JP5017067B2 - 接点入力端末器 - Google Patents

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Description

本発明は、制御対象となる負荷の状態を変化させるための外部システムからの接点信号に応じて、信号線に多重伝送方式で伝送される伝送信号により、制御対象負荷を制御するための制御指令を出力する接点入力端末器に関する。
従来より、接点信号の入力に応じて動作する負荷の状態を変化させる操作デバイスやセンサ等の外部システムを接点入力端末器に接続すると共に、この負荷を接点出力端末器に接続し、この接点入力端末器が外部システムから入力した接点信号に応じて、制御指令を出力することにより、接続した負荷の状態を制御する制御システムが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
この類の制御システムでは、利用者の利便性を考慮して、個別制御、グループ制御、パターン制御といった種々の制御形態が用意されている。個別制御は、単一の負荷を制御対象として、オン状態とオフ状態とを交互に切替制御する手法であり、グループ制御は、同一のグループに含まれる複数の負荷を制御対象として、オン状態とオフ状態と交互に一括的に切替制御する手法である。一方、パターン制御は、複数の負荷を制御対象として、それぞれの負荷に予め定められた所定の制御状態へと一括的に制御する手法である。
接点入力端末器は、外部システムからの接点信号が接続されており、この接点信号の立ち上がりまたは立ち下がりを検出している。接点入力端末器は、外部システムからの接点信号に対して個別制御またはグループ制御を行う場合には、接点信号が連続信号であることを前提に、接点信号の立ち上がりに対応して負荷または複数の負荷を含むグループをオン状態に制御して、接点信号の立ち上がりに対応して負荷または複数の負荷を含むグループをオフ状態に制御する。これに対して、接点入力端末器は、外部システムからの接点信号に対してパターン制御を行う場合には、接点信号がワンパルス信号であることを前提に、接点信号の立ち上がりに対応して、複数の負荷を所定の制御状態に制御している。すなわち、この接点入力端末器は、接点信号およびその信号変化に対応して、その動作パターンが一義的に決定されていた。
特開2000−341769号公報
ところで、従来の接点入力端末器によれば、外部システムが、その特性上、接点信号として連続信号しか出力できない場合には、パターン制御を所望とする動作で実現することができないという問題がある。具体的には、接点信号の立ち上がりでパターン制御を行うことができるものの、接点状態をもとに戻すための便宜的な制御が必要となる。この点、接点入力端末器と外部システムとの間に、パルス発生器を介在させることも考えられるが、システム構築が複雑かつ煩雑となる。
また、従来の接点入力端末器によれば、外部システムが、その特性上、接点信号としてワンパルス信号しか出力できない場合には、連続的な接点メイクがなされないので、個別制御またはグループ制御を所望とする動作で実現することができないという問題がある。この場合、接点入力端末器と外部システムとの間に、ラッチングリレーのようなパルス入力を受けて連続出力できるような機器を介在させることも考えられるが、システム構築が複雑かつ煩雑となる。また、パターン制御という形態で、個別制御またはグループ制御を実現することも可能であるが、個々の制御形態に対応してそれぞれ二つの回路(オン状態へのパターン制御用回路およびオフ状態へのパターン制御用回路)を消費するため、回路の浪費という点に繋がる可能性ある。
さらに、従来の接点入力端末器によれば、接点信号の立ち上がりに対応して負荷をオフ状態に制御して、接点信号の立ち下がりに対応して負荷をオン状態に制御するという、通常とは反転した動作を実現することができないとい不都合がある。この場合には、接点入力端末器と外部システムとの間に、外部システムからの接点信号を反転出力する出力する機器を介在させる必要があり、システム構築が複雑かつ煩雑となるという不都合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、システム構築の複雑化・煩雑化を抑制しつつ、外部システムからの接点信号の種別に拘わらず、所望とする負荷制御を実現する接点入力端末器を提供することである。
かかる課題を解決するために、第1の発明は、制御対象となる負荷の状態を変化させるための外部システムからの接点信号に応じて、信号線に多重伝送方式で伝送される伝送信号により、制御対象負荷を制御するための制御指令を出力する接点入力端末器を提供する。この接点入力端末器は、外部システムからの接点信号として、接点変化と連動する連続信号が接続される接続部と、接続部に入力される接点信号を監視し、接点信号の立ち上がりまたは接点信号の立ち下がりを検出する検出部と、検出部における検出結果に基づいて、制御指令を出力する制御部とを有する。この場合、制御部は、外部システムからの接点信号に応じて、複数の負荷を制御対象としてそれぞれの負荷に予め定められた所定の制御状態へと一括的に制御するパターン制御を行う場合、接点信号の立ち上がりまたは接点信号の立ち下がりに対応して、制御対象負荷を所定の制御状態へと移行させる制御指令を出力する連続信号対応の動作モードを有する。
ここで、第1の発明において、制御部は、外部システムからの接点信号に応じて、単一の負荷または同一グループ内の複数の負荷を制御対象としてオン状態とオフ状態とを交互に切替制御する個別・グループ制御を行う場合、接点信号の立ち上がりに対応して制御対象負荷をオン状態とする制御指令を出力するとともに、接点信号の立ち下がりに対応して制御対象負荷をオフ状態とする制御指令を出力することが好ましい。
また、第1の発明は、制御部の動作モードを切り替える切替部をさらに有することが好ましい。この場合、接続部は、外部システムからの接点信号として、接点変化と対応したワンパルス信号が接続可能となっており、制御部は、外部システムからの接点信号に応じてパターン制御を行う場合、接点信号の立ち上がりに対応して、制御対象負荷を所定の制御状態へと移行させる制御指令を出力するワンパルス信号対応の動作モードをさらに有しており、切替部による切り替えに応じて、連続信号対応の動作モードとワンパルス信号対応の動作モードとが択一的に設定される。
第2の発明は、制御対象となる負荷の状態を変化させるための外部システムからの接点信号に応じて、信号線に多重伝送方式で伝送される伝送信号により、制御対象負荷を制御するための制御指令を出力する接点入力端末器を提供する。この接点入力端末器は、外部システムからの接点信号として、接点変化と対応したワンパルス信号が接続される接続部と、接続部に入力される接点信号を監視し、接点信号の立ち上がりまたは接点信号の立ち下がりを検出する検出部と、検出部における検出結果に基づいて、制御指令を出力する制御部とを有する。この場合、制御部は、外部システムからの接点信号に応じて、単一の負荷または同一グループ内の複数の負荷を制御対象としてオン状態とオフ状態とを交互に切替制御する個別・グループ制御を行う場合、接点信号の立ち上がりに対応して、制御対象負荷を現在の制御状態から他方の制御状態へと切り替える制御指令を出力するワンパルス信号対応の動作モードを有する。
