JP3731421B2 - 収納ボックス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品等を収納、保管しておく収納ボックスに関するものである。さらに詳しくは、自動車内に設けられるコンソールボックス等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車内には小物等を収納しておくための収納ボックスが設けられてることが多い。例えば、ダッシュボード付近に設けられるグローブボックス、車室内中央部に設けられるセンターコンソールボックス、ドアの内側に設けられるドアポケット等である。
例えば、センターコンソールに関しても、種々の提案が為されている。例えば、特開平5−338497号公報、特開平6−293240号公報、特開平6−99775号公報、特開平8−52049号公報、特開平8−113086号公報等がある。これらの公報に掲載されているものはいずれも、センターコンソールボックスの蓋体(リッド)やその開閉機構に特徴を有するものである。
【0003】
また、本願出願人は、図5に示すようなセンターコンソールボックスを開発している(豊田合成技報−第41巻第1号−1999年6月30日発行)。このセンターコンソールボックスは、リッドが前後方向に大きく移動して開閉するため、収納部への物品の出し入れが容易である。また、リッドをセンターコンソールボックスの後端まで押下げて開いた後、リッドは回動してリッドの後端部が下降し、リッドの前端部が高く持上がることがない。このため、リッドが乗員の邪魔になることがなく、後部座席の人に圧迫感等を与えたり、足下で邪魔になったりすることがない。従って、このようなセンターコンソールボックスは、非常に優れたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述した公報に記載されたコンソールボックスのリッドの開閉機構は複雑なものが多く、部品点数や組立に多くの工数を必要としていた。従って、生産上コスト高となるし、複雑な構造にするほどリッドの作動不良が生じ易い。
また、図5に示すようなセンターコンソールボックスの場合、リッドが全開から後方へ回転する前に、図5に示すような作用力Fが加わることがある。特に、リッド後端部に大きな力が作用すると、モーメントによりリッドと本体とのスライド部により大きな力が作用する。
【0005】
このため、図5に示すようなセンターコンソールボックスの場合、その分の強度を見込んで、リッドや本体部等を設計する必要があった。つまり、少なくともそれらに関連する部分は、部材の肉厚を増す等の補強が必要であった。その結果、重量増や本体の収納部を多少圧迫することにもなった。
本発明の収納ボックスは、このような事情に鑑みてなされたものである。つまり、本発明は、開動時に蓋体へ荷重が作用するような場合でも、蓋体や本体等に余分な補強等を必要とせず、軽量化を図れる収納ボックスを提供することを目的とする。
また、比較的簡易な構造で、部品点数を削減でき、低コスト化を図れる収納ボックスを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本願発明者らは、この課題を解決すべく鋭意研究し、各種系統的開発を重ねた。その結果、蓋体に並進運動と回転運動の両方を同時に行わせることを思い付き、本発明を為すに至ったものである。
すなわち、本発明の収納ボックスは、収納部と該収納部の上部前後方向に延びるガイド部とを備える本体と、該ガイド部に係合して案内されるスライド部を前方部に備える蓋体と、一端が該本体に固定された枢支部分で枢支され他端が該蓋体の該スライド部の後方にある枢支部分で枢支されると共に略くの字状をしたアーム部材と、からなることを特徴とする。
【0007】
本発明の収納ボックスの本体は、収納部の他に蓋体を案内するガイド部を備える。このガイド部に案内されて、蓋体はその本体上を並進運動することになる。さらに、一端が本体に枢支され、他端が蓋体に枢支されるアーム部材を備えるから蓋体は本体に対してこのアーム部材を介して回転運動が可能となる。このように、本体の収納ボックスの蓋体は、並進運動と回転運動を同時に行うことが可能となる。つまり、蓋体はその開閉動に併せて同時に回転運動する。これにより、蓋体が開動中にその後端部等に荷重を受けたとしても、その受けた荷重により蓋体は回転運動を行うだけである。従って、蓋体に不用意な荷重が作用したとしても、蓋体はその荷重を回転運動によって逃し、蓋体や本体等に無理な荷重が作用することを回避するものである。よって、そのような荷重を予め考慮して蓋体や本体等に余分な補強を行う必要はない。また、それにより、収納ボックス自体のの軽量化も図れる。
