JP2001224077A - 制御端末器及びその負荷制御方法 - Google Patents

制御端末器及びその負荷制御方法

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JP2001224077A
JP2001224077A JP2000034078A JP2000034078A JP2001224077A JP 2001224077 A JP2001224077 A JP 2001224077A JP 2000034078 A JP2000034078 A JP 2000034078A JP 2000034078 A JP2000034078 A JP 2000034078A JP 2001224077 A JP2001224077 A JP 2001224077A
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JP2000034078A
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Yasuaki Mimuro
泰明 三室
Kazunari Morita
一成 森田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御可能な負荷の数を増やした制御端末器及び
その負荷制御方法を提供する。 【解決手段】制御端末親器1には制御子器5a,5bが
接続され、制御端末親器1及び制御子器5a,5bには
夫々複数台のラッチングリレーRy1…が接続される。
ネットワークには制御端末親器1のみが接続されてお
り、伝送処理装置3から送信された伝送信号が制御端末
親器1に接続された負荷を制御する信号であれば、制御
端末親器1はその伝送信号に基づいて対応するラッチン
グリレーRy1…をオン・オフさせ、受信した伝送信号
が制御子器5a,5bに接続された負荷を制御する信号
であれば、その伝送信号に基づいて対応するラッチング
リレーRy11…を制御するための制御信号を制御子器
5a,5bに出力し、制御子器5a,5bに対応するラ
ッチングリレーRy11…をオン・オフさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して伝送処理装置から送信された伝送信号に基づいて、
負荷制御用のリレーを駆動する制御端末器及びその負荷
制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の制御端末器を利用し
て照明器具等の負荷を制御するようにした負荷制御シス
テムが提供されている。例えば、図3に示すように、ス
イッチSの操作状態を監視する複数個の操作端末器2a
〜2dと、例えば照明器具などの負荷Lを制御する複数
個の制御端末器1a,1bとを2線式の信号線Lsを介
して伝送処理装置3に接続した遠隔監視制御システムが
知られている。ここで、各制御端末器1a…にはそれぞ
れ個別の制御用アドレスが設定され、各操作端末器2a
…にはそれぞれ個別の操作用アドレスが設定されてお
り、伝送処理装置3では制御用アドレスおよび操作用ア
ドレスを用いて制御端末器1a…及び操作端末器2a…
を個別に認識する。尚、このシステムでは1台の制御端
末器1a…によって最大4個の負荷Lを個別に制御でき
るものである。つまり、各制御端末器1a…に個別に与
えられた制御用アドレスのほかに各制御端末器1a…に
は2ビットの負荷番号が設定されており、負荷番号の指
定によってどの負荷Lを制御するかを選択することがで
きるのである。また操作端末器2a…は、制御端末器1
a…と同様に操作用アドレスと負荷番号とが設定されて
おり、最大4個の操作用のスイッチSを接続することが
できる。
【0003】伝送処理装置3は信号線Lsに対して、図
4(a)(b)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送
出する。すなわち、信号送出開始を示す同期信号ST、
伝送信号Vsのモードを示すモードデータMD、制御端
末器1a…や操作端末器2a…を各別に呼び出すための
アドレスデータ(負荷番号を含む)AD、負荷Lを制御
する制御データCD、伝送誤りを検出するためのチェッ
クサムデータCS、制御端末器1a…や操作端末器2a
…からの返送信号を受信するタイムスロットである信号
返送期間WTよりなる双極性(±24V)の時分割多重
信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送される
ようになっている。各制御端末器1a…および各操作端
