JP2000181251A - 画像形成装置および転写ロール - Google Patents

画像形成装置および転写ロール

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JP2000181251A JP10356291A JP35629198A JP2000181251A JP 2000181251 A JP2000181251 A JP 2000181251A JP 10356291 A JP10356291 A JP 10356291A JP 35629198 A JP35629198 A JP 35629198A JP 2000181251 A JP2000181251 A JP 2000181251A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙剥離性を向上させ、中抜け等の画像欠
陥の発生を防止できる画像形成装置および転写ロールの
提供。 【解決手段】 画像情報に応じた静電潜像を形成する像
担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像をトナー
によりトナー像として可視化する現像装置と、前記像担
持体に担持された未定着トナー像を一次転写して担持す
る中間転写体と、前記中間転写体の未定着トナー像を記
録媒体に二次転写するバイアスロールとを備え、前記バ
イアスロールは2層以上の構成(下地層、中間層、表面
層)からなり、下地層30aが導電性発泡層からなり、
該発泡層の外側に厚み0.1 〜1.0 mmの弾性層30bが
被覆されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
レーザープリンタ、ファクシミリこれらOA機器等の電
子写真方式を利用した画像形成装置および転写ロールに
関する。より具体的には、像担持体に形成したトナー像
を一旦中間転写体に一次転写した後、これを用紙等の記
録媒体に二次転写して再生画像を得るようにした画像形
成装置、および画像情報に応じた静電潜像を形成する像
担持体に形成された静電潜像をトナーによりトナー像と
して可視化された未定着トナー像を記録媒体に転写する
転写ロールに関する。 【0002】 【従来の技術】電子写真方式を利用した画像形成装置
は、無機または有機材料からなる光導電性感光体からな
る像担持体上に一様な電荷を形成し、画像信号を変調し
たレーザー光等で静電濳像を形成した後、帯電したトナ
ーで前記静電濳像を現像して可視化したトナー像とす
る。そして、上記トナー像を中間転写体を介して、ある
いは直接記録紙等の転写材に静電的に転写することによ
り所要の再生画像を得る。特に、上記像担持体に形成し
たトナー像を中間転写体に一次転写し、さらに中間転写
体上のトナー像を記録紙に二次転写する方式を採用した
ものでは、導電性のバイアスロールを用いて記録媒体に
記録紙を押圧し、電界を印加してトナー像を静電的に転
写するバイアスロール方式の画像形成装置が知られてい
る。導電性のバイアスローラーに転写電圧を印加しなが
ら静電転写するバイアスローラー転写法は、上記バイア
スローラーの押圧力を受けるとともに転写電流の通路を
形成するバックアップロールを備えている。 【0003】上記方式を採用した画像形成装置の従来例
として例えば特開平06−095521号公報、特開平
6−124049号公報に開示されている。図11は,
特開平06−095521号公報に開示された転写装置
における二次転写部の説明図である。同図において、中
間転写体111は、バックアップロール112と複数の
支持ロール113により張架され、矢印方向に移動す
る。また、二次転写部には、電源114からバックアッ
プロール112に転写電圧を印加するためのバイアスロ
ール115と、転写電圧に基づく転写電流の通路を形成
するためにバックアップロール112に押圧して回転す
る電極ロール(アースロール)116を備えている。バ
イアスロール115としては、アルミニュウム製の金属
ロールが用いられる。そして、上記電源114からバイ
アスロール115とバックアップロール112との間に
転写電圧を印加すると、中間転写体111上のトナー像
が用紙Pへ転写される。 【0004】さらに、特開平06−124049号公報
において、芯金とその外周面を被覆する次の弾性部材と
でバイアスロール(転写ロール)を形成した画像形成装
置が開示されている。弾性部材としては、導電剤を分散
した体積固有抵抗を107 〜10 10Ωcmに設定したEPDM
からなる弾性体。または、厚さ50μm で体積固有抵抗を
108 〜109 ΩcmのPFAチューブを被覆した体積固有抵
抗を108 〜109 Ωcmのエピクロルヒドリンゴムが用いら
れる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バイア
スロールとして金属ロールを用いる特開平06−095
521号公報に開示された転写装置においては、用紙P
が中間転写体111を介してバイアスロール115によ
り、バックアップロール112に押圧されるので、電界
の作用によりトナー像を静電的に転写する二次転写部に
バイアスロールによる押圧力の荷重が集中する。このた
め、トナー像が凝集し、電荷密度が高くなり、引いては
トナー層内部で放電が発生してトナー極性を変化させる
ことがある。このような要因によって、上記従来の技術
では、ライン画像が中抜けするホローキャラクラーの画
質欠陥を発生するという問題がある。この問題の対策と
して、バイアスロールをアスカC硬度で20〜45°の
範囲の低硬度にする必要がある。ゴム材を低硬度にする
方法としては、a)ゴム材に可塑剤などの低分子成分を
配合する方法と、b)ゴム材料を発泡体とする方法があ
る。しかし、前者の低分子成分を配合する方法a)で
は、ロール表面から滲み出る低分子成分が汚染物質とし
て画質に悪影響を与えるので、好ましくはない。 【0006】前記、特開平06−095521号公報に
開示された転写装置では、また、用紙Pがバイアスロー
ル115を通過してから次の用紙Pがバイアスロール1
15に搬送されるまでの間に、中間転写体111に残留
したトナーがバイアスロール115に転移して、この問
題を解消するために、例えば、c)クリーニングブレー
ド等によりバイアスロールをクリーニングする方法、
d)非転写時に、トナーが像坦持体に転移する方向の電
界をバイアスロールと像坦持体との間に形成する方法、
などが提案されている。しかし、方法c)では、前記方
法b)のようにバイアスロールの硬度が比較的低い場合
には、クリーニングブレードによるスクレープ作用を充
分に発揮させることが困難である。一方、バイアスロー
ルがウレタンゴムや前記、特開平06−124049号
公報に開示されたEPDM等の摩擦係数の大きいゴム材
料で構成される場合は、ブレードの摺擦によって、バイ
アスロールが損傷されたり回転トルクが増大する等の理
由により実用的ではない。方法d)では、バイアスロー
ルが圧接して変形するので、付着しているトナーがバイ
アスロールによって押圧されて凝集しやすくなる。その
ため、充分にクリーニングするには高電界が必要となる
ので好ましくはない。 【0007】このような記録媒体の裏汚れの防止対策と
