えば、負荷Lとして調光可能な照明負荷と調光不可能な照明負荷の2種類がある場合、調光不可能な照明負荷を制御対象とする操作制御端末器1に対して調光レベルを指示する制御コマンドが送信されたときに当該操作制御端末器1の制御部10が調光不可能な照明負荷を制御することがないから、負荷の誤動作を防ぐことができる。さらに、一つの操作制御端末器1Bに接続された複数の負荷Lを識別するための識別符号を当該操作制御端末器1Bの記憶部13と操作端末器2の記憶部23にそれぞれ記憶させており、例えば、パターン制御におけるパターングループにこれら複数の負荷Lを個別に割り当てることができ、操作端末器2の制御部20が操作制御端末器1Bに対するパターン制御の制御コマンドを生成するに当たって制御対象の負荷Lの識別符号を含めることで、一つの操作制御端末器1Bに接続されている複数の負荷Lを操作端末器2から個別に遠隔制御できる。
ところで本実施形態においては、グループ制御やパターン制御の制御コマンドを操作端末器2から複数の操作制御端末器1へ伝送する際、当該制御コマンドを含むパケットの宛先アドレスとして、各操作制御端末器1に割り当てられる固有アドレスではなく、それぞれの制御毎に決められたマルチキャストアドレスを用いているので、個々の操作制御端末器1毎に固有アドレスを宛先アドレスに設定し制御コマンドをユニキャストで伝送する場合と比較してトラフィックの増大を抑えることができるという利点がある。
ここで、操作制御端末器1や操作端末器2にグループ制御やパターン制御の設定を行う手順について説明する。
まず、操作端末器2の操作入力受付部21に設けられたモード切換スイッチ(図示せず)が操作されると操作入力受付部11から制御部20へ操作信号が出力され、当該操作信号を受け取った制御部20が運用モードから設定モードへ動作モードを移行する。
そして、グループ制御の設定を行う場合、設定モードにおいて操作端末器2の操作スイッチS51を操作すればよい。操作スイッチS51の操作入力を受け付けた操作入力受付部11から制御部20に操作信号が出力されると、制御部20は動作表示部24に制御信号を出力して操作スイッチS51に対応する発光素子LD51を点滅等させることで操作スイッチS51に対応したグループ制御の設定中であることを使用者に報知する。さらに制御部20は、操作制御端末器1の制御部10においてもグループ制御の設定モードへ移行するように指示する制御コマンドを生成し、当該制御コマンドを含むパケットを信号伝送部12より信号線Lsを介して全ての操作制御端末器1に宛ててブロードキャストで伝送する。但し、当該制御コマンドには予め操作スイッチS51の操作信号(操作入力)と対応付けられている第1のマルチキャストアドレスが含まれている。
当該パケットを受信した全ての操作制御端末器1では、制御部10が制御コマンドの指示に従ってグループ制御の設定モードへ移行する。当該設定モードにおいては、操作スイッチS11,…を長押し操作(例えば、2秒以上)することでグループ制御の対象であるグループへの参加/不参加を選択することができる。つまり、設定モードへの移行時点ではグループへの参加が選択されており、グループ制御の対象に含めることを望まない負荷Lがある場合、使用者は当該負荷Lに対応する操作スイッチS11,…を長押し操作すればよい。ここで、制御部10ではグループへの参加が選択されているときは制御信号を出力して動作表示部15の発光素子LD11,…を相対的に長い周期で点滅させ、グループへの不参加が選択されているときは制御信号を出力して動作表示部15の発光素子LD11,…を相対的に短い周期で点滅させることによって使用者に参加/不参加の選択状況を知らせている。
全ての操作制御端末器1においてグループへの参加/不参加の選択作業が終了した後、使用者が操作端末器2のモード切換スイッチを操作すれば、操作端末器2の制御部20は設定モードの終了を通知する制御コマンドを生成し、当該制御コマンドを含むパケットを信号伝送部12より信号線Lsを介して全ての操作制御端末器1に宛ててブロードキャストで伝送する。当該パケットを受信した全ての操作制御端末器1では、制御部10が制御コマンドの指示に従って設定モードから運用モードに復帰するのであるが、このとき、操作制御端末器1の制御部10では、グループへの参加が選択されていれば、操作端末器2から通知された第1のマルチキャストアドレスと制御内容(グループ制御)、さらに負荷Lが複数接続されているときは負荷Lの識別符号を対応付けて記憶部13に記憶させ、グループへの不参加が選択されていれば記憶部13に何も記憶させない。尚、設定モードから運用モードへ復帰したら、操作端末器2の制御部20並びに操作制御端末器1の制御部10は制御信号を出力して動作表示部15,24の発光素子LD11,…を点灯又は消灯させる。