ここで、第2の発明は、制御対象負荷の現在の制御状態を記憶する記憶部をさらに有することが好ましい。この場合、制御部は、制御状態を切り替える制御指令を出力する度に、記憶部の制御状態を更新する。
また、第2の発明において、制御部は、外部システムからの接点信号に応じて、複数の負荷を制御対象としてそれぞれの負荷に予め定められた所定の制御状態へと一括的に制御するパターン制御を行う場合、接点信号の立ち上がりに対応して、制御対象負荷を所定の制御状態へと移行させる制御指令を出力することが望ましい。
さらに、第2の発明は、制御部の動作モードを切り替える切替部をさらに有することが好ましい。この場合、接続部は、外部システムからの接点信号として、接点変化と連動する連続信号が接続可能となっており、制御部は、外部システムからの接点信号に応じて個別・グループ制御を行う場合、接点信号の立ち上がりに対応して制御対象負荷をオン状態とする制御指令を出力するとともに、接点信号の立ち下がりに対応して制御対象負荷をオフ状態とする制御指令を出力する連続信号対応の動作モードをさらに有しており、切替部による切り替えに応じて、ワンパルス信号対応の動作モードと連続信号対応の動作モードとが択一的に設定される。
また、第3の発明は、制御対象となる負荷の状態を変化させるための外部システムからの接点信号に応じて、信号線に多重伝送方式で伝送される伝送信号により、制御対象負荷を制御するための制御指令を出力する接点入力端末器を提供する。この接点入力端末器は、外部システムからの接点信号として、接点変化と連動する連続信号が接続される接続部と、接続部に入力される接点信号を監視し、接点信号の立ち上がりまたは接点信号の立ち下がりを検出する検出部と、検出部における検出結果に基づいて、制御指令を出力する制御部とを有する。この場合、制御部は、外部システムからの接点信号に応じて、単一の負荷または同一グループ内の複数の負荷を制御対象としてオン状態とオフ状態とを交互に切替制御する個別・グループ制御を行う場合、接点信号の立ち上がりに対応して制御対象負荷をオフ状態とする制御指令を出力するとともに、接点信号の立ち下がりに対応して制御対象負荷をオン状態とする制御指令を出力する反転動作モードを有する。
ここで、第3の発明は、制御部の動作モードを切り替える切替部をさらに有することが好ましい。この場合、制御部は、外部システムからの接点信号に応じて個別・グループ制御を行う場合、接点信号の立ち上がりに対応して制御対象負荷をオン状態とする制御指令を出力するとともに、接点信号の立ち下がりに対応して制御対象負荷をオフ状態とする制御指令を出力する通常動作モードをさらに有しており、切替部による切り替えに応じて、反転動作モードと通常動作モードとが択一的に設定される。
本発明によれば、システム構築の複雑化・煩雑化を抑制しつつ、外部システムからの接点信号の種別に拘わらず、所望とする負荷制御を実現することできる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる照明制御システムを模式的に示す構成図である。照明制御システムは、伝送ユニット10と、リレー制御用ターミナルユニット(以下「リレー制御用T/U」という)20と、リレー25と、リモコントランス30と、接点入力端末器である接点入力ターミナルユニット(以下「接点入力T/U」という)40と、操作端末器60とを主体に構成されている。
リレー制御用T/U20、接点入力T/U40および操作端末器60は、2線式の信号線を介して伝送ユニット10と相互に接続されており、伝送ユニット10との情報のやり取りは、信号線に多重伝送方式で伝送される伝送信号を通じて行われる。また、リレー制御用T/U20には、リレー25が接続されており、制御対象となる負荷である照明装置1は、このリレー25を介してリレー制御用T/U20と接続されている。
システム内に存在する照明装置1(正確には、その照明装置1が接続するリレー25)は、負荷アドレスによって一意に特定することができる。具体的には、リレー制御用T/U20には、負荷チャネル(Ch)と呼ばれる固有の識別子が割り当てられており、リレー制御用T/U20に接続するリレー25には、負荷ナンバー(Nm)と呼ばれる固有の識別子が割り当てられている。負荷チャネル(Ch)と、負荷ナンバー(Nm)とを組み合わせることにより、負荷アドレス(Ch−Nm(図1参照))が構成される。
本実施形態にかかる照明制御システムは、伝送ユニット10が、接点入力T/U40または操作端末器60から送信される伝送信号に基づいて、リレー制御用T/U20およびリレー25を介して、照明装置1の状態を制御することができる。この照明制御システムでは、個別制御、グループ制御およびパターン制御といった様々な照明制御を行うことができる。個別制御は、単一の照明装置1を制御対象として、オン状態とオフ状態とを交互に切替制御する手法であり、グループ制御は、同一のグループに含まれる複数の照明装置1を制御対象として、オン状態とオフ状態と交互に一括的に切替制御する手法である。一方、パターン制御は、複数の照明装置1を制御対象として、それぞれの照明装置1に予め定められた所定の制御状態(以下「パターン状態」という)へと一括的に制御する手法である。
伝送ユニット10は、内部のプロセッサの制御のもと、接点入力T/U40または操作端末器60からの伝送信号に基づいて、接点入力T/U40または操作端末器60に関連付けられたアドレス情報から制御対象となる照明装置1を特定するとともに、当該照明装置1に対する制御状態を特定する。そして、伝送ユニット10は、制御対象となる照明装置1と対応するリレー制御用T/U20に対して、照明装置1のアドレス情報と、その制御状態とを制御指令として送信する。
このアドレス情報は、個別アドレス、グループアドレスまたはパターンアドレスを含む。個別アドレスは、個別制御の対象となる照明装置1を特定するための情報であり、負荷アドレスがこれに該当する(例えば、「0−1」など)。グループアドレスは、グループ制御の対象となるグループを特定するための情報であり、予め設定された個々のグループに付与された番号等がこれに該当する(例えば、「G1」など)。パターンアドレスは、パターン制御の対象となるパターンを特定するための情報であり、予め設定された個々のパターンに付与された番号等がこれに該当する(例えば、「P1」など)。
伝送ユニット10は、個々のグループアドレス毎に、そのグループに割り当てられる照明装置1の負荷アドレスを示したグループ情報を保持している。そのため、伝送ユニット10は、接点入力T/U40または操作端末器60からグループアドレスを取得した場合には、グループ情報を検索することで、このグループアドレスに該当する複数の照明装置1(負荷アドレス)を特定することができる。
