JP2541126Y2 - コンソールリッド構造 - Google Patents

コンソールリッド構造

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JP2541126Y2
JP2541126Y2 JP1990073579U JP7357990U JP2541126Y2 JP 2541126 Y2 JP2541126 Y2 JP 2541126Y2 JP 1990073579 U JP1990073579 U JP 1990073579U JP 7357990 U JP7357990 U JP 7357990U JP 2541126 Y2 JP2541126 Y2 JP 2541126Y2
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積 山本
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車のコンソールボックスの開口部を開
閉するコンソールリッドの構造に関する。
従来の技術 従来のこの種のものとしては、例えば第7図に示すよ
うに、フロア側のコンソールボックス01の開口部02の後
縁に、前後方向に長いコンソールリッド03の後縁を、左
右方向を向くヒンジ軸04を有するヒンジ05をもって枢着
し、コンソールリッド03を後上方に開くようにしたもの
がある。
考案が解決しようとする課題 上述のような従来の構造のものにおいては、コンソー
ルリッド03が前後方向に長いと、それを開く際に、運転
席又は助手席の乗員が上体を側方に捻じらなければなら
ず、開閉操作がしずらい上に、コンソールリッド03を開
いたままの状態としていると、それが運転席の乗員のひ
じ等に当たり、運転操作の妨げとなるおそれがある。
本考案は、従来の技術を有するこのような問題点を解
決するとともに、後席の乗員によっても簡単に開閉する
ことができ、しかも前席のアームレストとしても使用し
うるようにしたコンソールリッド構造を提供することを
目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案のコンソールリッド
構造は、前半部と後半部とに2分割され、前半部の後端
と後半部の前端とがヒンジ軸をもって枢着されるリッド
と、同リッドにより覆われるコンソールボックスの開口
部の縁部に固設され、長手方向に適宜の間隔を置いて複
数の係合孔を形成したガイドレールと、上記前半部の前
端部及び前記後半部の後端部に設けられ、上記ガイドレ
ールを摺動すると共に、上記係合孔に枢支可能なガイド
ピンと、それぞれの上記ガイドピンと上記係合孔との枢
支を独立して解除させる2つの操作レバーとを備えたこ
とを特徴としている。
作用 リッドが閉じている状態から、リッドの前端部の操作
レバーを操作して、前部のガイドピンを内方に引き寄せ
ると、そのガイドピンは係合孔から離脱する。
この状態で、リッドの前端部を後方に押すと、リッド
の中間部が持ち上がり、リッドは後方に折畳まれて、コ
ンソールボックスの開口部が開く。
リッドが閉じている状態から、リッドの後端部の操作
レバーを操作して、後部ガイドピンを内方に引き寄せ、
ガイドピンを係合孔から離脱させた後、リッドの後端部
を前方に押すと、リッドの中間部が持ち上がり、リッド
は前方に折畳まれて、コンソールボックスの開口が開
く。
また、リッドの前端部及び後端部の各操作レバーを操
作して、前部のガイドピンと、後部のガイドピンとを、
ガイドレールの最前部及び最後部の各係合孔より離脱さ
せ、かつそれより内方の任意の係合孔にそれぞれ係合さ
せることにより、リッドを山形として保持して、それを
前席のアームレストとして使用することができる。
実施例 以下、本考案の一実施例を、第1図〜第6図を参照し
て説明する。
1は、フロア側のコンソールボックスで、その上方の
開口部2の両側内面上部には、前後方向を向く左右1対
のガイドレール3を固着してある。
各ガイドレール3は、上下方向を向く基片4と、基片
4の上下の縁部よりコンソールボックス1の内方を向く
水平な上片5及び下片6と、上片5の内端より垂下する
垂下片7と、下片6の内端より起立する起立片8と、垂
下片7の下端と起立片8の上端より基片4側に向かって