末器2a…では、信号線Lsを介して受信した伝送信号
Vsにより伝送されたアドレスデータADがあらかじめ
設定されている制御用アドレスまたは操作用アドレスに
一致すると、伝送信号Vsから制御データCDを取り込
むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに監視デ
ータを電流モード信号(信号線Lsを適当な低インピー
ダンスを介して短絡することにより送出される信号)と
して返送する。
【0004】伝送処理装置3から所望の制御端末器1a
…や操作端末器2a…にデータを伝送する場合には、モ
ードデータMDを制御モードとし、制御端末器1a…ま
たは操作端末器2a…の制御用アドレスまたは操作用ア
ドレスをアドレスデータADとする伝送信号Vsを送出
し、この伝送信号Vsを信号線Lsに送出すれば、アド
レスデータADに一致する制御端末器1a…または操作
端末器2a…が制御データCDを受け取り、信号返送期
間WTに監視データを返送する。伝送処理装置3では送
出した制御データCDと信号返送期間WTに受信した監
視データとの関係によって制御データCDが所望の制御
端末器1a…または操作端末器2a…に伝送されたこと
を確認する。制御端末器1a…は受け取った制御データ
CDに従って負荷Lを制御するための負荷制御信号を出
力し、操作端末器2a…では受け取った制御データCD
に従って負荷Lの動作確認表示を行なうための監視信号
を出力する。
【0005】一方、伝送処理装置3は常時はモードデー
タMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定時間間
隔で送出しており、操作端末器2a…が伝送処理装置3
に対して何らかの情報を伝送しようとするときには、ダ
ミーモードの伝送信号Vsの同期信号STに同期させて
図4(c)のような割込信号を発生させる。このとき、
操作端末器2a…は割込フラグを設定して伝送処理装置
3との以後の情報授受に備える。伝送処理装置3では割
込信号を受信すると、モードデータMDを割込ポーリン
グモードとしかつアドレスデータADの上位の半数のビ
ット(アドレスデータADを8ビットとすれば上位4ビ
ット)を順次増加させながら伝送信号を送出し、割込信
号を発生した操作端末器2a…では、割込ポーリングモ
ードの伝送信号のアドレスデータADの上位4ビットが
自己の操作用アドレスの上位4ビットに一致するとき
に、信号返送期間WTに操作用アドレスの下位の半数の
ビットを伝送処理装置3に返送する。このように、伝送
処理装置3は割込信号を発生した操作端末器2a…を1
6個ずつまとめて探すので、比較的短い時間で操作端末
器2a…を発見することができる。このようにして伝送
処理装置3が割込信号を発生した操作端末器2a…の操
作用アドレスを獲得すると、モードデータMDを監視モ
ードとし、獲得したアドレスデータADを持つ伝送信号
を信号線Lsに送出するのであって、この伝送信号に対
して操作端末器2a…は伝送しようとする情報を信号返
送期間WTに返送するのである。最後に、伝送処理装置
3は割込信号を発生した操作端末器2a…に対して割込
リセットを指示する信号を送出し、操作端末器2a…の
割込フラグを解除する。以上のようにして、操作端末器
2a…から伝送処理装置3への情報伝送は、伝送処理装
置3から操作端末器2a…への4回の信号伝送(ダミー
モード、割込ポーリングモード、監視モード、割込リセ
ット)によって完了する。伝送処理装置3が所望の制御
端末器1a…の動作状態を知ろうとするときには、モー
ドデータMDを監視データとした伝送信号を送出するだ
けでよい。
【0006】上述の動作を簡単にまとめると、先ず操作
端末器2a…に対してスイッチSによる操作入力がある
と、操作端末器2a…では、ダミーモードの伝送信号V
sの同期信号STに同期させて割込信号Viを発生させ
る。そして、上述のようにして操作端末器2a…から伝
送処理装置3への情報伝送が行われ、操作端末器2a…
は操作入力に対応した監視データを伝送処理装置3に返
送する。伝送処理装置3では、割込信号Viを発生した
操作端末器2a…のアドレスを獲得すると、操作された
スイッチSに対する対応関係があらかじめ設定されてい
る負荷Lを制御する制御端末器1a…に伝送する制御デ
ータCDを生成するとともに、その制御データCDを含
む伝送信号Vsを信号線Lsに送出し、対応する制御端
末器1a…に制御データCDを伝送する。そして、この
制御データCDを受け取った制御端末器1a…は、各負
荷L毎に負荷用電源との間に電気的に接続されたラッチ
