JPH08113760A - コーティング用組成物 - Google Patents

コーティング用組成物

Info

Publication number
JPH08113760A
JPH08113760A JP6249867A JP24986794A JPH08113760A JP H08113760 A JPH08113760 A JP H08113760A JP 6249867 A JP6249867 A JP 6249867A JP 24986794 A JP24986794 A JP 24986794A JP H08113760 A JPH08113760 A JP H08113760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
coating composition
film
fine particles
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6249867A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Takeshita
克義 竹下
Takeaki Iriyou
毅明 井領
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP6249867A priority Critical patent/JPH08113760A/ja
Publication of JPH08113760A publication Critical patent/JPH08113760A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、塗膜に良好な透明性、光学特性、耐
久性と同時に無機物からなる反射防止膜との密着性、耐
久性とを兼ね備えることを実現し、同時に塗膜の屈折率
の調整を可能とし且つ塗液のポットライフも室温保存で
1ヶ月以上と長いことを実現する。 【構成】本発明は、少なくとも下記の成分(A),
(B),(C)および(D)を主成分とすることを特徴
とするコーティング用組成物に関するものである。 (A)酸化チタン、酸化セリウムおよび酸化ケイ素の複
合酸化物から構成され、その平均粒子径が1〜300m
μの無機微粒子 (B)少なくとも一個以上の重合可能な反応基を有する
有機ケイ素化合物 (C)一般式が Si(OR14 で表される有機ケイ素化合物(ここでR1は炭素数1〜
8の炭化水素基、アルコキシアルキル基、アシル基であ
る) (D)硬化触媒

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明なプラスチック材
料等の基材表面に塗布し、硬化させることにより得られ
た塗膜が、1.55〜1.70までの屈折率調節を可能
とし、且つ耐摩耗性・耐候性・耐水性・耐熱性等の耐久
性および透明性に優れたコーティング用組成物に関する
ものである。特に、その被膜上に無機物質からなる反射
防止膜を形成する際に用いるコーティング用組成物とし
て有用である。
【0002】
【従来の技術】現在使用されているプラスチック材料
は、ガラスと比較し、安全性、易加工性、ファッション
性、軽量性などにおいて優れており、さらに近年、ハー
ドコート加工技術および反射防止加工技術の開発によ
り、急速に普及してきた。しかし、屈折率はガラスレン
ズに比べ低いために、例えば近視用眼鏡レンズでは外周
部がガラスレンズに比べ厚くなるという欠点を有してい
る。このため合成樹脂製眼鏡レンズの分野では、高屈折
率樹脂材料によって薄型化を図る技術開発が積極的に行
われている。そのための技術提案として、特開昭59−
133211号公報、特開昭63−46213号公報、
特開平2−270859号公報などでは1.60さらに
はそれ以上の屈折率を有する高屈折率樹脂材料が提案さ
れている。
【0003】一方、プラスチック材料は傷が付き易いと
いう欠点がある為、シリコン系・アクリル系等のハード
コート被膜をプラスチック材料表面に設ける方法が一般
的に行われている。しかし、高屈折率樹脂材料に同様の
方法を適用した場合には、樹脂材料とコーティング膜の
屈折率差による干渉縞が発生し、外観不良の原因とな
