JP2016081797A - 防水コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴム栓の噛み込みを防ぐことが可能な防水コネクタを提供する。
【解決手段】防水コネクタCは、相手側40の嵌合凹部41に内嵌されるハウジング10と、前記ハウジング10のうち前記相手側40との嵌合方向における後側の面に装着されて前記嵌合凹部41に密着するリップ部25を有するとともに、前記嵌合方向における後端の外周縁に凹み部26が形成されているゴム栓20と、前記ゴム栓20の前記嵌合方向における後側に装着されて、前記ゴム栓20を前記ハウジング10の後側の面に密着させるホルダ30と、を備えている。
【選択図】図10

Description

本発明は、防水コネクタに関する。
従来、相手側の嵌合凹部に内嵌される防水コネクタが知られている(例えば下記特許文献1に記載)。この防水コネクタは、ハウジングと、ハウジングの後面に装着されて、嵌合凹部に密着するリップ部を有するゴム栓と、ゴム栓の後側に装着されて、ゴム栓をハウジングの後面に密着させるように押圧して保持するホルダ(文献1ではゴム栓カバー)と、を備えている。
ハウジングの後面には、ゴム栓を貫通してゴム栓の面方向の位置ずれを防ぐ位置決めピン(文献1では遊動規制ピン)と、ゴム栓を貫通してホルダに係止し、ホルダを組み付け状態に保持する係止ピン(文献1では抜止めピン)とが設けられている。防水コネクタを相手側の嵌合凹部に嵌合する際には、まずハウジングが嵌合凹部内に進入し、その後、ゴム栓が嵌合凹部内に嵌入する。そして、防水コネクタが正規位置に嵌合された状態では、ゴム栓のリップ部が嵌合凹部に水密状に密着して止水する。
特開2002−110289号公報
ところで、上記のような防水コネクタにおいては、相手側に嵌合する際に、例えば嵌合スピードが速かったり、防水コネクタが相手側に対して斜めに傾いていたりすることで、ゴム栓のリップ部が相手側に押されてホルダの外周面側に逃げ出し、ホルダと相手側との間に挟み込まれてしまうことがある。このようなゴム栓の噛み込みは、防水コネクタの嵌合力を増大させるため対策が望まれていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ゴム栓の噛み込みを防ぐことが可能な防水コネクタを提供することを目的とする。
本発明の防水コネクタは、相手側の嵌合凹部に内嵌されるハウジングと、前記ハウジングのうち前記相手側との嵌合方向における後側の面に装着されて前記嵌合凹部に密着するリップ部を有するとともに、前記嵌合方向における後端の外周縁に凹み部が形成されているゴム栓と、前記ゴム栓の前記嵌合方向における後側に装着されるホルダと、を備えている。
本発明によれば、相手側に押されて圧縮したゴム栓は凹み部に逃げるから、ゴム栓がホルダの外周面側に逃げて相手側とホルダとの間に挟み込まれることを防ぐことができる。
本実施例におけるコネクタおよび相手コネクタの嵌合前の状態を示す平断面図 コネクタを示す側面図 コネクタを示す背面図 ハウジングを示す平面図 ハウジングを示す平断面図 ハウジングを示す側面図 ハウジングを示す背面図 ゴム栓の正面図 ゴム栓の側断面図 コネクタを相手コネクタに嵌合する様子を示す平断面図 コネクタを相手コネクタに嵌合した状態を示す平断面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明の防水コネクタは、前記ハウジングの後側の面に、前記ゴム栓に設けられた貫通孔を貫通して前記ホルダに係止する係止ピンが立設され、前記凹み部が、前記貫通孔の周縁部に形成されているものとしてもよい。このような構成によれば、係止ピンが貫通した貫通孔の周縁部は圧縮率が高くて噛み込まれやすい部分であり、そのような部分に凹み部を設けることで、効果的にゴム栓の噛み込みを防ぐことができる。
また、本発明の防水コネクタは、前記凹み部が、前記ゴム栓の前後両面に形成され、前記ハウジングの後側の面に、前記凹み部に嵌って前記ゴム栓を位置決めする位置決めリブが設けられているものとしてもよい。このような構成によれば、従来のようにゴム栓を位置決めするための位置決めピンがゴム栓を貫通している場合に比してゴム栓の圧縮率が小さくなるから、より確実にゴム栓の噛み込みを防ぐことができる。