また、伝送ユニット10は、個々のパターンアドレス毎に、そのパターンに割り当てられる照明装置1の負荷アドレスと、その照明装置1のパターン状態(例えば、オン状態またはオフ状態)との対応関係を示したパターン情報を保持している。そのため、伝送ユニット10は、接点入力T/U40または操作端末器60からパターンアドレスを取得した場合には、パターン情報を検索することで、このパターンアドレスに該当する複数の照明装置1(負荷アドレス)と、個々の照明装置1に対するパターン状態とを特定することができる。
リレー制御用T/U20は、リレー25の制御状態に応じて照明装置1の状態を制御する負荷制御端末器としての機能を担っている。リレー制御用T/U20は、内部のプロセッサの制御のもと、伝送ユニット10からの伝送信号に基づいて、自己に接続するリレー25(本実施形態では、4つのリレー25)のうち、制御対象となる照明装置1に対応するリレー25に対して制御信号を送ることにより、リレー25の状態を制御する。個々のリレー25は、リレー制御用T/U20に制御されて、ブレーカ電源などからの商用交流をオンまたはオフすることにより、照明装置1をオン状態(点灯状態)またはオフ状態(消灯状態)に制御する。
リモコントランス30は、リレー制御用T/U20、リレー25および接点入力T/U40に駆動用の電力を供給する。
接点入力T/U40および操作端末器60は、制御対象となる照明装置1を制御するための制御指令を出力するための入力端末器としての機能を担っている。接点入力T/U40は、外部システム50の接点(無電圧a接点)からの接点信号を接続することにより、外部システム50を介して、上述した各照明制御を行うことができる。本実施形態の特徴の一つは、この接点入力T/U40にあり、その詳細な説明については後述する。
操作端末器60は、室内や管理人室などの任意の壁面に設置されており、照明装置1を利用するユーザによってプッシュ操作が可能な端末器である。操作端末器60は、複数の操作スイッチ61が設けられており、個々の操作スイッチ61には、当該操作スイッチ61によって操作したい照明装置1、グループまたはパターンに対応したアドレス情報が関連付けられている。操作端末器60は、内部のプロセッサの制御のもと、操作スイッチ61のいずれかが操作されるのに応じて、その操作スイッチ61に関連付けられているアドレス情報と、操作スイッチ61の操作状態(オン状態またはオフ状態)とを制御指令として伝送ユニット10に送信する。
操作スイッチ61にアドレス情報として個別アドレスまたはグループアドレスが関連付けられている場合、この操作スイッチ61のプッシュ操作に応じて、アドレス情報に対応する照明装置1は、オン状態またはオフ状態の間で反転動作する。一方、操作スイッチ61にアドレス情報としてパターンアドレスが関連付けられている場合、この操作スイッチ61のプッシュ操作に応じて、アドレス情報に対応する個々の照明装置1は予め設定されたパターン状態へと移行する。
図2は、本発明の実施形態にかかる接点入力T/U40の構成を示すブロック図である。以下、本実施形態の特徴の一つである接点入力T/U40について説明する。接点入力T/U40は、制御部40aと、伝送信号送受信部40bと、接点入力検知部40cと、検知回路用電源部40dと、光通信部40eと、記憶部40fと、モード切替部40gとを主体に構成されている。接点入力T/U40には、リモコントランス30からの電力線が接続される一対の端子からなる第1の端子部41と、2線式の信号線が接続される一対の端子からなる第2の端子部42と、外部システム50からの接点信号が接続される一対の端子からなる第3の端子部(接続部)43とが設けられている(図1参照)。ここで、第3の端子部43は複数設けられており、この接点入力T/U40には、第3の端子部43の設置個数を上限として、複数の外部システムを接続することができる。
制御部40aは、ユニット全体の動作を総合的に制御する機能を担っており、後述する種々の動作を実行する。制御部40aとしては、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。伝送信号送受信部40bは、第2の端子部42に接続する信号線を介して、伝送ユニット10から送信される伝達信号を受信してこれを制御部40aに出力するとともに、制御部40aからの制御指令に対応する伝送信号を信号線を介して伝送ユニット10に送信する。
接点入力検知部40cは、第3の端子部43を介して外部システムから入力される接点信号を監視し、接点信号の変化、すなわち、接点信号の立ち上がりまたは接点信号の立ち下がりを検出する。検知回路用電源部40dは、第1の端子部41を介して供給される電力を、接点入力検知部40cの検知用回路に対して供給する。
光通信部40eは、設定者によって操作されるアドレス設定器(図示せず)との間で、光通信による情報の送受信を行う。光通信部40eによって受信されたアドレス設定器からの情報は、制御部40aに対して出力される。アドレス設定器との通信により、接点入力T/U40に関連付けるアドレス情報を取得することができる。接点入力T/U40には、外部システムが接続する個々の第3の端子部43毎に、アドレス情報を関連付けることができる。記憶部40fは、アドレス情報といった各種の情報を記憶する機能を担っており、EEPROMといった不揮発性メモリを用いることができる。
モード切替部40gは、制御部40aに対して、動作モードを切り替えるための切り替え信号を担っており、例えば、設定者によって操作可能なディップスイッチ(図示せず)を用いることができる。
図3は、接点入力T/U40と伝送ユニット10との間の伝送手順を示す説明図である。まず、ステップ1(S1)において、接点信号に変化が生じると、具体的には、接点信号が立ち上がるまたは接点信号が立ち下がると、これが接点入力検知部40cによって検知される。ステップ2(S2)において、制御部40aは、伝送信号送受信部40bを介して、伝送ユニット10に割り込み要求を送信する。
ステップ3(S3),4(S4)において、伝送ユニット10は、自己に接続する端末器(リレー制御用T/U20、接点入力T/U40、操作端末器60)のうち、割り込み要求を行った端末器を特定する処理を行う。具体的には、伝送ユニット10は、割り込み要求として送信された伝送信号において、それに含まれる情報のなかから、端末器識別用のアドレスデータの上位アドレスを特定する。そして、伝送ユニット10は、この上位アドレスに対応する複数の端末器をグループとして一括的にアクセスするグループアクセスによって、端末検索を送信する。つぎに、端末検索の送信に対応して、割り込み要求を行った端末器、すなわち、接点入力T/U40は、残りの下位アドレスを伝送ユニット10に対して返信する。これにより、接点入力T/U40が割込み要求を行ったことを伝送ユニット10に対して知らせることができる。