る。この問題を解決するための技術提案として、特公昭
61−54331号公報、特公昭63−37142号公
報のようにシリコン系コーティング組成物に使われてい
る二酸化ケイ素微粒子のコロイド状分散体を高屈折率を
有するAl、Ti、Zr、Sn、Sbの無機酸化物微粒
子のコロイド状分散体に置き換えるといったコーティン
グ技術が開示されている。また、特開平1−30151
7号公報では、二酸化チタンと二酸化セリウムの複合系
ゾルの製造方法が開示されており、特開平2ー2649
02号公報ではTiとCeの複合無機酸化物微粒子、特
開平3ー68901号公報ではTi、CeおよびSiの
複合無機酸化物を有機ケイ素化合物で処理した微粒子を
コーティング組成物に用いる技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のコーテ
ィング技術の内、特公昭61−54331号公報、特公
昭63−37142号公報のコーティング用組成物は、
以下のような課題を有していた。例えば、Al、Zr、
Sn、Sbの無機酸化物微粒子のコロイド状分散体を
1.55以上の屈折率樹脂レンズのコーティング組成物
として用いた場合、シリコン系のコーティング組成物に
比べ塗布、硬化後の干渉縞の程度を改善できる。しか
し、Al、Sbの無機酸化物微粒子を用いた場合はコー
ティング被膜としての屈折率に限界があるため、1.6
0以上のレンズ基材に対しては干渉縞を完全に抑えるこ
とは不可能であった。これは、無機酸化物微粒子単体と
しては1.60以上の高い屈折率を有するものの、一般
にコーティング材料として用いる際には、塗膜の各種耐
久性や染色性を得るために、有機ケイ素化合物、エポキ
シ樹脂等を混合する。そのため、充填率が下がり被膜の
屈折率が基材レンズより低くなってしまうためである。
また、Zr、Snの無機酸化物微粒子を用いる場合は、
その分散性が不安定であるため多量に使うと透明な被膜
を得ることができなかった。一方、Tiの無機酸化物微
粒子のコロイド状分散体をコーティング用組成物として
用いた場合は、TiO2自身が前記無機酸化物に比べ高
い屈折率を有するために、形成された被膜は、1.60
前後さらにはそれ以上の高屈折率膜を提供し、同時に被
膜の屈折率の選択の幅も広くなるという長所がある。し
かし、TiO2は耐候性が極めて劣るため、TiO2から
形成される被膜では被膜中の有機ケイ素化合物の有機成
分の分解、エポキシ樹脂成分の分解さらには、樹脂基材
表面での被膜の劣化が起こり、その耐久性に課題があっ
た。
【0005】また、特開平2−264902号公報、特
開平3−68901号公報の二酸化チタン及び二酸化セ
リウムの複合微粒子を用いるコ−ティング組成物では、
二酸化セリウムを二酸化チタンの耐候性改良のために複
合化しているが、1.55〜1.60の屈折率に調節す
ると有機ケイ素化合物の添加量が多くなり、その被膜上
に無機物質からなる反射防止膜形成した際の耐久性に問
題が生じてくる。
【0006】そこで本発明は、これらの課題を解決する
ものであり、その目的とするところは、屈折率が1.5
5〜1.70の屈折率調節を可能とし、充分な各種耐久
性、および無色透明性を得ることができ、且つその被膜
上に無機物質からなる反射防止膜形成することを可能と
したコーティング組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの問題
点を解決するために鋭意検討を行なったところ、1.5
5〜1.70までの屈折率調節を可能とした上で塗膜の
透明性、及び耐摩耗性・耐候性・耐水性・耐熱性等の各
種耐久性に優れ、且つその塗膜上に無機物質からなる反
射防止膜形成を可能とすることを見い出した。
【0008】すなわち本発明は、少なくとも下記の成分
(A),(B),(C)および(D)を主成分とするこ
とを特徴とするコーティング用組成物に関するものであ
る。
【0009】(A)酸化チタン、酸化セリウムおよび酸
化ケイ素の複合酸化物から構成され、その平均粒子径が
1〜300mμの無機微粒子 (B)少なくとも一個以上の重合可能な反応基を有する
有機ケイ素化合物 (C)一般式が Si(OR14 で表される有機ケイ素化合物(ここでR1は炭素数1〜
