JP3623551B2 - 電子写真装置用無端円筒状フイルム - Google Patents

電子写真装置用無端円筒状フイルム Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、特に抵抗値が非電圧依存性に優れている電子写真装置用成形部材に関する。該部材は、例えば無端円筒状フィルムとか繊維状ブラシの形状で提供される。
【0002】
【従来の技術】
電子写真装置、例えば複写機によって原画像を複写する場合、感光ドラム全面に帯電せしめる必要がある。帯電手段としては、例えば、コロナ放電を利用したコロナ帯電器、また帯電用部材、例えば帯電用ロールとか、帯電用ブラシ等を直接感光体に接触させ、所定の電圧を印加し、電荷注入を行う接触帯電器等が知られている。後者の接触帯電器の帯電用部材としては、ナイロン樹脂、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂に適量のカーボンブラックを混合したものを原料として、無端円筒状フィルム、繊維状等に成形加工され使用されている。
【0003】
従来トナーを転写する中間転写体においては、半導電性のシームレスベルトが使用されているが、これらのシームレスベルトも高分子化合物(樹脂、ゴム等)に電子伝導性の導電剤を均一に錬り込んで、均一分散されたものが実使用されている。その他、除電部材、現像部材等としても前述と同様に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、例えば複写機に使用されているカーボンブラック含有のナイロン製帯電部材は、その後の複写内容の多様化に伴って、十分満足できる性能を有していないことが判った。特にベタ部の多いカラー画像の複写における画質の点において、ベタ部分のあるカラー原稿を複写すると、あるベタ色部分に一定の幅で帯状又は筋状になって、色抜けしたり、色ムラになったりして複写され問題になっている。この現象は色とか場所とかに特定されることはなく不定であり、勿論ベタ部分でない線画像の場合にも見られるが、ピンホール的に発生しているので外観上は問題視されない。しかし、一般に画像はルーペ等で拡大してチェックする場合が多いのでこのような画像でも品質上問題になっている。
【0005】
この色抜け、色ムラの発生の原因は明らかでないが、感光ドラム上の微細欠点(感光面のピンホール)が起因してより助長されると考えられている。そのメカニズムは明らかでないが、次のように推案される。前記する従来の成形部材を介して電荷注入を行うと、感光面の微少欠点に集中して電流を流す結果になり、他の場所での電荷注入が一様に行われなくなる。これは該部材の電気抵抗値の電圧依存性(以下単に電圧依存性と呼ぶ)に関係があると考えられ、更にミクロ的には電気の伝達手段が、イオン的よるか電子的よるかに関係があるものと考察している。
【0006】
前述したように、トナーを転写する中間転写体においては、電子伝導性の導電剤を均一分散したものは、高い電圧をかけたときの電圧依存性が大きいため、トナーの転写効率が電圧によって変動するので、転写性能のコントロールが難しいという難点があった。また、高い電圧で長時間使用すると、経時的に抵抗値が安定せず転写ムラが発生する等の問題点があった。
【0007】
このような状況では、電子伝導性導電剤の均一分散系の多くを高電圧で使用すると、導電剤がマトリックス内で移動したり、導電剤間で電子もれが起こるなどの種々の原因が考えられる。特にこの電圧依存性や抵抗値の経時的変化(以下単に時間依存性と呼ぶ)はゴムエラストマー等の比較的柔らかい材料で顕著であった。
【0008】
更に詳細に検討した結果、電子的よりもイオン的に電気を伝達する材料の使用が、より電圧依存性の小さい成形部材が得られ、これが電子写真装置用、例えば帯電部材とか転写部材等として有効であることが判明し、本発明に到達した。従って、本発明の目的は、電圧(電流)依存性のより小さいかつ時間依存性のより小さい成形部材を開発し、これを特に電子写真装置用に提供することにある。