ステップ5(S5)において、伝送ユニット10は、割込み要求を行った端末器、すなわち、接点入力T/U40から下位アドレスを取得すると、これに基づいて端末器を特定し、この接点入力T/U40に対して、接点確認要求を送信する。ステップ6(S6)において、接点確認要求を受信すると、接点入力T/U40は、接点信号の状態確認を行う。
ステップ7(S7)において、接点入力T/U40は、どの外部システムの接点に変化があったのか(具体的には、第3の端子部43のうち、どの端子部43に接続する接点信号に変化があったのか)、および、その接点信号がどのように変化したのか(具体的には、接点信号が立ち上がったのか、それとも立ち下がったのか)を示す接点情報を取得する。
ステップ8(S8)において、接点入力T/U40は、接点情報に基づいて、接点信号に変化があった第3の端子部43に関連付けられるアドレス情報と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態とを制御指令として伝送ユニット10に対して送信する。
ステップ9(S9)において、伝送ユニット10は、接点入力T/U40に割り込み終了要求を送信する。
以下、本実施形態の特徴の一つである、接点入力T/U40によるステップ7,8の処理について詳述する。ここで、図4および図5は、接点信号とリレー25の制御状態との関係を示す説明図である。
図4に示すように、ある第3の端子部43のアドレス情報として、個別アドレスまたはグループアドレスが設定されている場合、通常、この第3の端子部43には、接点信号として、接点変化と連動する連続信号(時間T1(例えば、1sec)以上)が接続される。このケースでは、接点入力T/U40は、接点信号の立ち上がりに対応して、第3の端子部43のアドレス情報と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(基本的には、オン状態)とを制御指令として出力する。これにともない、伝送ユニット10およびリレー制御用T/U20により、アドレス情報と対応するリレー25がオンされる(すなわち、対応する照明装置1がオン状態(点灯状態)に制御される)。一方、接点入力T/U40は、接点信号の立ち下がりに対応して、第3の端子部43のアドレス情報と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(基本的には、オフ状態)とを制御指令として出力する。これにともない、伝送ユニット10およびリレー制御用T/U20により、アドレス情報と対応するリレー25がオフされる(すなわち、対応する照明装置1がオフ状態(消灯状態)に制御される)。
これに対して、図5に示すように、ある第3の端子部43のアドレス情報として、パターンアドレスが設定されている場合、通常、この第3の端子部43には、接点信号として接点変化と対応したワンパルス信号(時間T2(例えば、0.2sec)以上)が接続される。このケースでは、接点入力T/U40は、接点信号の立ち上がりに対応して、第3の端子部43のアドレス情報と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(パターン状態)とを制御指令として出力する。これにともない、伝送ユニット10およびリレー制御用T/U20により、アドレス情報と対応する対応するリレー25がオンまたはオフされる(すなわち、対応する照明装置1がパターン状態に制御される)。
本実施形態の特徴の一つとして、接点入力T/U40は、第3の端子部43にパターンアドレスが設定されている場合、すなわち、外部システムからの接点信号に応じてパターン制御を行う場合、この接点信号がワンパルス信号であることを前提に、図5を示して説明したような処理を行う(ワンパルス信号対応の動作モード)。一方で、接点入力T/U40は、この動作モードとは別の動作モードとして、連続信号対応の動作モードで動作することができる。この連続信号対応の動作モードにおいて、接点入力T/U40は、接点信号が連続信号であることを前提に、接点信号の立ち上がりまたは接点信号の立ち下がりに対応して、制御対象となる照明装置1をパターン状態へと移行させる制御指令を出力する。
動作モードの切り替えは、ディップスイッチによって具体化されるモード切替部40gによって実現することができる。例えば、接点信号として連続信号しか出力できない外部システムが第3の端子部43に接続されており、かつ、この第3の端子部43に入力される接点信号に対してパターン制御を行う場合(すなわち、第3の端子部43にパターンアドレスが関連付けられている場合)には、動作モードを切り替えることにより、接点入力T/U40を連続信号対応の動作モードで動作させる。
図6は、連続信号対応の動作モードが設定された接点入力T/U40の動作を具体的に示すフローチャートである。
まず、ステップ10(S10)において、接点入力T/U40は、接点信号の立ち上がりを検出したか否かを判断する。このステップ10において肯定判定された場合、ステップ11(S11)に進む。一方、ステップ10において否定判定された場合、後述するステップ15(S15)に進む。
ステップ11において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報が、個別制御に対応するもの(個別アドレス)、あるいは、グループ制御に対応するもの(グループアドレス)であるか否かを判断する(個制御 or G制御?)。このステップ11において肯定判定された場合、ステップ12(S12)に進む。一方、ステップ11において否定判定された場合、後述するステップ13(S13)に進む。
ステップ12において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報(個別アドレスまたはグループアドレス)と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(オン状態)とを制御指令として出力する(オン処理)。
ステップ13において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報が、パターン制御に対応するもの(パターンアドレス)であるか否かを判断する(パターン制御?)。このステップ13において肯定判定された場合、ステップ14(S14)に進む。一方、ステップ13において否定判定された場合、本ルーチンを抜ける。
ステップ14において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報(パターンアドレス)と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(基本的には、パターン状態)とを制御指令として出力する(パターン処理)。
ステップ15において、接点入力T/U40は、接点信号の立ち下がりを検出したか否かを判断する。このステップ15において肯定判定された場合、ステップ16(S16)に進む。一方、ステップ15において否定判定された場合、本ルーチンを抜ける。
