JP3646867B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、誤嵌合防止手段を備えたコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、前面に複数の嵌合凹部を有する1つの雄側コネクタと、この雄側コネクタの各嵌合凹部内に嵌合される複数の雌側コネクタとからなり、嵌合凹部の内周形状が同一形状である分割コネクタの場合、雌側コネクタが本来嵌合すべき嵌合凹部とは別の嵌合凹部に誤って嵌合される虞がある。
【0003】
そこで、誤嵌合防止の手段として、各嵌合凹部の内周に、夫々、他の嵌合凹部とは異なる位置に溝又はリブを形成するとともに、各雌側コネクタの外周に、夫々、その雌側コネクタが嵌合されるべき嵌合凹部の溝又はリブと対応するリブ又は溝を形成することが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の誤嵌合防止手段では、雌側コネクタ側のリブ又は溝が、その雌側コネクタを構成する合成樹脂製のコネクタハウジングに設けられているのであるが、このコネクタハウジングは、その内部に複数のキャビティや端子金具を抜け止めするための樹脂ランス等が形成されていて複雑な形状をなしている。
【0005】
一般に、金型を製造する場合には成形品の形状が複雑になるほど金型形状も複雑になって金型の製造コストが高くなる、という事情があることに鑑みると、もともと形状が複雑である上に更にリブ又は溝の形成されたコネクタハウジングを新たに製造することは、金型コストが増大することを意味し、好ましくない。特に、雌側コネクタは種類数が多いので、その点においてもコスト増大の影響は大である。
【0006】
尚、このような誤嵌合防止手段を設けることに起因して金型コストが増大するという事情は、分割コネクタに限らず、1つの雄側コネクタと1つの雌側コネクタを一対一で嵌合させるコネクタの場合にも同様である。
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、誤嵌合防止手段を備えたコネクタにおいて金型コストの低減を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、内周に誤嵌合規制部が設けられた嵌合凹部を有する第1部材と、外周に誤嵌合規制部が設けられた第2部材とを備え、前記第1部材と第2部材が正規の組み合わせである場合にのみ、前記誤嵌合規制部同士が互いに非干渉となって前記第2部材の前記嵌合凹部への嵌合が許容され、且つ前記第1部材と第2部材が不正な組み合わせである場合には、前記誤嵌合規制部同士が互いに干渉することで前記第2部材の前記嵌合凹部への嵌合が規制されるようにしたコネクタにおいて、前記第2部材は、複数の端子金具を収容するとともにその各端子金具に接続された電線を後端面から導出させたコネクタハウジングと、このコネクタハウジングとは別体部品であり且つそのコネクタハウジングの後端面に組み付けられ、前記電線を水密状に貫通させるとともに、外周を前記嵌合凹部の内周のシール面に対して水密状に密着させるようにした一括ゴム栓と、この一括ゴム栓の後面に当接する形態で前記コネクタハウジングに組み付けられることで、その一括ゴム栓を組付け状態に保持するとともに前記嵌合凹部内に嵌合されるゴム栓カバーとを備えてなり、前記嵌合凹部側の誤嵌合規制部が、前記シール面よりも開口側の位置に溝状に形成されているとともに、前記第2部材側の誤嵌合規制部が、突起状をなすとともに、前記ゴム栓カバーの外周に一体に形成されている構成とした。
【0009】
【発明の作用及び効果】
[請求項1の発明]
一般に、コネクタの場合、内部に端子金具を収容するコネクタハウジングはその形状が比較的複雑であるのに対し、このコネクタハウジングに組み付けられる組付け部材(例えば、ゴム栓カバーやリテーナ等)は比較的形状が簡素であるから、コネクタハウジング成形用の金型の製造コストに比べて組み付け部材の金型コストを低く抑えることが可能である。本発明では、誤嵌合規制部の形成された複数種類の部品を新たに金型成型するにあたり、誤嵌合規制部を、形状が複雑なコネクタハウジングにではなくて、形状が簡素な組付け部材に設けるようにしたので、金型コストを低く抑えることができる。