<実施例>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図11を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例における防水コネクタ(以下、単にコネクタCと称する)は、相手コネクタ(相手側)40に嵌合されることで、ハウジング10に保持された複数の端子金具Tを所定の短絡パターンで短絡させるジョイントコネクタである。以下、各構成部材において、コネクタCおよび相手コネクタ40の嵌合面側をそれぞれ前方とし、また図2における上下方向を上下方向として説明する。
相手コネクタ40は合成樹脂材からなり、全体として正面視長円形の有底筒状をなし、その内側に、コネクタCが嵌合する嵌合凹部41が形成されている。嵌合凹部41のうち開口に近い部分は、ゴム栓20が弾性的に密着するシール面42とされている。相手コネクタ40の開口縁部には、図2に示すように、コネクタCに設けられたロック片34が係止可能なロック突起43が複数設けられている。ロック突起43は、相手コネクタ40の上下両面に設けられ、上面側と下面側とで幅方向における配置位置が異なるものとされている。また、相手コネクタ40の開口縁部の内周側には、前端に向かって外側に傾くテーパ部47が形成されている。
相手コネクタ40の後端部には、複数のバスバー44がインサート成形や圧入等により一体に保持されている。各バスバー44は金属製であり、帯状をなすキャリア45の側縁に複数の接続片46が並列して突出されたものである。接続片46に接続された端子金具Tは、バスバー44毎に短絡される。
コネクタCは、相手コネクタ40の嵌合凹部41に内嵌されるハウジング10と、ハウジング10の後面(相手側との嵌合方向における後側の面)に装着されるゴム栓20と、ゴム栓20の後側に装着されるホルダ30とを備えている。
ハウジング10は合成樹脂材からなり、その内部には、端子金具Tが収容されるキャビティ11が上下2段に分かれ、且つ各段毎に横一列に一定ピッチで整列して形成されている。
各キャビティ11には、後方から端子金具Tが収容可能とされ、収容された端子金具Tは各キャビティ11に備えられた図示しないランスによって抜け止めされる。端子金具Tは、所定形状に打ち抜いた金属板材を曲げ加工してなり、電線Wの端末部に固着され、相手コネクタ40の接続片46と接続可能とされている。
ハウジング10の後面(後側の面)には、図6、図7、図8および図9に示すように、ゴム栓20に設けられた貫通孔24を貫通してホルダ30に係止する係止ピン13が立設されている。係止ピン13は、ハウジング10の幅方向(長手方向)における両端部に一ずつ設けられている。各係止ピン13は、略円柱状をなしてハウジング10の後面に立つ基部14と、基部14の端面に突設された係止爪部15とを備えている。
また、ハウジング10の後面には、後述するゴム栓20の凹み部26に嵌ってゴム栓20を位置決めする位置決めリブ16が設けられている(図6および図7参照)。位置決めリブ16については、後ほど詳しく説明する。
ゴム栓20は、正面視略長円形の厚板状をなし、ハウジング10の後面の略全体を覆うようにしてハウジング10に装着される。ゴム栓20の周方向における4つの角部は、図8に示すように、外周面が円弧形状をなす曲面部21とされている。
ゴム栓20には、挿通された各電線Wの外周に弾性的に密着することで電線Wの周囲をシールするシール孔22が前後方向に貫通して設けられている。シール孔22は、ハウジング10のキャビティ11に対応する位置に形成されている。
各シール孔22の内周面には、電線Wに密着する内周リップ部23が複数設けられている。内周リップ部23の内径寸法は、電線Wの外径寸法よりも小さくされている。なお、シール孔22の前後両端部は、中心部よりも四方に拡開された略方形断面をなしている。
