JP2822783B2 - コンソールボックス - Google Patents

コンソールボックス

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JP2822783B2
JP2822783B2 JP4153920A JP15392092A JP2822783B2 JP 2822783 B2 JP2822783 B2 JP 2822783B2 JP 4153920 A JP4153920 A JP 4153920A JP 15392092 A JP15392092 A JP 15392092A JP 2822783 B2 JP2822783 B2 JP 2822783B2
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雅信 武藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンソールボックスに関
するもので、特に、自動車の車室内の運転席と助手席の
間に設置されて、小物を内部に収納する本来の収納機能
に加えて、飲料中の飲料物を保持するカップホルダ機能
を備えたコンソールボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のコンソールボックスは、コンパ
クトディスク、カセットテープ、サングラス等の小物を
収納して車室内より隠蔽する収納機能と、飲料中の缶ジ
ュース等の飲料物を保持して倒れを防止するカップホル
ダ機能とを備えている。周知のように、小物を収納する
ための収納凹部は、一端を回動可能に軸着されたアーム
レストを兼ねるリッドにて閉鎖及び開放されるように構
成され、そのリッドを回動操作して収納凹部内の小物を
出入れしている。また、飲料物を保持するホルダ凹部と
しては、以下に説明する3種の態様が実施されている。
【0003】1つめの実施態様は、このホルダ凹部を収
納凹部とは別個に車室内に常時開口させるものである。
【0004】また、2つめの実施態様は、ホルダ凹部を
収納凹部に隣接して設け、リッドにて収納凹部と同時に
ホルダ凹部を閉鎖及び開放するものである。したがっ
て、この場合のホルダ凹部への飲料物の挿入・保持は、
リッドを開方向に回動操作した上で行なわれる。
【0005】一方、3つめの実施態様は、収納凹部のリ
ッドとは別に、ホルダ凹部をスライドカバーにて閉鎖及
び開放するものである。したがって、この場合のホルダ
凹部への飲料物の挿入・保持は、スライドカバーを開方
向にスライド操作した上で行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の1つめのコンソ
ールボックスは、上記のようにホルダ凹部を単に付加し
たに過ぎず、上方に開口したホルダ凹部内にゴミが溜ま
り、車室内を不衛生にしてしまう可能性があった。
【0007】また、2つめのコンソールボックスは、ホ
ルダ凹部をリッドにて閉鎖しているため、前記したゴミ
溜まりの虞はないものの、ホルダ凹部に挿入・保持した
飲料物を飲み終えるまではリッドを閉鎖することができ
ず、開放したリッドにて後部座席の乗客に圧迫感を与え
てしまい居住性の点で不具合があった。
【0008】一方、3つめのコンソールボックスは、ス
ライドカバーのスライドによりホルダ凹部が開放される
ことから、このスライドカバーにて乗客に圧迫感を与え
る虞はないものの、スライドカバーがリッドとは完全に
独立して構成されているため、当然のことながら個別に
開閉操作する必要があり、操作性の点で満足できなかっ
た。他の先行技術として、実開昭61−97053号公
報、実開平1−72436号公報、特開平5−5087
6号公報、実開昭63−119446号公報等を挙げる
ことができる。 実開昭61−97053号公報には、複
数の収納凹部とそれに対応する複数の蓋体を有する技術
が開示されている。しかし、複数の収納凹部とそれに対
応する蓋体は、折り畳み式であるから、何れかの収納凹
部を解放するには、両側の蓋体をはね上げて解放する必