【0009】
前記本発明の目的は、次の手段によって容易に達成される。
即ちイオン導電性ポリマーとして、主鎖中にアルキルオキシドユニットを持つ親水性ポリマー10〜45重量%を含むナイロン12からなる体積抵抗値10〜1012Ω・cmを有するイオン導電層と、カ−ボンブラック5〜22重量%を含むナイロン12からなるベ−ス層とが共押出環状ダイスからの押出成型によりなる電子写真装置用無端円筒状2層フイルムの提供によってなされる。
また、イオン導電性ポリマーとして、主鎖中にアルキルオキシドユニットを持つ親水性ポリマー10〜45重量%を含むポリフッ化ビニリデン樹脂からなる体積抵抗値10〜1012Ω・cmを有するのイオン導電層と、カ−ボンブラック5〜22重量%を含むポリフッ化ビニリデン樹脂からなるベ−ス層とが共押出環状ダイスからの押出成型によりなる電子写真装置用無端円筒状2層フイルムの提供によってもなされる。
更にまた、上記イオン導電層が表面抵抗値100〜1012Ω/□である電子写真装置用無端円筒状2層フイルムの提供によってもなされる。
【0010】
本発明において、イオン導電性ポリマーとは電流の流れがイオンの移動によって発生し、かつその物質が高分子化合物からなる物である。従って、この電流が電子によって運ばれる物質、つまりπ電子によって運ばれる機能を持つ物質は本発明から除外される。ここでπ電子を持つ物質は、例えば共役二重結合を持つ物質、具体的にはカーボンブラックとか、ポリアセチレン等に見られる。
イオン導電性ポリマーを用いることによって、熱可塑性樹脂との相溶性に優れ、かつ電圧依存性および時間依存性をきわめて小さくすることが可能となる。
【0011】
イオン導電性ポリマーとしては、例えばカルボキシル基に4級アンモニウム塩基を結合する(メタ)アクリレートとの各種(例えばスチレン)共重合体、4級アンモニウム塩基と結合するマレイミドとメタアクリレートとの共重合体等の4級アンモニウム塩基を結合するポリマー、ポリスルホン酸ナトリウム等に見られるスルホン酸のアルカリ金属塩を結合するポリマー、分子鎖中に少なくともアルキルオキシドの親水性ユニットを結合するポリマー、例えばポリエチレンオキシド、ポリエチレングリコール系−ポリアミド共重合体、ポリエチレンオキド−エピクロルヒドリン共重合体、ポリエーテルアミドイミド、ポリエーテルを主セグメントとするブロック型のポリマー等を挙げることができる。これらのポリマーの選択はマトリックスとなる熱可塑性樹脂との相溶性、耐熱性等との関係を十分チェックして行う必要があるが、多くの場合前記のアルキルオキシドの親水性ユニットを結合するより高分子量のポリマーを好ましいイオン導電性ポリマーとして選ぶことができる。
【0012】
熱可塑性樹脂は、押出成形により繊維状、シート(フィルム)状、円筒状フイルム等の電子写真装置用部材として容易に成形できるものであれば特に制限はない。例えば熱可塑性ポリイミド、脂肪族ポリアミド、パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素系ポリマー、ポリカーボネイト、ABS樹脂、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、そして、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリスチレン系、の熱可塑性エラストマー等を列挙できる。この他により機能性の高い各種樹脂も使用可能であるがあまり溶融温度の高いものは望ましくない。
【0013】
前記、熱可塑性樹脂にどのようなイオン導電性ポリマーを選択し、混合するかは前述の相溶性とか耐熱性とかを考慮して決められるが、一例を挙げると次のような組合せがある。好ましいイオン導電性ポリマーとして挙げられる中でポリエーテルを主セグメントとするブロック型ポリマーで例えば、三洋化成工業(株)製のペレスタット6321(商品名)があるが、これはポリオレフィン系の熱可塑性エラストマー、ポリアミド(脂肪族)、フッ素系ポリマー、ポリオレフィン、ABS樹脂等の各樹脂との組み合わせが有効である。
