JP3530987B2 - 真空倍力装置 - Google Patents
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Description
に車両のブレーキブースタに適用される真空倍力装置に
関する。
低減するためのブレーキブースタとして、真空倍力装置
(負圧式倍力装置ともいう)が採用されている。この真
空倍力装置は、エンジンの吸入負圧又はバキュームポン
プの負圧を倍力源とし、この負圧と大気圧との差圧を利
用して車両の運転者の制動ペダル踏力以上の力を油圧を
介してブレーキ装置に加えるものであり、ブレーキブー
スタとして最も一般的なシステムである。
報には、運転者の入力以外に、運転又はブレーキ操作条
件に対応して、例えば、車両の運転者の制動ペダル操作
速度が限界値を超えたとき(急制動時)、倍力装置内の
ソレノイドを励磁して入力による助勢力以外の出力を付
加し発生させる「追加ジャンピング」を起こす機構を備
えた真空倍力装置が提案されている。なお、「追加ジャ
ンピング」とは、真空倍力装置の「出力/入力」の関係
が入力の増加がない状態で出力値が一挙に増加すること
をいう。
405092C1号公報に提案されている真空倍力装置
の入出力軸方向に沿った部分断面図である。図8を参照
して、この真空倍力装置は、不図示の運転者による制動
ペダル踏み込み速度の検出手段を備え、さらに装置外周
部に負圧と大気圧との差圧を受けて入出力軸699に沿
って摺動可能なパワーピストン622と、装置内周部
(パワーピストン622内)に運転者の制動ペダル踏み
力が作用する入力ロッド644とが配置されている。
力側に順に、互いに作用・反作用する、入力ロッド64
4に係合する伝達部材641、内周部が伝達部材641
と外周部がパワーピストン622に夫々当接して、入力
ロッド622と作用・反作用する反作用円板(リアクシ
ョンディスク)648、反作用円板648に当接し、ブ
レーキ装置と油圧を介して作用・反作用する出力ロッド
650を備えている。伝達部材641の外周とパワーピ
ストン622との間には、軸線699に平行に伸在する
ソレノイドコイル640が配設され、伝達部材641の
外周とソレノイドコイル内周との間には、ソレノイド6
40の発生する電磁力により出力側に吸引されるソレノ
イドプランジャ630が配置されている。ソレノイドプ
ランジャ630は、大気弁要素632を備えている。
ーピストン622の内周部との間に、大気弁624と負
圧弁611とが設けられている。大気弁624は、パワ
ーピストン622に係止されコイルスプリング700に
より出力側に付勢されている弁座660と、弁座660
の出力側端面内周部に対向する前述の大気弁要素632
とから構成されている。大気弁要素632は入出力軸6
99に沿って延長されてソレノイドプランジャ630に
備えられている。大気弁要素632と伝達部材641と
の間には、コイルスプリング638が介装されている。
さらに、負圧弁611は、弁座660と、弁座660の
出力側端面外周部に対向し、大気弁要素632の外周を
取り巻くようにパワーピストン622の内部に形成され
た負圧弁要素623とから構成されている。
するストッパは、実質的にソレノイドブランジャ630
の先端面に対向してリアクションデイスクリテーナ62
2に形成された面のみであると共に、伝達部材641と
反作用部材648との間にはクリアランスがないため
に、この場合の大気弁624の開度は、ソレノイドブラ
ンジャ630の先端面とこの先端面に対向してリアクシ
ョンディスクリテーナ622に形成された面との初期状
態における間隔(図6に示すクリアランス)にほぼ同一
であって、この間隔が最大の開度に相当する。
図9を参照して説明する。図9は真空倍力装置の性能線
図であり、a線は通常ブレーキの作動線を示し、c線は
上記従来の真空倍力装置のソレノイドを励磁して入力に
よる助勢力以外の出力を付加し発生させた場合の作動線
を示している。
1が加えられている状態のときには、真空倍力装置は出
力a1を発生する。この入力f1が加えられる過程で緊
急ブレーキ状態の検出、或いは、その他の要因により、
倍力装置内のソレノイドを励磁させて入力による助勢力
以外の出力を付加し発生させる場合、ソレノイドコイル
640に通電される。
コイル640の発生する電磁力により出力側に移動し
て、ソレノイドプランジャ630の先端面はこの先端面
に対向してリアクションディスクリテーナ622に形成
された面に当接すると共に、ソレノイドプランジャ63
0に備えられた大気弁要素632も出力側に移動して大
気弁624は開放され、変圧室に大気が流入し、パワー
ピストン622に出力側に向かう推進力が生じる。
トン622からの押圧力により弾性変形することで入力
部材641を押し戻す反力を印加し、入力部材641、
及び、入力ロッド644は入力側へ移動するが、大気弁
要素632は入力側へ移動しないため大気弁624は変
わらず開放され続け、変圧室の圧力は大気圧に到達す
る。従って、真空倍力装置は最大助勢状態となり、出力
c1を発生し、以後、真空倍力装置はc線上での作動と
なる。
に通電がなされると、出力a1から追加ジャンピングを
受けて出力c1へ一挙に飛躍することになる。
上記独特許DE4405092C1号公報に提案されて
いる、従来の真空倍力装置は以下の問題点を有する。
(ソレノイドコイル640の通電に伴い大気弁624が
開放されて変圧室が大気圧に到達している状態)で真空
倍力装置が出力c1を発生している状態で、入力ロッド
644に加えられる入力量を減らして真空倍力装置の作
動を初期位置(非作動状態)に戻そうとする場合、入力
fを入力f2に減少させても真空倍力装置は最大助勢状
