JP3526439B2 - 眼鏡レンズ用コーティング組成物の製造方法 - Google Patents

眼鏡レンズ用コーティング組成物の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、保存安定性に優れた眼鏡レンズ
用コーティング組成物の製造方法に関するものである.
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック成形品に耐擦傷性や
審美性を付与する方法として、一般にその表面にコーテ
ィング組成物よりなる硬化被膜が設けられている。その
コーティング組成物の硬化触媒として、例えば、特公昭
61−33868号公報にはアミン化合物が、特公昭6
0−11727号公報には、アルミニウムや鉄のアセチ
ルアセトネート類が開示されている。
【0003】しかしながら、上記アセチルアセトネート
類は、硬化性は優れているもののコーティング組成物の
ポットライフに問題があった。コーティング組成物の保
存安定性(ポットライフ)を向上させることは、コーテ
ィング組成物は非常に高価であるが故にコスト上有益で
あり、さらに製造工程におけるコーティング組成物の交
換頻度が減るため、生産上においても有用であり、レン
ズ基材と硬化被膜との密着性が継続して得られることに
もなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、従来技術が有する欠点を克服し、製造上
の簡便さ、コーティング組成物のコストダウン、硬化被
膜物性の経時低下抑制を図ることができ、かつ保存安定
性に優れた眼鏡レンズ用コーティング組成物を製造する
方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、保存安定
性に優れた眼鏡レンズ用コーティング組成物を製造する
方法を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の保存安
定剤と硬化剤とを併用してコーティング組成物を製造す
ることにより、その目的を達成しうることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、(1)(A)金属酸化物コロイド
粒子と、(B)有機ケイ素化合物とを混合して、加水分
解した後に、(C)アセチルアセトネート金属塩と、
(D)脂肪族アミンとを添加することを特徴とする眼鏡
レンズ用コーティング組成物の製造方法、(2)上記
(1)に記載の製造方法により得られる眼鏡レンズ用コ
ーティング組成物、(3)プラスチックレンズ基材の表
面に、上記(2)記載のコーティング組成物を塗布した
のち、硬化処理することを特徴とする硬化被膜を有する
眼鏡用レンズの製造方法、及び(4)上記(3)に記載
の製造方法により得られる眼鏡用レンズ、を提供するも
のである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の眼鏡レンズ用コーティン
グ組成物の製造方法は、(A)金属酸化物コロイド粒子
と、(B)有機ケイ素化合物とを混合して、加水分解し
た後に、硬化剤として(C)アセチルアセトネート金属
塩と、コーティング組成物のポットライフを延長させる
ための(D)脂肪族アミンとを添加するものである。上
記コーティング組成物における(A)成分の金属酸化物
コロイド粒子としては、特に制限はなく、従来公知のも
のの中から、任意のものを選択して用いることができ
る。この金属酸化物コロイド粒子の例としては、酸化ア
ルミニウム、酸化チタン、酸化アンチモン、酸化スズ、
酸化ジルコニウム、酸化ケイ素、酸化セリウム、酸化鉄
などの単体金属酸化物微粒子、あるいは、特開平6−2
5603号公報に開示されている酸化スズ−酸化ジルコ
ニウム−酸化タングステンの複合体微粒子、特開平3−
217230号公報に開示されている酸化スズ−酸化タ
ングステンの複合体微粒子、特開平8−113760号
公報に開示されている酸化チタン、酸化セリウム、及び
酸化ケイ素の複合金属酸化物微粒子、特開平10−30
6258号公報に開示されている酸化チタン−酸化ジル
コニウム−酸化スズの複合体微粒子、特開平9−219
01号公報に開示されている酸化チタン−酸化ジルコニ
ウム−酸化ケイ素の複合体微粒子、酸化第二スズ−酸化
ジルコニウム−酸化タングステンの複合体微粒子などの
複合体微粒子を挙げることができる。この金属酸化物コ
ロイド粒子の平均粒径は、通常1〜500nmの範囲で
選定される。この(A)成分の金属酸化物コロイド粒子
は一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて
用いてもよい。(A)成分の配合量は、(B)成分の有
機ケイ素化合物100重量部あたり、固形分として1〜
500重量部、好ましくは10〜200重量部、より好
ましくは50〜150重量部である。
【0007】(B)成分の有機ケイ素化合物としては、
例えば、一般式(I) (R1)a (R3)b Si(OR2)4-(a+b) (I) (式中、R1 及びR3 はそれぞれ独立して、官能基を有
する若しくは有しない炭素数1〜10の一価の炭化水素
基、R2 は炭素数1〜8のアルキル基、炭素数6〜10
のアリール基、炭素数7〜10のアラルキル基または炭
素数1〜8のアシル基、a及びbはそれぞれ0または1
