JP3692885B2 - メッセージ表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォントロードの際に上位ホストから受信したフォントデータがどのコード体系で作成されているかを検出し、操作パネルに表示する文字パターンを自動的に選択して表示するメッセージ表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタ等の機器において文字表示器にメッセージを表示する時、予め設定されたコード体系を使用してメッセージを作成している。
【0003】
また、上記のような従来技術において、プリンタで文字表示器に表示するメッセージの言語を複数の言語の中から任意に選択可能とする技術例が特開平01−173094号公報に開示されている。
【0004】
上記従来技術例によると、操作部に各種のメッセージを表示できる文字表示器を有する画像形成装置において、文字表示器に表示するメッセージの同一内容に対してそれぞれ複数の言語によるメッセージデータを格納したメモリと、メッセージデータの内容をどの言語で表示するかを選択する表示言語選択手段と、この選択手段によって、選択された言語によるメッセージデータを表示すべき内容に応じてメモリから読み出して文字表示器に表示させるメッセージ選択表示手段とを設けている。
【0005】
このような構成を有する従来のプリンタは、どの言語で表示するかを選択後、表示すべき内容に応じてメッセージをメモリから読み出して文字表示器に表示させるように動作していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術例では以下のような問題点を有していた。
第1の問題点としては、表示する言語の自動選択ができないということである。その理由は、従来技術のプリンタは、フォントロードされてくるフォントデータがどこの国の言語であるかを自動的に判定する手段を有していないためである。
【0007】
また、第2の問題点としては、多数の言語をサポートできないということである。その理由は、プリンタの装置構成上、メッセージに表示する文字パターンを格納しているメモリは読み出し専用(ROM)であることが前提であるため、記憶容量に制限があり、サポートできるとしても日本語表記と英語表記程度となるためである。
【0008】
さらに、通常、日本国内で販売されているフォントROMには、中国及び台湾特有の漢字や韓国特有(ハングル文字も含む)の文字は登録されていない。このため、漢字圏の言語をサポートするためには、特注のフォントROMを搭載しなければならず、追加で多くのコストが必要となってしまう。
【0009】
従って、本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、フォントロードされてきたフォントデータがどの国で使用されている言語であるかを解析することで、文字パネルに表示するフォントパターンをその国のコード体系で使用することができるメッセージ表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
更に、フォントパターンデータを格納する記憶装置をRAMにより構成することで、新たに受信したフォントパターンデータを格納し、この新たなフォントパターンデータに対しても適用することが可能となるメッセージ表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために、本発明は、回線を介して上位ホストからフォントデータの受信を実行するデータ入出力手段と、上位ホストから受信した、フォントデータを構成する文字コードに対応付けられるフォントパターンデータを格納する文字データ格納手段と、ユーザに対するガイドメッセージを文字で表示するガイドメッセージ表示手段と、ガイドメッセージ表示手段制御するオペレータパネル制御手段とを有し、オペレータパネル制御手段は、上位ホストよりデータ入手力手段を介して受信し、文字データ格納手段に格納された、フォントデータを構成するフォントパターンデータを展開することによって1バイト系フォントで作成されているか、2バイト系フォントで作成されているかを判別し、判別の結果、フォントパターンデータが1バイト系フォントで作成されている場合、ガイドメッセージ表示手段に表示するメッセージを1バイト系フォントを用いて作成し、また、フォントパターンデータが2バイト系フォントで作成されている場合、特定の文字コードを用いて、フォントパターンデータが如何なるコード体系により作成されているかを判別し、判別の結果を基にガイドメッセージ表示手段に表示するメッセージを作成することを特徴とする。