ステップ16において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報が、個別制御に対応するもの(個別アドレス)、あるいは、グループ制御に対応するもの(グループアドレス)であるか否かを判断する。このステップ16において肯定判定された場合、ステップ17(S17)に進む。一方、ステップ16において否定判定された場合、後述するステップ18(S18)に進む。
ステップ17において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報(個別アドレスまたはグループアドレス)と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(オフ状態)とを制御指令として出力する(オフ処理)。
ステップ18において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報が、パターン制御に対応するもの(パターンアドレス)であるか否かを判断する。このステップ18において肯定判定された場合、ステップ19(S19)に進む。一方、ステップ18において否定判定された場合、本ルーチンを抜ける。
ステップ19において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報(パターンアドレス)と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(パターン状態)とを制御指令として出力する(パターン処理)。
このような照明制御システムにおいて、伝送ユニット10は、操作端末器60との伝送信号のやり取りを通じて、アドレス情報としての個別アドレス(例えば、個別アドレス「0−1」)と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(オン状態またはオフ状態)とを特定する。特定された情報は、伝送ユニット10から負荷チャネル「0」のリレー制御用T/U20に伝送され、この負荷チャネル「0」のリレー制御用T/U20によって、自己に接続する負荷ナンバー「1」のリレー25が制御状態に応じて制御される。これにより、負荷アドレス「0−1」の照明装置1がオン状態またはオフ状態に制御される。
あるいは、伝送ユニット10は、アドレス情報としてのグループアドレス(例えば、グループ「G1」)と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(オン状態またはオフ状態)とを特定する。伝送ユニット10は、アドレス情報がグループアドレスの場合には、グループ情報を参照し、そのグループ「G1」に含まれる負荷アドレスを特定する(例えば、負荷アドレス「0−1」,「1−2」)。特定された情報は、伝送ユニット10から負荷チャネル「0」および「1」のリレー制御用T/U20に伝送される。そして、負荷チャネル「0」のリレー制御用T/U20によって、自己に接続する負荷ナンバー「1」のリレー25が制御状態に応じて制御され、また、負荷チャネル「1」のリレー制御用T/U20によって、自己に接続する負荷ナンバー「2」のリレー25が制御状態に応じて制御される。これにより、グループ「G1」に対応する照明装置1がオン状態(またはオフ状態)に一括的に切り替え制御される。
あるいは、伝送ユニット10は、アドレス情報としてのパターンアドレス(例えば、パターン「P1」)と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(パターン状態)とを特定する。伝送ユニット10は、アドレス情報がパターンアドレスの場合には、パターン情報を参照し、そのグループ「P1」に含まれる負荷アドレスと(例えば、負荷アドレス「0−3」,「1−4」)、個々のパターン状態とを特定する。特定された情報は、伝送ユニット10から負荷チャネル「0」および「1」のリレー制御用T/U20に伝送される。そして、負荷チャネル「0」のリレー制御用T/U20によって、自己に接続する負荷ナンバー「3」のリレー25が、パターン状態に応じて制御され、また、負荷チャネル「1」のリレー制御用T/U20によって、自己に接続する負荷ナンバー「4」のリレー25が、パターン状態に応じて制御される。これにより、パターン「P1」に対応する照明装置1がパターン状態へと制御される。
このように本実施形態によれば、接点入力T/U40が、外部システムからの接点信号に応じてパターン制御を行うシーンにおいて、連続信号対応の動作モードを有している。これにより、外部システムの接点信号として、連続信号しか得られないようなケースであったとしても、図7に示すように、あたかもワンパルス信号を用いたかのようにパターン制御を行うことができる。
また、本実施形態によれば、外部システムからの接点信号に応じて個別制御またはグループ制御を行うシーンでは、接点入力T/U40の動作は通常時のままで対応可能であり、上述の連続信号対応の動作モードが設定されたとしても、その動作に影響が与えることがない。
また、本実施形態によれば、接点入力T/U40は、外部システムからの接点信号に応じてパターン制御を行うシーンにおいて、連続信号対応の動作モードと、ワンパルス信号対応の動作モードとを切り替えて動作させることができる。これにより、ワンパルス信号に対応する接点信号であっても、接点入力T/U40の通常時の動作として、パターン制御を行うことができる。
さらに、連続信号対応の動作モードを有さない接点入力T/Uでは、外部システムの接点信号として連続信号しか得られないような場合、システムの構築が複雑かつ煩雑となるが、本実施形態によれば、このような不都合を解消することができる。これにより、システムを全体的に効率よく行うことができるので、設計時に生じるミス等も予防にも繋がる。また、システム利用者の多様な要望にも容易に対応することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態の特徴の一つとして、接点入力T/U40は、第3の端子部43に個別アドレスまたはグループアドレスが設定されている場合、すなわち、外部システムからの接点信号に応じて個別・グループ制御を行う場合、この接点信号が連続信号であることを前提に、第1の実施形態において図4を示して説明したような処理を行う(連続信号対応の動作モード)。一方で、接点入力T/U40は、この動作モードとは別の動作モードとして、ワンパルス信号対応の動作モードで動作することができる。このワンパルス信号対応の動作モードでは、接点入力T/U40が、接点信号がワンパルス信号であることを前提に、接点信号の立ち上がりに対応して、制御対象となる照明装置1を現在の制御状態(例えば、オン状態)から他方の制御状態(例えば、オフ状態)へと切り替える制御指令を出力する。
