JP4849289B2 - 照明制御装置及びそれを用いた照明制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の照明負荷等を点消灯及び調光する照明制御装置及びそれを用いた照明制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、屋内外の複数の照明負荷を点消灯及び調光制御を集中的に操作する照明制御装置が用いられている。
【0003】
この種の照明制御装置は、明かりセンサ等の照度センサにより周囲の明るさを検出し、予め設定した目標値との比較結果に基づき、調光可能な照明負荷の明るさを調整し、照度が一定になるように制御もしくはランプ出力が一定となる制御を行うように構成されたものである。
【0004】
また、近年、前記照明制御装置に、伝送線を介して外部の設定機器からの各種設定情報等の伝送信号の送受信が可能な伝送信号インターフェイス(以下、I/Fと称す)部を設け、該I/F部により受信された前記設定機器からの伝送信号に基づき、該照明制御装置における目標値の設定,変更を行うようにした照明制御システムも用いられている。
【0005】
前記照明制御装置の具体的な構成としては、該照明制御装置には、複数の照明負荷を複数グループ化された照明負荷が接続され、かつ、それらグループ化された照明負荷毎の調光制御を制御するための調光信号を出力する調光信号出力部と、前記目標値等の各種設定情報を記憶した記憶部と、伝送線を介して外部の設定機器からの各種設定情報等の伝送信号の送受信が可能なI/F部と、照明負荷の操作指示あるいは設定変更操作するためのリモコンからのリモコン信号を受光するリモコン信号受光部と、該リモコン信号受光部からのリモコン信号や前記I/F部からの伝送信号に基づき照明負荷の調光制御を行うと共に、明かりセンサ等の照度センサにより周囲の明るさを検出し、予め設定した目標値との比較結果に基づき照明負荷の明るさを調整し、照度が一定になるように制御もしくはランプ出力が一定となる制御を行う制御部とを有しており、一般に天井面等に設置されている。
【0006】
なお、前記明るさセンサ等の照度センサは、前記照明制御装置と一体的に設けられたものではあるが、一体的ではなく別体に構成されものもある。また該照度センサの他に人体の有無を検知する人感センサを設け、この検知結果に基づき制御部によって各照明負荷の調光制御を行うように構成されものもある。
【0007】
ところで、このような照明制御装置では、設置箇所に応じて最適な調光状態あるいは所望する調光状態を得るためには前記記憶部に記憶された前記目標値を変更し切り替える必要がある。
【0008】
通常、前記記憶部には、図4に示すように、例えば複数のシーンに応じた照度目標値,調光度目標値や動作モード及び図示はしないがその他の設定情報が記憶されている。例えば、複数のシーンを番号で示すと、図4に示すようにシーン1,シーン2,シーン3となり、この場合、シーン1は照度目標値が1000Lx,調光度目標値が100%,動作モードが照度モードとなっている。シーン2,シーン3については、図中に示す通りであり、これ以外にもシーン4,シーン5…というように複数のシーンに応じた目標値が前記記憶部に記憶されることもある。
【0009】
上記構成の照明制御装置において、前記記憶部内に記憶しているシーンに応じた目標値は、リモコンあるいは伝送線を介して送られてくる目標値設定信号に基づき、制御部によって変更されるようになっている。また、該記憶部に記憶しているシーンに応じた目標値のうち、どのシーンの目標値を選択するのかの選択制御についても、リモコンあるいは伝送線を介して送られてくる選択信号に基づき、制御部によって選択され、且つ実行されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の従来の照明制御装置において、上述したような照明制御システムを構築したことを想定すると、伝送線を介して外部の設定機器から目標値が直接伝送された場合には、制御部は、記憶部内部に記憶された記憶値を参照せずに、直接I/Fにて受信した記憶値に基づき、調光信号出力部による調光信号を生成させるように制御することで、一応の動作は可能である。
【0011】