ングリレー(所謂リモコンリレー)Ry1〜Ry8を個
別にオン・オフすることで対応する負荷Lを制御する。
この時、制御端末器1a…には負荷監視入力が与えら
れ、負荷監視入力に対応する監視データを伝送処理装置
3に返送し、返送された監視データを操作端末器2a…
に伝送する。この伝送信号によって操作端末器2a…で
は監視信号を出力する。監視出力は通常は発光ダイオー
ドよりなる動作確認灯の点灯・消灯に用いられる。
【0007】ところで、この種の遠隔監視制御システム
では、操作側と制御側とのアドレスの対応関係を伝送処
理装置3で管理しているから、伝送処理装置3において
1つの操作用アドレスに対して複数個の制御用アドレス
を対応付けておけば、1つのスイッチSで複数個の負荷
Lを一括して制御することが可能である。このような一
括制御にはグループ制御とパターン制御とがある。グル
ープ制御では複数の負荷を同じ制御状態に制御し、パタ
ーン制御では複数の負荷を予め設定した制御状態に制御
する。
【0008】なお、ラッチングリレーRy1…を駆動す
るための電源(AC24V)は、商用電源を降圧するリ
モコントランス4より各ラッチングリレーRy1…に供
給されるようになっている。また、制御端末器1a…や
操作端末器2a…では、それぞれ信号線Lsを伝送され
ている伝送信号Vsを全波整流し安定化することによっ
て内部回路の動作用の電源を得るようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の制御端末器
1a…では、1台の制御端末器1a…で制御することの
できるラッチングリレーRy1…の数が最大4個であっ
た。そのため5個以上のラッチングリレーRy1…を制
御する場合には、制御端末器1a…の台数を増やす必要
があるが、各制御端末器1a…は伝送処理装置3との間
で伝送信号を授受するためのネットワーク送受信回路を
内蔵しているため高価であり、制御端末器1a…の台数
を増やすとシステム全体のコストアップを招くという問
題があった。また、ラッチングリレーRy1…の台数を
増やした場合、ラッチングリレーRy1の駆動電源を供
給するリモコントランス4の容量を大きくする必要があ
り、やはりコストアップを招くという問題もあった。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、コストアップを招く
ことなく、1台の端末器で制御可能なリレーの台数を増
やした制御端末器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、上位の制御装置にネットワー
クを介して接続され、前記制御装置から入力された伝送
信号に基づいて複数の負荷を制御する制御端末器におい
て、ネットワークに接続される親器と、親器に接続され
る子器とで構成され、親器及び子器にはそれぞれ1乃至
複数の負荷が接続されており、親器は、前記伝送信号に
基づいて親器に接続された負荷を制御すると共に子器に
接続された負荷を制御するための制御信号を子器に出力
し、子器は前記制御信号に基づいて対応する負荷を制御
することを特徴とし、親器のみがネットワークに接続さ
れており、子器は親器に接続され親器から入力される制
御信号に基づいて負荷を制御しているので、子器にはネ
ットワークからの伝送信号を授受する回路を設ける必要
が無く、親器に比べて子器の製造コストが安価になり、
したがって制御する負荷の台数が増えた場合に、親器に
子器を接続することによって制御可能な負荷の台数を増
やすことができるから、ネットワークからの伝送信号を
授受する回路を有する親器の数を増やすことにより制御
可能な負荷の台数を増やす場合に比べて、システム全体
としてコストアップとなるのを防止した制御端末器を実
現できる。
【0012】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、親器と子器との間でパラレル伝送方式により信号
伝送を行うことを特徴とし、パラレル伝送方式により信
号伝送を行っているので、各負荷を制御するオン/オフ
信号を出力するための信号線を親器から子器へ負荷の数
だけ配線する場合に比べて配線数を少なくでき、且つ、
シリアル伝送方式により信号伝送を行う場合に比べて信
号伝送に要する時間が短いから、通信速度を低くして耐
ノイズ性を向上させた制御端末器を実現できる。
【0013】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、親器と子器との間でシリアル伝送方式により信号
伝送を行うことを特徴とし、シリアル伝送方式により信