して、前記方法b)に挙げた発泡ゴム部材にフッ素系樹
脂をコーテングする方法がある。例えば、特開平6−1
49097号公報には、可塑剤等のブリード成分による
感光体ドラム表面の汚染防止を目的として、シリコーン
ゴムやウレタンゴムなどの発泡弾性体表面がフッ素樹脂
またはフッ素樹脂またはシリコーン樹脂により、微細な
斑状に部分的なコーテングされたバイアスローラーが開
示されている。 【0008】また、特開平6−175470号公報に
は、低湿度環境下での被帯電体の帯電不均一による網目
状画像の発現防止を目的として、導電剤を配合した可溶
性のフッ素樹脂により形成された導電膜層でEPDM等
の発泡弾性層を被覆した導電ロールが開示されている。
しかしながら、上記発泡弾性体は、いずれも表面に発泡
セルの凹凸が残存しているために、表面層にフッ素系の
樹脂をコーテングしてもクリーニングブレードによるス
クレーブ作用を充分に発揮することができない。 【0009】クリーニングブレードによるスクレーブ作
用を充分に発揮させるために、例えば、特開平4−20
8973号公報にゴムライニング層上に離型性の良い樹
脂をコーテングしたローラ転写器が、開示されている。
また、特開平06−124049号公報において、厚さ
50μm で体積固有抵抗を108 〜109 ΩcmのPFAチュー
ブを被覆した体積固有抵抗を108 〜109 Ωcmのエピクロ
ルヒドリンゴムが開示されている。厚み50μmのPFA な
どの樹脂チューブ材料を被覆した場合は、図11に示す
ように、2次転写部において、対抗するバイアスロール
121とバックアップロール122の形状に合わせてニ
ップ部が局部的(バイアスロール121のバックアップ
ロール122と接触する部分)に変形するので、用紙P
が対抗するロール側(バックツアップロール122側)
に沿って剥離する問題がある。さらに、体積固有抵抗を
108 〜109 Ωcmのカーボンブラック分散PFA チューブ材
料は、転写時の電圧によって、体積抵抗率が低くなり、
必要な一定の転写電流を経時変化なく流すことができな
い問題がある。 【0010】特開平6−149097号公報記載のカー
ボンブラックを分散してなるシリコンゴムなどのからな
る発泡層に弾性層を被覆してなる導電性ロールの場合、
印加する電圧によって、弾性層の抵抗が変化して上記一
定の転写電流を経時変化なく流すことができない問題あ
る。 【0011】上記したように、従来技術においては、バ
イアスローラーを用いた画像形成装置に転写時にバイア
スローラーに転移したトナーを非転写時に除去して転写
材を汚染することなく、用紙剥離性の良い、ホロキャラ
クター、転写不良、白点抜け、端部転写不良などの画質
欠陥の発生がなく、かつ、バイアスロールの抵抗の変化
がなく、良質な画質を安定して得ることができるバイア
スロールを提供することができない。 【0012】本発明の第1目的は、上記従来技術の問題
点を解消し、転写時にバイアスローラーに転移したトナ
ーの汚染を防止して、かつ用紙剥離性の良い、バイアス
ロールの抵抗の変化がなく、安定的に高画質を得ること
のできる画像形成装置を提供することにある。本発明の
第2の目的は、用紙剥離性がよく、安定して高画質を得
ることのできる転写ロールを提供することにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記の構成を備えたことを特徴とする。す
なわち、請求項1 に記載の第1の発明は、画像情報に応
じた静電潜像を形成する像担持体と、前記像担持体に形
成された静電潜像をトナーによりトナー像として可視化
する現像装置と前記像担持体に担持された未定着トナー
像を一次転写して担持する中間転写体と、前記中間転写
体の未定着トナー像を記録媒体に二次転写するバイアス
ロールから構成してなり、前記バイアスロールは2層以
上の構成からなり、下地層が導電性発泡層からなり、該
発泡層の外側に厚み0.1 〜1.0 mmの弾性層が被覆され
ていることを特徴とする。請求項2に記載の第2の発明
は、請求項1記載のバイアスロールが、前記下地層が硬
度(アスカC)40°以下の導電性発泡層からなり、ロ
ール硬度が45°以下であることを特徴とする。請求項
3に記載の第3の発明は、請求項1に記載のバイアスロ
ールが、表面層の表面抵抗率が107 Ω/□以上である
ことを特徴とする。請求項4に記載の第4の発明は、請
求項1ないし請求項3に記載の前記バイアスロールが、
下地層と前記弾性層からなる表面層とからなる2層構成
であって、芯金と表面層(弾性層)との体積抵抗率が10
7 Ωcmないし1010Ωcmであり、各層の体積抵抗率が、発
泡層(R1)<表面層(R3)で、かつ1<R3/R1<100 である
ことを特徴とする。請求項5に記載の第5の発明は、請
求項2または請求項3に記載のバイアスロールにおい
て、表面層が、イオン導電性の材料で、かつ、低表面エ
ネルギーの材料で構成されていることを特徴とする。 【0014】請求項6に記載の第6の発明は、請求項3
ないし請求項6に記載のバイアスロールが、発泡層中
に、セル径0.05〜1.0mm のカーボンブラックが分散され
ており、表面層が、イオン導電性ポリマーを分散してな
るフッ素樹脂系材料からなることを特徴とする。請求項
7に記載の第7の発明は、請求項1に記載のバイアスロ
ールが、下地層、中間層、および表面層の3層構成から
なり、前記下地層の発泡層が硬度(アスカC)40°以下
であり、中間層の厚みが、0.2 mmから1.0 mmの弾性
層からなり、、表面層が、0.01mmから0.1 mmの樹脂
材料からなり、ロール硬度が45°以下であることを特
徴とする。請求項8に記載の第8の発明は、請求項7に
記載のバイアスロールが、芯金と表面層との体積抵抗率
が107 Ωcmないし1010Ωcmであり、各層の体積抵抗率
が、発泡層(R1)<中間層(R2)<表面層(R3)であ
り、かつ、1<R3/R2<100 であることを特徴とする。請求
項9に記載の第9の発明は、請求項7に記載のバイアス
ロール表面層が、イオン導電性の材料で、かつ、低表面
エネルギーの材料で構成されることを特徴とする。請求
項10に記載の第10の発明は、請求項7に記載のバイ
アスロールの発泡層が、セル径0.05〜1.0mm のカーボン
ブラック分散の発泡材料からなり、中間層は、カーボン
ブラック分散弾性材料からなり、表面層がイオン導電性
ポリマーを分散してなるフッ素樹脂系材料からなること
を特徴とする。。請求項11に記載の第11の発明は、
請求項7のバイアスロールの中間層が、イオン導電性の
材料で構成されることを特徴とする。請求項12に記載
の第12の発明は、請求項7に記載のバイアスロールの
発泡層が、セル径0.05〜1.0mm のカーボンブラック分散
発泡材料からなり、中間層がイオン導電剤を分散してな
る弾性材料からなり、表面層が、導電剤を分散してなる
弾性を有するフッ素樹脂系材料からなることを特徴とす
る。 【0015】請求項13に記載の第13の発明は、画像
情報に応じた静電潜像を形成する像担持体に形成された
静電潜像をトナーによりトナー像として可視化された未
定着トナー像を記録媒体に転写する転写ロールにおい
て、該転写ロールは2層以上の構成からなり、下地層が
導電性発泡層からなり、該発泡層の外側に厚み0.1 〜1.