【0013】
また、本発明によれば、オペレータパネル制御手段は、受信したフォントデータに含まれる文字コードに対応したフォントパターンデータのドット配列を基に、フォントパターンデータが如何なるコード体系により作成されているかを判別することを特徴とする。
【0014】
また、本発明によれば、オペレータパネル制御手段は、特定の文字コードに対応するフォントパターンデータを展開した結果が空白、若しくは、特定の文字コードが未定義であることを示す文字である場合、フォントパターンデータが1バイト系フォントであることを判別し、特定の文字コードに対応するフォントパターンデータを展開した結果が空白、若しくは、特定の文字コードが未定義であることを示す文字でない場合、2バイト系フォントであることを判別することを特徴とする。
【0015】
また、本発明によれば、文字データ格納手段は、RAMで構成されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のメッセージ表示装置。
【0016】
また、本発明によれば、2バイト系フォントは、JISにより体系付けられているコード体系であり、オペレータパネル制御手段は、上位ホストから受信したフォントデータを構成する文字コードに対応付けられるフォントパターンデータがUNICODE系フォントで作成されている場合、文字コードを用いて、受信したフォントデータを構成するコード体系を特定することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明のメッセージ表示装置による実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
(本発明の特徴)
先ず、本発明の特徴を先に説明すると、本発明は、上位ホスト(=ACOS等のメインフレーム)側からプリンタ側にフォントロード(=文字コードに割り振られたフォントパターンデータの登録)されてくるフォントデータが、どの国の言語により作成されているかを解析・特定することで、操作パネルに表示するフォントパターン(文字のデザイン、フォントのデザイン)について、自動的に該当する国のコード体系を使用するメッセージ表示装置を提供する。
なお、本実施形態において、フォントデータとは、フォントロードの際、上位ホストから受信されるデータであり、複数の文字コードと、該複数の文字コードのそれぞれにより指定される、個々の文字を描画するためのデータ(フォントパターンデータ)とを組み合わせたものである。また、フォントパターンデータとは、個々の文字を描画するためのデ ータである。
【0019】
図1を参照すると、文字データ格納手段203には上位ホスト1からデータ入出力制御手段を経由して中央処理装置202にフォントロードされてきたフォントデータを構成するフォントパターンデータが格納されている。
【0020】
従って、中央処理装置202は文字データ格納手段203に格納されたフォントパターンデータを解析することで、フォントロードされたフォントデータがどの国の言語により作成されているかを特定し、この特定結果をオペレータパネル制御手段205に通知する。
【0021】
この通知を受けたオペレータパネル制御手段205はユーザが操作キー入力手段207により操作・入力した内容に基づき、ガイドメッセージ表示手段206に操作ガイドメッセージを表示させる。このとき、ガイドメッセージ表示手段206に表示させるメッセージを、フォントロードされたフォントデータを構成する、言語体系の文字コードに基づき組み立て、この組み立てた内容に対応して文字データ格納手段203からフォントパターンデータを読み出すことによって自動的に表示する言語を切り替える機能を可能にする。
【0022】
(第1の実施形態)
以下、本発明によるメッセージ表示装置の第1の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。ここで、第1の実施形態は、本発明のメッセージ表示装置にプリンタの機能を加えた一実施例を用いて説明する。しかしながら、本発明は本実施形態に限らず、メッセージを表示する機能を有するものに対して、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々変形し実施することが可能である。
【0023】
図1を参照すると、第1の実施形態は、本発明であるメッセージ表示装置を構成する要素として、データ入出力制御手段201と中央処理装置202と文字データ格納手段203とオペレータパネル制御手段205とガイドメッセージ表示手段206とを有している。
【0024】
