JP2013157148A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジング本体に型抜き孔が形成される場合においても防水性を確保することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】ハウジング本体31の前面にはロック部41が一体に突出して形成されている。ハウジング本体31には、ロック部41のロック突起と対向する位置に、型抜き孔80が貫通して形成されている。ロック突起はプレート本体51を係止してムービングプレート50を初期位置に保持する。ハウジング本体31の型抜き孔80内はサブコネクタ70で埋められる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1には、従来のコネクタが開示されている。このものは、前方に突出する雄タブを有する端子金具と、端子金具が装着されるブロック状のハウジング本体と、ハウジング本体の前面周縁部から前方に突出して内側に雄タブが配置される筒状のフード部と、フード部内に挿入されて初期位置と嵌合位置とを移動可能とされるムービングプレートとを備えている。ムービングプレートは、前後方向と交差する方向に沿った板状のプレート本体を有している。そして、プレート本体には、雄タブが位置決め状態で貫通する位置決め孔が形成されている。初期位置では、プレート本体がハウジング本体の前面から前方に離間して配置されることで位置決め孔内に雄タブの先端部が挿入され、嵌合位置では、プレート本体がハウジング本体の前面に近接して配置されることで位置決め孔内に雄タブの基端部が挿入されるようになっている。初期位置において雄タブの先端部がプレート本体によって保護されることにより、雄タブが外部異物との干渉によって折損・破損されるのが防止されるようになっている。
また、ハウジング本体の前面にはロック部が前方(フード部内)に突出して形成されている。ロック部の先端部にはロック突起が前後方向と交差する方向に突出して形成されている。ロック部はプレート本体に貫設された貫通孔内に挿入され、初期位置ではロック突起がプレート本体に後方から当接することで、ムービングプレートが嵌合位置に落ち込まないようにしてある。
特許第4517940号公報
上記従来の構成によれば、ロック突起を成形するための金型がハウジング本体内を通過することにより、ハウジング本体に型抜き孔が余儀なく形成されることになる。このため、フード部内が型抜き孔を通して外気と連通することになり、防水性を充分に確保することができないおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ハウジング本体に型抜き孔が形成される場合においても防水性を確保することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、前方に突出する雄タブを有する端子金具と、前記雄タブが前面から突出するとともに、前記前面にはロック部が一体に突出して形成され、前記ロック部の先端部にはロック突起が前後方向と交差する方向に突出して形成され、かつ、前記ロック突起の後方位置には型抜き孔が前後方向に貫通して形成されているハウジング本体と、前記ハウジング本体の前面周縁部から前方に突出する筒状の形態とされ、内側に前記雄タブ及び前記ロック部が配置されるフード部と、前記フード部内に挿入され、前後方向と交差する方向に沿って配置されるプレート本体を有し、前記プレート本体には前記雄タブが位置決め状態で貫通する位置決め孔が形成され、かつ、前記プレート本体が、前記ロック突起に係止されて前記ハウジング本体の前面から前方に離間して配置される初期位置と、相手コネクタとの嵌合によって前記ロック突起との係止状態が解除され、前記相手コネクタとの正規嵌合時には前記ハウジング本体の前面に近接して配置される嵌合位置とに変位可能とされているムービングプレートと、前記ハウジング本体の前記型抜き孔内に嵌合して前記型抜き孔内を埋めるサブコネクタとを備えているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ロック突起が、前記プレート本体に後方から当接することにより、前記ムービングプレートが前記初期位置から前記嵌合位置に落ち込むのを規制する第1ロック突起を有しているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