態を維持し依然として高い出力c2を発生しており、出
力c2、入力f2に到ったことを検出する不図示の検出
手段によりソレノイドコイル640への通電が遮断され
て、ソレノイドプランジャ630と大気弁要素632と
はコイルスプリング638の付勢力により入力側に移動
され、大気弁要素632が弁座660に当接して変圧室
と大気との連通が遮断され、更に弁座660が大気弁要
素632に押されて弁座660は負圧弁要素623から
離間し、変圧室と定圧室とが連通して変圧室と定圧室と
の圧力差が減少するためパワーピストン622が初期位
置に戻り始め、負圧式倍力装置の出力が減少する。
意図に反し、入力ロッド644への入力を減少させても
負圧式倍力装置は依然として高い出力を出し続け、入力
f2に至って初めて出力が減少し始めるために、入力量
に対して出力量が大きいという違和感が感じられるとい
う不具合が生じている。
ル640を励起させて大気弁624を開弁させることに
より強制的に倍力機構を作動させて出力増を図る場合、
上記従来技術の負圧式倍力装置においては倍力作用の最
大助勢力を発生させているのに対し、機能上は、倍力作
用の最大助勢力を発生させることが必ずしも必要とはし
ないのが通常であり、適正な助勢力の付加をする真空倍
力装置が望まれている。
たものであって、操作者の意思を率直に反映する真空倍
力装置を提供することを目的とする。
ブレーキと緊急ブレーキとの差異が少なく、且つ、滑ら
かなブレーキの助勢力の追加がされる真空倍力装置を提
供することも目的とする。
力装置において、伝達部材とプランジャ部材とは、前記
プランジャ部材がソレノイドによって前記伝達部材に対
し相対的に第1の所定値分出力側に移動された際に作用
して、前記プランジャ部材が前記伝達部材に対して相対
的に前記第1の所定値を超えて移動しないようにする、
規制部分を備えたことを特徴とする(第1の手段)。
のように構成される。すなわち、ハウジング中に移動可
能に設置され該ハウジング内を定圧室と変圧室とに区画
する可動壁と、前記可動壁に連結されるパワーピストン
と、前記パワーピストンの外端開口から前記パワーピス
トン外へ延出してブレーキ操作によって略入出力軸方向
に移動可能な入力ロッド(入力部材)と、前記パワーピ
ストン内に軸方向に移動可能に設置され前記入力ロッド
に連結された伝達部材と、前記伝達部材の移動によって
軸方向に移動可能なプランジャ部材と、前記プランジャ
部材の入力側端部に一体的に形成された(例えば略環状
の)大気制御用シール弁と、前記パワーピストンの内面
に入力側に向けて突出形成された(例えば略環状の)負
圧制御用シール弁と、前記大気制御用シール弁及び前記
負圧制御用シール弁に向けて第2付勢手段により付勢さ
れて前記大気制御用シール弁と前記負圧制御用シール弁
とに対して接触及び離脱する(例えば略環状の)シール
部を一端部に有して他端部にて前記パワーピストンの内
面に気密的に固定され且つ中間部に伸縮部を有するコン
トロールバルブと、非作動時において前記大気制御用シ
ール弁を前記シール部に当接させ且つ前記シール部を前
記負圧制御用シール弁から離間させるべく前記コントロ
ールバルブ及び前記入力ロッドを付勢する第1付勢手段
と、前記プランジャ部材と前記伝達部材との間に介装さ
れ前記プランジャ部材を前記シール部に向けて付勢する
第3付勢手段と、前記定圧室と前記変圧室との圧力差に
より前記可動壁に発生する推進力に応じた反力を前記伝
達部材に印加するリアクションディスクと、前記リアク
ションディスクを介して前記可動壁の移動に伴う前記パ
ワーピストンの推進力を装置外に出力する出力ロッド
と、電力源に接続され電力の供給を受けて前記プランジ
ャ部材を略入出力軸に沿って移動させるソレノイドと、
を有し、入力と出力とを2つの座標軸にとる作動線図に
おいて、前記ソレノイドが作用しない場合第1の作動線
を通る真空倍力装置である。
は、前記規制部分は、前記伝達部材と前記プランジャ部
材とに設けられた当接面であり、該規制部分は非作動状
態で互いに第1の所定値分離間し、且つ前記プランジャ
部材が前記ソレノイドによって出力側に動かされた場合
互いに当接し、さらに、前記装置は前記伝達部材が前記
パワーピストンに対して前記入力側へ第2の所定値分相
対的に移動することを許容する許容機構を備え、該許容
機構は、無作動状態において前記第2の所定値分離間し
て、互いに対向する前記伝達部材の出力側端部の入力側
を向いた面と該伝達部材の出力側端部を収容する部位の
出力側を向いた面とのクリアランスであることを特徴と
する。
は、前記第1の所定値が入力量の変化に応じて変化する
ことによって、前記第1及び第2の作動線上の「出力/
入力」比が互いに異なることを特徴とする。
は、前記第1の所定値が入力荷重の増大に伴って大きく
なることを特徴とする。
は、前記伝達部材の構成の中に少なくとも一つの弾性部
材を配設して前記第1の所定値を変化しうるようにした
ことを特徴とする。
は、前記伝達部材は、前記入力部材の出力側先端部と係
合した入力受け部材と、前記入力受け部材に接続して凹
部を備える第1伝達要素と、を含み、前記弾性部材が前
記第1伝達要素の凹部に収容されて、前記弾性体の入力
側端面は前記入力受け部材の出力側端面に対向し、その
出力側端面は第1伝達要素の凹部底面に対向し、前記入
力受け部材の入力側先端面である当接面と、前記プラン
ジャ部材の入力側先端部にある内周側フランジ部である
当接面との間には、クリアランスが設定され、無作動状
態において前記クリアランスは前記第1の所定値を有す
ることを特徴とする。
は、前記入力部材はロッド状に形成され、前記パワーピ
ストンの外端開口から前記パワーピストン外へ延出し、
