JP3543487B2 - 遠隔監視制御システムに用いるキーボックス用端末器 - Google Patents

遠隔監視制御システムに用いるキーボックス用端末器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔監視制御システムに用いるキーボックス用端末器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えばビルに入居しているテナントの鍵を格納するキーボックスのテナント毎の鍵の格納状況を示す監視信号としての無電圧接点信号に基づいて、各テナントや共用部の照明や空調等の負荷を制御するキーボックス用端末器を遠隔監視制御システムに用いたものがあった。
【0003】
例えば、図8に示すような遠隔監視制御システムがあり、ビル内のテナントの鍵を格納するキーボックス2と、キーボックス2から各テナントの鍵の格納状況を示す複数の無電圧接点信号が入力される16個の入力端子11aを備えたキーボックス用端末器1と、スイッチ3aを備えた操作用端末器3と、リモコンリレー4a,4aに接続された照明や空調等の負荷を制御する制御用端末器4と、キーボックス用端末器1と操作用端末器3及び制御用端末器4が2線式の伝送線7を介して接続された伝送制御装置5と、負荷及びキーボックス用端末器1に電源を供給するトランス6とから構成されている。
【0004】
ここで、キーボックス用端末器1は16個の入力端子11aの内、キーボックス2からの無電圧接点信号が入力されている入力端子11aを示す4ビットのディップスイッチ(図示せず)を備えており、例えばビルの同じ階に入居したn個(1≦n≦16)のテナントの鍵の格納状況を示す無電圧接点信号が1〜nの入力端子11aに入力されている場合、ディップスイッチはnに設定される。
【0005】
この時、キーボックス用端末器1は、1〜nの入力端子11aに接続された無電圧接点信号に基づいて各テナントの鍵の格納状況を監視し、各テナントに該当する区域の照明や空調等の負荷を制御するとともに、1〜nの入力端子11aに接続された無電圧接点信号の論理和に基づいて、n個のテナントが共用するエレベータホールや廊下等の共用部の照明や空調等の負荷を制御している。ところで、1台の制御用端末器4は4個の負荷を制御することができるので、このキーボックス用端末器1では16個の入力端子11aに対して4個のアドレスを設け、各アドレスを1〜4,5〜8,9〜12,13〜16の各4個の入力端子11aに割り当て、夫々の入力端子11aに対応するテナントの該当区域の負荷を制御している。また、共用部についても各テナントとは別に一個のアドレスを設定し、共用部の負荷を制御している。
【0006】
このような遠隔監視制御システムでは、伝送制御装置5から図9(a)に示すような形式を有した伝送信号Vsを送出することにより、各端末器1,3,4との間でデータを授受する。すなわち、伝送信号Vsは、信号の送出開始を示すスタートパルスST、信号のモードを示すモードデータMD、端末器1,3,4を個別に認識するためのアドレスデータAD、照明や空調等の負荷への制御内容を示す制御データCD、伝送誤りを検出するチェックサムデータのようなエラー訂正符号CS、端末器1,3,4からの返送期間を設定する信号返送期間WTよりなる双極性(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるようになっている。各端末器1,3,4では、伝送線7を介して受信した伝送信号VsのアドレスデータADに含まれるアドレスがあらかじめ設定されているアドレスと一致したときに、その伝送信号Vsの制御データCDを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期して監視データを電流モード信号(伝送線7の線間を適当な低インピーダンスを介して短絡して送出される信号)として返送するようになっている。
【0007】
一方、伝送制御装置5には、ダミー信号送信手段と、割込み処理手段とが設けられている。ダミー信号送信手段は、モードデータMDをダミーモードとしてアドレスデータADをサイクリックに変えた伝送信号Vsを常時送出する。また、割込み処理手段では、ダミーモードの伝送信号VsのスタートパルスSTに同期してキーボックス用端末器1や操作用端末器3から図9(b)に示すような割込み信号Viが発生したときに、キーボックス用端末器1や操作用端末器3をアクセスして監視データとともにアドレスデータを監視データとして返送させるようになっている。
【0008】
