JPH09288790A - 遠隔監視制御システムに用いるキーボックス用端末器 - Google Patents

遠隔監視制御システムに用いるキーボックス用端末器

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JPH09288790A
JPH09288790A JP8127752A JP12775296A JPH09288790A JP H09288790 A JPH09288790 A JP H09288790A JP 8127752 A JP8127752 A JP 8127752A JP 12775296 A JP12775296 A JP 12775296A JP H09288790 A JPH09288790 A JP H09288790A
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key
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Yuichi Yoshimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2つの共用部の負荷を制御できる遠隔監視制御
システムに用いるキーボックス用端末器を提供する。 【解決手段】1から16の入力端子11aには、ビル内
のテナントの鍵を収納するキーボックスから、鍵の格納
状況を示す監視信号が入力されている。デイップスイッ
チ12は各4ビットの第1及び第2の共用部用ディップ
スイッチから構成されている。第1の共用部用ディップ
スイッチをn、第2の共用部用ディップスイッチをmに
設定した場合(1≦n<m≦16)、キーボックス用端
末器1は1からnの入力端子11aの監視信号の論理和
に基づいて第1の共用部の負荷を制御する監視データを
伝送するとともに、(n+1)からmの入力端子11a
の監視信号の論理和に基づいて第2の共用部の負荷を制
御するための監視データを伝送している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔監視制御シス
テムに用いるキーボックス用端末器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばビルに入居しているテ
ナントの鍵を格納するキーボックスのテナント毎の鍵の
格納状況を示す監視信号としての無電圧接点信号に基づ
いて、各テナントや共用部の照明や空調等の負荷を制御
するキーボックス用端末器を遠隔監視制御システムに用
いたものがあった。
【0003】例えば、図8に示すような遠隔監視制御シ
ステムがあり、ビル内のテナントの鍵を格納するキーボ
ックス2と、キーボックス2から各テナントの鍵の格納
状況を示す複数の無電圧接点信号が入力される16個の
入力端子11aを備えたキーボックス用端末器1と、ス
イッチ3aを備えた操作用端末器3と、リモコンリレー
4a,4aに接続された照明や空調等の負荷を制御する
制御用端末器4と、キーボックス用端末器1と操作用端
末器3及び制御用端末器4が2線式の伝送線7を介して
接続された伝送制御装置5と、負荷及びキーボックス用
端末器1に電源を供給するトランス6とから構成されて
いる。
【0004】ここで、キーボックス用端末器1は16個
の入力端子11aの内、キーボックス2からの無電圧接
点信号が入力されている入力端子11aを示す4ビット
のディップスイッチ(図示せず)を備えており、例えば
ビルの同じ階に入居したn個(1≦n≦16)のテナン
トの鍵の格納状況を示す無電圧接点信号が1〜nの入力
端子11aに入力されている場合、ディップスイッチは
nに設定される。
【0005】この時、キーボックス用端末器1は、1〜
nの入力端子11aに接続された無電圧接点信号に基づ
いて各テナントの鍵の格納状況を監視し、各テナントに
該当する区域の照明や空調等の負荷を制御するととも
に、1〜nの入力端子11aに接続された無電圧接点信
号の論理和に基づいて、n個のテナントが共用するエレ
ベータホールや廊下等の共用部の照明や空調等の負荷を
制御している。ところで、1台の制御用端末器4は4個
の負荷を制御することができるので、このキーボックス
用端末器1では16個の入力端子11aに対して4個の
アドレスを設け、各アドレスを1〜4,5〜8,9〜1
2,13〜16の各4個の入力端子11aに割り当て、
夫々の入力端子11aに対応するテナントの該当区域の
負荷を制御している。また、共用部についても各テナン