8の炭化水素基、アルコキシアルキル基、アシル基であ
る) (D)硬化触媒 本発明において(A)成分は、二酸化チタン、二酸化セ
リウムおよび二酸化ケイ素で構成される複合微粒子であ
り、粒子径が1〜300mμの複合微粒子である。
【0010】二酸化チタンは、結晶構造により2.2〜
2.7とAl、Zr、Sn、Sbの無機酸化物に比べ高
い屈折率を有する無機酸化物である。しかし、二酸化チ
タン微粒子のコロイド状分散体とシリコン系カップリン
グ剤等を主成分とするコーティング液を塗布、硬化して
得られる被膜は、耐候性が劣り基材と被膜の密着性の低
下あるいは被膜中のビヒクル成分の分解による膜の劣化
が起こる。これは二酸化チタンが280−320nmの
紫外光を吸収し活性化するために起こるものと考えられ
る。このため二酸化チタンと二酸化セリウムを複合化す
ることで二酸化セリウムが二酸化チタンより高波長域か
ら紫外光を吸収し、二酸化チタンの活性化を防ぐことが
できる。この二種類の複合化において二酸化チタンの耐
候性を改良するための二酸化セリウムの混合割合はCe
2/TiO2(重量比)が0.05以上である必要があ
る。また二酸化セリウムがあまり多くなると屈折率が低
下するため10.0以下で使用するのが好ましい。
【0011】さらにこの二種の微粒子に二酸化ケイ素微
粒子を複合化させることで、得られる被膜の硬度の向上
と反射防止膜との密着性の向上を図ることができる。二
酸化ケイ素の混合割合としては、無機酸化物の全量に対
して5重量%から80重量%の範囲内が好ましく5重量
%以下では反射防止膜との密着性、耐久性が不充分とな
り80重量以上では屈折率がかなり低くなるためこの範
囲内で複合微粒子を作製する必要がある。
【0012】複合微粒子の平均粒子径は約1〜300m
μが好適である。平均粒子径が1μm以下の小さいもの
は作製が困難であり、コストが高くて実用的でなく、ま
た、300μmより大きなものは、透明感が低下する
為、上記範囲内のものが好ましい。この複合微粒子は請
求項2に記載したようにその複合形態としては、TiO
2とCeO2微粒子の固溶体を核とし、その表面をSiO
2で覆った場合に最も安定した耐候性を確保でき好まし
い。更にコーティング液とした時の分散安定性を高める
ために、この複合微粒子表面を有機ケイ素化合物または
アミン系化合物で処理したものを使用することも可能で
ある。この際用いられる有機ケイ素化合物としては、R
3SiX(Rはアルキル基、フェニル基、ビニル基、メ
タクリロキシ基、メルカプト基、アミノ基、エポキシ基
を有する有機基,Xは加水分解性基)で表される単官能
性シラン、例えばトリメチルシラン、ジメチルフェニル
シラン、ジメチルビニルシラン等があげられる。あるい
はR2SiX2で表される二官能性シラン、例えばジメチ
ルシラン、ジフェニルシラン等、RSiX3で表される
三官能性シラン、例えばメチルシラン、フェニルシラン
等、さらにはSiX4で表される四官能性シラン、例え
ばテトラアルコキシシラン等がある。処理に際しては加
水分解性基を未処理で行ってもあるいは加水分解して行
ってもよい。また処理後は、加水分解性基が微粒子の−
OH基と反応した状態が好ましいが、一部残存した状態
でも安定性には何ら問題がない。またアミン系化合物と
してはアンモニウムまたはエチルアミン、トリエチルア
ミン、イソプロピルアミン、n−プロピルアミン等のア
ルキルアミン、ベンジルアミン等のアラルキルアミン、
ピペリジン等の脂環式アミン、モノエタノールアミン、
トリエタノールアミン等のアルカノールアミンがある。
これら有機ケイ素化合物とアミン化合物の添加量は複合
微粒子の重量に対して1から15%程度の範囲内で加え
る必要がある。
【0013】尚、硬化被膜中に占める上記無機酸化物微
粒子の割合は、15重量%から60重量%が適当であり
この範囲内に納まるようコーティング組成物を調整する
必要がある。これは、15重量%以下では得られる硬化
被膜の耐水性が不充分となりやすい。また、屈折率も満
足できない。また60重量%以上では基材と被膜の密着
性が低下し、さらに硬化後の被膜にクラックが発生する
ため上記範囲内での使用が好ましい。
【0014】続いて、(B)成分は、ビニル基、アリル
基、アクリル基、メタクリル基、エポキシ基、メルカプ
