JP4437950B2 - 車両用コンソールボックス - Google Patents

車両用コンソールボックス Download PDF

Info

Publication number
JP4437950B2
JP4437950B2 JP2004275899A JP2004275899A JP4437950B2 JP 4437950 B2 JP4437950 B2 JP 4437950B2 JP 2004275899 A JP2004275899 A JP 2004275899A JP 2004275899 A JP2004275899 A JP 2004275899A JP 4437950 B2 JP4437950 B2 JP 4437950B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
shaft
console box
end side
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004275899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006088849A (ja
Inventor
正幸 又吉
敏雄 夘埜
和実 佐橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP2004275899A priority Critical patent/JP4437950B2/ja
Publication of JP2006088849A publication Critical patent/JP2006088849A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4437950B2 publication Critical patent/JP4437950B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

本発明は、車両用コンソールボックスに関し、特にコンソールボックスの蓋がアームレストとして機能する車両用コンソールボックスに関する。
車両のフロア上に取り付けられ、物入れ用に供される車両用コンソールボックスは単なる容器体として構成されるものの他に、運転席と助手席との間に設置されるコンソールボックスについては、着座者のアームレストとしての機能を備えたものがある。このようなアームレストとして機能するにはアームレストとしての機能面が着座者の肘付近にある必要がある。
このようなアームレストとしての機能を備えた車両用コンソールボックスとしては、図12に概略を示すように、コンソールボックス本体101の開口部101aを開閉可能に閉蓋する蓋102を、ヒンジ103によって屈曲可能に連結した前方蓋104と後方蓋105により形成し、後方蓋105の後方端をコンソールボックス本体101の後方端にヒンジ106を介して取り付けると共に前方蓋104とコンソールボックス本体101との間にアーム107が掛け渡されている。蓋102によりコンソールボックス本体101の開口部101aを閉じた状態においては、仮想線で示すように前方蓋104と後方蓋105とにより開口部101aの全面を閉蓋する。一方、前方蓋104を上方に持ち上げることによって、蓋102の中央に形成されたヒンジ103を介して後方蓋105とアーム107の作用により前方蓋104が平行状態を維持したまま持ち上がり、コンソールボックス本体101の開口部101aが開放される。また、この開口部101aを開放した状態における前方蓋104がアームレストとしての機能面となるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、他のアームレストとしての機能を備えた車両用コンソールボックスとしては、図13に示すように、フロア上に設置される第1容器体112の上に、上部容器体113を積層すると共にその一端部をヒンジ114で互いに回転可能に連結してアームレストとして機能する高さの積層容器構造111を構成し、その上部容器体113に上部の開口部を開閉可能に閉蓋するベース構造115を積層し、ベース構造115と上部容器体113をヒンジ116によって回動可能に連結すると共にベース構造115上にこのベース構造115に対して前後動可能にアーム117による四節リンクで連結されたアームレスト部118を装着する。そして、上部容器体113上にアームレスト部118が積み重なった状態でアームレスト部118をアームレストとして使用することができる。この状態でアームレスト部118を上方に持ち上げて後方へ回動させると上部容器体113の開口部が開放し、上部容器体113を第1容器体112に対してヒンジ114を中心に後方へ回せば第1容器体112が開放する。また、アームレスト部118の位置を前方へ変えたい場合には、四節リンクの回転によりアームレスト部118を前方に迫り出すことができるコンソールボックスが知られている(例えば、特許文献2参照)。
実開平6−36951号公報 特開平9−150677号公報
上記特許文献1の車両用コンソールボックスによると、コンソールボックス本体101の蓋102の前方蓋104を上方に持ち上げることによって、後方蓋105とアーム107の作用により前方蓋104が平行状態を維持したまま持ち上がり開口部101aが開放されると共に、前方蓋104をアームレストとして使用することができる。
しかし、前方蓋104を持ち上げてコンソールボックス本体101の開口部101aを開放した状態において、コンソールボックス本体101の開口部101aの上方に前方蓋104が対向配置され、かつコンソールボックス本体101と前方蓋104との間にアーム107が掛け渡されることから前方蓋104及びアーム107によってコンソールボックス本体101の有効開口面積が妨げられ、コンソールボックス本体101への物の出し入れにあたり、前方蓋104やアーム107が干渉して邪魔になるおそれがある。また、このコンソールボックス本体101と前方蓋104との間に掛け渡されたアーム107は外観上も好ましいものではない。