号伝送を行っているので、各負荷を制御するオン/オフ
信号を出力するための信号線を親器から子器へ負荷の数
だけ配線する場合に比べて配線数をさらに少なくした制
御端末器を実現できる。
【0014】請求項4の発明では、上位の制御装置にネ
ットワークを介して接続され、前記制御装置から入力さ
れた伝送信号に基づいて複数の負荷を制御する制御端末
器の負荷制御方法であって、制御装置から複数の負荷を
全て動作させる伝送信号が入力されると、複数の負荷を
順番に駆動することを特徴とし、複数の負荷を順番に駆
動させているので、同時に複数の負荷が駆動されること
はないから、複数の負荷を駆動させる電源の電源容量を
小さくでき、システム全体のコストアップを招くことな
く制御可能な負荷の台数を増やすことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1は本実施形態の制御端末親器1を用
いて照明器具等の負荷Lを制御するようにした負荷制御
システムの概略構成図である。
【0016】伝送処理装置3には、2線式の信号線Ls
を介して、スイッチSの操作状態を監視する複数の操作
端末器2と、照明器具等の負荷Lを制御する複数の制御
端末親器1とが接続されている。ここで、制御端末親器
1にはそれぞれ個別の制御用アドレスが設定され、各操
作端末器2にはそれぞれ個別の操作用アドレスが設定さ
れており、伝送処理装置3では制御用アドレスおよび操
作用アドレスを用いて制御端末親器1及び操作端末器2
を個別に認識する。尚、このシステムでは1台の制御端
末親器1によって複数台の負荷Lを個別に制御できるも
のである。つまり、各制御端末親器1に個別に与えられ
た制御用アドレスのほかに、各制御端末親器1には所定
ビット数の負荷番号が設定されており、負荷番号の指定
によってどの負荷Lを制御するかを選択することができ
るのである。
【0017】また、制御端末親器(親器)1には、それ
ぞれ複数の負荷Lを制御する1乃至複数台(本実施形態
では例えば2台)の制御子器(子器)5a,5bを接続
することができる。そして、制御端末親器1及び制御子
器5aでは、各負荷L毎に商用電源ACとの間に電気的
に接続されたラッチングリレーRy1…を個別にオン・
オフすることで、各負荷Lを個別に制御することができ
る。尚、制御端末親器1及び制御子器5a,5bにより
制御可能なラッチングリレーRy1…の台数は共に同数
(例えば本実施形態では10台)であり、図1に示す負
荷制御システムでは、制御端末親器1に負荷番号が1〜
10のラッチングリレーRy1〜Ry10が接続され、
制御子器5a,5bにはそれぞれ負荷番号が11〜2
0、21〜30のラッチングリレーRy11〜Ry2
0、Ry21〜Ry30が接続されている。
【0018】ここに、制御端末親器1と制御子器5a…
とで制御端末器が構成されるのであるが、制御端末親器
1及び制御子器5a…の内で制御端末親器1のみがネッ
トワークに接続されており、制御子器5a,5bは制御
端末親器1に接続されている。すなわち、各制御子器5
a,5bはI/Oポート6,7を2個づつ備えており、
制御端末親器1のI/Oポート10には制御子器5aの
一方のI/Oポート6が接続され、制御子器5aの他方
のI/Oポート7は制御子器5bのI/Oポート6に接
続されている。なお、制御端末親器1は信号伝送処理な
どの処理を行うマイクロコンピュータ(以下、マイコン
という。)を内蔵しており、このマイコンのI/Oポー
トを制御端末親器1のI/Oポート10として用いてお
り、制御端末親器1と各制御子器5a,5bとの間では
パラレル伝送方式により信号伝送が行われる。また、制
御端末親器1のI/Oポート10と制御子器5aのI/
Oポート6の間、および、制御子器5aのI/Oポート
7と制御子器5bのI/Oポート6の間はそれぞれコネ
クタ接続されている。
【0019】制御端末親器1と伝送処理装置3との間で
は、従来の負荷制御システムと略同様の処理を行って信
号の授受が行われる。制御端末親器1では、例えば電源
投入時に、接続されているラッチングリレーRy1…及
び制御子器5a…の台数や、各制御子器5a…に接続さ
れているラッチングリレーRy11…の台数の検出動作
を行っており、その検出結果に基づいて制御端末親器1
及び制御子器5a…に接続されているラッチングリレー
Ry1…の負荷番号を設定する。一方、伝送処理装置3
には、制御端末親器1及び当該制御端末親器1に接続さ
れた制御子器5a…にそれぞれ接続されているラッチン
グリレーRy1…の負荷番号や、各ラッチングリレーR
y1…とスイッチSとの対応関係が設定されている。