を示し、複数のOR2 はたがいに同一でも異なっていて
もよい。)で表される化合物、及び一般式(II)
【0008】
【化2】
【0009】(式中、R4 及びR5 は、それぞれ独立し
て、官能基を有する若しくは有しない炭素数1〜5の一
価の炭化水素基、X1 及びX2 は、それぞれ独立して、
炭素数1〜4のアルキル基または炭素数1〜4のアシル
基、Yは炭素数1〜20の二価の炭化水素基、x及びy
はそれぞれ0または1を示し、複数のX1 はたがいに同
一でも異なっていてもよく、また、複数のX2 は互いに
同一でも異なっていてもよい。)で表される化合物並び
にそれらの加水分解物の中から選ばれる少なくとも一種
を用いることができる。
【0010】前記一般式(I)において、R1 及びR3
で示される炭素数1〜10の一価の炭化水素基として
は、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のア
ルケニル基、炭素数6〜10のアリール基、炭素数7〜
10のアラルキル基を挙げることができる。上記のアル
キル基及びアルケニル基は、直鎖状、分岐状、環状のい
ずれであってもよい。炭素数1〜10のアルキル基の例
としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブ
チル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、オクチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基
などが挙げられ、炭素数2〜10のアルケニル基の例と
しては、ビニル基、アリル基、ブテニル基、ヘキセニル
基、オクテニル基などが挙げられる。また、炭素数6〜
10のアリール基の例としては、フェニル基、トリル
基、キシリル基、ナフチル基などが挙げられ、炭素数7
〜10のアラルキル基の例としては、ベンジル基、フェ
ネチル基、ナフチルメチル基などが挙げられる。これら
の炭化水素基には官能基が導入されていてもよく、該官
能基としては、例えばハロゲン原子、グリシドキシ基、
エポキシ基、アミノ基、シアノ基、メルカプト基、(メ
タ) アクリルオキシ基などが挙げられる。この官能基を
有する炭素数1〜10の一価の炭化水素基の例として
は、グリシドキシメチル基、α−グリシドキシエチル
基、β−グリシドキシエチル基、α−グリシドキシプロ
ピル基、β−グリシドキシプルピル基、γ−グリシドキ
シプロピル基、α−グリシドキシブチル基、β−グリシ
ドキシブチル基、γ−グリシドキシブチル基、δ−グリ
シドキシブチル基、(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル) メチル基、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル) エチル基、γ−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル) プロピル基、δ−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル) ブチル基、クロロメチル基、γ−クロロプロピル
基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、γ−メタク
リルオキシプロピル基、γ−アクリルオキシプロピル
基、γ−メルカプトプロピル基、β−シアノエチル基、
N−( β−アミノエチル) −γ−アミノプロピル基、γ
−アミノプロピル基などが挙げられる。一方、R2 のう
ち炭素数1〜8のアルキル基は直鎖状、分岐状、環状の
いずれであってもよく、その例としては、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基などが挙げられ、炭素数6〜10のアリ
ール基の例としては、フェニル基、トリル基、キシリル
基などが挙げられ、炭素数7〜10のアラルキル基の例
としては、ベンジル基、フェネチル基などが挙げられ
る。また、炭素数1〜8のアシル基としては、例えばア
セチル基などが挙げられる。a及びbはそれぞれ0また
は1を示し、複数のOR2 はたがいに同一でも異なって
いてもよい。
【0011】前記一般式(I)で表される化合物の例と
しては、メチルシリケート、エチルシリケート、n−プ
ロピルシリケート、イソプロピルシリケート、n−ブチ
ルシリケート、sec−ブチルシリケート、tert−
ブチルシリケート、テトラアセトキシシラン、メチルト
リメトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチ
ルトリアセトキシシラン、メチルトリブトキシシラン、
メチルトリアミロキシシラン、メチルトリフェノキシシ
ラン、メチルトリベンジルオキシシラン、メチルトリフ
ェネチルオキシシラン、グリシドキシメチルトリエトキ
シシラン、グリシドキシメチルトリメトキシシラン、α
−グリシドキシエチルトリメトキシシラン、α−グリシ
ドキシエチルトリエトキシシラン、β−グリシドキシエ
チルトリエトキシシラン、α−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、α−グリシドキシプロピルトリエト