前記出力部材はロッド状にそれぞれ形成され、前記反作
用部材はディスク状に形成され、前記シール部は実質的
に環状に形成されて前記コントロールバルブの一端に設
けられ、前記大気制御用シール弁は、実質的に環状に且
つ前記プランジャ部材の入力側端部に一体的に形成さ
れ、前記負圧制御用シール弁は実質的に略環状に且つ前
記パワーピストンの内面に入力側に向けて突出形成さ
れ、前記第2付勢手段は前記コントロールバルブと前記
入力部材とを付勢し、前記コントロールバルブは、その
他端部にて前記パワーピストンの内面に気密的に固定さ
れ且つ中間部に伸縮部を備え、前記ソレノイドは電源に
接続されて電力を供給される、ことを特徴とする。
ないが、実施例において第1の所定値はクリアランス
A、第2の所定値はクリアランスC2に相当する。
示されており、図4を参照して、第1の作動線は作動線
aであり、第2の作動線とは作動線bである。往行程に
おいては作動線b上における作動点b1から飽和助勢点
Sの間の線分である。作動点b1は死点以下の位置にあ
る。換言すれば作動点b1において真空倍力装置の倍力
機構の出力は飽和していない。
について述べると、通常作動時でf1までの入力を与え
られたとき出力はa線上を通り作動点a1にある。入力
f1を維持する場合でソレノイドが作動すると追加ジャ
ンピングによって出力は作動点“b1に到る。そこで更
に入力が増加すると作動点b1から鎖線上を通り、飽和
助勢点Sに到る。死点以降は入力増加分だけの対応増加
となる線図に沿う。復行程について説明すれば逆向きに
第2の作動線を辿る。
以下の説明において出力側とはハウジング前端側を、入
力側とはハウジング後端側をそれぞれ指す。
真空倍力装置は、車両の運転者の入力条件以外に運転又
はブレーキ操作条件、例えば運転者の制動ペダル操作速
度が限界値を超えた際に(急制動時)、倍力装置内のソ
レノイドを励磁して入力による助勢力以外の出力を付加
する機構を備えた真空倍力装置であって、付加し発生さ
せる助勢力が適切に設定され、復行程において真空倍力
装置の出力の減少が速くなるように構成され、操作者の
意思を率直に反映する。
置は、例えばソレノイドの作動によって追加の助勢力を
出そうとする場合、低踏力域では少しの助勢力の追加で
良く、高踏力域では低踏力域での助勢力よりも大きな助
勢力の追加を行うことで運転操作者の常用ブレーキとの
差異を少なくして且つ、滑らかなブレーキの助勢力の追
加がされる。
転者がブレーキペダルを急激に踏み込み、例えばペダル
操作速度の検出手段がこの急激な踏み込みを検出して、
この検出に従ってソレノイドが通電された場合、ブレー
キ操作による伝達部材の軸方向出力側への移動によりプ
ランジャ部材も伝達部材の移動分移動し、加えて、ソレ
ノイドが通電されることによりプランジャ部材は更に軸
方向出力側に移動し、プランジャ部材の当接部が伝達部
材の当接部に当接することにより、プランジャ部材の軸
方向に沿った出力側への移動は規制される。
ントロールバルブのシール部がパワーピストンの負圧制
御用シール弁に接触して定圧室と変圧室との連通を遮断
し、大気制御用シール弁がシール部から離間して変圧室
内に大気が流入して圧力が上昇する。変圧室内の圧力と
定圧室との圧力差により、可動壁、パワーピストンに軸
方向出力側に向かって移動させる推進力が生じ、この推
進力はリアクションディスクを介して出力ロッドにより
ハウジング外へ取り出される。
からの押圧力により弾性変形することで入力側(第2の
視点では部位の出力側を向いた面)に向かって張り出し
て伝達部材の先端前面に当接し伝達部材(及び入力ロッ
ド)に反力を印加する。伝達部材が軸方向入力側へ押し
戻されることにより、伝達部材の当接部とプランジャ部
材の当接部とが当接していることから、またリアクショ
ンディスクにより印加される反力がソレノイドの通電に
よるプランジャ部材への軸方向出力側への付勢力より大
きいことから、プランジャ部材も軸方向に沿って入力側
へ移動され、大気制御用シール部とシール部とが当接し
て変圧室と大気との連通が遮断される。
達部材に加えられた入力とが平衡した状態となる。この
リアクションディスクの張り出し量は、プランジャ部材
の当接部が伝達部材の当接部まで出力側に移動する量に
応じたものである。
へのさらなる付勢力を入力とする際に、リアクションデ
ィスクの反力に打ち勝って伝達部材は軸方向出力側に移
動し、プランジャ部材も伝達部材の移動分だけ移動し、
プランジャ部材の移動によりコントロールバルブのシー
ル部から大気制御用シール弁が離脱して変圧室内に大気
が流入し圧力が上昇する。変圧室内の圧力と定圧室との
圧力差により、可動壁、パワーピストンに軸方向出力方
向に向かって移動させる推進力が生じ、この推進力はリ
アクションディスクを介して出力ロッドによりハウジン
グ外に出力される。
からの押圧力により弾性変形することで入力側(第2の
視点では部位の出力側を向いた面)に向かって張り出し
て伝達部材の先端前面に当接し、伝達部材(及び入力ロ
ッド)に反力を印加する。伝達部材が軸方向入力側へ押
し戻されることにより、伝達部材の当接部とプランジャ
ー部材の当接部とが当接していることから、プランジャ
部材も軸方向入力側へ移動して大気制御用シール弁とシ
ール部とが当接し、変圧室と大気との連通が遮断され
る。従って、リアクションディスクの反力と伝達部材に
加えられた入力とが平衡した状態となる。
達部材)に入力が加えられると、再び変圧室に大気が流
入し、倍力は上昇する。
ary pressure)が変圧室に入り切り、真空
倍力装置の出力する倍力が飽和すると、入力ロッド(伝
達部材)への更なる入力はリアクションディスクを介し
