JP2010250991A - 伝送制御装置、及びこの伝送制御装置を備えた遠隔制御監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、パターン制御用のスイッチに対する表示灯の表示方式を、照明装置の点灯パターンに対して違和感のない表示方式に設定できる伝送制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】遠隔制御監視システムにおける信号の送受信を管理する伝送制御装置1は、パターン制御用の操作スイッチに対応する各照明装置の点灯状態に応じて、その操作スイッチに対応した表示灯を、表示方式設定部105で指定された表示方式に従って表示させる。このとき、信号処理部102は、表示方式設定部105に記憶された表示方式を参照して、表示灯の表示を切り換えるための伝送信号を生成し、伝送ドライバ部101よりスイッチ端末装置に送信する。
【選択図】図1
【解決手段】遠隔制御監視システムにおける信号の送受信を管理する伝送制御装置1は、パターン制御用の操作スイッチに対応する各照明装置の点灯状態に応じて、その操作スイッチに対応した表示灯を、表示方式設定部105で指定された表示方式に従って表示させる。このとき、信号処理部102は、表示方式設定部105に記憶された表示方式を参照して、表示灯の表示を切り換えるための伝送信号を生成し、伝送ドライバ部101よりスイッチ端末装置に送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、負荷機器を制御する遠隔制御監視システムにおける伝送制御装置に関するもので、特に、複数の照明装置の点灯パターンの制御が可能な遠隔制御監視システムにおける伝送制御装置に関する。
従来より、照明装置又は換気扇などといった負荷機器の制御や、警報器からの警報や電気錠の開閉状態といった接点状態の管理を行う遠隔制御監視システムとして、時分割多重伝送方式により信号が送受信されるものが提案されている。この時分割多重伝送方式を採用した遠隔制御監視システムは、信号線に所定電圧を給電する伝送制御装置によって、信号線上における伝送信号の送受信が管理される。そして、負荷機器の動作を制御する制御端末装置と、負荷機器の動作を指定するスイッチを備えたスイッチ端末器とが、遠隔制御監視システムに備えられるとき、制御端末装置及びスイッチ端末装置のそれぞれと伝送制御装置との間で伝送信号が送受信される。即ち、遠隔制御監視システム内において、スイッチ端末器のスイッチが操作されると、スイッチ端末器が伝送制御装置を介して制御端末装置と通信を行うことで、目的とする負荷機器が制御される。
このような遠隔制御監視システムにおいて、照明装置を負荷機器としたとき、制御端末装置は、複数の照明装置それぞれへの電源ON/OFFを行う複数のリレースイッチを備える。そして、制御端末装置に、アドレスの上位となる負荷チャンネルが割り当てられ、リレースイッチそれぞれには、アドレスの下位となる負荷番号が割り当てられる。即ち、リレースイッチ毎に、負荷チャンネルと負荷番号とで構成される、1つのアドレスが割り当てられる。よって、特定の照明装置を点灯又は消灯するために、その照明装置の電源ON/OFFを制御するリレースイッチを、割り当てられたアドレスによって特定できる。
この照明装置を負荷機器とした遠隔制御監視システムでは、スイッチ端末装置における1つのスイッチを制御端末装置における1つのリレースイッチに対応づけて、個別に照明装置の点灯状態を制御する個別制御と、1つのスイッチを複数のリレースイッチに対応づけて、複数の照明装置の点灯状態を一括で制御する一括制御とがある(特許文献1参照)。そして、一括制御には、複数の照明装置を同じ点灯状態に制御するグループ制御と、複数の照明装置を予め個々に設定した点灯状態に制御するパターン制御とがある。
又、スイッチ端末装置は、各スイッチに対して、対応の照明装置の点灯状態を示す表示灯を備え、伝送制御装置からの伝送信号により、表示灯の表示が制御される。即ち、制御端末装置は、リレースイッチによって照明装置の点灯状態を制御したとき、伝送制御装置からの伝送信号に対して、リレースイッチによる制御結果を監視データとして返送する。よって、伝送制御装置は、制御端末装置からの監視データにより、制御動作を行ったリレースイッチを認識する。そして、伝送制御装置は、認識したリレースイッチに対応づけたスイッチを備えたスイッチ端末装置に対して、そのスイッチに対応する表示灯の表示を切り換えるように、伝送信号を送信する。この伝送信号を受信したスイッチ端末装置は、伝送信号により指定された表示灯を指定の表示に切り換える。
このような表示灯の表示は、個別制御用のスイッチの場合は、対応の照明装置の点灯状態に応じて切り換えられるだけでよい、しかしながら、一括制御用のスイッチの場合は、照明装置が個別制御されて、対応の照明装置それぞれの点灯状態が、この一括制御用のスイッチで指定される点灯状態と異なる場合がある。そのため、グループ制御用のスイッチに対する表示灯の表示において、その表示灯の表示を切り換えるための基準を決定するための、複数の表示方式がある。
そして、特許文献1の遠隔制御監視システムでは、このグループ制御用のスイッチに対する表示灯の表示に対して、その使用目的に応じた表示方式が選択できるものとしている。このような遠隔制御監視システムにおいて、伝送制御装置は、グループ制御用のスイッチそれぞれに対して表示方式を指定するためのデータテーブルを記憶している。よって、伝送制御装置は、このデータテーブルを参照して、各スイッチの表示方式を確認し、その表示方式に応じて、表示灯の表示を切り換えさせるための制御データを含む伝送信号を、スイッチ端末装置に送信する。
このように、特許文献1の遠隔制御監視システムでは、グループ制御用のスイッチに対応する表示灯の表示方式を、その使用目的に応じたものに設定することが可能である。しかしながら、パターン制御用のスイッチに対応する表示灯については、そのスイッチに対して設定された照明装置の点灯状態のパターン(以下、「点灯パターン」と呼ぶ)と、実際の照明装置の点灯状態との一致/不一致に基づいて、その表示が切り換えられるのみである。