一方、特許文献2の車両用コンソールボックスは、フロア上に設置される第1容器体112の上に上部容器体113を積層してアームレストとして機能する高さの積層容器構造111を構成し、上部容器体113の開口部を開閉可能に閉蓋するベース構造115に四節リンクで連結したアームレスト部118を装着することから、コンソールボックス自体がアームレストとしての機能を確保するに必要な十分な高さを有し、コンソールボックスが大型化に伴ってその設置には車室内に大きな占有空間を要し車室内の居住性に影響を及ぼすことが懸念される。また、大きなコンソールボックスを車室内に設置することからコンソールボックスの周囲に配設されシートの設置や形状が制限される等、周囲に配置される部品の機能に影響を及ぼす場合がある。
更に、制限された車室内に大きなコンソールボックスを配設することから、そのコンソールボックスの使い勝手に不都合が生じることがあり、かつ外観上も好ましくない。
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、見栄えの良い外観を持ち使い勝手及び車両への適合性に優れたアームレスト機能を備えた車両用コンソールボックスを提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載のコンソールボックスの発明は、車両のフロア上に設置されたコンソールボックス本体に設けられた上方が開放された有底の収納部を、閉蓋自在に上記コンソールボックス本体の後部に基端側が回動自在に軸支された蓋を備え、上記コンソールボックス本体は、上記上方が開放された収納部の後方において車幅方向に延在する支持軸を有し、上記蓋は、基端側が上記コンソールボックス本体に上記収納部を閉蓋する閉蓋位置と開放する蓋起立位置との間で回動自在に軸支された後方蓋及び該後方蓋の先端側に基端側が回動自在に軸支された前方蓋を有し、上記後方蓋は、基端側に上記支持軸に回動可能に嵌合する基端側軸及び先端側に車幅方向に延在する先端側軸を有し、上記前方蓋は、基端側に上記先端側軸に回動可能に嵌合する基端軸を有し、上記閉蓋位置から蓋起立位置に回動した後方蓋を蓋起立位置に保持し、該蓋起立位置から蓋起立解除位置への回動によって上記蓋起立位置の保持が解除されて上記閉蓋位置への回動を可能にする回動保持機構と、上記後方蓋が閉蓋位置において上記後方蓋と前方蓋が連続する通常蓋位置に保持すると共に、互いに嵌合する上記後方蓋の先端側軸と前方蓋の基端軸との相対回動を規制して、上記後方蓋が蓋起立位置において上記後方蓋と前方蓋が連続する通常蓋位置と後方蓋の上端から上記前方蓋が前方に回動して延在するアームレスト位置とに保持する操作機構と、を備えた車両用コンソールボックスにおいて、上記操作機構は、上記先端側軸に形成された第1係止孔及び第2係止孔と、上記前方蓋に回動自在に軸支され先端が上記第1係止孔及び第2係止孔に嵌挿可能な係止レバーと、該係止レバーを、該先端が上記第1係止孔及び第2係止孔に嵌挿する方向に回転付勢する付勢手段と、上記係止レバーを上記先端が第1係止孔及び第2係止孔から抜け出す方向に回転せしめる操作レバーとを備え、上記係止レバーの先端が上記第1係止孔に嵌挿して互いに嵌合する後方蓋の先端側軸と前方蓋の基端軸との相対回動を規制して後方蓋及び前方蓋を上記通常蓋位置に保持し、上記係止レバーの先端が上記第2係止孔に嵌挿して互いに嵌合する後方蓋の先端側軸と前方蓋の基端軸との相対回動を規制して前方蓋を上記アームレスト位置に保持することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の車両用コンソールボックスにおいて、上記支持軸に形成された第1係合孔と、上記後方蓋が蓋起立位置において上記第1係合孔と対応する上記基端側軸に形成された第2係合孔と、上記前方蓋がアームレスト位置において上記第1係合孔及び第2係合孔に共に嵌挿するロッドと有するロック機構を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項の車両用コンソールボックスにおいて、上記ロッドの基端が上記基端軸に該基端軸の回転中心から偏心して揺動自在に軸支され、前方蓋が蓋起立位置からアームレスト位置への回動に伴って先端が第2係合孔内から第1係合孔に嵌挿することを特徴とする。
請求項1の発明によると、コンソールボックス本体の収容部を閉蓋した閉蓋状態においては、操作機構によって後方蓋と前方蓋が連続する通常蓋状態に蓋が保持され、回動保持機構によって閉蓋状態に維持されてコンパクトで車両への適合性にすぐれ見栄えの良い外観を確保している。また、一方、蓋起立状態においては、後方蓋及び前方蓋が連続する通常蓋状態に操作機構によって保持され、蓋全体が回動保持機構によって蓋起立状態に保持されることから、開放された収納部の上方領域が蓋等に影響されることなく十分な有効開口面積が確保でき、収納部への物の出し入れにあたり蓋と干渉することなく良好な使い勝手が得られる。また、コンソールボックス本体と前方蓋との間にアーム等がなく見栄えの良い外観が確保できる。更に、アームレスト状態では、回転保持機構によって後方蓋が蓋起立位置に保持され、後方蓋と前方蓋の相対回動が操作機構によって強固に拘束されて前方蓋の支持剛性が確保でき、前方蓋をアームレストとして使用することができると共に、コンソールボックス本体とアームレストとしての機能面となる前方蓋との間にアーム等がなく見栄えの良い外観が確保できる。上記のような特徴を確保しつつ、先端側軸に形成された第1係止孔及び第2係止孔、前方蓋に回動自在に軸支され先端が第1係止孔及び第2係止孔に嵌挿可能な係止レバー、この係止レバーを回転付勢する付勢手段及び、係止レバーを先端が第1係止孔及び第2係止孔から抜け出す方向に回転せしめる操作レバーによる簡単な構成で操作機構を形成することができる。