トとは別に一個のアドレスを設定し、共用部の負荷を制
御している。
【0006】このような遠隔監視制御システムでは、伝
送制御装置5から図9(a)に示すような形式を有した
伝送信号Vsを送出することにより、各端末器1,3,
4との間でデータを授受する。すなわち、伝送信号Vs
は、信号の送出開始を示すスタートパルスST、信号の
モードを示すモードデータMD、端末器1,3,4を個
別に認識するためのアドレスデータAD、照明や空調等
の負荷への制御内容を示す制御データCD、伝送誤りを
検出するチェックサムデータのようなエラー訂正符号C
S、端末器1,3,4からの返送期間を設定する信号返
送期間WTよりなる双極性(±24V)の時分割多重信
号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるよ
うになっている。各端末器1,3,4では、伝送線7を
介して受信した伝送信号VsのアドレスデータADに含
まれるアドレスがあらかじめ設定されているアドレスと
一致したときに、その伝送信号Vsの制御データCDを
取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに
同期して監視データを電流モード信号(伝送線7の線間
を適当な低インピーダンスを介して短絡して送出される
信号)として返送するようになっている。
【0007】一方、伝送制御装置5には、ダミー信号送
信手段と、割込み処理手段とが設けられている。ダミー
信号送信手段は、モードデータMDをダミーモードとし
てアドレスデータADをサイクリックに変えた伝送信号
Vsを常時送出する。また、割込み処理手段では、ダミ
ーモードの伝送信号VsのスタートパルスSTに同期し
てキーボックス用端末器1や操作用端末器3から図9
(b)に示すような割込み信号Viが発生したときに、
キーボックス用端末器1や操作用端末器3をアクセスし
て監視データとともにアドレスデータを監視データとし
て返送させるようになっている。
【0008】伝送制御装置5では、上述のようにしてキ
ーボックス用端末器1や操作用端末器3からのアドレス
データを受け取ると、アドレスによる対応関係があらか
じめ設定されている制御用端末器4への制御データCD
を監視データに基づいて作成し伝送線7を介して時分割
多重伝送する。すなわち、指定された制御用端末器4に
接続されている照明や空調等の負荷が制御データCDに
応じて点灯/消灯されたり、調光されたりするのであ
る。ここに、各端末器3,4の動作用の電源は、上記伝
送信号Vsを全波整流することによって得られている。
【0009】以上より、図7に示すように、キーボック
ス2からキーボックス用端末器1にテナントの鍵が取り
出されたことを示す無電圧接点信号が入力されると、キ
ーボックス用端末器1は割り込み信号Viを遠隔監視制
御システム9に送出する。遠隔監視制御システム9で
は、割込み信号Viを受信した伝送制御装置5が伝送信
号Vsを送出し、信号返送期間にキーボックス用端末器
1からテナントの鍵が取り出されたとこを示す監視デー
タとアドレスデータとを受信する。伝送制御装置5には
受信したアドレスデータに対し制御データCDを伝送す
べき相手方のアドレスデータが格納されており、このア
ドレスデータADを含む伝送信号Vsを送出することに
よって目的の制御用端末器4に制御データCDを伝送し
てテナントに該当する区域や共用部の照明や空調等の負
荷を制御している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のキーボック
ス用端末器1は1台で最大16個のテナントからの無電
圧接点信号を監視でき、1つの共用部の照明や空調等の
負荷を制御することができるが、共用部の数が多い場合
は共用部の数だけキーボックス用端末器1を設ける必要
があるという問題点があった。また、1つの共用部を共
用するテナントの無電圧接点信号の数が16個を超える
場合、このキーボックス用端末器1では対応できないと
いう問題点もあった。
【0011】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、請求項1及び2の発明は、1台で2つの共用部
の負荷を制御することができるキーボックス用端末器を
提供することを目的とするものである。請求項3及び4
の発明は、端末器を増設することにより最大256個の
テナントの無電圧接点信号を監視することができるキー