【0010】
また、嵌合凹部の内周と第2部材の外周との間は一括ゴム栓によってシールされる。また、第2部材側の突起状をなす誤嵌合規制部は、第2部材の嵌合凹部への嵌合方向において一括ゴム栓よりも後方に位置するので、嵌合凹部内においては、その溝状の誤嵌合規制部を一括ゴム栓によるシール面よりも嵌合方向後方に位置することになり、したがって、嵌合凹部内には凹凸のないシール面が確保される。さらに、ゴム栓カバーの突起状の誤嵌合規制部は、一括ゴム栓のシール機能に影響を与えないので、一括ゴム栓の外周から突出量を大きくして誤嵌合防止機能の信頼性向上を図ることが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図8を参照して説明する。
フレーム10(本発明の構成要件である第1部材)は、合成樹脂材料からなる金型成形品であり、その内部には、後端面に開口する上下一対の嵌合凹部11A,11Bが形成されているとともに、その両嵌合凹部11A,11Bの中間高さに位置する複数のキャビティ12が同じく後端面に開口して形成されている。両嵌合凹部11A,11Bは、いずれも、横長の長円形をなす。嵌合凹部11A,11Bの内周面のうち、水平方向の上面及び下面の水平方向の長さ寸法、及び上下両面間の上下方向の高さ寸法は、上下両嵌合凹部11A,11B間で互いに同じ寸法であり、また、嵌合凹部11A,11Bの内周面のうち、左右両端の半円弧面の曲率及び半径寸法も、双方の嵌合凹部11A,11B間で互いに同じとされている。即ち、上側の嵌合凹部11A,11Bと下側の嵌合凹部11A,11Bとは、その後方から視た形状(嵌合凹部11A,11Bに対してサブコネクタ20A,20Bが嵌合する方向と同方向に視た形状)及び寸法が同一となっている。
【0012】
この2つの嵌合凹部11A,11Bの内周には、後述する2種類のサブコネクタ20A,20B(本発明の構成要件である第2部材)のうち不正な組み合わせとなる側のサブコネクタ20B,20Aが嵌合されるのを防止するための手段として、溝13A,13B(本発明の構成要件である誤嵌合規制部)が形成されている。この溝13A,13Bは、サブコネクタ20A,20Bの嵌合方向に視て略方形をなし、上下両嵌合凹部11A,11B間で互いに異なるような位置に配置されている。即ち、図2に示すように、上側の嵌合凹部11Aにおいては、その上面における左端部に近い位置に溝13A配置されており、下側の嵌合凹部11Bにおいては、その下面における左右方向中央よりも少し左寄りの位置に溝13B配置されている。このように、嵌合凹部11A,11Bの左右方向中央位置から各溝13A,13Bまでの距離は互いに相違しているので、フレーム10を上下反転させて視ても、双方の嵌合凹部11A,11Bの溝13A,13Bの位置が合致することはない。
【0013】
この溝13A,13Bの前後方向における形成領域については、嵌合凹部11A,11Bの後面側の開口端から短い寸法分だけに留まる。そして、嵌合凹部11A,11Bの内周面のうち溝13A,13Bよりも奥側の周方向領域は、全周に亘って滑らかに連なるシール面14となっている。
また、各嵌合凹部11A,11Bの内周におけるシール面14よりも奥側には、サブコネクタ20A,20Bを抜け止めするための左右一対の抜止め突起15が形成されている。さらに、各嵌合凹部11A,11Bの奥端面には、サブコネクタ20A,20Bの端子金具30のタブ32をフード部16内に突出させるための長孔状のタブ挿通孔17が形成されている。
【0014】
上記の2つの嵌合凹部11A,11Bには、夫々、2種類のサブコネクタ20A,20Bのうち正規の組み合わせとなる側のサブコネクタ20A又は20Bだけが嵌合されるようになっている。尚、図1に示すのは、上側の嵌合凹部11Aに嵌合される側のサブコネクタ20Aであるが、もう一方のサブコネクタ20Bについては詳しい図示を省略する。