ト基、シアノ基、イソシアノ基、アミノ基等の重合可能
な反応基を有するシラン化合物であり、その具体的なも
のとして、ビニルトリアルコキシシラン、ビニルトリク
ロロシラン、ビニルトリ(β−メトキシ−エトキシ)シ
ラン、アリルトリアルコキシシラン、γ−アクリルオキ
シプロピルトリアルコキシシラン、γ−メタクリルオキ
シプロピルトリアルコキシシラン、γ−メタクリルオキ
シプロピルジアルコキシメチルシラン、γ−グリシドオ
キシプロピルトリアルコキシシラン、γ−グリシドオキ
シプロピルメチルジアルコキシシラン、β−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)−エチルトリアルコキシシラ
ン、メルカプトプロピルトリアルコキシシラン、γ−ア
ミノプロピルトリアルコキシシラン、N−β(アミノエ
チル)−γ−アミノプロピルメチルジアルコキシシラン
等がある。
【0015】この(B)成分は、2種以上混合して用い
ることも可能である。また、加水分解を行なってから用
いるか、もしくは硬化した後の被膜に酸処理を行なう
か、どちらかの方法を取った方がより有効である。
【0016】(B)成分の使用量は、塗膜固形分の30
〜70重量%であることが望ましい。すなわち、30重
量%未満であると、塗膜の耐擦傷性が不充分となりやす
い。また70重量%を越えると、硬化被膜にクラックを
生じさせる原因となり好ましくない。
【0017】続いて(C)成分は、形成される被膜の屈
折率を被膜の透明性を維持したまま容易に調整し、さら
にコーティング液塗布後の被膜の硬化スピードを早める
ことを目的に用いられる。(C)成分を用いることで硬
化後の被膜の屈折率を基材の屈折率に応じて適宜変更す
ることができ、かつ複合無機酸化物の含有量が低下して
も反射防止膜の密着性を得ることが可能である。さらに
この(C)成分で表される四官能シラン化合物をコーテ
ィング組成物として用いることで硬化被膜形成時の硬化
スピードが早くなり、特に生地レンズから染色剤が抜け
易い含硫ウレタン系樹脂のような基材に被膜を形成する
ときにその抜け量を抑え被膜形成前後の染色レンズの色
調変化を小さくすることができる。この四官能シラン化
合物としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシ
シラン、テトラプロポキシシラン、テトライソプロポキ
シシラン、テトラブトキシシラン、テトラフェノキシシ
ラン、テトラアセトキシシラン、テトラアリロキシシラ
ン、テトラキス(2−メトキシエトキシ)シラン、テト
ラキス(2−エチルブトキシ)シラン、テトラキス(2
−エチルヘキシロキシ)シラン等があげられる。これら
は単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
また、これらは無溶媒下またはアルコール等の有機溶剤
中で、酸の存在下で加水分解して使用する方が好まし
い。尚、硬化被膜中に占める(C)成分の四官能シラン
化合物の加水分解物から誘導される被膜成分の割合は、
3重量%から50重量%が適当である。これは50重量
%以上になると硬化後の被膜にクラックが入り易いため
である。
【0018】次に(D)成分は、コーティング液のポッ
トライフの延長および硬化促進、低温硬化を可能とする
硬化触媒である。
【0019】一般に、シラノールあるいはエポキシ基の
硬化触媒としては、カルボン酸類またはその無水物、ア
ミン類、アミノ酸類、金属アセチルアセトネート、有機
酸金属塩、過塩素酸類あるいはその塩、ルイス酸三フッ
化ホウ素含有化合物等が知られている。これらのどの触
媒を用いても、塗膜の特性には大きな問題点はないが、
本発明の組成においての低温硬化性、塗液のポットライ
フ等を含めたあらゆる特性において過塩素酸マグネシウ
ム、アセチルアセトンアルミニウム塩、脂肪族の飽和あ
るいは不飽和カルボン酸またはその無水物から選ばれる
1種以上が最も適している。
【0020】この(D)成分の使用量は、塗膜固形分の
0.1〜5重量%であることが望ましい。すなわち、
0.1重量%未満であると塗膜が硬化不良となる。5重
量%を越えて添加してもなんの意味も持たない。
【0021】このようにして得られるコーティング用組