しかし、上記目標値以外の制御値がある場合には、それらの制御値も同時、あるいは連続してI/F部にて受信する必要がある。このため、このような場合には、伝送線に送信するデータ量が増大ししてしまい、高速な伝送が必要となる。つまり、高速な伝送を可能にするための回路群を設ける必要が生じるため、回路規模の増大等の影響によりコストが高価になってしまうといった不都合がある。
また、制御値については、現在選択されている記憶値の値をそのまま使用することも考えられるが、それぞれの制御値がそれぞれ異なったものである可能性もあることから、動作状態が一定しないといった虞れもあり得る。
【0012】
また、1つの記憶値に関する制御値を強制的に適用するように制御することも考えるが、この場合、伝送線を介して伝送され且つI/F部にて受信した目標値に基づき動作させた後に、ユーザのリモコン装置によって動作状態を切り替えた場合には、リモコンの操作によって、I/F部にて受信した目標値での動作に戻すことが不可能であるといった問題点もあった。
【0013】
この種の先行技術としては、例えば特開2000−348871号公報に記載の照明装置があるが、この提案による照明装置では、調光点灯部の種類に応じて調光信号と調光比との関係がそれぞれ設定された調光データを記憶したメモリが設けられてはいるものの、具体的な目標値やそれ以外の制御値の設定方法や変更方法については述べられてはおらず、また伝送線を介して伝送された伝送信号受信して取り込み、この伝送信号に基づき各種設定するような照明制御システムについても全く述べられてはいない。
【0014】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、伝送線を介して伝送され且つ受信された目標値を記憶部の一部に記憶可能に構成することで、シーンの切替え操作があった場合でも、伝送により再送信する必要はなく伝送線を介して受信した目標値に基づく動作を再現でき、伝送情報量の低減により高速通信を可能にするとともに、リモコン操作や外部の伝送機器操作のいずれでも目標値の設定や変更が可能である照明制御装置及びこれを用いた照明制御システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の照明制御装置は、調光可能な複数の照明負荷と;前記複数の照明負荷の調光を制御する調光信号を生成し、前記複数の照明負荷に出力する調光信号出力手段と;周囲の明るさを検出し、検出結果を出力する照度検出手段と、伝送線を介して外部設定機器からのシーン選択情報及び設定情報等の伝送信号を送受信するための伝送信号インターフェイスと;前記複数の照明負荷の照度及び調光を制御するのに必要な目標値および制御値の設定情報が複数のシーン番号毎に記憶可能な記憶手段と;前記照度検出手段からの検出結果と前記記憶手段に記憶されている選択されたシーン番号の目標値とを比較し、比較結果に基づき照度が一定となるように前記調光信号出力手段を制御するもので、前記伝送信号インターフェイスにより、前記伝送線を介して前記外部設定機器から伝送されたシーン選択情報を受信した場合にはシーン選択番号を切り替えて切り替えたシーン番号に対応する設定情報で制御し、目標値の設定情報を受信した場合には、前記シーン選択情報によって選択されているシーン番号の目標値を受信した目標値に書き換え、書き換えた目標値および選択されているシーン番号に対応する制御値に基づき制御する制御手段と;を具備したことを特徴とするものである。
【0016】
本発明とこれ以降の発明に用いる用語とその技術的意味は、次の通りである。
【0017】
前記照度検出手段は、例えば明るさセンサで構成されたもので、周囲の明るさを検出し、検出結果を出力する。前記伝送線は、前記外部設定機器と前記照明制御装置との間でシーン選択情報及び設定情報等の各種伝送信号を伝送する回線で、前記外部設定機器と照明制御装置間に専用回線を設ける方法と、駆動電源回線に前記信号やデータを重畳させる方法とがある。
【0018】
前記記憶手段は、前記複数の照明負荷の照度及び調光を制御するのに必要な目標値等の複数の設定情報が複数のシーン番号毎に記憶可能な不揮発性記憶部が用いられている。例えば、この不揮発性記憶部は、設定情報としての複数のシーン番号毎に目標値を記憶した目標値記憶部と、この目標値のシーン番号に対応した制御値を記憶した制御値記憶部との記憶領域を備えている。
【0019】
