JP2013143241A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】第1、第2コネクタハウジングが半嵌合状態のまま放置されるのを防止する。
【解決手段】第2コネクタハウジング41に装着されたボルト部材80が第1コネクタハウジング11に装着されたナット部材12にねじ込まれることにより、第1、第2コネクタハウジング11、41が正規嵌合状態に至らしめられる。第1、第2コネクタハウジング11、41が正規嵌合状態にある場合には、キャップ90の係止部99が第2コネクタハウジング41の被係止部65を係止し、第1、第2コネクタハウジング11、41が正規嵌合状態にない場合には、キャップ90の当接部94が頭部81の被当接部84に当接した状態で、係止部99が被係止部65を係止する位置に至らない。
【選択図】図3

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1には、従来のコネクタが開示されている。このものは、互いに嵌合可能な第1、第2コネクタハウジングと、第1コネクタハウジングに取り付けられるナット部材と、第2コネクタハウジングに取り付けられるボルト部材とを備えている。ボルト部材は、第2コネクタハウジングのボルト挿入孔を貫通して第1コネクタハウジング側のナット部材と螺合し、ナット部材にねじ込まれることにより、第1、第2コネクタハウジングの嵌合を推し進めるように機能する。
特開2010−277832号公報
上記従来のコネクタの場合、ボルト部材がナット部材に対して正規の締付け位置までねじ込まれることにより、第1、第2コネクタハウジングを正規嵌合状態に至らすことが可能となっている。しかし、ボルト部材の締付けは手作業で行われるため、ボルト部材が正規の締付け位置に至る手前で作業を終えてしまう可能性があり、第1、第2コネクタハウジングが半嵌合状態のまま放置されるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、第1、第2コネクタハウジングが半嵌合状態のまま放置されるのを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、ナット部材が取り付けられた第1コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングに嵌合可能とされ、ボルト挿入孔を有する第2コネクタハウジングと、前記ボルト挿入孔に挿入され、挿入方向の基端側にある頭部が前記対向面から離れて配置され、挿入方向の先端部が前記ナット部材と螺合し、その状態から前記先端部が前記ナットにねじ込まれることにより、前記頭部が前記第2コネクタハウジングの対向面に近づいて、前記第1、第2コネクタハウジングを正規嵌合状態に至らしめるボルト部材と、前記頭部に当接可能な当接部を有するとともに、前記第2コネクタハウジングに係止可能な係止部を有し、前記第1、第2コネクタハウジングが正規嵌合状態にある場合には、前記係止部が前記第2コネクタハウジングに係止される位置に至るが、前記第1、第2コネクタハウジングが正規嵌合状態にない場合には、前記頭部が前記対向面から離れていることにより、前記当接部が前記頭部と当接した状態で、前記係止部が前記第2コネクタハウジングに係止される位置に至らない検知部材とを備えるところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記検知部材は、前記第2コネクタハウジングに係止された状態で前記頭部を覆うように前記ボルト部材に取り付けられるキャップであるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記ボルト挿入孔が前記第2コネクタハウジングに突成された筒部の内側に形成され、前記筒部には前記キャップが外嵌され、前記キャップが前記第2コネクタハウジングに係止された状態で、前記筒部と前記キャップとの間にシール部材が介挿されるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
検知部材の係止部が第2コネクタハウジングに係止されれば、第1、第2コネクタハウジングが正規嵌合状態にあると判断することができる。一方、検知部材の係止部が第2コネクタハウジングに係止されなければ、第1、第2コネクタハウジングが正規嵌合状態にないと判断することができる。
したがって、本発明によれば、検知部材が第2コネクタハウジングに係止されるのか否かによって、第1、第2コネクタハウジングの嵌合状態を簡単に知ることができる。その結果、第1、第2コネクタハウジングが半嵌合状態のまま放置されるのを防止することができる。
