JP4968170B2 - 防水コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、防水コネクタに関する。
特許文献1に記載の防水コネクタは、端子金具を収容可能な複数のキャビティを有するハウジングと、ハウジングの後端部に開口されたシール栓収容部内に後方から圧入されるシール栓と、シール栓に続いてシール栓収容部内に後方から挿入されてシール栓の抜け止めをなすシール栓押さえとを備えて構成されている。端子金具は電線の端末に接続され、シール栓は各電線を密着状態で通す複数の電線挿通孔を有し、シール栓押さえは各電線を遊挿状態で通す複数の電線遊挿孔を有している。
特開2006−66208公報
ところで、上記のような一括タイプのシール栓においては、シール栓収容部の周壁の内面に大きな弾性力をもって密着する。このため、シール栓の弾性力がシール栓収容部の周壁の剛性を上回り、シール栓収容部の周壁が外側に変形することがある。その結果、シール栓と周壁との間にあるいはシール栓と電線との間に隙間が生じてシール性が損なわれるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、シール栓収容部の周壁の変形を防止して所定のシール性を確保することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、電線の端末に接続された端子金具が複数収容され、後端部にシール栓収容部が開口されたハウジングと、前記シール栓収容部内に後方から圧入され、前記電線を密着状態で通す複数の電線挿通孔をもったシール栓と、前記シール栓収容部内に後方から挿入され、前記シール栓の後方に位置して同シール栓の抜け止めをなし、前記電線を遊挿状態で通す複数の電線遊挿孔をもったシール栓押さえとを備え、前記シール栓収容部の周壁には、同周壁を内外に貫通するとともに後面に開口するアリ溝が形成され、前記シール栓押さえの外周には、同シール栓押さえの前記シール栓収容部内への挿入に伴って前記アリ溝内に嵌合するアリ溝係合部が形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ハウジングには、複数のシール栓収容部が共有壁を介して隣接して配置され、前記共有壁に、前記アリ溝が貫通して形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記共有壁には、前記隣接する両シール栓収容部の夫々に形成されたアリ溝が互いに違いに配置されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載のものにおいて、前記隣接する両シール栓収容部のうちの一方のシール栓収容部内に挿入された前記シール栓押さえのアリ溝係合部は、前記共有壁に形成された前記アリ溝を貫通して他方のシール栓収容部内に挿入された前記シール栓押さえの外周に当接しているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
シール栓収容部の周壁にアリ溝が形成され、シール栓押さえの外周にアリ溝係合部が形成され、シール栓押さえのシール栓収容部内への挿入に伴ってアリ溝内にアリ溝係合部が嵌合するから、この嵌合によってシール栓収容部の周壁の変形が防止され、ひいてはシール栓による所定のシール性が確保される。また、アリ溝が周壁を内外に貫通して形成されているから、周壁の内外方向の厚みが大きくなることはなく、ひいてはハウジングの内外方向の寸法が小さく抑えられる。
<請求項2の発明>
共有壁にアリ溝が貫通して形成されているから、共有壁にアリ溝が非貫通とされる場合に比べ、共有壁の内外方向の厚みが小さくなり、ハウジングの内外方向の寸法がより小さく抑えられる。
<請求項3の発明>
共有壁には隣接する両シール栓収容部の夫々に形成されたアリ溝が互い違いに配置されているから、アリ溝内にアリ溝係合部が嵌合する向きも互いに違いとなり、これらの係止作用によって共有壁の剛性が高められる。
<請求項4の発明>
一方のシール栓収容部内に挿入されたシール栓押さえのアリ溝係合部が共有壁に形成されたアリ溝を貫通して他方のシール栓収容部内に挿入されたシール栓押さえの外周に当接しているから、シール栓収容部内にシール栓押さえががた付きなく保持される。
