JP3713706B2 - 放熱構造、パッケージ組立体、及び、放熱用シート - Google Patents

放熱構造、パッケージ組立体、及び、放熱用シート Download PDF

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    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放熱構造、パッケージ組立体、及び、放熱用シートに関し、特に、発熱する電子部品を密封し且つ放熱性が優れている放熱構造、パッケージ組立体、及び、放熱用シートに関する。
【0002】
【発明の背景の技術】
IC、LSIのようなパッケージを組み込んだ基板は、実運転と同じ熱環境でその検査が実行される。その検査では、実運転時と同じ放熱構造が用いられる。放熱構造としては、フィン、ヒートシンクが知られている。検査のためには、検査前に検査対象のパッケージを放熱構造に装着し、検査後にそのパッケージを放熱構造から取り外す作業が必要である。手間がかかるこのような着脱作業の繰り返しは、組立工程と検査工程の工数の低減の点で問題になっている。このような作業の途中で、高熱伝導率素材を用いることは、工数の削減の一助になる。そのような素材として、グラファイト・シート(以下、GSと略称される)が知られている。帯状の熱伝導体は、実開昭58−135994号等で広く知られているが、密閉筐体内の放熱のための帯状熱伝導体は、知られていない。
【0003】
検査作業を簡素化して組立と検査のためのコストをより一層に削減することが求められる。高熱伝導率素材を用いて工数を低減することが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、検査作業を簡素化して組立と検査のためのコストをより一層に削減することができる放熱構造、パッケージ組立体、及び、放熱用シートを提供することにある。
本発明の他の課題は、筐体の熱の高排出性と熱伝導経路の設計の自由度を高くすることができる放熱構造、パッケージ組立体、及び、放熱用シートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
その課題を解決するための手段が、下記のように表現される。その表現中に現れる技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現されている技術的事項に付せられている参照番号、参照記号等に一致している。このような参照番号、参照記号は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このような対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されることを意味しない。
【0006】
本発明によるパッケージの放熱構造は、ベースと(2)と、ベース(2)に支持されるフィン群(3)と、電子部品である発熱体(13)の熱を伝達させるシート(4)とから構成されている。シート(4)は、熱伝導性と可撓性を有していて、フィン群(3)に熱的に接合している。発熱体の熱は、シート(4)を伝達してフィン群に速やかに伝達する。可撓性があるシートにより発熱体(13)をフィン群(3)に熱的に接合し、放熱テストを簡素に実行することができる。このようなテストは、フィン群(3)と発熱体との相対的位置を自由に変更することができ、放熱性のテストの自由度が高い。シートとして熱伝導率が高いGSを用いることは、自然環境下でシートの表面からの放熱量に比較して熱伝導でフィン群(3)に伝達される伝達熱量の比率が高いから、そのテストの信頼性が向上する。
【0007】
シート(4)とフィン群(3)の間の空隙を熱伝導性素材で埋めることは、シートの高熱伝導性をより効果的に克つようすることができる。ベース(2)には、発熱体(13)が嵌まりこむ凹部が形成されていることは、放熱テストの手順を簡素化することができる。
【0008】
本発明によるパッケージ組立体は、筐体(16,17)と、筐体(16,17)の中で筐体(16,17)に支持される基板(12)と、筐体(16,17)に熱的に接合する放熱体(19と図3の状態の3、又は、3’)と、放熱体(19)と基板(12)に接合されているパッケージ(13)との間を熱的に結合するシート(4)とから構成されている。シート(4)は、熱伝導性と可撓性を有している。可撓性が豊かであるシート(4)は、筐体内に所狭しで配置されている多様な部品配置空間で、可能な限り最短距離的に熱伝導経路を形成することができる。放熱テストの場合に限られず、実製品でシートとしてGSは効果的である。
【0009】
シート(4)は、放熱体(3,3’)に熱的に接合する放熱部分(5)と、パッケージに熱的に接合する吸熱部分(6)と、放熱部分(5)と吸熱部分(6)との間の部分であり屈曲する屈曲部分(7)とから形成されている。このように、熱伝導経路は、筐体の中で自由に形成され得る。放熱部分(5)と屈曲部分(6)とが共通部分を有することは設計的に自由である。