但し、操作端末器2と信号線Lsを介して接続されている全ての操作制御端末器1の全ての負荷Lをグループに参加させる場合においては、第1のマルチキャストアドレスを全ての操作制御端末器1の記憶部13に予め(例えば、製造時に)記憶させておけば、上述のような設定作業を行わなくても全ての操作制御端末器1を対象とするグループ制御を行うことができる。
また、第1のパターン制御の設定を行う場合、設定モードにおいて操作端末器2の操作スイッチS52を操作すればよい。操作スイッチS52の操作入力を受け付けた操作入力受付部11から制御部20に操作信号が出力されると、制御部20は動作表示部24に制御信号を出力して操作スイッチS52に対応する発光素子LD52を点滅等させることで操作スイッチS52に対応した第1のパターン制御の設定中であることを使用者に報知する。さらに制御部20は、操作制御端末器1の制御部10においても第1のパターン制御の設定モードへ移行するように指示する制御コマンドを生成し、当該制御コマンドを含むパケットを信号伝送部12より信号線Lsを介して全ての操作制御端末器1に宛ててブロードキャストで伝送する。但し、当該制御コマンドには予め操作スイッチS52の操作信号(操作入力)と対応付けられている第2のマルチキャストアドレスが含まれている。
当該パケットを受信した全ての操作制御端末器1では、制御部10が制御コマンドの指示に従って第1のパターン制御の設定モードへ移行する。当該設定モードにおいては、操作スイッチS11,…を長押し操作することで第1のパターン制御の対象である第1のパターングループへの参加/不参加を選択するとともにその制御内容(負荷Lの点灯/消灯、調光レベル)を設定することができる。設定モードへの移行時点では第1のパターングループへの参加が選択されており、第1のパターン制御の対象に含めることを望まない負荷Lがある場合、使用者は当該負荷Lに対応する操作スイッチS11,…を長押し操作すればよい。ここで、制御部10では第1のパターングループへの参加が選択されているときは制御信号を出力して動作表示部15の発光素子LD11,…を相対的に長い周期で点滅させ、第1のパターングループへの不参加が選択されているときは制御信号を出力して動作表示部15の発光素子LD11,…を相対的に短い周期で点滅させることによって使用者に参加/不参加の選択状況を知らせている。
第1のパターングループへの参加が選択されている状態においては、操作スイッチS11,S21,S22,S31,S41が長押し操作よりも短い時間で操作されることで制御部10が負荷駆動部14を制御して負荷Lの動作状態を反転させることができ、使用者は第1のパターン制御の制御内容に対応した動作状態(点灯又は消灯)を選択すればよい。さらに、操作制御端末器1C,1Dにおいては、操作スイッチS32,S33,S42,S43が操作されることで制御部10が負荷駆動部14を制御して負荷Lの調光レベルを変化させることができ、使用者は第1のパターン制御の制御内容に対応した動作状態(調光レベル)に調整すればよい。
全ての操作制御端末器1において第1のパターングループへの参加/不参加の選択作業並びに負荷Lの動作状態の調整作業が終了した後、使用者が操作端末器2のモード切換スイッチを操作すれば、操作端末器2の制御部20は設定モードの終了を通知する制御コマンドを生成し、当該制御コマンドを含むパケットを信号伝送部12より信号線Lsを介して全ての操作制御端末器1に宛ててブロードキャストで伝送する。当該パケットを受信した全ての操作制御端末器1では、制御部10が制御コマンドの指示に従って設定モードから運用モードに復帰するのであるが、このとき、操作制御端末器1の制御部10では、第1のパターングループへの参加が選択されていれば、操作端末器2から通知された第2のマルチキャストアドレスと制御内容(負荷Lの動作状態)、さらに負荷Lが複数接続されているときは負荷Lの識別符号を対応付けて記憶部13に記憶させ、第1のパターングループへの不参加が選択されていれば記憶部13に何も記憶させない。尚、設定モードから運用モードへ復帰したら、操作端末器2の制御部20並びに操作制御端末器1の制御部10は制御信号を出力して動作表示部15,24の発光素子LD11,…を点灯又は消灯させる。また、第2のパターン制御を設定する場合、操作端末器2から操作制御端末器1へ通知するマルチキャストアドレスが第3のマルチキャストアドレスである点を除けば、第1のパターン制御を設定する場合の手順と共通であるから説明は省略する。
上述のように本実施形態では、操作制御端末器1と操作端末器2のみでグループ制御やパターン制御の設定作業を行うことができるから、従来例のように専用の設定器を用いて設定する場合と比較して設定作業が簡素化できるという利点がある。