本発明の一実施形態を図1ないし図3によって説明する。本実施形態の防水コネクタは、ハウジング10、シール栓40、シール栓押さえ60、電線90の端末に接続された端子金具80を備え、図示しない相手側のハウジングと嵌合可能とされている。なお、以下の説明においては相手側のハウジングとの嵌合面側を前方とする。
ハウジング10は合成樹脂製であって、全体として角ブロック状をなしている。ハウジング10には、図2に示すように、端子金具80を収容可能な複数のキャビティ11が前後方向に貫通して形成されている。キャビティ11の内壁には同キャビティ11内に正規挿入された端子金具80を抜け止めするランス12が撓み可能に形成されている。キャビティ11は、大型の端子金具80Aを収容する開口径の大きい大キャビティ11Aと、小型の端子金具80Bを収容する開口径の小さい小キャビティ11Bとからなる。
大キャビティ11Aの形成領域は、図1に示すように、ハウジング10の幅方向一端部にあって高さ方向(上下方向)に細長い第1キャビティ群13とその横隣りでかつハウジング10の下端部にあって幅方向に細長い第2キャビティ群14とからなる。また、小キャビティ11Bの形成領域は、第1キャビティ群13の横隣りでかつハウジング10の上端部にあって幅方向に細長い第3キャビティ群15と、第1キャビティ群13の横隣りでかつハウジング10の中間部にあって幅方向に細長い第4キャビティ群16とからなる。第4キャビティ群16は第2、第3キャビティ群14、15より幅方向に長い形状をなし、第4キャビティ群16の幅方向一端部は第1キャビティ群13の他段側に進入している。
また、ハウジング10は、第1〜第3キャビティ群13、14、15をもったアウタハウジング17と、アウタハウジング17に着脱可能であって第4キャビティ群16をもったインナハウジング18とからなる。アウタハウジング17はハウジング10全体の外郭を形成しており、インナハウジング18は全体として幅方向に扁平な角ブロック状をなしている。第4キャビティ群16は、第1〜第3キャビティ群13、14、15から独立してインナハウジング18内に形成されている。アウタハウジング17の上下両面には、相手側のハウジングに装着されたレバーに係合してカム作用を発揮する一対のカムフォロア19が突出して形成されている。
アウタハウジング17内には、図2に示すように、インナハウジング18を収容する収容凹部21が形成されている。収容凹部21は、第4キャビティ群16と対応するよう、第1キャビティ群13の横隣りで、かつ第2、第3キャビティ群14、15の間にあって後面に開口する形態をなし、その前端部に、インナハウジング18の前壁22が形成されている。前壁22の前面及びアウタハウジング17の前面には、図示しない相手側の雄タブが前方から挿入されるタブ挿入口23が開口して形成されている。また、収容凹部21の前後方向略中央部には、インナハウジング18を前止め可能な段部24が形成されている。
端子金具80は、導電性金属板を曲げ加工して形成され、前側に雄タブと接続可能な箱型の本体部81を有し、後側に電線90の端末に接続されたバレル部82を有している。第3キャビティ群15には上下で隣接する端子金具80同士が背中合わせで配置され、第4キャビティ群16には上下で隣接する端子金具80同士が腹合わせで配置されている。端子金具80の本体部81には、同端子金具80がキャビティ11内に誤挿入されるのを防止するスタビライザ83が突出して形成されている。第3キャビティ群15は上下キャビティ11の外側縁部に、第4キャビティ群16は上下キャビティ11の内側縁部に、それぞれスタビライザ83の挿入溝25を有している。
大キャビティ11Aの後部はその前部より大きな開口径をもった個別ゴム栓収容部26とされ、個別ゴム栓収容部26内に、大型の端子金具80Aに接続された電線90の外周面に嵌着された個別ゴム栓95が後方から密着状態で挿入されている。かかる個別ゴム栓95は、個別ゴム栓収容部26の内奥に押し込まれ、個別ゴム栓収容部26の内周面に密着するとともに、電線90の外周面に密着することで、大キャビティ11A内のシールをとる。