伝送制御装置5では、上述のようにしてキーボックス用端末器1や操作用端末器3からのアドレスデータを受け取ると、アドレスによる対応関係があらかじめ設定されている制御用端末器4への制御データCDを監視データに基づいて作成し伝送線7を介して時分割多重伝送する。すなわち、指定された制御用端末器4に接続されている照明や空調等の負荷が制御データCDに応じて点灯/消灯されたり、調光されたりするのである。ここに、各端末器3,4の動作用の電源は、上記伝送信号Vsを全波整流することによって得られている。
【0009】
以上より、図7に示すように、キーボックス2からキーボックス用端末器1にテナントの鍵が取り出されたことを示す無電圧接点信号が入力されると、キーボックス用端末器1は割り込み信号Viを遠隔監視制御システム9に送出する。遠隔監視制御システム9では、割込み信号Viを受信した伝送制御装置5が伝送信号Vsを送出し、信号返送期間にキーボックス用端末器1からテナントの鍵が取り出されたとこを示す監視データとアドレスデータとを受信する。伝送制御装置5には受信したアドレスデータに対し制御データCDを伝送すべき相手方のアドレスデータが格納されており、このアドレスデータADを含む伝送信号Vsを送出することによって目的の制御用端末器4に制御データCDを伝送してテナントに該当する区域や共用部の照明や空調等の負荷を制御している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成のキーボックス用端末器1は1台で最大16個のテナントからの無電圧接点信号を監視でき、1つの共用部の照明や空調等の負荷を制御することができるが、共用部の数が多い場合は共用部の数だけキーボックス用端末器1を設ける必要があるという問題点があった。また、1つの共用部を共用するテナントの無電圧接点信号の数が16個を超える場合、このキーボックス用端末器1では対応できないという問題点もあった。
【0011】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、1台で2つの共用部の負荷を制御することができ、且つ、端末器の増設が可能なキーボックス用端末器を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、上記目的を達成するために、各エリアの鍵を格納するキーボックス内の鍵の格納状況を示す2値の監視信号を発生する監視手段と、複数のエリアを第1及び第2のグループに区分する設定手段と、監視手段の監視信号に基づいてエリアに対応する負荷を制御するための監視データを作成する制御手段と、第1及び第2のグループのエリアが共用する第1及び第2の共用部に配設された負荷及びエリアに対応する負荷を制御する制御用端末器と2線式の伝送線を介して接続された伝送処理装置に伝送線を介して接続され伝送処理装置から伝送線を介して時分割多重信号で伝送されるアドレスデータを含む伝送信号を受信するとともに信号返送期間に監視データを返送する送受信手段と、下位の端末器からの入力接点信号が入力されるとともに、入力接点信号及び監視手段の監視信号の論理和を出力接点信号として上位の端末器へ出力する送り入出力手段とを備え、制御手段が監視手段の第1のグループに属するエリアの監視信号の論理和に基づいて第1の共用部の負荷を制御するための監視データを作成するとともに、監視手段の第2のグループに属するエリアの監視信号の論理和に基づいて第2の共用部の負荷を制御するための監視データを作成しているので、1台のキースイッチ用端末器で第1及び第2の共用部に対応する入力端子を設定することができる。しかも、下位の端末器からの入力接点信号が入力されるとともに、入力接点信号及び監視手段の監視信号の論理和を出力接点信号として上位の端末器へ出力する送り入出力手段を備えているので、端末器を増設することができる。
【0013】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、エリアがビルに入居したテナントであって、第1及び第2の共用部がテナントが共用する部分であるので、1台のキースイッチ用端末器でビル内の2ヵ所の共用部に対応する入力端子を設定することができる
【0014】
請求項の発明では、請求項の発明において、出力接点信号がラッチングリレーのリレー接点信号であるので、停電等が発生しても接点信号を保持することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(実施形態1)