【0008】
また、蓋体はその並進運動により本体の収納部を開閉するが、このとき同時に回転運動も行うものであるので、その端部等が後方に突出させることがない。従って、蓋体が乗員等に圧迫感を与えることもないし、乗員等の邪魔になることもない。 さらに、本発明の収納ボックスは、比較的簡易な構造で、部品点数も少なく、低コスト化を図れる。
なお、自動車内に載置される収納ボックスを主に説明してきたが、本発明の収納ボックスは、自動車用収納ボックスに限られるものではない。同様の目的、機能を求められる収納ボックスである限り、本発明を適応することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の収納ボックスの実施の形態を示しつつ、本発明を詳細に説明する。
(1)本体
▲1▼本体は、収納部とガイド部とを備えるものであれば、その形状や設置位置等、特に限定されるものではない。例えば、自動車に設ける場合には、センターコンソールボックスに利用すると好適である。その場合、本体を別途設ける必要はなく、自動車のトンネル部分やセンターパネルに一体的に設けられるものでも良い。
▲2▼また、本体は、蓋体の開動方向と反対側にホルダを備えるものであると、好適である。
ホルダーを備えることにより、物品の種類に応じた収納が可能で、収納容量も増える。さらに、両者を別々に設けた場合と較べて、スペースの有効利用も図れる。
▲3▼収納部は、物品等を収納する部分であり、直方体形状、楕円筒状等の形状が考えられる。
▲4▼ガイド部は、蓋体の並進運動を案内するものである。必ずしも直線上に設けられる必要はない。本体の内側に設ける場合には、収納部の側面に沿う形で設けても良い。また、本体の外側や上面に、本体の外形線に沿うように設けても良い。
ガイド部の形状は、係合する蓋体のスライド部の形状に応じて適切な形状のものを選択すれば良い。例えば、スライド部が凸状なら、ガイド部は長穴状でも、溝状等でも良い。また、スライド部が凹状なら、ガイド部は凸状のレールでも良い。
【0010】
(2)蓋体
▲1▼蓋体は、本体の収納部を開閉する機能を有するものである。また、自動車のセンターコンソールボックスに本発明を利用した場合には、アームレストとしての機能を兼用させても良い。
▲2▼上述したように、蓋体に備えられるスライド部は、本体のガイド部に係合し、そのガイド部上を摺動して蓋体を並進運動に導くものである。蓋体が本体に対してスムーズな動きをするように、スライド部とガイド部との形状や設ける位置を考慮すると良い。
▲3▼蓋体は、本体の内側に填め込むように設けても良いが、設計の自由度や本体の収納部の容積を確保するために、蓋体が本体を覆うように設けるとより良い。
【0011】
(3)アーム部材
▲1▼アーム部材は、一端が本体に枢支され、他端が蓋体に枢支される連結(リンク)部材である。本体を固定的に考えると、アーム部材は、本体に枢支されている部分(固定中心)を中心に、本体に対して回転運動をする。一方、アーム部材の他端は蓋体に枢支されているので、その枢支部分(永久中心)を中心として、アーム部材とガイド部とは回転運動をする。
一方、このような連結関係から、本体から蓋体の運動をみた場合、蓋体は、蓋体の開動位置により決る点(瞬間中心)を中心に本体に対して回転運動しているとも言える。
【0012】
▲2▼アーム部材は、種々の形状を取り得る。例えば、棒状、薄板状等であっても良い。縦方向(断面2次モーメントが大きくなる方向)に幅を持たせた薄板状とすると、スペース的にも剛性的にも好都合である。また、アーム部材は、直線上でも良いが、屈曲していても良い。蓋体や本体との干渉を考慮して適切な形状とすれば良い。
また、アーム部材の本数は、特に限定されるものではない。例えば、片持ちアームとしても良い。もっとも、アーム部材の剛性、蓋体のスムーズな運動性等の点から両持ちアームとするとより良い。
さらに、蓋体に滑らかな運動をさせるべく、アーム部材と本体との間にダンパー機構を設けても良い。このダンパー機構は、例えば、本体に取付けられある程度の抵抗を持って回転する歯車と、この歯車に噛合するアーム部材に設けた歯車とにより構成しても良い。両歯車が噛合しつつ、アーム部材が回転運動するため、蓋体が急激な動きをすることがなく、蓋体はスムーズに動くことになる。
【0013】
▲3▼アーム部材は、本体に当接して蓋体の開動を規制する当接部と、蓋体の開動が規制された状態で蓋体を支持する支持部とを備えると、好適である。