ボックス用端末器を提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、各エリアの鍵を格納するキー
ボックス内の鍵の格納状況を示す2値の監視信号を発生
する監視手段と、複数のエリアを第1及び第2のグルー
プに区分する設定手段と、監視手段の監視信号に基づい
てエリアに対応する負荷を制御するための監視データを
作成する制御手段と、第1及び第2のグループのエリア
が共用する第1及び第2の共用部に配設された負荷及び
エリアに対応する負荷を制御する制御用端末器と2線式
の伝送線を介して接続された伝送処理装置に伝送線を介
して接続され伝送処理装置から伝送線を介して時分割多
重信号で伝送されるアドレスデータを含む伝送信号を受
信するとともに信号返送期間に監視データを返送する送
受信手段とを備え、制御手段が監視手段の第1のグルー
プに属するエリアの監視信号の論理和に基づいて第1の
共用部の負荷を制御するための監視データを作成すると
ともに、監視手段の第2のグループに属するエリアの監
視信号の論理和に基づいて第2の共用部の負荷を制御す
るための監視データを作成しているので、1台のキース
イッチ用端末器で第1及び第2の共用部に対応する入力
端子を設定することができる。
【0013】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、エリアがビルに入居したテナントであって、第1
及び第2の共用部がテナントが共用する部分であるの
で、1台のキースイッチ用端末器でビル内の2ヵ所の共
用部に対応する入力端子を設定することができる。請求
項3の発明では、請求項1の発明において、下位の端末
器からの入力接点信号が入力されるとともに、入力接点
信号及び監視手段の監視信号の論理和を出力接点信号と
して上位の端末器へ出力する送り入出力手段を備えてい
るので、端末器を増設することができる。
【0014】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、出力接点信号がラッチングリレーのリレー接点信
号であるので、停電等が発生しても接点信号を保持する
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施形態1)本実施形態のキーボックス用端末器は、
図3のブロック図に示すように、キーボックスの無電圧
接点21からエリアたる各テナントの鍵の格納状況を示
す監視信号たる無電圧接点信号が入力される監視手段と
しての接点入力部回路11と、増設された下位側のキー
ボックス用端末器1から鍵の格納状態を示す入力接点信
号が入力されるとともに上位側のキーボックス用端末器
1へ鍵の格納状態を示す出力接点信号を出力する送り入
出力手段としての送り入出回路13と、無電圧接点21
からの無電圧接点信号を第1,第2の共用部に対応した
第1及び第2のグループに区分する設定手段としてのデ
ィップスイッチ12と、共用部及びテナントのアドレス
を設定する光アドレス設定回路14と、光アドレス設定
回路14によって設定されたアドレスなどを記憶するメ
モリ16と、接点入力部回路11の監視信号及び送り入
出力回路13の入力接点信号に基づいて各テナント及び
共用部の負荷を制御するための監視データを発生するマ
イコンからなる制御手段としての制御回路17と、制御
回路17の監視データを伝送線を介して伝送制御装置5
へ伝送する送受信手段としてのフル2線信号送受信回路
15と、各回路の動作電源を供給する電源回路18とか
ら構成されている。
【0016】また、キーボックス用端末器1は、図1及
び図2に示すように、キーボックスから各テナントの鍵
の格納状況を示す監視信号たる無電圧接点信号が入力さ
れる16個の入力端子11aと、各入力端子11aに接
続された無電圧接点信号を共用部毎に区分するディップ
スイッチ12と、共用部及び入力端子11aのアドレス
が光アドレス設定器(図示せず)によって夫々設定され
る光アドレス設定部14aと、各アドレス設定部14a
のアドレス設定が終了したことを示す設定完了表示部1
4bと、キーボックス用端末器1の増設時に下位側のキ
ーボックス用端末器1から鍵の格納状況を示す入力接点
信号が入力される送り入力接点13bと、上位側のキー
ボックス用端末器1へ鍵の格納状況を示す出力接点信号
を出力する送り出力接点13aと、2線式の伝送線7が
接続されるフル2線信号端子部15aと、電源が入力さ
れる電源端子部18aとから構成されている。
【0017】ここで、ディップスイッチ12は、入力端