本実施形態のキーボックス用端末器は、図3のブロック図に示すように、キーボックスの無電圧接点21からエリアたる各テナントの鍵の格納状況を示す監視信号たる無電圧接点信号が入力される監視手段としての接点入力部回路11と、増設された下位側のキーボックス用端末器1から鍵の格納状態を示す入力接点信号が入力されるとともに上位側のキーボックス用端末器1へ鍵の格納状態を示す出力接点信号を出力する送り入出力手段としての送り入出回路13と、無電圧接点21からの無電圧接点信号を第1,第2の共用部に対応した第1及び第2のグループに区分する設定手段としてのディップスイッチ12と、共用部及びテナントのアドレスを設定する光アドレス設定回路14と、光アドレス設定回路14によって設定されたアドレスなどを記憶するメモリ16と、接点入力部回路11の監視信号及び送り入出力回路13の入力接点信号に基づいて各テナント及び共用部の負荷を制御するための監視データを発生するマイコンからなる制御手段としての制御回路17と、制御回路17の監視データを伝送線を介して伝送制御装置5へ伝送する送受信手段としてのフル2線信号送受信回路15と、各回路の動作電源を供給する電源回路18とから構成されている。
【0016】
また、キーボックス用端末器1は、図1及び図2に示すように、キーボックスから各テナントの鍵の格納状況を示す監視信号たる無電圧接点信号が入力される16個の入力端子11aと、各入力端子11aに接続された無電圧接点信号を共用部毎に区分するディップスイッチ12と、共用部及び入力端子11aのアドレスが光アドレス設定器(図示せず)によって夫々設定される光アドレス設定部14aと、各アドレス設定部14aのアドレス設定が終了したことを示す設定完了表示部14bと、キーボックス用端末器1の増設時に下位側のキーボックス用端末器1から鍵の格納状況を示す入力接点信号が入力される送り入力接点13bと、上位側のキーボックス用端末器1へ鍵の格納状況を示す出力接点信号を出力する送り出力接点13aと、2線式の伝送線7が接続されるフル2線信号端子部15aと、電源が入力される電源端子部18aとから構成されている。
【0017】
ここで、ディップスイッチ12は、入力端子11aを第1及び第2の共用部に対応した第1及び第2のグループに区分する各4ビットの第1及び第2共用部用ディップスイッチ12a,12bから構成されており、第1の共用部を共用するテナントT1〜Tnの無電圧接点信号が1〜nの入力端子11aに、第2の共用部を共用するテナントT(n+1)〜Tmの無電圧接点信号が(n+1)〜mの入力端子11aに接続されている場合(1≦n<m≦16)、第1の共用部用ディップスイッチ12aをnに、第2の共用部用ディップスイッチ12bをmに設定し、第1のグループに属する1〜nの入力端子11aの無電圧接点信号の論理和に基づいて第1の共用部の照明や空調等の負荷を制御するとともに、第2のグループに属する(n+1)〜mの入力端子11aの無電圧接点信号の論理和に基づいて第2の共用部の負荷を制御している。また、光アドレス設定部14a及び設定完了表示部14bはそれぞれ5個づつ設けられており、1個の光アドレス設定部14aは共用部のアドレス設定用に、残り4個の光アドレス設定部14aが1〜4,5〜8,9〜12,13〜16の各4個の入力端子11aに対応したテナントのアドレス設定用に使用されている。このように、第1及び第2共用部用ディップスイッチ12a,12bを用いて入力端子11aを第1及び第2の共用部に対応した第1及び第2のグループに区分し、1台のキーボックス用端末器1で2つの共用部の負荷を制御することができる。
【0018】
ここで、キーボックス用端末器1を増設した場合、キーボックス用端末器1では下位側のキーボックス用端末器1から送り入力接点13bに入力された入力接点信号と、入力端子11aに入力されたキーボックス2の無電圧接点信号との論理和をとり、送り出力接点13aから出力接点信号として上位側のキーボックス用端末器1へ出力している。すなわち、下位側のキーボックス用端末器1が鍵の格納状態を監視しているテナントで鍵が取り出されるか、又は、自機が鍵の格納状態を監視しているテナントで鍵が取り出された場合、送り出力接点13aを開から閉としている。そして、最上位のキーボックス用端末器1が、下位側のキーボックス用端末器1から入力された入力接点信号と入力端子11aに入力されたキーボックス2の無電圧接点信号とに基づいて共用部の負荷を制御するための監視データを伝送制御装置5へ伝送している。1つの遠隔監視制御システムでは最大256個の照明等の負荷を制御することができるので、キーボックス用端末器1を増設することにより最大256個のテナントの鍵の格納情報を示す無電圧接点信号を監視して、各テナント及び共用部に対応する負荷を制御することができる。なお、送り出力接点13aはラッチングリレーのリレー接点から構成されているので、停電等の事故が発生しても、その接点状態を保持することが出来る。
【0019】