動作モードの切り替えは、ディップスイッチによって具体化されるモード切替部40gによって実現することができる。例えば、接点信号としてワンパルス信号しか出力できない外部システムが第3の端子部43に接続されており、かつ、この第3の端子部43に入力される接点信号に対して個別制御またはグループ制御を行う場合(すなわち、第3の端子部43に個別アドレスまたはグループアドレスが関連付けられている場合)には、動作モードを切り替えることにより、接点入力T/U40をワンパルス信号対応の動作モードで動作させる。
また、接点入力T/U40において、記憶部40fには、制御対象となる照明装置1の現在の制御状態が記憶されており、制御部40aは、制御状態を切り替える制御指令を出力する度に、記憶部40fの制御状態を更新する。
図8は、ワンパルス信号対応の動作モードが設定された接点入力T/U40の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップ20(S20)において、接点入力T/U40は、接点信号の立ち上がりを検出したか否かを判断する。このステップ20において肯定判定された場合、ステップ21(S21)に進む。一方、ステップ20において否定判定された場合、後述するステップ26(S26)に進む。
ステップ21において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報が、個別制御に対応するもの(個別アドレス)、あるいは、グループ制御に対応するもの(グループアドレス)であるか否かを判断する。このステップ21において肯定判定された場合、ステップ22(S22)に進む。一方、ステップ21において否定判定された場合、後述するステップ24(S24)に進む。
ステップ22において、接点入力T/U40は、内部の記憶装置(具体的には、記憶部40f)を検索し、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報に対応する照明装置1の現在の制御状態を特定する。そして、接点入力T/U40は、このアドレス情報と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(現在の制御状態から反転させた制御状態)とを制御指令として出力する(オン/オフ処理)。
ステップ23において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報と、反転後の制御状態と関連付けて、内部の記憶装置に記憶する(記憶処理)。
ステップ24において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報が、パターン制御に対応するもの(パターンアドレス)であるか否かを判断する。このステップ24において肯定判定された場合、ステップ25(S25)に進む。一方、ステップ24において否定判定された場合、本ルーチンを抜ける。
ステップ25において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報(パターンアドレス)と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(パターン状態)とを制御指令として出力する(パターン処理)。
ステップ26において、接点入力T/U40は、接点信号の立ち下がりを検出したか否かを判断する。このステップ26において肯定判定された場合、ステップ27(S27)に進む。一方、ステップ26において否定判定された場合、本ルーチンを抜ける。
ステップ27において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報が、個別制御に対応するもの(個別アドレス)、あるいは、グループ制御に対応するもの(グループアドレス)であるか否かを判断する。このステップ27において肯定判定された場合、本ルーチンを抜ける。一方、ステップ27において否定判定された場合、後述するステップ28(S28)に進む。
ステップ28において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報が、パターン制御に対応するもの(パターンアドレス)であるか否かを判断する。このステップ18において肯定判定された場合、本ルーチンを抜ける。一方、ステップ18において否定判定された場合、本ルーチンを抜ける。
このように本実施形態によれば、接点入力T/U40が、外部システムからの接点信号に応じて個別制御またはグループ制御を行うシーンにおいて、ワンパルス信号対応の動作モードを有している。これにより、外部システムの接点信号として、ワンパルス信号しか得られないようなケースであったとしても、図9に示すように、あたかも連続信号を用いたかのようにパターン制御を行うことができる。
また、本実施形態によれば、外部システムからの接点信号に応じてパターン制御を行うシーンでは、接点入力T/U40の動作は通常時のままで対応可能であり、上述のワンパルス信号対応の動作モードが設定されたとしても、その動作に影響が与えることがない。
また、本実施形態によれば、接点入力T/U40は、外部システムからの接点信号に応じて個別制御またはグループ制御を行うシーンにおいて、連続信号対応の動作モードと、ワンパルス信号対応の動作モードとを切り替えて動作させることができる。これにより、連続信号に対応する接点信号であっても、接点入力T/U40の通常時の動作として、個別制御またはグループ制御を行うことができる。
さらに、ワンパルス信号対応の動作モードを有さない接点入力T/Uでは、外部システムの接点信号として連続信号しか得られないような場合、システムの構築が複雑かつ煩雑となるが、本実施形態によれば、このような不都合を解消することができる。これにより、システムを全体的に効率よく行うことができるので、設計時に生じるミス等も予防にも繋がる。また、システム利用者の多様な要望にも容易に対応することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態の特徴の一つとして、外部システムからの接点信号に応じて個別制御またはグループ制御を行う場合、この接点信号が連続信号であることを前提に、図4を示して説明したような処理を行う(通常動作モード)。一方で、接点入力T/U40は、この動作モードとは別の動作モードとして、反転動作モードで動作することができる。この反転動作モードでは、接点入力T/U40が、接点信号が連続信号であることを前提に、接点信号の立ち上がりに対応して制御対象となる照明装置1をオフ状態とする制御指令を出力するとともに、接点信号の立ち下がりに対応して制御対象となる照明装置1をオン状態とする制御指令を出力する。動作モードの切り替えは、ディップスイッチによって具体化されるモード切替部40gによって実現することができる。