ゴム栓20には、ハウジング10の係止ピン13を貫通させるための貫通孔24が前後方向に貫通して形成されている。貫通孔24の内径は、係止ピン13の基部14の外径よりも僅かに小さい寸法に設定され、貫通孔24と係止ピン13との間はシール状態になる。なお、貫通孔24の内周面にもシール孔22と同様に内周リップ部23が設けられている。
ゴム栓20の外周面には、嵌合凹部41のシール面42に密着する外周リップ部25が設けられている。外周リップ部25は、略同形状をなすものが前後方向に略一定の間隔をあけて複数条(本実施例では3条)設けられている。外周リップ部25は、ハウジング10および後述するホルダ30の外周面よりも外側に突出する寸法で設けられている。外周リップ部25は相手コネクタ40のシール面42に全周にわたって弾性的に密着することで、嵌合凹部41の開口側をシールする。
ゴム栓20の前後両端部には、凹み部26が形成されている。凹み部26については、後ほど詳しく説明する。
ホルダ30は合成樹脂材からなり、ゴム栓20と同様、全体として正面視略長円形の厚板状をなしている。ホルダ30には、図4および図10に示すように、端子金具Tを前後方向に挿通可能な挿通孔31が、前後方向に貫通して設けられている。挿通孔31は、ハウジング10のキャビティ11及びゴム栓20のシール孔22に対応する位置に設けられている。
ホルダ30には、ハウジング10の係止ピン13が係止可能な係止孔32が設けられている(図10および図11参照)。係止孔32は、ホルダ30の係止ピン13に対応する位置に前後方向に貫通して設けられている。係止孔32には差し入れられた係止ピン13の係止爪部15が係止するように段差部33が設けられている。
ホルダ30の外周面には、相手コネクタ40のロック突起43に係止可能なロック片34が複数設けられている。ロック片34は、ホルダ30の後端部から前方へ延出する片持ち状をなし、その前端部はホルダ30の前面よりも所定寸法だけ前側に至っている。
さて、ゴム栓20の前後両端部の外周縁には、図8および図9に示すように、凹み部26が複数形成されている。凹み部26は、ゴム栓20の前後両面に形成され、前面側と後面側とで同形状とされている。ゴム栓20の前面および後面は、いずれも上下左右に対称な形状をなしている。
凹み部26は、図9に示すように、ゴム栓20のうち外周リップ部25が設けられていない部分、すなわちゴム栓20のうち外周リップ部25よりも前側に突出した部分と後側に突出した部分(以下、突出部27と称する)とにそれぞれ形成されている。
凹み部26は、ゴム栓20の突出部27の外縁を略直角に切り欠いたような形態をなし、前側の突出部27の凹み部26は前方および側方に、後側の突出部27の凹み部26は後方および側方に開放されている。各凹み部26は、ゴム栓20の軸線に対して略平行をなす面と、ゴム栓20の軸線に対して略直角をなす面とを有している。凹み部26の前後方向の深さ寸法は、それぞれ突出部27の前後方向の寸法と同等とされている。また、凹み部26の内外方向の深さ寸法は、シール孔22に連通しない程度の寸法とされている。なお、凹み部26の深さ寸法は、全体において略一定とされている。
凹み部26は、図8に示すように、ゴム栓20の外周縁のうち長手方向に延びる縁部(上下両縁部)に一ずつと、短手方向に延びる縁部(左右両縁部)に一ずつとが設けられている。以下、凹み部26のうちゴム栓20の上下両縁部に設けられているものを第1凹み部26F、左右両縁部に設けられているものを第2凹み部26Sと称する。
第1凹み部26Fは、ゴム栓20の長手方向(幅方向)における略中央部に形成されている。第1凹み部26Fは、横方向に並んだシール孔22の外縁に沿って延びている。第1凹み部26Fは、並列したシール孔22のうちその端部に配された2つのシール孔22を除く全てのシール孔22に沿って設けられている。
第2凹み部26Sは、ゴム栓20の短手方向(上下方向)における略中央部に形成され、それぞれ上下の曲面部21の間に位置している。第2凹み部26Sは、貫通孔24の周縁部に形成されている。第2凹み部26Sの長さ寸法(上下方向の寸法)は、貫通孔24の同方向の寸法と同等とされている。