【0010】
シート(4)は筐体に挟まれている水密部分に接して筐体外に出ることは好ましい。放熱体(3’)はヒートポンプであり、この場合、シート(4)はヒートポンプ(3’)に熱的に接合する。ヒートポンプ(3’)は、シート(4)を介して筐体(16又は17)に接合する。ヒートポンプ(3’)は、冷媒容器(27)と、冷媒容器(27)に封入されている冷媒(28)とから形成される。冷媒(28)はガスと液体の混合状態で用いられ得る。フィン構造が与えられた冷媒容器(27)は、気化した冷媒ガスがフィンの内面に素早く到達し放熱効率を高くし、この場合、ヒートポンプはヒートパイプの機能を持つことになる。
【0011】
熱的結合体(2,3)が追加されることは、実製品に近い状態で放熱テストをすることができる点で好ましい。筐体(16)には、筐体(16)の外側に突出するフィン群が形成され、そのフィン群のフィン要素(19)にはそれぞれに外側に凸である凸状凹面群が内側面として形成され、熱的結合体(2,3)は、外側に凸であり凸状凹面群の内側面に熱的に接合する突起群(3)を有している。シート(4)の一端部は熱結合体(2,3)に熱的に結合し、且つ、シート(4)の他端部は基板(12)に結合しているパッケージ(13)に熱的に結合している。この場合、突起群(3)は凸状凹面群に嵌まり込んでいて、着脱自在であり、テストの手順が簡素可される。このような熱的結合体(2,3)は、実製品の放熱テストを高信頼度で実行することができる。
【0012】
本発明による放熱用シートは、下記環境条件:密閉されている筐体の中を通ること、筐体内の電子的基板に支持され発熱するパッケージに熱的に接合し、且つ、筐体の外側で筐体に接合する放熱体に熱的に接合することのもとで使用され、熱伝導性が高く、且つ、可撓性が豊かである。GSは、筐体内放熱の手段として有効にその物性が利用される。
【0013】
【発明の実施の形態】
図に対応して、本発明による放熱構造の実施の形態は、放熱構造が可撓性シートと共に設けられている。その放熱構造1は、図1(b)に示されるように、ベース2とフィン群3とから形成されている。フィン群3は、複数のフィン要素3a,3b,3cにより形成されている。フィン要素3a,3b,3cは、ベース2の上面に互いに離隔してそれぞれに接合している。フィン要素3a,3b,3cは、ベース2により近い基部の側でそれらの幅がより広く、ベース2から遠い側でそれらの幅がより狭く、フィン要素3a,3b,3cのそれぞれが先細り形状になるように、両側面はテーパ面に形成されている。フィン要素3a,3b,3cのそれぞれの幅方向は、フィン要素3a,3b,3cが並ぶ方向に一致している。
【0014】
可撓性シート4は、フィン群3を覆う放熱側部分5と、発熱体に熱的に接合する吸熱側部分6と、放熱側部分5から吸熱側部分6まで連続して延びる屈曲部分7とから形成されている。放熱側部分5は、フィン要素3a,3b,3cが並ぶ方向に適正長さを有して延びている。屈曲部分7は、吸熱側部分6に概ね直交する方向に延びている。
【0015】
放熱側部分5の裏面は、フィン要素3a,3b,3cのそれぞれの先細り形状形成面(既述のテーパ面)に沿い、又は、その先細り形状形成面に密着するように波状に深く屈曲する凹凸面を形成されている。放熱側部分5をフィン要素3a,3b,3cに密着させるために、係合具8が用いられる。係合具8は、図1(a)に示されるように、フィン要素3a,3b,3cのそれぞれに位置対応する係合穴9を有している。係合具8は、更に、ベース2の周辺4箇所に位置対応してその周辺4箇所に着脱自在に係合するフック11を一体的に形成している。
【0016】
係合穴9の穴幅は、フィン要素3a,3b,3cのそれぞれの基部近傍の既述の幅に概ね等しい。係合具8は、放熱構造1に向かって適正な圧力で押し下げられる。フィン要素3a,3b,3cが係合具8の係合穴9に挿入されれば、放熱側部分5の波状凹凸部は、フィン要素3a,3b,3cの外側面と係合穴9の内周面とに挟まれて、フィン要素3a,3b,3cと係合具8とにより適正な締め付け力で締め付けられる。このような締め付け力と、フック11とベース2の底面との係合の係合力とにより、放熱側部分5がフィン群3に安定的に結合して、放熱構造1が可撓性シート4に安定的に結合する。
【0017】
高熱伝導率のグリスが放熱側部分5の裏面とフィン群3の表面との間の微小空隙に埋められることは、フィン群3と放熱側部分5との間で熱を高効率に熱交換することができる点で特に重要である。可撓性シート4は、高熱伝導率の素材が用いられ、既述のGSが特に好適である。GSの熱伝導率は、アルミニウムの3倍であり、銅の2倍であり、且つ、可撓性に優れている。係合具8を用いない場合には、熱硬化性の接着剤でフィン群3と放熱側部分5の間が接合され得る。可撓性シート4は、中心層が既述の熱伝導性に関する物性を持ち、その中心層の両面が熱絶縁性材料で被覆され、全体に可撓性を失わない複合シートであることは更に好ましい。
【0018】