したがって、上記発明においては、記憶手段内に複数のシーン毎の目標値を記憶し、それらを選択して目標値を切り替える制御方法と、伝送線を介して伝送された目標値を伝送信号インターフェイスにより受信して、その目標値で動作させる2つの制御形態を有し、前記制御手段は、目標値が伝送された場合には、該目標値を記憶手段の目標値記憶部に記憶するので、シーン番号の切り替えや電源の切断などがあった場合でも、目標値が失われることがない。このため、外部設定機器より伝送線を介して目標値を再送信せずとも、シーンの切り替えによって、伝送線を介して受信した目標値での操作を再現することができ、すなわち、確実に該目標値での照明制御を行うことができる。
【0024】
請求項の発明の照明制御装置は、請求項1に記載の照明制御装置において、人体の有無を検出する人体検出手段と、外部からの接点信号を取り込む接点信号入力手段とを備え、前記制御手段は、さらに、前記接点信号入力手段により外部からの接点信号を取り込んだ場合には、取り込んだ接点信号を用いて前記記憶手段に予め記憶されている前記人体検出手段に関する設定情報を書き換えるとともに、書き換えられた設定情報に基づき調光制御することを特徴とするものである。
【0025】
請求項の発明の照明制御装置は、請求項に記載の照明制御装置において、前記制御手段は、前記接点信号入力手段を介して取り込んだ外部からの接点信号に基づき、前記記憶手段に記憶されている設定情報に含まれた少なくとも調光上限値、調光上限値との一方を変更させることを特徴とするものである。
【0027】
請求項及び請求項の発明によれば、上記発明と同様に作用して同様の効果が得られる他に、様々な使用環境に適合できる照明制御装置の実現が可能となる。
【0028】
請求項の発明の照明制御システムは、前記請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載の照明制御装置と;前記照明制御装置よって調光が制御される複数のグループ化された照明器具と;前記照明制御装置の伝送信号インターフェイスに伝送線を介して接続され、該照明制御装置に対する操作情報及び設定情報等の伝送信号を送受信する外部設定機器と;を含んで構成されたことを特徴とするものである。
【0029】
請求項の発明によれば、上記の如く作用及び効果のある照明制御装置を用いて、照明制御システムとして構築することにより、従来にはない調光性能に優れ様々な使用環境にも適合可能な照明制御システムを構築することが可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0031】
図1は本発明に係る照明制御装置の一実施の形態の全体構成を説明するブロック図、図2は図1の装置の特徴となる動作を説明するための説明図で図1に示す記憶部に記憶された記憶内容を示している。
【0032】
図1に示すように、照明制御装置1は、該装置1の全体の各種制御行う制御部2と、該制御部2,調光信号出力回路部9及び伝送信号インターフェイス部(以下、伝送信号I/F部と称す)11の駆動電源を供給する電源部3と、照明負荷の操作指示あるいは設定変更操作するためのリモコン5からのリモコン信号を受光するリモコン信号受光部4と、複数のシーン毎の目標値や制御値等の各種設定情報を記憶可能な記憶部6と、周囲の明るさを検出し検出結果を出力する明かりセンサ7と、人体の有無を検知し検出結果を出力する人感センサ8と、複数グループ化された照明負荷10が接続線L1を介して接続され、且つそれらグループ化された照明負荷10毎の調光制御を制御するための調光信号を出力する調光信号出力部9と、伝送線L2を介して外部の設定機器(例えば伝送装置12)からの各種設定情報等の伝送信号の送受信が可能なI/F部11とを含んで構成されている。
【0033】
前記リモコン信号受光部4は、照明負荷の操作指示あるいは設定変更操作するためのリモコン5からのリモコン信号(例えば赤外線リモコン信号)を受光し、受光したリモコン信号に基づく操作情報を制御部2に出力する。
【0034】
前記明るさセンサ7は、周囲の明るさを検出する照度センサであり、検出結果を電気信号に変換して制御部7に出力する。なお、この明るさセンサ7は、図1に示すように照明制御装置1と一体的に設けられたものではあるが、一体的ではなく別体に設けて制御線を介して前記制御部2と接続するように天井等に設置しても良い。
【0035】
前記人感センサ8は、人体の有無を検知するセンサであり、検出結果を電気信号に変換して同様に制御部8に出力する。なお、本実施の形態では、該人感センサ8を設けて構成した場合について説明したが、必ずしも設けなくても本実施の形態の照明制御装置を構成できる。