そして、このパターン制御用のスイッチに対応する表示灯(以下、「パターン制御用の表示灯」と呼ぶ)の表示は、個別制御用のスイッチに対応する表示灯(以下、「個別制御用の表示灯」と呼ぶ)の表示に対応するものである。即ち、従来は、対応の各照明装置の点灯状態が点灯パターンと一致するときのパターン制御用の表示灯による表示が、対応の照明装置が点灯したときの個別制御用の表示灯による表示と同様とされている一方で、対応の各照明装置の点灯状態が点灯パターンと不一致であるときのパターン制御用の表示灯による表示が、対応の照明装置が消灯したときの個別制御用の表示灯による表示と同様とされている。
このように、パターン制御用の表示灯の表示方式が、個別制御用の表示灯の表示方式に対応させたものとされていることから、パターン制御用のスイッチに対して設定された点灯パターンによっては、その表示に違和感を生じさせることがある。特に、パターン制御用のスイッチに対して設定された点灯パターンが、対応の照明装置全てが消灯とする点灯パターンである場合、実際の点灯状態が点灯パターンと一致したときには、照明装置全てが消灯となっているにもかかわらず、そのパターン制御用の表示灯の表示が、個別制御用の表示灯において点灯状態を示す表示と同じ表示となる。よって、照明装置の点灯状態に対して、そのパターン制御用の表示灯の表示に違和感が発生してしまう。
このような問題を鑑みて、本発明は、パターン制御用のスイッチに対する表示灯の表示方式を、照明装置の点灯パターンに対して違和感のない表示方式に設定できる伝送制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の伝送制御装置は、照明装置の点灯状態を制御する制御端末装置と、前記照明装置の点灯状態の指令の入力を受け付ける操作スイッチを備えたスイッチ端末装置とが、時分割多重伝送方式による信号が送受信される信号線に接続されて構成されるとともに、前記スイッチ端末装置が、前記操作スイッチに対応づけられた照明装置の点灯状態に応じて表示を切り換える表示灯を有する、遠隔制御監視システムに設置され、前記信号線と接続されてデータを送受信する伝送ドライバ部と、前記制御端末装置及び前記スイッチ端末装置それぞれに送信する制御データを生成するとともに前記制御端末装置及び前記スイッチ端末装置からの監視データを解析する信号処理部と、を備える伝送制御装置であって、前記表示灯のうち、複数の照明装置を所定の点灯パターンに応じた点灯状態とするパターン制御に対応づけたパターン制御用の表示灯の表示方式を、第1表示方式と第2表示方式とから選択して記憶する表示方式設定部を、更に備え、前記第1表示方式が、前記パターン制御用の表示灯に対応した前記複数の照明装置の点灯状態が前記点灯パターンと一致しているときに第1表示とする一方で、当該複数の照明装置の点灯状態が当該点灯パターンと不一致であるときに第2表示とし、前記第2表示方式が、当該複数の照明装置の点灯状態が当該点灯パターンと一致しているときに前記第2表示とする一方で、当該複数の照明装置の点灯状態が当該点灯パターンと不一致であるときに前記第1表示とし、前記信号処理部が、前記表示方式設定部に記憶された表示方式に従って、前記スイッチ端末装置の前記パターン制御用の表示灯の表示を切り換える制御データを生成することを特徴とする。
このような伝送制御装置において、前記パターン制御用の表示灯が複数あるとともに、前記表示方式設定部が、複数の前記パターン制御用の表示灯のそれぞれに対して独立して設定された表示方式を記憶するものとしてもよい。このとき、前記表示方式設定部が、前記パターン制御用の表示灯それぞれに対して表示方式を記憶したデータメモリであってもよい。
又、前記パターン制御用の表示灯が複数あるとともに、前記表示方式設定部が、複数の前記パターン制御用の表示灯全てに対して共通に設定された表示方式を記憶するものとしてもよい。このとき、前記表示方式設定部が、ジャンパスイッチによって構成されるものであってもよい。
上述の伝送制御装置において、前記第1表示方式が、単一の照明装置の点灯状態を示す表示灯の表示方式と同一の表示方式であってもよい。
本発明の遠隔制御監視システムは、上述のいずれかの伝送制御装置と、照明装置の点灯状態を制御する制御端末装置と、前記照明装置の点灯状態の指令の入力を受け付ける操作スイッチを備えたスイッチ端末装置と、を備え、前記伝送制御装置が、前記制御端末装置及び前記スイッチ端末装置と、信号線を通じて、時分割多重伝送方式による通信を行うことを特徴とする。
このような遠隔制御監視システムにおいて、前記信号線に接続されて、前記伝送制御装置の前記表示方式設定部に記憶される表示方式を設定する設定用端末装置を、更に備えるものであってもよい。
本発明によると、パターン制御用の表示灯の表示方式を選択して表示方式設定部に記憶させる構成としているので、そのパターン制御に応じた点灯パターンに対して、パターン制御用の表示灯の表示を最適なものに設定できる。これにより、照明装置の点灯パターンに対して、個別制御用の表示灯の表示などと比べても、パターン制御用の表示灯の表示を違和感のない表示とすることができる。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態における伝送制御装置について、図面を参照して以下に説明する。図1は、本実施形態の伝送制御装置の内部構成を示すブロック図である。図2は、図1の伝送制御装置によって伝送信号の送受信が管理される遠隔制御監視システムの構成を示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態における伝送制御装置について、図面を参照して以下に説明する。図1は、本実施形態の伝送制御装置の内部構成を示すブロック図である。図2は、図1の伝送制御装置によって伝送信号の送受信が管理される遠隔制御監視システムの構成を示すブロック図である。
1.伝送制御装置
本実施形態の伝送制御装置1は、図1に示すように、2線式の信号線Lsと接続して伝送信号を送信する伝送ドライバ部101と、伝送処理などの各種動作を行うために信号処理を行う信号処理部102と、信号処理部102で実行される各動作を規定するプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)より成るプログラムメモリ103と、スイッチ端末装置の操作スイッチと制御端末装置のリレースイッチとの関係などを記憶した不揮発性メモリなどで構成されたデータメモリ104と、パターン制御用の表示灯の表示方式を決定するための表示方式設定部105と、を備える。