また、第1の実施形態では、プリンタとしての機能を有するために、上記した各構成要素の他に、図1に示すように印刷データ形成手段204を有し、更にユーザより各種選択・命令を入力させるための操作キー入力手段207を有している。
【0025】
これらデータ入出力手段201、中央処理装置202、文字データ格納手段203、印刷データ形成手段204、オペレータパネル制御手段205、ガイドメッセージ表示手段206及び操作キー入力手段207により機能する手段は印刷データ編集手段2とされ、上位ホストから入力されたフォントデータに対して各種処理を施すために用いられる。
【0026】
また、第1の実施形態では、上記した印刷データ編集手段2より編集された印刷データを出力する手段として図1に示すように、印刷データ出力手段3を設けている。
【0027】
上記に示した各構成要素が有する機能を説明すると、以下のようになる。
印刷データ編集手段2を構成する要素であるデータ入出力制御手段201は、ユーザ等により操作される上位ホスト1とデータ転送(送受信)を実行するインタフェースとしての機能を備えている。
【0028】
また、中央処理装置202は、印刷データ編集手段2を構成する要素全体を制御する機能を備えている。
【0029】
文字データ格納手段203は、フォントデータを構成している文字コードに対応付けられたフォントパターンデータを格納する記憶装置である。ここで、フォントパターン(文字デザイン、フォントデザインをいう)として、日本語の他に各国毎で使用されるフォントパターンが考えられるが、本発明においては、如何なるフォントパターンをも適用して実施することが可能である。
【0030】
また、印刷データ形成手段204は、印字をするためのデータである印字データ(フォントパターンデータ)をビデオ(ドット)データに展開する機能を備えている。従って、この機能により入力されたフォントデータを構成する印字データ(フォントパターンデータ)を、ユーザの解読できる形態のデータである表示用のビデオ(ドット)データ、すなわち印刷データに変換する。
【0031】
更に、オペレータパネル制御手段205は、ユーザインタフェースを制御する機能を備えている。
【0032】
ガイドメッセージ表示手段206は、ガイドメッセージを文字で表示する機能を備えている。
【0033】
操作キー入力手段207は、ユーザ操作(意志)を検出する機能を備えている。
【0034】
(第1の実施形態の動作)
次に、図1〜図3を参照して、第1の実施形態の全体の動作について詳細に説明する。
【0035】
図1において、文字データ格納手段203には上位ホスト1から中央処理装置202(データ入出力制御手段201経由)によりフォントロードされてきたフォントデータを構成するフォントパターンデータが格納されている。
【0036】
ここで図2を参照すると、図2は、日本語用フォントと中国語(台湾)用フォントの文字コード(JIS)とにおける、2D6BHから2D71Hに対応したフォントのデザインを示している。
【0037】
フォントのデザイン(フォントパターン)はビットマップおよびアウトラインフォントのフォントパターンデータを展開した結果であり、文字サイズ(7ポイント、10ポイント、12ポイント等)毎に、タテとヨコとのドット数が一定な白黒(=2色)の組み合わせにより表現されるイメージデータに相当する。なお、このイメージデータは表示用であり、上記ビデオ(ドット)データ、印刷データと同義である。
【0038】
又、図3は、中央処理装置202が、文字データ格納手段203に格納されたフォントパターンデータを展開することにより得られた結果を基に、このフォントパターンデータが日本語用フォントまたは中国語(台湾)用フォントもしくはそれ以外のフォントの内、いずれのフォントにより構成されているかを解析するためのフローチャートである。
【0039】
ここで、フォントのコード体系は1バイト系フォントと2バイト系フォントとに大分類される。
【0040】
上記の1バイト系フォントはアルファベット、数字、若しくは記号類などの種類毎にまとめられた、いわゆる英語圏で使用される文字で、仮名や漢字を含んでいないコード体系である。一般的に、漢字を使用しない国では2バイト系フォントをロードしないため、使用するコード体系は1バイト系フォントのみである。
【0041】
よって、図3において、ステップS010で文字データ格納手段203に格納されている2D6DHの文字コード(JIS)のフォントパターンデータを展開した結果が空白(もしくは〓などの文字が未定義であることを示す初期データ)であった場合(ステップS010のYes)、2バイト系フォントがロードされていないと判断してステップS060に移行し、英語表記手段をオペレータパネル制御手段205で実行する。
【0042】
