JPH02109754A

JPH02109754A - 車両用小物入れボックス

Info

Publication number: JPH02109754A
Application number: JP26232788A
Authority: JP
Inventors: Yuji Sato; 裕治佐藤; Masaharu Okumoto; 奥本　正晴; Masayuki Koto; 政幸古藤
Original assignee: Mazda Motor Corp; Nifco Inc; Daikyo Inc
Current assignee: Mazda Motor Corp; Nifco Inc; Daikyo Inc
Priority date: 1988-10-18
Filing date: 1988-10-18
Publication date: 1990-04-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、車両用小物入れボックスに関し、特にカッ
プホルダー機能を兼用した小物入れボックスに関する。

（従来の技術）ロングドライブ時などにおいて、走行中に車室内で缶コ
ーヒー、缶ジュースその他容器入りの飲み物類を飲用す
ることは生理衛生上不可欠の事柄となっている。

しかしながら、通常の乗用車では部品の取り合いが繁雑
化するため、この種の容器の支持部分を考慮した車室内
設計はなされていない、したがって、飲みかけの容器の
置き場所に困る場合が在住にしてあり、ましてや片手で
飲みかけの容器を持ったまま運転するなどは危険極まり
ない行為である。それゆえに飲みかけ容器の置き場所は
ドライバーの工夫にまかされているのが現状である。

（発明が解決しようとする課題）一般に工夫されている容器の置き場所は、例えばセンタ
ーコンソールに設けたボックスなどに置いている例が多
いが、このボックスは必ずしも容器のサイズに適合した
置き場所ではなく、車両の移動中に容器が倒れて中身を
こぼしたり、或いは入りきれない場合も多いし、さらに
はドライバーの脇の後ろのほうに配置されているので、
手探りによる収り出し、収納動作となり、確実性に乏し
い。

そこで、例えば車両部８店などで市販されているカップ
ホルダーを屑入し、ドアなどに吊り下げておくこともあ
るが、これらは必ずしも見栄えがいいものとは限らず、
反ってこれらカップホルダーの不使用時には邪魔となり
、その収納に苦慮する場合が多い。

また、カップホルダー単体をインストルメントパネルに
組み込むようにしたものも最近では種々開発されている
が、これ単体を組み込むのでは高価に過ぎ、また、前述
のごとく部品の取り合い上に問題を生ずることになる。

ところで、車両用小物入れボックスは、例えばインスト
ルメントパネルに埋設されて小物類などの収納に用いら
れるもので、その基本構造はインストルメントパネル内
に固定されるボックス本体と、ボックス本体の前面下縁
に開閉可能にヒンジされてその開口面を覆うリッドから
なっている。

この発明は以上の小物入れボックスにカップホルダー機
能を付加することで、部品の取り合い上の問題がなく、
カップホルダー自体としても使い勝手の良い車両用小物
入れボックスを提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）前記目的を達成するため、この発明は、前面開口したボ
ックス本体と、該ボックス本体の開口部下縁に開閉可能
にヒンジされたリッドとを備えた車両用小物入れボック
スにおいて、前記ボックス本体の開口部上縁にカップを
支持する支持孔を形成したカップホールド用のテーブル
を引き出し収納可能に配置した。

（作　用）テーブルは一枚の板で構成されているので収納状態では
ボックス内の容積占有率が小さい。

リッドを引き出した後にテーブルを前部側に引き出し、
支持孔内部にカップを装着すれば、リッドがカップの底
面を支持するためのトレイとしての機能を持ち、カップ
は上部外周と底面の二点で保持される。

（実　施　例）以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。

第１図ないし第３図はこの発明に係る小物入れボックス
を示すものである。

図において、１は図示しないインストルメントパネルの
内部に埋設固定されるボックス本体、２はボックス本体
１の前面開口の下縁に開閉可能にヒンジされるリッド、
３はボックス本体１の前面開口の上縁に配置され、かつ
一対のカップホールド用の支持孔３ａを形成したテーブ
ルであり、これらの主要部品はいずれもプラスチック射
出成形体によって構成される。

ボックス本体１の前部側四周囲にはこれを前記パネルに
固定するための複数のブラケット部４が突出形成されて
いるとともに、両側部には同じく取付のためのボス部５
が突出形成されている。

また、ボックス本体１の内側の上部には第４図に示すよ
うにガイド渭１ａが形成され、前記テーブル３を摺動可
能にガイドし、テーブル３の収納位置ではボックス本体
１の天井面下部に平行に収納され、引き出し位置ではガ
イド消１ａの＄Ｉｔｌに応じて水平となる。