<請求項2の発明>
検知部材が第2コネクタハウジングに係止された状態で頭部を覆うようにボルト部材に取り付けられるキャップであるため、頭部がキャップに当接することで、ボルト部材が緩むのを防止することができる。
<請求項3の発明>
キャップが第2コネクタハウジングに係止された状態で、筒部とキャップとの間にシール部材が介挿されるため、筒部とキャップとの間のシールをとることができ、キャップ内に水が浸入するのを抑えることができる。その結果、ボルト部材の腐食を防止することができる。
本発明の実施形態1に係るコネクタにおいて、第1、第2コネクタハウジングが互いに嵌合される前の状態をあらわす断面図である。 第1、第2コネクタハウジングが正規嵌合状態にある場合に、第2コネクタハウジングにキャップが取り付けられる前の状態をあらわす断面図である。 第1、第2コネクタハウジングが正規嵌合状態にある場合に、第2コネクタハウジングにキャップが係止された状態をあらわす断面図である。 第1、第2コネクタハウジングが半嵌合状態にある場合に、第2コネクタハウジングにキャップが係止される位置に至らない状態をあらわす断面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。実施形態1に係るコネクタは、図2に示すように、互いに嵌合可能な第1、第2コネクタ10、40と、第1、第2コネクタ10、40の嵌合を進めるためのボルト部材80と、ボルト部材80の締付け状態を検知可能なキャップ90とを備えている。なお、以下の説明において前後方向については、第1、第2コネクタ10、40の相互の嵌合面側を前方とする。
第1コネクタ10は、図1に示すように、第1コネクタハウジング11とナット部材12と雄型の端子金具13とを有している。第1コネクタハウジング11は合成樹脂製であって、ブロック状のハウジング本体14と、ハウジング本体14の前端から前方に突出するフード部15とからなる。ハウジング本体14の中央部には、ナット装着孔16が前後に貫通して形成されている。ナット部材12は、ナット装着孔16内に挿入されて固定される。
ハウジング本体14の内部には、ナット装着孔16を挟んだ幅方向両側に、複数のキャビティ17が形成されている。各キャビティ17内には後方から端子金具13が挿入され、正規挿入された端子金具13はキャビティ17の内壁に突成されたランス18によって抜け止め保持される。なお、各キャビティ17における後端部を除く部分は、ハウジング本体14内に前方から嵌合されるサブハウジング19に形成され、ランス18はサブハウジング19に形成されている。
端子金具13は、前方に突出する雄タブ21を有し、後部に電線100の芯線及び電線100に嵌着されたゴム栓200が圧着により接続されている。端子金具13がキャビティ17内に正規挿入されると、雄タブ21がフード部15内に突出して配置され、かつゴム栓200がキャビティ17の後端部の内周面に密着してキャビティ17内のシールをとることが可能となっている。
また、フード部15内には、各キャビティ17と対応する幅方向両側に、ムービングプレート22が対をなして設けられている。ムービングプレート22は、各キャビティ17の前方を覆うように配置される前壁23を有し、初期位置と嵌合位置とに移動可能とされている。初期位置では、前壁23がフード部15の奥面よりも前方に配置されて前壁23から各雄タブ21が小さく突出し、嵌合位置では、前壁23がフード部15の奥面に当接可能に配置されて前壁23から各雄タブ21が大きく突出するようになっている。これにより、各端子金具13の雄タブ21がムービングプレート22によって位置決めされて保護状態に置かれるようになっている。
続いて、第2コネクタ40について説明すると、第2コネクタ40は、図1に示すように、第2コネクタハウジング41と、雌型の端子金具42とを有している。第2コネクタハウジング41は合成樹脂製であって、ブロック状のハウジング部43と、ハウジング部43の周りを取り囲む嵌合筒部44とを有している。ハウジング部43と嵌合筒部44との間には、前方に開口する嵌合空間45が形成されている。また、ハウジング部43の外周面にはシールリング46が嵌着されている。第1、第2コネクタハウジング11、41の嵌合時には、嵌合空間45にフード部15が嵌合され、フード部15の内周面とハウジング部43の外周面とにシールリング46が密着することにより、第1、第2コネクタハウジング11、41間のシールがとられるようになっている。