ここで、オペレータパネル制御手段205は文字データ格納手段203に格納されているフォントパターンデータを展開した白黒(=2色)の組み合わせにより表現されるイメージデータをガイドメッセージ表示手段206に表示させることを特徴としている。従って、オペレータパネル制御手段は、ステップS060において英語表記手段を用いているため、英語圏の人間が理解できるメッセージを文字コードのテーブルで生成することとなる。
【0043】
これにより、例えば印刷する用紙が無くなった際に、ガイドメッセージ表示手段206に表示するメッセージを英語で“PAPER End”と表記する場合は、英語表記ステップS060において、英語表記手段による文字コード(例えばアスキーコード)でテーブルを“50H、41H、50H、45H、52H、20H、45H、6EH、64H”と生成する。
【0044】
次に、ステップS010において、文字データ格納手段203に格納されている2D6DHの文字コード(JIS)のフォントパターンデータを展開した結果が空白(もしくは〓などの文字が未定義であることを示す初期データ)でなかった場合(ステップS010のNo)、2バイト系フォントがロードされていると判断する。
【0045】
更にステップS020において、文字データ格納手段203に格納されている2D6DHの文字コード(JIS)のフォントパターンデータを展開した結果が“明治”であると判定された場合(ステップS020のYes)、日本語表記ステップS040をオペレータパネル制御手段205で実行する。
【0046】
これにより、例えば印刷する用紙が無くなった際に、ガイドメッセージ表示手段206に表示するメッセージを日本語で“用紙切れ”と表記する場合は、ステップS040において、日本語表記手段により文字コード(JIS)でテーブルを“4D51H、3B66H、405AH、246CH”と生成する。
【0047】
また、ステップS020において、文字データ格納手段203に格納されている2D6DHの文字コード(JIS)のフォントパターンデータを展開した結果が“明治”でないと判定され(ステップS020のNo)、且つステップS030において、文字データ格納手段203に格納されている2D6DHの文字コード(JIS)のフォントパターンデータを展開した結果が“民國”であった場合(ステップS030のYes)、ステップS050において、中国語(台湾)表記手段をオペレータパネル制御手段205で実行する。
【0048】
以上、説明した第1の実施形態では、文字データ格納手段203に格納されている2D6DHの文字コード(JIS)に着目して記述しているが、これは、ステップS040における日本語表記手段とステップS050における中国(台湾)語表記手段とを用いて文字データ格納手段203に格納されているフォントパターンデータを展開した結果として得られる白黒(=2色)の組み合わせで表現されるイメージデータを区別することができる(例えば2D6EH、2D6FHなど)文字コードであれば、如何なる文字コードでも適用することができる。
【0049】
また、イメージデータを解析する場合は、通常、文字サイズ(7ポイント、10ポイント、12ポイント)毎にタテとヨコとのドット配列がプリンタ側に登録しておいたデータに完全に一致するか否かを判定するが、フォントをロードされた時点でプリンタ側に判定基準となるイメージデータを登録することにより、次回以降において学習機能を働かせるように構成することができる。また、明朝体やゴシック体などの多種デザインに対応することを実現するために、イメージデータを解析する手段に従来からのOCR技術を組み込むことも可能である。
【0050】
以上のように構成することで、本発明によるメッセージ表示装置は、ユーザがプリンタにフォントをロードするだけで、フォントロードされたフォントの言語(英語、日本語、中国語)でガイドメッセージやエラーメッセージを表示することが可能になる。
【0051】
その理由は、フォントロードされているフォントデータを構成するフォントパターンデータを展開した結果を基に言語種別を判定して、文字コードテーブルを生成するためである。
【0052】
(第2の実施形態)
次に、本発明による第2の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
図2を参照すると、第1の実施形態によるプリンタとしての機能を有した本発明のメッセージ処理装置では、日本語フォントパターン(日本語のフォントデザイン)や中国語フォントパターン(中国語のフォントデザイン)を国毎に定義し、この定義したフォントパターン(文字デザイン、フォントデザインをいう)を用いてフォントパターンデータをコード体系に割り当てていたが、図4に示された第2の実施形態では、漢字を使用する国(=中国、日本、韓国)のフォントパターンデータが全て統合された漢字(=CJK統合漢字)のフォントパターンをUNICODEと呼ばれるコード体系に割り振り、このUNICODEと呼ばれるコード体系を用いている。