互いに水平に延出し、かつ上下方向に所要の間隔を置い
た上下1対の折曲片9,10とからなっている。
基片4のほぼ中央には、複数の係合孔11を、前後方向
に所要の間隔を置いて穿設してある。
ガイドレール3の各係合孔11に対応するコンソールボ
ックス1の内側面には、前後方向を向く凹溝12を切設
し、ここに係合孔11を通った後述するガイドピン18の先
端部が突入しうるようにしてある。
13はリッドで、前半部14と後半部15とからなる2分割
構造とし、前半部14の後端下部と後半部15の前端下部と
を、左右方向を向くヒンジ軸16を有するヒンジ17をもっ
て互いに枢着してある。
リッド13の前半部14の前端部と後半部15の後端部とに
は、リッド13の両側方に向かって進退しうる左右1対の
ガイドピン18と、該ガイドピン18を進退させる操作レバ
ー19とを設けてある。なお、リッド13の後端部における
ガイドピン18、操作レバー19及びそれらを互いに連係す
る後述するような連係手段等は、リッド13の前端部のも
のと前後対称に設けてあるので、後端部のものについて
の詳細な図示及び説明は省略し、前端部のもののみにつ
いて詳細に図示しかつ説明する。
第1図及び第2図に示すように、前部の操作レバー19
は、その後面に設けた左右1対のアーム20を、リッド13
の前半部14の前端部中央に設けた方形の凹所21の後部に
左右方向を向く軸22をもって枢着することにより、凹所
21内において上下方向に回動しうるようにしてある。右
方のアーム20の後端には、後方を向く作動片20aを連設
し、これを凹所2の奥端面に穿設した上下方向を向く長
孔23を通して、リッド13の前半部14内に突入させてい
る。
リッド13の前半部14内における凹所21の後面中央に
は、回動板24の中心を、前後方向を向く軸25をもって枢
着し、回動板24の中心より右側方に延出するアーム24a
の先端部の上方に上記作動片20aが位置するようにして
ある。
各ガイドピン18は、リッド13の前半部14における前部
の側壁14aと、その内方に側壁14aと平行に設けた軸受板
26とにより支持され、軸受板26とガイドピン18の中間部
に止着したスプリングリテーナ27との間に縮設した圧縮
コイルばね28により、常時外側方に向かって突出するよ
うに付勢され、ガイドレール3における上下の折曲片9,
10間に常時突入するとともに、先端部が任意の係合孔11
に係合することができる。
左方のガイドピン18の内端と回動板24の上端、及び右
方のガイドピン18の内端と回動板24の下端とは、ロッド
29をもってそれぞれ連結してある。
かくして、作動片20a、回動板24、ロッド29等をもっ
て、各ガイドピン18と操作レバー19とを互いに連係する
連係手段30を構成し、操作レバー19を上方に回動させる
ことにより、作動片20aで回動板24のアーム24aを押し下
げ、回動板24を第2図における時計方向に回動させ、ロ
ッド29を介して左右のガイドピン18を互いに内方に向か
って引き寄せることができるようにしてある(第2図の
想像線参照)。
操作レバー19から手を離すと、圧縮コイルばね28の付
勢力により、各ガイドピン18は、スプリングリテーナ27
が側壁14aに当接するまで外側方に突出し、先端部がガ
イドレール3における任意の係合孔11に係合しうるとと
もに、ロッド29、回動板24、及び操作レバー19は、第2
図に実線で示す元の状態に復帰することができる。
なお、ヒンジ17のヒンジ軸16は、前後のガイドピン18
より常に上方に位置するようにしてある。
次に、第3図〜第6図を参照して、この実施例の作用
及び操作要領について説明する。
第3図に示すように、リッド13の前半部14と後半部15
とが、前後方向に一直線に並び、コンソールボックス1
の開口部2を閉塞しているときは、前後の各ガイドピン
18は最前部及び最後部の各係合孔11に係合し、リッド13
は妄りに移動することはない。
このとき、操作レバー19及び回動板24は、第1図及び
第2図に実線で示す状態となっている。
この状態から、リッド13の前端部の操作レバー19を上
向きに回動して、上述したように前部の左右のガイドピ
ン18を互いに内方に引き寄せ、その各先端部を係合孔11
からそれぞれ離脱させた後(第2図想像線参照)、リッ
ド13の前端部を後方に押すと、リッド13の中間部が持ち