子11aを第1及び第2の共用部に対応した第1及び第
2のグループに区分する各4ビットの第1及び第2共用
部用ディップスイッチ12a,12bから構成されてお
り、第1の共用部を共用するテナントT1〜Tnの無電
圧接点信号が1〜nの入力端子11aに、第2の共用部
を共用するテナントT(n+1)〜Tmの無電圧接点信
号が(n+1)〜mの入力端子11aに接続されている
場合(1≦n<m≦16)、第1の共用部用ディップス
イッチ12aをnに、第2の共用部用ディップスイッチ
12bをmに設定し、第1のグループに属する1〜nの
入力端子11aの無電圧接点信号の論理和に基づいて第
1の共用部の照明や空調等の負荷を制御するとともに、
第2のグループに属する(n+1)〜mの入力端子11
aの無電圧接点信号の論理和に基づいて第2の共用部の
負荷を制御している。また、光アドレス設定部14a及
び設定完了表示部14bはそれぞれ5個づつ設けられて
おり、1個の光アドレス設定部14aは共用部のアドレ
ス設定用に、残り4個の光アドレス設定部14aが1〜
4,5〜8,9〜12,13〜16の各4個の入力端子
11aに対応したテナントのアドレス設定用に使用され
ている。このように、第1及び第2共用部用ディップス
イッチ12a,12bを用いて入力端子11aを第1及
び第2の共用部に対応した第1及び第2のグループに区
分し、1台のキーボックス用端末器1で2つの共用部の
負荷を制御することができる。
【0018】ここで、キーボックス用端末器1を増設し
た場合、キーボックス用端末器1では下位側のキーボッ
クス用端末器1から送り入力接点13bに入力された入
力接点信号と、入力端子11aに入力されたキーボック
ス2の無電圧接点信号との論理和をとり、送り出力接点
13aから出力接点信号として上位側のキーボックス用
端末器1へ出力している。すなわち、下位側のキーボッ
クス用端末器1が鍵の格納状態を監視しているテナント
で鍵が取り出されるか、又は、自機が鍵の格納状態を監
視しているテナントで鍵が取り出された場合、送り出力
接点13aを開から閉としている。そして、最上位のキ
ーボックス用端末器1が、下位側のキーボックス用端末
器1から入力された入力接点信号と入力端子11aに入
力されたキーボックス2の無電圧接点信号とに基づいて
共用部の負荷を制御するための監視データを伝送制御装
置5へ伝送している。1つの遠隔監視制御システムでは
最大256個の照明等の負荷を制御することができるの
で、キーボックス用端末器1を増設することにより最大
256個のテナントの鍵の格納情報を示す無電圧接点信
号を監視して、各テナント及び共用部に対応する負荷を
制御することができる。なお、送り出力接点13aはラ
ッチングリレーのリレー接点から構成されているので、
停電等の事故が発生しても、その接点状態を保持するこ
とが出来る。
【0019】ところで、キーボックス用端末器1は図4
に示す遠隔監視制御システムに用いられており、例え
ば、ビルの1階(1F)から4階(4F)に入居したエ
リアとしてのテナントT1〜T16の鍵を格納する2台
のキーボックス2,2’と、キーボックス2,2’から
各テナントT1〜T16の鍵の格納状況を示す無電圧接
点信号が入力されるキーボックス用端末器1,1’と、
各階のテナントが共用するエレベータホールや廊下など
の第1〜第4の共用部A1〜A4に配設された照明や空
調などの負荷を制御する制御用端末器(図示せず)と、
キーボックス用端末器1,1’及び制御用端末器が2線
式の伝送線7を介して接続される伝送制御装置5と、キ
ーボックス用端末器1,1’に動作電源を供給するトラ
ンス6とから構成されている。なお、遠隔監視制御シス
テムの伝送信号は従来の技術で説明したとおりであるの
で、その説明は省略する。
【0020】ここで、キーボックス用端末器1の1〜8
の入力端子には、キーボックス2から3,4階に入居す
るテナントT1〜T8の鍵の格納状況を示す無電圧接点
信号が入力され、第1の共用部用ディップスイッチは4
に、第2の共用部用ディップスイッチは8に設定されて
おり、テナントT1〜T4,T5〜T8に対応した無電
圧接点信号に基づいて第1,第2の共用部A1,A2の
負荷を制御している。また、キーボックス用端末器1’
の1〜8の入力端子には、キーボックス2’から1,2
階に入居するテナントT9〜T16の鍵の格納状況を示
す無電圧接点信号が入力され、第1の共用部用ディップ
スイッチは4に、第2の共用部用ディップスイッチは8
に設定されており、テナントT9〜T12,T13〜T
