JP3719412B2 - アームレスト装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のアームレスト装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
一般にアームレスト装置としては、座席の背もたれの側部に設けるものが知られている。また、このように座席と一体に設けるタイプの他に、コンソールボックスを利用するものがあり、例えば、実用新案登録第2512540号公報には、コンソールボックス本体の下部に回転可能に取り付けられたリンクと、このリンクの他端に取り付けられたアームレストとを備え、前記リンクを後方に回転させることにより、コンソールボックス本体の後部にアームレストが配置され、上記リンクを前方に回転させることによりアームレストがコンソールボックス本体の上部に載置されるアームレスト付きコンソールボックスが提案され、また、同公報には、アームレストと、アームレストを支持するアームレスト支持部材と、アームレスト支持部材を収納するための収納孔を形成したコンソールボックス本体と、アームレスト支持部材と収納孔の底部の間に設けられアームレスト支持部材を上方に付勢するスプリングと、アームレスト支持部材を少なくとも下方後退位置と上方突出位置でコンソールボックス本体に係止させるストッパ機構とを備えたアームレスト付きコンソールボックスにおいて、収納孔は上方に向かうにしたがって前方に進むように斜めに延びており、アームレスト支持部材は上記収納孔の傾斜に沿って上記下方後退位置と上方突出位置との間で移動可能であるアームレスト付きコンソールボックスが提案されている。
【0003】
しかし、上記実用新案登録第2512540号公報のアームレスト付きコンソールボックスは、いずれもコンソールボックス本体上部からアームレストの突出寸法が変えられるようにアームレストを移動可能に設けたものであるが、コンソールボックスにおける収納性の向上などは考慮されていない。また、上述した座席と一体に設けるアームレスト及びコンソールボックスの場合、上記実用新案登録第2512540号公報の図1にあるように、サイドブレーキに近接してアームレストを設ける場合、サイドブレーキの上方にアームレストを配置することができず、アームレストとしての使用感に劣る面がある。
【0004】
そこで、本発明は、サイドブレーキレバーの上方に設けるアームレスト装置において、従来に比べて使用感に優れ、小物などの収納性をも向上することができるアームレスト装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、運転席の側方にサイドブレーキレバーが設けられ、このサイドブレーキレバーが後側の枢着部を中心に前側が起伏可能に設けられた車両に設けられ、前記サイドブレーキレバーの上方に有底な収納部を有するアームレストを設けると共に、このアームレストは後側の枢着部を中心に前側が起伏可能に設けられたアームレスト装置において、運転席の側方の床にコンソールボックスを設けると共に、このコンソールボックスは前記サイドブレーキレバーの後側を覆うサイドブレーキカバー部を有し、このサイドブレーキカバー部のほぼ水平方向の上面部に前記アームレストの下面が載置されると共に、前記アームレスト前側は前記上面部の前端から前方に突出し、前記上面部は、前記サイドブレーキレバーが部分的に外部に突出する上面開口部を有し、前記サイドブレーキカバー部の上部に前記アームレストを回動可能に設け、前記アームレストの枢着部が前記サイドブレーキレバーの枢着部の真上又は後方に位置し、前記アームレスト前側の下部は、前側から後側に向って低くなる傾斜面に形成されると共に、この傾斜面が前記サイドブレーキレバーのブレーキ作動位置に近接した上方に設けられているものである。
【0006】
この請求項1の構成によれば、駐車した後は、アームレストは使用しないから、アームレストを立てるように後に回し、サイドブレーキレバーから離れた位置に収納しておくことができ、また、アームレストの使用時にサイドブレーキレバーの前側を起すように操作しても、アームレストは枢着部を中心に回って逃げることができるため、サイドブレーキレバーの操作の邪魔にはならない。また、そのアームレストは有底な収納部を有するから、小物などをコンパクトに収納しておくことができる。しかも、アームレストの前側下面である傾斜面がサイドブレーキレバーのブレーキ作動位置に近接して設けられているから、効果的にアームレストを長く設定できると共に、収納部を大きく取ることができる。
【0007】
また、サイドブレーキレバーの調整時や設定時より引き代が大きくなった場合などにおいて、サイドブレーキレバーの前側を上方の上面開口部まで引き上げても、アームレストを後に回せて立てておけば邪魔にならない。