て出力ロッドにより取り出される。従って、この場合真
空倍力装置の出力の増加分は、入力部材(入力ロッド)
に更に加えられる入力分にほぼ等しくなる。
ダルが開放され、入力ロッド及び伝達部材への入力量が
減少すると、伝達部材が軸方向入力側へ移動し、出力ロ
ッドとリアクションディスクも軸方向入力側へ移動する
ため出力は減少する。この期間の出力の減少は入力部材
への入力の減少に等しい。
達部材が軸方向入力側へ移動し、伝達部材の移動に伴い
プランジャ部材も移動して、大気制御用シール弁がシー
ル部に当接して変圧室と大気との連通を遮断し、更なる
伝達部材とプランジャ部材の軸方向入力側への移動によ
り、負圧制御用シール弁からシール部が離間して定圧室
と変圧室とが連通され、定圧室と変圧室との圧力差が減
少するため、可動壁、パワーピストンは入力側に向かっ
て移動する。パワーピストンの移動により出力ロッドと
リアクションディスクも軸方向入力側へ移動するため出
力は減少する。この期間の出力の減少は真空倍力装置の
倍力機構による倍力の減少に等しい。
により入力量又は出力量等が所定値に達したと判断され
ると、ソレノイドへの通電が遮断されて、プランジャ部
材は第3付勢手段により軸方向入力側に付勢されて軸方
向入力側に移動する。更なる入力部材(入力ロッド)へ
の入力の減少により入力ロッド及び伝達部材は第2付勢
手段により軸方向入力側に付勢されて軸方向入力側に移
動し、真空倍力装置は初期位置、つまり非作動状態に復
帰する。
「規制する部分」と「許容する部分」が、第1の視点に
係る装置の記載の機能を発揮するように設定される。
作用する場合(例えばブレーキが急激に踏み込まれた場
合)、「課題を解決するための手段」で述べたように、
入力と出力とを2つの座標軸とした作動線図において、
真空倍力装置の(入力,出力)の軌跡は第2の作動線を
通る。
場合(例えば通常ブレーキ)、「課題を解決するための
手段」で述べたように、真空倍力装置の(入力,出力)
の軌跡は第1の作動線を通る。
ング量に相当する。
る。運転者がブレーキペダルを急激に踏み込み、例えば
ペダル操作速度の検出手段がこの急激な踏み込みを検出
して、この検出に従ってソレノイドが通電された場合、
ブレーキ操作による伝達部材の軸方向出力側への移動に
よりプランジャ部材も伝達部材の移動分移動し、加え
て、ソレノイドが通電されることによりプランジャ部材
は更に軸方向出力側に移動し、プランジャ部材の当接部
が伝達部材の当接部に当接することにより、プランジャ
部材の軸方向に沿った出力側への移動は規制される。こ
のプランジャ部材の当接部が伝達部材の当接部に当接す
るのに要した移動距離は、入力荷重に応じて変わる。以
下の作用は上述した真空倍力装置と同様なので省略す
る。従って、第1〜2の視点の真空倍力装置において
は、追加ジャンピング量は入力量が変化しても実質的に
同量であったが、第3の視点の真空倍力装置では追加ジ
ャンピング量は入力量に応じて変化する。
第3の視点において、第1の所定値(距離)が入力荷重
すなわちブレーキペダルの踏み込みが強いほど大きくな
る。
ンジャ部材の当接部が伝達部材の当接部に当接するのに
要した移動距離は、入力荷重としてのブレーキペダルの
踏み込みに応じた弾性部材の変形により変化する。つま
り、入力荷重が大きければそれだけ弾性部材は変形し、
また、プランジャ部材の当接部が伝達部材の当接部に当
接するのに要する移動距離も増大することになる。
は、運転者がブレーキペダルを急激に踏み込み、例えば
ペダル操作速度の検出手段がこの急激な踏み込みを検出
して、この検出に従ってソレノイドが通電された場合、
ブレーキ操作により伝達部材の構成要素の一つである入
力受け部材が弾性部材を変形させながら軸方向出力側に
移動し、弾性部材を介して入力受け部材が伝達部材の要
素(例えば実施例においては第1伝達要素)を押すこと
により、第1伝達要素ひいては伝達部材は軸方向出力側
へ移動し、伝達部材の軸方向出力側への移動によりプラ
ンジャ部材も伝達部材の移動分移動し、加えて、ソレノ
イドが通電されることによりプランジャ部材は更に軸方
向出力側に移動し、プランジャ部材の当接部が伝達部材
の当接部に当接することにより、プランジャ部材の軸方
向に沿った出力側への移動は規制される。このプランジ
ャ部材の当接部が伝達部材の当接部に当接するのに要し
た移動距離は、入力荷重としてのブレーキペダルの踏み
込みに応じた弾性部材の変形により変化する。つまり、
入力荷重が大きければそれだけ弾性部材は変形し、ま
た、プランジャ部材の当接部が伝達部材の当接部に当接
するのに要する移動距離も増大することになる。以下の
作用は上述した真空倍力装置と同様なので省略する。従
って、第1〜2の視点の真空倍力装置においては、追加
ジャンピング量は入力量が変化しても実質的に同じであ
ったが、第6の視点の真空倍力装置では追加ジャンピン
グ量は入力量が変化すると変化する。
明する。なお、以下の実施例において特に理り書きがな
い限り、前方及び先端とは真空倍力装置の出力側の方向
を、後方と後端は真空倍力装置の入力側の方向を夫々指
し、入出力軸とは負圧式倍力装置の入出力軸を意味す
る。さらに、中心軸は入出力軸に平行であり、径方向
(半径方向)とは真空倍力装置の入出力軸方向に直交す
る方向である。
装置の入出力軸方向に沿った断面図である。図2は図1
の要部拡大図である。図3は図1の部分拡大図である。
図4は本発明の一実施例に係る真空倍力装置の性能線図
である。
は車両のブレーキブースタに適用され、真空倍力装置の
入力側に大気に通じる突出部が形成され、出力側に不図
示のエンジンのインテークマニホルドに通じるインレッ
ト2aを有する略コーン状のハウジング2を備え、ハウ