本実施形態の伝送制御装置1は、図1に示すように、2線式の信号線Lsと接続して伝送信号を送信する伝送ドライバ部101と、伝送処理などの各種動作を行うために信号処理を行う信号処理部102と、信号処理部102で実行される各動作を規定するプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)より成るプログラムメモリ103と、スイッチ端末装置の操作スイッチと制御端末装置のリレースイッチとの関係などを記憶した不揮発性メモリなどで構成されたデータメモリ104と、パターン制御用の表示灯の表示方式を決定するための表示方式設定部105と、を備える。
このように構成されるとき、信号処理部102は、表示方式設定部105からの信号が与えられるため、スイッチ端末装置におけるパターン制御用の表示灯の表示を切り換えるための制御データを生成する際、表示方式設定部105からの信号で決定される表示方式に従ったものとする。そして、信号処理部102で生成された制御データが、表示を切り換える表示灯を備えたスイッチ端末装置を特定するアドレスによるアドレスデータと共に、伝送ドライバ部101に与えられる。これにより、伝送ドライバ部101は、信号処理部102から与えられたアドレスデータと制御データから伝送信号を生成して、信号線Lsより、特定したスイッチ端末装置に伝送信号を送信する。よって、スイッチ端末装置は、そのパターン制御用の表示灯の表示を、表示方式設定部105で設定された表示方式に従って切り換えることができる。
又、スイッチ端末装置における各操作スイッチに対して、その点灯/消灯を制御する対象となる照明装置を指定するために、データメモリ104が、操作スイッチ毎に、その制御対象となる照明装置をON/OFFする制御端末装置のリレースイッチを対応づけたデータテーブルを記憶する。このデータテーブルには、個別制御用の操作スイッチそれぞれに対しては、個別制御の対象となる照明装置をON/OFFするリレースイッチを指定するためのアドレスが登録され、グループ制御用の操作スイッチそれぞれに対しては、グループ制御の対象となる複数の照明装置それぞれをON/OFFするリレースイッチそれぞれを指定するためのアドレスが登録される。更に、このデータテーブルには、パターン制御用の操作スイッチそれぞれに対して、パターン制御の対象となる複数の照明装置それぞれをON/OFFするリレースイッチそれぞれを指定するためのアドレスと、その点灯パターンにより指定される点灯状態とが、登録される。
このようなデータテーブルをデータメモリ104に記憶することで、伝送制御装置は、スイッチ端末装置からの監視データを伝送ドライバ部101で受信し、信号処理部102で、個別制御用の操作スイッチが操作されたことを確認すると、信号処理部102が、その操作スイッチに対応するアドレスデータをデータメモリ104より読み出す。そして、信号処理部102は、監視データより確認した操作内容より、対象となるリレースイッチをON/OFF制御するための制御データを生成し、データメモリ104より読み出したアドレスデータと共に、伝送ドライバ部101に与える。よって、伝送ドライバ部101は、信号処理部102より与えられた制御データとアドレスデータにより伝送信号を生成し、対象とするリレースイッチを有する制御端末装置に送信し、そのリレースイッチのON/OFFを制御させて、対象の照明装置を点灯/消灯させる。
又、伝送ドライバ部101がスイッチ端末装置からの監視データを受信したときに、信号処理部102が、グループ制御用の操作スイッチが操作されたことを確認した場合、信号処理部102は、その操作スイッチに対応する複数のアドレスデータをデータメモリ104より読み出す。そして、信号処理部102は、監視データより確認した操作内容より、対象となるリレースイッチ全てをON/OFF制御するための制御データを生成し、データメモリ104より読み出したアドレスデータそれぞれと共に、伝送ドライバ部101に与える。よって、伝送ドライバ部101は、各アドレスデータに同一の制御データを追加した複数の伝送信号を生成し、対象とするリレースイッチを有する制御端末装置それぞれに対して順次送信する。これにより、グループ制御の対象となる複数の照明装置を、同時に点灯/消灯させ、同一の点灯状態とできる。
又、伝送ドライバ部101がスイッチ端末装置からの監視データを受信したときに、信号処理部102が、パターン制御用の操作スイッチが操作されたことを確認した場合、信号処理部102は、その操作スイッチに対応する複数のアドレスデータを、データメモリ104より読み出す。このとき、信号処理部102は、操作スイッチによって指定される点灯パターンに応じた照明装置それぞれの点灯状態についても、データメモリ104より読み出し、それぞれの点灯状態に対応する制御データを生成する。尚、操作スイッチに対応づけられた照明装置それぞれの点灯状態については、その点灯状態を指定する制御データが、データメモリ104内に記憶され、その制御データが読み出されるものであってもよい。
そして、各アドレスデータが対応の制御データと関連づけられて、伝送ドライバ101に与えられると、伝送ドライバ部101は、アドレスデータ毎に関連づけた制御データとによる伝送信号を生成し、対象とするリレースイッチを有する制御端末装置それぞれに対して順次送信する。これにより、パターン制御の対象となる複数の照明装置のそれぞれを、点灯パターンに基づいて点灯/消灯させるため、操作スイッチにより特定される点灯パターンに従った点灯状態とできる。
2.遠隔制御監視システム
図1に示す伝送制御装置1を備えた遠隔制御監視システムは、図2に示すように壁スイッチなどによる操作スイッチ3の操作監視を行うスイッチ端末装置2と、照明装置5の電源ON/OFFを制御する制御端末装置4と、を備える。そして、このような遠隔制御監視システムにおいて、2線式の信号線Lsを用いた双極性(±24V)の時分割多重信号による時分割多重伝送方式を採用し、伝送制御装置1が、時分割多重方式による伝送信号を信号線Lsに対して周期的に送信する。