アーム部材が当接部を備えることで、蓋体の開動を所望の位置で規制できる。蓋体の開動位置の規制は、蓋体のスライド部が係合する本体のガイド部の長さを調整することによっても行える。しかし、アーム部材の当接部を本体に当接させて蓋体の開動を規制することにより、強度的により安定して蓋体を規制できる。また、蓋体の開動範囲を適切な範囲に制限することにより、蓋体の開閉操作が容易となる。例えば、自動車のセンターコンソールボックスの場合、蓋体の開動範囲を運転者が操作し易い範囲とすることにより、運転者が腕を後方に大きく伸して蓋体を閉めなければならいということがなくなる。
また、アーム部材の当接部を介して蓋体の開動が途中で規制されたしても、アーム部材はさらに蓋体を支持する支持部を備えるので、蓋体に作用する荷重をその支持部で受止めることができるので、好都合である。
【0014】
【実施例】
以下に、本発明の収納ボックスの具体的な実施例を示しつつ、本発明をより詳細に説明する。
本実施例は、一例として、センターコンソールボックス10に本発明の収納ボックスを適用したものである。センターコンソールボックス10は、本体100と蓋体200とアーム部材300とから基本的に構成される。そのセンターコンソールボックス10の概観を図1、図2および図3に示す。図1には蓋体200等が閉じた状態の外観を示した。また、図2には、蓋体200等が開いた状態の外観を示した。さらに図3には、蓋体200等が開いた状態のセンターコンソールボックス10の縦方向の断面図を示した。以下、これらの図を適宜参照しつつ説明することとする。なお、図4には、蓋体200が閉じた状態で、本体100に設けたホルダ150が開いた状態を示した。
【0015】
(1)本体
▲1▼本体100は、車両中央部にあるセンターパネル中で自動変速機の操作部から後続する位置に設けられている。本体100の外側面はセンターパネルに一体的に接続している。その内部には、物品等を収納することができる略直方体状の収納部110が形成されている。その収納部110の上部内側左右には前後方向(車両の前後方向に同じ)に延びるガイド部120が設けられている。ガイド部120は、凹状の長溝であり、後述の蓋体200のスライド部220が摺動可能に係合する。
【0016】
▲2▼その収納部110の後端には当接面170が形成されている。この当接面170と本体100の後端壁140との接続部には、ポップアップ突起141が形成されている。また、本体100は、収納部110の底面部に設けた固定部190により、車体のトンネル部分にボルト固定されている。なお、当接面170と後端壁140との間にできる空間Tには、後部座席用の灰皿等を納めることができる。
【0017】
▲3▼また、本体100の前方には、携帯電話Kやカード類を収納できる回転式で小型のホルダ150が設けてある。ホルダ150は、本体100の前端部に設けた枢支点155を中心として前方に回転し、ホルダ150の収納部151が開くようになっている。なお、このホルダ150の開動は、蓋体200の開動と連動するようにしても良い。但し、本実施例では、蓋体200とホルダ150との開動を連動させずに、ホルダ150の開閉を必要に応じて選択できるようにした。さらに、本体100は、収納部110の内側前方にカップホルダ160を備える。カップホルダ160は、言うまでもなく、飲料用のカップや缶等を保持するためのものである。種々の大きさのカップ等を安定して保持できるように、付勢された保持アームを備えたものでも良い。深さも、カップの大きさ、出し入れ性れ、保持性等を考慮して決めれば良い。
【0018】
このように、本発明の収納ボックスの一例であるセンターコンソールボックス10は、収納部110とホルダ150とカップホルダ160とを備えるものであるので、コンパクトでありながら、収納容量が非常に大きく好ましい。さらに、ホルダ150は、それ単独で開閉自在であり、またカップホルダ160も収納部110の内部に収納されるようにしたので、それらを使用しないときには、蓋体200やホルダ150を閉じることにより、センターコンソールボックス10はスッキリとした外観を呈することができる。このように、本実施例のセンターコンソールボックス10は、機能性と意匠性との両立を図れ、乗員に高級感を演出できる。
【0019】
(2)蓋体
▲1▼蓋体200は、スライド部220とスライドレバー250とポップアップ規制具240とを備える。蓋体200の前方部は、略コの字型をしており、蓋体200と閉じたときにホルダ150がその内側で自在に回動するようになっている。そのコの字部分の左右両側にはスライド部220が設けられている。このスライド部220は、本体100のガイド部120の長溝に係合する突起を備えるものであり、その突起を介して蓋体200の前方部が本体100の上面上をスライド(並進運動)するものである。