ここで、操作端末器2の動作表示部24を、発光素子LD51〜LD53とその駆動回路に代えて液晶ディスプレイとその駆動回路で構成するとともに、操作入力受付部21を、液晶ディスプレイと組み合わされるタッチパネルで構成しても構わない。但し、このように構成される操作端末器2においても基本的な動作は上述した操作端末器2と共通である。
また、本実施形態では負荷Lを遠隔制御する端末器として操作端末器2を例示したが、必ずしも操作端末器2を本システムに加える必要はない。例えば、操作制御端末器1の操作スイッチS11,…が操作されたときに制御部10が他の操作制御端末器1に対して制御コマンドを含むパケットを伝送し、当該パケットを受信した他の操作制御端末器1の制御部10が制御コマンドに応じて自らの制御対象である負荷Lの動作状態を制御するようにしても構わない。この場合、操作スイッチS11,…の操作信号と他の操作制御端末器1の固有アドレス若しくはマルチキャストアドレス、ブロードキャストアドレスと動作状態の制御内容とを操作側の操作制御端末器1の記憶部13に予め記憶させておく必要がある。
ところで、上述のように一括制御(グループ制御及びパターン制御)の制御内容毎に固有のマルチキャストアドレスを設定した場合、一括制御の制御内容の数が増えるとアドレスが枯渇してしまう虞がある。そこで、制御内容が異なる場合であってもグループあるいはパターングループに参加する操作制御端末器1が同一である一括制御については同一のマルチキャストアドレスを割り当てるとともに、同一のマルチキャストアドレスが割り当てられた一括制御の制御内容を識別する符号(制御番号)を割り当てるようにしても構わない。例えば、上述の例では負荷を一斉にオン/オフするグループ制御の対象であるグループと、第1のパターン制御の対象である第1のパターングループとでは同一の操作制御端末器1A,1B,1C,1Dが参加しているから、これら2つのグループに同一のマルチキャストアドレスを割り当てるとともに、グループ制御に対しては制御番号「1」を割り当て、第1のパターン制御に対しては制御番号「2」を割り当てればよい。また、第2のパターン制御については、その制御対象である第2のパターングループに参加する操作制御端末器1(1C,1D)が第1のパターングループと同一ではないので、第1のパターングループに割り当てられたマルチキャストアドレスとは異なるマルチキャストアドレスを割り当てることになる。図5(a)は操作端末器2の記憶部23に記憶される対応関係のデータテーブルを示しており、上述のグループ制御と第1のパターン制御には同一のマルチキャストアドレス「FE0A」が割り当てられるとともに、グループ制御に対しては「1」、第1のパターン制御に対しては「2」という制御番号が割り当てられ、また、第2のパターン制御には別のマルチキャストアドレス「FE0B」が割り当てられている。尚、図5(a)における「対象機器1」,「対象機器2」,「対象機器3」,「対象機器4」とは、グループ制御のグループや第1,第2のパターングループに参加する操作制御端末器1を示しており、個々の操作制御端末器1を個別に表すものではない。
ここで、図5(a)ではそれぞれの制御(グループ制御並びに第1及び第2のパターン制御)毎に対象機器の固有アドレス(操作制御端末器1Bにおいては複数の負荷Lを識別するための識別符号「01」,「02」を含む。以下同じ)と制御内容(負荷Lの動作状態)を記憶しているが、これらの情報を記憶することは必ずしも必要ではない。すなわち、図5(b)に示すようにそれぞれの制御に対応するマルチキャストアドレス、制御番号、動作状態を示したデータテーブルを対象機器である各操作制御端末器1の記憶部13に記憶しておけば、操作端末器2のデータテーブルには対象機器1〜4の固有アドレス並びに動作状態を記憶する必要はない。但し、図5(a)に示すようにそれぞれの制御毎に対象機器の固有アドレスと制御内容を記憶しておけば、対象機器1〜4である操作制御端末器1から動作状態の情報を含む応答信号を送信させることによって、操作制御端末器1から送られてくる動作状態の情報に基づき、操作端末器2の制御部20が各操作制御端末器1で正しく負荷Lの動作状態が制御されたか否かを知ることができ、例えば、正しく制御されていないと判れば、再度制御コマンドを送信するなどの対処をとることができる。尚、一括制御(グループ制御及びパターン制御)の制御内容毎に固有のマルチキャストアドレスを設定する場合であれば、図5(b)に示すデータテーブルにおける「制御番号」の項目は不要である。
(実施形態2)