ハウジング部43の後端中央部には、幅方向に沿った連結壁47が形成され、連結壁47の中央部には、円筒状の筒部48が前後両方向に突出して形成されている。筒部48の後部は、ハウジング部43の後端面よりも後方に突出する形態とされている。また、筒部48の内側は、前後方向に貫通するボルト挿入孔49とされ、ボルト挿入孔49には、後方からボルト部材80が挿入される。
ボルト部材80は、六角ボルトであって、ボルト挿入孔49にガイドされて第2コネクタハウジング41に対して前後に進退可能とされている。具体的には、ボルト部材80は、後端部(ボルト挿入孔49への挿入方向の基端部)に位置する頭部81と、前端部(ボルト挿入孔49への挿入方向の先端部)に位置する軸部82と、前後方向中間部に位置する胴部83とを有している。頭部81の後端面は幅方向に沿って平坦な被当接部84とされ、ここにキャップ90が後方から当接するようになっている。
軸部82にはねじ部85が形成されている。ボルト挿入孔49内にボルト部材80が挿入されると、軸部82がハウジング部43の前端面よりも前方に突出し、第1、第2コネクタハウジング11、41の嵌合時には、軸部82がナット部材12に挿入されて、ねじ部85がナット部材12の内側に形成された被ねじ部25と螺合するようになっている。
胴部83は軸部82よりも大径に形成されている。胴部83の上端部の外周面には環状溝86が形成され、環状溝86には環状シール材87が嵌着されている。ボルト部材80がボルト挿入孔49に正規挿入されると、ボルト挿入孔49の内周面と胴部83の外周面とに環状シール材87が密着して筒部48内のシールをとることが可能となっている。筒部48の後端内周面には、ボルト部材80の挿入過程で環状シール材87が摺動するガイド部51がテーパ状に拡開して形成されている(図4を参照)。
また、頭部81の前端にはフランジ部88が径方向外方に張り出して形成されている。ボルト部材80がボルト挿入孔49に正規挿入されると、フランジ部88が筒部48の後端縁に当て止めされるようになっている。なお、筒部48の後端縁は、フランジ部88と対向する対向面52とされている。
ハウジング部43の内部には、筒部48を挟んだ幅方向両側に、複数のキャビティ53が形成されている。各キャビティ53内には後方から端子金具42が挿入され、正規挿入された端子金具42はキャビティ53の内壁に突成されたランス54によって抜け止め保持される。各キャビティ53における後端部を除く部分は、ハウジング部43内に前方から嵌合されるサブハウジング55に形成され、ランス54はサブハウジング55に形成されている。
端子金具42は、筒状の箱部56を有し、箱部56の後方に電線300の芯線及び電線300に嵌着されたゴム栓400に圧着により接続されている。端子金具42がキャビティ53内に正規挿入されると、箱部56がキャビティ53の前端部に収容され、かつゴム栓400がキャビティ53の後端部の内周面に密着してキャビティ53内のシールをとることが可能となっている。第1、第2コネクタハウジング11、41の嵌合時には、箱部56内に前方から雄タブ21が挿入され、両端子金具13、42が電気的に接続されるようになっている。
また、第2コネクタハウジング41は、図1に示すように、ハウジング部43にその後端面を覆うように取り付けられる電線カバー60を有している。ハウジング部43の後面からは各端子金具42に接続された電線300が引き出され、引き出された各電線300は電線カバー60内で屈曲されて幅方向一側(図示向かって右側)に導出されるようになっている(図3を参照)。
電線カバー60の中央部には、ボルト通し部61が前後に貫通して形成されている。ボルト通し部61は、電線カバー60の前端から後方へほぼ真直ぐ延びる第1周壁62と、第1周壁62の後端から電線カバー60の後端に向けて徐々に拡開する第2周壁63とで区画されている。第2コネクタハウジング41に電線カバー60が取り付けられると、ボルト通し部61に前方から筒部48の後部が進入し、その状態でボルト通し部61に後方からボルト部材80が挿入されてボルト挿入孔49に導かれる。そして、第1周壁62の内周面と筒部48の外周面との間には所定のクリアランスがあけられ、ここにキャップ90の前端部が嵌入されるようになっている。
第1周壁62には、図4に示すように、前後方向に細長く延びて後端に開口する溝部64が対をなして形成されている。また、第1周壁62の前端開口縁には、各溝部64の前端を閉じる被係止部65が対をなして形成されている。各被係止部65は、内側(ボルト通し部61側)に突出する爪状の形態とされ、キャップ90に係止可能とされている。各被係止部65の前端面は幅方向に沿って配置され、各被係止部65の内側面は後方に向けて次第に外側に傾斜するように配置される。