ハウジング10の後端部には、シール栓収容部30が形成されている。シール栓収容部30は、第3キャビティ群15の後方にて後面に開口する第3シール栓収容部30Aと、第4キャビティ群16の後方にて後面に開口する第4シール栓収容部30Bとからなる。
第3シール栓収容部30Aは、アウタハウジング17の後端部において、第3キャビティ群15全体の後方を覆うように幅方向に延びる背面視略矩形状をなし、第4シール栓収容部30Bは、収容凹部21における段部24の後方にあって、第4キャビティ群16全体の後方を覆うように幅方向に延びる背面視略長円形状をなしている。第3、第4シール栓収容部30A、30Bは比較的薄肉の周壁31によって画成され、周壁31には第3、第4シール栓収容部30A、30Bの間を仕切る幅方向に細長い共有壁32が含まれている。
また、第3シール栓収容部30Aと第3キャビティ群15との間には段差33が形成されている。第4シール栓収容部30Bの幅寸法は第3シール栓収容部30Aの幅寸法より大きく、第4シール栓収容部30Bの幅方向一端部が第1キャビティ群13の他段側に進入している。インナハウジング18の前後長は収容凹部21の前後長より短寸とされ、収容凹部21に対して正規深さで収容されたインナハウジング18の後面より後方に実質的なシール栓40の収容空間が構成されている。
シール栓40はシリコンゴム等のゴム製であって、第3シール栓収容部30A内に圧入される第3シール栓40Aと、第4シール栓収容部30B内に圧入される第4シール栓40Bとからなる。第3、第4シール栓40A、40Bは、第3、第4シール栓収容部30A、30Bと対応する形状であって幅方向に細長い板状をなし、第3、第4シール栓収容部30A、30Bの前半部に収容されている。第3、第4シール栓40A、40Bには、図3にも示すように、小型の端子金具80Bに接続された電線90を密着状態で通す複数の電線挿通孔41が前後方向に貫通して形成されている。第3、第4シール栓40A、40Bの外周面に形成された外側リップ42が第3、第4シール栓収容部30A、30Bの内周面に密着し、電線挿通孔41の内周面に形成された内側リップ43が電線90の外周面に密着することにより、小キャビティ11B内のシールがとられる。
シール栓押さえ60は、合成樹脂製であって、第3シール栓40Aに続いて第3シール栓収容部30A内に後方から挿入される第3シール栓押さえ60Aと、第4シール栓40Bに続いて第4シール栓収容部30B内に後方から挿入される第4シール栓押さえ60Bとからなる。第3、第4シール栓押さえ60A、60Bは第3、第4シール栓40A、40Bと対応する形状であって幅方向に細長い板状をなし、第3、第4シール栓収容部30A、30Bの後半部に収容されている。第3、第4シール栓収容部30A、30Bの後半部に正規深さで収容された第3、第4シール栓押さえ60A、60Bの後面はハウジング10の後面に面一で連なっている。第3、第4シール栓押さえ60A、60Bには、小型の端子金具80Bに接続された電線90を遊挿状態で通す複数の電線遊挿孔61が電線挿通孔41及びキャビティ11と前後方向の同軸上で並ぶように形成されている。第3、第4シール栓40A、40Bの後面にそれぞれ第3、第4シール栓押さえ60A、60Bの前面が面当りすることにより、第3、第4シール栓40A、40Bの後方への抜け止めがなされる。
さて、第3、第4シール栓押さえ60A、60Bの外周縁には、複数のアリ溝係合部65が突出して形成されている。各アリ溝係合部65は、いずれも同形同大とされ、外側(突出端側)に向かって次第に拡幅する台形状、詳細には等脚台形状をなし、第3、第4シール栓押さえ60A、60Bの前後長(板厚)の全長に亘って形成されている。第3シール栓押さえ60Aは、上縁の幅方向中央を挟んだ両側に一対のアリ溝係合部65を有し、下縁の幅方向中央を挟んだ両側に一対のアリ溝係合部65を有し、これらアリ溝係合部65を上下で対称に位置させている。また、これらアリ溝係合部65は第3シール栓押さえ60Aの中心から点対称の位置に設けられている。したがって、第3シール栓収容部30Aに対するシール栓押さえ60Aの上下反転装着が可能となり、装着作業性が良好となる。また、第4シール栓押さえ60Bは、上縁の幅方向中央から一側へ寄った位置を挟んだ両側に一対のアリ溝係合部65を有し、下縁の幅方向中央を挟んだ両側に一対のアリ溝係合部65を有し、これらアリ溝係合部65を上下で非対称に位置させている。なお、第3、第4シール栓押さえ60A、60Bの上下両縁は幅方向に沿ってストレート状に延びている。