【0020】而して、操作端末器2に対してスイッチS
による操作入力があると、操作端末器2から伝送処理装
置3への情報伝送が行われ、この操作端末器2のアドレ
スを伝送処理装置3は獲得する。伝送処理装置3では、
操作端末器2のアドレスを獲得すると、操作されたスイ
ッチSに対する対応関係があらかじめ設定されている負
荷Lを制御する制御端末親器1に伝送する制御データを
生成するとともに、その制御データを含む伝送信号を信
号線Lsに送出し、対応する制御端末親器1に制御デー
タを伝送する。そして、この制御データを受け取った制
御端末親器1は、制御データに含まれる負荷番号が当該
制御端末親器1に接続されたラッチングリレーRy1〜
Ry10の負荷番号であれば、そのラッチングリレーR
y1〜Ry10をオン・オフすることで対応する負荷L
を制御する。一方、制御データに含まれる負荷番号が制
御子器5a又は5bに接続されたラッチングリレーRy
11〜Ry30の負荷番号であれば、制御端末親器1
は、対応する制御子器5a,5bにラッチングリレーR
y11〜Ry30をオン・オフさせる制御信号をパラレ
ル伝送方式で出力し、この制御信号を受信した制御子器
5a,5bが対応するラッチングリレーRy11〜Ry
30をオン・オフすることで対応する負荷Lを制御す
る。
【0021】上述のように制御端末親器1と各制御子器
5a,5bとの間でパラレル伝送方式により信号伝送を
行っているので、個々のラッチングリレーRy11…毎
にラッチングリレーRy1…をオン・オフさせる信号を
送出するための信号線を制御端末親器1から制御子器5
a,5bに配線する場合に比べて、配線数を少なくする
ことができ、且つ、パラレル伝送方式により信号伝送を
行う場合に比べて信号伝送に要する時間が短いから、通
信速度を低減して、耐ノイズ性を向上させることができ
る。なお、制御端末親器1と各制御子器5a,5bとの
間の信号伝送をパラレル伝送方式に限定する趣旨のもの
ではなく、制御端末親器1と各制御子器5a,5bとの
間でシリアル伝送方式により信号伝送を行うようにして
も良く、パラレル伝送方式により信号伝送を行う場合に
比べて配線数をさらに少なくできる。
【0022】なお、ラッチングリレーRy1…の台数が
少ない場合には、図2に示すように制御端末親器1に制
御子器5a…を接続せず、制御端末親器1のみから制御
端末器を構成しても良いことは言うまでもない。
【0023】ところで、制御端末親器1及び当該制御端
末親器1に接続された制御子器5a,5bにそれぞれ接
続されているラッチングリレーRy1…には、商用電源
ACを降圧して動作電源を生成するリモコントランス4
から電源供給されているので、ラッチングリレーRy1
…の台数が増えると、リモコントランス4の電源容量を
大きくする必要があるが、制御端末親器1では、伝送処
理装置3から全てのラッチングリレーRy1…を一斉に
動作させる信号が入力された場合、制御端末親器1及び
制御子器5a,5bに接続されているラッチングリレー
Ry1〜Ry30を所定の順番で動作させているので、
複数のラッチングリレーRy1…の励磁コイルに同時に
駆動電流が流れることはない。したがって、リモコント
ランス4に必要な電源容量は、ラッチングリレーRy1
を1台駆動するのに必要な電源容量で良く、ラッチング
リレーRy1…の台数が増えることによって、ラッチン
グリレーRy1…の駆動電源として電源容量の大きなリ
モコントランス4が必要になり、システム全体のコスト
アップを招くのを防止できる。
【0024】なお、本実施形態の制御端末器を用いるネ
ットワークとしては、制御端末器を構成する制御端末親
器1のみがネットワークに接続され、制御端末親器1に
制御子器5a…が接続されるのであれば、どのような構
成のネットワークにも本発明の制御端末器を適用するこ
とができ、従来例で説明した遠隔監視制御システムに本
発明の制御端末器を用いても良いことは言うまでもな
い。
【0025】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、上位
の制御装置にネットワークを介して接続され、前記制御
装置から入力された伝送信号に基づいて複数の負荷を制
御する制御端末器において、ネットワークに接続される
親器と、親器に接続される子器とで構成され、親器及び
子器にはそれぞれ1乃至複数の負荷が接続されており、
親器は、前記伝送信号に基づいて親器に接続された負荷
を制御すると共に子器に接続された負荷を制御するため
の制御信号を子器に出力し、子器は前記制御信号に基づ
いて対応する負荷を制御することを特徴とし、親器のみ
がネットワークに接続されており、子器は親器に接続さ