成物は、必要に応じ、溶剤に希釈して用いることができ
る。溶剤としては、水、アルコール類、エステル類、ケ
トン類、エーテル類、ジメチルホルムアミド、芳香族類
等の溶剤が目的に応じて用いられる。必要に応じて混合
溶媒を用いることも可能である。
【0022】また、塗膜に染色性を付与するために、多
官能性エポキシ化合物、多価アルコールを添加すること
も可能である。多官能性エポキシ化合物としては、(ポ
リ)エチレングリコール、(ポリ)プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、カテコール、レゾルシノ
ール、アルキレングリコールなどの二官能性アルコール
のジグリシジルエーテル、またはグリセリン、トリメチ
ロールプロパンなどの三官能性アルコールのジまたはト
リグリシジルエーテルなどが挙げられる。多価アルコー
ルとしては、(ポリ)エチレングリコール、(ポリ)プ
ロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、カテコ
ール、レゾルシノール、アルカンジオール等の二官能性
アルコールまたは、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン等の三官能性アルコールまたは、ポリビニルアルコー
ル等が挙げられる。
【0023】また、塗布面の欠陥を改良するためのシリ
コーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤や非イオン系
界面活性剤、チキソトロピー剤、スリップ剤としてシリ
コンオイルや帯電防止剤等を添加することも有用であ
る。
【0024】また、更に塗膜の耐候性や耐熱性を向上さ
せるために、各種紫外線吸収剤、酸化防止剤やヒンダー
ドアミン・ヒンダードフェノール系等の耐光耐熱安定剤
を併用することも可能である。
【0025】本発明における硬化被膜の膜厚としては、
0.05〜30μであることが好ましい。すなわち、
0.05μ未満では、基本となる性能が出ず、30μを
越えると、表面の平滑性が損なわれたり、光学的歪が発
生する為好ましくない。
【0026】その塗布方法としては、浸漬法、スプレ−
法、ロ−ルコ−ト法、スピンコ−ト法、フロ−コ−ト法
等が挙げられる。
【0027】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳しく説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0028】〔実施例1〕 (1)コーティング組成物の調製 攪拌装置を備えたフラスコ中に、エチルセロソルブ32
4.8g、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン136g、テトラメトキシシラン17.5gを攪拌し
つつ順に加え、その後0.05規定塩酸水47.5gを
加え30分間攪拌した。続いてシリコン系界面活性剤
(日本ユニカー(株)製、商品名“L−7604”)を
0.3gさらにメチルセロソルブ分散二酸化チタン一二
酸化セリウム−二酸化ケイ素複合微粒子ゾル(TiO2
/CeO2/SiO2=68/17/15(重量比)、固
形分濃度20.5重量%、TiO2とCeO2の固溶体を
核としてSiO2で被覆された微粒子構造をもつ複合微
粒子)472.4gを添加し、最後に過塩素酸マグネシ
ウム2gを添加し充分攪拌した後、0℃で24時間放置
し熟成を行いコーティング組成物を得た。
【0029】(2)硬化被膜の形成 屈折率1.66レンズ(セイコーエプソン(株)製、セ
イコースーパーソブリンレンズ生地)を5重量%濃度の
水酸化ナトリウム水溶液中に5分間浸漬し、洗浄・乾燥
した後、(1)で調整したコーティング液を用い、スピ
ンコート法による塗布を行った。スピンコートの条件
は、低回転中にハードコート液を塗布した後、回転数:
2500rpm、回転時間:1秒で振り切りを行った。
塗布後、120℃で30分仮焼成し冷却後、残りの面に
同様の条件で塗布し、120℃で3時間加熱・硬化を行
い、硬化被膜を設けた。得られた被膜の膜厚は2.3ミ
クロンであり、外観、透明性共に優れたものであった。
