JPS6322133Y2 - - Google Patents

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JPS6322133Y2
JPS6322133Y2 JP14606583U JP14606583U JPS6322133Y2 JP S6322133 Y2 JPS6322133 Y2 JP S6322133Y2 JP 14606583 U JP14606583 U JP 14606583U JP 14606583 U JP14606583 U JP 14606583U JP S6322133 Y2 JPS6322133 Y2 JP S6322133Y2
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JP
Japan
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bumper
hinge
sliding groove
pin
opening
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JP14606583U
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JPS6053653U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のバンパーを開閉するヒンジの
構造に関する。
車体内部の故障等の修理に際しバンパーが障害
になること、またバツクドアを有する車において
は、バツクドアを開けて荷物等を出し入れする
際、バンパーが障害になること等の理由により、
バンパーを開閉できるようにしたものが多い。例
えば特開昭57−37043号公報に開示されているよ
うにバツクドアを有する車において、バツクドア
の開閉に連動して、リンク機構によりバンパーを
開閉し得るようにしたもの等である。しかし一般
には例えば実開昭52−132538号公報に開示されて
いるようにヒンジ機構により、人力で直接操作し
て開閉が行なわれている。この人力による開閉の
場合、バンパーは相当の重量があるため、或いは
操作の安易さから、車体との係合をはずすと同時
に一挙に開放限度まで落下させることが多い。し
たがつて安全面及び車体保守の面から問題があつ
た。
本考案は、以上の点に鑑み、ヒンジの構造に若
干の改良を加えることにより、段階を経て、バン
パーを開き、或いは閉じるようにしたものであつ
て本考案の要旨とするところは、バンパーがヒン
ジピンとそれを支持する係合孔を有するヒンジに
より旋回開閉するようになされており、さらにヒ
ンジにバンパーの開閉範囲を規制するためのスト
ツパーピンとその摺動溝を有する構造であつて、
摺動溝が、その中途にストツパーピンを一時的に
支持するための段部を有しており、この段部を境
に摺動溝下部は摺動溝上部に対して外方側にあ
り、またストツパーピンがこの段部を通つて摺動
溝上部から下部へまたはその逆へ移動し得るよう
に上記ピンの係合孔が長孔となされていることを
特徴とするバンパー開閉ヒンジの構造にある。
以下図面の実施例に基いて本考案を詳述する。
第1図はバツクドアを有する自動車の後部下方
にバンパーが本考案に係るヒンジ構造により取付
けられている状態を示す図。第2図は第1図にお
けるバンパーの拡大斜視図。第3図は同拡大側面
図。第4図は第3図におけるA線断面図。第5図
−1〜第5図−4はバンパーの開閉時における車
体に設けたヒンジステーの回転中心長孔及び段部
が設けられている摺動溝の、バンパー側のヒンジ
ステーに設けた軸ピン及びストツパーピンとの関
係を説明する図である。
第1図において自動車の後部下方にバンパー1
が車体2にヒンジ3により取付けられ、バツクド
アを開けて、荷物等を出し入れする際、バンパー
1は障害にならないよう車体との係合をはずした
後、ヒンジ3により回動して下方へ開くようにな
つている。尚、フロントバンパーをこのような構
造にして、車体内部の点検、修理に便利なように
しても良いことはいうまでもない。
第2図,第3図において、バンパー1の左右に
ヒンジステー3a,3bが設けられ、該ステーは
車体2に固定して取付けられた対応する固定ヒン
ジステー3a′,3b′の回転中心孔4,5に、ヒン
ジステー3a,3bに設けた軸ピン6,7により
軸着されている。したがつてバンパー1と車体2
との係合(図示せず)をはずすとバンパー1は回
転中心孔4,5を軸として回転し、バンパー1を
開くことができる。しかし本考案においては回転
中心孔4,5のいずれか一方、即ち本例において
は中心孔4は長孔として形成され、一方において
ヒンジステー3a,3bで中心孔4,5より所要
距離の位置にストツパーピン8,9が設けられ、
該ピン8,9はバンパー開閉の際、固定ヒンジス
テー3a′,3b′に前記ピン8,9の回転に対応し
て設けられたバンパーの開閉限度を規制する摺動
溝10,11内を摺動するよう形成されている
が、さらに中心孔4が長孔をなしている側、即ち
固定ヒンジステー3a′の摺動溝10には、その中
間の所要位置に屈曲した段部12が設けられ、摺
動溝は段部12を境にして摺動溝上部10aと摺
動溝下部10bの2部分に分けられ、バンパー1
の開閉に際し、ピン8の摺動は段部12の位置で
一旦係止し、バンパーを支持するよう形成されて
いる。したがつてバンパー1を引き続いて回転さ
せるためにはバンパー1を抱え上げ或いは下して
軸ピン8の位置を次の摺動溝即ち摺動溝下部10
b或いは上部10a部を摺動し得るよう段部12
内を移動してやらねばならない。この移動は前記
中心孔4が、段部12内を移動する軸ピン8の移
動方向に合せて長く形成されており、軸ピン6も
同調して移動するので障害なく行なうことができ
る。
上記のバンパーの回転に伴う、長孔及び摺動溝
に対する軸ピン及びストツパーピンの位置関係を
第5図−1〜第5図−4に基いて説明する。
バンパー1が閉状態即ちバンパーが車体に係合
しているときは、第5図−1に示すように軸ピン
6は長孔4の車体方向端部に、ストツパーピン8
は摺動溝上部10aの閉方向限度位置にある。第
5図−2はバンパーと車体との係合をはずし、ピ
ン8が摺動溝上部10a内を段部12の位置まで
移動し、該位置で係止した状態を示すもので、ピ
ン8は段部12の位置に係止している。第5図−
3はピン8が次の摺動溝即ち外側の摺動溝下部1