【0036】
前記調光信号出力部9は、接続線L1を介して複数グループ化された照明負荷10が接続され、それらグループ化された照明負荷10毎の調光制御を制御するための調光信号を前記制御部による制御により生成し、接続線L1を介して各照明負荷10に供給する。これにより、複数の照明負荷10は、供給された調光信号に基づく調光状態(明るさ)で点灯することになる。
【0037】
一方、本実施の形態の照明制御装置1に設けられた記憶部6は、複数のシーン毎の目標値や制御値等の各種設定情報を記憶可能なもので、例えば、複数のシーン毎の目標値を記憶する目標値記憶部6aと、この目標値以外のシーンに応じた制御値を記憶する制御値記憶部6bとを備えて構成されている。この記憶部6内の目標値記憶部6a及び制御値記憶部6bとの各制御データの書き込みや、読み出しについては、前記制御部2によって制御されるようになっている。
【0038】
前記記憶部6の目標値記憶部6aは、例えば3つのシーンを有しているものとすると、図2に示すようにシーン1,シーン2,シーン3とシーン番号が付与されることになり、またこの場合、シーン1は照度目標値が1000Lx,調光度目標値が100%,動作モードが照度モードとなっている。シーン2は照度目標値が800Lx,調光度目標値が100%,動作モードが調光モードとなっており、シーン3は照度目標値が600Lx,調光度目標値が60%,動作モードが照度モードとなっている。
【0039】
なお、これ以外にもシーン4,シーン5…というように複数のシーンに応じた目標値が前記目標値記憶部6aに記憶されることもある。また、前記動作モードとは、例えば照度モード及び調光モードの2の動作モードがあり、該照度モードは照度一定制御を示すものでこの制御を実行するのに必要な情報を備え、また調光モードは調光一定制御を示すものでこの制御実行するのに必要な情報を備えている。
【0040】
また、前記制御値記憶部6bには、図2に示すように、前記目標値記憶部6aの各シーン番号に応じた制御値が記憶されている。つまり、この制御値としては、例えば調光の上限値あるいは下限値や、図示はしないが照明負荷10の点消灯を制御するための時間情報等の各種制御値がある。このような制御値は、図2に示すようにシーン毎に記憶されるようになっている。具体的には、シーン1は、調光上限値が100%,調光下限値が25%であり、シーン2は、調光上限値が80%,調光下限値が30%であり,シーン3は、調光上限値が80%,調光下限値が5%である。
【0041】
また、本実施の形態の照明制御装置1には、前記伝送信号I/F部11が搭載され、この伝送信号I/F部11は、伝送線L2を介して外部の設定機器(例えば伝送装置12)からの各種設定情報等の伝送信号の送受信が可能であり、前記伝送装置12から目標値等の伝送信号を受信した場合には、この伝送信号を制御部2に出力する。なお、伝送装置12としては、照明制御システム全体を制御する照明制御盤等が考えられ、勿論、ユーザ操作により各種設定情報や照明負荷を制御するための照明制御信号等の伝送信号を伝送することも可能である。
【0042】
前記制御部2は、例えばCPUで構成されたもので、各種入力ポートと出力ポートを有し、かつ、後述する記憶部6に目標値や制御値等の各種制御データを書き込み、読み出し、及び制御データの処理機能を有するLSIデバイスからなるものである。通常、制御部6は、リモコン信号受光部4からのリモコン信号や前記伝送信号I/F部11からの伝送信号に基づき調光信号出力回路部9を制御することすることにより照明負荷10の調光制御を行うと共に、明かりセンサ7からの周囲の明るさの検出結果と、予め記憶部6に設定された目標値との比較結果に基づき照明負荷10の明るさを調整し、照度が一定あるいはランプ出力が一定となるように調光信号出力回路部9を制御する。
【0043】
さらに、詳細に説明すると、制御部2は、リモコン5による目標値の変更操作あるいは伝送装置12による目標値の変更操作がなされると、リモコン受光部4あるいは伝送信号I/F部11を介して供給された選択信号に基づき、記憶部6の目標値記憶部6aに記憶されたシーン番号を選択し、対応する目標値と、この目標値に対応する制御値を制御値記憶部6bから読み出し、読み出した目標値及び制御値を制御部内に取り込む。
【0044】