より具体的には、後方蓋の基端側に形成した基端側軸とコンソールボックス本体に形成した支持軸との嵌合によって後方蓋の基端側がコンソールボックス本体に回動自在に軸支され、後方蓋の先端側に形成した先端側軸と前方蓋の基端側に係止した基端軸の嵌合によって後方蓋と前方蓋が互いに軸支される。回動保持機構により基端側軸の回動を規制して後方蓋を閉蓋位置と蓋起立位置に保持し、かつ操作機構によって先端側軸と基端軸との回動を規制することによって通常蓋位置及びアームレスト位置に保持することができる。
また、回動保持機構によって、閉蓋位置から蓋起立位置に回動した後方蓋を蓋起立位置に保持し、蓋起立位置から蓋起立解除位置への回動によって蓋起立位置の保持が解除されて閉蓋位置への回動を許容することから、後方蓋を蓋起立位置から蓋起立解除位置に回動する簡単な操作で蓋起立位置の保持が容易に解除され、蓋を蓋起立位置から閉蓋位置に容易に回動することができる。
請求項の発明によると、コンソールボックスに設けられた支持軸に形成された第1係合孔と、後方蓋の基端側軸に形成された第2係合孔と、前方蓋がアームレスト位置において第1係合孔及び第2係合孔に共に嵌挿するロッドとによる簡単な構成でロック機構を形成することができる。
請求項の発明によると、前方蓋が蓋起立位置からアームレスト位置への回動に伴って先端が第2係合孔内から第1係合孔に嵌挿して後方蓋を蓋起立位置に拘束することができる。

以下、本発明に係る車両用コンソールボックスの実施の形態を図を参照して説明する。なお、各図において矢印Fは車体前方方向を示している。
図1は、車室内説明図であって、車室内前部に車幅方向全幅に亘ってインストルメントパネル1が配設され、インストルメントパネル1の車幅方向中央部に前端が連続して車体前後方向に延在するコンソールボックス10が図示しない運転席と助手席との間のフロアL上に設置されている。
コンソールボックス10の前部にシフトレバー2やパーキングレバー3等が設けられ、運転席と助手席との間に位置するその後部には、収容物を収容するコンソールボックス本体11及びこのコンソールボックス本体11の上部を開閉可能に閉蓋する蓋21を有している。
このコンソールボックス本体11及び蓋21の構成を図2乃至図11を参照して説明する。
図2は閉蓋状態を示す図1のI−I線断面図、図3は蓋起立状態を示す図、図4は蓋起立解除状態を示す図、図5はアームレスト状態を示す図、図6は図2のA部拡大図、図7は図6のII−II線断面図、図8は図6のIII−III線断面図、図9は図3のB部拡大図、図10は図4のC部拡大図、図11は図5のD部拡大図である。なお、コンソールボックス本体11及び蓋21は左右対称であり、図2乃至図11には右側のみが示され、左側は省略されている。
コンソールボックス本体11は、図2及び図6に示すように、その上面12から下方に折曲された前面14及び前面14の下端から後方に折曲する底面15を有する蓋格納部13が凹設されている。この蓋格納部13の底面15に開口部17を有する有底の収納部16が凹設されている。収納部16の後方に上方が開放され、かつ車体前後方向延在して対向する左右一対の側壁19を有する蓋支持部18が凹設されている。
蓋支持部18の対向する左右の側壁19に、図6及び図7に示すように各側壁19と一体形成されて同軸上で車幅方向に延在して突出形成された円筒状の支持軸20が突設され、各支持軸20に第1係合孔20aが形成されている。
蓋21は、回動可能に連結された後方蓋22と前方蓋32を有している。後方蓋22は図2及び図6に示す閉蓋状態において矩形板状の上面部23及び上面部23の左右側縁に沿って下方に折曲形成された側面部24を有して前後方向に連続する下方が開放された断面略コ字状であって、その上面部23の基端縁に沿って延在して左右の側部24に掛け渡された円筒状の基端側軸25及び上面23の先端縁に沿って延在して左右の側面部24に掛け渡されて車幅方向に延在する円筒状の先端側軸27が一体形成されている。
この基端側軸25の両端が図6及び図7に示すように蓋支持部18の各側壁19に突設された各支持軸20にそれぞれ回動自在に嵌合して後方蓋22の基端側が図2に示す閉蓋位置と図5に示す蓋起立解除位置との間で起伏する方向に回動自在に軸支されている。
また、基端側軸25には、後方蓋22が図3及び図9に示す蓋起立位置において蓋支持部18の支持軸20に形成された第1係合孔20aと対応して連通する第2係合孔25aが形成されている。一方、先端側軸27には第1係止孔27a及び第2係止孔27bが形成され、かつ図8に示すように端部に貫通孔27cが切り欠き形成されている。
更に、後方蓋22の基端側軸25に、後述する回動保持機構41を形成するアーム46が蓋支持部18の各側壁19に沿って突設している。
前方蓋32は、ほぼ矩形板状の上面部33を有し、図2及び図6に示す閉蓋状態で上面部33の前縁に沿って下方に折曲形成された前面部34及び上面部33の左右側縁に沿って下方に折曲形成された側面部35を有して前後方向に連続する下方が開放された断面略コ字状であって、対向する左右の側面部35の基端に図6及び図8に示すように各側面部35と一体形成されて同軸上で突出する円柱状の基端軸36が突設されている。
この左右の各基端軸36が後方蓋22の先端側軸27の両端からそれぞれ嵌挿することによって前方蓋32の基端側が後方蓋22の先端側に回動自在に連結される。
コンソールボックス本体11の蓋支持部18に、支持軸20によって支持された後方蓋22を図2に示す閉蓋位置と、図3に示す蓋起立位置に保持すると共に蓋起立状態の保持を解除する回動保持機構41が設けられている。