ところで、キーボックス用端末器1は図4に示す遠隔監視制御システムに用いられており、例えば、ビルの1階(1F)から4階(4F)に入居したエリアとしてのテナントT1〜T16の鍵を格納する2台のキーボックス2,2’と、キーボックス2,2’から各テナントT1〜T16の鍵の格納状況を示す無電圧接点信号が入力されるキーボックス用端末器1,1’と、各階のテナントが共用するエレベータホールや廊下などの第1〜第4の共用部A1〜A4に配設された照明や空調などの負荷を制御する制御用端末器(図示せず)と、キーボックス用端末器1,1’及び制御用端末器が2線式の伝送線7を介して接続される伝送制御装置5と、キーボックス用端末器1,1’に動作電源を供給するトランス6とから構成されている。なお、遠隔監視制御システムの伝送信号は従来の技術で説明したとおりであるので、その説明は省略する。
【0020】
ここで、キーボックス用端末器1の1〜8の入力端子には、キーボックス2から3,4階に入居するテナントT1〜T8の鍵の格納状況を示す無電圧接点信号が入力され、第1の共用部用ディップスイッチは4に、第2の共用部用ディップスイッチは8に設定されており、テナントT1〜T4,T5〜T8に対応した無電圧接点信号に基づいて第1,第2の共用部A1,A2の負荷を制御している。また、キーボックス用端末器1’の1〜8の入力端子には、キーボックス2’から1,2階に入居するテナントT9〜T16の鍵の格納状況を示す無電圧接点信号が入力され、第1の共用部用ディップスイッチは4に、第2の共用部用ディップスイッチは8に設定されており、テナントT9〜T12,T13〜T16に対応した無電圧接点信号に基づいて第3,第4の共用部A3,A4の負荷を制御している。
【0021】
例えば、第1の共用部A1を共用する4階のテナントT1〜T4の鍵が全てキーボックス2に格納されている場合、キーボックス用端末器1の制御回路はキーボックス2からの無電圧接点信号に基づいて4階にある第1の共用部A1の負荷を停止させるための監視データを伝送制御装置5へ伝送している。そして、テナントT2の鍵がキーボックス2から取り出されると、キーボックス用端末器1は伝送線7を介して割り込み信号Viを送出し、テナントT2の該当区域及び第1の共用部A1の負荷を作動させるための監視データを伝送信号Vsの信号返送期間に返送する。伝送制御装置5はキーボックス用端末器1から監視データを受信すると、テナントT2の該当区域及び第1の共用部A1の負荷に対応する制御用端末器に夫々制御データを送出して、テナントT2の該当区域及び第1の共用部A1の負荷を作動させている。さらに、テナントT1〜T4の鍵が全てキーボックス2に格納されると、キーボックス用端末器1は同様にして最後に鍵が格納されたテナントの該当区域と第1の共用部A1の負荷を停止させるための監視データを伝送制御装置5に送出し、伝送制御装置5は対応する制御用端末器に制御データを送出して当該テナントの該当区域と第1の共用部A1の負荷を停止させている。
【0022】
ここで、このキーボックス用端末器1の動作を図4及び図5を用いて説明する。キーボックス2から例えば4階のテナントT2の鍵が取り出されると(図5のA)、テナントT2の鍵の格納状況を示す無電圧接点が閉から開に切り換わる(図5のB)。そして、4階にある他のテナントT1,T3,T4の鍵の格納状況を調べ(図5のC)、4階のテナントT1〜T4の中でテナントT2の鍵が最初に取り出された場合は、4階の第1の共用部A1及びテナントT2に該当する区域の照明や空調等の負荷を作動させるための監視データを伝送制御装置5に伝送するとともに、送り出力接点13aを開から閉に切り換える(図5のD,E)。一方、4階の他のテナントT1,T3,T4の鍵のいずれかが既に取り出されている場合は、テナントT2に該当する区域の負荷のみを作動させるための監視データを伝送する(図5のE)。また、図5のAでテナントT2の鍵がキーボックスに格納された場合、テナントT2の鍵の格納状況を示す無電圧接点が開から閉に切り換わる(図5のI)。そして、4階にある他のテナントT1,T3,T4の鍵の格納状況を調べ(図5のG)、4階のテナントT1〜T4の中でテナントT2の鍵が最後に格納された場合は、4階の第1の共用部A1及びテナントT2の該当区域の負荷をそれぞれ停止させるための監視データを伝送制御装置5に伝送するとともに、送り出力接点13aを閉から開に切り換える(図5のH,L)。一方、4階の他のテナントT1,T3,T4の鍵のいずれかが依然として取り出されている場合は、テナントT2に該当する負荷のみを停止させるための監視データを伝送する(図5のL)。
【0023】
また、キーボックスに一つの共用部を共用するテナントT1〜T3の鍵が格納されており、テナントT1〜T3の鍵の格納状態に基づいて各テナントT1〜T3に該当する区域及び共用部の照明が点灯/消灯される場合、図6に示すように、時刻t1 でテナントT1の鍵(図6のA)が初めて取り出されると、共用部(図6のG)とテナントT1(図6のD)の該当区域の照明が点灯される。そして、時刻t2 ,t3 でテナントT2(図6のB),T3(図6のC)の鍵が取り出されるとテナントT2(図6のE),T3(図6のF)の該当区域の照明が夫々点灯される。一方、時刻t4 ,t5 でテナントT1,T3の鍵が格納されるとテナントT1,T3の該当区域の照明が夫々消灯され、時刻t6 でテナントT2の鍵が最後に格納されると、共用部及びテナントT2の該当区域の照明が夫々消灯される。