2種類のサブコネクタ20A,20Bは、ゴム栓カバー45A,45Bのみが専用部品になっているだけであって、その他の構成部品は共通部品となっている。まず、共通部品及びゴム栓カバー45A,45Bのうちの共通構成について説明する。サブコネクタ20A,20Bは、合成樹脂材料からなる金型成型品である1つのコネクタハウジング21と、このコネクタハウジング21内に収容される複数の端子金具30と、その各端子金具30に接続された電線34と、コネクタハウジング21に対しその後端面に密着するように取り付けられる1つの一括ゴム栓40と、合成樹脂材料からなる金型成形品であってコネクタハウジング21に組み付けられることにより一括ゴム栓40をコネクタハウジング21への取付け状態に保持する1つのゴム栓カバー45A,45B(本発明の構成要件である組付け部材)から構成される。
【0015】
コネクタハウジング21は、横長の長円形をなし、嵌合凹部11A,11Bにガタ付きなく嵌合し得る形状及び寸法とされている。コネクタハウジング21内には、その前後両端面に開口するように複数のキャビティ22が形成され、その内部にはストッパ23と樹脂ランス24とが形成されている。また、コネクタハウジング21の左右両側面には一対の撓み係止片25が形成されている。さらに、コネクタハウジング21の後端面には、一括ゴム栓40の上下方向への変形を規制するための遊動規制ピン26がほぼ中央位置から突出するように形成されているとともに、ゴム栓カバー45A,45Bを組付け状態に保持するための左右一対の抜止めピン27が突成されている。
【0016】
端子金具30は、金属製であり、角筒部31と、この角筒部31から前方へ突出する細長いタブ32と、角筒部31から後方へ連なる電線圧着部33とからなり、電線圧着部33には電線34が圧着により接続されている。角筒部31には、端子金具30がキャビティ22内に正規挿入されたときに樹脂ランス24と係止することでその端子金具30を抜止め状態に保持する係止孔35が形成されている。同じく角筒部31には、キャビティ22内に端子金具30を挿入するときの姿勢安定化を図るとともに、キャビティ22内に正規挿入された端子金具30をキャビティ22のストッパ23に当接させることで前止まり状態に保持するスタビライザ36が突成されている。
【0017】
一括ゴム栓40は、コネクタハウジング21の後端面に対して前面に亘って密着する厚肉の長円形板状をなし、その外周には、複数のリップ部41が形成されている。このリップ部41はコネクタハウジング21の外面よりも外側へ張り出しており、嵌合凹部11A,11Bのシール面14に対して弾性撓みすることで水密状に密着するようになっている。一括ゴム栓40には、その前後両端面間を貫通する複数の電線貫通孔42が各キャビティ22と対応するように形成されており、各電線貫通孔42には、コネクタハウジング21の後端面から導出された電線34が水密状態で後方へ貫通されるようになっている。また、一括ゴム栓40には、遊動規制ピン26と抜止めピン27を水密状態に貫通させるためのピン貫通孔43,44が形成されている。
【0018】
ゴム栓カバー45A,45Bは、外周形状及び寸法がコネクタハウジング21と同じであって厚板の長円形をなしている。このゴム栓カバー45A,45Bには、端子金具30の貫通を許容する大きさの複数の遊嵌孔46が各電線貫通孔42と対応するように形成されている。また、ゴム栓カバー45A,45Bには、遊動規制ピン26の先端部を嵌合させる受け孔47が形成されているとともに、抜止めピン27の先端の爪27Aを係止させるための受け部48が形成されている。
【0019】
かかるサブコネクタ20A,20Bの組付けに際しては、まず、一括ゴム栓40をコネクタハウジング21の後端面に密着させるるとともに、ピン貫通孔43,44に遊動規制ピン26及び抜止めピン27を貫通させる。次に、ゴム栓カバー45A,45Bを一括ゴム栓40の後端面に密着させ、遊動規制ピン26の先端を受け孔47に嵌合させるとともに、抜止めピン27の爪27Aを受け部48に係止させる。この状態では、一括ゴム栓40がコネクタハウジング21とゴム栓カバー45A,45Bとの間で弾性的に押し潰されるので、コネクタハウジング21と一括ゴム栓40との間、及び一括ゴム栓40とゴム栓カバー45A,45Bとの間が水密状態に保たれる。
【0020】
この後、後方から端子金具30をコネクタハウジング21に挿入するが、このとき、端子金具30を遊嵌孔46及び電線貫通孔42に順に貫通させてキャビティ22内に挿入する。キャビティ22に挿入された端子金具30は、係止孔35と樹脂ランス24との係止及びスタビライザ36とストッパ23との当接により挿抜両方向への遊動を規制された状態に保持される。