記ロック突起が、前記第1ロック突起と、前記プレート本体に前方から当接することにより、前記ムービングプレートが前方に抜け出るのを規制する第2ロック突起とからなるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のものにおいて、前記サブコネクタは、ブロック状のサブハウジングと、サブハウジングに組み付けられるシール部材とからなり、前記型抜き孔内に前記サブコネクタが装着された状態では、前記シール部材が前記型抜き孔の内周面に弾性的に密着するようになっているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ハウジング本体には型抜き孔が貫通して形成されているが、型抜き孔内がサブコネクタで埋められるため、型抜き孔内に外部から水が浸入するのが阻止される。その結果、コネクタの防水性が確保される。また、このような構成によれば、型抜き孔内のデッドスペースが有効に活用されるため、高性能のコネクタを得ることができる。
<請求項2の発明>
第1ロック突起がサブコネクタによって後方から隠されるため、ここに後方から異物が干渉する事態が回避され、ムービングプレートが不用意に嵌合位置に落ち込むのが防止される。
<請求項3の発明>
ロック突起が第1、第2ロック突起からなるため、ムービングプレートが初期位置で前後方向への移動を規制された状態で保持される。この場合、型抜き孔には第1ロック突起に加えて第2ロック突起の成形領域を確保する必要があり、その分、型抜き孔の開口面積が大きくなるという事情があるものの、対応サイズのサブコネクタによって型抜き孔内を確実に埋めることができる。
<請求項4の発明>
サブコネクタのシール部材が型抜き孔の内周面に弾性的に密着するため、型抜き孔内が液密にシールされ、防水性を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係るコネクタにおいて、ムービングプレートが初期位置にある状態をあらわす断面図である。 第1ロック突起の係止状態が解除された状態をあらわす断面図である。 相手コネクタと正規嵌合され、ムービングプレートが嵌合位置に至った状態をあらわす断面図である。 コネクタの平面図である。 コネクタの正面図である。 コネクタの背面図である。 相手コネクタの正面図である。 相手コネクタの背面図である。 相手コネクタの断面図である。 サブコネクタの側面図である。 相手サブコネクタの正面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図11によって説明する。実施形態1に係るコネクタ10は、端子金具20、ハウジング30、ムービングプレート50、サブコネクタ70、及びレバー90を備え、相手コネクタ100と嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については両コネクタ10、100の相互の嵌合面側を前方とする。
相手コネクタ100は、略角ブロック状の相手ハウジング110を備えている。相手ハウジング110には、図7ないし図9に示すように、複数の相手キャビティ111が前後方向に延出して形成されている。各相手キャビティ111の内面には、撓み可能な相手ランス112が突出して形成されている。そして、図2に示すように、各相手キャビティ111内には相手端子金具130(雌端子金具)が挿入され、正規挿入された相手端子金具130は相手ランス112によって弾性的に抜け止めされるようになっている。実施形態1の場合、各相手キャビティ111は、大型、中型、及び小型サイズで構成され、各相手端子金具130は、各相手キャビティ111と対応するサイズで構成されている。なお、大型の相手端子金具130には相手ゴム栓140が接続されている。
相手ハウジング110の上下両面には一対のカムフォロア113が突出して形成されている。カムフォロア113はレバー90と係合して両コネクタ10、100の嵌合を進める役割をはたす。また、相手ハウジング110の上下方向略中央部には、相手サブコネクタ150(後述する)が収容される収容凹部114が形成されている。収容凹部114は、相手ハウジング110の後面に開口する形態とされ、前面が前壁115によって実質的に閉塞されている(図7及び図8を参照)。