キシシラン、β−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、β−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリプロポキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリフェノキシシラン、α−グリシドキシブチ
ルトリメトキシシラン、α−グリシドキシブチルトリエ
トキシシラン、β−グリシドキシブチルトリメトキシシ
ラン、β−グリシドキシブチルトリエトキシシラン、γ
−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシブチルトリエトキシシラン、δ−グリシドキシブ
チルトリメトキシシラン、δ−グリシドキシブチルトリ
エトキシシラン、(3,4−エポキシシクロヘキシル)
メチルトリエトキシシラン、(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)メチルトリメトキシシラン、β−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメ
トキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリプロポキシシラン、β−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリブトキシシラン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリフェノ
キシシラン、γ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
プロピルトリメトキシシラン、γ−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)プロピルトリエトキシシラン、δ−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)ブチルトリメトキ
シシラン、δ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)ブ
チルトリエトキシシラン、グリシドキシメチルメチルジ
メトキシシラン、グリシドキシメチルメチルジエトキシ
シラン、α−グリシドキシエチルメチルジメトキシシラ
ン、α−グリシドキシエチルメチルジエトキシシラン、
β−グリシドキシエチルメチルジメトキシシラン、β−
グリシドキシエチルメチルジエトキシシラン、α−グリ
シドキシプロピルメチルジメトキシシラン、α−グリシ
ドキシプロピルメチルジエトキシシラン、β−グリシド
キシプロピルメチルジメトキシシラン、α−グリシドキ
シプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルメチルジプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルメチルジブトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルメチルジフェノキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルエチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
エチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルビ
ニルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルビニ
ルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルフェニ
ルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルフェニ
ルジエトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチ
ルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリアセトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキ
シシラン、フェニルトリアセトキシシラン、γ−クロロ
プロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリ
アセトキシシラン、3,3,3−トリフルオロプロピル
トリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルト
リメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラ
ン、β−シアノエチルトリエトキシシラン、クロロメチ
ルトリメトキシシラン、クロロメチルトリエトキシシラ
ン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルメチルジメトキシシラン、N−(β−アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、ジ
メチルジメトキシシラン、フェニルメチルジメトキシシ
ラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルメチルジエ
トキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジエトキシシ
ラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、ジ
メチルジアセトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプ
ロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメ
チルジエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラ
ン、メチルビニルジエトキシシランなどが挙げられる。
【0012】一方、前記一般式(II)において、X1 及び
2 のうちの炭素数1〜4のアルキル基としては、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、ter
t−ブチル基などが挙げられ、炭素数1〜4のアシル基
としては、例えばアセチル基が好ましく挙げられる。こ
のX1 及びX2 はたがいに同一でも異なっていてもよ
い。また、R4 及びR5で示される炭素数1〜5の一価
の炭化水素基としては、炭素数1〜5のアルキル基及び
炭素数2〜5のアルケニル基が挙げられる。これらは直
鎖状、分岐状のいずれであってもよく、アルキル基の例
としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、ter
t−ブチル基、ペンチル基などが挙げられ、アルケニル
基の例としては、ビニル基、アリル基、ブテニル基など
が挙げられる。これらの炭化水素基には官能基が導入さ
れていてもよく、該官能基及び官能基を有する炭化水素
基としては、前記一般式(I)のR1 及びR3 の説明で
例示したものと同じものを挙げることができる。このR
4 及びR5 は、たがいに同一であっても異なっていても
よい。Yで示される炭素数1〜20の二価の炭化水素基
としては、アルキレン基及びアルキリデン基が好まし
く、例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブ
チレン基、ペンチレン基、へキシレン基、オクチレン
基、エチリデン基、プロピリデン基などを挙げることが
できる。x及びyはそれぞれ0または1を示し、複数の
OX1 はたがいに同一でも異なっていてもよく、また、
複数のOX2 はたがいに同一でも異なっていてもよい。
【0013】前記一般式(II)で表される化合物の例とし
ては、メチレンビス(メチルジメトキシシラン)、エチ
レンビス(エチルジメトキシシラン)、プロピレンビス
(エチルジエトキシシラン)、ブチレンビス(メチルジ
エトキシシラン)などが挙げられる。本発明のコーティ
ング組成物においては、(B)成分の有機ケイ素化合物
として、前記一般式(I)、(II)で表される化合物及び
その加水分解物の中から適宜一種選択して用いてもよ
く、二種以上を選択し、組み合わせて用いてもよい。ま
た、加水分解物は一般式(I)、(II)で表される化合物
に、水酸化ナトリウムやアンモニウム水溶液などの塩基
性水溶液、塩酸水溶液、酢酸水溶液やクエン酸水溶液な
どの酸性水溶液を添加し攪拌することにより調製するこ
とができる。
【0014】本発明のコーティング組成物において、
(C)成分のアセチルアセトネート金属塩は、硬化剤と
しての機能を有するものである。アセチルアセトネート
金属塩としては、 M1(CH3 COCHCOCH3 n1(OR6 n2 (式中、M1 はZn(II)、Ti(IV)、Co(II)、Fe(I
I)、Cr(III) 、Mn(II)、V(III) 、V(IV)、Ca(I
I)、Co(III) 、Cu(II)、Mg(II)、Ni(II)、R6
は炭素数1〜8の炭化水素基、n1 +n2 はMの価数に
相当する数字で2,3または4であり、n2 は0,1ま
たは2である。)で表わされる金属錯体化合物が挙げら
れる。R6 としては、前記一般式(I)において例示し
た炭素数1〜10の炭化水素基のうち炭素数1〜8のも
のを挙げることができる。(C)成分のアセチルアセト
ネート金属塩は、(B)成分の有機ケイ素化合物100
重量部あたり、0.001〜50重量部配合することが好
ましく、0.1〜10重量部がより好ましい。この配合量
が0.001重量部未満ではコーティング組成物の硬化性
が十分でなく、50重量部を超えると硬化被膜の膜物性
の低下をきたすおそれがある。本発明において、(D)
成分の脂肪族アミンは、前記(A)成分、(B)成分、
(C)成分を含むコーティング組成物においてポットラ
イフを延長させるための可使延長剤として機能する。な
お、(D)成分は、コーティング組成物の硬化剤と知ら
れているが、コーティング組成物のポットライフを延長
させる機能を有することは知られていなかった。脂肪族
アミンとしては、例えば NR7 8 9 (式中、Nは窒素を、R7 ,R8 及びR9 は水素または
脂肪族基を示す。)で表されるものを挙げることができ
る。具体的には、例えば、アリルアミン、ジアリルアミ
ン、i−プロピルアミン、プロピルアミン、ブチルアミ
ン、i−ブチルアミン、t−ブチルアミン、sec−ブ