さて、上記ゴム栓カバー45A,45Bの外周には、2種類のサブコネクタ20A,20Bのうち嵌合凹部11A,11Bに対して不正な組み合わせとなる側のサブコネクタ20B,20Aの嵌合を規制する手段として、略方形をなす突起49A,49B(本発明の構成要件である誤嵌合規制部)が金型成型により一体に形成されている。この突起49A,49Bは、2種類のサブコネクタ20A,20Bの間で互いに異なる位置に配置されており、この突起49A,49Bの位置の違いによってサブコネクタ20A,20Bが2種類に分けられている。即ち、上側の嵌合凹部11Aに嵌合されるべき一方のサブコネクタ20Aを構成するゴム栓カバー45Aにおいては、上側の嵌合凹部11Aの溝13Aと対応すべく、後方から視たときに、そのゴム栓カバー45Aの上面における左端部に近い位置に突起49Aが配置されている(図5を参照)。また、下側の嵌合凹部11Bに嵌合されるべき他方のサブコネクタ20Bを構成するゴム栓カバー45Bにおいては、下側の嵌合凹部11Bの溝13Bと対応すべく、後方から視たときに、そのゴム栓カバー45Bの下面における左右方向中央よりも少し左寄りの位置に配置されている。このように、この2種類のゴム栓カバー45A,45Bにおける左右方向中央位置から各突起49A,49Bまでの距離は、双方のサブコネクタ20A,20Bの間で互いに相違しているので、ゴム栓カバー45A,45Bを上下反転させて視ても、2種類のサブコネクタ20A,20Bの突起49A,49Bの位置が合致することはない。また、この突起49A,49Bは、一括ゴム栓40のリップ部41の外周よりも更に外方へ大きく突出するような寸法とされている。
【0021】
上記2種類のサブコネクタ20A,20Bを夫々適正な組み合わせとなる嵌合凹部11A,11Bに対して嵌合すると、まず、コネクタハウジング21が嵌合凹部11A,11B内に進入し、その後、一括ゴム栓40が嵌入され、さらにその後に突起49A,49Bが溝13A,13Bに対して引っ掛かりを生じることなく嵌合される。サブコネクタ20A,20Bが正規位置まで深く嵌合されると、撓み係止片25が抜止め突起15に係止することでサブコネクタ20A,20Bは抜止め状態に保持されるとともに、一括ゴム栓40のリップ部41が嵌合凹部11A,11Bのシール面14に水密状に密着することで、嵌合凹部11A,11B内への浸水が防止される。
【0022】
また、サブコネクタ20A,20Bを正規の組み合わせではない側の嵌合凹部11B,11Aに嵌合しようとしたときには、突起49B,49Aが嵌合凹部11A,11Bの開口縁に当接するため、途中で嵌合動作が阻止される。これにより、サブコネクタ20A,20Bの嵌合対象が正規の嵌合凹部11A,11Bではなかった、ということが判る。
上述のように、コネクタハウジング21は、内部に端子金具30を収容するものであることからその形状が比較的複雑であるのに対し、このコネクタハウジング21に組み付けられる組付け部材であるゴム栓カバー45A,45Bは比較的形状が簡素であるから、コネクタハウジング21を成形するための金型の製造コストに比べてゴム栓カバー45A,45Bの金型コストが低く抑えられる。そして、本実施形態では、誤嵌合規制部としての突起49A,49Bを有する複数種類の部品を新たに金型成型するに際して、突起49A,49Bを、形状が複雑なコネクタハウジング21にではなく、形状が簡素なゴム栓カバー45A,45Bに設けるようにしたので、金型コストを低く抑えることが実現されている。
【0023】
また、コネクタハウジング21については、2種類のサブコネクタ20A,20Bの間で共通の部品とされているので、コネクタハウジング21を成形するための金型は1種類で済み、この点も金型コストの低減に寄与している。
また、サブコネクタ20A,20B側の誤嵌合規制部である突起49A,49Bは、サブコネクタ20A,20Bの嵌合凹部11A,11Bへの嵌合方向において一括ゴム栓40よりも後方に位置するので、嵌合凹部11A,11B内においては、その誤嵌合規制部としての溝13A,13Bを一括ゴム栓40によるシール面14よりも嵌合方向後方(即ち、嵌合凹部11A,11Bの開口面側)に位置することになる。したがって、溝13A,13Bを成型するための型抜き空間がシール面14と重なることがなく、凹凸のない滑らかなシール面14が形成されている。