【0014】
熱可塑性樹脂とイオン導電性ポリマーとの混合比は、成形部材としての電気特性、体積抵抗値10〜1014Ω・cm好ましくは、10〜1012Ω・cmが、表面抵抗値としても同様に10〜1014Ω/□好ましくは、10〜1012Ω/□が発現されるように適宣選定すればよい。しかし、各抵抗値の他に該樹脂自身の持つ機能的特性の低下の懸念も考慮することが望ましいので、その点も考慮し、可能な限り、少さい混合比にすることが望ましい。かかる点から、イオン導電性ポリマーは一般には約5〜50重量%(対熱可塑性樹脂)、好ましくは10〜45重量%の範囲内から選ばれる。
尚、両者の混合手段には、特に制限はないが押出成形前に両者が十分均一に混合されていることが望ましいので、両者共粉末状又はペレット状で混合し、これらを2軸混練押出機によって混練しつつペレット化するのがよい。また、この混合の際に他の添加剤、例えば各種滑剤、核剤等の少量の添加は許される。
【0015】
尚、前記体積抵抗値は次の方法によって求められた値である。
既知の厚さ(tcm)を有する20×20mmのフィルム状物をサンプルとして、該サンプルの両面に直径10mmφの電極を銀ペーストにて設け、この電極に電流計と電圧を印加するための電源を直列につないだものを測定用回路とする。そして、測定は電圧10Vとしてこれを5秒間印加した後の電流計に表示されるアンペア(I)を知り、数1に示す計算式によって体積抵抗値(ρv)(Ω・cm)を求める。
尚、本発明の成形部材がフィルム(シート)状物でない場合の体積抵抗値の測定においては、得られたその部材を別途フィルム状に成形して前記に従って測定する。
【0016】
【数1】
Figure 0003623551
【0017】
また、前記表面抵抗値は次の方法によって求められた値である。
市販の抵抗測定機(三菱油化社製のハイレスタ)を用いて、フィルムの表面抵抗値を測定した。電極となるプローブはHAプローブを使用した。
【0018】
前記のとおり、本発明が抵抗値でもってその範囲を限定しているのは、その範囲内において、例えば複写機における帯電用部材として使用した場合、トナーの色抜けとか、色ムラの欠点を最大限に解消することができるからである。従って、例え本発明のイオン導電性ポリマーが使用されたとしても、体積抵抗値10Ω・cm未満、表面抵抗値10Ω/□未満、又は体積抵抗値1014Ω・cmを超えた、あるいは、表面抵抗値1014Ω/□を超えた成形部材では本発明の目的を達成することはできない。
【0019】
イオン導電性ポリマーを含む熱可塑性樹脂の成形は、通常の押出成型機によって、該樹脂の軟化又は溶融温度より以上の、ある程度高温で行えばよい。その際に、必要ならば該成型機の先端に口金又は金型をセットすればよい。
電子写真装置用に使われる成形部材は特定されないが、一般には前記のとおり繊維状ブラシ、シート(フィルム)状、円筒状フイルム等であるが、中でも円筒状、特に無端円筒状フィルム、繊維状での使用が好ましい。これは例えば複写機の感光ドラムへの帯電用部材として使用する場合に、前面均一により効果的に帯電せしめるという理由による。また、中間転写体として使用する場合にはベルト状で使用する場合が多いので、シームレスな無端円筒状フィルムが有効である。しかし、実使用に応じて、形状を変更することは可能でありこの限りではない。
【0020】
前記成形部材の中で、好ましいものとして挙げた無端円筒状フィルムは、一般には単層〜多層状で構成されるが、単層よりも多層での構成が望ましい。これはイオン導電性ポリマーを添加することによって耐屈曲性が、ベースとなる熱可塑性樹脂のそれよりも低下するので、イオン導電性樹脂を添加せず耐屈曲性を保った樹脂と多層化することによって、該多層フィルムとしての耐屈曲性(折れ、伸度等)が向上させ得るからである。