【0024】
【発明の効果】
請求項1の発明は、上述のように、各エリアの鍵を格納するキーボックスのエリア毎の鍵の格納状況を示す監視信号が接続される複数の入力端子と、複数の入力端子を第1及び第2のグループに区分する所定ビット数の第1及び第2の共用部用ディップスイッチとを備え、第1のグループ内の入力端子に入力された監視信号の論理和に基づいて第1のグループに対応したエリアが共用する第1の共用部の負荷を制御するとともに、第2のグループ内の入力端子に入力された監視信号の論理和に基づいて第2のグループに対応したエリアが共用する第2の共用部の負荷を制御しており、1台のキースイッチ用端末器で第1及び第2の共用部に対応する入力端子を区分することができるので、1台のキースイッチ用端末器で2ヵ所の共用部の負荷を制御できるという効果がある。さらに下位の端末器からの入力接点信号が入力されるとともに、入力接点信号及び監視手段の監視信号の論理和を出力接点信号として上位の端末器へ出力する送り入出力手段を備えているので、一つの遠隔監視制御システムで最大256の監視信号を監視できるという効果がある。
【0025】
請求項2の発明は、エリアがビルに入居したテナントであって、第1及び第2の共用部がテナントが共用する部分であり、1台のキースイッチ用端末器でビル内の2ヵ所の共用部に対応する入力端子を区分することができるので、1台のキースイッチ用端末器で各テナントが共用する2ヵ所の共用部の負荷を制御できるという効果がある。
【0026】
請求項3の発明は、出力接点信号がラッチングリレーのリレー接点信号であるので、停電等が発生しても接点信号を保持できるので、遠隔監視制御システムの誤動作を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の遠隔監視制御システムに用いるキーボックス用端末器を示す正面図である。
【図2】同上の要部拡大図である。
【図3】同上のキーボックス用端末器を示すブロック図である。
【図4】同上の概略構成図である。
【図5】同上の動作を示すフローチャートである。
【図6】同上の動作を示すタイムチャートである。
【図7】従来のキーボックス用端末器を示すブロック図である。
【図8】同上のキーボックス用端末器を示す概略構成図である。
【図9】(a)(b)は同上の遠隔監視制御システムに用いる伝送信号を示す波形図である。
【符号の説明】
1 キーボックス用端末器
11a 入力端子
12 ディップスイッチ

Claims (3)

  1. 各エリアの鍵を格納するキーボックス内の鍵の格納状況を示す2値の監視信号を発生する監視手段と、複数の前記エリアを第1及び第2のグループに区分する設定手段と、前記監視手段の監視信号に基づいて前記エリアに対応する負荷を制御するための監視データを作成する制御手段と、前記第1及び第2のグループの前記エリアが共用する第1及び第2の共用部に配設された負荷及び前記エリアに対応する負荷を制御する制御用端末器と2線式の伝送線を介して接続された伝送処理装置に前記伝送線を介して接続され前記伝送処理装置から前記伝送線を介して時分割多重信号で伝送されるアドレスデータを含む伝送信号を受信するとともに信号返送期間に監視データを返送する送受信手段と、下位の端末器からの入力接点信号が入力されるとともに、前記入力接点信号及び前記監視手段の監視信号の論理和を出力接点信号として上位の端末器へ出力する送り入出力手段とを備え、前記制御手段が前記監視手段の前記第1のグループに属する前記エリアの監視信号の論理和に基づいて前記第1の共用部の負荷を制御するための監視データを作成するとともに、前記監視手段の前記第2のグループに属する前記エリアの監視信号の論理和に基づいて前記第2の共用部の負荷を制御するための監視データを作成することを特徴とする遠隔監視制御システムに用いるキーボックス用端末器。
  2. 前記エリアがビルに入居したテナントであって、前記第1及び第2の共用部が前記テナントが共用する部分であることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システムに用いるキーボックス用端末器。
  3. 前記出力接点信号がラッチングリレーのリレー接点信号であることを特徴とする請求項1 記載の遠隔監視制御システムに用いるキーボックス用端末器
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