図10は、反転動作モードが設定された接点入力T/U40の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップ30(S30)において、接点入力T/U40は、接点信号の立ち上がりを検出したか否かを判断する。このステップ30において肯定判定された場合、ステップ31(S31)に進む。一方、ステップ30において否定判定された場合、後述するステップ35(S35)に進む。
ステップ31において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報が、個別制御に対応するもの(個別アドレス)、あるいは、グループ制御に対応するもの(グループアドレス)であるか否かを判断する。このステップ31において肯定判定された場合、ステップ32(S32)に進む。一方、ステップ31において否定判定された場合、後述するステップ33(S33)に進む。
ステップ32において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報(個別アドレスまたはグループアドレス)と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(オフ状態)とを制御指令として出力する(オフ処理)。
ステップ33において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報が、パターン制御に対応するもの(パターンアドレス)であるか否かを判断する。このステップ33において肯定判定された場合、ステップ34(S34)に進む。一方、ステップ33において否定判定された場合、本ルーチンを抜ける。
ステップ34において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報(パターンアドレス)と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(パターン状態)とを制御指令として出力する(パターン処理)。
ステップ35において、接点入力T/U40は、接点信号の立ち下がりを検出したか否かを判断する。このステップ35において肯定判定された場合、ステップ36(S36)に進む。一方、ステップ35において否定判定された場合、本ルーチンを抜ける。
ステップ36において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報が、個別制御に対応するもの(個別アドレス)、あるいは、グループ制御に対応するもの(グループアドレス)であるか否かを判断する。このステップ36において肯定判定された場合、ステップ37(S37)に進む。一方、ステップ36において否定判定された場合、後述するステップ38(S38)に進む。
ステップ37において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報(個別アドレスまたはグループアドレス)と、接点信号の変化に対応した照明装置1の制御状態(オン状態)とを制御指令として出力する(オン処理)。
ステップ38において、接点入力T/U40は、接点変化があった第3の端子部43のアドレス情報が、パターン制御に対応するもの(パターンアドレス)であるか否かを判断する。このステップ38において肯定判定された場合、本ルーチンを抜ける。一方、ステップ38において否定判定された場合、本ルーチンを抜ける。
このように本実施形態において、接点入力T/U40は、外部システムからの接点信号(連続信号)に応じて個別制御またはグループ制御を行うシーンにおいて、反転動作モードを有している。これにより、外部システムからの接点信号に対応して、図11に示すように、通常時の制御状態とは反転させた制御状態に、照明装置1を制御させることができる。
また、本実施形態によれば、接点入力T/U40は、外部システムからの接点信号に応じて個別制御またはグループ制御を行うシーンにおいて、反転動作モードと、通常動作モードとを切り替えて動作させることができる。これにより、通常時の動作と、反転動作とを切り替えて設定することができるので、接点入力T/U40のシステム適用性の向上を図ることができる。
さらに、反転動作モードを有さない接点入力T/Uでは、これにより反転動作を実現しようとすると、システムの構築が複雑かつ煩雑となるが、本実施形態によれば、このような不都合を解消することができる。これにより、システムを全体的に効率よく行うことができるので、設計時に生じるミス等も予防にも繋がる。また、システム利用者の多様な要望にも容易に対応することができる。
以上、本発明の実施形態にかかる照明制御システムおよび接点入力端末器(接点入力T/U40)について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、動作モードの切り替え、すなわち、第1の実施形態に示すパターン制御時におけるワンパルス信号対応の動作モードと連続信号対応の動作モードとの切り替え、第2の実施形態に示す個別・グループ制御時におけるワンパルス信号対応の動作モードと連続信号対応の動作モードとの切り替え、あるいは、第3の実施形態に示す通常動作モードと反転動作モードとの切り替えは、ディップスイッチを用いる手法に限定されない。これ以外にも、接点入力T/U40の記憶部40fに動作モード切替ビットを予め記憶しておき、これを読み取った場合に動作モードを切り替えることもできる。また、制御部40aのポートベースでジャンパー線を取り付け、ハイ(High)またはロー(Low)の状態に応じて動作モードを切り替えてもよい。ただし、個々の動作モードを固有の動作とする専用機として接点入力T/U40を構成してもよい。
また、各実施形態では負荷として照明装置1を例示したが、接点信号によってその動作を制御することができる種々の負荷について、本発明を適用することができる。
第1の実施形態にかかる照明制御システムを模式的に示す構成図 接点入力T/U40の構成を示すブロック図 接点入力T/U40と伝送ユニット10との間の伝送手順を示す説明図 接点信号とリレー25の制御状態との関係を示す説明図 接点信号とリレー25の制御状態との関係を示す説明図 連続信号対応の動作モードが設定された接点入力T/U40の動作を具体的に示すフローチャート 接点信号とリレー25の制御状態との関係を示す説明図 ワンパルス信号対応の動作モードが設定された接点入力T/U40の動作を示すフローチャート 接点信号とリレー25の制御状態との関係を示す説明図 反転動作モードが設定された接点入力T/U40の動作を示すフローチャート 接点信号とリレー25の制御状態との関係を示す説明図
符号の説明
1 照明装置
10 伝送ユニット
20 リレー制御用T/U
30 リモコントランス
40 接点入力T/U
40a 制御部
40b 伝送信号送受信部
40c 接点入力検知部
40d 検知回路用電源部
40e 光通信部
40f 記憶部
40g モード切替部
41 第1の端子部
42 第2の端子部
43 第3の端子部
50 外部システム
60 操作端末器
61 操作スイッチ

Claims (9)