また、イオン導電性ポリマーを添加しない層(以下ベース層と呼ぶ)は、絶縁層でも良いが、カーボンブラック等の電子導電剤を混合して、ある程度導電性を付与した方が好ましい。これは、耐屈曲性もより向上すると共に、電子写真装置用部材等に用いる場合、主に該フィルムの膜厚方向に電圧を印加し、所定の電流を流して使用する場合が多いためである。
従って、フィルムの表面を電流が流れるような設計をする場合はこの限りではない。このベース層でのカーボンブラックの混合量は基本的には、使用する部材に要求される体積抵抗値になるように決めればよいが、大略1〜25重量%、好ましくは5〜22重量%(対熱可塑性樹脂)を目標として決めればよい。
尚、カーボンブラックは、その製法による種類の差には関係なく使用できるが中でもアセチレンブラック、ケッチェンブラック、オイルファーネスブラックが好ましい。また、その混合手段には特に制限はなく、前記イオン導電性ポリマーの混合手段と同じ要領で行えばよい。
【0021】
前記無端円筒状フィルムの成型法は、一般に行われている溶融押出機による環状ダイスからの吐出によって容易に成形することができる。また、複数層の場合には、複数の溶融押出機によって、1つの共押出環状ダイスに押し出すことにより多層構造の円筒状フィルムを得ることができる。この時、イオン導電層となる所定量のイオン導電性ポリマーが含まれる熱可塑性樹脂を、該押出機に供給すればよい。延伸は適宜行っても良い。
【0022】
前記無端円筒状フィルムの膜厚、径は環状ダイスのノズルサイズを変えればよい。膜厚は適度の柔軟性と、耐屈曲性等を考慮して決めればよいが、妥当な範囲は数値的に50〜300μm程度といえる。従って、多層である場合でもかかる範囲を全厚として、各層の膜厚が調整される。
尚、多層構成で、ベース層をカーボンブラック等で電子導電性にする場合には、イオン導電層があまりにも薄い(例えば5μm以下)と好ましくない。これはイオン導電層のイオン導電性による特徴、つまり電圧依存性、及び時間依存性が改悪される方向に作用するからである。
【0023】
また、繊維状である場合の成形法も一般に行われる口金からの溶融紡糸によるモノフィラメントでも、マルチフィラメントでもよい。繊維径は1μm〜200μm程度、そして断面形状は一般には円形であるがこれが、三角形、十字形、四角形の異径断面であっても、また中空であってもよい。
【0024】
本発明のかかる成形部材が電子写真装置の部品として実用される場合は、各々の使用目的、場所に合わせて、適宜加工して使用される。例えば、複写機における感光ドラムの帯電器として使用する場合、成形部材として無端円筒状フィルムを使用するには、該フイルムをアルミ製の回転シャフトに嵌着し、これを感光ドラムの潜像形成前の位置にセットして、軽タッチで接触させ回転させつつ、該シャフトに電圧を印加する。
また、該部材が繊維状であるならば、例えば該繊維を緻密に起毛した植毛布をアルミ製のシャフトに捲回したブラシロールとして前期同様セットし、電圧を印加するとか、繊維をアルミ製の治具にノレン状に垂直に狭持したブラシを、所定位置に固定し、感光ドラムの回転によって、前面に均一に電荷注入を行う。
【0025】
尚、電子写真装置は静電的に画像を形成する手段が装置化されたもので、静電荷の付与は光、X線、γ線により行い、光導電性の絶縁材料中に静電的に画像を形成させる。この電荷を持つ画像(潜像)は、例えばトナーを引きつける、トナー顕像を紙に転写し熱固定するものが複写機である。トナーの色数で単色から多色の複写ができる。その該装置に含まれるものは、電子写真装置を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等である。その他でも電子写真装置を用いた画像形成装置も例外とはならない。
【0026】
【作用】