0 mmの弾性層が被覆されていることを特徴とする。請
求項14に記載の第14の発明は、請求項13に記載の
下地層が硬度(アスカC)40°以下の導電性発泡層か
らなり、ロール硬度が45°以下であることを特徴とす
る。請求項15に記載の第15の発明は、請求項13の
転写ロールの表面層の表面抵抗率が107 Ω/□以上で
あることを特徴とする。請求項16に記載の第16の発
明は、請求項13に記載の転写ロールの下地層と前記弾
性層からなる表面層とからなる2層構成であって、芯金
と表面層(弾性層)との体積抵抗率が107 Ωcmないし10
10Ωcmであり、各層の体積抵抗率が、発泡層(R1)<表
面層(R3)で、かつ1<R3/R1<100 であることを特徴とす
る。請求項17に記載の第17の発明は、請求項15の
転写ロールが下地層、中間層、および表面層の3層構成
からなり、前記下地層の発泡層が硬度(アスカC)40°
以下であり、中間層の厚みが、0.2 mmから1.0 mmの
弾性層からなり、表面層が、0.01mmから0.1 mmの樹
脂材料からなり、ロール硬度が45°以下であることを
特徴とする。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を説明する。図1は、本発明の画像形成装置に用いら
れるバイアスロールの好ましい実施の形態を示し、芯金
10、下地層としての発泡層30a、表面層としての弾
性層30bからなる2層構造のバイアスロールを示して
いる。図2は本発明の画像形成装置に用いられるバイア
スロールの他の好ましい実施の形態を示し、芯金10、
下地層としての発泡層30a、中間層としての弾性層3
0b、表面層30cからなる3層構造のバイアスロール
を示している。 【0017】第1の発明の構成において、バイアスロー
ルは、2層以上の構成からなり、下地層(発泡層)は導
電性発泡層からなり、発泡層の外側に厚み0.1 〜1.0 m
mの弾性層で構成される。弾性層の厚みを0.1 mm以上
とすることで、2次転写部において、ニップ部が局部的
に変形することがないので用紙が対抗するロール側に沿
って剥離する問題がない。すなわち、図3に示すよう
に、ニップ部の変形は、ニップ圧によって弾性層30b
がニップ部全面で押しつけられて変形する。このため、
ニップ部の曲率が大きくなり、仮想線で表されるような
外径が大きいバイアスロールを圧接したときと同じ効果
があり、この結果、用紙Pは曲率の大きいバイアスロー
ルに沿って剥離され、用紙剥離性が向上する。 【0018】また、弾性層の厚みを1.0mm 以下とするこ
とで、弾性層に加えられたニップ圧は、下地の発泡層で
緩和されるので、転写部のニップ圧を低減することがで
きる。図4は、弾性層の厚みとバイアスロールのニップ
圧とニップ幅との関係を示す。図4において、弾性層の
厚み0.1mmから1.0mmにおいて、ニップ幅3か
ら5mmの範囲を得るニップ圧は0.3kg/cm2から0.
6kg/cm2の範囲であり、弾性層の厚みが1.2mmに
なるとニップ幅3mm以上を得るためには、ニップ圧
0.6kg/cm2以上必要となる。また、2mmから
4mmのニップ幅を得るためのニップ圧を0.3kg/
cm2から0.6kg/cm2の範囲にすることがで
き、2 次転写部でのバイアスローラーによる押圧力の荷
重が集中することがないので、ライン画像が中抜けする
ホローキャラクラーの画質欠陥を発生させる問題がなく
なる。 【0019】第2の発明の構成において、下地層が硬度
(アスカC)40°以上の導電性発泡層からなり、ロー
ル硬度が45°以下である。図5は、本発明の弾性層の
厚み、0.1mm、1.0mm、1.5mmのφ28m
mk バイアスロールにおける下地発泡層の硬度とバイ
アスロール硬度の関係を示す。下地層の発泡層40°に
厚み1mmの弾性層を被覆することで、ロール硬度は4
5°になることを示している。第2の発明においては、
弾性層との相乗的な作用によりニップ部の局部的な変形
を避け、所望のニップ部の変形による用紙剥離性が向上
する。 【0020】第3の発明は、表面層の表面抵抗率が10
7 Ω/□以上であるので、葉書きなどのロール幅より幅
の狭い用紙を転写する場合にも、用紙端部が白く抜ける
画質欠陥(用紙部端部不良)が発生する問題がない。第
4の発明は、体積抵抗率は107 Ωcmないし1010
mである。バイアスロールの表面抵抗率および体積抵抗
率は、バイアスロールの表面層の表面抵抗率が、107
Ω/ □より低い場合には、図6に示すように、10℃1
5%RHの低温低湿環境において、葉書きなどのロール
幅より幅の狭い用紙(転写材41)を転写する場合に、
用紙の抵抗が高くなり、図中、矢印で電流が用紙端部で
用紙外部に流れ易いために、用紙端部で必要な転写電流
が得られず、用紙端部が白く抜ける画質欠陥(用紙部端
部不良)が発生する。また、表面層の表面抵抗率が、1
12Ω/ □より高抵抗の場合には、表面層に電荷が溜ま
り易く、チャージアップするためにロール表面にロール
周方向で700Vから830V電位差が生じ、ロール径
ピッチでの帯状に濃度が濃くなる画質欠陥が発生した。
したがって、望ましくは、バイアスロールの表面層の表
面抵抗率が、107 Ω/ □〜1012Ω/ □である。 【0021】また、バイアスロールの芯金と表面層(弾
性層)との体積抵抗率は、107 Ωcmないし1010Ωcmの範
囲であり、好ましくは、107 Ωcmないし108 Ωcmの範囲
である。バイアスロールの体積抵抗率が、107 Ωcm
より低い場合には、単色のみを転写する場合に、転写電
界が低くなり、転写不良が発生する。また、1010Ωc
mより高い場合には、一定の転写電界を得るために高電
圧を印加する必要があり、高圧電源が必要となり、10
℃15%RHの低温低湿環境において、ポストニップ部
での剥離放電がおき易くなることにより、白点抜けなど
の画質欠陥が発生する。また、表面層(R3)の抵抗
が、中間層(R2)または下地層(R1)に比べて、対
数値で2桁以上高い場合には(R3/R2>100、R
3/R1>100)、転写電圧がすべて表面層に印加さ
れ、表面層の絶縁耐圧より高い電圧が印加されるので、
表面層でリークして、白点抜けなどの画質欠陥が発生す
るなどの問題がある。バイアスロールの体積抵抗率を1
7 〜1010Ωcmの範囲とすることで、転写電界が低
くなり、転写不良が発生したり、一定の転写電界を得る
ために高電圧を印加して、結果ポストニップ部での剥離
放電がおき易くなることにより、白点抜けなどの画質欠
陥が発生するなどの問題がなくなる。さらに、2層構成
からなるバイアスロールの各層の体積抵抗率が、発泡層
(R1)<表面層(R3)で、かつ1<R3/R1<100 とすること
で、前記した表面層の表面抵抗率を107 Ω/ □以上と
することができ、かつ転写電圧の分圧が表面層のみに印
加されることによって、表面層が絶縁破壊することなく
安定して一定の転写電圧を印加することができる。 【0022】第5の発明の構成において、バイアスロー
ルの表面層は、イオン導電性の材料で、かつ、厚み0.