制御部2は、取り込んだ目標値が照度を示す制御データであった場合には、入力された明るさセンサ7からの検出照度と、該目標値とを比較し、該目標値が高い場合はランプ出力が所定量増大するように調光信号出力回路部9を制御する。逆に、制御部2は、目標値が低い場合はランプ出力が所定量減少するように調光信号出力回路部9を制御する。この場合、制御値として図2に示すように調光下限値や調光上限値が設定されている場合は、制御部2は、これらの調光下限値や調光上限値を越えないように調光信号出力回路部9を制御することにより、照明負荷の調光を制限させる。
【0045】
また、取り込んだ目標値が照度を示すものではない場合には、制御部2は、明るさセンサ7からの検出照度は参照せずに、取り込んだ目標値に相当するランプ出力が得られるように調光信号出力回路部9を制御する。
【0046】
次に、本実施の形態の照明制御装置の特徴となる動作について図2を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施の形態では、上述したように記憶部6には、3つのシーン番号に応じた目標値及び制御値が記憶されているものとする。
【0047】
いま、リモコン5によるシーン(目標値)の変更操作あるいは伝送装置12によるシーン(目標値)の変更操作がなされ、リモコン受光部4あるいは伝送信号I/F部11を介して選択信号が制御部2に供給されたものとする。
【0048】
すると、制御部2は、供給された選択信号に基づき、記憶部6の目標値記憶部6aに記憶されたシーン番号を選択して切り替え、切り替えたシーンの目標値と、この目標値に対応する制御値を制御値記憶部6bから読み出し、読み出した目標値及び制御値を制御部2内に取り込む。
【0049】
この場合、制御部2は、選択された動作モードの情報を参照して、照度一定制御又は調光一定制御のどちらかを実行するのかを選択する。
【0050】
このとき、前記伝送装置12から新たに目標値が伝送され、伝送信号I/F部11にて受信されたものとする。すると、制御部2は、該伝送信号I/F部11により受信した目標値を取り込み、この目標値を伝送目標値として目標値記憶部6aのシーン3の目標値に替えて書き換えるとともに、シーン選択をシーン3に選択するように制御する。
【0051】
例えば、伝送された目標値が1000Lxの照度目標値である場合には、制御部2は、図2に示すシーン3の照度目標値を1000Lxに変更すると共に、動作モードを照度モードに切り替えるように記憶部6内の記憶データの更新を制御する。また、伝送された目標値が50%の調光目標値である場合には、制御部2は、図2に示すシーン3の調光目標値を50%に変更すると共に、動作モードを調光モードに切り替えるように記憶部6内の記憶データの更新を制御する。
【0052】
こうして、シーンは自動的に更新されたシーン3が選択され、制御部2は、このシーン3の動作モードに基づき、目標値記憶部6aから読み出された対応する目標値と、制御値記憶部6bから読み出したシーン3の制御値とを用いて調光信号出力回路部9を制御する。
【0053】
なお、本実施の形態では、前記制御値は、図2に示すように調光上限値と調光下限値のみを示しているが、これ以外にも人感センサ8を用いた場合の不在時調光時や不在モードへの移行時間、他の制御機器からの割り込み制御の許可/不許可などの照明制御システムの動作を制御するパラメータであれば、いずれのものを用いても良い。
【0054】
したがって、本実施の形態によれば、記憶部6内に複数のシーン毎の目標値を記憶し、それらを選択して目標値を切り替える制御方法と、伝送線L2を介して伝送された目標値を伝送信号I/F部11により受信して、その目標値で動作させる2つの制御形態を有し、目標値が伝送された場合には、該目標値を記憶部6の目標値記憶部6aに記憶するので、シーン番号の切り替えや電源の切断などがあった場合でも、目標値が失われることがない。このため、伝送装置12より伝送線L2を介して目標値を再送信せずとも、シーンの切り替えによって、伝送線L2を介して受信した目標値での操作を再現することができ、すなわち、確実に該目標値での照明制御を行うことができる。
また、目標値以外の制御値については、伝送装置12からの制御値を伝送線L2を介して受信する必要がないので、伝送情報量の低減が可能となるため、コストを高価にせずとも高速な伝送が可能である。
【0055】
次に、本発明の照明制御装置の他の実施の形態を図3を用いて説明する。
【0056】
