JP2512830Y2 - 引出し付きボックス - Google Patents

引出し付きボックス

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JP2512830Y2
JP2512830Y2 JP1213890U JP1213890U JP2512830Y2 JP 2512830 Y2 JP2512830 Y2 JP 2512830Y2 JP 1213890 U JP1213890 U JP 1213890U JP 1213890 U JP1213890 U JP 1213890U JP 2512830 Y2 JP2512830 Y2 JP 2512830Y2
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JP
Japan
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storage case
drawer
box
lid
restricting
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JP1213890U
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真司 斉藤
敏和 二股
真伸 冨田
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Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は引出しの付いたボックスに関する。本考案は
例えば自動車のコンソールボックスなどに利用できる。
[従来の技術] 近年、自動車室内の居住性を高める開発が活発であ
る。その一環として、カップホルダやテーブルをインス
トルメントパネルなどの引出し自在に収納することが行
なわれている。
[考案が解決しようとする課題] 本考案者らは後席の居住性を向上させるために、コン
ソールボックスの後部にカップホルダなどを引出し自在
に収納することを案出した。しかしながらカップホルダ
として利用するには、一定以上の床からの高さが必要で
ある。そのためコンソールボックスに設ける場合、ボッ
クス本体の底には設けられない。またボックス本体のボ
ックス部分に設けることは物理的に不可能である。そこ
でコンソールボックスの蓋に設けることが考えられる。
また、近年2段のボックスをもつコンソールボックスも
搭載されているが、この場合は上段のボックスの底部に
設けることもできる。
ところでコンソールボックスの蓋は、一端がボックス
本体に枢支され、他端を揺動自在とすることで開閉が可
能となっている。したがってこのように揺動する蓋から
カップホルダを引出して使用している場合には、ボック
スを開けるとカップホルダも傾いてカップ内の飲物がこ
ぼれてしまう。特に前席側から開くタイプのコンソール
ボックスでは、前席の乗員からはカップホルダを使用し
ているかどうかがわかりにくく、後席の乗員がカップホ
ルダを使用中に前席の乗員がコンソールボックスを開い
てしまう場合が考えられる。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、揺動する部材に引出しを設けた場合に、引出しを引
出して使用している時には自動的に揺動が規制されるよ
うにすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の引出し付きボックスは、ボックス本体と、ボ
ックス本体に揺動自在に保持されボックス本体の上部開
口を開閉する蓋を兼ねる収納ケースと、収納ケース内に
収納され収納ケースから略水平方向に出入自在な引出し
と、収納ケースに保持されボックス本体と係止されて収
納ケースの揺動を規制する閉位置および収納ケースの揺
動を妨げない開位置に手動で切替えられる係止部材と、
収納ケースに保持され係止部材を閉位置で保持する規制
位置および係止部材の保持を解除する解除位置に切替え
可能な規制部材と、規制部材の規制位置および解除位置
を切替える切替え手段とを備え、 引出しが収納ケースから引出された時に規制部材が規
制位置となり、引出しが収納ケースに収納された時に規
制部材が解除位置となるように構成されたことを特徴と
する。
収納ケースは、例えば蓋部材を中空にすることで設け
ることができる。また、2段ボックスの場合は上側のボ
ックスの底部に設けることが望ましい。引出しを使用中
にも上側のボックスの蓋を開閉することができるし、も
し最上の蓋に収納ケースを設けた場合は、引出しの使用
時に蓋と上側のボックスの両方の揺動を規制する必要が
あり、係止機構が複雑となるからである。
引出しとしては収納ケースから出入自在なものであ
り、カップホルダ、テーブル、小物入れなどとすること
ができる。
なお、引出しが収納ケースに収納されているときに、
引出しを収納位置で保持するロック装置を設けることが
好ましい。これにより振動などで引出しが飛び出すのが
防止される。このロック装置は、例えばプッシュ・オー
プン・ロック装置などが利用できる。
係止部材とは手動で操作するノブ、レバーなどをい
う。
規制部材は係止部材をボックス本体と係合した状態で
保持する規制位置と、その保持を解除する解除位置に切
替え可能なものであり、実施例に示すように揺動により
位置を切替えるもの、あるいは摺動によるものなど種々
の構成とすることができる。
切替え手段は上記規制部材の位置を切替えるものであ
り、例えば引出しの出入の力、バネによる付勢力などを