一方、第3、第4シール栓収容部30A、30Bの周壁31には、アリ溝係合部65とアリ継ぎ係合可能なアリ溝35が形成されている。各アリ溝35は、各アリ溝係合部65と適合する台形状をなし、周壁31を厚み方向(内外方向)に貫通するとともに、アリ溝係合部65の前後長に対応するよう前後方向に延びて後面に開口する形態とされている。第3シール栓収容部30Aは、上側の周壁31の幅方向中央を挟んだ両側に一対のアリ溝35を有し、共有壁32の幅方向中央を挟んだ両側に一対のアリ溝35を有し、これらアリ溝35を上下で対称に位置させている。また、これらアリ溝35は第3シール栓収容部30Aの中心から点対称の位置に設けられている。第4シール栓収容部30Bは、共有壁32の幅方向中央より一側へ寄った位置に一対のアリ溝35を有し、下側の周壁31の幅方向中央を挟んだ両側に一対のアリ溝35を有し、これらアリ溝35を上下で非対称に位置させている。
共有壁32には、図4に示すように、第3シール栓押さえ60Aのアリ溝係合部65と第4シール栓押さえ60Bのアリ溝係合部65とが幅方向に交互に並ぶように配設され、これに対応して、第3シール栓収容部30Aのアリ溝35と第4シール栓収容部30Bのアリ溝35とが幅方向に交互に並ぶように配設されている。そして、共有壁32の各アリ溝35間は断面平行四辺形の突片部36とされ、各突片部36の傾き方向を幅方向に交互に異ならせている。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
アウタハウジング17の収容凹部21内に後方からインナハウジング18を挿入し、インナハウジング18をアウタハウジング17内に収容保持する。インナハウジング18のキャビティ11内には予め電線90付きの端子金具80を挿入しておく。
インナハウジング18の装着と前後して、第1〜第3キャビティ群13、14、15のキャビティ11内に後方から電線90付きの端子金具80を挿入する。また、大キャビティ11Aの個別ゴム栓収容部26内に電線90とともに個別ゴム栓95を挿入する。
一方、小キャビティ11Bの第3、第4シール栓収容部30A、30B内に後方から第3、第4シール栓40A、40Bを圧入する。第3シール栓収容部30Aに圧入される第3シール栓40Aは段差33に当て止めされる位置で正規収容され、第4シール栓収容部30Bに圧入される第4シール栓40Bはインナハウジング18の後面に当て止めされる位置で正規収容される。
次いで、第3、第4シール栓収容部30A、30B内に後方から第3、第4シール栓押さえ60A、60Bを挿入し、第3、第4シール栓押さえ60A、60Bを第3、第4シール栓収容部30A、30B内に収容保持する。挿入の過程で、アリ溝係合部65がアリ溝35内に後方から挿入され、アリ溝係合部65の外面がアリ溝35の内面を摺動することで、第3、第4シール栓押さえ60A、60Bの挿入案内がなされる。挿入の完了時には、アリ溝係合部65がアリ溝35内に嵌合し、第3、第4シール栓押さえ60A、60Bが第3、第4シール栓収容部30A、30B内に遊動規制状態に保持される。また挿入の完了時には、共有壁32のアリ溝35内に嵌合する第3シール栓押さえ60Aのアリ溝係合部65の突出端面が第4シール栓押さえ60Bの上縁に面当り状に当接するとともに、共有壁32のアリ溝35内に嵌合する第4シール栓押さえ60Bのアリ溝係合部65の突出端面が第3シール栓押さえ60Aの下縁に面当り状に当接する。
ところで、第3、第4シール栓収容部30A、30Bの周壁31は薄肉であるため、第3、第4シール栓40A、40Bの弾性力を受けて外側に膨出するように変形し、第3、第4シール栓40A、40Bによるシール性が低下するおそれがある。しかし、本実施形態によれば、周壁31のアリ溝35内に第3、第4シール栓押さえ60A、60Bのアリ溝係合部65が嵌合することにより、周壁31が外側に膨出するように変形するのを規制する。このため、第3、第4シール栓40A、40Bによる所定のシール性が確保される。また、アリ溝35が周壁31を上下に貫通して形成されているから、周壁31の厚みが大きくなることはなく、ひいてはハウジング10の高さ寸法が小さく抑えられる。