前壁115には、図7及び図8に示すように、複数のタブ挿入孔116が開口して形成されている。両コネクタ10、100の嵌合時には、タブ挿入孔116に前方から端子金具20の雄タブ21が挿入されるようになっている。そして、前壁115における相手ハウジング110のほぼ中心部となる位置には、ムービングプレート50の突部54(後述する)が嵌合可能な嵌合孔117が貫通して形成されている。嵌合孔117は、矩形状に開口する形態とされている。嵌合孔117の四角のうちの一角には、ロック部41(後述する)の係止状態を解除するための解除部118が内側に張り出して形成されている。解除部118は、矩形板状をなし、周囲の前壁115よりも大きい厚みを有している。また、収容凹部114の両側内面には、一対の相手ハウジングロック受け部119が形成されている。
相手サブコネクタ150は、図10及び図11に示すように、ブロック状の相手サブハウジング155と、相手サブハウジング155の後部に組み付けられるマット状の相手シール部材160とからなる。相手サブハウジング155の両側面には、一対の相手ハウジングロック部151が形成されている。相手サブコネクタ150が収容凹部114内に正規挿入されると、相手ハウジングロック部151が相手ハウジングロック受け部119を弾性的に係止し、これによって相手サブコネクタ150が収容凹部114内に抜け止め保持されるようになっている。
相手サブハウジング150には、各タブ挿入孔116と対応する位置に、複数の相手サブキャビティ152が形成されている。各相手サブキャビティ152内には、相手端子金具130が挿入されて保持される。また、相手サブハウジング150における各相手サブキャビティ152間には、ロック部41が進入可能な進入孔154が形成されている。進入孔154は、図2に示すように、相手サブハウジング150の前面に開口する形態とされ、後面が相手サブハウジング150の内部で閉塞されている。
図10に示すように、相手サブハウジング150の後部には相手シール部材160が組み付けられている。相手シール部材160は、シリコンゴム等からなる一括ゴム栓であって、相手端子金具130に接続された電線の外周面に弾性的に密着するとともに、図2に示すように、収容凹部114の内周面に弾性的に密着する形態とされている。相手シール部材160によって収容凹部114内が液密にシールされるようになっている。
ハウジング30は合成樹脂製であって、図1に示すように、略角ブロック状のハウジング本体31と、ハウジング本体31の前面周縁部から前方に突出する略角筒状のフード部32とを備えている。フード部32の上下外面には、一対の支軸33が突出して形成され、両支軸33には、レバー90が回動可能に支持されている。
レバー90は合成樹脂製であって、全体として門型板状をなし、図4及び図5に示すように、操作部91と操作部91の両端から突出する一対のカム部92とで構成されている。カム部92には、両支軸33を受ける軸孔93が貫通して形成され、かつカム溝94が所定方向に延出して形成されている。両コネクタ10、100が嵌合されると、カム溝94の入り口にカムフォロア113が進入し、その状態でレバー90が図示時計周りに回動されると、カム溝94の溝面をカムフォロア113が摺動してカム作用が発揮され、もって両コネクタ10、100の嵌合が低操作力で進行するようになっている。
また、図1及び図6に示すように、ハウジング本体31には、複数のキャビティ34が前後方向に延出して形成されている。各キャビティ34の内面には、撓み可能なランス35が突出して形成されている。そして、各キャビティ34内には端子金具20が挿入され、正規挿入された端子金具20はランス35によって弾性的に抜け止めされるようになっている。各キャビティ34及び各端子金具20は、それぞれ、各相手キャビティ111及び各相手端子金具130と対応して、大型、中型、及び小型サイズで構成されている。
端子金具20は導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形され、図2に示すように、前方に突出する雄タブ21と、雄タブ21よりも後方で電線200の端末部に圧着して接続されるバレル部22とを有している。また、各端子金具20のうち、大型の端子金具20には、電線200の端末部に嵌着されたゴム栓25が接続されている。