回動保持機構41は、支持軸20の下方において側壁19と対向してほぼ前後方向に延在し前部が側壁19に突設された軸42によって軸支された上下方向に回動自在なカムプレート43と、軸42を中心にカムプレート43を上方に回転付勢する付勢手段となるスプリング45と、後方蓋22の基端側軸25に突設されたアーム46とを備え、アーム46の先端にカムプレート43に形成されたカム溝44に摺動自在に嵌合するスライダ47が設けられたカム機構による簡単な構成で形成される。
カムプレート43に形成されるカム溝44は、カムプレート43の後端近傍に略V字状に屈曲する閉蓋位置係止部44aと、この閉蓋位置係止部44aの上端から前方に緩やかに湾曲して延伸する往路部44bと、閉蓋位置係止部44aの下端から往路部44bの下方に沿って前方に緩やかに湾曲して延伸する復路部44cと、往路部44bの前端と復路部44cの前端を滑らかに連続と共に中間部に閉蓋位置係止部44a側に突出して屈曲して蓋起立位置係止部44eが形成された略M字状の連接部44dとによって連続する無端状に形成されている。
そして、図2に示す閉蓋状態において、図6に示すように後方蓋22の基端側軸25に突設されたアーム46の先端に設けられたスライダ47がカム溝44の閉蓋位置係止部43aに嵌合して移動が規制される。この閉蓋状態ではスプリング45によって回転付勢されたカムプレート43のカム溝44の閉蓋位置係止部43aに規制されたスライダ47を介してアーム46の先端が上方に付勢され、支持軸20に基端側軸25が軸支された後方蓋22は基端部側軸25の回動が規制されてアーム46を介して下方に回動付勢、即ちコンソールボックス本体11に押接する方向に回転付勢される。
図2に示す閉蓋位置から図3に示す蓋起立位置に後方蓋22を回動すると、その回動に伴ってアーム46が支持軸20を中心に回動し、図6に示す回動するアーム46の先端のスライダ47がカム溝45の往路部44bに沿ってスプリング45の付勢に抗してカムプレート43を押し下げ回転付与させながら連接部44d側に移動し、図3に示す起立位置において図9に示すようにスライダ47がカム溝44の蓋起立位置係止部44eに嵌合して移動が規制される。このスライダ47が蓋起立位置係止部44eに規制されることによってアーム46の回動が節度的に規制され、支持軸20に基端側軸25の回動が規制されて後方蓋22は蓋起立位置に保持される。
更に、図3に示す起立位置から更に後方蓋22を後方、即ち図4に示す蓋起立解除位置まで回動すると、この回動に伴ってアーム46が図9に示すように支持軸20を中心に回動し、回動するアーム46の先端のスライダ47がカム溝44の蓋起立位置係止部44eから抜け出し、スプリング45の付勢によりカムプレート43が図10に破線で示す位置から実線で示す蓋起立解除位置に回動する。後方蓋22を再び図2に示す閉蓋位置に回動すると、その回動に伴って回動するアーム46の先端のスライダ47がカム溝45の復路部44cに沿って閉蓋位置係止部44aに移動する。
従って、回動保持機構41によって後方蓋22を図2に示す閉蓋位置から図3に示す蓋起立位置に回動することによって節度をもって蓋起立位置に保持され、かつ図3に示す蓋起立位置から図4に示す蓋起立解除位置に回動することによって蓋起立位置の保持が解除され、図2に示す閉蓋位置に復帰させることができる。
前方蓋32には、図2、図3及び図4に示すように、前方蓋32を後方蓋22の上面23と前方蓋32の上面33がほぼ滑らかの連続する通常蓋状態に保持し、かつ図5に示すアームレスト状態において蓋起立位置における後方蓋22の上端から前方に回動して着座者のアームレストとして機能する高さで前方に水平で延在するアームレスト位置に保持する操作機構51が設けられている。
操作機構51は、前方蓋32内に架設された支軸52に回動自在に軸支された係止レバー53及び前面部34に回動自在に保持された操作レバー57を有している。係止レバー53は、支軸52に軸支された軸支部からそれぞれ離反する方向に延在する押圧付与部53aと係止部53bが一体形成され、係止部53bの先端がL字状に折曲形成されている。この係止部53bの先端は、図2、図3及び図4に示す通常蓋状態において図6、図9、図10に示すように後方蓋22の先端側軸27に形成された第1係止孔27aに嵌挿可能であって、かつ図5に示すアームレスト状態において図11に示すように第2係止孔27bに嵌挿可能であり、係止レバー53はスプリング56等の付勢手段によって係止部53bの先端が第1係止孔27a或いは第2係止孔27bに嵌挿する方向に回転付勢されている。
操作レバー57は、前面部34に開口するガイド孔34aに貫通して軸方向に移動可能に支持され、操作部57aが前面部34から前方に突出し先端57bが係止レバー53の押圧付与部53aに当接している。この操作レバー57を押し込むことによってスプリング56の付勢に抗して係止レバー53が回動して、その係止部53aの先端が第1係止孔27a或いは第2係止孔27bから抜け出すように構成されている。
この第1係止孔27aに係止レバー53の係止部53aが第1係止孔27aに嵌挿して係合した状態では、後方蓋22の先端側軸27の第1係止孔27aと前方蓋32に設けられた支軸52との間に掛け渡された係止レバー53によって先端側軸27と基端軸36の相対回動が拘束されて後方蓋22と前方蓋32の回動が拘束されて通常蓋状態に保持される。一方、係止レバー53の係止部53aが第2係止孔27bに嵌合した状態では、後方蓋22の先端側軸27の第2係止孔27bと前方蓋32に設けられた支軸52との間に掛け渡された係止レバー53によって先端側軸27と基端軸36の相対回動が拘束されてアームレスト状態に保持される。
また、図4に示す蓋起立状態から図5に示すアームレスト状態に前方蓋32を回動することによって、後方蓋32を蓋起立位置に保持するロック機構61が設けられている。