また、共有壁32にアリ溝35が貫通して形成されているから、共有壁32にアリ溝35が非貫通とされる場合に比べ、共有壁32の厚みが小さくなり、ハウジング10の高さ方向の寸法がより小さく抑えられる。
また、図4に示すように、共有壁32には互いに隣接する第3、第4シール栓収容部30A、30Bの夫々に形成されたアリ溝35が互い違いに配置されているから、アリ溝35内にアリ溝係合部65が嵌合する向きも互いに違いとなり、これらの係止作用によって共有壁32の剛性が高められる。その結果、周壁31の変形を確実に防止できる。
さらに、共有壁32のアリ溝35内に嵌合するアリ溝係合部65が相手側の第3、第4シール栓押さえ60A、60Bの外縁に当接するため、第3、第4シール栓押さえ60A、60Bが第3、第4シール栓収容部30A、30B内にがた付きなく保持される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)アリ溝係合部は、アリ溝内に適合する形状である必要はなく、例えば、突出先端から幅方向に張り出すT字形であってもよい。
(2)シール栓押さえはシール栓収容部内に部分的に挿入されるものであってもよい。
(3)シール栓収容部はハウジングに1つだけ形成され、ここに1つのシール栓及び1つのシール栓押さえが挿入されるものであってもよい。
(4)アリ溝係合部は、第4シール栓押さえの中心から点対称の位置に設けられ、アリ溝は、第4シール栓押さえの中心から点対称の位置に設けられるようにしてもよい。これによれば、第3シール栓押さえと同様、第4シール栓押さえの上下反転装着が可能となるため、装着作業性が良好となる。
本発明の一実施形態の防水コネクタの背面図である。 図1のA−A断面図である。 シール栓収容部にシール栓を収容したハウジングの背面図である。 共有壁周辺の拡大背面図である。
符号の説明
10…ハウジング
30…シール栓収容部
30A…第3シール栓収容部
30B…第4シール栓収容部
31…周壁
32…共有壁
35…アリ溝
40…シール栓
40A…第3シール栓
40B…第4シール栓
41…電線挿通孔
60…シール栓押さえ
60A…第3シール栓押さえ
60B…第4シール栓押さえ
61…電線遊挿孔
65…アリ溝係合部
80…端子金具
90…電線

Claims (4)

  1. 電線の端末に接続された端子金具が複数収容され、後端部にシール栓収容部が開口されたハウジングと、
    前記シール栓収容部内に後方から圧入され、前記電線を密着状態で通す複数の電線挿通孔をもったシール栓と、
    前記シール栓収容部内に後方から挿入され、前記シール栓の後方に位置して同シール栓の抜け止めをなし、前記電線を遊挿状態で通す複数の電線遊挿孔をもったシール栓押さえとを備え、
    前記シール栓収容部の周壁には、同周壁を内外に貫通するとともに後面に開口するアリ溝が形成され、
    前記シール栓押さえの外周には、同シール栓押さえの前記シール栓収容部内への挿入に伴って前記アリ溝内に嵌合するアリ溝係合部が形成されていることを特徴とする防水コネクタ。
  2. 前記ハウジングには、複数のシール栓収容部が共有壁を介して隣接して配置され、前記共有壁に、前記アリ溝が貫通して形成されている請求項1記載の防水コネクタ。
  3. 前記共有壁には、前記隣接する両シール栓収容部の夫々に形成されたアリ溝が互いに違いに配置されている請求項2記載の防水コネクタ。
  4. 前記隣接する両シール栓収容部のうちの一方のシール栓収容部内に挿入された前記シール栓押さえのアリ溝係合部は、前記共有壁に形成された前記アリ溝を貫通して他方のシール栓収容部内に挿入された前記シール栓押さえの外周に当接している請求項2又は3記載の防水コネクタ。
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