【0020】
▲2▼蓋体200の開閉を補助するために、蓋体200上面上の枢支点255を中心に回転するスライドレバー250が設けられている。このスライドレバー250を乗員が把持して前後に操作することにより、蓋体200は開閉される。スライドレバー250は、終始、突出した形態のものでも良いが、本実施例では、センターコンソールボックス10の意匠性と機能性とを一層向上させるために、スライドレバー250にポップアップ機構を付加した。ポップアップ機構は、次のよう形成される。スライドレバー250は、ねじりコイルバネ(図示せず)により常に図3に示すような突出状態(前方方向)に付勢されている。但し、スライドレバー250が突出状態(直立状態)になると、スライドレバー250の枢支部端面が、蓋体200上面に設けたスライドレバー250収納部上端面に当接して、それ以上の回動が規制される。
【0021】
蓋体200を閉じた状態では、スライドレバー250の端部に設けた係止突起(図示せず)がポップアップ規制具240に係止する。このため、スライドレバー250は付勢力に抗して蓋体200の上面に収納された状態となる。従って、蓋体200を閉じる蓋体200の上面からの突出がなくなり、意匠性が向上する。また、センターコンソールボックス10をアームレストとして使用する際には、出張り等がなく肘を置きやすく好都合である。
【0022】
一方、蓋体200を開動する際には、スライドレバー250の前端部やその周辺の窪み部に指をかけて、蓋体200を後ろに押下げれば良い。従って、このときスライドレバー250が突出状態にある必要はない。その後、蓋体200を後端まで開くと、本体100のポップアップ突起141にポップアップ規制具240の当接部241が当接する。そして、スライドレバー250の係止突起と係合しているポップアップ規制具240の部分が拡張して、両者の係合が解除される。そして、スライドレバー250はねじりコイルばねにより跳ね上げられ、自動的に突出状態となる。その突出したスライドレバー250に指をかけて前方に引出せば、蓋体200を閉めることが容易にできる。つまり、わざわざ、スライドレバー250を起立させる必要がなく、ワンアクションで蓋体200の閉動操作が可能となり、非常に便利である。なおこのとき前述したように、蓋体200の閉動中にスライドレバー250が前方方向に90度以上倒れ込むことはなく、安定した閉動操作が可能である。
【0023】
▲3▼蓋体200の上面は、アームレストにも利用できるものであるので、その上面には繊維製、合成皮革製等の表皮とウレタン等のクッション材とからなるパッド層210を設けた。
また、蓋体200は、本体100若しくは収納部110の内側に納る形態としても良いが、本実施例のように本体100の上部を覆う形態としても良い。本体100の上部を蓋体200が覆う形態とすることにより、収納部110の容積を確保で、設計の自由度が増して好ましい。
【0024】
(3) アーム部材
▲1▼アーム部材300は、一端が本体100の後下端部に枢支され、他端が蓋体200の後端部に枢支されるリンク部材である。このアーム部材300を介して、蓋体200と本体100とを連結することにより、いわゆるスライダー・クランク機構が構成される。スライダーに相当するのが蓋体200のスライド部220であり、クランクに相当するのがこのアーム部材300である。そして、蓋体200はそれらを接続するもう一つのリンク部材とみなせる。
ここで、蓋体200は、本体100のガイド部120と平行か若しくはそれより略下方で運動することが好ましい。このため、蓋体200を閉めたときに、アーム部材300と蓋体200との枢支点(枢支穴325)が最高点に来るように、アーム部材300の長さ、形状及び枢支点の位置等を決定すると良い。
【0025】
アーム部材の形状は、棒状でも薄板状でも良いが、本実施例では収納部110の容積を確保すべく、アーム部材300を薄板形状としてコンパクト性を図った。また、機構学的には、両枢支点間の距離で蓋体200の運動が決るので、アーム部材はストレート形状であっても良い。但し、本実施例では、アーム部材300を収納部110の当接面170を跨ぐように略くの字状とした。これにより、収納部110の後端壁等にアーム部材300の通路等を確保する必要がない。
【0026】