図1に示す伝送制御装置1を備えた遠隔制御監視システムは、図2に示すように壁スイッチなどによる操作スイッチ3の操作監視を行うスイッチ端末装置2と、照明装置5の電源ON/OFFを制御する制御端末装置4と、を備える。そして、このような遠隔制御監視システムにおいて、2線式の信号線Lsを用いた双極性(±24V)の時分割多重信号による時分割多重伝送方式を採用し、伝送制御装置1が、時分割多重方式による伝送信号を信号線Lsに対して周期的に送信する。
この遠隔制御監視システムでは、上述したように、時分割多重信号である伝送信号が、伝送制御装置1より周期的に送信される。この伝送信号は、同期パルス、信号のモードを示すモードデータ、送信相手となる(アクセスする)端末装置(スイッチ端末装置2及び制御端末装置4に相当する)のアドレス(8ビット)を示すアドレスデータ、制御内容を示す制御データ、伝送誤りを検出するためのチェックサムデータ、及び、端末装置からの返信信号を返信させるためのタイムスロットである信号返送期間によって構成され、各データは、パルス幅変調によって形成される。
端末装置(スイッチ端末装置2及び制御端末装置4に相当する)は、信号線Lsを介して受信した伝送信号のアドレスデータが、それぞれに設定されているアドレスに一致すると、その時分割多重信号の制御データの内容を解析する。更に、この端末装置は、設定されているアドレスに一致したアドレスデータを含む伝送信号に対して、その信号返送期間に同期して監視データを電流モードの信号(信号線Lsを適当な低インピーダンスを介して短絡することで送出される信号)として返送する。
以下では、説明を簡単にするため、図1に示す遠隔制御監視システムは、制御端末装置4に対して、制御対象となる1つの照明装置5が接続された構成とする。尚、1台のスイッチ端末装置2が複数の操作スイッチ3を備えるとともに、1台の制御端末装置4が複数の照明装置5を制御するものとしてもよい。このとき、スイッチ端末装置2及び制御端末装置4それぞれにおいて、その操作スイッチ3と照明装置5が接続されたリレースイッチとのそれぞれを個別に認識するために、アドレスが階層化される。即ち、スイッチ端末装置2及び制御端末装置4に設定される端末用のアドレスの下位に、各操作スイッチ3及び各リレースイッチのそれぞれを個別に識別するための負荷番号が設定され、端末用のアドレスである負荷チャンネルと負荷番号との組合せを上述のアドレスとして用いる。
伝送制御装置1は、アドレスデータによるアドレスをサイクリックに変化させた伝送信号を送信することで、スイッチ端末装置2及び制御端末装置4それぞれに順次アクセスする常時ポーリングを行う。このような常時ポーリングがなされているときに、スイッチ端末装置2は、操作スイッチ3の操作により監視入力が発生すると、伝送信号のスタートパルスに同期して、割込信号を発生させる。この割込信号を受信した伝送制御装置1は、割込信号を発生したスイッチ端末装置2を探索するための割込ポーリングを行う。
このとき、割込信号を送信したスイッチ端末装置2は、割込ポーリングによって伝送制御装置1に特定されると、続けて伝送制御装置1から送信される監視モードの伝送信号に対して、操作スイッチ3への操作に対応した監視データを伝送制御装置1に返送する。その後、スイッチ端末装置2による割込動作を完了させるため、伝送制御装置1は、割込フラグのリセットを指示する伝送信号を生成し、スイッチ端末装置2に送信して、スイッチ端末装置2に割込フラグを解除させる。
このようなスイッチ端末装置2の割込動作が行われたとき、伝送制御装置1は、上述したように、制御対象となる照明装置5と接続した制御端末装置4に対する制御データを生成する。そして、伝送制御装置1が、この制御データと制御端末装置4を指定するアドレスデータとを含む伝送信号を、制御端末装置4に送信し、この伝送信号を受信した制御端末装置4が、制御データに基づいてリレースイッチをON/OFFして、照明装置5の点灯/消灯を制御する。その後、制御端末装置4は、照明装置5の点灯状態を示す監視データを伝送制御装置1に返送するため、この監視データを受信した伝送制御装置1は、スイッチ端末装置2に伝送信号を送信する。これにより、スイッチ端末装置2は、操作された操作スイッチ3に対応する表示灯の表示を、対象となる照明装置5の点灯状態に応じた表示に切り換える。
3.スイッチ端末装置における表示灯による表示
スイッチ端末装置2における個別制御用の操作スイッチ3が操作されたとき、伝送制御装置1は、この操作スイッチ3に対応の照明装置5を点灯又は消灯させる伝送信号を、その照明装置5が接続されたリレースイッチを有する制御端末装置4に送信する。この伝送信号を受信した制御端末装置4は、伝送信号より確認したアドレスのリレースイッチを動作させて、操作された個別制御用の操作スイッチ3に対応づけられた照明装置5を、点灯又は消灯させる。このように照明装置5を点灯/消灯させた制御端末装置4は、伝送制御装置1からの伝送信号に同期させた、照明装置5の制御結果を示す監視データを、伝送制御装置1に返送する。
スイッチ端末装置2における個別制御用の操作スイッチ3が操作されたとき、伝送制御装置1は、この操作スイッチ3に対応の照明装置5を点灯又は消灯させる伝送信号を、その照明装置5が接続されたリレースイッチを有する制御端末装置4に送信する。この伝送信号を受信した制御端末装置4は、伝送信号より確認したアドレスのリレースイッチを動作させて、操作された個別制御用の操作スイッチ3に対応づけられた照明装置5を、点灯又は消灯させる。このように照明装置5を点灯/消灯させた制御端末装置4は、伝送制御装置1からの伝送信号に同期させた、照明装置5の制御結果を示す監視データを、伝送制御装置1に返送する。