1mm以上の低表面エネルギーの材料で構成される。バ
イアスロールの体積抵抗率を107 Ωcmないし1010Ωcmの
範囲で体積抵抗率を制御するために、一般には、必要に
応じて、導電剤として、カーボンブラック、グラファイ
ト、アルミニュウム、銅合金などの金属または合金、酸
化錫、酸化亜鉛、チタン酸カリム、酸化錫- 酸化インジ
ウムまたは酸化錫- 酸化アンチモン複合酸化物などの金
属酸化物などの1 種または2 種以上の微粉末が用いられ
る。中でも、導電剤としては、コストの点でカーボンブ
ラックが好適である。このような電子電導性を有する導
電剤の均一分散系の多くは、高電圧で使用すると、導電
剤がマトリックス内で移動したり、導電剤で電子もれが
起こるなどの種々の原因によって、経時に抵抗が安定し
ない問題がある。特に、この抵抗値の経時的変化はゴム
エラストマー等の比較的柔らかい材料で顕著であった。
更に詳細に検討した結果、電子的よりもイオン的に電気
を伝達するイオン導電性の材料の方が、経時に抵抗が安
定することが判明した。バイアスロールの表面層にイオ
ン導電性の材料を用いることによって、導電剤として、
カーボンブラックを1種類配合した場合よりも、転写部
の転写電圧(1KV〜2KV)によって、表面層の抵抗が変
化することが少なくなる。また、表面層が0.1mm以
上の弾性層で構成されることより、ローラー表面は、下
地層を構成する発泡セルによる凹凸がなく、かつ表面エ
ネルギーの小さい材料で構成されるので、記録紙の存在
しない領域でバイアスローラー3 に転移したトナーをク
リーニグブレードでの除去を容易である。 【0023】第6の発明の構成において、発泡層は、セ
ル径0.05〜1.0mm のカーボンブラック分散の発泡層から
なり、表面層が、イオン導電性ポリマーを分散してなる
厚み0.1 〜1.0 mmのフッ素樹脂系材料からなる。発泡
層のセル径を0.05〜1.0mm の範囲とすることによって、
前記した発泡層の硬度(アスカC )40°以下を安定して
得ることができる。フッ素樹脂系材料としては、テトラ
フルオロエチレン(TFE),ヘキサフルオロプロピレ
ン共重合体(FEP),パーフロロアルコキシ樹脂(P
FA)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などを挙げ
ることができる。導電剤として用いるイオン導電性ポリ
マーとして、例えば、カルボキシル基に4級アンモニウ
ム塩基を結合する(メタ)アクリレートとの各種(例え
ばスチレン)共重合体、4級アンモニウム塩基と結合す
るマレイミドとメタアクリレートとの共重合体等の4級
アンモニウム塩基を結合するポリマー、ポリスルホン酸
ナトリウム等に見られるスルホン酸ナトリウム等に見ら
れるスルホン酸のアルカリ金属塩を結合するポリマー、
分鎖中に少なくともアルキルオキシドの親水性ユニット
を結合するポリマー、例えばポリエチレンオキシド、ポ
リエチレングリコール系−ポリアミド共重合体、ポリエ
チレン−エピクロルヒドリン共重合体、ポリエーテルア
ミドイミド、ポリエーテルをセグメントとするブロック
型のポリマーをあげることができる。これらのイオン導
電性ポリマーの選択は、マトリックスとなるフッ素樹脂
系ポリマーとの相溶性、耐熱性などとの関係を確認して
使う必要があるが、多くの場合前記のアルオキシドの親
水性ユニットを結合するより高分子量のポリマーを好ま
しくイオン導電性ポリマーとして選ぶことができる。導
電剤として、イオン導電性ポリマーを用いることで、カ
ーボンブラックを単独で用いた場合より、転写電圧によ
る抵抗値の変化は、少なくなり、かつ低表面エネルギー
のフッ素系樹脂材料を用いることで、クリーニグブレー
ドでのトナーの除去が容易である。さらに、表面層の厚
みは、0.1 〜1.0 mmの範囲が好ましく用いられる。
0.1mm未満の場合には、下地層を構成する発泡セル
による凹凸の影響を表面に現れるために、クリーニグブ
レードでのトナーの除去が難しくなり、厚みが1.0 mm
を超える場合には、下地層をアスカC 40°以下とし
て、一定のニップ幅を得るための荷重(ニップ圧)が大
きくなり、転写部でのバイアスローラーによる押圧力の
荷重が集中するので、ライン画像が中抜けするホローキ
ャラクラーの画質欠陥を発生させる問題が発生する。 【0024】第7の発明の構成において、3層構成のバ
イアスロールにおいて、下地の発泡層が硬度 (アスカ
C)40°以下であり、中間層が、硬度(JISA)50°から
70°の範囲にある弾性を有する中間層の厚みが、0.2 m
mから1.0 mm、好ましくは、0.4mmから0.6m
mの範囲であり、表面層の厚みは、0.01mmから0.2m
m、好ましくは、0.05から0.15mmの樹脂材料からなる
構成とすることによって、転写部でのニップ幅2〜4 m
mをニップ圧300〜600g/cm2の範囲で安定して得
ることができる。 【0025】第8の発明の構成において、3層構成のバ
イアスロールの体積抵抗率を107〜1010Ωcmの範
囲とすることで、転写電界が低くなり、転写不良(欠
陥:Kムラ)が発生したり、一定の転写電界を得るため
に高電圧を印加して、結果ポストニップ部での剥離放電
がおき易くなることにより、白点抜けなどの画質欠陥が
発生するなどの問題がなくなる。3層構成からなるバイ
アスロールの各層の体積抵抗値が、発泡層(R1)<中間
層(R2)<表面層(R3)であり、かつ、1<R3/R2<100 と
することによって、前記した表面層の表面抵抗率を10
7 Ω/ □以上とすることができ、かつ転写電圧の分圧が
表面層のみに印加されることによって、表面層が絶縁破
壊することなく安定して一定の転写電圧を印加すること
ができる。 【0026】第9の発明の構成において、3層構成のバ