れ親器から入力される制御信号に基づいて負荷を制御し
ているので、子器にはネットワークからの伝送信号を授
受する回路を設ける必要が無く、親器に比べて子器の製
造コストが安価になり、したがって制御する負荷の台数
が増えた場合に、親器に子器を接続することによって制
御可能な負荷の台数を増やすことができるから、ネット
ワークからの伝送信号を授受する回路を有する親器の数
を増やすことにより制御可能な負荷の台数を増やす場合
に比べて、システム全体としてコストアップとなるのを
防止した制御端末器を実現できるという効果がある。
【0026】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、親器と子器との間でパラレル伝送方式により信号伝
送を行うことを特徴とし、パラレル伝送方式により信号
伝送を行っているので、各負荷を制御するオン/オフ信
号を出力するための信号線を親器から子器へ負荷の数だ
け配線する場合に比べて配線数を少なくでき、且つ、シ
リアル伝送方式により信号伝送を行う場合に比べて信号
伝送に要する時間が短いから、通信速度を低くして耐ノ
イズ性を向上させた制御端末器を実現できるという効果
がある。
【0027】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、親器と子器との間でシリアル伝送方式により信号伝
送を行うことを特徴とし、シリアル伝送方式により信号
伝送を行っているので、各負荷を制御するオン/オフ信
号を出力するための信号線を親器から子器へ負荷の数だ
け配線する場合に比べて配線数をさらに少なくした制御
端末器を実現できるという効果がある。
【0028】請求項4の発明は、上位の制御装置にネッ
トワークを介して接続され、前記制御装置から入力され
た伝送信号に基づいて複数の負荷を制御する制御端末器
の負荷制御方法であって、制御装置から複数の負荷を全
て動作させる伝送信号が入力されると、複数の負荷を順
番に駆動することを特徴とし、複数の負荷を順番に駆動
させているので、同時に複数の負荷が駆動されることは
ないから、複数の負荷を駆動させる電源の電源容量を小
さくでき、システム全体のコストアップを招くことなく
制御可能な負荷の台数を増やすことができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の制御端末器を用いた負荷制御シス
テムの概略構成図である。
【図2】同上を用いる別の負荷制御システムの概略構成
図である。
【図3】従来の制御端末器を用いた遠隔監視制御システ
ムの概略構成図である。
【図4】(a)〜(c)は同上に用いる伝送信号の信号
フォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1 制御端末親器 3 伝送処理装置 5a,5b 制御子器 Ry1… ラッチングリレー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位の制御装置にネットワークを介して接
    続され、前記制御装置から入力された伝送信号に基づい
    て複数の負荷を制御する制御端末器において、ネットワ
    ークに接続される親器と、親器に接続される子器とで構
    成され、親器及び子器にはそれぞれ1乃至複数の負荷が
    接続されており、親器は、前記伝送信号が親器に接続さ
    れた負荷を制御する信号であれば、前記伝送信号に基づ
    いて対応する負荷を制御すると共に、前記伝送信号が子
    器に接続された負荷を制御する信号であれば、前記伝送
    信号に基づいて子器に接続された負荷を制御するための
    制御信号を対応する子器に出力することを特徴とする制
    御端末器。
  2. 【請求項2】親器と子器との間でパラレル伝送方式によ
    り信号伝送を行うことを特徴とする請求項1記載の制御
    端末器。
  3. 【請求項3】親器と子器との間でシリアル伝送方式によ
    り信号伝送を行うことを特徴とする請求項1記載の制御
    端末器。
  4. 【請求項4】上位の制御装置にネットワークを介して接
    続され、前記制御装置から入力された伝送信号に基づい
    て複数の負荷を制御する制御端末器の負荷制御方法であ
    って、制御装置から複数の負荷を全て動作させる伝送信
    号が入力されると、複数の負荷を順番に駆動することを
    特徴とする制御端末器の負荷制御方法。
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