利用することができる。
[考案の作用および効果] 本考案の引出し付きボックスでは、収納ケースがボッ
クス本体の上部開口を閉じた状態で引出しが引出され
る。引出しが引出されると、切替え手段が駆動されて規
制部材が規制位置となり、係止部材は閉位置で保持され
て開位置となるのが阻止される。したがって係止部材が
ボックス本体に係止された状態を保持し、収納ケースが
ボックス本体の開口を開くのが阻止されるので、引出し
は水平状態を維持して使用することができる。
引出しを使用しない場合は引出しを収納ケース内に収
納する。すると切替え手段が駆動されて規制部材は係止
部材の保持を解除する解除位置となる。したがって係止
部材の開位置と閉位置を自由に選択することができ、手
動により収納ケースを揺動させて開閉することができ
る。
すなわち本考案の引出し付きボックスによれば、引出
しが収納位置にある場合にのみ収納ケースの揺動が可能
で開閉が可能となっている。そして引出しを使用してい
るときに収納ケースを開こうとしても、収納ケースの揺
動は自動的に規制される。したがって引出しが傾くのが
阻止され、引出し上の物が落下したりこぼれたりするよ
うな不具合がない。
[実施例] 以下、第1図から第7図を参照しながら、実施例によ
り具体的に説明する。本実施例は、第7図に示す自動車
のコンソールボックスに本考案を適用したものである。
すなわちこのコンソールボックスは、ボックス本体1
と、ボックス本体1に揺動自在に保持された蓋2とより
なり、蓋2は後端が揺動中心となり前端が揺動してボッ
クス本体1を開閉するように構成されている。そして蓋
2内に後述のカップホルダ3が収納され、カップホルダ
3は蓋2の後端部から後席側に引出される。
ボックス本体1は上方開口の箱状をなし、前端部にロ
ック穴10が形成されている。
蓋部材2は、ブロー成形により形成されたインサート
20aとインサート20aに一体的に被覆されたウレタンフォ
ーム20bとウレタンフォーム20bの表面に一体的に被覆さ
れたPVC表皮20cとからなるドアアウタ20と、ドアアウタ
20の下方に固定された箱状のドアインナ21とから構成さ
れる。
ドアインナ21は後端部に開口21aをもち、上板210と下
板211とを具備する。下板211の前方(奥方)には、十字
状の貫通孔21bをもつ係止板21cが壁状に設けられてい
る。また係止板21cよりさらに前方(奥方)には、プッ
シュ・ロック・オープン機構を構成するキャッチ21dが
固定されている。そして前端部には第2図および第6図
に拡大して示すように、後述のストライカ4のピン部44
が挿通される長穴21eと係止突部21fが形成されている。
また上板110には、前後方向に延びる長穴状のガイド溝2
1gが形成されている。
カップホルダ3は、開口21aから出入自在にドアイン
ナ21内に収納されている。このカップホルダ3は断面コ
の字状の枠状のホルダ部30を主体とし、ホルダ部30は後
席に向かう先端に取手31をもち、取手31から後方に2つ
のホルダ穴32をもつ。そしてホルダ穴32の下方には、略
コの字状の受け部材33がそれぞれ揺動自在に枢支され、
サポート34がホルダ部30と受け部材33にそれぞれ枢支さ
れて両者を連結している。またホルダ部30の他端側に
は、第4図にも示すように蓋2の前方に向かって突出す
る爪35、保持部36および押圧部37が形成され、さらに係
止爪38が上方へ向かって突出している。
爪35はキャッチ21dと係合してプッシュ・ロック・オ
ープン機構を構成する。保持部36は断面十字形状をな
し、軸部分にスプリング6が保持されている。そして保
持部36は貫通孔21bに挿通され、係止板21cとホルダ部30
の端面とでスプリング6を押圧して付勢力を得る。押圧
部37は後述のストッパ5を押圧する。また係止爪38はガ
イド溝21g内を移動し、ガイド溝21gの端部と係合してカ
ップホルダ3の移動量を規制している。
ドアインナ21の下板211の前端には、ストライカ4が
揺動可能に固定されている。このストライカ4は、第6
図に示すように下板211に固定される基部40と、基部40
にヒンジ部41を介して揺動可能なノブ部42と、ノブ部42
から下方へ延びる断面鈎状のロック部43と、ノブ部42か
ら上方へ突出するピン部44とから構成される。そしてロ
ック部43の先端がロック穴10と係合することで、ドアイ
ンナ21がボックス本体1に保持され蓋2が閉位置を維持
する。
ストッパ5は平面視で略菱形形状をなし、ドアインナ
21の上板210と下板211の間に水平方向に揺動自在に保持
されている。このストッパ5は第6図に示すように、上
板210から突出するボス部21hにトーションスプリング50
を介して挿通されている。そしてトーションスプリング
50により、一側面が係止突部21fに近接する方向(第4
図矢印方向)へ常時付勢されている。そしてカップホル
ダ3がドアインナ21内に収納された状態では、押圧部37
がストッパ5の他の側面を押圧し、トーションスプリン
グ50の付勢力に抗してストッパ5を揺動させるように構
成されている。なお、第6図に示すように、上板210、
ストッパ5、下板211およびストライカ4は、2つのビ
ス7で一体的に結合されている。
上記のように構成されたコンソールボックスにおい
て、カップホルダ3を使用する場合には第3図および第
4図に示す収納状態から、取手31を前方へ押圧する。す
るとキャッチ21dと爪35の係合が解除され、スプリング
6の付勢力によりカップホルダ3がドアインナ21の開口
21aより飛出す。そして取手31を持って引出し、係止爪3