キャップ90は、合成樹脂製であって下方に開放された筒状をなし、ボルト部材80の頭部81を覆うようにして第2コネクタハウジング41に取り付けられる。このキャップ90は、ボルト部材80の頭部81全体を収容可能な内径寸法で、かつ第1周壁62の内側に嵌着可能な外径寸法を有している。
具体的にはキャップ90は、図2に示すように、円板状の基部91と、基部91の外周縁から前方に突出する円筒状の周部92と、基部91の中央部から後方に突出する棒状の摘み部93とからなる。
基部91の前端面(内側面)は、幅方向に沿って平坦な当接部94とされ、キャップ90が第2コネクタハウジング41に取り付けられる過程で、筒部48の被当接部84と当接するようになっている(図4を参照)。周部92の内周面の前後方向中央部には段差95が形成され、段差95を境とする前側の部分が後側の部分よりも薄肉とされている。
また、キャップ90の内周面には、段差95の直前位置に、環状のシール部材96が装着されている。シール部材96は、図3に示すように、断面L字形をなし、キャップ90の内周面に沿ったシール本体97と、段差95と対応する位置でシール本体97の後端から周部92内を貫通して端部が周部92の外周面に臨む取付部98とからなる。キャップ90が第2コネクタハウジング41に取り付けられると、シール本体97が周部92の内周面と筒部48の外周面との間に弾性的に挟持されるようになっている。このとき、シール本体97に形成された複数条のリップが周部92の内周面と筒部48の外周面とに密着して、キャップ90内のシールをとることが可能となっている。
また、キャップ90の前端開口縁には、電線カバー60の各被係止部65と対応する位置に、係止部99が対をなして形成されている。各係止部99は、外側に突出する爪状をなし、被係止部65を係止することにより、キャップ90が第2コネクタハウジング41に固定されるようになっている。各係止部99の後端面は幅方向に沿って配置され、各係止部99の外側面は後方に向けて次第に外側に傾斜するように配置される。
上記の場合、キャップ90における当接部94から係止部99までの前後方向の距離は、ボルト部材80が正規位置に締付けられた状態でボルトの被当接部84から電線カバー60の被係止部65までの前後方向の距離とほぼ同じとされている。
次に、本実施形態に係るコネクタの作用を説明する。
電線カバー60のボルト通し部61を通してハウジング部43のボルト挿入孔49に後方からボルト部材80が挿入される。ボルト部材80は、環状シール材87が筒部48のガイド部51に当接する位置で、それ以上の挿入動作が一時的に規制される。このとき、ボルト部材80の頭部81は、筒部48の対向面52から離間して配置される。その状態で、第2コネクタハウジング41のハウジング部43が第1コネクタハウジング11のフード部15内に挿入される。すると、ボルト部材80の軸部82がナット部材12の内部に挿入され、ねじ部85と被ねじ部25とが互いに螺合可能な状態となる。
続いて、図示しない手指又は治具によってボルト部材80の頭部81が軸周りに回転され、軸部82がナット部材12にねじ込まれる。なお、手指又は治具は、第2周壁63に案内されてボルト通し部61内に円滑に差し入れられる。ボルト部材80が締付けられる過程では、環状シール材87がガイド部51に沿って下方に変位することでガイド部51と胴部83との間に徐々に弾縮させられる。
図2に示すように、ボルト部材80が正規位置に締付けられると、環状シール材87がボルト挿入孔49内に弾縮状態で挿入され、かつ、フランジ部88が筒部48の対向面52に当接してそれ以上の進出動作が規制される。また、ボルト部材80が正規位置まで締付けられると、ハウジング部43とハウジング本体14とがムービングプレート22の前壁23を挟んで互いに対面し、両端子金具13、42が互いに正規接続される。
次いで、摘み部93を指で摘みながらキャップ90がボルト部材80の頭部81に被せられる。キャップ90の装着過程では、係止部99が電線カバー60の被係止部65を摺動して、係止部99が内側に撓み変形させられる。図3に示すように、キャップ90が正規に装着されると、係止部99が弾性的に復帰して被係止部65に下方から当接可能に配置され、かつ、当接部94が被当接部84に当接して配置される。また、シール部材96が周部92と筒部48との間に弾性的に挟持される。かくして、キャップ90は、第2コネクタハウジング41に抜け止め状態に固定される。