【0030】(3)反射防止膜の形成 上記の方法で得られたレンズをプラズマ処理(アルゴン
プラズマ400W×60秒)を行なった後、基板から大
気にむっかて順に、SiO2、ZrO2、SiO2、Zr
2、SiO2の5層からなる反射防止多層膜を真空蒸着
法(真空器械工業(株)製;BMC−1000)にて形
成を行なった。各層の光学的膜厚は、最初のSiO
2層、次のZrO2とSiO2の等価膜層および次のZr
2層、最上層のSiO2層がそれぞれλ/4となる様に
形成した。なお、設計波長λは520nmとした。
【0031】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は98%であった。
【0032】以上により得られた合成樹脂製レンズにつ
いて次の性能評価試験を行い、結果を表1に示した。
【0033】(a)耐摩耗性:ボンスター#0000ス
チールウール(日本スチールウール(株)製)で1Kg
の荷重をかけ、10往復、表面を摩擦し、傷ついた程度
を目視で次の段階に分けて評価した。
【0034】A:1cm*3cmの範囲に全く傷がつか
ない。
【0035】B:上記範囲内に1〜10本の傷がつく。
【0036】C:上記範囲内に10〜100本の傷がつ
く。
【0037】D:無数の傷がついているが、平滑な表面
が残っている。
【0038】E:表面についた傷のため、平滑な表面が
残っていない。
【0039】(b)耐水・耐薬品性:水、アルコール、
灯油中に48時間浸漬し、表面状態に変化のないものを
良とした。
【0040】(c)耐酸・耐洗剤性:0.1N塩酸及び
1%ママレモン(ライオン(株)製)水溶液に12時間
浸漬し、表面状態に変化のないものを良とした。
【0041】(d)密着性:基材とハードコート膜およ
びハードコート膜とマルチコート膜との密着性は、JI
SD−0202に準じてクロスカットテープ試験によっ
て行なった。即ち、ナイフを用い基材表面に1mm間隔
に切れ目を入れ、1平方mmのマス目を100個形成さ
せる。次に、その上へセロファン粘着テープ(ニチバン
(株)製 商品名「セロテープ」)を強く押し付けた
後、表面から90度方向へ急に引っ張り剥離した後コー
ト被膜の残っているマス目をもって密着性指標とした。
【0042】(e)耐候性:キセノンランプによるサン
シャインウェザーメーターに400時間暴露した後の表
面状態に変化のないものを良とした。
【0043】(f)耐熱性(冷却サイクル性):70℃
の温風中に1時間保存した後表面状態を調べた。更に−
5℃で15分、60℃で15分のサイクルを5回繰り返
し、表面状態に変化のないものを良とした。
【0044】(g)耐久性:耐久性は本質的に密着性の
接続であると考え、(a)から(f)の試験を行なった
ものについて、上記のクロスカットテープ試験を行ない
コート膜に剥離のないものを良とした。
【0045】(h)塗液のポットライフ:調整した塗液
を5℃にて1ヵ月保管した後、初期と同様の方法で塗布
および硬化を行ない、上記(a)〜(h)の試験結果を
初期の結果と比較し有意差のないものを良とした。
【0046】(i)干渉縞:干渉縞の発生の有無につい
て、背景を黒くした状態で蛍光灯の光をレンズ表面で反
射させ、光の干渉による虹模様の発生を肉視で観察し
た。判定は次のようにして行った。
【0047】○:虹模様が認められない。
【0048】△:かすかに虹模様が認められる。
【0049】×:はっきりと虹模様が認められる。
【0050】〔実施例2〕 (1)コーティング組成物の調製 攪拌装置を備えたフラスコ中に、メチルセロソルブ16
4.5g、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン170g、テトラメトキシシラン43.8gを攪拌し
つつ順に加え、その後0.05規定塩酸水72gを加え
30分間攪拌した。続いてシリコン系界面活性剤(日本
ユニカー(株)製、商品名“L−7001”)を0.3
gさらにメタノール分散二酸化チタン一二酸化セリウム
−二酸化ケイ素複合微粒子ゾル(TiO2/CeO2/S
iO2=68/17/15(重量比)、固形分濃度2
0.5重量%、TiO2とCeO2の固溶体を核としてS
iO2で被覆された微粒子構造をもつ複合微粒子)54