【0008】
さらに、コンソールボックスを利用してアームレストを設けることができると共に、コンソールボックスの収納性を向上できる。また、使用者の体格に合せて座席を調整すれば、サイドブレーキレバーとアームレストの両者が使用者の使い易い位置に設定することができる。
【0009】
また、請求項2の発明は、前記収納部の上部に蓋体が開閉可能に設けられているものである。
【0010】
この請求項2の構成によれば、蓋体を閉めてアームレストとして使用し、このアームレスト使用時に、アームレストから肘を外して、上に位置する蓋体を開くことにより、収納部内の小物などの出し入れを簡便に行うことが行うことができる。
【0011】
【発明の実施形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。図1〜図11は本発明の第1実施形態を示し、この例はコンソールボックスの上部にアームレストを取り付けており、同図に示すように、車両室内用のコンソールボックス1は運転席の側方で助手席との間の床面2に固定され、後側にサイドブレーキカバー部3を有する。
【0012】
前記サイドブレーキカバー部3には、サイドブレーキレバー4の後部が収納配置される。サイドブレーキレバー4は、その後側を枢着部5により床面2側に回動可能に固定し、その前側が所定範囲で起伏可能となっており、枢着部5側に図示しないラチェット板が設けられ、このラチェット板に係止してサイドブレーキレバー4の下方回動を規正する一方向係合式のラチェット爪(図示せず)が、サイドブレーキレバー4の枢着部5側に設けられ、そのラチェット爪とラチェット板との係合を、摘み6操作により解除できるように構成されたものである。そして、サイドブレーキレバー4を上方に回動すると、図示しないワイヤーによりブレーキが作動し、一方、下方に回動することにより、ブレーキの作動を解除し、前記ワイヤーなどの調整によりサイドブレーキレバー4が所定引き代を有するようになっている。そして、サイドブレーキレバー4は、図1に示すように前に倒れた位置(鎖線で示すサイドブレーキレバー4)がブレーキ解除位置Kであり、使用者が通常の力で引き起こした位置(実線で示すサイドブレーキレバー4)がブレーキ作動位置Sであり、ほぼ45度の角度に調整されている。また、図2の鎖線のサイドブレーキレバー4の位置が、前記ワイヤーや中間部品などの伸びにより負荷が低減した場合にサイドブレーキレバー4を最大上方に回動できる上限位置Jであり、この位置でもブレーキは作動する。
【0013】
前記コンソールボックス1は合成樹脂などからなり、前記サイドブレーキカバー部3の前側に第1及び第2の前側収納部7,8を一体に有する。
【0014】
図3及ぶ図4などに示すように、前記サイドブレーキカバー部3は、サイドブレーキレバー4の後側を両側から挟むように配置される側面部11,11と、これら側面部11,11の後側を連結して塞ぐ後面部12と、側面部11,11の前側を連結すると共に前側に向って低くなる傾斜をなす前面部13と、それら側面部11,11と後面部12と前面部13の上部を塞ぐほぼ水平方向の上面部14とを有し、前面部13と上面部14とに連続する前面開口部15と上面開口部16とを有し、これら開口部15,16から前記サイドブレーキレバー4が部分的に外部に突出する。
【0015】
図5,図6及び図7などに示すように、アームレスト21は、上部が開口した有底箱型のボックス本体22と、このボックス本体22の上部開口に開閉自在に設けられた蓋体23とを備え、蓋体23が運転者の肘を受けるように構成されている。前記ボックス本体22は、図5に示すように、合成樹脂製の外ケース24と内ケース25とからなり、外ケース24の内面に圧接リブ26を複数縦設し、該外ケース24内に内ケース25に挿入すると、圧接リブ26が内ケース25の外面に圧接し、また、内ケース25の下面に突設した位置決め突起部27が外ケース24のボス部28に圧入されて位置決め固定され、さらに、固定手段としてのビス30などにより両者が固定される。そして、前記内ケース25の内部がアームレスト21の収納部29となる。また、アームレスト21の使用位置において、前記外ケース24の下面が前記上面部14に載置され、前記前面開口部15を塞ぐ。
【0016】