イアスロールにおける表面層が、イオン導電性の材料を
用いることで、カーボンブラックを1種類を配合してな
ることより、転写部の転写電圧(1KV〜2KV)によっ
て、表面層の抵抗が変化することが少なくなる。また、
表面層の厚みが0.01〜0.2mm であり、かつ低表面エネル
ギーの材料で構成されることにより、前記した、クリー
ニグブレードでのトナーの除去が容易であり、かつ、ホ
ロキャラクターなどの画質欠陥を発生させることがな
い。 【0027】第10の発明において、3 層構成のバイア
スロールにおける発泡層は、セル径0.05〜1.0mm のカー
ボンブラック分散の発泡材料からなり、中間層は、厚み
0.2〜1.0mm のカーボンブラック分散弾性材料からな
り、セル径0.05〜1.0mm の発泡材料としては、シリコン
ゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、EPDM,NBR、CR、塩素
化ポリイソプレン、水素添加ポリブタジエン、ブチルゴ
ムなどのゴム材料を1 種類又は、2 種類以上をブレンド
してなる材料に、カーボンブラックなどの導電剤と化学
発泡剤を適量配合して、加硫して得ることができる。中
間層を構成する弾性層としては、シリコンゴム、フッ素
ゴム、ウレタンゴム、EPDM,NBR、CR、塩素化ポリイソプ
レン、水素添加ポリブタジエン、ブチルゴムなどのゴム
材料を1 種類又は、2 種類以上をブレンドしてなる材料
を用いることができる。1 ×1010Ωcmから1 ×1014Ωcm
の範囲に体積抵抗率を制御するために必要に応じて、導
電剤として、カーボンブラック、グラファイト、アルミ
ニュウム、銅合金などの金属または合金、酸化錫、酸化
亜鉛、チタン酸カリム、酸化錫-酸化インジウムまたは
酸化錫- 酸化アンチモン複合酸化物などの金属酸化物な
どの1 種または2 種以上の微粉末が用いられる。中で
も、導電剤としては、コストの点でカーボンブラックが
好適である。表面層がイオン導電性ポリマーを分散して
なる厚みが0.01〜0.2mm のフッ素樹脂系材料からなる。
また、発泡層にセル径0.05〜1.0mm のカーボンブラック
分散発泡ウレタン材料からなり、中間層が0.2 〜1.0mm
の厚みのカーボンブラック分散ウレタン材料からなり、
表面層が、前記したイオン導電性ポリマーを分散したフ
ッ素樹脂系材料からなることにより、バイアスローラー
として必要なロール硬度がアスカC 硬度で20°から45°
の範囲で安定して得ることができ、転写部の転写電圧
(1KV〜2KV)によって、表面層の抵抗が変化すること
が少なくなる。 【0028】第11の発明の構成において、3層構成バ
イアスロールの中間の弾性層に、導電剤として、少なく
ともイオン導電性の材料で構成することによって、転写
部の転写電圧(1KV〜2KV)によって、バイアスロール
の抵抗が変化することが少なくなる。中間層を構成する
弾性を有する材料としては、シリコンゴム、フッ素ゴ
ム、ウレタンゴム、EPDM,NBR、CR、塩素化ポリイソプレ
ン、水素添加ポリブタジエン、ブチルゴムなどのゴム材
料を1 種類又は、2 種類以上をブレンドしてなる材料を
用いることができる。また、イオン導電性付与する導電
剤として、前記したイオン導電性ポリマーのほかに、4
級アンモニムリチウム、4級アンモニムカリウムなどの
過塩素酸アンモニム塩をあげることができる。 【0029】第12の発明の構成において、バイアスロ
ールは、発泡層にセル径0.05〜1.0mmのカーボンブラッ
ク分散発泡ウレタン材料からなり、中間層が0.2 〜1.0m
m の厚みのイオン導電剤分散の弾性を有するウレタン材
料からなり、表面層が導電剤を分散してなる弾性を有す
るフッ素樹脂系材料からなることにより、バイアスロー
ラーとして必要なロール硬度がアスカC 硬度で20°から
45°の範囲で安定して得ることができる。転写部の転写
電圧(1KV〜2KV)によって、抵抗値の抵抗が変化する
ことが少なくなる。表面層の弾性を有するフッ素樹脂系
材料としては、前記したイオン導電性ポリマーを分散し
たフッ素樹脂系チューブ材料のほかに、ウレタン変性4
フッ化エチレン樹脂を含有した水- エマルジョン塗料で
ある日本アチソン( 株) のエムラロン345 、エムラロン
601 にカーボンブラックを分散したまたは日本アチソン
( 株) のエムラロン345E、エムラロン345ESD、エムラロ
ン601E、エムラロン601ESDを単体でまたはこれらを混ぜ
て用いることができる。また、例えば、4 フッ化エチレ
ン樹脂の微粉末を分散させたカーボンブラック分散導電
性ウレタン塗料、カーボンブラック分散導電性ポリエス
テル塗料なども用いることができる。導電塗料に分散さ
せる4 フッ化エチレン樹脂の微粉末としては、粒径0.3
〜0.7μm(( 株) 喜多村:KTL-500F)をあげることができ
る。コーテング方法は、デッピング法、ハケ塗り、ロー
ルコーター、スプレーなどの方法で実施することがで
き、特に限定されない。 【0030】上記した中間転写体上の未定着トナー像を
記録媒体に転写するバイアスロールに関して記載した
が、本発明は画像情報に応じた静電潜像を形成する像担
持体に形成された静電潜像をトナーによりトナー像とし
て可視化された未定着トナー像を記録媒体に転写する転
写ロールにおいても、それぞれのバイアスロールと実質
的に同じ構成であれば、同様な効果を発揮することがで
きる。 【0031】次の上記したバイアスロールを備えた画像
形成装置の好ましい実施の形態を図面を参照して詳細に
説明する。図7は本発明による画像形成装置の要部部分
を説明する概略的構成図であって、1 は、像担持体とし