ジング2の突出部端面には運転者の操作する不図示の制
動ペダルに接続する入力ロッド11と共に略入出力軸方
向に進行可能な蛇ばら状の管体が接続されている。ハウ
ジング2内及び蛇ばら状の管体内には流体通路を備える
2重筒状のパワーピストン10が挿入され、入力側から
出力側に順に、入出力軸に直交する面に互いに対向し
て、いずれも略ダイヤフラム形状のリヤ可動壁5、固定
壁3、及びフロント可動壁4が納められている。
ヤ変圧室9を画成し、リヤ可動壁5、固定壁3及びハウ
ジング2の側壁は、リヤ定圧室8を画成し、固定壁3と
フロント可動壁4とはフロント変圧室7を画成し、フロ
ント可動壁4とハウジング2の側壁及び前壁とはフロン
ト定圧室6を画成する。
びリヤ定圧室8の気密を保持するようにハウジング2に
より支持され、リヤ変圧室9への大気の流入とリヤ定圧
室8の負圧により、リヤ可動壁5は略入出力軸に沿って
出力側に移動される。この移動によって、パワーピスト
ン10は略入出力軸に沿って移動(ストローク)され
る。
圧室7及びフロント定圧室6の気密を保持するようにハ
ウジング2により支持され、フロント変圧室7への大気
の流入とフロント定圧室6の負圧により、フロント可動
壁4は略入出力軸に沿って出力側に移動される。この移
動によって、パワーピストン10は略入出力軸に沿って
移動(ストローク)される。
成される変圧室の組は、互いに常時導通すると共に、大
気制御用シール部23bと第2プランジャ部材25の入
力側端部に設けられた大気制御用シール弁25aとの離
間又は接触により、選択的に大気と連通し又大気から遮
断される。リヤ定圧室8とフロント定圧室6とから構成
される定圧室の組は互いに常時連通している。変圧室
9、7と定圧室8、6とは、負圧制御用シール部23a
とパワーピストン10の内面に入力側に向かって突出形
成された負圧制御用シール弁10aとの離間又は接触に
より、選択的に連通又は不通とされる。
ンレット2aを介して負圧源である不図示のエンジンの
インテークマニホルドと連通し、常に負圧を示してい
る。
突出部端部から入出力軸に沿って延在し出力側が径大で
略筒状のパワーピストン10内には、入力ロッド11が
挿入され、弁要素等が配設されている。
周端部は、各変圧室9、7及び各定圧室8、6の気密を
保持するように、パワーピストン10の外周部におい
て、負圧式倍力装置1の入力側から出力側へ向かって順
に支持されている。
室8及びフロント変圧室7の気密を保持するようにフロ
ント可動壁4の側面に当接している。
を介して固定壁3の内周端部に当接・摺動しながら、真
空倍力装置の略入出力軸に沿ってストロークし、このス
トロークに伴いリヤ可動壁5及びフロント可動壁4は移
動する。
が配設され、入力ロッド11の後端部はハウジング2外
に突出して不図示の制動ペダルに接続すると共に、前方
部はハウジング2の突出部の入力側端面から、パワーピ
ストン10内に挿入され、パワーピストン10の中心軸
に沿って延在している。
入力ロッド11の移動に伴い圧縮変形される蛇ばら状の
管体の内周に沿ってパワーピストン10の径小部が挿入
され、入力側端部には、環状のフィルタ、あるいはサイ
レンサ等が、入力ロッド11と略同軸に嵌装されてい
る。
されている。
は、コントロールバルブ23が配設されている。
部材とからなり、第1部材は負圧制御用シール部23a
とこれをバックアップする環状プレートとの二部材(加
硫接着されている)によって構成され、第2部材は、大
気制御用シール部23bとこれを一体的に支持してバッ
クアップする内向フランジを有した第1筒体と、円筒伸
縮部23cと後端取付部材23dを有する第2筒体と、
後端取付部材23dを補強する環状プレートとの四部材
(加硫接着されている)によって形成され、第1筒体の
先端部内周に形成した段部に第1部材を気密的に嵌合し
た状態で第1筒体の先端を内周に向けてかしめることに
より、第1部材と第2部材は一体的に結合されている。
コントロールバルブ23は後端取付部材23dにてパワ
ーピストン10の内周面に気密的に固定されている。
a、23bを両シール弁10a、25aに向けて付勢す
る第1付勢手段21がコントロールバルブ23の内周に
配置されている。後端取付部材23dを補強する環状プ
レートと入力ロッド11の外周に配設されたリテーナと
の間には、入力ロッド11を入力側に付勢する第2付勢
手段24が圧縮介装されている。
に侵入している第2プランジャ部材25の大気制御用シ
ール弁25a(図2参照)は半径内外方向に拡大され、
大気制御用シール弁25aは大気制御用シール部23b
と密着又は離間可能である。第2プランジャ部材25の
出力側端部は第1プランジャ部材18に接続されてお
り、第2プランジャ部材25の内周には当接面25dが
形成されている。
制御用シール弁10aが対向し、負圧制御用シール部2
3aと当接又は離間可能である。
力軸に沿って延在している伝達部材12(第1、第2、
第3伝達要素12a、12b、12c)が配設されてい
る。
5dと対向する当接面12dが形成され、当接面12d
から入力側に突出する筒部は入力ロッド11の球状の先
端部を包むように入力ロッド11と係合している。
12dを支持面として第2プランジャ部材25を入力側
に付勢する第3付勢手段27が圧縮介装されている。当
接面25dと当接面12dとは、当接又は離間可能であ
る。
対し、伝達部材12の過大なストロークを防止するスト
ッパを挟んで対峙し、径外方に突出し第1プランジャ部
材18の段部18eに当接又は離間可能な凸部12eが
形成されている。従って、入力ロッド11と伝達部材1
2の軸方向出力側への移動に伴って第1プランジャ部材
18及び第2プランジャ部材25も軸方向出力側への移