前記り・ｙド２は、ボックス本体１の前面下部両側に枢
支されたヒンジ軸６を基点として回動可能に枢支されて
いる。

そして、リッド２の全開状態ではリッド２の下縁がボッ
クス本体１の底面部に当接してその開き角度が水平に規
制され、テーブル３と平行状態になる。

なお、図においては、リッド２の全開状態およびテーブ
ル３の引き出し位置では下向きに傾斜しているかのよう
に見えるが、実際にはボックス本体１はパネルに対して
リッド２およびテーブル３の傾き分に相当した傾斜角度
姿勢に固定されるので、リッド２の全開位置およびテー
ブル３の引き出し位置は水平となる。

前記リッド２の内面上部には、ボックス本体１前面中央
の上部に設番フなラッチｍ！８７に係合する係止爪８が
突設され、開状態からリッド２を閉じると係止爪８がラ
ッチｌ１ｆＪ７に係合して、閉止状態にロックされる。

また、閉止状態からリッド２を軽く押すとラッチ機４１
１７のロック状態が解除され、解放される。

ラッチ８１＃１７は、第５図（ａ）、（ｂ）４：：示す
ように、ボックス本体ｌの上部に一体化されたハウジン
グ７ａと、ハウジング７ａ内に出没可能に突出して前記
係止爪８と係合する係止爪７ｂと、係止爪７ｂと一体の
ブロック７Ｃと、ブロック７Ｃに形成されたハートカム
７ｄと、ハートカム７ｄに係合してカム軌跡に応じてブ
ロック７Ｃを出没位置に係止するピン７ｅと、ピン７ｅ
に摺接して作動時にクリック音を発生させる板バネ７ｆ
およびハウジング７ａ内にあって、常時ブロック７Ｃを
突出方向に付勢するスプリング７ｇとからなっている。

そして、係止爪８が前進し、ブロック７Ｃを押圧するこ
とにより、ブロック７Ｃおよび係止爪゛７ｂはハウジン
グ７ａ内に後退し、係止爪７ｂは弾性偏倚して係止爪８
に係合し、ハートカム７ｄによる自己保持作用によって
係止状態にラッチされる。

また、このラッチ状態から係止爪８がやや前進すると、
ピン７ｅはハートカム７ｄから外れてラッチ解除されス
プリング７ｇの付勢力によってブロック７ｃおよび係止
爪７ｂ共に前進し、ハウジング７ａから突出した時点で
係止爪７ｂは係止爪８から離間し、ラッチが解除される
。

ラッチおよびその解放時点で、前記板バネ７ｆはピン７
ｅの変位によってクリック音を発し、作動状態が確認出
来る。

また、リッド２の解放初期段階では巻バネ９による付勢
力が加わり、その後自重により回動して完全解放するが
、この段階ではオイルダンパー１０による制動が加わり
、制御された解放速度で解放される。

ずなわち、前記ヒンジ軸５の一端側には扇形のギア１１
が一体に設けられ、このギア１１は、−端をボックス本
体１の一関部下部に固定された巻バネ９の他端側に当接
し、リッド２の閉止状態で常時解放側に付勢されている
。また、前記ギア１１の回転位置には同じくボックス本
体１の一関部に固定されたオイルダンパー１０に設けた
ビニオン１０ａが対向位置している。

したがって、ラッチ解除により、リッド２は、まず巻バ
ネ９の付勢力により強制的に回動し、自重により解放−
１に回動する段階でビニオン１０ａとギア１１との係合
によってオイルダンパー１０と連動して回動速度を制御
され、ゆったりとした速度で解放する事になり、これに
よって、視覚的に高級な動作状態を得ることになる。

前記テーブル３にはリッド２と同じく、ラッチａｌ楕１
２が設けられているとともに、解放側に付勢する付勢機
構１４および制動ｍ椙１５が設けられている。

ラッチ機構１２は、前記リッド２側に設けた機構とほぼ
同様の作用を生ずるものであるが、異なる点は、テーブ
ル３の後端に図示しないハートカムを刻み、これにボッ
クス本体１の上部後端に設けたピン１６を係合し、板バ
ネ１７で押さえるようにしており、ラッチ解除方向の付
勢力はテーブル３自体の突出側への付勢力を利用してい
る点である。

前記付勢８１楕１４は、ボックス本体１の上部左右に前
後方向に沿って固定された一対のガイドロッド１８に沿
ってスライドするスライダー１９と、スライダー１９の
後端部にあってガイドロッド１８の外周に介在されて常
時スライダー１９を前進側に付勢する圧縮コイルスプリ
ング２０からなっている。