8がガイド溝21gの端部で係止された位置で引出しが停止
される。その状態で受け部材33が自重で下降し、サポー
ト34で支持されて、第1図に示すようにホルダ穴32に入
れられるカップ100などの底を受けることができる。
この状態では、第2図に拡大して示すように、ストッ
パ5は自由に揺動できる状態であり、トーションスプリ
ング50の付勢により一側面が係止突部21fに当接した規
制位置の状態を維持している。この時長穴21eから突出
するピン部44の先端がストッパ5の下面に当接し、スト
ライカ4はヒンジ部41で揺動することができない閉位置
に保持されている。したがってロック部43はロック穴10
と係合した状態を維持し、蓋2が開状態となるのが阻止
されている。これにより誤って蓋2を開くことが阻止さ
れ、カップホルダ3は水平状態を維持することができカ
ップ100内の飲物がこぼれるような不具合を未然に防止
できる。
カップホルダ3を使用しない時は、カップ100をホル
ダ穴32から除去し、取手31を前方へ押圧する。するとサ
ポート34および受け部材33は、ドアインナ21またはボッ
クス本体1により押されて上昇し、ホルダ部30とともに
ドアインナ21内に収納される。そして保持部36が貫通孔
21bに挿通された後は、係止板21cとホルダ部30端面とで
圧縮されるスプリング6の付勢力に抗してさらに押圧
し、爪35とキャッチ21dとの係合により収納が完了す
る。
カップホルダ3の収納後期には押圧部37がストッパ5
に当接し、トーションスプリング50の付勢力に抗してス
トッパ5を押圧して揺動させる。そして収納が完了した
時点においては、第3図〜第5図に示すように、ストッ
パ5は係止突部21fから離れた解除位置で保持され、長
穴21e内に位置するピン部44とストッパ5との係合が解
除される。したがってピン部44は、ボス部21hの高さで
確保される上板210と下板211の間の間隙内で上方への移
動が可能となり、ストライカ4は開位置となる。これに
よりノブ部42を持ってストライカ4の揺動が可能とな
り、ロック部43とロック穴10との係合・解除が可能とな
る。すなわち蓋2の開閉が可能となり、通常のコンソー
ルボックスとして利用することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例の引出し付きボックスに関し、
第1図は引出しの使用状態で示すその断面図、第2図は
第1図の要部拡大断面図、第3図は引出しの収納状態で
示すその断面図、第4図は引出しの収納状態を平面視で
示す内部の説明図、第5図は第3図の要部拡大断面図、
第6図はストッパの取付け部分を示す説明斜視図、第7
図はその全体斜視図である。 1……ボックス本体、2……蓋(収納ケース) 3……カップホルダ(引出し) 4……ストライカ(係止部材) 5……ストッパ(規制部材) 6……スプリング(付勢部材) 20……ドアアウタ、21……ドアインナ 37……押圧部(切替え手段) 50……トーションスプリング(切替え手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 冨田 真伸 愛知県西春日井郡春日村大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (56)参考文献 実開 平2−124737(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボックス本体と、 該ボックス本体に揺動自在に保持され該ボックス本体の
    上部開口を開閉する蓋を兼ねる収納ケースと、 該収納ケース内に収納され該収納ケースから略水平方向
    に出入自在な引出しと、 該収納ケースに保持され該ボックス本体と係止されて該
    収納ケースの揺動を規制する閉位置および該収納ケース
    の揺動を妨げない開位置に手動で切替えられる係止部材
    と、 該収納ケースに保持され該係止部材を該閉位置で保持す
    る規制位置および該係止部材の保持を解除する解除位置
    に切替え可能な規制部材と、 該規制部材の該規制位置および該解除位置を切替える切
    替え手段とを備え、 前記引出しが前記収納ケースから引出された時に前記規
    制部材が前記規制位置となり、前記引出しが前記収納ケ
    ースに収納された時に前記規制部材が前記解除位置とな
    るように構成されたことを特徴とする引出し付きボック
    ス。
JP1213890U 1990-02-09 1990-02-09 引出し付きボックス Expired - Lifetime JP2512830Y2 (ja)

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JPH03103837U JPH03103837U (ja) 1991-10-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5394029B2 (ja) * 2008-09-19 2014-01-22 株式会社イノアックコーポレーション コンソールボックス
JP5154482B2 (ja) * 2009-03-12 2013-02-27 豊田合成株式会社 コンソールボックス

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JPH03103837U (ja) 1991-10-29

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