動が可能である。
スクリテーナ16内に収容されている円板状の径大部を
備え、径大部の入力側端面はリアクションディスクリテ
ーナ16に形成された凹部底面に対向し、出力側端面は
リアクションディスク14に対向している。
ワーピストン10と一体又はパワーピストン10に形成
され、出力側に拡開すると共に、出力側端面から延長さ
れた筒部を備えている。リアクションディスクリテーナ
16の出力側端面内周部はリアクションディスク14の
入力側端面外周部に当接している。リアクションディス
ク14は、リアクションディスククリテーナ16の筒部
内周面及び出力側端面内周部に密着して嵌合している。
側端面外周部とハウジング2の内壁に接するリテーナと
の間には第4付勢手段28が圧縮介装されている。
4の出力側先方には、略鋲状の出力ロッド15が配設さ
れている。出力ロッド15の平面部入力側端面はリアク
ションディスク14に密着している。出力側には、不図
示の油圧装置を含むブレーキ装置が配置され、出力ロッ
ド15は油圧を介してブレーキ装置に作用し、油圧によ
る反作用をリアクションディスク14、伝達部材12を
介して入力ロッド11に及ぼす。
凸部18aが形成され、この凸部18aと対向する凹部
16aが形成されている。
ストン10の内周面にソレノイドコイル17が配設され
ている。
スが設けられている。図2に示すクリアランスはいずれ
も無作動状態における、クリアランスを示している。
3の負圧制御用シール部23aと負圧制御用シール弁1
0aとのクリアランスである(静止状態又は戻り行程で
変圧室7、9と定圧室6、8とが連通される時のクリア
ランス)。
リテーナ16に形成された第1プランジャ部材18の凸
部18aと、この凸部18aと対向する凹部16aの互
いに対向する面同士のクリアランスである(第1、第2
プランジャ18,25の吸引のためのクリアランス)。
当接面12dと第2プランジャ25の当接面25dとの
クリアランスであり、無作動状態において第1の所定値
である。クリアランスAは第1、第2プランジャ18、
25が吸引されたときに「0」になり(当接面12d,
25dが当接する)、いわゆるエアバルブ(伝達部材1
2の出力側先端から第2プランジャ25の入力側先端ま
での長さ)の全長は一定の短縮された状態になる。
の円板状の径大部出力側端面と、リアクションディスク
16の入力側端面とのクリアランスである。
第2の所定値であり、第3伝達要素12cの円板状の径
大部の入力側端面とリアクションディスクリテーナ16
に形成された凹部底面とのクリアランスである。クリア
ランスC2は、戻り(復)行程あるいはジャンピング特
性の変化した時伝達要素12cの後退を許容する量であ
る。
ともC2+D≧A、好ましくはC2>Aとして、C2の
値を相当量大きく設定する。またBのクリアランスは
A、Cより大きくするのが好ましい。
ディスク14の変形抵抗分の出力上昇量を決定する。
ソレノイド作動が追加された場合の順で説明する。
5aが大気制御用シール部23bに、かつ負圧制御用シ
ール弁10aが負圧制御用シール部23a)ほぼ着座し
た状態で開閉を行いながら進行する。従って、各クリア
ランスはD→0、A→A、C1→C1−D、C2→C2
+Dとなる。入力がf2に達するまで入力側に流動する
リアクションディスク14は伝達要素12cに到達せず
僅かなジャンピング出力を出す。それ以後はクリアラン
ス「C1−D」部分が流動してきたリアクションディス
ク14によって埋めつくされて、リアクションディスク
14面積と伝達部材12cの先端面積比で決められる倍
力比で作動線a上の作動をする。
れる。
らは、出力増加は入力増加分のみとなり、死点以降の線
は折れた線図となる。
弁座と真空弁座が(大気制御用シール弁25aが大気制
御用シール部23bに、かつ負圧制御用シール弁10a
が負圧制御用シール部23a)ほぼ着座した状態で、開
閉を行いながら出力側からの反力を受けて戻り、最後に
は出力からの反力がなくなった状態(入力f2でジャン
ピング出力時)以降はスプリング24が入力ロッド1
1、第2プランジャ25を介してコントロールバルブ2
3を押し下げて、負圧制御用シール弁10aを負圧制御
用シール部23aから開放してクリアランスDを確保し
て戻りを完了し出力「0」に到る。
き、このブレーキ操作の過程で緊急ブレーキ等の制御信
号に基づいて、ブレーキ補助が必要と判断された時ソレ
ノイドが通電を受けて第1プランジャ18が吸引され
る。
の通常作動の状態(前述)から大きく変動する。即ちソ
レノイド17による第1,第2プランジャ18,25の
吸引によりクリアランスAについてA→0の状態とな
る。この結果、第2プランジャ25の後端から伝達要素
12cの前端までの長さが「A」の長さ分短縮される。
この短縮によって空気弁(大気制御用シール部23bと
大気制御用シール弁25aとの隙間)から空気(大気)
が変圧室9、7に流入し出力増加がなされる。
う状態が続いた場合は、増加した出力によるリアクショ
ンディスク14の入力側への流動がなされ伝達部材12
c〜入力ロッド11を押し戻して、再び、大気制御用シ
ール弁25aが大気制御用シール部23bに、及び負圧
制御用シール弁10aが負圧制御用シール部23aに
(空気弁座と真空弁座が)ほぼ着座した状態に収束す
る。この押し戻す量は短縮量Aに等しい。
1−D+A、C2+D→C2+D−Aとなる。
た状態後も入力f1を維持した場合、クリアランスC1
部分の増加分Aだけのリアクションディスク14流入分
の出力増加が追加ジャンピング量増加となり出力は性能
線図上a1点よりb1点に上昇する。そしてa1点から
b1点の間が「追加ジャンピング量」である。
来の倍力装置と全く同一の作動を行い作動線aと同じ勾