【0053】
図4は、UNICODEにおける中国の標準的な文字コード体系(GB 2312)と台湾の標準的な文字コード体系(Big Five)と日本の標準的な文字コード体系(JIS X 0208)と日本の補助コード体系(JIS 0212)と韓国の標準的な文字コード体系(KS C 5601)との相互表である。
【0054】
このCJK統合漢字には、漢字を使用する国(=中国、日本、韓国)の全てで使用されている文字もあるが、中国の標準的な文字コード体系(GB 2312)のみ、又は、台湾の標準的な文字コード体系(Big Five)のみ、又は、日本の標準的な文字コード体系(JIS X 0208)及び補助コード体系(JIS 0212)のみ、又は、韓国の標準的な文字コード体系(GB C 5601)のみというように、1カ国単位で使用される文字も存在する。
【0055】
例えば、図4に示されるように、UNICODEで示される文字コード4E02Hの文字は、日本の補助コード体系(JIS 0212)のみで定義され、文字コード4E1AHの文字は、中国の標準的なコード体系(GB 2312)のみで定義され、文字コード4E6Bの文字は、韓国の標準的な文字コード体系(KS C 5601)のみで定義され、文字コード4E9CHの文字は、日本の標準的な文字コード体系(JIS X 0208)のみで定義され、文字コード4EE9Hの文字は、台湾の標準的な文字コード体系(Big Five)のみで定義されている。
【0056】
また、図5は、Windows(登録商標)98で使用可能な中国語用フォント(DFHei−GB)で定義されているフォントパターンデータを出力したものであり、図6は、同じくWindows(登録商標)98で使用可能な台湾用フォント(DFHeiMedium−B5)で定義されているフォントパターンデータを出力したものであり、図7は、同じくWindows(登録商標)98で使用可能な日本語用フォント(JS平成明朝体W3)で定義されているフォントパターンデータを出力したものであり、更に図8は、同じくWindows(登録商標)98で使用可能な韓国語用フォント(DFKGothic−Bd)で定義されているフォントパターンデータを出力したものである。
【0057】
通常、UNICODEに対応している市販のフォントパターンデータはフォントを登録する先のパソコンのハードウェア資源を有効に利用するため、日本国内で使用する日本語用フォントでは中国や台湾および韓国特有のフォントパターンデータを登録していない。例えば、図5から図8における文字コード4E9CHまたは4E02のフォントパターンデータに関しては、図7に示す日本語用フォント(JS平成明朝体W3)では登録されているが、他のフォントでは未登録である。
【0058】
同様に通常、韓国国内で使用する韓国語用フォントでは中国や台湾および日本特有のフォントパターンデータを登録していない(図5から図8における文字コード4E6BHのフォントパターンデータ)。また、中国(図5から図8における文字コード4E1AHのフォントパターンデータ)または台湾(図5から図8における文字コード4EE9Hのフォントパターンデータ)でも同様である。
【0059】
以上のように、図3で示されたステップS010〜S060では、JISコードにおいて2D6DHのパターンデータに着目していたが、UNICODEによるコード体系の場合、国別に着目するコードが異なっているが、フォントデータのロード状態を解析してオペレータ表示する言語を自動判別する機能は、第1の実施形態と同様の構成により実現することが可能である。
【0060】
以上のことを基に、第1の実施形態で図3のフローチャートを用いた説明と同様に、第2の実施形態の動作について、図9のフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0061】
図9は、図3のフローチャートと同様に、中央処理装置202が、文字データ格納手段203に格納されたフォントパターンデータを展開することにより得られた結果を基に、このフォントパターンデータが日本語用フォントまたは中国語(台湾)用フォントもしくはそれ以外のフォントの内、いずれのフォントにより構成されているかを解析するためのフローチャートである。
【0062】