そして、ハウジング10の後面には、凹み部26に嵌ってゴム栓20を位置決めする位置決めリブ16が設けられている(図6および図7参照)。位置決めリブ16は、ハウジング10の外縁に沿って後方に突出している。位置決めリブ16の突出寸法は、凹み部26の軸方向の深さ寸法と同等もしくは若干小さくされている。
位置決めリブ16は、凹み部26に対応してハウジング10の上下両縁部および左右両縁部に設けられている。以下、位置決めリブ16のうちハウジング10の上下両縁部に設けられたものを第1位置決めリブ16F、左右両縁部に設けられたものを第2位置決めリブ16Sと称する。
位置決めリブ16の長さ寸法は、それぞれ対応する凹み部26の長さ寸法よりも若干小さくされている。すなわち、第1位置決めリブ16Fの左右方向の寸法は、第1凹み部26Fの左右方向の寸法よりも若干小さく、第2位置決めリブ16Sの上下方向の寸法は、第2凹み部26Sの上下方向の寸法よりも若干小さくされている。これにより、位置決めリブ16が凹み部26に嵌合した状態において、各凹み部26の長手方向の両端部に隙間が形成されるので、この隙間にも圧縮されたゴム栓20が入り込むことが可能とされている。
また、位置決めリブ16の幅寸法は、それぞれ対応する凹み部26の幅寸法と同等とされている。すなわち、第1位置決めリブ16Fの上下方向の寸法は、第1凹み部26Fの上下方向の寸法と同等であり、第2位置決めリブ16Sの左右方向の寸法は、第2凹み部26Sの左右方向の寸法と同等とされている。
そして、上下の第1位置決めリブ16Fの間隔と、上下の第1凹み部26Fの間隔とが整合し、左右の第2位置決めリブ16Sの間隔と、左右の第2凹み部26Sの間隔とが整合している。これにより、位置決めリブ16が凹み部26に嵌合した状態では、ゴム栓20の上下方向および左右方向の位置ずれを防ぐことができる。
次に、本実施例のコネクタCの組み付け作業および相手コネクタ40との嵌合作業の一例を説明する。
まず、ハウジング10の後面にゴム栓20を装着する。ゴム栓20の貫通孔24にハウジング10の係止ピン13を貫通させてゴム栓20を装着する。すると、ハウジング10の位置決めリブ16が、ゴム栓20の凹み部26に嵌った状態になる。また、係止ピン13の基部14が、ゴム栓20の貫通孔24に嵌合した状態になる。なお、ゴム栓20は、前後両面のいずれを前側にしてもよい。
次に、ゴム栓20の後側にホルダ30を装着する。ゴム栓20をハウジング10との間で挟みつつ、ゴム栓20から後方に突出している係止爪部15に係止孔32を係合させる。これにより、ゴム栓20が弾性収縮した状態に保持される。
次に、端子金具Tをハウジング10に収容する。端子金具Tをホルダ30の挿通孔31に差し入れてゴム栓20のシール孔22を貫通させ、キャビティ11に挿入する。この端子金具Tの挿入作業を、複数の端子金具Tについて順に行う。このとき、位置決めリブ16が凹み部26に嵌っているので、ゴム栓20のシール孔22が端子金具Tに押されて面方向にずれることが制限される。これにより、シール孔22とキャビティ11との位置がずれて、端子金具Tの挿入が困難になることを防ぐことができる。
こうして、コネクタCの組み付け作業が完了する。
次に、コネクタCを相手コネクタ40に嵌合する。このとき、相手コネクタ40とコネクタCとの嵌合スピードが速かったり、コネクタCが相手コネクタ40に対して斜めに傾いていたりしても、図10および図11に示すように、相手コネクタ40の先端部に押された外周リップ部25は凹み部26に逃げ込んでそこに収まる。したがって、外周リップ部25がホルダ30の外周面側にはみ出して、ホルダ30と相手コネクタ40との間に挟み込まれてしまうことが防がれる。
そして、相手コネクタ40とコネクタCとが正規の嵌合状態になると、ホルダ30のロック片34が相手コネクタ40のロック突起43に係止し、相手コネクタ40とコネクタCとが嵌合状態で保持される。この状態では、相手コネクタ40の接続片46とコネクタCの端子金具Tとが電気的に接続され、端子金具Tが所定のパターンで短絡される。また、ゴム栓20の外周リップ部25が相手コネクタ40のシール面42に密着し、相手コネクタ40内への水の浸入が防止される。