  1. 制御対象となる負荷の状態を変化させるための外部システムからの接点信号に応じて、信号線に多重伝送方式で伝送される伝送信号により、制御対象負荷を制御するための制御指令を出力する接点入力端末器において、
    前記外部システムからの接点信号として、接点変化と連動する連続信号が接続される接続部と、
    前記接続部に入力される接点信号を監視し、接点信号の立ち上がりまたは接点信号の立ち下がりを検出する検出部と、
    前記検出部における検出結果に基づいて、前記制御指令を出力する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記接続部のアドレス情報が単一の負荷または同一グループ内の複数の負荷を制御対象としてオン状態とオフ状態とを交互に切替制御する個別・グループ制御に対応するものか、あるいは複数の負荷を制御対象としてそれぞれの負荷に予め定められた所定の制御状態へと一括的に制御するパターン制御に対応するものなのかを判断し
    前記外部システムからの接点信号に応じて、前記パターン制御を行う場合、接点信号の立ち上がりまたは接点信号の立ち下がりに対応して、制御対象負荷を前記所定の制御状態へと移行させる制御指令を出力する連続信号対応の動作モードを有することを特徴とする接点入力端末器。
  2. 前記制御部は、前記外部システムからの接点信号に応じて、前記個別・グループ制御を行う場合、接点信号の立ち上がりに対応して制御対象負荷をオン状態とする制御指令を出力するとともに、接点信号の立ち下がりに対応して制御対象負荷をオフ状態とする制御指令を出力することを特徴とする請求項1に記載された接点入力端末器。
  3. 前記制御部の動作モードを切り替える切替部をさらに有し、
    前記接続部は、前記外部システムからの接点信号として、接点変化と対応したワンパルス信号が接続可能となっており、
    前記制御部は、前記外部システムからの接点信号に応じて前記パターン制御を行う場合、接点信号の立ち上がりに対応して、制御対象負荷を前記所定の制御状態へと移行させる制御指令を出力するワンパルス信号対応の動作モードをさらに有しており、前記切替部による切り替えに応じて、前記連続信号対応の動作モードと前記ワンパルス信号対応の動作モードとが択一的に設定されることを特徴とする請求項1または2に記載された接点入力端末器。
  4. 制御対象となる負荷の状態を変化させるための外部システムからの接点信号に応じて、信号線に多重伝送方式で伝送される伝送信号により、制御対象負荷を制御するための制御指令を出力する接点入力端末器において、
    前記外部システムからの接点信号として、接点変化と対応したワンパルス信号が接続される接続部と、
    前記接続部に入力される接点信号を監視し、接点信号の立ち上がりまたは接点信号の立ち下がりを検出する検出部と、
    前記検出部における検出結果に基づいて、前記制御指令を出力する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記接続部のアドレス情報が単一の負荷または同一グループ内の複数の負荷を制御対象としてオン状態とオフ状態とを交互に切替制御する個別・グループ制御に対応するものか、あるいは複数の負荷を制御対象としてそれぞれの負荷に予め定められた所定の制御状態へと一括的に制御するパターン制御に対応するものなのかを判断し
    前記外部システムからの接点信号に応じて、前記個別・グループ制御を行う場合、接点信号の立ち上がりに対応して、制御対象負荷を現在の制御状態から他方の制御状態へと切り替える制御指令を出力するワンパルス信号対応の動作モードを有することを特徴とする接点入力端末器。
  5. 制御対象負荷の現在の制御状態を記憶する記憶部をさらに有し、
    前記制御部は、制御状態を切り替える制御指令を出力する度に、前記記憶部の制御状態を更新することを特徴とする請求項4に記載された接点入力端末器。
  6. 前記制御部は、前記外部システムからの接点信号に応じて、前記パターン制御を行う場合、接点信号の立ち上がりに対応して、制御対象負荷を前記所定の制御状態へと移行させる制御指令を出力することを特徴とする請求項4または5に記載された接点入力端末器。
  7. 前記制御部の動作モードを切り替える切替部をさらに有し、
    前記接続部は、前記外部システムからの接点信号として、接点変化と連動する連続信号が接続可能となっており、
    前記制御部は、前記外部システムからの接点信号に応じて前記個別・グループ制御を行う場合、接点信号の立ち上がりに対応して制御対象負荷をオン状態とする制御指令を出力するとともに、接点信号の立ち下がりに対応して前記制御対象負荷をオフ状態とする制御指令を出力する連続信号対応の動作モードをさらに有しており、前記切替部による切り替えに応じて、前記ワンパルス信号対応の動作モードと前記連続信号対応の動作モードとが択一的に設定されることを特徴とする請求項4から6のいずれか一項に記載された接点入力端末器。
  8. 制御対象となる負荷の状態を変化させるための外部システムからの接点信号に応じて、信号線に多重伝送方式で伝送される伝送信号により、制御対象負荷を制御するための制御指令を出力する接点入力端末器において、
    前記外部システムからの接点信号として、接点変化と連動する連続信号が接続される接続部と、
    前記接続部に入力される接点信号を監視し、接点信号の立ち上がりまたは接点信号の立ち下がりを検出する検出部と、
    前記検出部における検出結果に基づいて、前記制御指令を出力する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記接続部のアドレス情報が単一の負荷または同一グループ内の複数の負荷を制御対象としてオン状態とオフ状態とを交互に切替制御する個別・グループ制御に対応するものか、あるいは複数の負荷を制御対象としてそれぞれの負荷に予め定められた所定の制御状態へと一括的に制御するパターン制御に対応するものなのかを判断し
    前記外部システムからの接点信号に応じて、前記個別・グループ制御を行う場合、接点信号の立ち上がりに対応して制御対象負荷をオフ状態とする制御指令を出力するとともに、接点信号の立ち下がりに対応して前記制御対象負荷をオン状態とする制御指令を出力する反転動作モードを有することを特徴とする接点入力端末器。
  9. 前記制御部の動作モードを切り替える切替部をさらに有し、
    前記制御部は、前記外部システムからの接点信号に応じて前記個別・グループ制御を行う場合、接点信号の立ち上がりに対応して制御対象負荷をオン状態とする制御指令を出力するとともに、接点信号の立ち下がりに対応して制御対象負荷をオフ状態とする制御指令を出力する通常動作モードをさらに有しており、前記切替部による切り替えに応じて、前記反転動作モードと前記通常動作モードとが択一的に設定されることを特徴とする請求項8に記載された接点入力端末器。
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