上述したUNICODE系フォントにおいては、2バイト系フォントを使用している。従って、図9を参照すると、ステップS110で文字データ格納手段203に格納されている4E9CH(又は4E02)の文字コード(UNICODE)のフォントパターンデータを展開し、この展開した結果が空白であるか否かを判定する(ステップS110)。
【0063】
ステップS110の判定の結果、4E9CH(又は4E02)の文字コードが登録されている場合(ステップS110のNo)、フォントロードされてきたフォントデータが日本語用フォントであると判断し、ステップS111に移行し、日本語表記手段を用いてガイドメッセージ表示手段206に表示するメッセージを作成する。
【0064】
これに対し、ステップS110の判定の結果が空白(もしくは〓などの文字が未定義であることを示す初期データ)であった場合(ステップS110のYes)、ステップS120に移行する。
【0065】
ステップS120では、ステップS110と同様に、フォントロードされてきたフォントデータが韓国語用フォントで作成されているか否かを判定するために、4E6BHの文字コード(UNICODE)のフォントパターンデータを展開し、この展開の結果が空白であるか否かを判定する(ステップS120)。
【0066】
ステップS120の判定の結果、4E6BHの文字コードが登録されている場合(ステップS120のNo)、フォントロードされてきたフォントデータが韓国語用フォントであると判断し、ステップS121に移行し、韓国語表記手段を用いてガイドメッセージ表示手段206に表示するメッセージを作成する。
【0067】
これに対し、ステップS120の判定の結果が空白(もしくは〓などの文字が未定義であることを示す初期データ)であった場合(ステップS120のYes)、ステップS130に移行する。
【0068】
ステップS130でも、上記と同様に、フォントロードされてきたフォントデータが中国語用フォントで作成されているか否かを判定するために、4E1AHの文字コード(UNICODE)のフォントパターンデータを展開し、この展開の結果が空白であるか否かを判定する(ステップS130)。
【0069】
ステップS130の判定の結果、4E1AHの文字コードが登録されている場合(ステップS130のNo)、フォントロードされてきたフォントデータが中国語用フォントであると判断し、ステップS131に移行し、中国語表記手段を用いてガイドメッセージ表示手段206に表示するメッセージを作成する。
【0070】
これに対し、ステップS130の判定の結果が空白(もしくは〓などの文字が未定義であることを示す初期データ)であった場合(ステップS130のYes)、ステップS140に移行する。
【0071】
ステップS140でも、上記と同様に、フォントロードされてきたフォントデータが台湾語用フォントで作成されているか否かを判定するために、4EE9Hの文字コード(UNICODE)のフォントパターンデータを展開し、この展開の結果が空白であるか否かを判定する(ステップS140)。
【0072】
ステップS140の判定の結果、4EE9Hの文字コードが登録されている場合(ステップS140のNo)、フォントロードされてきたフォントデータが韓国語用フォントであると判断し、ステップS141に移行し、台湾語表記手段を用いてガイドメッセージ表示手段206に表示するメッセージを作成する。
【0073】
これに対し、ステップS140の判定の結果が空白(もしくは〓などの文字が未定義であることを示す初期データ)であった場合(ステップS140のYes)、ステップS150に移行し、英語表記手段を用いてガイドメッセージ表示手段206に表示するメッセージを作成して処理を終了する。
【0074】
以上のように動作することにより、第2の実施形態では、UNICODE系フォントより、入力されたフォントデータが漢字使用圏においてどの言語により作成されたかを自動的に判別し、この判別した結果に基づきガイドメッセージ表示手段206に表示するメッセージに使用する言語を自動的に切り替えることが可能となる。
【0075】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によるメッセージ表示装置は、ユーザがフォントをロードするだけで、フォントロードされたフォントの言語でガイドメッセージやエラーメッセージを表示することが可能になる。
【0076】
その理由は、フォントロードされているフォントデータを構成するフォントパターンデータを展開した結果を基に言語種別を判定して、文字コードテーブルを生成するためである。
【0077】
従って、プリンタ等の他の機能と組み合わせて使用する場合等においても、メモリ等の記憶容量が基となる制限によりメッセージとして使用する言語が限られることなく、如何なる国、又は言語に対しても適用することが可能である。