前記蓋体23は、図6及び図7などに示すように、合成樹脂製の外蓋31と内蓋32とからなり、その外蓋31の外面にクッション材層33を設け、クッション材層33の外面にはコーティングが施されている。また、外蓋31内に内蓋32を内嵌すると共に固定手段であるビス34により固定し、その外蓋31の内面には前後及び左右方向の補強リブ31Rが複数設けられている。また、前記内蓋32の内面には棒状部材を係止する段発係止片32Hが設けられ、この段発係止片32Hに棒状部材であるペンなどを係止することができる。さらに、前記蓋体23の後部は、枢軸35により前記ボックス本体22に回動可能に連結され、蓋体23の前部には、開閉操作ノブ36が揺動可能に設けられ、この開閉操作ノブ36の係止爪37が、前記内ケース25の係止孔38に係止することにより、蓋体23が閉成状態で固定され、開閉操作ノブ36の前方の突出された操作部39を持ち上げるように操作すると、前記係止爪37が係止孔38から外れて蓋体23を開くことができる。尚、前記係止爪37は、開閉操作ノブ36の自由端である下端側に設けられているから、前記係止孔38に段発的に係止する。
【0017】
前記アームレスト21は、図6などに示すように、その後側が回動連結機構40の枢着部41により前記サイドブレーキカバー部3の上面部14の後部に回動可能に連結されている。前記外ケース24の後部下面は前記枢着部41を中心とした底円弧面42に形成されると共に、前記サイドブレーキカバー部3の上面部14の後部は前記枢着部41を中心とした上円弧面43に形成されている。前記回動連結機構40は、図8に示すように、サイドブレーキカバー部3に固定されたコンソール側連結金具44と、図9に示すように、アームレスト21に固定されたレスト側連結金具45とを備え、これら金属製からなる連結金具44,45が前記枢着部41により連結され、この例の枢着部41はボルト軸により構成している。
【0018】
図6,図7及び図8に示すように、コンソール側連結金具44は、ベース部51の後部上面に一対の連結アーム部52,52を斜め後向きに突設し、これら連結アーム部52,52に、枢着部41を挿通する挿通孔53,53を設け、前記ベース部51を固定手段であるビス54により前記上面部14の下面に固定すると共に、前記一対の連結アーム部52,52を前記上円弧面43に形成した縦溝部43A,43Aから外部に突出する。また、図4及び図7に示すように、前記底円弧面42には、前記連結アーム部52,52を挿入する縦溝部42A,42Aが形成されている。
【0019】
図6,図7,図9及び図10に示すように、レスト側連結金具45は、ベース部61の後部にほぼ縦方向の立上り部62を一体に有し、立上り部62の上部には横方向のフランジ部63が後方に突出されている。そして、ベース部61が固定手段たるビス64等により前記内ケース25の下面に固定され、前記立上り部62の内ケース25の後面に沿うと共に、フランジ部63がビス64により内ケース25の上縁部25Fに固定される。さらに、前記ベース部61の後部下面には、一対の連結アーム部65,65が斜め後向きに突出され、これら一対の連結アーム部65,65間に筒体66Aを設け、この筒体66Aにより前記挿通部41を挿通する挿通孔66が貫通形成されている。そして、図5及び図7に示すように、前記底円弧面42の両側面には孔67,67が形成され、この孔67からボルト軸である前記枢着部41を挿通孔53,66,53に挿通し、先端をナット41Aで固定することにより、両連結金具44,45を回動可能に連結し、前記孔67はキャップ68を固定して塞ぐ。
【0020】
また、前記両連結金具44,45には、アームレスト21を収納位置であるほぼ90°後方に回動した位置で位置決めする収納位置決め手段が設けられている。この例では、収納位置決め手段として、図10及び図11に示すように、前記連結アーム部65,65の後側縁に係合突起71,71を設け、この係合突起71はアームレスト21が使用位置である水平位置から後方に90度回転するまでコンソール側連結金具44に係合せず、図11に示すように、90度回転した位置で連結アーム部52の係合縁52Fに当接して位置決めされる。
【0021】
尚、図5及び図6において、81は収納部29を前後に仕切る仕切り板であり、内ケース25の内面に形成した溝部82に上方から挿脱可能である。
【0022】
図1及び図3に示すように、前記アームレスト21の前側は前記上面部14の前端から前方に突出している。前記ボックス本体22の前側下部は、前側から後側に向って低くなる傾斜面24Kに形成され、アームレスト21の使用位置で前記傾斜面24Kがブレーキ作動位置Sのサイドブレーキレバー4に近接した上方に位置している。また、前記サイドブレーキレバー4の枢着部5とアームレスト21の枢着部41とは平行であり、枢着部41が枢着部5の上方で、枢着部5より枢着部41が後方に位置する。尚、図1では、枢着部5が枢着部41の後方に位置する例を図示したが、その枢着部5を枢着部41の真上にしてもよい。
【0023】
