JPS5885769A - 自動二輪車等のシート開閉機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動二輪車、自動三輪車等における開閉自在
のシート装置に関するものである。

従来より使用されている開閉自在のシート装置では、開
閉枢支部が定位置に固定されているため、シートを開放
する際、シートの側方（横開きタイプの場合）゛、ある
いは前、後方（前後方向に開く場合）の垂下壁がサイド
カバー等地の部材に干渉し易く、各部材の形状、および
レイアウトに多大の配慮がなされ、車体設計上の制約と
なっていた。

例えば第１図に示されるように、シート底板０４に固着
されたブラケット０３が、シートレール０１に固着され
た枢支部材０２に、回転自在に枢支されたものでは、前
記枢支点を中心としてシートを開くと、シートの側端部
０５が車体中心側に揺動変位し、サイドカバー０６等の
部材と干渉するため、好ましくない。

本発明は、前記欠点を解消したもので、その目的とする
処は、シート開閉の際に、同シート垂ド壁がサイドカバ
ー等諸部材と干渉する心配のないシート装置を提供する
ものである。

本発明の構成、および作用効果は、以下の実施例につい
ての説明によって明確にする。

第２図ないし第１１図に示された実施例において、自動
二輪車のフレームボディ１を構成する左右一対のシート
レール２のうち、車体左側シートレール２の外側方、前
後二箇所にシートヒンジプレート３が溶着されている（
第２図参照）。

このシートヒンジプレート３には、垂直ガイド溝４と、
これに連続する水平係止溝５が、打抜き形成されており
、前記垂直ガイド溝４の上端側方位置にヘッド７を有す
るストッパーピン６が固着突設されている（第３図、第
４図参照）。

一方、左右一対のシートレール２上に載置されたシート
１０におけるシート底板１１の下面には、逆り字状のブ
ラケツ）　１２が固着突設され、同ブラケット１２の先
端部に、ガイドビン１３が固着突設され、同ガイドピン
１３は、前記シートヒンジプレ７ト３の両溝４．５と係
合状態になされている（第５図、第６図参照）。

１１０Ｉｔ（Ｉ！壁１１　ａ内側に位置するように、前
記サイドカバー２０カ、フレームボディ１に装着されて
いる（第５図参照）。

前記構成において、シート１０がシートレール２上にセ
ットされた状態（第５図、第６図参照）では、シート底
板１１に突設されたブラケツ）　＋２の−（（゛体外方
側辺１２　ａが、ストンパービン６に規制されると＼も
に、ブラケット１２先端部のガイドビン１；３が、シー
トヒンジプレート３の水平係１Ｆ溝５と係合し、シート
１０の上方への動きが規制されている。

この状態から、シー）　１０を開放する場合には、前記
ガイドビン１３が、前記水平係止溝５に沿って車体内方
へ移動するように、シート１０を持ち」−げると、シー
ト底板側壁１１　ａの先端部１１　ｂは、ｊｌｊｌ内体
壁へ若干移行しく第７図参照）、引き続いてシー）　１
０を持ち上げて解放すると、ブラケット１２の車体外方
側辺１２　ａがストッパーピン６と接触摺動しつ＼、か
つガイドビン１３が前記垂直ガイド’　ｔ：／ｉ４に沿
って上方へ移行し、それに伴ってシート底板側壁１１　
＆の先端部１１　ｂは、サイドカバー加から次第に離れ
て斜め上方へ移行する（第７図ないし第１０図参照）。

そして、終にはガイドビン１３が垂直ガイド溝４の上端
部で規制され、ブラケット１２がストッパーピン６で支
持されることによって、シート１０は開放状態に維持さ
れる（第１１図参照）。

以上の様に、シート底板側壁１１　＆の先端部１１　ｂ
は、一時的にサイドカバー加に接近する（第７図参照）
モの＼、後はサイドカバー加から離れる方向の軌跡を描
く。

したがって、サイドカバー加の上端部がシート底板側壁
１１　ａの内側に位置する様に、同サイドカバー２０を
形成、装着しても、シート１０の開閉時に同シート１０
と干渉することが無く、車体設計の自由度が増大し、車
体の外観性も向上せしめ得る。

なお、前記実施例では、横開きタイープのシート装置に
ついて説明したが、前後方向に開くタイプのシート装置
に礼本発明を適用し得ることは言うまでもない。

さらに、前記実施例の他、第１２図ないし第１＝１図に
示されるようなシートヒンジ部材を使用しても、略ぼ同
様な作用効果を奏し得る。

すなわち、−ｉ　１２図に示されたものは、棒鋼が屈曲
成彩せられたシートヒンジ部材３３がシートレール２に
溶着され、垂直ガイド溝３４を有し、上方部にはヘヅド
あを有するストッパーピン３５が溶着されて構成されて
いる。