ベース2は、図2に示されるように、パッケージ取付基板12に取り付けられる。パッケージ13は、パッケージ取付基板12に実装されている。ベース2の下面側に、凹部14(図1参照)が形成されている。パッケージ13の両側面と上面とで形成される凸面に寸法的に概ね一致する凹面が形成されている係合治具15が用いられる。係合治具15をパッケージ13に嵌め込む際に、パッケージ13の凸面と係合治具15の下側面との間に、可撓性シート4の放熱側部分6が挟み込まれる。このような挟み込みにより、可撓性シート4はパッケージ13に機械的に、且つ、熱的に結合する。ベース2は、パッケージ13に着脱自在に結合している。図1に示される状態で放熱テストを実行することは有意義であるが、後述されるように、実製品のテストにも有効に用いられる。
【0019】
図3は、パッケージ取付基板12が放熱構造1と可撓性シート4とともに実製品の筐体内に組み付けられた組付状態を示している。その筐体は、上側筐体16と下側筐体17とから構成されている。上側筐体16と下側筐体17とは、それらの鍔部でボルト18により互いに結合されている。上側筐体16の天井部は、フィン群に形成されている。そのフィン群の一部の複数のフィン要素19には、図4に示されるように、先細り凹面21がそれらの下側面に形成されている。上側筐体16の裏面側には、先細り凹面21に連続してベース2の上面とベース2の周面とが入り込む嵌め込み面22が形成されている。
【0020】
放熱構造1が、図2に示されるように、パッケージ取付基板12に嵌め込まれる。図2に示される取り付け状態で、検査が行われる。パッケージ13が発熱して生じる熱は、可撓性シート4に伝導し可撓性シート4を介して、パッケージ13から離隔した位置のフィン群3に伝達される。パッケージ13の熱の一部は、係合治具15とベース2とを介してフィン群3に伝導する。パッケージ13の熱を放熱させる放熱構造の放熱性は、実運転時の放熱性に近い。
【0021】
フィン要素19の先鋭状凹面又はフィン群3の凸面に高熱伝導性素材が塗られ、次に、ベース2に一体的であるフィン群3がフィン要素19の先鋭状凹面に差し込まれる。高熱伝導性素材としては、ゴム系樹脂に配合されてマグネシウム粉末が好適に使用される。フィン群3は、そのようなゴム系樹脂を介してフィン要素19に機械的に弾力的に圧着し、且つ、熱的に結合する。ベース2に結合している可撓性シート4がベース2と共にフィン要素19に差し込まれ、他の基板23が、図3に示されるように、支柱24を介して上側筐体16に組み付けられる。他の基板23には、既に、他のパッケージ25が取り付けられている。他のパッケージ25は、上側筐体16の天井面に熱的に接合している。次に、仮運転を終えたパッケージ取付基板12にシート4の自由端部側を取り付けて、パッケージ取付基板12を支柱24に取り付ける。最後に、下側筐体17を上側筐体16にねじ止めして結合する。
【0022】
このような全体的組立の後に、実運転検査が行われる。パッケージ13の熱は、可撓性シート4を伝導して、ベース2とベース2のフィン群3とに伝達される。フィン群3の熱は、フィン要素19に伝達し、フィン要素19の表面で大気との間で熱交換する。筐体16の全体に拡散する熱は、上側筐体16に形成されている他のフィン群26から放散する。
【0023】
可撓性シート4は、厚さは薄いが幅が広く、フィン要素19に広い面積で熱的に接合し、パッケージ13の熱を多量にフィン要素19に伝達することができる。可撓性シート4は、可撓性に富み、筐体の中で自由に配置され得るから、組立ての邪魔になり難い。図2に示されるパッケージ13とパッケージ取付基板12とフィン群3との組立構造は、そのままに、図3に示されるように筐体の中に組み込まれるので、パッケージ13とフィン群3とを仮検査の度に着脱する必要がなく、フィン群3は検査用と最終品とで兼用され、検査と組立の工数が削減される。検査用フィンは、最終品のフィンの中に嵌まり込み、最終製品はコンパクトにまとまっている。可撓性シート4は可撓性があり、パッケージ取付基板12の組立の自由性を阻害せず、パッケージ13の熱を自由に設定される部位に伝達させることができる。
【0024】
図5は、本発明によるパッケージ組立体の実施の他の形態を示している。第1パッケージ13が実装されている第1基板12が筐体(上側筐体16)に取り付けられ、第2パッケージ25が実装されている第2基板23が筐体(下側筐体17)に取り付けられている点は、実施の既述の形態に同じである。可撓性シート4の吸熱側部分6がパッケージ13に熱的に広く結合し、可撓性シート4の放熱側部分5が放熱体に熱的に広く結合している点は、実施の既述の形態に同じである。実施の本形態の放熱体は、フィン群3に代えられて、冷却器3’が用いられている。
【0025】
冷却器3’は、放熱側部分5を介して冷却器3’の外側表面に熱的に広く接合している。冷却器3’は、冷媒容器27を具備している。冷媒容器27の中に、冷媒28が封入されている。冷媒28として、ガス・液体混合物質が封入されている。そのガス・液体混合物質は、放熱側部分5に接合する側の容器壁部分から気化熱を奪って蒸発し、冷媒容器27の外側表面を有する容器壁部分にその熱を伝達する。冷媒容器27は、一種のヒートパイプ又はヒートポンプを形成している。冷媒容器にフィンが形成され、フィンの内面が波状面に形成されれば、気化した冷媒ガスがフィン内面で液化して、そのヒートパイプ又はヒートポンプの機能が強化される。