次に、前記アームレスト装置の使用方法につき説明する。アームレスト21を前側に倒し、サイドブレーキカバー部3の上面部14に載置した状態で、アームレスト21の蓋体23上に肘を置き、安定して使用することができる。そして、駐車時には、アームレスト21を後側に倒し、図2に示すように立てた状態とし、サイドブレーキレバー4を上方に持ちあがるようにして引き、ブレーキ作動位置まで引いてブレーキを作動させることができる。また、アームレスト21を使用位置としてサイドブレーキレバー4を操作しても、アームレスト21は後方に回動して逃げることができるから、レバー操作の邪魔にならない。そして、図1に示すように、ボックス本体22をサイドブレーキカバー部3の上面部14より前側に突出して設けることができるから、従来に比べて、ボックス本体22の長さを大きく取ることができるから、内部の収納部29を大きくすることができ、コンソールボックス1における小物などの収納性を向上することができる。
【0024】
このように本実施形態では、請求項1に対応して、運転席の側方にサイドブレーキレバー4が設けられ、このサイドブレーキレバー4が後側の枢着部5を中心に前側が起伏可能に設けられた車両に設けられ、サイドブレーキレバー4の上方に有底な収納部29を有するアームレスト21を設けると共に、このアームレスト21は後側の枢着部41を中心に前側が起伏可能に設けられたアームレスト装置において、運転席の側方の床にコンソールボックス1を設けると共に、このコンソールボックス1はサイドブレーキレバー4の後側を覆うサイドブレーキカバー部3を有し、このサイドブレーキカバー部3のほぼ水平方向の上面部 14 にアームレスト 21 の下面が載置されると共に、アームレスト 21 前側は上面部 14 の前端から前方に突出し、上面部 14 は、イドブレーキレバー4が部分的に外部に突出する上面開口部 16 を有し、サイドブレーキカバー部3の上部にアームレスト21を回動可能に設け、アームレスト21の枢着部41がサイドブレーキレバー4の枢着部5の真上又は後方に位置し、アームレスト21 前側の下部は、前側から後側に向って低くなる傾斜面24Kに形成されると共に、この傾斜面24Kがサイドブレーキレバー4のブレーキ作動位置Sに近接した上方に設けられているから、駐車した後は、アームレスト21は使用しないから、アームレスト21を立てるように後に回し、サイドブレーキレバー4から離れた位置に収納しておくことができ、また、アームレスト21の使用時にサイドブレーキレバー4の前側を起すように操作しても、アームレスト21は枢着部41を中心に回って後側に逃げることができるため、サイドブレーキレバー4の操作の邪魔にはならない。また、そのアームレスト21は有底な収納部29を有するから、小物などをコンパクトに収納しておくことができる。また、アームレスト21の前側下面である傾斜面24Kがサイドブレーキレバー4のブレーキ作動位置Sに近接して設けられているから、効果的にアームレストを長く設定できると共に、収納部を大きく取ることができる。
【0025】
また、サイドブレーキレバー4の調整時や設定時より引き代が大きくなった場合などにおいて、アームレスト21を後に回せて立てておけば邪魔にならず、サイドブレーキレバー4の操作を円滑に行うことができる。
【0026】
さらに、コンソールボックス1を利用してアームレスト21を設けることができると共に、コンソールボックス1の収納性を向上できる。また、使用者の体格に合せて座席を調整すれば、サイドブレーキレバー4とアームレスト21の両者が使用者の使い易い位置に設定することができる。
【0027】
また、このように本実施形態では、請求項2に対応して、収納部29の上部に蓋体23が開閉可能に設けられているから、蓋体23を上にしてアームレスト21として使用し、このアームレスト21使用時に、アームレスト21から肘を外して、上に位置する蓋体23を開くことにより、収納部29内の小物などの出し入れを簡便に行うことが行うことができる。
【0028】
さらに、実施例上の効果として、アームレスト21の前側がサイドブレーキレバー4の上限位置Jより前方に位置するから、コンソールボックス1に設ける従来タイプに比べて、アームレスト21の前側を長く設定できるため、アームレスト21としての使用感が向上すると共に、アームレスト21の収納部29を大きく取ることができる。
【0029】
また、実施例上の効果として、金属製からなる連結金具44,45を用い、これらを回動可能に連結したから、コンソールボックス1に対してアームレスト21の回動連結構造を強度的安定したものとし、動作を信頼性の高いものとすることができる。また、両連結金具44,45には、アームレスト21を収納位置であるほぼ90°後方に回動した位置で位置決めする収納位置決め手段が設けられ、この収納位置決め手段の係合突起71と係合縁52Fとを連結金具44,45に設けたから、収納位置におけるアームレスト21が安定したものとなる。