ロック機構61は、前方蓋32の基端軸36の頂端面36aに基端軸36の回転中心から偏心位置に軸63によって基端62aが軸支され、後方蓋22の先端側軸27に形成された貫通孔27cを貫通して先端62bが後方蓋22の基端側軸25に形成された第2係合孔25aに摺動自在に嵌合するロッド62を有している。なお、ロッド62は図面を明確にするために破線で示してある。
ロック機構61のロッド62は、図2、図3及び図4に示すように、前方蓋32を後方蓋22の上面23と前方蓋32の上面33がほぼ滑らかの連続する通常蓋状態においては図3、図9及び図10に示すように先端62bが第2係合孔25内に収容されている。
図3及び図9に示すようにコンソールボックス本体11の支持軸20に形成された第1係合孔20aと後方蓋22の基端側軸25に形成された第2係合孔25aが連通した蓋起立状態から、図5に示すアームレスト状態に前方蓋32を前方に回動すると、この前方蓋32の回動に伴って後方蓋22の先端側軸27内を基端軸36が回動し、この回動する基端軸36に偏心して基端62aが軸支されたロッド62は押動されて先端62bが支持軸20の第1係合孔20a内に嵌挿し、第1係合孔20a及び第2係合孔25aを共に嵌挿するロッド62によって支持軸20と基端側軸25と相対回転が拘束されてロック状態となる。
一方、図5のアームレスト状態から、図3に示す蓋起立状態に前方蓋32を回動することによって回転する基端軸36に偏心して基端62aが軸支されたロッド62は、その先端62bが支持軸20の第1係合孔20a内から退避して支持軸20と基端側軸25と相対回転が可能なアンロック状態となる。
次に、このように構成されたコンソールボックス10の作用を説明する。
コンソールボックス10のコンソールボックス本体11の収容部16を蓋21で閉蓋した図1及び図2に示す閉蓋状態においては、図6に示すように操作機構51の係止レバー53の係止部53bがスプリング56の付勢によって後方蓋22の先端側軸27に形成された第1係止孔27aに嵌挿した状態に保持され、後方蓋22の先端側軸27の第1係止孔27aと前方蓋32に設けられた支軸52との間に掛け渡された係止レバー53によって先端側軸27と基端軸36の相対回動が拘束されて後方蓋22の上面部23と前方蓋32の上面部33がほぼ滑らかに連続する通常蓋状態に後方蓋22と前方蓋32が保持されている。
この操作機構51によって後方蓋22と前方蓋32が通常状態に保持された蓋21は、回動保持機構41によって、後方蓋22の基端側軸25に突設されたアーム46の先端に設けられたスライダ45がカム溝44の閉蓋位置係止部43aに嵌合して移動が規制され、スプリング45によって回転付勢されたカムプレート43のカム溝44の閉蓋位置係止部43aに嵌合するスライダ47を介してアーム46の先端が上方に付勢され、支持軸20に基端側軸25が軸支された蓋21はアーム46を介して下方に回動付勢されてコンソールボックス本体11の蓋格納部13の底面15に押接付勢されて収納部16を閉蓋した状態に維持される。
この閉蓋状態では蓋21が蓋格納部13に収納されてコンソールボックス本体11の上面12と後方蓋22の上面23及び前方蓋32の上面33がほぼ連続して見栄えの良い外観を確保している。また、前方蓋32の前面34と蓋格納部13の前面13との間に蓋21を開閉するために指等を挿入するに十分な間隙Sが確保されている。
この図1及び図2に示す閉蓋状態で、隙間Sに指を挿入して前方蓋32の前端を持ち上げて蓋21を後方に回動させて図3に示す蓋起立状態にすることによって、その回動に伴ってコンソールボックス本体11の側壁19に設けられた支持軸20に軸支された後方蓋22の基端側軸25が回動し、基端側軸25に設けられたアーム46が支持軸20を中心に回動する。そして、アーム46の先端のスライダ47がカム溝45の往路部44bに沿ってスプリング45の付勢に抗してカムプレート43を押し下げ回転付与されながら連接部44d側に移動し、図9に示すようにスライダ47がカム溝44の蓋起立位置係止部44eに嵌合する。このスライダ47が起立位置係止部44eに嵌合することによって移動が規制され、アーム46の回動が規制される。アーム46の回動が規制されて基端側軸25の回動が規制され、図3に示すように収納部16の開口部17が開口した蓋起立位置に蓋21が保持される。
この蓋起立状態では、後方蓋22及び前方蓋32が連続する通常蓋状態で蓋21全体がコンソールボックス本体11の基端軸20に軸支された基端側軸25を中心に回動して回動保持機構41によって蓋起立位置に保持されることから、収納部16の開口部17上方領域が十分に開放され、かつ特許文献1のようなコンソールボックス本体と蓋との間に掛け渡されるアーム等がなく、十分な開口部17の有効開口面積が確保でき、収納部16へ物の出し入れにあたり蓋21が干渉することなく良好な使い勝手が得られる。また、特許文献1のようなコンソールボックス本体と蓋との間に掛け渡されるアーム等がなく見栄えの良い概観が確保できる。
この図3に示す蓋起立状態で、蓋21を後方に回動させて図4に示す蓋起解除状態にすることによって、蓋21の回動に伴ってアーム46が支持軸20を中心に回動し、回動するアーム46の先端のスライダ47がカム溝44の蓋起立位置係止部44eから抜け出し、スプリング45の付勢によりカムプレート43が図10に破線で示す位置から実線で示す蓋起立解除位置に回動する。次に蓋21を前方に回動すると、その回動に伴って回動するアーム46の先端のスライダ47がカム溝45の復路部44cに沿って閉蓋位置係止部44aに移動して図2に示す閉蓋状態となる。図3に示す蓋起立状態から図4に示す蓋起立解除状態まで蓋21を後方に回動した後、前方に回動する簡単な操作で図2に示す閉蓋状態に復帰させることができる。