チルアミン、メチルアミン、エチルアミン、ジエチルア
ミン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミン、ジイソプ
ロピルアミン、トリ−n−オクチルアミン、エトキシプ
ロピルアミン、メトキシプロピルアミン等が挙げられ
る。(D)成分は、(B)成分の有機ケイ素化合物10
0重量部あたり、0.001〜10重量部配合することが
好ましく、0.01〜10重量部がより好ましい。い。こ
の配合量が0.001重量部未満ではコーティング組成物
の保存安定性の向上が認められず、10重量部を超える
と硬化被膜の膜物性の低下をきたすおそれがある。
【0015】本発明の製造方法においては、(A)成分
と(B)成分とを混合した後に、(C)成分及び(D)
成分を添加する。特に好ましくは、(A)成分と(B)
成分とを混合し、加水分解が終了した後に(C)成分及
び(D)成分を添加することである。かかる手順によ
り、ポットライフが長く、耐擦傷性、レンズ基材との密
着性に優れたコーティング組成物を得ることができる。
本発明のコーティング組成物には、所望により、塗布時
における濡れ性を向上させ硬化被膜の平滑性を向上させ
る目的で各種の有機溶剤や界面活性剤を含有させること
もできる. さらに、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定
剤老化防止剤、等もコーティング組成物および硬化被膜
の物性に影響を与えない限り添加することも可能であ
る。
【0016】本発明の眼鏡用レンズに用いるプラスチッ
クレンズ基材としては、例えばメチルメタクリレート単
独重合体、メチルメタクリレートと一種以上の他のモノ
マーとをモノマー成分とする共重合体、ジエチレングリ
コールビスアリルカーボネート単独重合体、ジエチレン
グリコールビスアリルカーボネートと一種以上の他のモ
ノマーとをモノマー成分とする共重合体、イオウ含有共
重合体、ハロゲン含有共重合体、ポリカーボネート、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、不飽和ポリエステル、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリウレタン、ポリチオウ
レタンなどが挙げられる。本発明の眼鏡用レンズは、上
記プラスチックレンズ基材表面に、本発明のコーティン
グ組成物を塗布したのち、硬化処理して、硬化被膜を形
成したものである。本発明のコーティング組成物を用い
ると、プラスチックレンズ基材に予め物理的処理や化学
的処理を施さなくとも、基材に対する密着性に優れた硬
化被膜を形成させることができるが、もちろん、従来公
知の密着性を向上させるための処理、例えば、酸、アル
カリ、各種有機溶媒による化学的処理、プラズマ、紫外
線等による物理的処理、各種洗剤を用いる洗剤処理、サ
ンドブラスト処理、更には各種樹脂を用いたプライマー
処理を予め基材に施すことによって、レンズ基材と硬化
被膜との密着性をさらに向上させることができる。プラ
スチックレンズ基材表面にコーティング組成物を塗布す
る手段としては、例えばディッピング法、スピンコーテ
ィング法、スプレー法など、通常行われる方法が適用で
きるが、面精度の面から、ディッピング法及びスピンコ
ーティング法が特に望ましい。コーティング組成物の硬
化は、熱風乾燥または活性エネルギー線照射によって行
い、硬化条件としては、70〜200℃の熱風中にて行
うのがよく、特に好ましくは90〜150℃が望まし
い。なお活性エネルギー線としては遠赤外線等があり、
熱による損傷を低く抑えることができる。
【0017】
【実施例】次に本発明を実施例により、さらに詳しく説
明するが、本発明は、これらの例によって何ら限定され
るものではない。 製造例変性酸化第二スズ−酸化ジルコニウムケイ素複合体メタ
ノール水性ゾルの製造 <酸化第二スズ水性ゾルの調製>金属スズ粉末と塩酸水
溶液と過酸化水素水溶液との反応により得られた比重1.
420、pH0.40、攪拌直後の粘度32mPa・s、
SnO2 含量33.0重量%、HCl含量2.56重量%、
電子顕微鏡による紡錘状コロイド粒子径10nm以下、
BET法による粒子の比表面積120m2 /g、この比
表面積からの換算粒子径7.2nm、米国コールター社製
4 装置による動的光散乱法粒子径107nm、淡黄色
透明の酸化第二スズ水性ゾル1200gを水10800
gに分散させた後、これにイソプロピルアミン4.8gを
加え、次いで、この液を水酸基型陰イオン交換樹脂充填
のカラムに通すことにより、アルカリ性の酸化第二スズ
水性ゾル13440gを得た。このゾルは、安定であ
り、コロイド色を呈しているが、透明性が非常に高く、
比重1.029、pH9.80、粘度1.4mPa・s、Sn
2 含量2.95重量%、イソプロピルアミン含量0.03
6重量%であった。
【0018】(a)工程 試薬のオキシ塩化ジルコニウム(ZrOCl2 ・8H2
O)を水に溶解して調製したオキシ塩化ジルコニウム水
溶液(ZrO2 として2.0重量%)3043g(ZrO
2 として60.87g含有する。)に攪拌下に、室温で、
上記調製したアルカリ性の酸化第二スズ水性ゾル107
91g(SnO2 として409.5g)を添加し、二時間
攪拌を続行した。混合液はZrO2 /SnO2 重量比0.