図3は本発明に係る照明制御装置の他の実施の形態の全体構成を説明するブロック図である。なお、図3は図1に示す装置と同様の構成要素については、同一符号を付して説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0057】
従来の人感センサを備えた照明制御装置では、人体の有無により不在時には減光または消灯制御が可能であり、また外部機器による外部接点動作により目標値または現在の調光度を切り替える切り替え制御を行うものしかなく、人体の有無を検出する人感センサに関して設定された内容を変更するものは備えられていなかった。
【0058】
そこで、本実施の形態では、照明制御装置1A内に外部の外部接点信号制御部21からの接点信号を入力する接点信号入力部20を設けている。
【0059】
図3に示すように、接点信号入力部20は、外部接点信号制御部21(例えば照明制御盤)から1乃至複数(例えば3個)の接点信号S1〜S3がそれぞれ入力される接点信号入力回路部20a〜20cを備えて構成されている。
【0060】
外部接点信号制御部21は、例えばタイマーや照明負荷10の点消灯を制御するスイッチ等を含んで構成され、それぞれの接点信号を変化させることにより、タイマーからの時間情報やオン/オフなどの制御情報を接点信号入力部20へと供給する。なお、外部接点信号入力部21は、内部に有しているタイマーと連動して対応する接点信号を出力するようになっている。
【0061】
接点信号入力部20の各接点信号入力部20a〜20cは、対応する接点信号を取り込み、この接点信号を制御部2へと出力する。
【0062】
本実施の形態では、記憶部6内の制御値記憶部6bにおいて、予め人感センサ8に関する設定情報が記憶されている。例えば、この設定情報は、人間センサ8の検出結果が人体がある場合には100%で点灯し、不在である場合には25%で点灯させるといった情報であり、通常、制御部2は、人感センサ8の検出結果に応じてこの設定情報に基づき、調光信号出力回路部9を制御することにより、照明負荷10の調光状態を変化させている。
【0063】
そこで、本実施形態では、上述したように接点信号入力部20を介して接点信号が供給された場合には、制御部2は、供給された接点信号の変化を認識するとともに、この接点信号に基づき、例えば不在時の調光度が0(消灯)となるように調光信号出力回路部9を制御する。
【0064】
また、記憶部6の制御値記憶部6bに記憶された設定情報には、人感センサ8の検出による不在状態に移行するまでの保持時間も含まれおり、この保持時間等の時間情報も前記接点信号入力部20による接点信号の入力により、変更可能である。即ち、制御部2は、記憶している人感センサ8の検出による不在状態に移行するまでの保持時間が、取り込まれた接点信号に基づく時間よりも長く、又は短くなるように制御することも可能である。
【0065】
したがって、本実施の形態によれば、前記実施の形態と同様の効果を得られる他に、人感センサに関して設定された内容を変更することが可能となり、変更された設定内容で照明負荷の調光状態を変えることが可能となる。これにより、様々な使用環境に適合できる照明制御装置の実現が可能となる。
【0066】
なお、本実施の形態においては、前記接点信号入力部20による外部接点信号制御部21からの接点信号の取り込みによって、人感センサ8に関する設定情報を変更制御することについて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば前記実施の形態において、制御値記憶部6bに予め記憶された調光上限値や調光下限値の値を、前記接点信号を用いて変更するように制御しても良く、また変更したこれらの値を更新するように書き換えても良い。
【0067】
例えば、制御部2は、予め設定された目標値が1000Lxの目標値及び40%〜100%の調光範囲である場合に、明るさセンサ7による検出結果に基づき照明負荷10が1000Lxになるように調光信号出力回路部9を制御するが、外部接点信号制御部21からの接点信号を接点信号入力部20により取り込んだ場合には、該接点信号入力部20から供給された接点信号の変化を認識するとともに、この接点信号に基づき、例えば調光範囲が25%〜90%内となるように調光信号出力回路部9を制御する。なお、このように外部接点信号に基づき調光範囲を切り替える際、制御部2は、現在の調光度が移行先の調光範囲外であった場合は、変化率制限をかけ移行先の範囲内となるように切り替えるように制御することも可能である。