図2に示す閉蓋状態から前方蓋32の前端を持ち上げて蓋21を後方に回動させて図3に示す蓋起立状態にし、図9に示すように回転保持機構41のアーム46の先端に設けられたスライダ47がカム溝44の起立位置係止部44eに嵌合して蓋21が蓋起立位置に保持される。この蓋起立状態で、前方蓋32の前面部34に形成されたガイド孔34aから突出する操作レバー57の操作部57aを押し込む。この操作レバー57を押し込みにより係止レバー53の押圧付与部53aをスプリング56の付勢に抗して押動して係止レバー53が回動して、その係止部53aの先端が第1係止孔27aから抜け出して、先端側軸27と基端軸36の相対回動の拘束が解除されて後方蓋22と前方蓋32の回動が可能になる。
操作レバー57の操作部57aを押し込み先端側軸27と基端部36の拘束が解除された状態で、図3に示す蓋起立状態から図5に示すアームレスト状態に前方蓋32を前方に回動させる。この前方蓋32の回動に伴って後方蓋22の先端側軸27内を基端軸36が回動し、図11に示すように回動する基端軸36に偏心して基端62aが軸支されたロッド62は押動されて先端62bが支持軸20の第1係合孔20a内に嵌挿し、支持軸20と基端側軸25と相対回転が拘束されてロック状態となる。また、この前方蓋32を前方に回動させたアームレスト状態で操作レバー57の押し込みを解除すると、スプリング56の付勢によって係止レバー53が回動して係止部53aの先端が先端側軸27に形成された第2係止孔27bに嵌挿して、後方蓋22の先端側軸27の第2係止孔27bと前方蓋32に設けられた支軸52との間に掛け渡された係止レバー53によって先端側軸27と基端軸36の相対回動が拘束されてアームレスト状態に保持される。
このアームレスト状態においては、図11に示すように回転保持機構41のアーム46の先端に設けられたスライダ47がカム溝44の蓋起立位置係止部44eに嵌合して後方蓋22が蓋起立位置に保持されると共に、ロック機構61のロッド62が基端側軸25の第2係合孔25aを貫通して先端62bが支持軸20の第1係合孔20a内に嵌挿して支持軸20と基端側軸25と相対回転が強固に拘束されてロック状態となり、後方蓋22が回転保持機構41によって節度的に蓋起立位置に保持され、かつロック機構61によって後方蓋22の回動が拘束されて蓋起立位置に保持される。この蓋起立位置に強固に拘束された後方蓋22の先端側軸27の第2係止孔27bと前方蓋32に設けられた支軸52との間に掛け渡された係止レバー53によって先端側軸27と基端軸36の相対回動が拘束されて前方蓋32がアームレスト状態に保持される。
よって、コンソールボックス本体11と後方蓋21の相対回動がロック機構61によって強固に拘束され、かつ後方蓋21と前方蓋32の相対回動が操作機構51によって強固に拘束されて前方蓋32の支持剛性が確保でき、アームレストとしての機能面となる前方蓋32の上面部33に上方から作用する荷重が確実に受け止めることができ、前方蓋32を十分な剛性を備えたアームレストとして使用することができる。
この図5に示すにアームレスト状態において、前方蓋32の前面部34から突出する操作レバー57の操作部57aを押し込み、係止レバー53をスプリング56の付勢に抗して回動させ、その係止部53aの先端を第2係止孔27bから抜け出させ、先端側軸27と基端軸36の相対回動の拘束を解除して後方蓋22と前方蓋32の回動を可能にする。その操作レバー57の操作部57aを押し込み先端側軸27と基端部36の拘束が解除された状態で、図9に示すアームレスト状態から図4に示す蓋起立状態に前方蓋32を引き上げ後方に回動させる。
この前方蓋32の回動に伴って後方蓋22の先端側軸27内を基端軸36が回動し、図9に示すように回動する基端軸36に偏心して基端62aが軸支されたロッド62は引き上げられて先端62bが支持軸20の第1係合孔20a内にから退避する。支持軸20と基端側軸25と相対回転が可能なアンロック状態となる。また、この前方蓋32を後方に回動させた蓋起立状態で操作レバー57の押し込みを解除すると、スプリング56の付勢によって係止レバー53が回動して係止部53aの先端が先端側軸27に形成された第1係止孔27aに嵌挿して、後方蓋22の先端側軸27の第1係止孔27aと前方蓋32に設けられた支軸52との間に掛け渡された係止レバー53によって先端側軸27と基端軸36の相対回動が拘束され、かつ図11に示すように回転保持機構41のアーム46の先端に設けられたスライダ47がカム溝44の蓋起立位置係止部44eに嵌合して後方蓋22が蓋起立位置に保持される。
更に、図3に示す起立位置から図4に示す蓋起立解除位置まで回動することによって蓋起立位置の保持が解除され、図2に示す閉蓋位置に復帰させることができる。
従って、このように構成された車両用コンソールボックス10によると、コンソールボックス10のコンソールボックス本体11の収容部16を蓋21で閉蓋した閉蓋状態においては、操作機構51によって後方蓋22の上面部23と前方蓋32の上面部33がほぼ滑らかに連続する通常蓋状態に蓋21が保持され、回動保持機構41によって蓋21は下方に回動付勢されてコンソールボックス本体11の蓋格納部13の底面15に押接付勢されて収納部16を閉蓋した状態に維持され、かつ蓋21が蓋格納部13に収納されてコンソールボックス本体11の上面12と後方蓋22の上面23及び前方蓋32の上面33がほぼ連続すると共に、コンパクトで車両への適合性にすぐれ見栄えの良い外観を確保している。
一方、前方蓋32の前端を持ち上げて蓋21を後方に回動させて図3に示す蓋起立状態においては、後方蓋22及び前方蓋32が連続する通常蓋状態に操作機構51によって保持され、蓋21全体が回動保持機構41によって蓋起立状態に保持されることから、収納部16の開口部17上方領域が蓋21等に影響されることなく十分に開放されて有効開口面積が確保でき、収納部16へ物の出し入れにあたり蓋21が干渉することなく良好な使い勝手が得られる。