15、pH1.50でコロイド色を有する透明性の良好な
ゾルであった。 (b)工程(酸化第二スズ−酸化ジルコニウム複合ゾル
の作製) (a)工程で調製した混合液を攪拌下に、90℃で5時
間加熱処理を行い、酸化第二スズ−酸化ジルコニウム複
合ゾル13834gを得た。このゾルはSnO 2 として
2.96重量%、ZrO2 として0.44重量%、SnO2
+ZrO2 として3.40重量%、pH1.45で、粒子径
9.0nm、コロイド色を有するが、透明性は良好であっ
た。
【0019】(c)工程(酸化タングステン−酸化第二
スズ−二酸化ケイ素複合ゾルの作製) 3号珪そう(SiO2 として29.0重量%含有する。)
113gを水2353.7gに溶解し、次いで、タングス
テン酸ナトリウムNa2 WO4 ・2H2 O(WO3 とし
て71重量%含有する。)33.3gおよびスズ酸ナトリ
ウムNaSnO 3 ・H2 O(SnO2 として55重量%
含有する。)42.45gを溶解する。次いでこれを水素
型陽イオン交換樹脂のカラムに通すことにより酸性の酸
化タングステン−酸化第二スズ−二酸化ケイ素複合ゾル
(pH2.1、WO3 として0.75重量%、SnO2 とし
て0.75重量%、SiO2 として1.00重量%を含有
し、WO3 /SnO2 重量比1.0、SiO2 /SnO2
重量比1.33であり、粒子径2.5nmであった。)31
50gを得た。
【0020】(d)工程 (c)工程で調製した酸化タングステン−酸化第二スズ
−二酸化ケイ素複合ゾル3150g(WO3 +SnO2
+SiO2 として78.83gを含有する。)に攪拌下
に、室温で(b)工程で調製した酸化第二スズ−酸化ジ
ルコニウム複合ゾル11592.6g(ZrO2 +SnO
2 として394.1g含有する。)を20分で添加し、3
0分間攪拌を続行した。得られた混合液は酸化第二スズ
−酸化ジルコニウム複合コロイド(ZrO2 +Sn
2 )と酸化タングステン−酸化第二スズ−二酸化ケイ
素複合コロイド(WO3 +SnO2 +SiO2 )の比は
(WO3+SnO2 +SiO2 )/(ZrO2 +SnO
2 )重量比0.20、pH2.26、全金属酸化物3.2重量
%であり、コロイド粒子のミクロ凝集による白濁傾向を
示した。
【0021】(e)工程(変性酸化第二スズ−酸化ジル
コニウム複合ゾルの完成) (d)工程で得た混合液14742.6gにジイソブチル
アミンを9.5g添加し、次いで水酸基型陰イオン交換樹
脂(アンバーライト410)を充填したカラムに室温で
通液、次いで80℃で1hr加熱熟成することにより変
性された酸化第二スズ−酸化ジルコニウム複合水性ゾル
(希薄液)16288gを得た。このゾルは全金属酸化
物2.90重量%、pH10.43で、コロイド色は呈する
が透明性は良好であった。(e)工程で得られた変性さ
れた酸化第二スズ−酸化ジルコニウム複合水性ゾル(希
薄液)を、分画分子量5万の限外濾過膜の濾過装置によ
り室温で濃縮し、高濃度の変性された酸化第二スズ−酸
化ジルコニウム複合水性ゾル2182gを得た。このゾ
ルはpH8.71、全金属酸化物(ZrO2 +SnO2
WO3 +SiO2 )18.3重量%で、安定であった。上
記高濃度の変性された酸化第二スズ−酸化ジルコニウム
複合水性ゾル2182gに攪拌下に、室温で酒石酸4.0
g、ジイソブチルアミン6.0g、消泡剤(サンノプコ社
製SNディフォーマー483)1滴を加え、1時間攪拌
した。このゾルを攪拌機付き反応フラスコで常圧下、メ
タノール20リットルを少しずつ加えながら水を留去す
ることにより、水性ゾルの水をメタノールで置換した変
性された酸化第二スズ−酸化ジルコニウム複合メタノー
ルゾル1171gを得た。このゾルは比重1.124、p
H7.45(水との等重量混合物)、粘度2.3mPa・
s、全金属酸化物(ZrO2 +SnO2 +WO3 +Si
2 )32.7重量%、水分0.47重量%、電子顕微鏡観
察による粒子径は10〜15nmであった。このゾルは
コロイド色を呈し、透明性が高く、室温で3ケ月放置後
も沈降物の生成、白濁、増粘などの異常は認められず安
定であった。またこのゾルの乾燥物の屈折率は1.76で
あった。
【0022】実施例1 (1)コーティング組成物の調製 5℃雰囲気下、(B)成分であるγ−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン15重量部と、(A)成分であ
る製造例で得られた変性酸化第二スズ−酸化ジルコニウ
ムケイ素複合体メタノールゾル49重量部を混合し、1
時間攪拌した。その後、0.001規定塩酸3.5重量部を
添加し、50時間攪拌した。その後、溶媒としてプロピ
レングリコールモノメチルエーテル(PGM)30重量
部、(C)成分であるアルミニウムトリスアセチルアセ
トネート(AL−AA)0.6重量部、(D)成分である
ジイソブチルアミン0.01重量部を順次添加し、80時
間攪拌した。得られた溶液を0.5μmのフィルターでろ
過したものをコーティング組成物とした。 (2)基材前処理 レンズ基材〔ホーヤ株式会社製,アイアス(屈折率1.6
0)〕を60℃、水酸化ナトリウム水溶液中に、超音波
28kHz印加の下、180秒間浸漬し、その後、超音