【0026】
可撓性シート4の屈曲部分7は、筐体外に出ている。筐体内の可撓性シート4の長さは、比較的に短い。上側筐体16と下側筐体17の接合面には、パッキンリング29が介設されている。可撓性シート4の一部は、図6に示されるように、パッキンリング29と筐体に挟まれていて、筐体内は水密性が保持されている。筐体内は密封されているが、シート4の高熱伝導性により、電子部品であるパッケージの熱が速やかに筐体外に排出される。
【0027】
図7は、本発明によるパッケージ組立体の実施の更に他の形態をしている。可撓性シート4の屈曲部分7は、上側筐体16に開けられているスリット31を通され、可撓性シート4の放熱側部分5は冷却器3’と上側筐体16の間に密着的に介設されている。可撓性シート4は、パッケージ13から最短コースで上側筐体16の外側表面の到達している。スリット31の穴面と屈曲部分7との間には、適正な充填密閉材料で充填され密閉されている。上側筐体16と下側筐体17の接合面には、パッキンリング29が水密に介設されている。パッケージ13で生じる熱は、可撓性シート4を介して最短距離(筐体内の最小放熱面積)で筐体外に伝達し、筐体内の密閉空間の温度上昇が効果的に低く抑えられている。他のフィン群32が下側筐体17に設けられることは、放熱性をよりよくする点で好ましい。実施の本形態は、放熱性能が向上し、且つ、筐体内の基板、パッケージのレイアウトの自由度が増大している。
【0028】
図8は、本発明によるパッケージ組立体の実施の更に他の形態を示している。実施の本形態では、増設フィン33が増設されている。増設フィン33は、上側筐体16又は下側筐体17に接合している。可撓性シート4は、パッキンリング29に挟まれて筐体外に延び、増設フィン33に熱的に広く接合している。実施の本形態では、放熱側部分5は屈曲部分7に一致している。
【0029】
【発明の効果】
本発明による放熱構造、パッケージ組立体、及び、放熱用シートは、筐体内の電子部品であるパッケージの熱が速やかに筐体外に排出され、且つ、熱伝導経路の設計の自由度が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a),(b)は、本発明による放熱構造の実施の形態の2態様をそれぞれに示す斜軸投影図である。
【図2】図2は、他の態様を示す斜軸投影図である。
【図3】図3は、本発明による放熱構造の実施の他の形態を示す断面図である。
【図4】図4は、図3の一部を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明によるパッケージ組立体の実施の更に他の形態を示す断面図である。
【図6】図6は、図5のVI−VI線断面図である。
【図7】図7は、本発明によるパッケージ組立体の実施の更に他の形態を示す断面図である。
【図8】図8は、本発明によるパッケージ組立体の実施の更に他の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
2…ベース
2,3…熱結合体
3…フィン群
3’…ヒートポンプ
3,3’…放熱体
4…シート
5…放熱部分
6…吸熱部分
7…屈曲部分
12…基板
13…発熱体(パッケージ)
16,17…筐体
19…放熱体
27…冷媒容器
28…冷媒

Claims (5)

  1. ベースと、
    前記ベースに支持されるフィン群と、
    電子部品である発熱体と接合する吸熱部分と、屈曲することが可能な屈曲部分と、前記フィン群を覆うように配置されて前記発熱体からの熱を前記フィン群へ放熱する放熱部分と、を備えた熱伝導性と可撓性を有するシートと、
    を具備した
    放熱構造。
  2. 請求項1に記載された放熱構造であって、
    前記シートと前記フィン群の間の空隙は熱伝導性素材で埋められている
    放熱構造。
  3. 請求項1に記載された放熱構造であって、
    前記ベースには、前記発熱体が嵌まりこむ凹部が形成されている
    放熱構造。
  4. 請求項1に記載された放熱構造であって、
    更に、
    前記フィン群に位置対応する係合穴と、前記ベースの周辺に位置対応して前記ベースに脱着自在に係合するフックとを備え、前記フィン群を覆うように配置された前記シートを挟んで前記ベースに着脱自在に取り付けられた係合具
    を具備した
    放熱構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された放熱構造であって、
    前記放熱部分と前記屈曲部分は共通部分を有する
    放熱構造。
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