16に対応した無電圧接点信号に基づいて第3,第4の
共用部A3,A4の負荷を制御している。
【0021】例えば、第1の共用部A1を共用する4階
のテナントT1〜T4の鍵が全てキーボックス2に格納
されている場合、キーボックス用端末器1の制御回路は
キーボックス2からの無電圧接点信号に基づいて4階に
ある第1の共用部A1の負荷を停止させるための監視デ
ータを伝送制御装置5へ伝送している。そして、テナン
トT2の鍵がキーボックス2から取り出されると、キー
ボックス用端末器1は伝送線7を介して割り込み信号V
iを送出し、テナントT2の該当区域及び第1の共用部
A1の負荷を作動させるための監視データを伝送信号V
sの信号返送期間に返送する。伝送制御装置5はキーボ
ックス用端末器1から監視データを受信すると、テナン
トT2の該当区域及び第1の共用部A1の負荷に対応す
る制御用端末器に夫々制御データを送出して、テナント
T2の該当区域及び第1の共用部A1の負荷を作動させ
ている。さらに、テナントT1〜T4の鍵が全てキーボ
ックス2に格納されると、キーボックス用端末器1は同
様にして最後に鍵が格納されたテナントの該当区域と第
1の共用部A1の負荷を停止させるための監視データを
伝送制御装置5に送出し、伝送制御装置5は対応する制
御用端末器に制御データを送出して当該テナントの該当
区域と第1の共用部A1の負荷を停止させている。
【0022】ここで、このキーボックス用端末器1の動
作を図4及び図5を用いて説明する。キーボックス2か
ら例えば4階のテナントT2の鍵が取り出されると(図
5のA)、テナントT2の鍵の格納状況を示す無電圧接
点が閉から開に切り換わる(図5のB)。そして、4階
にある他のテナントT1,T3,T4の鍵の格納状況を
調べ(図5のC)、4階のテナントT1〜T4の中でテ
ナントT2の鍵が最初に取り出された場合は、4階の第
1の共用部A1及びテナントT2に該当する区域の照明
や空調等の負荷を作動させるための監視データを伝送制
御装置5に伝送するとともに、送り出力接点13aを開
から閉に切り換える(図5のD,E)。一方、4階の他
のテナントT1,T3,T4の鍵のいずれかが既に取り
出されている場合は、テナントT2に該当する区域の負
荷のみを作動させるための監視データを伝送する(図5
のE)。また、図5のAでテナントT2の鍵がキーボッ
クスに格納された場合、テナントT2の鍵の格納状況を
示す無電圧接点が開から閉に切り換わる(図5のI)。
そして、4階にある他のテナントT1,T3,T4の鍵
の格納状況を調べ(図5のG)、4階のテナントT1〜
T4の中でテナントT2の鍵が最後に格納された場合
は、4階の第1の共用部A1及びテナントT2の該当区
域の負荷をそれぞれ停止させるための監視データを伝送
制御装置5に伝送するとともに、送り出力接点13aを
閉から開に切り換える(図5のH,L)。一方、4階の
他のテナントT1,T3,T4の鍵のいずれかが依然と
して取り出されている場合は、テナントT2に該当する
負荷のみを停止させるための監視データを伝送する(図
5のL)。
【0023】また、キーボックスに一つの共用部を共用
するテナントT1〜T3の鍵が格納されており、テナン
トT1〜T3の鍵の格納状態に基づいて各テナントT1
〜T3に該当する区域及び共用部の照明が点灯/消灯さ
れる場合、図6に示すように、時刻t1 でテナントT1
の鍵(図6のA)が初めて取り出されると、共用部(図
6のG)とテナントT1(図6のD)の該当区域の照明
が点灯される。そして、時刻t2 ,t3 でテナントT2
(図6のB),T3(図6のC)の鍵が取り出されると
テナントT2(図6のE),T3(図6のF)の該当区
域の照明が夫々点灯される。一方、時刻t4 ,t5 でテ
ナントT1,T3の鍵が格納されるとテナントT1,T
3の該当区域の照明が夫々消灯され、時刻t6 でテナン
トT2の鍵が最後に格納されると、共用部及びテナント
T2の該当区域の照明が夫々消灯される。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明は、上述のように、各エ
リアの鍵を格納するキーボックスのエリア毎の鍵の格納
状況を示す監視信号が接続される複数の入力端子と、複
数の入力端子を第1及び第2のグループに区分する所定
ビット数の第1及び第2の共用部用ディップスイッチと
を備え、第1のグループ内の入力端子に入力された監視
信号の論理和に基づいて第1のグループに対応したエリ