ハウジング本体31の下部の後面には嵌合凹部36が開口して形成されている。嵌合凹部36内には、一括ゴム栓300が嵌合して挿入されるとともに、一括ゴム栓300の後方からリアホルダ400が嵌合して挿入される。一括ゴム栓300が嵌合凹部36の内周面に密着することにより、ハウジング本体31の下部における各キャビティ34内が液密にシールされるようになっている。また、リアホルダ400によって一括ゴム栓300が収容凹部114から抜け出るのが防止されるようになっている。
また、ハウジング本体31の前面には、図1に示すように、ムービングプレート50を初期位置(後述する)に保持するためのロック部41が前方(フード部32内)に突出して形成されている。ロック部41は、基端部で二股に分岐された第1、第2ロック部42、43によって構成されている。第1、第2ロック部42、43間には上下方向の間隙があけられ、第1ロック部42は間隙を挟んで第2ロック部43よりも上方に位置している。
第1ロック部42は、前後方向に細長く延びる第1ロック片44と、第1ロック片44の先端部から上方(前後方向と直交する方向で、かつ後述する第2ロック突起49の突出方向とは反対方向)に突出する第1ロック突起45とからなる。第1ロック片44は、基端部(第1、第2ロック部42、43が互いに連なる後端部)を支点として間隙を狭める向きに撓み変形可能とされている。第1ロック突起45の前面は、ムービングプレート50に後方から当接する第1当接面46とされ、上下方向に対してやや逆テーパ状に切り立って配置されている。また、第1ロック突起45は第1ロック片44の幅方向一側に配置されており、隣接する第1ロック片44の幅方向他側には、図2及び図5に示すように、前後方向と交差する方向に傾斜する解除斜面47が形成されている。解除斜面47には相手ハウジング110の解除部118が摺動可能とされている。
第2ロック部43は、前後方向に細長く延びる第2ロック片48と、第2ロック片48の先端部から下方(前後方向と直交する方向で、かつ前述した第1ロック突起45の突出方向とは反対方向)に突出する第2ロック突起49とからなる。第2ロック片48は、第1ロック片44よりも長寸とされ、基端部を支点として間隙を狭める向きに撓み変形可能とされている。第2ロック突起49の後面は、ムービングプレート50に前方から当接する第2当接面39とされ、上下方向に対してやや逆テーパ状に切り立って配置されている。
ハウジング本体31におけるロック部41の後方位置には、図1及び図6に示すように、型抜き孔80が形成されている。型抜き孔80は、第1、第2ロック突起45、49を成形するための金型(図示せず)が通過することに伴って成形される。具体的には型抜き孔80は、ハウジング本体31の後面に開口し、かつ前面が前壁部81によって実質的に閉塞された挿入凹部82と、前壁部81に貫通して形成された上下一対の型抜き孔本体83とからなる。
両型抜き孔本体83は、前壁部81を前後方向に貫通する形態であって第1、第2ロック突起45、49の後方に対応して配置されている。図6に示すように、背面視すると、両型抜き孔本体83を通して第1、第2ロック突起45、49を視認可能とされている。また、前壁部81において両型抜き孔本体83に挟まれる位置には、第1、第2ロック片44、48の基端部が一体に連結されている。そして、挿入凹部82は、内部にサブコネクタ70が挿入されるものであって、両側内面に一対のハウジングロック受け部84が形成されている。
サブコネクタ70は合成樹脂製であって、ブロック状のサブハウジング75と、サブハウジング75の後部に組み付けられるマット状のシール部材500とからなる。サブハウジング75は挿入凹部82内の全体を埋めるサイズで構成され、その両側面に一対のハウジングロック部(図示せず)が形成されている。サブコネクタ70が挿入凹部82内に正規挿入されると、ハウジングロック部がハウジングロック受け部84を弾性的に係止し、これによってサブコネクタ70が挿入凹部82内に抜け止め保持されるようになっている。また、サブハウジング75内には、複数のサブキャビティ(図示せず)が前後方向に延出して形成されている。各サブキャビティ内には、後方から端子金具20が挿入保持される。なお、サブコネクタ70の基本構造は、既述した相手サブコネクタ150とほぼ同様である。
シール部材500はシリコンゴム等からなる一括ゴム栓であって、端子金具20に接続された電線200の外周面に弾性的に密着するとともに、挿入凹部82の内周面に弾性的に密着する形態とされている。図2に示すように、シール部材500によって挿入凹部82内が液密にシールされるようになっている。
ムービングプレート50は合成樹脂製であって、図1及び図5に示すように、全体として板状のプレート本体51で構成されている。プレート本体51には、雄タブ21が位置決め状態で挿入可能な複数の位置決め孔52が貫通して形成されている。そして、ムービングプレート50は、プレート本体51がハウジング本体31の前面から前方に配置される初期位置と、プレート本体51がムービングプレート50の前面に近接(詳細には当接)して配置される嵌合位置との間を移動可能とされている。初期位置では、図2に示すように、位置決め孔52内に雄タブ21の先端部が挿入され、これによって雄タブ21が外部異物から保護されて折損・破損されるのが防止されるようになっている。一方、嵌合位置では、図3に示すように、位置決め孔52内に雄タブ21の基端部が挿入され、これによって雄タブ21の先端部に相手端子金具130が確実に接続されるようになっている。
また、プレート本体51のほぼ中心部には、ロック部41が進入可能な貫通孔53が形成され、かつ貫通孔53を区画する突部54が形成されている。突部54は、プレート本体51の前面から前方に突出する形態とされている。図1に示すように、突部54の貫通孔53内の上部には、第1ロック突起45の第1当接面46と当接可能な第1受け面55が形成されている。第1受け面55は、後方を向きつつ上下方向に対してやや逆テーパ状に切り立って配置されている。また、突部54の貫通孔53内の下部には、第2ロック突起49の第2当接面39と当接可能な第2受け面56が形成されている。第2受け面56は、第1受け面55とほぼ同じ前後位置にあって、前方を向きつつ上下方向に対してやや逆テーパ状に切り立って配置されている。
また、フード部32の内周面には、シールリング700が嵌着されている。シールリング700は、ハウジング本体31の前面に当接可能に配置されている。ムービングプレート50の移動時には、シールリング700の内側をプレート本体51が通過するようになっている。そして、シールリング700は、両コネクタ10、100の正規嵌合時、相手ハウジング110の外周面に弾性的に密着するとともに、フード部32の内周面に弾性的に密着するようになっている。これにより、両コネクタ10、100間が液密にシールされるようになっている。
次に、実施形態1の作用を説明する。
両コネクタ10、100の嵌合に先立ち、相手ハウジング110の収容凹部114内に後方から相手サブコネクタ150が嵌合して保持されるとともに、ハウジング本体31の型抜き孔80の挿入凹部82内に後方からサブコネクタ70が嵌合して保持される。これにより、収容凹部114内及び挿入凹部82内が、それぞれ相手サブハウジング155及びサブハウジング75によって緊密に埋められ、かつ相手シール部材160及びシール部材500によって液密にシールされる。
また、ムービングプレート50が初期位置に留め置かれる。図1に示すように、初期位置では、第1ロック突起45の第1当接面46がプレート本体51の第1受け面55に当接することでムービングプレート50の後退が規制されるとともに、第2ロック突起49の第2当接面39がプレート本体51の第2受け面56に当接することでムービングプレート50の前進が規制される。これにより、ムービングプレート50がフード部32内で前後方向への移動を規制された状態に保持される。
続いて、レバー90の回動操作に基づいて両コネクタ10、100が互いに嵌合される。嵌合過程で、相手ハウジング110がプレート本体51の前面に当接すると、解除部118が解除斜面47を摺動して、図2に示すように、第1ロック片44が下向きに撓み変形させられ、第1ロック突起45の係止状態が解除されて、ムービングプレート50の嵌合位置側への移動が許容される。嵌合の進行に伴い、ムービングプレート50が相手ハウジング110に押動されて後退すると、ロック部41が嵌合孔117から収容凹部114内に挿入されて逃がされる。こうして両コネクタ10、100が正規嵌合されると、図3に示すように、ムービングプレート50が嵌合位置に至って、相手ハウジング110とハウジング本体31との間に挟持される。また、両コネクタ10、100が正規嵌合されると、両端子金具20、130が正規状態に接続され、相手シール部材160、一括ゴム栓300、シール部材500、ゴム栓25、相手ゴム栓140、及びシールリング700によって両コネクタ10、100内の防水性が確保される。
実施形態1によれば、第1、第2ロック突起45、49の成形に起因してハウジング本体31に型抜き孔80が余儀なく形成されるという事情があるものの、この型抜き孔80内がサブコネクタ70で埋められるため、型抜き孔80内に外部から水が浸入するのが阻止される。特に、型抜き孔80がサブコネクタ70で埋められ、型抜き孔80内のデッドスペースが有効に活用されるため、高性能のコネクタ10を得ることができる。
また、第1ロック突起45がサブコネクタ70によって後方から隠されるため、ここに後方から異物が干渉する事態が回避され、ムービングプレート50が不用意に嵌合位置に落ち込むのが防止される。さらに、型抜き孔80には第1ロック突起45に加えて第2ロック突起49の成形領域を確保する必要があり、その分、型抜き孔80の開口面積が大きくなるという事情があるものの、対応サイズのサブコネクタ70によって型抜き孔80内を確実に埋めることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)ロック部が第1ロック部及び第1ロック突起のみで構成されるものであってもよい。
(2)相手ハウジングには、収容凹部が形成されず、相手サブコネクタが組み込まれない構成であってもよい。
(3)サブコネクタがシール部材を有さず、サブハウジング自身が挿入凹部内に密嵌される構成であってもよい。つまり、本発明は、簡易防水型のコネクタにも適用可能である。
(4)レバーが装着されないタイプのコネクタにも適用可能である。
(5)ハイブリッド形式ではなく、一種類の端子金具を収容するコネクタにも適用可能である。
10…コネクタ
20…端子金具
21…雄タブ
30…ハウジング
31…ハウジング本体
32…フード部
41…ロック部
45…第1ロック突起
49…第2ロック突起
50…ムービングプレート
70…サブコネクタ
75…サブハウジング
80…型抜き孔
100…相手コネクタ
500…シール部材

Claims (4)

  1. 前方に突出する雄タブを有する端子金具と、
    前記雄タブが前面から突出するとともに、前記前面にはロック部が前方に突出して形成され、前記ロック部の先端部にはロック突起が前後方向と交差する方向に突出して形成され、かつ、前記ロック突起の後方位置には型抜き孔が前後方向に貫通して形成されているハウジング本体と、
    前記ハウジング本体の前面周縁部から前方に突出する筒状の形態とされ、内側に前記雄タブ及び前記ロック部が配置されるフード部と、
    前記フード部内に挿入され、前記雄タブ及び前後方向と交差する方向に沿って配置されるプレート本体を有し、前記プレート本体には前記雄タブが位置決め状態で貫通する位置決め孔が形成され、かつ、前記プレート本体が、前記ロック突起に係止されて前記ハウジング本体の前面から前方に離間して配置される初期位置と、相手コネクタとの嵌合によって前記ロック突起との係止状態が解除され、前記相手コネクタとの正規嵌合時には前記ハウジング本体の前面に近接して配置される嵌合位置とに変位可能とされているムービングプレートと、
    前記ハウジング本体の前記型抜き孔内に嵌合して前記型抜き孔内を埋めるサブコネクタとを備えていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロック突起が、前記プレート本体に後方から当接することにより、前記ムービングプレートが前記初期位置から前記嵌合位置に落ち込むのを規制する第1ロック突起を有していることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ロック突起が、前記第1ロック突起と、前記プレート本体に前方から当接することにより、前記ムービングプレートが前方に抜け出るのを規制する第2ロック突起とからなることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記サブコネクタにはシール部材が装着され、前記型抜き孔内に前記サブコネクタが装着された状態では、前記シール部材が前記型抜き孔の内周面に弾性的に密着するようになっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のコネクタ。
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