配をもつ入出力比で作動線b(第2の作動線)で示され
る作動をする。
S点で助勢力は飽和状態となる。即ち、変圧室7、9の
圧力は大気とほぼ同圧となる。これは大気圧弁が開放状
態(大気制御用シール弁25aと大気制御用シール部2
3bとが離間状態)であることを意味している。入力ロ
ッド11〜伝達部材12cが一体となってリアクション
ディスク14を出力側に押し込み大気制御用シール部2
3bが開放された状態となる。この状態では入力増加分
と出力増加分は等しい。
点S以降まで作動した場合を例として説明する。
3まで出していて、入力の減少により、出力は入力減少
分のみ減少していく。従ってこの過程での戻りは遅い。
対し、出力の減少はその助勢倍力比の速さで減少するた
め真空倍力装置の下流に設けられた不図示のマスタシリ
ンダ側の出力側反力による戻りも急速になり戻りが急速
に行われる(jを通過)。
場合でも最大助勢力を維持しつづける従来技術に対し、
本実施例では従来作動(ソレノイドが非作動の場合の通
常作動)と同様に入力と出力が比例的に変化しうるの
で、ペダル操作の違和感が無く且つ速やかな戻りが得ら
れる。
点に達した時あるいはジャンピング点k(ジャンピング
出力値Fk)に到ったことを検出し、ソレノイドの電流
をカットすることで従来倍力装置と同じ作動をさせて復
帰を完了させることが可能である。
する。
装置の入出力軸方向に沿った断面図、図6は本発明の他
の実施例に係り図5の要部拡大図であり、図7は本発明
の他の実施例に係る真空倍力装置の性能線図である。
第1の実施例と同様の構成、動作を示す点については説
明を省略する。
力装置は、入力ロッド11の球状の先端部を包むように
入力ロッド11と係合している入力受け部材12f(伝
達部材12のメンバ)と第2伝達要素12bとの間に、
入力受け部材12f及び第2伝達要素12bの外周部に
接続して、凹部12hを備える第1伝達要素12aが配
設されている。
体13が収容されている。弾性体13の入力側端面は入
力受け部材12fの出力側端面に対向し、弾性体13の
出力側端面は第1伝達要素12aの凹部底面及び第2伝
達要素12bの入力側先端面に対向している。
当接面12gと、第2プランジャ部材25の入力側先端
部にある内周側フランジ面である当接面25gとの間に
は、クリアランスAが設定されている。なお、図示の状
態は無作動状態のクリアランスである。
当接面18aが形成され、リアクションディスクリテー
ナ16には第1プランジャ部材18の当接面18aと対
向する当接面16aが形成されている。
説明する。
られると、弾性体13は入力受け部材12fに押されて
変形する。入力受け部材12fが出力側に移動すること
により、クリアランスAは拡大され、そこでソレノイド
17を励磁して第1、第2プランジャ18、25を出力
側に吸引すると、クリアランスAで決定されるジャンピ
ング出力を得る。
力措置の出力は作動線a(第1の作動線)上のa1点で
示される。しかる後ソレノイド17が励磁される場合、
入力f1によってクリアランスAは増大しており、この
増大したクリアランスの大きさに応じた追加ジャンピン
グ出力を得て、b1に到る。入力の増減に応じて弾性体
13の変形も増減し、その結果、クリアランスAも増減
する。このクリアランスの増減は、また、追加ジャンピ
ング出力の増減を引き起こし、これらが連続的に行なわ
れることにより作動線(第2の作動線)bが得られる。
入力の増大によりクリアランスAが増大して、追加ジャ
ンピングが入力の増大に応じて大きくなり、その結果、
作動線(第2の作動線)bの出力/入力比は作動線(第
1の作動線)aの出力/入力比より大きくされる。
作動線(作動線aと作動線b)の傾きが変化することに
より、即ち追加ジャンピング前後の作動線の傾きが変化
することにより、運転操作者の常用ブレーキと緊急ブレ
ーキとの差異が少なく、且つ、滑らかなブレーキの助勢
力の追加がされる。
伝達部材を分割構成として入力受け部材12fを設けた
とき、入力ロッド(入力受け部材12f)側から第1伝
達要素12a側への気密構成が必要となるが、弾性体1
3が気密封止機能を果たす。
空倍力装置の動作と同様である。
たが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでなく、
本発明の原理に準ずる各種態様を含むものである。
例えば車両の運転者の入力条件以外に運転又はブレーキ
操作条件に応じて、一例としてえば運転者の制動ペダル
操作速度が限界値を超えた際に(急制動時)、倍力装置
内のソレノイドを励磁して入力による助勢力以外の出力
を付加する機構を備えた真空倍力装置であって、付加し
発生させる助勢力が適切に設定され、復行程においてペ
ダル操作の入力の減少に即応して、真空倍力装置の出力
の減少が速くなるように構成され、操作者の意思を率直
に反映する真空倍力装置が提供される。
定値が入力荷重の変化に応じて変わることにより(追加
ジャンピング前後の作動線の傾きが変化することによ
り)、運転操作者の常用ブレーキと緊急ブレーキとの差
異が少なく、且つ、滑らかなブレーキの助勢力の追加が
される。
成する要素の間に弾性体を配置することにより、伝達部
材を分割構成として第1伝達要素と入力受け部材を設け
たとき、入力受け部材側から第1伝達要素側への気密構
成が必要となるが、この弾性体が気密封止機能を果た
す。
軸方向に沿った断面図である。
ある。
ある。
図である。
力軸方向に沿った断面図である。
である。
線図である。
分断面図である。
線図である。
例) 17 ソレノイド 17a 電線 18 第1プランジャ(プランジャ部材) 18a 凸部(第1の実施例)、当接面(第2の実施