この様な部材３３では、前記実施例における水平係＋Ｉ
ｔ　ｍ　５に相当する部分が設けられていないため、セ
ント状態において、シート１０の上方へのｕ　動ハ規制
されないが、この移動は適当なロック手段を付設するこ
とによって規制し得る。

また、第１３図に示されたものは、垂直ガイド＋１６旧
が形成され、かつヘッド４６を有するスドンノぐ−ビン
４５が固着突設されたシートヒンジプレー）　、１３が
、シートレール２に溶着されて構成されており、その作
用、および効果は第１２図のものと同様である。

さらに、第１４図に示されたものは、円弛状のカイド溝
゛５４が形成され、かつヘッド５６を有するストッパー
ビン５５が固着突設されたシートヒンジプレート５３が
、シートレール２に溶着されて構成されている。

この場合には、セット状態においてシート１０の上方へ
の移動が規制され、さらに、シート開放時にはシート底
板側壁１１　ａの先端部１１　ｂは、より大きく車体外
方へ移行した状態で開放され得る。

さらに、第１５図に示されたものは、水平ガイド溝自を
形成しかつヘッド６６を有するストッパーピン６５を固
着突設したシートヒンジプレート６３がシートレール２
に溶着構成されている。

この場合、シー）　１０は半開きの状態で、ガイド溝６
４に沿って案内され、図中ガイド溝最右側部において、
作動位置へ開放される。このとき、ストッパーピン６５
は、膝部に垂直に設けた係上溝６４ａに係合し、移動が
規制される。

この様な部材３３においては、セット状態における水平
方向での移動を防止する為、適当なロック手段が付設さ
れる。

以上、各実施例の説明から明らかな様に、本発明は、開
閉自在のシートを有する自動二輪車等のシート装置にお
いて、前記シートを揺動可能に支持するフレーム側枢支
部材に、前記シートを開放する際、前記シートを車体側
から離間させる如く、前記シートの開閉支点をシートセ
ット位置から動作位置へ案内移動させるガイドを設けた
も＃のであり、前記構成によって、シート解放時にシー
ト側辺部が、セット位置より外方へ移行する様な軌跡を
描くため、す・イドカバー等諸部材と干渉することが無
く、サイドカバーがシート内側へ入り込む様な形状を選
択することが可能になる等、重体設計の自由度が増大す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は自動二輪車における公知のシート開閉機構の概
略説明図、第２図は本発明の一実施例に係るシート装置
を有する自動二輪車フレームボディの概略側面図、ｉ　
３図は第２図におけるＩＩＩ　−ＩＩＩ線切断図、第４
図は第３図におけるＩＶ　−ＩＶ線一部切断矢視図、第
５図は前記実施例に係るシート装置の概略説明図、第６
図は第５図におけるＶＩ−ＶＩ線一部切断矢視図、第７
図ないし第１１図は第５図に示されたシート装置の動作
状態を示す説明図、第１２図ないし第１５図は、それぞ
れ本発明の他の実施例を示す説明図である。 １・・・フレームボディ、２・・・シートレール、３・
・・シートヒンジプレート、−４・・・垂直ガイド溝、
５・・・水平係止溝、６・・・ストッパーピン、７・・
・ヘッド、■０・・・シート、１１・・・シート底板、
１１ａ・・・側壁、１１ｂ・・・先端部、１２・・・ブ
ラケット、１２　＆・・・車体外方側辺、１３・・・ガ
イドビン、 ２０・・・サイドカバー、 ３３・・・シートヒンジ部材、調・・・垂直ガイド溝、
あ・・・ストッパーピン、３６・・・ヘッド、 ４３・・・シートヒンジプレート、４４・・・垂直ガイ
ド溝、４〜・・・ストッパーピン、４６・・・ヘッド、
５３・・・シートヒンジプレート、５４・・・円弧状ガ
イド溝、５５・・・ストッパーピン、５６・・・ヘッド
、６３・・・シートヒンジプレート、聞・・・水平ガイ
ド溝、６４　ａ・・・係止ｓ、６５・・・ストッパーピ
ン、６６−・・ヘッド。 第１図 第５園 地６図 第１２囚 第１３囚 第１５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）開閉自在のシートを有する自動二輪車等において
   、前記シートを油動可能に支持するフレーム側枢支部材
   に、前記シートを開放する際、前記シートを車体側から
   離間させる如く、前記シートの開閉支点をシートセット
   位置から動作位置へ案内ことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載のシート装置。 （３）上記ガイドを、円弧状の長溝で構成したことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載のシート装置。 （４）上記ガイドを、シートをセットした際にシートの
   上方移動を抑止する係止溝と、それに連なる案内溝で構
   成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のシ
   ート装置。