▲2▼アーム部材300の両端部に枢支穴315、325を搾設した。本体100後下端部に設けた突起に枢支穴315をはめ込み、アーム部材300を回動可能とした。また、枢支穴325を蓋体200の後部に設けた突起にはめ込み、蓋体200に対してアーム部材300を回動可能とした。もちろん、ピン留にしたり、軸を設けたものでも良いが、本体100や蓋体200と一体成形された突起を利用することで、低コストで組付け性も良くなる。さらに、突起の突出方向を本体100と蓋体200とで逆向きとすると、抜け止を必要としない。アーム部材300は、本体100の外側に設けても良いが、内側に設けると、美観が増し好ましい。また、本体100の外壁と収納部110と間に設けると、引っ掛かり部分がなく、より良い。なお、本実施例では、このようなアーム部材300等を本体100の左右両側に設けた。
【0027】
▲3▼略くの字状のアーム部材300に、当接部370と支持部380とを設けた。当接部370が本体100の当接面170に当接すると、蓋体200の開動が規制される。このため、蓋体200が不必要に開動したりしない。また、ガイド部120後端部とスライド部220との間で、無理な荷重が作用することを防ぐことができる。
【0028】
なお、蓋体200が開動する範囲は、蓋体200の後端部が、例えば、車室内のトンネル部上面に強く当接しない程度とすると良い。より具体的には、トンネル部上面等と蓋体200の後端部との間にクリアランスδ=20〜30mm程度あると良い。クリアランスδが小さすぎると、公差の関係上、蓋体200が全開状態にならないこともあり得る。クリアランスδが大きすぎると、蓋体200に下向きの荷重が作用した場合に、本体100、蓋体200及びアーム部材300でその荷重を支持する必要があり、それらに余分な強度を持たせなければならなくなり、好ましくない。クリアランスδが適切であると、荷重が作用しても、蓋体200の後端部とトンネル部上面との間でその荷重を支持できるので好ましい。
【0029】
また、アーム部材300は、蓋体200の開動が規制されたときに、蓋体200を支持する支持部380を備える。この支持部380は、蓋体200の裏側の支持面280に当接して、蓋体200を全体的に支持する。また、蓋体200に荷重が作用した場合に、その荷重を蓋体200全体に分散することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明の収納ボックスによれば、開動時に蓋体へ荷重が作用するような場合でも、本体や蓋体等に余分な補強等を必要とせず、収納ボックスの軽量化を図れる。
また、比較的簡易な構造で、部品点数を削減でき、低コストの収納ボックスが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の収納ボックスの実施例であるセンターコンソールボックスの蓋体が閉じた状態を示す外観図である。
【図2】本発明の収納ボックスの実施例であるセンターコンソールボックスの蓋体が開いた状態を示す外観図である。
【図3】本発明の収納ボックスの実施例であるセンターコンソールボックスの蓋体が開いた状態における縦方向の断面図である。
【図4】本発明の収納ボックスの実施例であるセンターコンソールボックスの蓋体が閉じた状態において、ホルダのみが開い状態を示す外観図である。
【図5】従来のセンターコンソールボックスを示す図である。
【符号の説明】
100 本体
120 ガイド部
150 ホルダ
200 蓋体
220 スライド部
300 アーム部材
370 当接部
380 支持部

Claims (4)

  1. 収納部と該収納部の上部前後方向に延びるガイド部とを備える本体と、
    該ガイド部に係合して案内されるスライド部を前方部に備える蓋体と、
    一端が該本体に固定された枢支部分で枢支され他端が該蓋体の該スライド部の後方にある枢支部分で枢支されると共に略くの字状をしたアーム部材と、
    からなることを特徴とする収納ボックス。
  2. 前記アーム部材が前記本体に枢支される枢支部分は該本体の後下端部にあり、
    該アーム部材の前記蓋体に枢支される枢支部分は該蓋体の後端部にある請求項1に記載の収納ボックス。
  3. 前記本体は、前記蓋体の開動方向と反対側にホルダを備える請求項1または2に記載の収納ボックス。
  4. 前記アーム部材は、前記本体に当接して前記蓋体の開動を規制する当接部と、該蓋体の開動が規制された状態で該蓋体を支持する支持部と、
    を備える請求項1〜3のいずれかに記載の収納ボックス。
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