また、図4に示すアームレスト状態では、コンソールボックス本体11と後方蓋21の相対回動がロック機構61によって強固に拘束され、かつ後方蓋21と前方蓋32の相対回動が操作機構51によって強固に拘束されて前方蓋32の支持剛性が確保でき、アームレストとしての機能面となる前方蓋32の上面部33に上方から作用する確実に受け止めることができ、前方蓋32を十分な剛性を備えたアームレストとして使用することができると共に、コンソールボックス本体11とアームレストとしての機能面となる前方蓋22との間にアーム等がなく、車両への適合性にすぐれ見栄えの良い外観が確保できる。
なお、本発明の車両用コンソールボックスは、上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施の形態では、閉蓋状態では後方蓋22及び前方蓋32の各上面部23と33がほぼ連続する通常蓋状態に操作機構41によって固定されるが、必要に応じて前方蓋32のみを回動して開閉するように構成することもできる。
また、上記実施の形態では回転保持機構41をカムプレート43及び基端側軸25に突設したアーム46の先端にカム溝44に摺動自在に嵌合するスライダ47を有するカム機構により形成したが、ラチェット機構やリンク機構等の他の機構によって構成することも、同様に操作機構51及びロック機構61も上記機構に限定されることなく他の機構によって構成することもできる。
更に、前方蓋32の内側に収納部等を照明するランプ等の照明手段を配設することも、また後方蓋22の上面部23にトレイを形成したり、カップホルダや灰皿等を配設することもできる。
本発明に係る車両用コンソールボックスを備えた車室内説明図である。 実施の形態における車両用コンソールボックスの閉蓋状態を示す図1のI−I線断面図である。 同じく、車両用コンソールボックスの蓋起立状態を示す断面図である。 同じく、車両用コンソールボックスの蓋起立解除状態を示す断面図である。 同じく、車両用コンソールボックスのアームレスト状態を示す断面図である。 図2のA部拡大図である。 図6のII−II線断面図である。 図6のIII−III線断面図である。 図3のB部拡大図である。 図4のC部拡大図である。 図5のD部拡大図である。 従来の車両用コンソールボックスの概要説明図である。 従来の車両用コンソールボックスの概要説明図である。
符号の説明
10 コンソールボックス
11 コンソールボックス本体
13 蓋格納部
16 収納部
17 開口部
18 蓋支持部
20 支持軸
20a 第1係合孔
21 蓋
22 後方蓋
25 基端側軸
25a 第2係合孔
27 先端側軸
27a 第1係止孔
27b 第2係止孔
32 前方蓋
33 上面部
36 基端軸
41 回動保持機構
43 カムプレート
44 カム溝
45 スプリング(付勢手段)
46 アーム
47 スライダ
51 操作機構
52 支軸
53 係止レバー
56 スプリング(付勢手段)
57 操作レバー
61 ロック機構
62 ロッド
62a 基端
62b 先端

Claims (3)

  1. 車両のフロア上に設置されたコンソールボックス本体に設けられた上方が開放された有底の収納部を、閉蓋自在に上記コンソールボックス本体の後部に基端側が回動自在に軸支された蓋を備え
    上記コンソールボックス本体は、上記上方が開放された収納部の後方において車幅方向に延在する支持軸を有し、
    上記蓋は、基端側が上記コンソールボックス本体に上記収納部を閉蓋する閉蓋位置と開放する蓋起立位置との間で回動自在に軸支された後方蓋及び該後方蓋の先端側に基端側が回動自在に軸支された前方蓋を有し、
    上記後方蓋は、基端側に上記支持軸に回動可能に嵌合する基端側軸及び先端側に車幅方向に延在する先端側軸を有し、
    上記前方蓋は、基端側に上記先端側軸に回動可能に嵌合する基端軸を有し、
    上記閉蓋位置から蓋起立位置に回動した後方蓋を蓋起立位置に保持し、該蓋起立位置から蓋起立解除位置への回動によって上記蓋起立位置の保持が解除されて上記閉蓋位置への回動を可能にする回動保持機構と、
    上記後方蓋が閉蓋位置において上記後方蓋と前方蓋が連続する通常蓋位置に保持すると共に、互いに嵌合する上記後方蓋の先端側軸と前方蓋の基端軸との相対回動を規制して、上記後方蓋が蓋起立位置において上記後方蓋と前方蓋が連続する通常蓋位置と後方蓋の上端から上記前方蓋が前方に回動して延在するアームレスト位置とに保持する操作機構と、を備えた車両用コンソールボックスにおいて、
    上記操作機構は、
    上記先端側軸に形成された第1係止孔及び第2係止孔と、
    上記前方蓋に回動自在に軸支され先端が上記第1係止孔及び第2係止孔に嵌挿可能な係止レバーと、
    該係止レバーを、該先端が上記第1係止孔及び第2係止孔に嵌挿する方向に回転付勢する付勢手段と、
    上記係止レバーを上記先端が第1係止孔及び第2係止孔から抜け出す方向に回転せしめる操作レバーとを備え、
    上記係止レバーの先端が上記第1係止孔に嵌挿して互いに嵌合する後方蓋の先端側軸と前方蓋の基端軸との相対回動を規制して後方蓋及び前方蓋を上記通常蓋位置に保持し、上記係止レバーの先端が上記第2係止孔に嵌挿して互いに嵌合する後方蓋の先端側軸と前方蓋の基端軸との相対回動を規制して前方蓋を上記アームレスト位置に保持することを特徴とする車両用コンソールボックス。
  2. 上記支持軸に形成された第1係合孔と、
    上記後方蓋が蓋起立位置において上記第1係合孔と対応する上記基端側軸に形成された第2係合孔と、
    上記前方蓋がアームレスト位置において上記第1係合孔及び第2係合孔に共に嵌挿するロッドと有するロック機構を備えたことを特徴とする請求項に記載の車両用コンソールボックス。