上がり、リッド13は第4図に示すように、後方に折畳ま
れて、コンソールボックス1の開口部2が開く。
このとき、後方のガイドピン18は係合孔11に係合した
ままである。
この状態から、操作レバー19を前上方に引き上げつ
つ、リッド13の前端部を前方に引くか、又はリッドの中
間部を押し下げると、リッド13は上述と逆の作用で元の
閉止状態に戻る。
その後操作レバー19から手を離すと、前部のガイドピ
ン18は、圧縮コイルばね28の付勢力により、外側方に付
勢され、元の係合孔11にそれぞれ係合する。
リッド13が閉じている状態から、リッド13の後端部の
操作レバー19を上述の前部のものと同様に操作して、後
部の左右1対のガイドピン18を互いに内方に引き寄せ、
それらを係合孔11から離脱させた後、リッド13の後端部
を前方に押すと、リッド13の中間部が持ち上がり、リッ
ド13は、第5図に示すように前方に折り畳まれて、コン
ソールボックス1の開口部2が開く。
この場合は、後席の乗員が操作するのに便利である。
この状態から、リッド13を閉じるには、上述のリッド
13を後方に向かって開いた後に閉じる場合と同様の操作
を行なえばよい。
また、リッド13の前端部及び後端部の各操作レバー19
を操作して、前部の左右1対のガイドピン18と、後部の
左右1対のガイドピン18とを、ガイドレール3の最前部
及び最後部の各係合孔11より離脱させ、かつそれより内
方の任意の係合孔11にそれぞれ係合させることにより、
リッド13を、第6図に示すように、コンソールボックス
1の開口部2の上部中央に山形として保持し、それを前
席のアームレストとして使用することもできる。
考案の効果 以上から明らかなように、本考案によると、リッドを
前方又は後方のいずれからでも開閉することができるの
で、後席の乗員がリッドを開閉して、収容物の出入れを
行なうこともできるとともに、リッドを開いたとき、リ
ッドは2つ折れとなるので、リッドを開いたままの状態
でも、運転操作を妨げることはなく、しかもアームレス
トとしても使用できる等の実用上多大な利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部切欠縦断側面図、第2
図は第1図のII−II線に沿う拡大断面図、第3図はリッ
ドを閉じた状態の斜視図、第4図はリッドを後方に開い
た状態の側面図、第5図はリッドを前方に開いた状態の
側面図、第6図はリッドをアームレストとして用いてい
る状態の側面図、第7図は従来技術の斜視図である。 1……コンソールボックス、2……開口部、3……ガイ
ドレール、11……係合孔、13……リッド、14……前半
部、15……後半部、16……ヒンジ軸、17……ヒンジ、18
……ガイドピン、19……操作レバー、20……アーム、20
a……作動片、24……回動板、24a……アーム、26……軸
受板、28……圧縮コイルばね、29……ロッド、30……連
係手段。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前半部と後半部とに2分割され、前半部の
    後端と後半部の前端とがヒンジ軸をもって枢着されるリ
    ッドと、 同リッドにより覆われるコンソールボックスの開口部の
    縁部に固設され、長手方向に適宜の間隔を置いて複数の
    係合孔を形成したガイドレールと、 上記前半部の前端部及び前記後半部の後端部に設けら
    れ、上記ガイドレールを摺動すると共に、上記係合孔に
    枢支可能なガイドピンと、 それぞれの上記ガイドピンと上記係合孔との枢支を独立
    して解除させる2つの操作レバーと、 を備えたことを特徴とするコンソールリッド構造。
JP1990073579U 1990-07-11 1990-07-11 コンソールリッド構造 Expired - Lifetime JP2541126Y2 (ja)

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JP4357462B2 (ja) * 2004-08-05 2009-11-04 小島プレス工業株式会社 車両用コンソール装置
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