本発明の成形部材はイオン導電性ポリマーを含むので、例えば無端円筒状フィルムを複写機の帯電部材として、感光ドラムに接触させて電圧を印加した場合、該ドラムにピンホールがあり、該ホールが電気伝導孔となっていても、そこに集中して電流が流れることはないので、該ドラムには全面に均一に電荷が注入されて帯電することができる。
イオン導電性ポリマーが、カーボンブラック等の電子導電性剤よりも、熱可塑性樹脂に対して、その電圧(電流)依存性が著しく小さい。これは同ポリマーに印加された電流の移動が、電子的に発生するかイオン的発生するかによるが、これを現象的に見ると、該円筒状フィルムの特に体積抵抗値には一切変化が生じ無いので、常にフイルムの前面の抵抗値が均一であるという事からも理解できる。実際の複写においても、該ピンホールからの色抜けとか、色ムラ等が発生すること無く、ベタ色部分もムラの無い品質の良い複写が可能となる。
【0027】
以下に比較例を含め、実施例によって更に詳述するが、本発明が該例に制限を受けることはない。
【0028】
【実施例1】
ポリビニリデンフロライド(以下PVDF)粉体にイオン導電性ポリマーとして、三洋化成工業(株)製のペレスタット6321チップを40重量%混合し、これを二軸押出機(バレル温度190〜250℃)で混練しつつペレット化した。得られたペレットを十分に乾燥後、次に一軸押出機に環状ダイスをセットして、チューブ状(ベルト状)に単層で押出成形を行った。この際の該押出機のバレル温度は190〜230℃、環状ダイスの温度は240℃であった。
【0029】
得られたチューブの内径は10mm、膜厚は150±15μmであり、体積抵抗値は1010Ω・cmで、全面一定であった。
【0030】
次に該チューブをサイズ20×20cmにカットし、その両面に銀ペーストにより10mmφの円形電極を設けた。この電極を介して10〜100Vの範囲で種々に電圧を変えて印加し、電流を測定して、前記する数1の式により体積抵抗値を求めた。各印加電圧に対する体積抵抗値の変化を図1の線グラフにまとめた。
同図1で横軸は印加電圧(V)、縦軸は体積抵抗値(Ω・cm)であり、同図1に示す線グラフ1でその変化を示している。
【0031】
【実施例2】
ここではナイロン12による2層からなるチューブを成形し、実施例1と同様に印加電圧に対する体積抵抗値の変化を見た。
まず、成形は次の条件によって行った。ナイロン12に実施例1で使用したペレスタット6321を40重量%混合して二軸押出機(バレル温度220〜240℃)にて混練してペレット化した。以下イオン導電層用ペレットと呼ぶ。
一方、ナイロン12にアセチレンブラックを22重量%混合し、前記と同様に二軸押出機により混練しつつ、ペレット化した。以下、ベース層用ペレットと呼ぶ。
【0032】
次に2台の押出機に2層用環状ダイスをセットして、共押出を行い、2層からなるチューブを成形した。この場合の成形条件は次のとうりであった。
まず、1つの押出機はバレル温度200〜220℃に制御して、イオン導電層用ペレットを供給し(以下、その層をイオン導電層と呼ぶ)、他の1つの押出機はバレル温度220〜240℃に制御してベース層用ペレットを供給し(以下、その層をベース層と呼ぶ)、240℃に制御された該環状ダイスからチューブ状に押出し、成形した。
【0033】
得られたチューブの全厚は150μmで、内径は10mmであった。また各層に剥離して、各々の厚さと体積抵抗値を測定したらイオン導電層は50μm、1010Ω・cm、ベース層は100μm、10Ω・cmであった。
【0034】
次に実施例1と同様にして、20×20mmサイズに切開して、印加電圧に対する体積抵抗値を測定した。その結果は実施例1を記載する図1にまとめて、線グラフ2で示した。
【0035】
【実施例3】