これにより、伝送制御装置1は、信号処理部102において、制御端末装置4から受信した監視データによって、点灯状態が変化した照明装置5と、その点灯状態を認識する。そして、伝送制御装置1の信号処理部102が、上述のように操作された個別制御用の操作スイッチ3に対する表示灯の表示を切り換えるための制御データを生成し、伝送ドライバ部101が、この個別制御用の操作スイッチ3を備えたスイッチ制御端末装置2に対して、生成した制御データを有する伝送信号を送信する。よって、スイッチ制御端末装置2は、操作された個別制御用の操作スイッチ3に対する表示灯の表示を、対象となる照明装置5の点灯状態に応じた表示に切り換える。このとき、例えば、照明装置5が点灯しているときには、表示灯が赤色表示(第1表示)となり、照明装置5が消灯しているときには、表示灯が緑色表示(第2表示)となるものであってもよい。又、照明装置5が点灯しているときには、表示灯も点灯し(第1表示)、照明装置5が消灯しているときには、表示灯も消灯する(第2表示)ものであってもよい。
又、伝送制御装置1は、データメモリ104内に、遠隔制御監視システム内の各照明装置5の点灯状態を記憶する。よって、上述のように、個別制御により点灯状態が変更した照明装置5を示す監視データを伝送ドライバ部101が受信すると、信号処理部102は、その監視データによって特定される照明装置5について、データメモリ104に記憶された点灯状態を変更する。そして、信号処理部102は、監視データより特定された照明装置5が対応づけられているグループ制御用及びパターン制御用それぞれの操作スイッチ3それぞれについて、その操作スイッチ3それぞれに対応づけられた各照明装置5の点灯状態を、データメモリ104より確認する。そして、信号処理部102は、これらの操作スイッチ3に対応する、グループ制御用の表示灯及びパターン制御用の表示灯の表示について、切り換える必要があるか否かを判断する。
このとき、グループ制御用の表示灯の表示は、その表示灯に対応した操作スイッチ3に対して設定された表示方式に従って、切り換えられる。このような表示方式については、例えば、特許文献1に示すような、操作状態表示方式や監視状態表示方式などが設定される。即ち、操作状態表示方式が選択されている場合は、グループ制御用の操作スイッチ3に対応づけられた全ての照明装置5が点灯となったときに、そのグループ制御用の表示灯の表示が、点灯を示す第1表示に切り替わる。そして、グループ制御用の操作スイッチ3に対応づけられた全ての照明装置5が消灯となったときに、そのグループ制御用の表示灯の表示が、消灯を示す第2表示に切り替わる。
一方、監視状態表示方式が選択されている場合は、グループ制御用の操作スイッチ3に対応づけられた照明装置5のうちの少なくとも1つが点灯となったときに、そのグループ制御用の表示灯の表示が、点灯を示す第1表示に切り替わる。そして、グループ制御用の操作スイッチ3に対応づけられた全ての照明装置5が消灯となったときに、そのグループ制御用の表示灯の表示が、消灯を示す第2表示に切り替わる。
又、パターン制御用の表示灯の表示は、表示方式設定部105によって設定された表示方式に従って、切り換えられる。この表示方式設定部105は、例えば、ジャンパスイッチなどで構成されるなどのように、2値の信号を信号処理部102に与える構成とされる。よって、表示方式設定部105よりハイとなる信号が与えられる場合は、パターン制御用の表示灯の表示を、その点灯パターンが実際の照明装置5の点灯状態の組合せと一致したときに、第1表示に切り換える一方で、その点灯パターンが実際の照明装置5の点灯状態の組合せと不一致になったときに、第2表示に切り換える。一方、表示方式設定部105よりローとなる信号が与えられる場合は、パターン制御用の表示灯の表示を、その点灯パターンが実際の照明装置5の点灯状態の組合せと一致したときに、第2表示に切り換える一方で、その点灯パターンが実際の照明装置5の点灯状態の組合せと不一致になったときに、第1表示に切り換える。尚、表示方式設定部105から与えられる信号の値(ハイ、ロー)については、逆であっても良い。
このように、パターン制御用の表示灯の表示を、設定されて表示方式設定部105に記憶された表示方式に従ったものとすることで、違和感のない表示とすることができる。即ち、例えば、対象となる照明装置5全てが消灯となる点灯パターンとするパターン制御の場合などにおいては、表示方式設定部105がローとなる信号を記憶し、対象となる照明装置5全てが消灯となったときには第2表示とし、対象となる照明装置5が1つでも点灯している場合には第1表示とすることができ、照明装置5の点灯状態に対して違和感のない表示とできる。
上述では、個別制御用の操作スイッチ3が操作されたときの動作を示したが、グループ制御用又はパターン制御用の操作スイッチ3が操作されたときも同様である。即ち、グループ制御用の操作スイッチ3が操作されたときは、対象となる照明装置5全てが同時に点灯/消灯とされる。このとき、操作されたグループ制御用の操作スイッチ3に対応した、グループ制御用の表示灯の表示は、照明装置5が点灯した場合は第1表示となる一方で、照明装置5が消灯した場合は第2表示となる。そして、このグループ制御用の操作スイッチ3への操作により点灯状態が変更した照明装置5それぞれに対応づけられた個別制御用の表示灯についても、照明装置5の点灯/消灯に応じて、第1/第2表示となる。又、パターン制御用の表示灯は、対応づけられた照明装置5全ての点灯状態が、点灯パターンと一致又は不一致となったとき、設定されて表示方式設定部105に記憶された表示方式に従った表示に切り替わる。
一方、パターン制御用の操作スイッチ3が操作されたときは、対象となる照明装置5それぞれが、その点灯パターンに応じた点灯状態とされる。このとき、操作されたパターン制御用の操作スイッチ3に対応した、パターン制御用の表示灯の表示は、設定されて表示方式設定部105に記憶された表示方式に従った表示となる。そして、このパターン制御用の操作スイッチ3への操作により点灯状態が変更した照明装置5それぞれに対応づけられた個別制御用の表示灯についても、対応する照明装置5の点灯/消灯に応じて、第1/第2表示となる。又、グループ制御用の表示灯についても、対応づけられた照明装置5の点灯状態によって、指定された表示方式により切換が必要な場合は、その表示が切り替わる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態における伝送制御装置について、図面を参照して以下に説明する。図3は、本実施形態の伝送制御装置の内部構成を示すブロック図である。図4は、図3の伝送制御装置によって伝送信号の送受信が管理される遠隔制御監視システムの構成を示すブロック図である。尚、図3の伝送制御装置及び図4の遠隔制御監視システムそれぞれの構成において、図1の伝送制御装置及び図2の遠隔制御監視システムそれぞれの構成で同一となる部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本発明の第2の実施形態における伝送制御装置について、図面を参照して以下に説明する。図3は、本実施形態の伝送制御装置の内部構成を示すブロック図である。図4は、図3の伝送制御装置によって伝送信号の送受信が管理される遠隔制御監視システムの構成を示すブロック図である。尚、図3の伝送制御装置及び図4の遠隔制御監視システムそれぞれの構成において、図1の伝送制御装置及び図2の遠隔制御監視システムそれぞれの構成で同一となる部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