要があり、開蓋状態で見栄えが良くない事態が生ずる。
また、実開平1−72436号公報に記載の技術は、蓋
体に摺動自在な他の蓋体を配設し、他の蓋体を摺動する
ことにより、収納凹部の一部を解放し、また、両者を同
時にはね上げて解放自在としたものであるが、機能的に
複数の収納凹部を開閉する技術を開示するものではな
い。 そして、特開平5−50876号公報に記載の技術
は、蓋体に摺動自在な他の蓋体を配設し、他の蓋体を嵌
め込み摺動させることにより、前部席または後部席から
カップホルダーとして機能させるものである。しかし、
カップホルダー機能については説明が開示されている
が、カップホルダー機能を使用しない場合のゴミ溜まり
を防止するという概念が何等開示されていない。 更に、
実開昭63−119446号公報に記載の技術は、コン
ソールボックスとして小物入れ部を有しているが、小物
入れ部には蓋体が形成されておらず、ホルダ凹部へのゴ
ミ溜まりにより、車室内を良好な衛生状態に保つことが
できない。
【0009】そこで、本発明は、ホルダ凹部へのゴミ溜
まりを防止して、車室内を良好な衛生状態に保つととも
に、開放したリッドにより後部座席の乗客に圧迫感を与
えるのを回避して、車室内の居住性の悪化を防止し、か
つ、開閉操作を容易化して操作性を向上させることがで
きるコンソールボックスの提供を課題とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるコンソー
ルボックスは、コンソール本体に形成されて、飲料物を
挿入・保持可能なホルダ凹部と、前記コンソール本体に
前記一対のホルダ凹部と隣接して形成されて、小物を収
納可能な第1収納凹部及び第2収納凹部と、前記第2収
納凹部上に対して回動自在に設けられ、回動に伴って前
記第2収納凹部を閉鎖及び開放自在なリッドと、前記ホ
ルダ凹部及び第1収納凹部を閉鎖する閉鎖位置と、前記
ホルダ凹部及び第1収納凹部を開放して前記リッドに重
なる開放位置との間をスライド自在で閉鎖及び開放自在
とし、かつ、前記開放位置において前記リッドと共に開
放方向にはね上げ回動自在とし、前記閉鎖位置で前記リ
ッドとの動きを共同しないようにしたスライドカバーと
を設けたものである。
【0011】
【作用】本発明においては、ホルダ凹部がスライドカバ
ーにて閉鎖されるため、ホルダ凹部内にゴミが溜まるの
防止でき、また、スライドカバーはスライドによりホ
ルダ凹部及び第1収納凹部を閉鎖及び開放するため、上
方に突出して後部座席の乗客に圧迫感を与える虞は皆無
であり、しかも、ホルダ凹部及び第1収納凹部を共に開
放する際には、閉鎖位置のスライドカバーを開放位置に
スライド操作したときに指先が自ずとリッドを保持する
ため、そのままリッドを開放位置へと回動操作でき、逆
に開放する際には、開放位置のリッドを閉鎖位置に回動
操作したときに指先が自ずとスライドカバーを保持する
ため、そのままスライドカバーを閉鎖位置へとスライド
操作でき、いずれの場合でも、スライドカバーとリッド
の操作を途切れることなく一連の連続した動作として実
行可能である。更に、ホルダ凹部及び第1収納凹部及び
第2収納凹部を共に開放する際には、スライドカバーを
開放位置にスライド操作してリッドと共に開放位置へと
回動操作できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例であるコンソール
ボックスのリッドの開閉状態を示す断面図、図2は本発
明の一実施例であるコンソールボックスを示す分解斜視
図、図3は本発明の一実施例であるコンソールボックス
の軸受ピンとガイド溝との関係を示す部分断面図、図4
は本発明の一実施例であるコンソールボックスのスライ
ドカバーのスライド状態を示す断面図、図5は本発明の
一実施例であるコンソールボックスのスライドカバーの
はね上げ状態を示す断面図である。
【0014】図に示すように、コンソールボックスのコ
ンソール本体1は合成樹脂材料から射出成形されて、車
輌の前後方向に延びる箱状をなし、その上面には前側よ