【0030】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。
【0031】
【発明の効果】
請求項1の発明は、運転席の側方にサイドブレーキレバーが設けられ、このサイドブレーキレバーが後側の枢着部を中心に前側が起伏可能に設けられた車両に設けられ、前記サイドブレーキレバーの上方に有底な収納部を有するアームレストを設けると共に、このアームレストは後側の枢着部を中心に前側が起伏可能に設けられたアームレスト装置において、運転席の側方の床にコンソールボックスを設けると共に、このコンソールボックスは前記サイドブレーキレバーの後側を覆うサイドブレーキカバー部を有し、このサイドブレーキカバー部のほぼ水平方向の上面部に前記アームレストの下面が載置されると共に、前記アームレスト前側は前記上面部の前端から前方に突出し、前記上面部は、前記サイドブレーキレバーが部分的に外部に突出する上面開口部を有し、前記サイドブレーキカバー部の上部に前記アームレストを回動可能に設け、前記アームレストの枢着部が前記サイドブレーキレバーの枢着部の真上又は後方に位置し、前記アームレスト前側の下部は、前側から後側に向って低くなる傾斜面に形成されると共に、この傾斜面が前記サイドブレーキレバーのブレーキ作動位置に近接した上方に設けられているものであり、サイドブレーキレバーの上方に設けるアームレスト装置において、従来に比べて使用感に優れ、小物などの収納性をも向上することができるアームレスト装置を提供することができる。
【0032】
また、請求項2の発明は、前記収納部の上部に蓋体が開閉可能に設けられているものであり、サイドブレーキレバーの上方に設けるアームレスト装置において、従来に比べて使用感に優れ、小物などの収納性をも向上することができるアームレスト装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すもので、アームレスト使用位置の断面図である。
【図2】同上、アームレスト収納位置の断面図である。
【図3】同上、アームレスト使用位置の斜視図である。
【図4】同上、アームレスト収納位置の斜視図である。
【図5】同上、内ケースと外ケースの斜視図である。
【図6】同上、アームレストの断面図である。
【図7】同上、アームレストの枢着部回りの断面図である。
【図8】同上、コンソール側連結金具の側面図である。
【図9】同上、レスト側連結金具の側面図である。
【図10】同上、図9のA−A線矢視図である。
【図11】同上、コンソール側連結金具とレスト側連結金具とを連結し、アームレスト収納位置の側面図である。
【符号の説明】
1 コンソールボックス
2 床面
3 サイドブレーキカバー部
4 サイドブレーキレバー
5 枢着部
K ブレーキ解除位置
S ブレーキ作動位置
J 設計上限位置
14 上面部
16 上面開口部
21 アームレスト
23 蓋体
24K 傾斜面(アームレストの前側下面)
41 枢着部
Claims (2)
- 運転席の側方にサイドブレーキレバーが設けられ、このサイドブレーキレバーが後側の枢着部を中心に前側が起伏可能に設けられた車両に設けられ、前記サイドブレーキレバーの上方に有底な収納部を有するアームレストを設けると共に、このアームレストは後側の枢着部を中心に前側が起伏可能に設けられたアームレスト装置において、運転席の側方の床にコンソールボックスを設けると共に、このコンソールボックスは前記サイドブレーキレバーの後側を覆うサイドブレーキカバー部を有し、このサイドブレーキカバー部のほぼ水平方向の上面部に前記アームレストの下面が載置されると共に、前記アームレスト前側は前記上面部の前端から前方に突出し、前記上面部は、前記サイドブレーキレバーが部分的に外部に突出する上面開口部を有し、前記サイドブレーキカバー部の上部に前記アームレストを回動可能に設け、前記アームレストの枢着部が前記サイドブレーキレバーの枢着部の真上又は後方に位置し、前記アームレスト前側の下部は、前側から後側に向って低くなる傾斜面に形成されると共に、この傾斜面が前記サイドブレーキレバーのブレーキ作動位置に近接した上方に設けられていることを特徴とするアームレスト装置。
- 前記収納部の上部に蓋体が開閉可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載のアームレスト装置。
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