8.3gを添加し最後にアセチルアセトンアルミニウム
塩2.2gを添加し充分攪拌した後、0℃で24時間放
置し熟成を行いコーティング組成物を得た。
【0051】(2)硬化被膜の形成 (1)で得られたコーティング組成物を用い前記レンズ
基材(屈折率1.66)に実施例1と同様の塗布・硬化
で硬化被膜を設けた。尚、得られた被膜の膜厚は、2.
3μmであり、外観、透明性共に優れたものであった。
【0052】(3)反射防止膜の形成 さらにこの被膜上に実施例1と同様の反射防止膜を施し
た。
【0053】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は98%であった。
【0054】以上により得られた合成樹脂製レンズにつ
いて次の性能評価試験を行い、結果を表1に示した。
【0055】〔実施例3〕 (1)コーティング組成物の調製 攪拌装置を備えたフラスコ中に、イソプロピルセロソル
ブ246g、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン156.5g、テトラメトキシシラン80.6gを
攪拌しつつ順に加え、その後0.05規定塩酸水89g
を加え30分間攪拌した。続いてシリコン系界面活性剤
(日本ユニカー(株)製、商品名“L−7607N”)
を0.3gさらに実施例1で用いたメチルセロソルブ分
散二酸化チタン一二酸化セリウム−二酸化ケイ素複合微
粒子ゾル427gを添加し最後に過塩素酸マグネシウム
1.5gおよび無水マレイン酸2gを添加し充分攪拌し
た後、0℃で24時間放置し熟成を行いコーティング組
成物を得た。
【0056】(2)硬化被膜の形成 (1)で得られたコーティング組成物を用い、屈折率
1.60レンズ(セイコーエプソン(株)製、セイコー
ハイロードSMXレンズ生地)に実施例1と同様の塗布
・硬化で硬化被膜を設けた。尚、得られた被膜の膜厚
は、2.1μmであり、外観、透明性共に優れたもので
あった。
【0057】(3)反射防止膜の形成 さらにこの被膜上に実施例1と同様の反射防止膜を施し
た。
【0058】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は98%であった。
【0059】以上により得られた合成樹脂製レンズにつ
いて次の性能評価試験を行い、結果を表1に示した。
【0060】〔実施例4〕 (1)コーティング組成物の調製 攪拌装置を備えたフラスコ中に、エチルセロソルブ30
2g、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1
77g、テトラエトキシシラン113gを攪拌しつつ順
に加え、その後、0.05規定塩酸水110gを加え3
0分間攪拌した。続いて、前記実施例1で用いたと同じ
シリコン系界面活性剤0.25gおよび実施例1で用い
たメチルセロソルブ分散二酸化チタン一二酸化セリウム
−二酸化ケイ素複合微粒子ゾル292.5gを添加し最
後にアセチルアセトンアルミニウム塩2gを添加し充分
攪拌した後、0℃で24時間放置し熟成を行いコーティ
ング組成物を得た。
【0061】(2)硬化被膜の形成 (1)で得られたコーティング組成物を用い、屈折率
1.56レンズ(セイコーエプソン(株)製、セイコー
プラックスIIレンズ生地)に実施例1と同様の塗布・
硬化で硬化被膜を設けた。尚、得られた被膜の膜厚は、
2.2μmであり、外観、透明性共に優れたものであっ
た。
【0062】(3)反射防止膜の形成 さらにこの被膜上に実施例1と同様の反射防止膜を施し
た。
【0063】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は98%であった。
【0064】以上により得られた合成樹脂製レンズにつ
いて次の性能評価試験を行い、結果を表1に示した。
【0065】〔比較例1〕 (1)コーティング組成物の調製 攪拌装置を備えたフラスコ中に、エチルセロソルブ41
2.5g、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン246.5gを攪拌しつつ順に加え、その後、0.0
5規定塩酸水68gを加え30分間攪拌した。続いて、
前記実施例1で用いたと同じシリコン系界面活性剤0.