ての感光体ドラム、2 は中間転写体としての転写ベル
ト、3 は転写電極である前述したバイアスロール、4 は
転写媒体である記録紙を供給するトレー、5 はB(ブラッ
ク) トナーによる現像装置、6 はY(イエロー) トナーに
よる現像装置、8 はC(シアン) トナーによる現像装置、
9 はベルトクリーナー、13は剥離爪、21、23、24はベル
トローラ、22はバックアップロール、25はバイアスロー
ル、26は電極ロール、31はクリーニングブレード、41は
記録紙束、42はピックアップローラ、43はフィードロー
ラである。 【0032】図7において、感光体ドラム1 は矢印A 方
向に回転し、図示しない帯電装置でその表面が一様に帯
電される。帯電された感光体ドラム1 にレーザー書き込
み装置などの画像書き込み手段により第一色( 例えば、
B)の静電潜像が形成される。この静電潜像は現像装置5
によってトナー現像されて可視化されたトナー像Tが形
成される。トナー像T は感光体ドラム1 の回転でバイア
スロール25が配置された一次転写部に到り、バイアスロ
ール25からトナー像T に逆極性の電界を作用させること
により上記トナー像T を静電的に転写ベルト2 に吸着さ
れつつ転写ベルト2 の矢印B 方向の回転で一次転写され
る。以下、同様にして第2 色のトナー像、第3 色のトナ
ー像、第4 色のトナー像が順次形成され転写ベルト2 に
おいて重ね合わせ、多重トナー像が形成される。転写ベ
ルト2 に転写された多重トナー像は転写ベルト2 の回転
でバイアスロール3 が設置された二次転写部に到る。 【0033】二次転写部は転写ベルト2 のトナー像が担
持された表面側に設置されたバイアスロール3 と当該転
写ベルト2 の裏側からバイアスロールに対向するごとく
配置されたバックアップロール22およびこのバックアッ
プロール22に圧接して回転する電極ロール26から構成さ
れる。 【0034】図8は、本発明による画像形成装置の要部
構造を説明する転写部の模式図である。本発明の3層構
成のバイアスロールの場合、32a は発泡層、32bは弾性
層、32cは、半導電性薄層( フィルムからなる表面層)
である。図8において、転写ベルト2 はバイアスロール
3 とバックアップロール22の間を矢印方向に通過する。
バックアップロール22の下面に一次転写部で転写された
トナー像が担持されており、このトナー像と重畳するよ
うに記録紙41が給送されて上記バイアスロール3 とバッ
クアップロール22の間を加圧を受けながら通過するよう
になっている。 【0035】記録紙41は記録紙トレー4 に収容された記
録紙束からピックアップローラ42で一枚ずつ取り出さ
れ、フィードロール43で二次転写部の転写ベルト2 とバ
イアスロール3 との間に所定のタイミングで給送され
る。給送された記録紙41はバイアスロール3 バックアッ
プロール22による圧接搬送と転写ベルト2 の回転で当該
転写ベルト2 に担持されたトナー像が転写される。 【0036】トナー像が転写された記録紙41は、最終ト
ナー像の一次転写終了まで退避位置にある剥離爪13を作
動せることにより転写ベルト2 から剥離され、図示しな
い定着装置に搬送され、加圧/ 加熱処理でトナー像を固
定して永久画像とされる。なお、多重トナー像の記録紙
41への転写の終了した転写ベルト2 は二次転写部の下流
に設けたベルトクリーナ9 で残留トナーの除去が行われ
て次の転写に備える。また、バイアスロール3 にはポリ
ウレタン等からなるクリーニングブレード31が常時当接
するごとくとりつけられており、転写で付着したトナー
粒子や紙紛等の異物が除去される。 【0037】単色画像の転写の場合は、一次転写された
トナー像T を直ちに二次転写して定着装置に搬送する
が、複数色の重ね合わせによる多色画像の転写の場合は
各色のトナー像が一次転写部で正確に一致するように転
写ベルト2 と感光体ドラム1 との回転を同期させて各色
のトナー像がずれないようにする。上記二次転写部で
は、バイアスロール3 と転写ベルト2 を介して対向配置
したバックアップロール22に圧接した電極ロール26にト
ナー像の極性と同極性の出圧( 転写電圧) を印加するこ
とで当該トナー像を記録紙41に静電反発で転写する。中
間転写ベルト2 は、アクリル、塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリカーボネイト、ポリイミド等の樹脂、または各
種ゴム材料にカーボンブラック等の導電材料を適量含有
させ、例えば厚さ0.05〜0.15mmに形成されており、その
表面抵抗率を108 〜1014Ω/ □に調整されている。 【0038】 【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。 実施例1 2層構成バイアスロールは、加硫剤として、硫黄1部と
加硫促進剤として、テトラメチルチラウムジサルファイ
ド0.6部を含有するゴム素材( EPDM EP33 :日
本合成ゴム(株)にケツチエンブラック(ライオンアグ
ゾ(株)製)12部( ρv:6.3)およびFTカーボン(旭
カーボン(株)製)20部、発泡剤として、ベンゼンス
ルホニルヒドラジド6部の組成カラナル発泡ゴムコンパ
ウンドをニーダーおよびロール練り機により混練した。
この混練物を、押出機でチューブ形状に押出成形し、 こ
れを加硫缶内で温度126 ℃、 圧力1.5kg/cm2Gの加圧蒸気
下に加熱発泡した。 得られた発泡弾性体に、厚み0.1
mmのポリフッ化ビニリデン(PVDF)樹脂にイオン
導電性ポリマーを分散してなる熱収縮チューブを120
℃にて被覆することで得られる。ポリフッ化ビニリデン
(PVDF)の体積抵抗率は、( ρv:8.2) 、ρs:7.