  3. 上記ロッドの基端が上記基端軸に該基端軸の回転中心から偏心して揺動自在に軸支され、前方蓋が蓋起立位置からアームレスト位置への回動に伴って先端が第2係合孔内から第1係合孔に嵌挿することを特徴とする請求項に記載の車両用コンソールボックス。
JP2004275899A 2004-09-22 2004-09-22 車両用コンソールボックス Expired - Fee Related JP4437950B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004275899A JP4437950B2 (ja) 2004-09-22 2004-09-22 車両用コンソールボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004275899A JP4437950B2 (ja) 2004-09-22 2004-09-22 車両用コンソールボックス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006088849A JP2006088849A (ja) 2006-04-06
JP4437950B2 true JP4437950B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=36230230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004275899A Expired - Fee Related JP4437950B2 (ja) 2004-09-22 2004-09-22 車両用コンソールボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4437950B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101552576B1 (ko) 2014-04-29 2015-09-15 주식회사 리한 차량용 에어클리너

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5604159B2 (ja) * 2010-04-08 2014-10-08 アトムメディカル株式会社 分娩台における怒責グリップ装置
JP6658323B2 (ja) * 2016-06-15 2020-03-04 トヨタ紡織株式会社 チャイルドシート固定構造
US11225177B2 (en) 2019-08-22 2022-01-18 Ford Global Technologies, Llc Vehicle console assembly
KR102287978B1 (ko) * 2020-05-08 2021-08-09 현대트랜시스 주식회사 차량 시트의 암레스트
KR102287977B1 (ko) * 2020-05-08 2021-08-10 현대트랜시스 주식회사 차량 시트의 암레스트

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101552576B1 (ko) 2014-04-29 2015-09-15 주식회사 리한 차량용 에어클리너

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006088849A (ja) 2006-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4131202B2 (ja) コンソールボックス
JP3764095B2 (ja) 車両のセンターコンソール
JP3731421B2 (ja) 収納ボックス
JP3876226B2 (ja) 容器保持組立体
JP4294623B2 (ja) 車両用収納装置
JP2009067104A (ja) コンソールボックス
JP4020755B2 (ja) 自動車の小物入れ兼用カップホルダ装置
JP3611751B2 (ja) スライド式コンソールボックス
JP2008149816A (ja) コンソールボックスの蓋体の開閉構造
JP4437950B2 (ja) 車両用コンソールボックス
JP4551348B2 (ja) アームレスト
JP4609292B2 (ja) 車両用収納ボックス
US7422260B2 (en) Center console having a stowable map pocket cover
JP5029451B2 (ja) 車両用コンソールボックス
JP5224138B2 (ja) 収納ボックス
JP2009184498A (ja) 車内用物入れ
JP2000135950A (ja) 車両用物入れ装置
JP6148876B2 (ja) 自動車用センターコンソール
JP3719412B2 (ja) アームレスト装置
JP3650833B2 (ja) 乗物用の容器保持装置
JP4947550B2 (ja) コンソールリッドの開閉構造
JP2008155766A (ja) 車両用コンソールボックス構造
JP4021749B2 (ja) カップホルダ装置
JP4332381B2 (ja) 車両における収容装置
JP5117111B2 (ja) 家庭用薄葉紙収納容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070619

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090811

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4437950

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees