JP2016012472A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】スペース効率に優れたコネクタを提供する。
【解決手段】雄ハウジング30のフード部32の内部には、ムービングプレート60が初期位置と嵌合位置とに移動可能に組み付けられる。ムービングプレート60には、初期位置にて雄ハウジング30に弾性的に係止されることで嵌合位置への移動を規制する弾性係止片62が、雌ハウジング10の嵌合離脱方向と直交する方向となる幅方向に対をなして設けられている。雌ハウジング10には、雌端子金具90を収容可能なキャビティ15を有する複数のキャビティタワー12が、幅方向に隙間をあけて並列に設けられている。幅方向で互いに隣接するキャビティタワー12間の隙間が、雌ハウジング10の嵌合時に弾性係止片62が進入する進入空間16とされる。
【選択図】図1
【解決手段】雄ハウジング30のフード部32の内部には、ムービングプレート60が初期位置と嵌合位置とに移動可能に組み付けられる。ムービングプレート60には、初期位置にて雄ハウジング30に弾性的に係止されることで嵌合位置への移動を規制する弾性係止片62が、雌ハウジング10の嵌合離脱方向と直交する方向となる幅方向に対をなして設けられている。雌ハウジング10には、雌端子金具90を収容可能なキャビティ15を有する複数のキャビティタワー12が、幅方向に隙間をあけて並列に設けられている。幅方向で互いに隣接するキャビティタワー12間の隙間が、雌ハウジング10の嵌合時に弾性係止片62が進入する進入空間16とされる。
【選択図】図1
Description
本発明は、コネクタに関する。
特許文献1には、複数のキャビティタワーを有する雌ハウジングを備えたコネクタが開示されている。各キャビティタワーは、幅方向に隙間をあけて並列に配置されている。そして、幅方向で互いに隣接するキャビティタワー間の隙間は、端子金具を抜け止めするためのリテーナを組み付け可能な組付空間になっている。
ところで、上記コネクタを、例えば、部品点数の削減等を目的として、リテーナを省略したリテーナレスコネクタとして用いたいという要請もある。しかし、仮に、上記コネクタをリテーナレスコネクタとして用いようとすれば、幅方向で隣接するキャビティタワー間の隙間が無用な空間になってしまうという問題がある。なお、幅方向で隣接するキャビティタワー間の隙間を有効に活用することは、リテーナレスコネクタとして用いる場合に限らず求められている。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、スペース効率に優れたコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタは、内部に雄端子金具のタブが突出するフード部を有する雄ハウジングと、前記フード部の前記内部に組み付けられた状態で、前記タブの先端部が貫通する初期位置と、前記タブの先端部が突出して相手側の雌端子金具と接続可能な状態となる嵌合位置とに移動可能なムービングプレートと、前記雌端子金具が装着されて前記雄ハウジングに嵌合離脱可能とされ、嵌合過程では前記初期位置にある前記ムービングプレートを押圧して前記嵌合位置へ向けて移動させ、離脱過程では前記嵌合位置にある前記ムービングプレートを引き連れて前記初期位置へ向けて移動させる雌ハウジングとを備え、前記ムービングプレートには、前記初期位置にて前記雄ハウジングに弾性的に係止されることで前記嵌合位置への移動を規制する弾性係止片が、前記雌ハウジングの嵌合離脱方向と直交する方向となる幅方向に対をなして設けられ、前記雌ハウジングには、前記雌端子金具を収容可能なキャビティを有する複数のキャビティタワーが、前記幅方向に隙間をあけて並列に設けられ、前記幅方向で互いに隣接する前記キャビティタワー間の隙間が、前記雌ハウジングの嵌合時に前記弾性係止片が進入する進入空間とされているところに特徴を有する。
雌ハウジングにおいて幅方向で互いに隣接するキャビティタワー間の隙間が、嵌合時にムービングプレートの弾性係止片が進入する進入空間として有効に活用されるため、スペース効率に優れる。したがって、既存の雌ハウジングを、格別大きな構造変更を伴うことなく利用することができる。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記キャビティタワーにおける前記進入空間に臨む側面には、前記進入空間に進入した前記弾性係止片を前記雄ハウジングとの係止を解除する方向に撓み変形させる解除部が設けられている。解除部が進入空間に臨む位置に配置されるため、スペース効率により優れる。
前記キャビティタワーにおける前記進入空間に臨む側面には、前記進入空間に進入した前記弾性係止片を前記雄ハウジングとの係止を解除する方向に撓み変形させる解除部が設けられている。解除部が進入空間に臨む位置に配置されるため、スペース効率により優れる。
前記解除部は、前記雌ハウジングの離脱時に前記弾性係止片に当接して前記ムービングプレートを前記初期位置へ引き戻す機能を兼ね備えている。これによれば、ムービングプレートの引き戻し構造が解除部とは別に設けられるよりも、雌ハウジングの構成が簡素化される。
<実施例>
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。実施例のコネクタは、互いに嵌合離脱可能な雌ハウジング10及び雄ハウジング30(以下、両ハウジング10、30という)と、雄ハウジング30に対して初期位置と嵌合位置とに移動可能に組み付けられるムービングプレート60とを備えている。なお、以下の説明において、前後方向については、両ハウジング10、30が嵌合開始時に互いに向き合う面側を前方とし、上下方向については、図1〜図7の紙面手前側を上側、紙面奥側を下側とし、図8を基準とする。また、幅方向は、前後方向及び上下方向と直交する方向であって、図8の左右方向のことである。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。実施例のコネクタは、互いに嵌合離脱可能な雌ハウジング10及び雄ハウジング30(以下、両ハウジング10、30という)と、雄ハウジング30に対して初期位置と嵌合位置とに移動可能に組み付けられるムービングプレート60とを備えている。なお、以下の説明において、前後方向については、両ハウジング10、30が嵌合開始時に互いに向き合う面側を前方とし、上下方向については、図1〜図7の紙面手前側を上側、紙面奥側を下側とし、図8を基準とする。また、幅方向は、前後方向及び上下方向と直交する方向であって、図8の左右方向のことである。
雌ハウジング10は合成樹脂製であって、図4〜図7に示すように、後部に位置する連結部11と、連結部11から前方へ互いに独立して突出する複数のキャビティタワー12を有している。各キャビティタワー12は、幅方向に所定間隔をあけて並列に配置されている。詳細には、各キャビティタワー12は、幅方向略中央に位置する中央タワー部13と、中央タワー部13を挟んだ幅方向両側に位置する一対の両側タワー部14とからなる。
図1〜図3に示すように、各キャビティタワー12には、複数のキャビティ15が設けられている。詳細は図示しないが、各キャビティ15は、両側タワー部14では上下2段で構成され、中央タワー部13では下段1段で構成されている(図8を参照)。なお、図1〜図3においては、雌ハウジング10の上部(上段)の平断面となるため、中央タワー部13にキャビティ15があらわれない。また、図4〜図7は、雌ハウジング10における上下のキャビティ15間で切断した平断面となるため、中央タワー部13と両側タワー部14のいずれにもキャビティ15があらわれない。
幅方向で互いに隣接するキャビティタワー12間の隙間は、もともと両ハウジング10、30の嵌合時に、相手側の雄ハウジング30の嵌合ガイド構造が進入する空間であった。本実施例の場合、隣接するキャビティタワー12間の隙間は、嵌合ガイド構造が進入する空間としての機能に加え、図1〜図7に示すように、ムービングプレート60の後述する弾性係止片62が進入する進入空間16として構成されている。
図1〜図3に示すように、中央タワー部13の上端部の幅方向両側面には、前後方向に沿って嵌合溝17が凹設されている。嵌合溝17の内部には、雄ハウジング30に設けられた後述する進入部36の対向壁37が進入可能とされている。
また、図4、図5及び図7に示すように、中央タワー部13の幅方向両側面には、嵌合溝17より下方に、一対の解除部18が突設されている。解除部18は、進入空間16の内部に臨むように突出している。解除部18の前面は、突出端へ向けてテーパ状に後傾する解除面19とされている。また、解除部18の後面は、突出端へ向けてテーパ状に前傾する引戻面21とされている。解除部18は、後述するように、解除面19を介してムービングプレート60の初期位置における係止を解除する役割をはたし、引戻面21を介してムービングプレート60の初期位置への戻りを可能ならしめる役割をはたす。
また、図4、図5及び図7に示すように、中央タワー部13の幅方向両側面には、嵌合溝17より下方に、一対の解除部18が突設されている。解除部18は、進入空間16の内部に臨むように突出している。解除部18の前面は、突出端へ向けてテーパ状に後傾する解除面19とされている。また、解除部18の後面は、突出端へ向けてテーパ状に前傾する引戻面21とされている。解除部18は、後述するように、解除面19を介してムービングプレート60の初期位置における係止を解除する役割をはたし、引戻面21を介してムービングプレート60の初期位置への戻りを可能ならしめる役割をはたす。
ここで、図1〜図3に示すように、キャビティ15には、後方から導電金属製の雌端子金具90が挿入される。雌端子金具90は、電線92の端末部に接続されている。雌端子金具90の前部には、相手側の雄端子金具95と接続可能な筒状の接続部91が設けられている。
雄ハウジング30は合成樹脂製であって、図1〜図7に示すように、ブロック状の端子収容部31と、端子収容部31の前端外周から前方へ突出する筒状のフード部32とを有している。図1〜図3に示すように、端子収容部31には、各キャビティ15と対応する位置に、複数の端子収容室33が設けられている。
図1〜図3に示すように、各端子収容室33には、後方から導電金属製の雄端子金具95が挿入される。雄端子金具95は、図示しない電線の端末部に接続されている。また、雄端子金具95の前部には、前方に突出するタブ96が設けられている。タブ96は、雄端子金具95の後部が端子収容部31に装着された状態で、フード部32の内部に突出して配置されている。
図4〜図7に示すように、フード部32の幅方向両側部には、一対のガイド部34が幅方向(壁厚方向)に貫設されている。両ガイド部34の前端は、ムービングプレート60を初期位置で当て止め可能な前進ストッパ35として構成されている。
さらに、図1〜図3に示すように、雄ハウジング30には、端子収容部31の上部の幅方向略中央からフード部32の内部となる前方へ突出する進入部36が設けられている。進入部36は、幅方向で互いに対向する一対の対向壁37を有している。両対向壁37間には、中央タワー部13の上端部が嵌合可能とされている。
図1〜図3に示すように、両対向壁37の外側面(両対向壁37が互いに向き合う面(内側面)とは反対側の面)の前端部には、係止部38が突設されている。係止部38の前面は、突出端へ向けて若干テーパ状に前傾する係止面39とされている。係止部38の後面は、突出端へ向けてテーパ状に前傾する誘導斜面41とされている。係止部38は、後述するように、係止面39を介してムービングプレート60を初期位置に保持する役割をはたし、誘導斜面41を介してムービングプレート60の初期位置への戻りを誘導する役割をはたす。
続いてムービングプレート60について説明する。ムービングプレート60は合成樹脂製であって、図8に示すように、平板状のプレート本体61と、プレート本体61の前面における幅方向略中央を挟んだ両側から前方へ突出する一対の弾性係止片62とを有している。図1〜図7に示すように、プレート本体61は、フード部32の内部に嵌合可能とされている。図1及び図4に示すように、初期位置では、プレート本体61が端子収容部31の前面よりも前方に離間して配置され、図3及び図6に示すように、嵌合位置では、プレート本体61が端子収容部31の前面にほぼ当接して配置されるようになっている。
図8に示すように、プレート本体61には、複数の位置決め孔63が前後方向(板厚方向)に貫設されている。図1〜図3に示すように、各位置決め孔63は、組み付け時に雄ハウジング30の各端子収容室33と前後方向に同軸で連通する位置に配置され、内部に雄端子金具95のタブ96の先端部が位置決め状態で貫通して配置される。図8に示すように、プレート本体61の幅方向両側面には、一対の被ガイド部64が突設されている。両被ガイド部64は、正面視略矩形状をなしている。プレート本体61の幅方向両側部には、両被ガイド部64の内側への変位を許容する変位許容空間65が設けられている。図4〜図7に示すように、両被ガイド部64は、変位許容空間65への弾性変位を伴った後、両ガイド部34の内部に移動可能に挿入される。また、図1〜図3及び図8に示すように、プレート本体61には、両弾性係止片62間の後方となる幅方向略中央の上端部に、挿通凹部66が設けられている。
図1〜図7に示すように、両弾性係止片62は、前後方向に沿った板片状をなし、プレート本体61との連結位置を支点として幅方向に撓み変形可能とされている。図1〜図3に示すように、両弾性係止片62間で且つ挿通凹部66の内部には、両対向壁37が嵌合可能とされている。
図8に示すように、両弾性係止片62の内側面(両弾性係止片62が互いに向き合う面)には、一対の被係止部67が突設されている。図1〜図3に示すように、被係止部67の前面は、突出端へ向けてテーパ状に後傾する被誘導斜面68とされている。被誘導斜面68は、係止部38の誘導斜面41にほぼ沿って当接可能とされている。また、被係止部67の後面は、突出端へ向けて若干テーパ状に後傾する被係止面69とされている。図1に示すように、被係止面69は、係止部38の係止面39にほぼ沿って当接可能とされている。
また、図8に示すように、両弾性係止片62の内側面には、両被係止部67よりも下方に、一対の被解除部71が突設されている。図4〜図7に示すように、被解除部71の前面は、突出端へ向けてテーパ状に後傾する被解除面72とされている。被解除面72は、解除部18の解除面19にほぼ沿って当接可能とされている。また、被解除部71の後面は、突出端へ向けてテーパ状に前傾する被引戻面73とされている。図4に示すように、被引戻面73は、解除部18の引戻面21にほぼ沿って当接可能とされている。
次に、両ハウジング10、30の嵌合離脱方法について説明する。
まず、ムービングプレート60がフード部32の内部に組み込まれ、雄ハウジング30の両対向壁37がプレート本体61の挿通凹部66を通して両弾性係止片62間に進入する。ムービングプレート60が初期位置に至ると、被係止部67の被係止面69が係止部38の係止面39に当接することでムービングプレート60の後方(嵌合位置)への移動が規制され(図1を参照)、且つ、プレート本体61の被ガイド面がガイド部34の前進ストッパ35に当接することでムービングプレート60のそれ以上の前進が規制される(図7を参照)。また、初期位置では、雄端子金具95のタブ96の先端部がプレート本体61の位置決め孔63に挿入されて保護された状態となる。
まず、ムービングプレート60がフード部32の内部に組み込まれ、雄ハウジング30の両対向壁37がプレート本体61の挿通凹部66を通して両弾性係止片62間に進入する。ムービングプレート60が初期位置に至ると、被係止部67の被係止面69が係止部38の係止面39に当接することでムービングプレート60の後方(嵌合位置)への移動が規制され(図1を参照)、且つ、プレート本体61の被ガイド面がガイド部34の前進ストッパ35に当接することでムービングプレート60のそれ以上の前進が規制される(図7を参照)。また、初期位置では、雄端子金具95のタブ96の先端部がプレート本体61の位置決め孔63に挿入されて保護された状態となる。
続いて、両ハウジング10、30が浅く嵌合される。すると、弾性係止片62の先端部が、対向壁37の先端部とともに、幅方向で隣接するキャビティタワー12間の進入空間16に進入する。このとき、対向壁37の先端部が中央タワー部13の嵌合溝17の嵌合状態で挿入される。さらに両ハウジング10、30の嵌合が進行すると、被解除部71の被解除面72が解除部18の解除面19を摺動して、弾性係止片62が外側へ向けて弾性的に拡開変形させられる(図5を参照)。拡開変形させられた弾性係止片62の先端部は、進入空間16の内部で弾性変位する。つまり、進入空間16は、弾性係止片62の先端部の弾性変位を許容する幅寸法を有している。
そして、弾性係止片62が拡開変形させられるに伴い、被係止部67が係止部38から離間して係止部38との係止が解除され、ムービングプレート60の嵌合位置への移動が許容された状態となる(図2を参照)。
さらに両ハウジング10、30の嵌合が進行すると、プレート本体61が雌ハウジング10に押圧されて、ムービングプレート60が嵌合位置へ向けて移動する。嵌合位置への移動過程では、弾性係止片62が弾性的に復帰し、被解除部71の被引戻面73が解除部18の引戻面21と前後方向に間隔をあけて対向に配置される。
両ハウジング10、30が正規嵌合されると、プレート本体61が、端子収容部31の前面に当接して端子収容部31と雌ハウジング10との間に挟持される(図3及び図6を参照)。こうしてムービングプレート60が嵌合位置に至ることにより、雄端子金具95のタブ96の先端部がプレート本体61の位置決め孔63から前方に大きく突出して相手側の雌端子金具90の接続部91に挿入接続される(図3を参照)。これにより、雌雄両端子金具90、95が電気的に接続される。また、嵌合位置では、弾性係止片62のほぼ全体が、対向壁37とともに、進入空間16の内部に深く進入した状態になる(図6を参照)。
一方、メンテナンス等の事情により両ハウジング10、30を互いに離脱させる際には、両ハウジング10、30に設けられた図示しない係止構造を解除し、その状態で、両ハウジング10、30が互いに引き離される。雌ハウジング10が雄ハウジング30から離間する過程では、解除部18の引戻面21が被解除部71の被引戻面73と当接することで、ムービングプレート60が雌ハウジング10に引き連れられて初期位置へ向けて移動させられる。ムービングプレート60が初期位置に至る直前に、被係止部67の被誘導斜面68が係止部38の誘導斜面41を摺動して、弾性係止片62が外側へ向けて弾性的に拡径変形させられる。さらに、雌ハウジング10の離脱が進行すると、弾性係止片62が弾性的に復帰して、被係止部67の被係止面69が係止部38の係止面39と対面して配置される。また、弾性係止片62の弾性復帰後、被ガイド部64がガイド部34の前進ストッパ35と当接して、ムービングプレート60のそれ以上の前進が規制される(図7を参照)。かくして、ムービングプレート60が再び初期位置に留め置かれ、ムービングプレート60をフード部32の内部に残して雌ハウジング10がフード部32から離脱させられる。
以上説明したように、実施例によれば、雌ハウジング10において幅方向で互いに隣接するキャビティタワー12間の隙間が、嵌合時にムービングプレート60の弾性係止片62が進入する進入空間16として有効に活用されるため、スペース効率に優れる。したがって、既存の雌ハウジング10を、格別大きな構造変更を伴うことなく利用することが可能となる。
また、キャビティタワー12の中央タワー部13の幅方向両側面には一対の解除部18が設けられ、両解除部18が進入空間16に臨む位置に配置されているため、スペース効率により優れる。
さらに、解除部18が雌ハウジング10の離脱時に弾性係止片62に当接してムービングプレート60を初期位置へ引き戻す機能を兼ね備えているため、ムービングプレート60の引き戻し構造が解除部18とは別に設けられるよりも、雌ハウジング10の構成が簡素化される。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)雌ハウジングがメインハウジングに複数のサブハウジングが着脱可能に装着される分割コネクタハウジングとされ、各サブハウジングがメインハウジングに装着されたときに、幅方向で互いに隣接するサブハウジング間の隙間が、両ハウジングの嵌合時に、弾性係止片が進入する進入空間となるものであってもよい。
(2)雌ハウジングには、弾性係止片の係止を解除する解除部とムービングプレートを嵌合位置から初期位置に引き戻すための引戻部とが別々に設けられるものであってもよい。
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)雌ハウジングがメインハウジングに複数のサブハウジングが着脱可能に装着される分割コネクタハウジングとされ、各サブハウジングがメインハウジングに装着されたときに、幅方向で互いに隣接するサブハウジング間の隙間が、両ハウジングの嵌合時に、弾性係止片が進入する進入空間となるものであってもよい。
(2)雌ハウジングには、弾性係止片の係止を解除する解除部とムービングプレートを嵌合位置から初期位置に引き戻すための引戻部とが別々に設けられるものであってもよい。
10…雌ハウジング
12…キャビティタワー
15…キャビティ
16…進入空間
18…解除部
30…雄ハウジング
32…フード部
60…ムービングプレート
61…プレート本体
62…弾性係止片
90…雌端子金具
95…雄端子金具
96…タブ
12…キャビティタワー
15…キャビティ
16…進入空間
18…解除部
30…雄ハウジング
32…フード部
60…ムービングプレート
61…プレート本体
62…弾性係止片
90…雌端子金具
95…雄端子金具
96…タブ
Claims (3)
- 内部に雄端子金具のタブが突出するフード部を有する雄ハウジングと、
前記フード部の前記内部に組み付けられた状態で、前記タブの先端部が貫通する初期位置と、前記タブの先端部が突出して相手側の雌端子金具と接続可能な状態となる嵌合位置とに移動可能なムービングプレートと、
前記雌端子金具が装着されて前記雄ハウジングに嵌合離脱可能とされ、嵌合過程では前記初期位置にある前記ムービングプレートを押圧して前記嵌合位置へ向けて移動させ、離脱過程では前記嵌合位置にある前記ムービングプレートを引き連れて前記初期位置へ向けて移動させる雌ハウジングとを備え、
前記ムービングプレートには、前記初期位置にて前記雄ハウジングに弾性的に係止されることで前記嵌合位置への移動を規制する弾性係止片が、前記雌ハウジングの嵌合離脱方向と直交する方向となる幅方向に対をなして設けられ、
前記雌ハウジングには、前記雌端子金具を収容可能なキャビティを有する複数のキャビティタワーが、前記幅方向に隙間をあけて並列に設けられ、
前記幅方向で互いに隣接する前記キャビティタワー間の隙間が、前記雌ハウジングの嵌合時に前記弾性係止片が進入する進入空間とされていることを特徴とするコネクタ。 - 前記キャビティタワーにおける前記進入空間に臨む側面には、前記進入空間に進入した前記弾性係止片を前記雄ハウジングとの係止を解除する方向に撓み変形させる解除部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記解除部は、前記雌ハウジングの離脱時に前記弾性係止片に当接して前記ムービングプレートを前記初期位置へ引き戻す機能を兼ね備えていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
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