り一対のホルダ凹部2、第1収納凹部3、及び収納凹部
としての第2収納凹部4が相互に隣接して開口形成され
ている。ホルダ凹部2は所定深さの円筒状をなして、内
部に飲料物としての缶ジュースAを挿入・保持可能であ
り、所謂カップホルダの役割を果たす。また、第1収納
凹部3及び第2収納凹部4はそれぞれ四角状をなして、
第1収納凹部内にはコンパクトディスクB1 を、第2収
納凹部4内には小物としてのサングラスB2 等をそれぞ
れ収納可能である。コンソール本体1の第2収納凹部4
上にはアームレストを兼ねたリッド5が配設され、図示
はしないが、このリッド5の後部はコンソール本体1の
後部に回動可能に軸着されている。そして、リッド5
は、第2収納凹部4を閉鎖する図1に実線で示す閉鎖位
置と、第2収納凹部4を上方に開放する図1に仮想線で
示す開放位置との間で回動し、閉鎖位置では図示しない
ストッパにて開放を規制される。
【0015】コンソール本体1の左右の内壁1aには、
その上縁に沿って水平に延びるガイド溝6が凹設され、
両ガイド溝6の前端は前記第1収納凹部3の中程まで伸
び、また、後端はコンソール本体1の後部まで延びてい
る。両ガイド溝6の後端付近には離脱溝7が上方やや斜
め後方に分岐し、これらの離脱溝7はコンソール本体1
より上方に開口している。コンソール本体1のホルダ凹
部2及び第1収納凹部3の上方位置には、合成樹脂材料
を射出成形してなる四角平板状のスライドカバー8が配
設され、このスライドカバー8の上面には指先を掛止可
能な引掛部8aが形成されるとともに、左右には側板部
8bが下方に向けて延設されている。
【0016】スライドカバー8の両側板部8bの外側面
の後端には円筒状のストッパピン9が突設され、そのス
トッパピン9より所定距離だけ前側には、段差部10a
及びリング溝10bを備えた軸受ピン10が突設されて
いる。これらのストッパピン9及び軸受ピン10は左右
のガイド溝6内に嵌め込まれ、スライドカバー8は、そ
のストッパピン9及び軸受ピン10をガイド溝6にて案
内されながら前後にスライドし得る。ここで、図1に示
すように、スライドカバー8が前側にスライドして前記
ホルダ凹部2及び第1収納凹部3を閉鎖した位置を閉鎖
位置とし、図4に示すように、スライドカバー8が後側
にスライドしてホルダ凹部2及び第1収納凹部3を上方
に開放させた位置を開放位置とし、この開放位置のスラ
イドカバー8は前記リッド5の下側に重なる。また、図
4に仮想線で示すホルダ凹部2のみを開放させた位置で
は、スライドカバー8に適度な移動抵抗が加えられて任
意に停止保持可能であり、以下、このときの位置を中間
位置とする。
【0017】前記スライドカバー8の軸受ピン10に
は、合成樹脂製のリンク11の一端に形成された軸受孔
11aが回動可能に嵌め込まれ、このリンク11は軸受
ピン10の段差部10aとリング溝10bに嵌入したE
リング12とにより軸方向に位置決めされている。リン
ク11は、スライドカバー8の側板部8bとコンソール
本体1の左右の内壁1aとの間で前方に延び、そのリン
ク11の他端に突設された係合ピン11bは、前記左右
のガイド溝6内に移動可能に嵌め込まれている。前記軸
受ピン10には付勢バネ13が巻回され、この付勢バネ
13の一端はスライドカバー8の下面に掛止され、他端
はリンク11の上縁に掛止され、その結果、リンク11
は軸受ピン10を中心として係合ピン11b側を常に下
方に付勢されている。したがって、係合ピン11bはガ
イド溝6内の下縁に圧接されて、その反力により軸受ピ
ン10と共にスライドカバー8全体が常に上方に付勢さ
れている。
【0018】そして、図1に示すように、スライドカバ
ー8が閉鎖位置にあるときには、ストッパピン9及び係
合ピン11bと共に軸受ピン10はガイド溝6に嵌まり
込み、前記した付勢バネ13の反力によりガイド溝6内
の上縁に圧接して上方への移動を規制され、その結果、
スライドカバー8は水平姿勢に保持される。
【0019】また、図4に示すように、リッド5が閉鎖