【0078】
また、文字コードがUNICODEにより作成されている場合に対しても、本発明は、フォントデータのロード状態を解析することにより、オペレータ表示する言語を自動判別することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態による構成を示すブロック図である。
【図2】 日本語用フォント及び中国語(台湾)用フォントにおいて文字コードに対応するフォントパターンデータの例を示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態による動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】 UNICODEと各国で使用されるコードとにおいて対応されるフォントパターンを示す図である。
【図5】 中国語用フォントにおけるUNICODE表の一例である。
【図6】 台湾用フォントにおけるUNICODE表の一例である。
【図7】 日本語用フォントにおけるUNICODE表の一例である。
【図8】 韓国語用フォントにおけるUNICODE表の一例である。
【図9】 本発明の第2の実施形態による動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 上位ホスト
2 印刷データ編集手段
3 印刷データ出力手段
201 データ入出力制御手段
202 中央処理装置(CPU)
203 文字データ格納手段
204 印刷データ形成手段
205 オペレータパネル制御手段
206 ガイドメッセージ表示手段
207 操作キー入力手段

Claims (5)

  1. 回線を介して上位ホストからフォントデータの受信を実行するデータ入出力手段と、
    前記上位ホストから受信した、前記フォントデータを構成する文字コードに対応付けられるフォントパターンデータを格納する文字データ格納手段と、
    ユーザに対するガイドメッセージを文字で表示するガイドメッセージ表示手段と、
    前記ガイドメッセージ表示手段を制御するオペレータパネル制御手段とを有し、
    前記オペレータパネル制御手段は、前記上位ホストより前記データ入出力手段を介して受信し、前記文字データ格納手段に格納された、前記フォントデータを構成する前記フォントパターンデータを展開することによって1バイト系フォントで作成されているか、2バイト系フォントで作成されているかを判別し、該判別の結果、前記フォントパターンデータが1バイト系フォントで作成されている場合、前記ガイドメッセージ表示手段に表示するメッセージを1バイト系フォントを用いて作成し、また、前記フォントパターンデータが2バイト系フォントで作成されている場合、特定の文字コードを用いて、前記フォントパターンデータが如何なるコード体系により作成されているかを判別し、該判別の結果を基に前記ガイドメッセージ表示手段に表示するメッセージを作成することを特徴とするメッセージ表示装置。
  2. 前記オペレータパネル制御手段は、前記受信したフォントデータに含まれる前記文字コードに対応したフォントパターンデータのドット配列を基に、前記フォントパターンデータが如何なるコード体系により作成されているかを判別することを特徴とする請求項1に記載のメッセージ表示装置。
  3. 前記オペレータパネル制御手段は、前記特定の文字コードに対応するフォントパターンデータを展開した結果が空白、若しくは、前記特定の文字コードが未定義であることを示す文字である場合、前記フォントパターンデータが1バイト系フォントであることを判別し、前記特定の文字コードに対応するフォントパターンデータを展開した結果が空白、若しくは、前記特定の文字コードが未定義であることを示す文字でない場合、2バイト系フォントであることを判別することを特徴とする請求項1または2に記載のメッセージ表示装置。
  4. 前記文字データ格納手段は、RAMで構成されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のメッセージ表示装置。
  5. 前記2バイト系フォントは、JISにより体系付けられているコード体系であり、
    前記オペレータパネル制御手段は、前記上位ホストから受信したフォントデータを構成する文字コードに対応付けられるフォントパターンデータがUNICODE系フォントで作成されている場合、前記文字コードを用いて、前記受信したフォントデータを構成するコード体系を特定することを特徴とする請求項1に記載のメッセージ表示装置。
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