5 である。また、イオン導電性ポリマーを分散してなる
PVDFチューブは、次の方法によって、製造される。
PVDF粉末にイオン導電性ポリマーとして、三洋化成
工業(株)製のペレスタット6321チップを40重量
%混合し、これを二軸押出機で混練しつつペレット化す
る。これを一軸押出機でチューブ状に延伸しながら押し
出し成形を行って得られる。 【0039】実施例2 3層構成バイアスロールは、加硫剤として、硫黄1部と
加硫促進剤として、テトラメチルチラウムジサルファイ
ド0.6部を含有するゴム素材( EPDM EP33 :日
本合成ゴム(株)にケツチエンブラック(ライオンアグ
ゾ(株)製)14部( ρv:4.3) およびFTカーボン
(旭カーボン(株)製)20部、発泡剤として、ベンゼ
ンスルホニルヒドラジド6部の組成からなる発泡ゴムコ
ンパウンドをニーダーおよびロール練り機により混練し
た。 この混練物を、押出機でチューブ形状に押出成形
し、 これを加硫缶内で温度126 ℃、 圧力1.5kg/cm2Gの加
圧蒸気下に加熱発泡した。 さらに、上記のごとくして加硫された弾性発泡層にφ1
5mm金属芯材を圧入した後、当該弾性層の外径を27
φmmに研磨する。次に、中間の弾性層を形成するEPDM系
ゴム材料( 日本合成ゴム製NE40) に粒状アセチレンブラ
ック( 電気化学工業( 株)12部とFTカーボン( 旭カーボ
ン( 株)25 部( ρv:7.5)を混練した後、この弾性層の原
材料をチューブクロスヘッド押出成形機により発泡層の
外側に被覆する。この中間の弾性層の表面の弾性体に厚
み0.05mmのポリフッ化ビニリデン(PVDF)樹脂
イオン導電性ポリマーを分散してなる熱収縮チュウーブ
を120℃にて被覆することで得られる。ポリフッ化ビ
ニリデン(PVDF)の体積抵抗率は、( ρv:8.2) 、
ρs:7.6である。 【0040】実施例3 さらに3 層構成バイアスロールは、ウレタン成分に導電
性や硬度を調節するためにカーボンブラックと所要の発
泡剤、加硫剤などとを添加し、金型内に芯金の周囲に注
入して加熱して、金型内で発泡させて芯金に固着された
発泡層製造して表面をφ26.6mm研磨した後(ρ
v:4.2)で、所定の内径(φ30mm)の金型を用
い発泡層表面と金型内側との間にカーボンブラックとウ
レタン成分の材料を注型して、厚み1.0 mmの弾性層
(ρv:8.1 )を形成する。更に、厚み0.05mmのポ
リフッ化ビニリデン(PVDF)樹脂にイオン導電性ポ
リマーを分散してなる熱収縮チューブを120℃にて被
覆することで得られる。ポリフッ化ポリフッ化ビニリデ
ン(PVDF)の体積抵抗率は、( ρv:8.2) 、ρs:
7.6である。 【0041】実施例4 3 層構成バイアスロールは、ウレタン成分に導電性や硬
度を調節するためにカーボンブラックと所要の発泡剤、
加硫剤などとを添加し、金型内に芯金の周囲に注入して
加熱して、金型内で発泡させて芯金に固着された発泡層
製造して表面をφ26mm研磨した後(ρv:4.2)
で、所定の内径(φ30mm)の金型を用い発泡層表面
と金型内側との間にイオン導電剤分散のウレタン成分の
材料を注型して、厚み1.0 mmの弾性層(ρv:8.1 )
を形成する。表面を得た後で、導電材を配合したフッ素
樹脂系材料をスプレーにてコーテング加工する。比較例
1〜比較例6のロール構成は表2に記載した通りであ
る。 【0042】表1及び表2は、本発明によるバイアスロ
ールの体積抵抗率、各層の体積抵抗率、表面層の表面抵
抗率、ロール硬度、および、図7の画像形成装置におい
て、バイアスロールを用いた場合の用紙剥離性、転写画
質での画質欠陥(ホロキャラ、端部白抜け)の有無、一
定電圧を印加した場合のバイアスロール抵抗の変化、ロ
ール裏面汚れ及び転写ローラーのクリーニングブレード
負荷による負荷トルクの計測結果である。 【0043】(体積抵抗率)図9に示すように、1 イン
チ(24.5mm)幅の銅テープ90a、90b、90cをロー
ル円周方向に巻付け、ロールの芯金と銅テープ間に印加
電圧V:20V を印加して10秒後の電流値I を読み取り以下
の式により計算する。 ρV =2πwV/I ln ( r2/ r1) w=24.5mm V 印加電圧(V),I 電流(I),r2: ロール外径,r1:シャフト
外径 【0044】(表面抵抗率の測定)図10に示すよう
に、バイアスロールを周方向に8分割した部位にΦ15
mmの金属ロール100a、100bをバイアスロール
表面に0.2mmの食い込み量で当接して、2本の金属
ロール100a、100b間に1KVを印加して、10
秒後の電流値より求めた。バイアスロールの表面抵抗率
は、ロール表面を8分割して計測した値の平均値とし
た。 【0045】(バイアスロールの抵抗変化)φ28mm
の金属ロールを食い込み量0.5mmでバイアスロール
に対抗させ、金属ロールとバイアスロールのシャフトと
の間に2kVの電圧を印加して、360rpmの回転速
度で、2秒間通電し、1秒間通電、回転なしの条件で、
通電・通電なしの条件で、計100時間のテストを行っ
て、ロールの抵抗変化を求めた。 【0046】 【表1】 【0047】 【表2】【0048】なお、転写ローラーのローラー硬度がアス
カC 硬度で50°になると転写画質のホロキャなどの画
質欠陥が発生し、転写画質は、悪くなる。また、転写ロ
ーラーとして発泡EPDMローラを用いた場合には、EPDM
は、摩擦係数の大きいゴム材料であるためクリーニング
ブレード負荷トルクは、0.2Nmと大きくなり、クリーニ
ングブレードめくれが発生した。また、表面層にフッ素
系の樹脂をコーテングするまたはフッ素系のチューブを
被覆することでトナーの付着力が小さくなりクリーニン
グブレードによるスクレーブ作用を十分に作用させるこ
とができ、ロール裏面の汚れはなくなる。弾性層の厚み
が0.05mmのバイアスロールにおいては、用紙剥離
性に問題があった。 【0049】 【発明の効果】請求項1に記載の発明および請求項13
の発明によれば、ニップ部が極部的に変形することがな
く、用紙の剥離性が向上し、弾性層に加えられたニップ
圧は、下地の発泡層が緩和されるため、2次転写部でロ
ールの押圧力の荷重が集中することがなく、中ぬけ等の
画像欠陥が生じない。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の画像形成装置に用いられるバイアス
ロールの好ましい実施の形態を示す断面図である。 【図2】 本発明の画像形成装置に用いられるバイアス
ロールの好ましい他の実施の形態を示す断面図である。 【図3】 本発明における弾性層の厚み0.55mmバ
イアスロールの2次転写部のニップ部の変形(B)と用
紙剥離の模式図である。 【図4】 弾性層の厚みの異なるバイアスロールのニッ
プ圧とニップ幅の関係を示す図である。 【図5】 本発明における弾性層の厚み0.1mm、
1.0mm、1.5mmのφ28mmのバイアスロール
における下地発泡層の硬度とバイアスロール硬度の関係