位置にある状態で、スライドカバー8が開放位置にスラ
イド操作されたときには、そのストッパピン9がガイド
溝6の後端に当接し、軸受ピン10が離脱溝7と対応す
る。したがって、軸受ピン10は上方への移動を許容さ
れるが、スライドカバー8がリッド5の下面に当接して
いることからガイド溝6内に停められる。
【0020】更に、前記したように、スライドカバー8
を開放位置とした状態で、リッド5のストッパを解除し
て開放位置へと回動操作すると、スライドカバー8はリ
ッド5に重なった状態で、前記した付勢バネ13の反力
により軸受ピン10を離脱溝7から上方に離脱させなが
らストッパピン9を中心としてはね上げられる。
【0021】次に、上記のように構成された本実施例の
コンソールボックスの動作を説明する。
【0022】通常時のコンソールボックスは、図1に実
線で示すように、リッド5及びスライドカバー8が閉鎖
位置に切り換えられ、第1収納凹部3及び第2収納凹部
4が閉鎖されるだけでなく、スライドカバー8により両
ホルダ凹部2も閉鎖されている。したがって、従来技術
で説明したコンソールリッドのように、ホルダ凹部内に
ゴミが溜まるのを未然に防止可能である。
【0023】そして、第1収納部3内のサングラスB2
等を出入れするには、リッド5のストッパを解除して開
放位置へと回動操作する。したがって、図1に仮想線で
示すように、第2収納部4が上方に開放されてサングラ
スB2 等を任意に出入れでき、その後にリッド5を閉鎖
位置へと回動操作すれば、コンソールボックスは元の状
態に復帰する。
【0024】また、飲料中の缶ジュースAをホルダ部2
に保持する場合には、スライドカバー8の引掛部8aに
指先を掛止して後方に軽い力でスライド操作する。スラ
イドカバー8はガイド溝6に案内されながら後方にスラ
イドして、図4に仮想線で示す中間位置で移動抵抗が加
えられて停止保持され、両ホルダ凹部2が上方に開放さ
れて缶ジュースAを任意に挿入・保持することができ
る。そして、このようにスライドカバー8はスライドに
よりホルダ凹部2を開放するため、従来技術で説明した
コンソールボックスのリッドのように、上方に突出して
後部座席の乗客に圧迫感を与える虞は皆無である。
【0025】更に、第1収納凹部3のコンパクトディス
クB1 を出入れするには、スライドカバー8を更に後方
にスライド操作する。したがって、スライドカバー8は
図4に実線で示す開放位置に切り換えられ、第1収納凹
部3が上方に開放されてコンパクトディスクB1 を任意
に出入れできる。前記したように、このときのスライド
カバー8は、軸受ピン10を離脱溝7と対応させて上方
への移動を許容されるが、リッド5の下面に当接してい
ることから、付勢バネ13の反力ではね上げられること
なく水平姿勢に保持され続ける。なお、コンパクトディ
スクB1 の出入れ後にスライドカバー8を閉鎖位置まで
スライド操作すれば、コンソールボックスは元の状態に
復帰する。
【0026】一方、このようにホルダ凹部2及び第1収
納凹部3を開放した状態で、第2収納部4のサングラス
B2 等を出入れするには、リッド5のストッパを解除し
て開放位置へと回動操作する。したがって、スライドカ
バー8はリッド5に重なった状態で、付勢バネ13の反
力により軸受ピン10を離脱溝7から上方に離脱させな
がらストッパピン9を中心としてはね上げられ、リッド
5と共に開放位置へと回動する。その結果、第2収納凹
部4が上方に開放されてサングラスB2 等を任意に出入
れでき、その後にリッド5を閉鎖位置まで回動操作し、
スライドカバー8を閉鎖位置までスライド操作すれば、
コンソールボックスは元の状態に復帰する。
【0027】したがって、図1に実線で示す状態からホ
ルダ凹部2、第1収納凹部3及び第2収納凹部4を全て
開放するには、まず、閉鎖位置のスライドカバー8の引
掛部8aに指先を掛止して後方にスライド操作し、開放
位置に到達した時点では指先が自ずとリッド5の前部を
保持するため、そのままリッド5のストッパを解除して
開放位置へと回動操作すればよい。また、逆にホルダ凹