本発明の実施形態2のシステム構成図を図6に示す。本実施形態は、信号線Lsに直流電流を重畳する給電装置3をシステムに追加するとともに、信号線Lsに重畳された直流電流を受けて各部の動作電源を作成する電源作成部17,26を操作制御端末器1並びに操作端末器2がそれぞれ備えている点に特徴がある。但し、これ以外の構成並びに動作については実施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して図示並びに説明は適宜省略する。
給電装置3は、商用交流電源ACから供給される100ボルト又は200ボルトの交流電圧を数十ボルト乃至数ボルトまで降圧する降圧回路、降圧回路で降圧された交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータ、AC/DCコンバータの直流出力を安定化するスイッチングレギュレータ、スイッチングレギュレータで安定化された直流電圧/直流電流を信号線Lsに重畳させる重畳回路等で構成される。但し、これらの構成要素については従来周知の技術で実現可能であるから詳細な構成についての図示並びに説明は省略する。
一方、操作制御端末器1並びに操作端末器2の電源作成部17,26は、図7に示すように信号線Lsに接続されたローパスフィルタ(図示せず)で信号線Lsを介して伝送される伝送信号(パケット)と直流電圧/直流電流を分離することで各部の動作電源(直流電源)を作成する。尚、信号伝送部12,22ではハイパスフィルタによって信号線Lsに重畳されている直流電圧/直流電流から伝送信号を分離して受信している。
而して本実施形態によれば、操作制御端末器1並びに操作端末器2に給電するための給電線を信号線Lsとは別に配線する必要がないから施工性が向上できるという利点がある。
本発明の実施形態1を示すシステム構成図である。 同上における操作制御端末器の回路ブロック図である。 同上における操作端末器の回路ブロック図である。 同上におけるパケットの説明図である。 (a),(b)は同上の動作説明図である。 本発明の実施形態2を示すシステム構成図である。 同上における操作制御端末器及び操作端末器の一部省略した回路ブロック図である。 従来例を示すシステム構成図である。 同上における伝送信号の説明図である。 同上の常時ポーリングの説明用流れ図である。
符号の説明
1(1A〜1D) 操作制御端末器
2 操作端末器
S11,S21〜S22,S31〜S33,S41〜S43 操作スイッチ
L 負荷(照明負荷)
Ls 信号線

Claims (8)

  1. 1乃至複数の制御対象の負荷が接続される操作制御端末器と、1乃至複数の操作制御端末器に信号線を介して接続される1乃至複数の操作端末器とを有し、各操作制御端末器並びに操作端末器に信号伝送用のアドレスが割り当てられ、
    操作制御端末器は、1乃至複数の操作スイッチを有し当該操作スイッチによる操作入力を受け付ける操作入力受付手段と、操作入力受付手段で受け付ける操作入力に応じて自らの制御対象である負荷を制御する制御手段と、信号線を介して操作端末器との間で信号を伝送する伝送手段とを備え、
    操作端末器は、1乃至複数の操作スイッチを有し当該操作スイッチによる操作入力を受け付ける操作入力受付手段と、信号線を介して操作制御端末器との間で信号を伝送する伝送手段と、操作入力受付手段で受け付ける操作入力と1乃至複数の操作制御端末器に割り当てられるアドレスとの対応関係を記憶した記憶手段と、操作入力受付手段で操作入力が受け付けられたときに記憶手段を参照して当該操作入力に対応したアドレスを取得するとともに当該操作制御端末器に接続されている負荷を制御するための制御コマンドを生成し当該制御コマンドを伝送手段より信号線を介して記憶手段より取得したアドレス宛に送信させる制御手段とを備え、
    操作制御端末器では、宛先のアドレスが自らに割り当てられているアドレスに一致すれば操作端末器から信号線を介して伝送される制御コマンドを伝送手段で受信し、受信した当該制御コマンドに応じて制御手段が自らの制御対象である負荷を制御し、
    操作端末器の記憶手段は、複数の操作入力に対して一つのマルチキャストアドレスを共通に対応させて記憶するとともに当該複数の操作入力を識別するための識別子を当該マルチキャストアドレスに対応付けて記憶し、
    操作制御端末器の記憶手段は、1乃至複数のマルチキャストアドレスと、当該マルチキャストアドレスに対応付けられた1乃至複数の識別子と、前記マルチキャストアドレス及び識別子に対応付けた負荷の動作状態とを記憶し、
    操作端末器の制御手段は、前記操作入力が操作入力受付手段で受け付けられたときに記憶手段を参照して当該操作入力に対応する識別子を含む制御コマンドを生成するとともに当該制御コマンドを前記マルチキャストアドレスを宛先アドレスに設定して伝送手段より信号線を介して送信させ、