アが共用する第1の共用部の負荷を制御するとともに、
第2のグループ内の入力端子に入力された監視信号の論
理和に基づいて第2のグループに対応したエリアが共用
する第2の共用部の負荷を制御しており、1台のキース
イッチ用端末器で第1及び第2の共用部に対応する入力
端子を区分することができるので、1台のキースイッチ
用端末器で2ヵ所の共用部の負荷を制御できるという効
果がある。
【0025】請求項2の発明は、エリアがビルに入居し
たテナントであって、第1及び第2の共用部がテナント
が共用する部分であり、1台のキースイッチ用端末器で
ビル内の2ヵ所の共用部に対応する入力端子を区分する
ことができるので、1台のキースイッチ用端末器で各テ
ナントが共用する2ヵ所の共用部の負荷を制御できると
いう効果がある。
【0026】請求項3の発明は、下位の端末器からの入
力接点信号が入力されるとともに、入力接点信号及び監
視手段の監視信号の論理和を出力接点信号として上位の
端末器へ出力する送り入出力手段を備えており、一つの
遠隔監視制御システムで最大256の監視信号を監視で
きるという効果がある。請求項4の発明は、出力接点信
号がラッチングリレーのリレー接点信号であるので、停
電等が発生しても接点信号を保持できるので、遠隔監視
制御システムの誤動作を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の遠隔監視制御システムに用いるキ
ーボックス用端末器を示す正面図である。
【図2】同上の要部拡大図である。
【図3】同上のキーボックス用端末器を示すブロック図
である。
【図4】同上の概略構成図である。
【図5】同上の動作を示すフローチャートである。
【図6】同上の動作を示すタイムチャートである。
【図7】従来のキーボックス用端末器を示すブロック図
である。
【図8】同上のキーボックス用端末器を示す概略構成図
である。
【図9】(a)(b)は同上の遠隔監視制御システムに
用いる伝送信号を示す波形図である。
【符号の説明】
1 キーボックス用端末器 11a 入力端子 12 ディップスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各エリアの鍵を格納するキーボックス内の
    鍵の格納状況を示す2値の監視信号を発生する監視手段
    と、複数の前記エリアを第1及び第2のグループに区分
    する設定手段と、前記監視手段の監視信号に基づいて前
    記エリアに対応する負荷を制御するための監視データを
    作成する制御手段と、前記第1及び第2のグループの前
    記エリアが共用する第1及び第2の共用部に配設された
    負荷及び前記エリアに対応する負荷を制御する制御用端
    末器と2線式の伝送線を介して接続された伝送処理装置
    に前記伝送線を介して接続され前記伝送処理装置から前
    記伝送線を介して時分割多重信号で伝送されるアドレス
    データを含む伝送信号を受信するとともに信号返送期間
    に監視データを返送する送受信手段とを備え、前記制御
    手段が前記監視手段の前記第1のグループに属する前記
    エリアの監視信号の論理和に基づいて前記第1の共用部
    の負荷を制御するための監視データを作成するととも
    に、前記監視手段の前記第2のグループに属する前記エ
    リアの監視信号の論理和に基づいて前記第2の共用部の
    負荷を制御するための監視データを作成することを特徴
    とする遠隔監視制御システムに用いるキーボックス用端
    末器。
  2. 【請求項2】前記エリアがビルに入居したテナントであ
    って、前記第1及び第2の共用部が前記テナントが共用
    する部分であることを特徴とする請求項1記載の遠隔監
    視制御システムに用いるキーボックス用端末器。
  3. 【請求項3】下位の端末器からの入力接点信号が入力さ
    れるとともに、前記入力接点信号及び前記監視手段の監
    視信号の論理和を出力接点信号として上位の端末器へ出
    力する送り入出力手段を備えて成ることを特徴とする請
    求項1記載の遠隔監視制御システムに用いるキーボック
    ス用端末器。
  4. 【請求項4】前記出力接点信号がラッチングリレーのリ
    レー接点信号であることを特徴とする請求項3記載の遠
    隔監視制御システムに用いるキーボックス用端末器。
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