【0068】
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、各実施の形態の応用や組み合わせも本発明に適用されるものである。
【0069】
また、本発明に係る各実施の形態において、照明制御装置は、例えば天井に開口された穴に埋め込むような構造で構成することが望ましく、形状については限定されるものではない。
【0070】
【発明の効果】
以上、述べたように本発明によれば、伝送線を介して伝送され且つ受信された目標値を記憶部の一部に記憶可能に構成することで、シーンの切替え操作があった場合でも、伝送により再送信する必要はなく伝送線を介して受信した目標値に基づく動作を再現でき、伝送情報量の低減により高速通信を可能にするとともに、リモコン操作や外部の伝送機器操作のいずれでも目標値の設定や変更が可能である照明制御装置及びこれを用いた照明制御システムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る照明制御装置の一実施の形態の全体構成を説明するブロック図。
【図2】図1の装置の特徴となる動作を説明するための説明図。
【図3】本発明に係る照明制御装置の他の実施の形態の全体構成を説明するブロック図。
【図4】従来の照明制御装置の記憶部に記憶された目標値の内容を示す図。
【符号の説明】
1…照明制御装置、
2…制御部(CPU)、
3…電源部、
4…リモコン受光部、
5…リモコン、
6…記憶部、
6a…目標値記憶部、
6b…制御値記憶部、
7…明かりセンサ、
8…人感センサ、
9…調光信号出力回路部、
10…照明負荷、
11…伝送信号I/F部、
12…伝送装置、
20…接点信入力部、
L1,L2…伝送線。

Claims (4)

  1. 調光可能な複数の照明負荷と;
    前記複数の照明負荷の調光を制御する調光信号を生成し、前記複数の照明負荷に出力する調光信号出力手段と;
    周囲の明るさを検出し、検出結果を出力する照度検出手段と、
    伝送線を介して外部設定機器からのシーン選択情報及び設定情報等の伝送信号を送受信するための伝送信号インターフェイスと;
    前記複数の照明負荷の照度及び調光を制御するのに必要な目標値および制御値の設定情報が複数のシーン番号毎に記憶可能な記憶手段と;
    前記照度検出手段からの検出結果と前記記憶手段に記憶されている選択されたシーン番号の目標値とを比較し、比較結果に基づき照度が一定となるように前記調光信号出力手段を制御するもので、前記伝送信号インターフェイスにより、前記伝送線を介して前記外部設定機器から伝送されたシーン選択情報を受信した場合にはシーン選択番号を切り替えて切り替えたシーン番号に対応する設定情報で制御し、目標値の設定情報を受信した場合には、前記シーン選択情報によって選択されているシーン番号の目標値を受信した目標値に書き換え、書き換えた目標値および選択されているシーン番号に対応する制御値に基づき制御する制御手段と;
    を具備したことを特徴とする照明制御装置。
  2. 人体の有無を検出する人体検出手段と、外部からの接点信号を取り込む接点信号入力手段とを備え、前記制御手段は、さらに、前記接点信号入力手段により外部からの接点信号を取り込んだ場合には、取り込んだ接点信号を用いて前記記憶手段に予め記憶されている前記人体検出手段に関する設定情報を書き換えるとともに、書き換えられた設定情報に基づき調光制御することを特徴とする請求項1に記載の照明制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記接点信号入力手段を介して取り込んだ外部からの接点信号に基づき、前記記憶手段に記憶されている設定情報に含まれた少なくとも調光上限値、調光限値との一方を変更させることを特徴とする請求項に記載の照明制御装置。
  4. 前記請求項1乃至請求項のいずれか1つに記載の照明制御装置と;
    前記照明制御装置よって調光が制御される複数のグループ化された照明器具と;
    前記照明制御装置の伝送信号インターフェイスに伝送線を介して接続され、該照明制御装置に対する操作情報及び設定情報等の伝送信号を送受信する外部設定機器と;
    を含んで構成されたことを特徴とする照明制御システム。
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