1.伝送制御装置
本実施形態の伝送制御装置1aは、図3に示すように、表示方式設定部となる表示方式設定用データテーブル106(以下、単に「データテーブル106」とする)をデータメモリ104内に記憶することで、第1の実施形態における構成(図1参照)から、表示方式設定部105(図1参照)を除いた構成となる。このように構成される伝送制御装置1aは、第1の実施形態の伝送制御装置1と同様、スイッチ端末装置2及び制御端末装置4と信号線Lsを通じて通信を行い、操作スイッチ3への操作に応じた照明装置5の点灯/消灯を制御するとともに、操作スイッチ3それぞれに対応した表示灯の表示を、照明装置5の点灯状態に応じた表示にさせる。
本実施形態の伝送制御装置1aは、図3に示すように、表示方式設定部となる表示方式設定用データテーブル106(以下、単に「データテーブル106」とする)をデータメモリ104内に記憶することで、第1の実施形態における構成(図1参照)から、表示方式設定部105(図1参照)を除いた構成となる。このように構成される伝送制御装置1aは、第1の実施形態の伝送制御装置1と同様、スイッチ端末装置2及び制御端末装置4と信号線Lsを通じて通信を行い、操作スイッチ3への操作に応じた照明装置5の点灯/消灯を制御するとともに、操作スイッチ3それぞれに対応した表示灯の表示を、照明装置5の点灯状態に応じた表示にさせる。
このような伝送制御装置1aは、データテーブル106において、パターン制御用の操作スイッチ3それぞれに対応した表示灯に設定された表示方式が登録される。即ち、遠隔制御監視システム内に、パターン制御用の操作スイッチ3が設置されているとき、この複数のパターン制御用の操作スイッチ3それぞれに、複数の照明装置5の点灯状態を組み合わせた点灯パターンとして、異なる点灯パターンが割り当てられる。そして、点灯パターン毎に(パターン制御用の操作スイッチ3毎に)、パターン制御用の表示灯が、スイッチ端末装置2に設けられる。この複数のパターン制御用の表示灯それぞれに対して、異なる表示方式が設定され、データメモリ104内のデータテーブル106に登録される。
2.遠隔制御監視システム
本実施形態の遠隔制御監視システムは、図4に示すように、第1の実施形態の遠隔制御監視システムの構成に更に、伝送制御装置1aのデータメモリ104に記憶させるデータの設定やスイッチ端末装置2及び制御端末装置4それぞれのアドレスの設定などを伝送信号により行う設定用端末装置6が追加された構成となる。この設定用端末装置6を追加した構成以外については、第1の実施形態の遠隔制御監視システムと同様であり、スイッチ端末装置2及び制御端末装置4による動作についても、第1の実施形態と同様である。よって、以下では、この設定用端末装置6によるデータメモリ104へのデータの設定について説明する。
本実施形態の遠隔制御監視システムは、図4に示すように、第1の実施形態の遠隔制御監視システムの構成に更に、伝送制御装置1aのデータメモリ104に記憶させるデータの設定やスイッチ端末装置2及び制御端末装置4それぞれのアドレスの設定などを伝送信号により行う設定用端末装置6が追加された構成となる。この設定用端末装置6を追加した構成以外については、第1の実施形態の遠隔制御監視システムと同様であり、スイッチ端末装置2及び制御端末装置4による動作についても、第1の実施形態と同様である。よって、以下では、この設定用端末装置6によるデータメモリ104へのデータの設定について説明する。
このように構成される遠隔制御監視システムにおいて、伝送制御装置1aのデータメモリ104に記憶されるデータは、伝送制御装置1aが設定用端末装置6から受信した監視データによって設定される。即ち、設定用端末装置6は、データメモリ104に記憶するデータを伝送制御装置1aに送信する際、スイッチ端末装置2と同様の割込動作を行い、設定用端末装置6を送信先とする伝送信号を伝送制御装置1aから受信する。そして、設定用端末装置6は、この伝送制御装置1aからの伝送信号に同期して、データメモリ104に記憶させるデータによって構成される監視データを、伝送制御装置1aに返送する。
これにより、伝送制御装置1aでは、伝送ドライバ部101が、設定用端末装置6からの監視データを受信すると、信号処理部102が、受信した監視データより、データメモリ104に記憶させるデータを認識する。そして、信号処理部102は、設定用端末装置6によって設定されたデータを、データメモリ104に記憶して、そのデータの設定を完了する。その後、設定用端末装置6による割込動作を完了させるため、伝送制御装置1aは、割込フラグのリセットを指示する伝送信号を生成し、設定用端末装置6に送信して、設定用端末装置6に割込フラグを解除させ、データの設定を完了する。
この設定用端末装置6によって設定されるデータとして、個別制御用の操作スイッチ3に対応づける照明装置5を示すアドレスデータ、グループ制御用及びパターン制御用それぞれの操作スイッチ3に対応づける複数の照明装置5それぞれを示すアドレスデータ、パターン制御用の操作スイッチ3に対応づけた照明装置5による点灯パターン、及びグループ制御用及びパターン制御用それぞれの表示灯における表示方式などが、伝送制御装置1aに送信され、データメモリ104に記憶される。このとき、データメモリ104内のデータテーブル106には、パターン制御用の表示灯それぞれに対して設定された表示方式が、対応するパターン制御用の操作スイッチ3のアドレスデータと共に記憶される。尚、このデータテーブル106には、パターン制御用の操作スイッチ3に対応づけられた複数の照明装置5それぞれを示すアドレスデータや、その点灯パターンも共に記憶されるものであってもよい。