0bまで引き上げられた状態を示すもので、ピン
8は段部12内を摺動溝下部10b内を開方向に
摺動し得る位置まで、バンパー1を抱え上げるこ
とにより移動せしめられており、同時に軸ピン6
は長孔4内を他方端部までピン8の引上げに同調
して移動している。第5図−4はバンパーが開放
限度位置まで開かれたときの状態を示すもので、
ピン8は摺動溝下部10bを移動して、その端部
で停止しバンパーの開放限度を規制している。
さらに他の実施例を第6図−1〜5に基いて説
明する。第6図においては第3図において説明し
た段部12の下方に即ち摺動溝10の中間部に、
さらにストツパーピン係止のための凹段部13が
設けられ、バンパーは中間部においても係止可能
な構造になつている。即ちこのように中間部にさ
らに段部を設けることによりバンパーを半開きの
状態で係止して所要の作業をすることができる。
尚第6図各図において軸ピン6とストツパーピン
8の位置関係を示してあるが、ストツパーピン8
が凹段部13において係止する他は第5図におい
て説明したのと同様である。
上記のようにバンパーはその開放に際し、一旦
中間で係止し、係止をはずす操作を径て、即ち段
階を径て開くように構成されている。尚閉じる場
合は上記の逆の手順にしたがつて閉じられるもの
であることはいうまでもない。又本例において左
右ヒンジのうち、一方のみを段階開閉構造にした
のは、バンパーの重量を勘案した場合一方のみで
充分であり、かつバンパーの開閉時段階開閉構造
の設けられているヒンジの方にのみ注力すれば良
く、操作が容易だからである。もつとも必要があ
ればヒンジ双方を段階開閉構造にし得ることは当
然である。又本例のように固定ヒンジ側に軸孔及
び段部付摺動溝を、バンパー側のヒンジステーに
軸ピン及びストツパーピンを設けても良いが、逆
に設けても本考案を実施することは可能である。
しかしヒンジ部材の双方が大きくなり好ましいも
のではない。
以上の次第で本考案によるときは、バンパーを
段階的に開閉することになるので、操作が安全に
なり、かつ一挙に開閉するのに比べ機械的衝撃も
緩和されるので保守の面からも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はバツクドアを有する自動車の後部下方
にバンパーが本考案に係るヒンジ構造により取付
けられている状態を示す図。第2図は本考案に係
る構造のヒンジが取付けられているバンパーの斜
視図。第3図は同じく側面図。第4図は第3図に
おけるA線断面図。第5図−1〜第5図−4はヒ
ンジ開閉時における車体に設けたヒンジステーの
回転中心長孔及び段部が設けられている摺動溝
の、バンパー側のヒンジステーに設けた軸ピン及
びストツパーピンとの関係を説明する図。第6図
−1〜−5図は本考案に係る他の実施例を第5図
同様軸ピンとストツパーピンとの関係で説明する
図である。 符号の説明、1……バンパー、2……車体、3
……ヒンジ、3a,3b……ヒンジステー、3
a′,3b′……固定ヒンジステー、4……長孔、5
……回転中心孔、6,7……軸ピン、8,9……
ストツパーピン、10,11……摺動溝、12…
…段部、13……凹段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バンパーがヒンジピンとそれを支持する係合孔
    を有するヒンジにより旋回開閉するようになされ
    ており、さらにヒンジにバンパーの開閉範囲を規
    制するためのストツパーピンとその摺動溝を有す
    る構造であつて、摺動溝が、その中途にストツパ
    ーピンを一時的に支持するための段部を有してお
    り、この段部を境に摺動溝下部は摺動溝上部に対
    して外方側にあり、またストツパーピンがこの段
    部を通つて摺動溝上部から下部へまたはその逆へ
    移動し得るように上記ピンの係合孔が長孔となさ
    れていることを特徴とするバンパー開閉ヒンジの
    構造。
JP14606583U 1983-09-22 1983-09-22 バンパ−開閉ヒンジの構造 Granted JPS6053653U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14606583U JPS6053653U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 バンパ−開閉ヒンジの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14606583U JPS6053653U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 バンパ−開閉ヒンジの構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6053653U JPS6053653U (ja) 1985-04-15
JPS6322133Y2 true JPS6322133Y2 (ja) 1988-06-17

Family

ID=30325245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14606583U Granted JPS6053653U (ja) 1983-09-22 1983-09-22 バンパ−開閉ヒンジの構造

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JP (1) JPS6053653U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0761785B2 (ja) * 1989-09-09 1995-07-05 株式会社大井製作所 バンパー昇降装置
JP2567272Y2 (ja) * 1991-08-06 1998-04-02 富士重工業株式会社 バンパの回転機構
JP2003104141A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Mazda Motor Corp 車両のリヤバンパ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6053653U (ja) 1985-04-15

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