以上により、相手コネクタ40とコネクタCとの嵌合作業が完了する。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例のコネクタCは、相手コネクタ40の嵌合凹部41に内嵌されるハウジング10と、ハウジング10の後面に装着されて嵌合凹部41に密着する外周リップ部25を有するゴム栓20と、ゴム栓20の後側に装着されてゴム栓20をハウジング10の後面に密着させるホルダ30とを備え、ゴム栓20の後端の外周縁に凹み部26が形成されたものである。
この構成によれば、相手コネクタ40に押されて圧縮したゴム栓20が凹み部26に逃げるから、ゴム栓20がホルダ30の外周面側に逃げて相手コネクタ40とホルダ30との間に挟み込まれることを防ぐことができる。
また、ハウジング10の後面に、ゴム栓20に設けられた貫通孔24を貫通してホルダ30に係止する係止ピン13が立設され、凹み部26が、貫通孔24の周縁部に形成されている。
この構成によれば、係止ピン13が貫通した貫通孔24の周縁部は圧縮率が高くて噛み込まれやすい部分であり、そのような部分に凹み部26を設けることで、効果的にゴム栓20の噛み込みを防ぐことができる。
また、凹み部26が、ゴム栓20の前後両面に形成され、ハウジング10の後面に、凹み部26に嵌ってゴム栓20を位置決めする位置決めリブ16が設けられている。ここで、従来においては、ゴム栓の面方向の変位を制限するために、ハウジングの後面に位置決めピンが立設され、その位置決めピンがゴム栓を貫通するものとしていた。しかしながら、本実施例の構成によれば、そのような位置決めピンを備えなくて良いから、ハウジング10の成形工程において位置決めピンが折れることによる不良を低減することができ、また従来のように位置決めピンがゴム栓を貫通している場合に比してゴム栓20の圧縮率が小さくなるから、より確実にゴム栓20の噛み込みを防ぐことができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、ジョイントコネクタを相手コネクタ40としたが、これに限らず、相手側は、嵌合可能な嵌合凹部を備えるものであればよく、例えば電線の端末部に装着された電線体電線コネクタであってもよいし、複数の嵌合凹部を有する分割コネクタであってもよい。
(2)上記実施例では、凹み部26が、貫通孔24の周縁部に形成されているが、これに限らず、凹み部の形成部位は適宜変更することができる。
(3)上記実施例では、凹み部26が複数箇所に設けられているが、これに限らず、例えば凹み部をゴム栓の全周に連続して形成してもよい。
(4)上記実施例では、凹み部26がゴム栓20の前後両面に設けられているが、これに限らず、凹み部をゴム栓の後面のみに設けてもよい。
C…コネクタ(防水コネクタ)
10…ハウジング
13…係止ピン
16…位置決めリブ
20…ゴム栓
24…貫通孔
25…外周リップ部(リップ部)
26…凹み部
30…ホルダ
40…相手コネクタ(相手側)
41…嵌合凹部

Claims (3)

  1. 相手側の嵌合凹部に内嵌されるハウジングと、
    前記ハウジングのうち前記相手側との嵌合方向における後側の面に装着されて前記嵌合凹部に密着するリップ部を有するとともに、前記嵌合方向における後端の外周縁に凹み部が形成されているゴム栓と、
    前記ゴム栓の前記嵌合方向における後側に装着されるホルダと、を備えている防水コネクタ。
  2. 前記ハウジングの後側の面に、前記ゴム栓に設けられた貫通孔を貫通して前記ホルダに係止する係止ピンが立設され、
    前記凹み部が、前記貫通孔の周縁部に形成されている請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 前記凹み部が、前記ゴム栓の前後両面に形成され、
    前記ハウジングの後側の面に、前記凹み部に嵌って前記ゴム栓を位置決めする位置決めリブが設けられている請求項1または請求項2に記載の防水コネクタ。
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