そして、グループ制御用の表示灯の表示方式を設定するためのデータを設定する場合、設定用端末装置6から送信される監視データは、グループ制御用であることを示すデータと、グループ制御用の操作スイッチ3を特定するためのアドレスデータと、その表示灯に対して設定する表示方式を示すデータとによって構成される。パターン制御用の表示灯の表示方式を設定するためのデータを設定する場合も同様に、設定用端末装置6から送信される監視データは、パターン制御用であることを示すデータと、パターン制御用の操作スイッチ3を特定するためのアドレスデータと、その表示灯に対して設定する表示方式を示すデータとによって構成される。
又、監視データにおける、グループ制御用の表示灯の表示方式を示すデータは、上述の操作状態表示方式を示す場合は第1符号とされ、上述の監視状態表示方式を示す場合は第2符号とされる。一方、監視データにおける、パターン制御用の表示灯の表示方式を示すデータは、点灯パターンと一致するときに第1表示とする表示方式を示す場合は第3符号とされ、点灯パターンと一致するときに第2表示とする表示方式を示す場合は第4符号とされる。これにより、伝送制御装置1aは、表示方式を示すデータの符号内容によって、グループ制御用又はパターン制御用の表示灯に対して設定される表示方式を識別することができる。このとき、上述の第1及び第2符号の一方と第3及び第4符号の一方とを同一の符号とするとともに、上述の第1及び第2符号の他方と第3及び第4符号の他方とを同一の符号として、その符号を共通化させるものとしてもよい。
3.スイッチ端末装置における表示灯による表示
個別制御用及びグループ制御用それぞれの表示灯については、第1の実施形態と同様であるため、その表示についての説明は省略する。又、個別制御用、グループ制御用、及びパターン制御用の操作スイッチ3への操作に対する、パターン制御用の表示灯の表示の切換についても、第1の実施形態と同様である。よって、以下では、パターン制御用の表示灯の表示を切り換える際の伝送制御装置1aでの動作について、詳細に説明する。
個別制御用及びグループ制御用それぞれの表示灯については、第1の実施形態と同様であるため、その表示についての説明は省略する。又、個別制御用、グループ制御用、及びパターン制御用の操作スイッチ3への操作に対する、パターン制御用の表示灯の表示の切換についても、第1の実施形態と同様である。よって、以下では、パターン制御用の表示灯の表示を切り換える際の伝送制御装置1aでの動作について、詳細に説明する。
伝送制御装置1aは、伝送ドライバ部101において、照明装置5の点灯状態を切り換えた制御端末装置4からの監視データを受信したとき、信号処理部102において、照明装置5の点灯状態が切り替わったことを認識する。このとき、信号処理部102は、データメモリ104に記憶している各照明装置5の点灯状態を参照するとともに、その点灯状態の組合せが、パターン制御用の操作スイッチ3それぞれに対する点灯パターンとの一致/不一致となったか否かを識別する。
そして、信号処理部102は、現在の各照明装置5の点灯状態の組合せと点灯パターンが一致/不一致に切り替わった、パターン制御用の操作スイッチ3を確認すると、このパターン制御用の操作スイッチ3に対応する表示灯の表示を切り換えるための制御データを生成する。このとき、信号処理部102は、表示が切り換えられるパターン制御用の表示灯における表示方式を確認するため、データメモリ104内のデータテーブル106を参照する。そして、データテーブル106に登録されている表示方式に従って、信号処理部102は、パターン制御用の表示灯の表示を指示するための制御データを生成し、この制御データによる伝送信号を、伝送ドライバ部101より、対象となる操作スイッチ3を備えたスイッチ端末装置2に送信する。
このように、パターン制御用の表示灯それぞれの表示について、その点灯パターンに対して最適な表示方式が設定されて、伝送制御装置1aのデータメモリ102内に記憶される。よって、本実施形態では、対応のパターン制御用の表示灯における表示を、表示灯毎に登録されている点灯パターンそれぞれに対して違和感のないものに設定できる。即ち、例えば、複数のパターン制御用の操作スイッチ3のそれぞれに対する点灯パターンとして、対象の照明装置5全てが点灯した第1点灯パターンと、対象の照明装置5全てが消灯した第2点灯パターンとが登録されている場合に、第1点灯パターンを表す表示灯に対しては、点灯パターンと一致したときに第1表示となる表示方式が設定され、第2点灯パターンを表す表示灯に対しては、点灯パターンと一致したときに第2表示となる表示方式が設定されるようにすることで、利用者にとって違和感のない表示とできる。
1,1a 伝送制御装置
2 スイッチ端末装置
3 操作スイッチ
4 制御端末装置
5 照明装置
6 設定用端末装置
101 伝送ドライバ部
102 信号処理部
103 プログラムメモリ
104 データメモリ
105 表示方式設定部
106 表示方式設定用データテーブル
2 スイッチ端末装置
3 操作スイッチ
4 制御端末装置
5 照明装置
6 設定用端末装置
101 伝送ドライバ部
102 信号処理部
103 プログラムメモリ
104 データメモリ
105 表示方式設定部
106 表示方式設定用データテーブル
Claims (5)
- 照明装置の点灯状態を制御する制御端末装置と、前記照明装置の点灯状態の指令の入力を受け付ける操作スイッチを備えたスイッチ端末装置とが、時分割多重伝送方式による信号が送受信される信号線に接続されて構成されるとともに、前記スイッチ端末装置が、前記操作スイッチに対応づけられた照明装置の点灯状態に応じて表示を切り換える表示灯を有する、遠隔制御監視システムに設置され、
前記信号線と接続されてデータを送受信する伝送ドライバ部と、前記制御端末装置及び前記スイッチ端末装置それぞれに送信する制御データを生成するとともに前記制御端末装置及び前記スイッチ端末装置からの監視データを解析する信号処理部と、を備える伝送制御装置であって、