部2、第1収納凹部3及び第2収納凹部4を全て閉鎖す
るには、まず、開放位置のリッド5を閉鎖位置へと回動
操作し、閉鎖位置に到達した時点では指先が自ずとスラ
イドカバー8の引掛部8aを掛止するため、そのままス
ライドカバー8を閉鎖位置へとスライド操作すればよ
い。即ち、いずれの場合でも、スライドカバー8のスラ
イド操作とリッド5の回動操作とを、途切れることなく
一連の連続した動作として実行でき、従来技術で説明し
たコンソールボックスのように、スライドカバーとリッ
ドを個別に開閉操作する必要は全くない。
【0028】このように、上記実施例のコンソールボッ
クスは、コンソール本体1に開口形成されて、缶ジュー
スAを挿入・保持可能な一対のホルダ凹部2と、前記コ
ンソール本体1のホルダ凹部2の後側に隣接して開口形
成されて、コンパクトディスクB1 及びサングラスB2
等を収納可能な第1収納凹部3及び第2収納凹部4と、
前記第2収納凹部4上に後部を中心として回動可能に設
けられ、回動に伴って第2収納凹部4を閉鎖及び開放可
能なリッド5と、前記ホルダ凹部2及び第1収納凹部3
を閉鎖する閉鎖位置と、ホルダ凹部2及び第1収納凹部
3を開放して前記リッド5の下側に重なる開放位置との
間をスライド可能であるとともに、開放位置において、
付勢バネ13の反力により前記リッド5と共に開放方向
にはね上げ可能なスライドカバー8とを具備している。
【0029】したがって、ホルダ凹部2をスライドカバ
ー8にて閉鎖して内部へのゴミ溜まりを防止し、よっ
て、車室内を良好な衛生状態に保つことができる。ま
た、スライドカバー8はスライドによりホルダ凹部2を
開放するため、缶ジュースAの飲料中においても後部座
席の乗客に圧迫感を与える虞は皆無であり、車室内の居
住性の悪化を未然に防止することができる。しかも、開
放及び閉鎖のいずれの場合でも、スライドカバー8のス
ライド操作とリッド5の回動操作とを、途切れることな
く一連の連続した動作として実行できるため、その開閉
操作が大幅に容易化されて、操作性を飛躍的に向上させ
ることができる。
【0030】ところで、上記実施例のコンソール本体
は、ホルダ凹部2、第1収納凹部3及び第2収納凹部4
を備えたコンソール本体1として構成されているが、本
発明を実施する場合には、これに限定されるものではな
く、飲料物を挿入・保持可能でスライドカバー8にて開
閉されるホルダ凹部2と、小物を収納可能でリッド5に
て開閉される第2収納凹部4を備えたものであればよ
い。したがって、必ずしも第1収納凹部3を備える必要
はなく、この第1収納凹部3を省略して、ホルダ凹部2
と第2収納凹部4とを隣接して設けることも可能であ
る。
【0031】また、上記実施例のスライドカバーは、付
勢バネ13の反力によりはね上げられるスライドカバー
8として構成されているが、本発明を実施する場合に
は、これに限定されるものではなく、開放位置にスライ
ドしたときにリッド5と共に開放方向に回動可能なもの
であればよい。したがって、例えば、前記付勢バネ13
を廃止した上で、リッド5にスリットを設けて、開放位
置にスライドしたスライドカバー8をこのスリット内に
格納・保持し、その状態でリッド5と一体でスライドカ
バー8を回動させるように構成することも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明のコンソールボッ
クスは、コンソール本体に形成されて、飲料物を挿入・
保持可能なホルダ凹部と、前記コンソール本体に前記ホ
ルダ凹部と隣接して形成されて、小物を収納可能な第1
収納凹部及び第2収納凹部と、前記第2収納凹部上に対
して回動自在に設けられ、回動に伴って前記第2収納凹
部を閉鎖及び開放自在なリッドと、前記ホルダ凹部及び
第1収納凹部を閉鎖する閉鎖位置と、前記ホルダ凹部及
び第1収納凹部を開放して前記リッドに重なる開放位置
との間をスライド自在で閉鎖及び開放自在とし、かつ、
前記開放位置において前記リッドと共に開放方向にはね
上げ回動自在とし、前記閉鎖位置で前記リッドとの動き