波28kHz印加の下イオン交換水を用いて180秒間
洗浄した。最後に、70℃雰囲気下、乾燥させる一連の
工程を基材前処理とした。 (3)硬化膜の形成 前処理を施したレンズ基材アイアスを、ディッピング法
にてコーティング組成物に30秒間浸漬し、30cm/
分にて引き上げた基材を、120℃、60分間条件にて
硬化被膜を形成した。
【0023】実施例2 実施例1においてジイソブチルアミンの代わりにi−プ
ロピルアミンを用いた以外は、実施例1と同様にしてコ
ーティング組成物を調製し、同様にしてレンズ基材アイ
アスに硬化被膜を形成した。 実施例3 実施例1においてγ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシランの代わりにγ−メタクリロイルオキシプロピル
トリメトキシシランを用いた以外は、実施例1と同様に
してコーティング組成物を調製し、同様にしてレンズ基
材アイアスに硬化被膜を形成した。
【0024】実施例4 実施例1においてγ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシランの代わりにγ−メタクリロイルオキシプロピル
トリメトキシシランを用い、ジイソプロピルアミンの代
わりにi−プロピルアミンを用いた以外は、実施例1と
同様にしてコーティング組成物を調製し、同様にしてレ
ンズ基材アイアスに硬化被膜を形成した。 実施例5 実施例1においてレンズ基材アイアスの代わりにジエチ
レングリコールビスアリルカーボネート基材を用いた以
外は、実施例1と同様にしてコーティング組成物を調製
し、同様にしてレンズ基材アイアスに硬化被膜を形成し
た。 実施例6 実施例1で用いたゾルの代わりに、特開平6−2560
3号公報に記載されているメタノール分散酸化第二スズ
−酸化タングステン−酸化ジルコニウム複合体コロイド
粒子を用いた以外は、実施例1と同様にしてコーティン
グ組成物を調製し、同様にしてレンズ基材アイアスに硬
化被膜を形成した。
【0025】比較例1 実施例1においてジイソブチルアミンを用いない以外
は、実施例1と同様にしてコーティング組成物を調製
し、同様にしてレンズ基材アイアスに硬化被膜を形成し
た。 比較例2 実施例3においてジイソブチルアミンを用いない以外
は、実施例3と同様にしてコーティング組成物を調製
し、同様にしてレンズ基材アイアスに硬化被膜を形成し
た。 比較例3 実施例5においてジイソブチルアミンを用いない以外
は、実施例5と同様にしてコーティング組成物を調製
し、同様にしてレンズ基材アイアスに硬化被膜を形成し
た。 比較例4 実施例6においてジイソブチルアミンを用いない以外
は、実施例6と同様にしてコーティング組成物を調製
し、同様にしてレンズ基材アイアスに硬化被膜を形成し
た。 比較例5 実施例1において、硬化剤であるAL−AAを用いない
以外は、実施例1と同様にしてコーティング組成物を調
製し、同様にしてレンズ基材アイアスに硬化被膜を形成
した。 比較例6 実施例1において、(D)成分であるジイソブチルアミ
ン0.01重量部を(B)成分であるγ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシランに添加し、さらに(A)成分
である変性酸化第二スズ−酸化ジルコニウムケイ素複合
体メタノールゾルを添加した以外は、実施例1と同様に
してコーティング組成物を調製し、同様にしてレンズ基
材アイアスに硬化被膜を形成した。 比較例7 実施例1において、(B)成分であるγ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシランに(D)成分であるジイソ
ブチルアミンを添加し、その後、(A)成分であるゾル
を加え、塩酸にて加水分解した以外は、実施例1と同様
にしてコーティング組成物を調製し、同様にしてレンズ
基材アイアスに硬化被膜を形成した。なお、各成分の添
加量は、実施例1と同様である。 比較例8 実施例1 において、(D)成分であるジイソブチルアミ
ン0.01重量部を(A)成分であるゾルに添加した以外
は、実施例1と同様にしてコーティング組成物を調製
し、同様にしてレンズ基材アイアスに硬化被膜を形成し
た。
【0026】
,<保存安定性評価方法>コーティング
組成物の保存安定性は、硬化被膜と基材レンズとの密着
安定性の延長と考え、30℃下にて保存してコーティン
グ組成物に熱負荷を与えることにより、密着性を評価し
た。クロスハッチテストにより、密着性100/100
が継続して得られる日数をコーティング組成物の保存安
定性の尺度とした。保存0日における密着性は100/
100である。クロスハッチテストは、硬化膜に1.5 m
m間隔で100目クロスカットし、このクロスカットし
た所に粘着テープ(商品名:セロテープ ニチバン
(株)製品)を強く貼り付けた後、粘着テープを急速に
剥がした後の硬化膜の剥離の有無を調べることにより行
った。判定基準は、100/100が継続して7日以上
得られるコーティング組成物を○、3日以上7日未満の
場合を△、3日未満の場合を×とした。耐擦傷性の評価
方法についてはスチールウールのスクラッチテストを行
ったときに、初期の硬化膜硬度を7日以上維持できたも
のを◎、3日以上7日未満の場合を○、3日未満であっ