PVDFによる2層からなるチューブを成形し、実施例2と同様に印加電圧に対する体積抵抗値の変化を見たが、その成形は次の条件によった。PVDF粉末に40重量%のペレスタットを混合し、これを2軸押出機(バレル温度190〜220℃)に供給して、混練しつつペレット化した。一方、PVDF粉末に10重量%のアセチレンブラックを混合して、これを二軸押出機(バレル温度200〜230℃)に供給して混練しつつペレット化した。
【0036】
次の2台の押出機に2層用の環状ダイスをセットして、共押出を行い、2層からなるチューブを成形した。この場合、成形条件は次のとおりであった。
1つの押出機はバレル温度200〜220℃に制御して、イオン導電層用ペレットを供給し、他の1つの押出機はバレル温度200〜230℃に制御してベース層用ペレットを供給し、230℃に制御された該環状ダイスからチューブ状に押出し、成形した。
【0037】
得られたチューブの全厚は150μmで、内径は10mmであった。また各層に剥離して、各々の厚さと体積抵抗値を測定したらイオン導電層は50μm、1010Ω・cm、ベース層は100μm、10Ω・cmであった。
【0038】
次に実施例1と同様にして、20×20mmサイズに切開して、これをサンプルとし、印加電圧の変化に対する電流を測定し、前記数1の式にて体積抵抗値を求めた。これを実施例1を記載する図1にまとめて、線グラフ3で示した。
【0039】
以上図1の線グラフ1、2、3から明らかなように、何れの場合も印加電圧が変わっても体積抵抗値は変化していない、あるいは電子導電性を付与したフィルムと比較して変化量が減少している。このことは成形部材に局部的に過大電流が印加されても、その部分の体積抵抗値に何ら変化はなく、全体に均一に電圧が印加されていることになる。従って例えば該部材が複写機の帯電器に使用された場合に、感光ドラムにピンホールが存在し、該ホールが導通状態にあっても、そこに集中して電流が流れることはないので、該ドラムには全面に均一に電荷注入されて帯電することができる。
【0040】
【比較例1】
実施例1においてペレスタットの変わりに10重量%のアセチレンブラックを含有させる他は全く同一条件で単層のPVDFチューブを成形した。得られたチューブの厚さは100μmで内径は10mmであった。
【0041】
前記チューブを切開して20×20mmのフィルムとして、まず、実施例1と同様に円形の電極を設け、これの体積抵抗値を測定したところ、全面均一な10Ω・cmであった。そして引き続き該サンプルの両面に、同様に印加電圧の変化に対する体積抵抗値を求めた。この結果は実施例1と同じ図1のグラフにまとめ線グラフ4で示した。
【0042】
【比較例2】
ナイロン12ペレットにアセチレンブラックを22重量%混合し、2軸押出機(バレル温度220〜240℃)にて混練しつつ、ペレット化した。このペレットを用いて1層でチューブ状に押し出し成形した。成形条件は押出機のバレル温度220〜240℃、環状ダイス温度は240℃として押出し、成形を行った。
【0043】
得られたチューブの厚さは100μm、内径は10mmであった。これを20×20mmに切開して体積抵抗値を測定したら全面均一で10Ω・cmであった。そして、引き続き概算プルの両面に実施例2と同様にして円形電極を設け、同様に印加電圧の変化に対する体積抵抗値を求めた。この結果は実施例1を示す図1のグラフにまとめ、これを線グラフ5で示す。
【0044】
図1の線グラフ4、5から明らかになったように何れの場合も印加電圧の変化によって、体積抵抗値が大きく下降して変化している。このような性質を有する成形部材は、局部的に過大電圧が印加されると、他の部分の体積抵抗値は上昇し、電流が流れにくくなり、大きな抵抗バラツキとなって現れる。従ってこれを例えば複写機の感光ドラムの接触帯電器に使用しても、感光ドラム上のピンホールによるトナーの色抜け、色ムラ等の問題は解決されないことになる。
【0045】
上記の実施例1〜3、と比較例1、2のチューブを直径10mmの帯電チューブとして複写機の接触帯電器に用いて複写テストをした結果を表1にまとめた。