を示す図である。 【図6】 表面抵抗率の低いバイアスロールを用いた場
合の端部白ぬけ発生メカニズムの模式図である。 【図7】 本発明の画像形成装置の好ましい実施の形態
を示す概略的構成図である。 【図8】 本発明を適用した二次転写部の概略構成図で
ある。 【図9】 バイアスローラの体積抵抗率計測方法を示す
説明図である。 【図10】 バイアスロールの表面抵抗率の計測方法を
示す説明図である。である。 【図11】 従来の二次転写部の概略構成図である。 【図12】 従来のバイアスロールの二次転写部のニッ
プ部の変形と用紙剥離の状態を示す模式図である。概略
構成図である。 【符号の説明】 1 感光体ドラム 2 中間転写体 3 バイアスロール 5〜8 現像装置 10 芯金 22 バックアップロール 30a 下地層(発泡層) 30b 弾性層 30c 表面層 T 未定着トナー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1 】 画像情報に応じた静電潜像を形成する像
    担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像をトナー
    によりトナー像として可視化する現像装置と、前記像担
    持体に担持された未定着トナー像を一次転写して担持す
    る中間転写体と、前記中間転写体の未定着トナー像を記
    録媒体に二次転写するバイアスロールとを備え、前記バ
    イアスロールは2層以上の構成からなり、下地層が導電
    性発泡層からなり、該発泡層の外側に厚み0.1 〜1.0 m
    mの弾性層が被覆されていることを特徴とする画像形成
    装置。 【請求項2】 前記バイアスロールは、前記下地層が硬
    度(アスカC)40°以下の導電性発泡層からなり、ロ
    ール硬度が45°以下であることを特徴とする請求項1
    に記載の画像形成装置。 【請求項3】 前記バイアスロールは、表面層の表面抵
    抗率が107 Ω/□以上であることを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。 【請求項4】 前記バイアスロールが、下地層と前記弾
    性層からなる表面層とからなる2層構成であって、芯金
    と表面層(弾性層)との体積抵抗率が107 Ωcmないし10
    10Ωcmであり、各層の体積抵抗率が、発泡層(R1)<表
    面層(R3)で、かつ1<R3/R1<100 であることを特徴とす
    る請求項3に記載の画像形成装置。 【請求項5】 前記バイアスロールは、表面層が、イオ
    ン導電性の材料で、かつ、低表面エネルギーの材料で構
    成されていることを特徴とする請求項3または請求項4
    に記載の画像形成装置。 【請求項6】 前記バイアスロールは、発泡層中に、セ
    ル径0.05〜1.0mm のカーボンブラックが分散されてお
    り、表面層が、イオン導電性ポリマーを分散してなるフ
    ッ素樹脂系材料からなることを特徴とする請求項3ない
    し請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。 【請求項7】 前記バイアスロールが、下地層、中間
    層、および表面層の3層構成からなり、前記下地層の発
    泡層が硬度(アスカC)40°以下であり、中間層の厚み
    が、0.2 mmから1.0 mmの弾性層からなり、表面層
    が、0.01mmから0.1 mmの樹脂材料からなり、ロール
    硬度が45°以下であることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。 【請求項8】 前記バイアスロールが、芯金と表面層と
    の体積抵抗率が107Ωcmないし1010Ωcmであり、各層の
    体積抵抗率が、発泡層(R1)<中間層(R2)<表面層
    (R3)であり、かつ、1<R3/R2<100 であることを特徴と
    する請求項7に記載の画像形成装置。 【請求項9】 前記表面層が、イオン導電性の材料で、
    かつ、低表面エネルギーの材料で構成されることを特徴
    とする請求項7に記載の画像形成装置。 【請求項10】 前記発泡層は、セル径0.05〜1.0mm
    のカーボンブラック分散の発泡材料からなり、中間層
    は、カーボンブラック分散弾性材料からなり、表面層が
    イオン導電性ポリマーを分散してなるフッ素樹脂系材料
    からなることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装
    置。 【請求項11】 前記中間層の弾性層が、イオン導電
    性の材料で構成されることを特徴とする請求項7に記載
    の画像形成装置。 【請求項12】 前記発泡層は、セル径0.05〜1.0mm の
    カーボンブラック分散発泡材料からなり、中間層がイオ
    ン導電剤を分散してなる弾性材料からなり、表面層が、
    導電剤を分散してなる弾性を有するフッ素樹脂系材料か
    らなることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装
    置。 【請求項13】 画像情報に応じた静電潜像を形成する
    像担持体に形成された静電潜像をトナーによりトナー像
    として可視化された未定着トナー像を記録媒体に転写す
    る転写ロールにおいて、該転写ロールは2層以上の構成
    からなり、下地層が導電性発泡層からなり、該発泡層の
    外側に厚み0.1 〜1.0 mmの弾性層が被覆されているこ
    とを特徴とする転写ロール。 【請求項14】 前記下地層が硬度(アスカC)40°
    以下の導電性発泡層からなり、ロール硬度が45°以下
    であることを特徴とする請求項13に記載の転写ロー
    ル。 【請求項15】 前記転写ロールの表面層の表面抵抗率
    が107 Ω/□以上であることを特徴とする請求項13
    に記載の転写ロール。 【請求項16】 前記下地層と前記弾性層からなる表面
    層とからなる2層構成であって、芯金と表面層(弾性
    層)との体積抵抗率が107 Ωcmないし1010Ωcmであり、
    各層の体積抵抗率が、発泡層(R1)<表面層(R3)で、
    かつ1<R3/R1<100 であることを特徴とする請求項15に
    記載の転写ロール。 【請求項17】 下地層、中間層、および表面層の3層
    構成からなり、前記下地層の発泡層が硬度(アスカC)
    40°以下であり、中間層の厚みが、0.2 mmから1.0 m
    mの弾性層からなり、、表面層が、0.01mmから0.1 m
    mの樹脂材料からなり、ロール硬度が45°以下である
    ことを特徴とする請求項13に記載の転写ロール。
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