【0024】
さらに、ゴム栓カバー45A,45Bの突起49A,49Bは、一括ゴム栓40のシール機能に影響を与えないので、一括ゴム栓40の外周から突出量を大きくすることが可能となっている。このように、突起49A,49Bを大きくすることにより、不正な嵌合の際の突起49A,49Bと嵌合凹部11B,11Aの開口縁との干渉代が大きくなるので、誤嵌合防止機能の信頼性向上を図ることが可能である。また、突起49A,49Bと溝13A,13Bの双方が大きくなるので、目視による突起49A,49B及び溝13A,13Bの位置の確認が容易となり、誤嵌合を未然に回避することも可能である。
【0025】
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では1つの第1部材に対して複数の第2部材を嵌合させる分割コネクタに適用した例を説明したが、本発明は、1つの第1部材と1つの第2部材とを一対一で嵌合されるコネクタにも適用することができる。
【0026】
(2)上記実施形態では第2部材側の誤嵌合規制部の形成母体をゴム栓カバーとしたが、本発明によれば、ゴム栓カバーに限らず、端子金具を抜け止めするためのリテーナ(具体的には第2部材のコネクタハウジングに対して前方から組み付けられるフロントリテーナ、側方から組み付けられるサイドリテーナ、後方から組み付けられるリアリテーナ)、第2部材のコネクタハウジングから延出した電線を所定の屈曲形状に保持するための電線カバー等に誤嵌合規制部を形成してもよい。
【0027】
(3)上記実施形態では第1部材側の誤嵌合規制部を溝状にするとともに第2部材側の誤嵌合規制部を突起状としたが、本発明によれば、第1部材側を突起状にするとともに第2部材側を溝状にしてもよく、第1・第2双方に、夫々、溝状の誤嵌合規制部と突起状の誤嵌合規制部の両方を形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1における第2部材の分解斜視図
【図2】フレーム(第1部材)の正面図
【図3】フレームの断面図
【図4】サブコネクタ(第2部材)の正面図
【図5】サブコネクタの背面図
【図6】サブコネクタの側面図
【図7】サブコネクタの一部切欠底面図
【図8】サブコネクタの部分断面図
【符号の説明】
10…フレーム(第1部材)
11A,11B…嵌合凹部
13A,13B…溝(誤嵌合規制部)
20A,20B…サブコネクタ(第2部材)
21…コネクタハウジング
30…端子金具
34…電線
40…一括ゴム栓
45A,45B…ゴム栓カバー(組付け部材)
49A,49B…突起(誤嵌合規制部)
Claims (1)
- 内周に誤嵌合規制部が設けられた嵌合凹部を有する第1部材と、
外周に誤嵌合規制部が設けられた第2部材とを備え、
前記第1部材と第2部材が正規の組み合わせである場合にのみ、前記誤嵌合規制部同士が互いに非干渉となって前記第2部材の前記嵌合凹部への嵌合が許容され、且つ前記第1部材と第2部材が不正な組み合わせである場合には、前記誤嵌合規制部同士が互いに干渉することで前記第2部材の前記嵌合凹部への嵌合が規制されるようにしたコネクタにおいて、
前記第2部材は、複数の端子金具を収容するとともにその各端子金具に接続された電線を後端面から導出させたコネクタハウジングと、
このコネクタハウジングとは別体部品であり且つそのコネクタハウジングの後端面に組み付けられ、前記電線を水密状に貫通させるとともに、外周を前記嵌合凹部の内周のシール面に対して水密状に密着させるようにした一括ゴム栓と、
この一括ゴム栓の後面に当接する形態で前記コネクタハウジングに組み付けられることで、その一括ゴム栓を組付け状態に保持するとともに前記嵌合凹部内に嵌合されるゴム栓カバーとを備えてなり、
前記嵌合凹部側の誤嵌合規制部が、前記シール面よりも開口側の位置に溝状に形成されているとともに、
前記第2部材側の誤嵌合規制部が、突起状をなすとともに、前記ゴム栓カバーの外周に一体に形成されていることを特徴とするコネクタ。
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