表1に示すとおり、電圧依存性、トナーのクリーニング性、色抜け、色ムラ、長期使用時の抵抗値変化等を比べると、イオン導電性層を持つ帯電チューブ(実施例1、2、3)の性能は、それを持たないもの(比較例1、2)に比べ良好な結果を示していることが分かる。
【0046】
【表1】
Figure 0003623551
【0047】
【実施例4】
実施例1と同様にベルト内径190mm、厚さ150±20μmのフィルムを成形した。得られたベルト内径は190mm、厚さ150±20μmであり、体積抵抗値1010Ω・cmで表面抵抗値1011Ω/□であった。このフィルムを180℃で縦横各々3%延伸して内径195.7mm、厚さ141±10μmのシームレスベルトを得た。このベルトの全面の抵抗値が1桁以内のバラツキであり安定であった。また、周長差も200μm以内であった。該ベルトの表面抵抗値を10V、100V、500Vで測定した結果を図2の線グラフ6に示す。また、10Vを印加したときの経時的な変化を図3の線グラフ11に示す。
尚、図2は印可電圧と表面抵抗値との関係を示す線グラフであり、図3は印可時間と表面抵抗値との関係を示す線グラフである。
【0048】
【実施例5】
実施例2と同様に2層フィルムを成形した。ベルト内径は190mm、厚さ150±20μmで且つイオン導電層は50μmで1010Ω・cm、ベース層は100μmで10Ω・cmであった。このフィルムを180℃で縦横各々3%延伸して内径195.7mm、厚さ141±10μmのシームレスベルトを得た。このベルトはイオン導電層側から測定した表面抵抗値は1011Ω/□で、全面1桁以内のバラツキであり安定であった。また、周長差も200μm以内であった。該ベルトの表面抵抗値を10V、100V、500Vで測定した結果を図2の線グラフ7に示す。また、10V印加したときの経時的な変化を図3の線グラフ12に示した。
【0049】
【実施例6】
実施例3と同様に2層フィルムを成形した。ベルト内径は190mm、厚さ150±20μmで且つイオン導電層は50μmで1010Ω・cm、ベース層は100μmで10Ω・cmであった。このフィルムを180℃で縦横各々3%延伸して内径195.7mm、厚さ141.3μmのシームレスベルトを得た。このベルトはイオン導電層側から測定した表面抵抗値が1011Ω/□、全面にわたり均一であった。また、左右周長差も200μm以内であった。該ベルトの表面抵抗値を10V、100V、500Vで測定した結果を図2の線グラフ8に示す。また、500V印加したときの経時的な変化を図3の線グラフ13に示した。
【0050】
以上の図2の線グラフ6、7、8から明らかなように、表面抵抗値は、印加電圧を変えても変化していない。また、図3の線グラフ11、12、13から明らかなように時間依存性も小さい。これは、複写機等の中間転写体として使用する場合でも、電圧依存性が小さいために、トナーの転写効率が電圧によって変動することがなく、転写性能のコントロールが容易にできるようになる共に、時間依存性が小さいために高電圧で長時間使用しても抵抗値が変動することなく、転写ムラが発生する問題を解決できたことを示している。
【0051】
【比較例3】
比較例1と同様に単層のPVDFを内径190mm、厚み150μmで体積抵抗値10Ω・cmのシームレスベルトを成形し、縦横各々3%延伸して、内径195.7mm、厚み141μm、体積抵抗値1010Ω・cm、表面抵抗値1011Ω/□のベルトを得た。該ベルトの表面抵抗値を10V、100V、500Vで測定した結果を図2の線グラグ9に示す。また印加電圧500Vでの時間依存性を図3の線グラフ14に示す。
【0052】
【比較例4】
比較例2と同様に単独のナイロン12を150μmで内径160mm、体積抵抗値1010Ω・cmのシームレスベルトを150℃で縦横3%延伸し直径195.7mm、厚み141μm、体積抵抗値1010Ω・cm、表面抵抗値1011Ω/□のベルトを得た。該ベルトの表面抵抗値を10V、100V、500Vで測定した結果を図2の線グラフ10に示す。また、印加電圧500Vでの時間依存性を図3の線グラフ15に示す。