前記表示灯のうち、複数の照明装置を所定の点灯パターンに応じた点灯状態とするパターン制御に対応づけたパターン制御用の表示灯の表示方式を、第1表示方式と第2表示方式とから選択して記憶する表示方式設定部を、更に備え、
前記第1表示方式が、前記パターン制御用の表示灯に対応した前記複数の照明装置の点灯状態が前記点灯パターンと一致しているときに第1表示とする一方で、当該複数の照明装置の点灯状態が当該点灯パターンと不一致であるときに第2表示とし、
前記第2表示方式が、当該複数の照明装置の点灯状態が当該点灯パターンと一致しているときに前記第2表示とする一方で、当該複数の照明装置の点灯状態が当該点灯パターンと不一致であるときに前記第1表示とし、
前記信号処理部が、前記表示方式設定部に記憶された表示方式に従って、前記スイッチ端末装置の前記パターン制御用の表示灯の表示を切り換える制御データを生成することを特徴とする伝送制御装置。 - 請求項1において、
前記パターン制御用の表示灯が複数あるとともに、
前記表示方式設定部が、複数の前記パターン制御用の表示灯のそれぞれに対して独立して設定された表示方式を記憶することを特徴とする伝送制御装置。 - 請求項1又は請求項2において、
前記第1表示方式が、単一の照明装置の点灯状態を示す表示灯の表示方式と同一の表示方式であることを特徴とする伝送制御装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項の伝送制御装置と、
照明装置の点灯状態を制御する制御端末装置と、
前記照明装置の点灯状態の指令の入力を受け付ける操作スイッチを備えたスイッチ端末装置と、
を備え、
前記伝送制御装置が、前記制御端末装置及び前記スイッチ端末装置と、信号線を通じて、時分割多重伝送方式による通信を行うことを特徴とする遠隔制御監視システム。 - 請求項4において、
前記信号線に接続されて、前記伝送制御装置の前記表示方式設定部に記憶される表示方式を設定する設定用端末装置を、
更に備えることを特徴とする遠隔制御監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009096675A JP2010250991A (ja) | 2009-04-13 | 2009-04-13 | 伝送制御装置、及びこの伝送制御装置を備えた遠隔制御監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009096675A JP2010250991A (ja) | 2009-04-13 | 2009-04-13 | 伝送制御装置、及びこの伝送制御装置を備えた遠隔制御監視システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010250991A true JP2010250991A (ja) | 2010-11-04 |
Family
ID=43313117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009096675A Withdrawn JP2010250991A (ja) | 2009-04-13 | 2009-04-13 | 伝送制御装置、及びこの伝送制御装置を備えた遠隔制御監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010250991A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017505974A (ja) * | 2014-01-06 | 2017-02-23 | クリー インコーポレイテッドCree Inc. | 照明器具と相互作用することが可能な手持ち式デバイス |
US10154569B2 (en) | 2014-01-06 | 2018-12-11 | Cree, Inc. | Power over ethernet lighting fixture |
US10172218B2 (en) | 2012-07-01 | 2019-01-01 | Cree, Inc. | Master/slave arrangement for lighting fixture modules |
US10206270B2 (en) | 2012-07-01 | 2019-02-12 | Cree, Inc. | Switch module for controlling lighting fixtures in a lighting network |
US10278250B2 (en) | 2014-05-30 | 2019-04-30 | Cree, Inc. | Lighting fixture providing variable CCT |
-
2009
- 2009-04-13 JP JP2009096675A patent/JP2010250991A/ja not_active Withdrawn
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US10342105B2 (en) | 2012-07-01 | 2019-07-02 | Cree, Inc. | Relay device with automatic grouping function |
US10624182B2 (en) | 2012-07-01 | 2020-04-14 | Ideal Industries Lighting Llc | Master/slave arrangement for lighting fixture modules |
US11849512B2 (en) | 2012-07-01 | 2023-12-19 | Ideal Industries Lighting Llc | Lighting fixture that transmits switch module information to form lighting networks |
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