    操作制御端末器の制御手段は、制御コマンドの宛先アドレスが記憶手段に記憶しているマルチキャストアドレスと一致する場合に当該制御コマンドに含まれる識別子と対応付けられた動作状態となるように自らの制御対象である負荷を制御し、
    操作端末器の記憶手段は、一の操作入力が操作端末器の操作入力受付手段で受け付けられたときに負荷を制御する1乃至複数の操作制御端末器と、別の操作入力が操作端末器の操作入力受付手段で受け付けられたときに負荷を制御する1乃至複数の操作制御端末器とが同一である場合に前記一の操作入力と前記別の操作入力に対して一つのマルチキャストアドレスを共通に対応させて記憶することを特徴とする負荷制御システム。
  2. 操作制御端末器の制御手段は、操作端末器から受け取った制御コマンドの内容が自らの制御対象である負荷に対応するか否かを判断し、対応すると判断したら当該負荷を制御し、対応しないと判断したら当該負荷を制御しないことを特徴とする請求項1記載の負荷制御システム。
  3. 少なくとも一つの操作制御端末器には複数の負荷が接続され、当該操作制御端末器はそれぞれの負荷を識別する識別符号を記憶した記憶手段を備え、
    操作端末器の記憶手段には複数の負荷が接続された操作制御端末器のアドレスと当該操作制御端末器に接続されている複数の負荷の識別符号とが操作入力に対応して記憶され、 操作端末器の制御手段は、複数の負荷が接続された操作制御端末器に対する制御コマンドを生成するに当たって制御対象の負荷の識別符号を含めることを特徴とする請求項1又は2記載の負荷制御システム。
  4. 操作制御端末器に割り当てられるアドレスとしてマルチキャストアドレスが当該操作制御端末器の記憶手段に記憶され、
    操作端末器の制御手段は、前記操作入力が操作入力受付手段で受け付けられたときに生成する制御コマンドの宛先アドレスに前記マルチキャストアドレスを設定して伝送手段より信号線を介して送信させ、
    操作制御端末器の記憶手段は、前記マルチキャストアドレスに対応付けた負荷の動作状態を記憶し、
    操作制御端末器の制御手段は、制御コマンドの宛先アドレスが記憶手段に記憶しているマルチキャストアドレスと一致する場合に当該マルチキャストアドレスと対応付けられた動作状態となるように自らの制御対象である負荷を制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の負荷制御システム。
  5. 操作制御端末器の制御手段は、操作端末器から制御コマンドを受け取って負荷を制御した後、予め決められた待機時間が経過したら制御コマンドの送信元のアドレスを宛先アドレスに設定した応答信号を伝送手段より信号線を介して送信させることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の負荷制御システム。
  6. 操作制御端末器の記憶手段は、各操作制御端末器に個別に割り当てられる固有アドレスを記憶し、
    操作端末器の記憶手段は、前記マルチキャストアドレスが割り当てられている複数の操作制御端末器の固有アドレスと、当該マルチキャストアドレスと対応付けられた各操作制御端末器毎の負荷の動作状態とを対応付けて記憶し、
    操作制御端末器の制御手段は、操作端末器から制御コマンドを受け取り、当該制御コマンドに応じて記憶手段に記憶している動作状態となるように負荷を制御した後、当該動作状態の情報を制御コマンドの送信元のアドレスを宛先アドレスに設定して伝送手段より信号線を介して送信させることを特徴とする請求項1又は4記載の負荷制御システム。
  7. 操作制御端末器は、操作入力受付手段で受け付ける操作入力と他の操作制御端末器に割り当てられるアドレスとの対応関係を記憶手段に記憶し、操作入力受付手段で操作入力が受け付けられたときに、制御手段が記憶手段を参照して当該操作入力に対応したアドレスを取得するとともに当該操作制御端末器に接続されている負荷を制御するための制御コマンドを生成し当該制御コマンドを伝送手段より信号線を介して記憶手段より取得したアドレス宛に送信させることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の負荷制御システム。
  8. 信号線に直流電流を重畳する給電装置を有し、
    操作制御端末器並びに操作端末器は、信号線に重畳された直流電流を受けて各手段の動作電源を作成する電源作成手段を備えたことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の負荷制御システム
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