例) 18e 孔部 21 第1付勢手段 23 コントロールバルブ 23a 負圧制御用シール部 23b 大気制御用シール部 23c 円筒伸縮部 23d 後端取付部材 24 第2付勢手段 25 第2プランジャ(プランジャ部材) 25a 大気制御用シール弁 25d 当接面 25b 延長部 25d 当接面 25g 当接面 27 第3付勢手段 28 第4付勢手段
Claims (7)
- 【請求項1】真空倍力装置であり、 圧力室を画成するハウジングと、 前記ハウジングに取り付けられて、前記圧力室を定圧室
と変圧室とに区画する可動壁と、 外端部に開口を備え、前記可動壁に連結されたパワーピ
ストンと、 前記パワーピストン内に設けられた入力部材であって、
該入力部材はブレーキ操作によって略前記装置の入出力
軸方向に沿って移動可能とされ、 前記パワーピストン内に前記入出力軸方向に移動可能に
設置され、且つ前記入力部材に連結された伝達部材と、 前記パワーピストン内に設けられ、前記伝達部材の移動
によって略前記入出力軸方向に沿って移動可能とされた
プランジャ部材と、 前記プランジャ部材と一体的に形成された大気制御用シ
ール弁と、 前記パワーピストンの内面に形成された負圧制御用シー
ル弁と、 第1付勢手段によって前記大気制御用シール弁側及び前
記負圧制御用シール弁側に向かって付勢されて、前記大
気制御シール弁及び前記負圧制御用シール弁に対し接合
し又は離脱するシール部を備えたコントロールバルブ
と、 前記入力部材を付勢して、通常状態において前記大気制
御用シール弁を前記シール部に接合させ、且つ前記負圧
制御用シール弁を該シール部から離脱させる第2付勢手
段と、 前記プランジャ部材と前記伝達部材の間に介装され、該
プランジャ部材を前記シール部に向けて付勢する第3付
勢手段と、 前記定圧室と前記変圧室の圧力差により発生する前記可
動壁に加わる推進力に応じた反力を前記伝達部材に印加
する反作用部材と、 前記可動壁の移動に伴って発生する前記パワーピストン
の推進力を、前記反作用部材を介して、前記装置外へ出
力する出力部材と、及び、 前記プランジャ部材を略前記入出力軸に沿って移動させ
るソレノイドと、 を有する前記真空倍力装置であって、 前記伝達部材と前記プランジャ部材とは、前記ソレノイ
ドによって該プランジャ部材が出力側に該伝達部材に対
し相対的に第1の所定値分移動された際に作用する、該
プランジャ部材が該伝達部材に対して前記第1の所定値
を超える相対的な移動をすることを規制する規制部分を
備えたことを特徴とする真空倍力装置。 - 【請求項2】前記規制部分は、前記伝達部材と前記プラ
ンジャ部材とに設けられた当接面であり、該規制部分は
非作動状態で互いに第1の所定値分離間し、且つ前記プ
ランジャ部材が前記ソレノイドによって出力側に動かさ
れた場合互いに当接し、 さらに、前記装置は前記伝達部材が前記パワーピストン
に対して前記入力側へ第2の所定値分相対的に移動する
ことを許容する許容機構を備え、該許容機構は、無作動
状態において前記第2の所定値分離間して、互いに対向
する前記伝達部材の出力側端部の入力側を向いた面と該
伝達部材の出力側端部を収容する部位の出力側を向いた
面とのクリアランスであることを特徴とする請求項1記
載の真空倍力装置。 - 【請求項3】前記第1の所定値が入力量の変化に応じて
変化することによって、前記第1及び第2の作動線上の
「出力/入力」比が互いに異なることを特徴とする請求
項2記載の真空倍力装置。 - 【請求項4】前記第1の所定値が入力荷重の増大に伴っ
て大きくなることを特徴とする請求項3記載の真空倍力
装置。 - 【請求項5】前記伝達部材の構成の中に少なくとも一つ
の弾性部材を配設して前記第1の所定値を変化しうるよ
うにしたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載
の真空倍力装置。 - 【請求項6】前記伝達部材は、前記入力部材の出力側先
端部と係合した入力受け部材と、前記入力受け部材に接
続して凹部を備える第1伝達要素と、を含み、 前記弾性部材が前記第1伝達要素の凹部に収容されて、
前記弾性体の入力側端面は前記入力受け部材の出力側端
面に対向し、その出力側端面は第1伝達要素の凹部底面
に対向し、 前記入力受け部材の入力側先端面である当接面と、前記
プランジャ部材の入力側先端部にある内周側フランジ部
である当接面との間には、クリアランスが設定され、無
作動状態において前記クリアランスは前記第1の所定値
を有することを特徴とする請求項5に記載の真空倍力装
置。 - 【請求項7】前記入力部材はロッド状に形成され、前記
パワーピストンの外端開口から前記パワーピストン外へ
延出し、 前記出力部材はロッド状にそれぞれ形成され、 前記反作用部材はディスク状に形成され、 前記シール部は実質的に環状に形成されて前記コントロ
ールバルブの一端に設けられ、 前記大気制御用シール弁は、実質的に環状に且つ前記プ
ランジャ部材の入力側端部に一体的に形成され、 前記負圧制御用シール弁は実質的に略環状に且つ前記パ
ワーピストンの内面に入力側に向けて突出形成され、 前記第2付勢手段は前記コントロールバルブと前記入力
部材とを付勢し、 前記コントロールバルブは、その他端部にて前記パワー
ピストンの内面に気密的に固定され且つ中間部に伸縮部
を備え、 前記ソレノイドは電源に接続されて電力を供給される、 ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一に記載の真
空倍力装置。
Priority Applications (5)
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