そして、第４図に断面して示すごとく、スライダー１９
の脚部１９ａをボックス本体１の上面に形成された消１
ｂを通じて前記テーブル３の後端に連結することでテー
ブル３はスライダー１９とともに前進側に付勢される。

また、制動ｎ楕１５はボックス本体１の上部に前後方向
に沿って形成されたラック２１に、スライダー１９に固
定されたオイルダンパー２２のビニオン２２ａを噛合さ
せる構造となっており、スプリング２０によるＩｉＩ進
運進運片イルダンパー２２の粘性抵抗を与え、適度な速
度に減速した状態でテーブル３を突出させる。

以上の構成において、第１図に示すリッド２の閉止状態
で、リッド２をブツシュすると、クリック音を発しなが
らラッチ機構７のラッチが解除され、巻バネ９による解
放側への付勢力によって、リッド２は急速に開き、次い
でギア１１がオイルダンパー１０のビニオン１０ａに噛
合することで解放速度がゆっくりとなり、その状態で自
重によって第２図に示すように水平状態まで解放される
。

解放状態で、テーブル３がボックス本体１の開口上部に
覗かせる。

この状態で、テーブル３をブツシュすることでクリック
音を発しながらラッチ１１ｉ椙１２のラッチが解除され
、テーブル３はスプリング２０の付勢力によってスライ
ダー１９とともに前進し、最前進位置で第３図に示すご
とく水平に位置変更した状態で停止する。また、この前
進状態でも制動機構１５による速度制御が行われ、高級
感のある前進動作を行う。

そして、この状態では支持孔３ａの中心はリッド２の内
面に位置し、リッド２はトレイとしての機能を兼用する
。したがって、カップＣを支持孔３ａ内に設置すれば、
カップＣの外周は支持孔３ａにホールドされ、底面はリ
ッド２に設置され、これらの二点支持により安定的に支
持されることになる。

また不使用時にはスプリング２０の付勢力に抗してテー
ブル３を押圧し、ボックス本体１の内部に押し込めば、
その完了時点でクリック音を発しつつ再び収納状態にラ
ッチされる。

次いで、リッド２を回動してボックス本体１の前面開口
を完全に覆えば、同じくクリック音を発しつつ閉止状態
にラッチされることになるのである。

なお、以上の実施例ではリッドの解放時およびテーブル
の引き出し時にワンブツシュによって自動的に制動状態
の解放および引き出し動作がなされるように構成するよ
うにしたが、普及形の機種として構成する場合には、こ
の種のＩｌ横を具備することは必ずしも必要でないこと
は勿論である。

（発明の効果）以上実施例によって詳細に説明したように、この発明に
よる車両用小物入れボックスにあっては、以下の効果が
ある。

ボックス内に引き出し収納されるテーブルは一枚の板で
構成されているので、収納状態ではボックス内の容積占
有率が小さく、小物入れとして十分な容積を得ることが
でき、部品の取り合い上の問題を最少限とすることがで
きる。

リッドを引き出した後にテーブルを前部側に引き出し、
支持孔内部にカップを装着すれば、リッドがカップの底
面を支持するためのトレイとしての機能を持ち、カップ
は上部外周と底面の二点で保持されることになるため、
走行中の振動や、慣性などによっても安定的な支持が出
来、また運転席の前部に位置することになるので、使い
勝手が良好である。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はこの発明にかかる車両用小物入れ
ボックスの帝国であり、第１図はリッド閉止時の斜視図
、第２図はリッド解放時の斜視図、第３図はテーブル引
き出し時の斜視図、第４図は第１図ノＩＶ　−ＩＶ線断
面図、第５１Ｊ（ａ＞、（ｂ）はラッチ機構を示す拡大
断面図である。１・・・ボックス本体１ａ・・・ガイド湧２・・・リッド３・・・テーブル３ａ・・・カップホールド用支持孔６・・・ヒンジ軸特許出願人　　株式会社　ニ　フ　コ代理人　　　　弁理士　山　本　秀　樹（他２名）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）前面開口したボックス本体と、該ボックス本体の
開口部下縁に開閉可能にヒンジされたリッドとを備えた
車両用小物入れボックスにおいて、前記ボックス本体の
開口部上縁にカップを支持する支持孔を形成したカップ
ホールド用のテーブルを引き出し収納可能に配置したこ
とを特徴とする車両用小物入れボックス。