【0053】
以上の図2の線グラフ9.10.及び図3の線グラフ14.15.から明らかなように、電圧依存性及び時間依存性が極めて大きいため、例えば複写機の中間転写体として使用しても、トナーの転写効率が電圧によって変動し、また、長時間使用すると抵抗値の変動が起こり、転写ムラが発生する。
【0054】
上記実施例4〜6、比較例3、4のシームレスベルトをカラー複写機の中間転写体として使用した結果をまとめ、表2に示す。表2から明らかな様に、電圧依存性、トナークリーニング性、色抜け、色ムラ、長期間使用時の抵抗変化はイオン導電層を持ったベルトにあっては、それを持たないものに比べ良好な結果を示している。
【0055】
【表2】
Figure 0003623551
【0056】
【発明の効果】
本発明は前記のとおり構成されているので、次のような効果を奏する。
【0057】
前記提供による成形部材として、例えば感光ドラムの帯電用部材として使用すると、仮に該ドラムの感光(光導電層)面にピンホールがあってもそこを中心にトナーが乗らずに、帯状、筋状または薄い色ムラとなって複写されるような問題は発生しない。
【0058】
前記提供による成形部材において、例えば電子写真装置内の中間転写体として使用すると、印加する電圧によって、転写効率が悪化し、それによる転写ムラが起こり、得られた画像に画像ムラが発生することはない。また、時間依存性がないので、経時的に安定した画像を得ることができた。
【0059】
前記成形部材が無端チューブ状でかつ2層で、しかもベース層部がカーボンブラックを含む樹脂層である場合には、より安定した非電圧依存性が発現されると共に、耐屈曲性においてもより優れた成形部材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印加電圧と体積抵抗値の関係を線グラフに表したものである。
【図2】印加電圧と表面抵抗値の関係を線グラフに表したものである。
【図3】表面抵抗値の時間依存性を線グラフに表したものである。
【符号の説明】
1 実施例1の線グラフ
2 実施例2の線グラフ
3 実施例3の線グラフ
4 比較例1の線グラフ
5 比較例2の線グラフ
6 実施例4の電圧依存性の線グラフ
7 実施例5の電圧依存性の線グラフ
8 実施例6の電圧依存性の線グラフ
9 比較例3の電圧依存性の線グラフ
10 比較例4の電圧依存性の線グラフ
11 実施例4の時間依存性の線グラフ
12 実施例5の時間依存性の線グラフ
13 実施例6の時間依存性の線グラフ
14 比較例3の時間依存性の線グラフ
15 比較例4の時間依存性の線グラフ

Claims (3)

  1. イオン導電性ポリマーとして、主鎖中にアルキルオキシドユニットを持つ親水性ポリマー10〜45重量%を含むナイロン12からなる体積抵抗値10〜1012Ω・cmを有するイオン導電層と、カ−ボンブラック5〜22重量%を含むナイロン12からなるベ−ス層とが共押出環状ダイスからの押出成型によりなることを特徴とする電子写真装置用無端円筒2層フイルム。
  2. イオン導電性ポリマーとして、主鎖中にアルキルオキシドユニットを持つ親水性ポリマー10〜45重量%を含むポリフッ化ビニリデン樹脂からなる体積抵抗値10〜1012Ω・cmを有するイオン導電層と、カ−ボンブラック5〜22重量%を含むポリフッ化ビニリデン樹脂からなるベ−ス層とが共押出環状ダイスからの押出成型によりなることを特徴とする電子写真装置用無端円筒状2層フイルム。
  3. 前記イオン導電層が表面抵抗値10〜1012Ω/□を有する請求項1又は2に記載の電子写真装置用無端円筒状2層フイルム。
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