た場合を×とした。これらの結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】表1に示す結果から分かるように、実施例
1〜6の硬化被膜は、100/100の密着性が継続的
に7日以上得られ、コーティング組成物の保存安定性が
向上していることがわかる。これに対して、比較例1及
び3〜5の硬化被膜の密着性は何れも7日未満で低下
し、これは30℃下における保存においてコーティング
組成物の保存安定性が低下したためと考えられる。また
比較例2のものは、密着安定性は優れているものの、2
0℃静置を省いたためにクラックが発生しレンズ外観を
大きく損なうものであった。比較例6と8のものは、保
存安定性は良いものの、硬化被膜としての透明性に劣
り、比較例7のものの保存安定性は向上しなかった。
【0029】
【発明の効果】本発明の製造方法により得られた眼鏡レ
ンズ用コーティング組成物は保存安定性に優れるもので
あり、この組成物により形成された硬化被膜はプラスチ
ックレンズ基材との密着性が優れるため、コスト的、生
産的にも有用である。また、保存安定剤の添加による硬
化膜物性の低下は一切認められないものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−177052(JP,A) 特開 平7−166131(JP,A) 特開 平6−25603(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 183/00,183/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)金属酸化物コロイド粒子と、(B)
    有機ケイ素化合物とを混合して、加水分解した後に
    (C)アセチルアセトネート金属塩と、(D)脂肪族ア
    ミンとを添加することを特徴とする眼鏡レンズ用コーテ
    ィング組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】 (B)成分の有機ケイ素化合物が、一般
    式(I) (R1)a (R3)b Si(OR2)4-(a+b) (I) (式中、R1 及びR3 はそれぞれ独立して、官能基を有
    する若しくは有しない炭素数1〜10の一価の炭化水素
    基、R2 は炭素数1〜8のアルキル基、炭素数6〜10
    のアリール基、炭素数7〜10のアラルキル基または炭
    素数1〜8のアシル基、a及びbはそれぞれ0または1
    を示し、複数のOR2 はたがいに同一でも異なっていて
    もよい。)で表される化合物、及び一般式(II) 【化1】 (式中、R4 及びR5 は、それぞれ独立して、官能基を
    有する若しくは有しない炭素数1〜5の一価の炭化水素
    基、X1 及びX2 は、それぞれ独立して、炭素数1〜4
    のアルキル基または炭素数1〜4のアシル基、Yは炭素
    数1〜20の二価の炭化水素基、x及びyはそれぞれ0
    または1を示し、複数のX1 はたがいに同一でも異なっ
    ていてもよく、また、複数のX2 は互いに同一でも異な
    っていてもよい。)で表される化合物並びにそれらの加
    水分解物の中から選ばれる少なくとも一種である請求項
    1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 (B)成分の有機ケイ素化合物100重
    量部あたり、(A)成分の金属酸化物コロイド粒子を固
    形分として1〜500重量部の割合で使用し、かつ
    (D)成分0.001〜10重量部の割合で使用すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 (A)成分の金属酸化物コロイド粒子
    が、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化スズ、酸化ジルコ
    ニウム、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化タングステン、
    酸化アンチモン及びこれらの複合酸化物の微粒子の中か
    ら選ばれる少なくとも一種である請求項1〜3のいずれ
    かに記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記(D)成分と(C)成分とを、
    (A)成分と(B)成分との反応後に添加することを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の製造方
    法により得られる眼鏡レンズ用コーティング組成物。
  7. 【請求項7】 プラスチックレンズ基材の表面に、請求
    項6記載のコーティング組成物を塗布したのち、硬化処
    理することを特徴とする硬化被膜を有する眼鏡用レンズ
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の製造方法により得られる
    眼鏡用レンズ。
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