を共同しないようにしたスライドカバーとを具備するた
め、ホルダ凹部がスライドカバーにて閉鎖されて、ホル
ダ凹部内にゴミが溜まるのを防止できるから、車室内を
良好な衛生状態に保つことができ、また、スライドカバ
ーはスライドにより前記ホルダ凹部及び第1収納凹部を
開放するため、上方に突出して後部座席の乗客に圧迫感
を与える虞は皆無であり、車室内の居住性の悪化を未然
に防止することができ、しかも、ホルダ凹部及び第1収
納凹部及び第2収納凹部を共に開放する際には、スライ
ドカバーを開放位置にスライド操作し、そのままリッド
を開放位置へと回動操作することによって同時に解放で
き、逆に、閉鎖する際には、開放位置のリッドを閉鎖位
置に回動操作し、そのままスライドカバーを閉鎖位置へ
とスライド操作でき、いずれの場合でも、スライドカバ
ーとリッドの操作を途切れることなく一連の連続した動
作として実行できるため、その開閉操作が大幅に容易化
されて、操作性を飛躍的に向上させることができる。更
に、ホルダ凹部及び第1収納凹部を共に開放する際に
は、閉鎖位置のスライドカバーを開放位置にスライド操
作でき、逆に閉鎖する際には、解放位置のスライドカバ
ーを閉鎖位置へとスライド操作でき、いずれの場合で
も、スライドカバーの連続した動作として実行可能であ
る。 故に、ホルダ凹部へのゴミ溜まりを防止して、車室
内を良好な衛生状態に保つとともに、開放したリッドに
より後部座席の乗客に圧迫感を与えるのを回避して、車
室内の居住性の悪化を防止し、かつ、開閉操作を容易化
して操作性を向上さ せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例であるコンソールボッ
クスのリッドの開閉状態を示す断面図である。
【図2】図2は本発明の一実施例であるコンソールボッ
クスを示す分解斜視図である。
【図3】図3は本発明の一実施例であるコンソールボッ
クスの軸受ピンとガイド溝との関係を示す部分断面図で
ある。
【図4】図4は本発明の一実施例であるコンソールボッ
クスのスライドカバーのスライド状態を示す断面図であ
る。
【図5】図5は本発明の一実施例であるコンソールボッ
クスのスライドカバーのはね上げ状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 コンソール本体 2 ホルダ凹部 4 第2収納凹部(収納凹部) 5 リッド 8 スライドカバー A 缶ジュース(飲料物) B2 サングラス(小物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−50876(JP,A) 実開 昭61−97053(JP,U) 実開 昭63−119446(JP,U) 実開 平1−72436(JP,U) 実開 平4−133950(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 7/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンソール本体に形成されて、飲料物を
    挿入・保持可能なホルダ凹部と、 前記コンソール本体に前記ホルダ凹部と隣接して形成さ
    れて、小物を収納可能な第1収納凹部及び第2収納凹部
    と、 前記第2収納凹部上に対して回動自在に設けられ、回動
    に伴って前記第2収納凹部を閉鎖及び開放自在なリッド
    と、 前記ホルダ凹部及び第1収納凹部を閉鎖する閉鎖位置
    と、前記ホルダ凹部及び第1収納凹部を開放して前記リ
    ッドに重なる開放位置との間をスライド自在で閉鎖及び
    開放自在とし、かつ、前記開放位置において前記リッド
    と共に開放方向にはね上げ回動自在とし、前記閉鎖位置
    で前記リッドとの動きを共同しないようにしたスライド
    カバーとを具備することを特徴とするコンソールボック
    ス。
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