一方、ボルト部材80が正規位置に締付けられていないと、図4に示すように、頭部81の被当接部84から電線カバー60の被係止部65までの距離が、キャップ90における当接部94から係止部99までの距離を超えてしまう。このため、キャップ90が頭部81に被せられ、キャップ90の当接部94が頭部81の被当接部84と当接しても、キャップ90の係止部99が電線カバー60の被係止部65まで届かず、係止部99が被係止部65を係止することができない。したがって、キャップ90は、第2コネクタハウジング41に固定されずに離脱させられる。このようにキャップ90が第2コネクタハウジング41に取り付けられないことを確認したら、頭部81からキャップ90を外して、ナット部材12にボルト部材80をさらにねじ込み、ボルト部材80を正規の締付け位置に至らすようにする。
以上説明したように、本実施形態によれば、キャップ90の係止部99が第2コネクタハウジング41の被係止部65に係止されれば、第1、第2コネクタハウジング11、41が正規嵌合状態にあると判断することができる一方、キャップ90の係止部99が第2コネクタハウジング41の被係止部65に係止されなければ、第1、第2コネクタハウジング11、41が正規嵌合状態にないと判断することができる。したがって、キャップ90が第2コネクタハウジング41に係止されるのか否かによって、第1、第2コネクタハウジング11、41の嵌合状態を簡単に知ることができる。その結果、第1、第2コネクタハウジング11、41が半嵌合状態のまま放置されるのを防止することができる。
また、キャップ90の当接部94が頭部81の被当接部84に当接することにより、ボルト部材80のそれ以上の後退が規制されるため、ボルト部材80が緩むのを防止することができる。さらに、キャップ90の係止部99が第2コネクタハウジング41の被係止部65に係止された状態で、筒部48とキャップ90との間にはシール部材96が介挿されるため、筒部48とキャップ90との間のシールをとることができ、キャップ90内に水が浸入するのを抑えることができる。その結果、ボルト部材80の腐食を防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)キャップの代わりに、ボルト部材の頭部に当接可能な当接部と、第2コネクタハウジングに係止可能な係止部とを有するが、頭部を覆わない簡易な形状の検知部材を採用することも可能である。
(2)電線カバーは省略されてもよい。その場合、係止部は、筒部等のハウジング部側に形成されていればよい。
(3)キャップが正規装着された状態で、キャップの当接部とボルト部材の被当接部との間にクリアランスがあいていてもよい。
11…第1コネクタハウジング
12…ナット部材
41…第2コネクタハウジング
48…筒部
49…ボルト挿入孔
52…対向面
60…電線カバー
65…被係止部
80…ボルト部材
81…頭部
84…被当接部
90…キャップ(検知部材)
94…当接部
96…シール部材
99…係止部

Claims (3)

  1. ナット部材が取り付けられた第1コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングに嵌合可能とされ、ボルト挿入孔を有する第2コネクタハウジングと、
    前記ボルト挿入孔に挿入され、挿入方向の基端側にある頭部が前記第2コネクタハウジングの対向面から離れて配置され、挿入方向の先端部が前記ナット部材と螺合し、その状態から前記先端部が前記ナットにねじ込まれることにより、前記頭部が前記対向面に近づいて、前記第1、第2コネクタハウジングを正規嵌合状態に至らしめるボルト部材と、
    前記頭部に当接可能な当接部を有するとともに、前記第2コネクタハウジングに係止可能な係止部を有し、前記第1、第2コネクタハウジングが正規嵌合状態にある場合には、前記係止部が前記第2コネクタハウジングに係止される位置に至るが、前記第1、第2コネクタハウジングが正規嵌合状態にない場合には、前記頭部が前記対向面から離れていることにより、前記当接部が前記頭部と当接した状態で、前記係止部が前記第2コネクタハウジングに係止される位置に至らない検知部材とを備えることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記検知部材は、前記第2コネクタハウジングに係止された状態で前記頭部を覆うように前記ボルト部材に取り付けられるキャップであることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ボルト挿入孔が前記第2コネクタハウジングに突成された筒部の内側に形成され、前記筒部には前記キャップが外嵌され、前記キャップが前記第2コネクタハウジングに係止された状態で、前記筒部と前記キャップとの間にシール部材が介挿されることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
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