25gおよび実施例1で用いたメチルセロソルブ分散二
酸化チタン一二酸化セリウム−二酸化ケイ素複合微粒子
ゾル271.5gを添加し最後にアセチルアセトンアル
ミニウム塩2gを添加し充分攪拌した後、0℃で24時
間放置し熟成を行いコーティング組成物を得た。
【0066】(2)硬化被膜の形成 (1)で得られたコーティング組成物を用い、屈折率
1.56レンズ(セイコーエプソン(株)製、セイコー
プラックスIIレンズ生地)に実施例1と同様の塗布・
硬化で硬化被膜を設けた。尚、得られた被膜の膜厚は、
2.0μmであり、外観、透明性共に優れたものであっ
た。
【0067】(3)反射防止膜の形成 さらにこの被膜上に実施例1と同様の反射防止膜を施し
た。
【0068】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は98%であった。
【0069】以上により得られた合成樹脂製レンズにつ
いて次の性能評価試験を行い、結果を表1に示した。
【0070】〔比較例2〕 (1)コーティング組成物の調製 実施例4においてアセチルアセトンアルミニウム塩2g
を添加し無いこと以外は全て同様に調製を行いコーティ
ング組成物を得た。
【0071】(2)硬化被膜の形成 (1)で得られたコーティング組成物を用い、屈折率
1.56レンズ(セイコーエプソン(株)製、セイコー
プラックスIIレンズ生地)に実施例1と同様の塗布・
硬化で硬化被膜を設けた。尚、得られた被膜の膜厚は、
2.2μmであり、外観、透明性共に優れたものであっ
た。
【0072】(3)反射防止膜の形成 さらにこの被膜上に実施例1と同様の反射防止膜を施し
た。
【0073】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は98%であった。
【0074】以上により得られた合成樹脂製レンズにつ
いて次の性能評価試験を行い、結果を表1に示した。
【0075】
【表1】
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、透
明なプラスチック材料等の基材表面に塗布し、硬化させ
ることにより得られた塗膜が、耐摩耗性・耐候性・耐水
性・耐熱性等の耐久性および透明性に優れ、同時に1.
55〜1.70までの屈折率調節を可能とし、且つ無機
物からなる反射防止膜との密着性、各種耐久性を同時に
得ることができた。また塗液のポットライフも室温保存
で1ヶ月以上と長く、生産性向上等による効果も大き
い。即ち各種プラスチックレンズ材料の屈折率に応じ
て、干渉縞の発生を無くすことを可能とし、しかも低コ
ストで生産が可能となった。
【0077】優れた光学特性、耐擦傷性および良好な無
機物からなる反射防止膜との密着性を兼ね備えたプラス
チック材料は、眼鏡レンズ、カメラレンズ、光ビーム集
光レンズや光拡散用レンズとして民生用或いは産業用に
広く応用することができる。更に本発明による効果は、
ウォッチガラスやディスプレイ用カバーガラス等の透明
ガラスやカバーガラス等の光学用途の透明プラスチック
全般に応用利用が可能であり、得られる効果は多大であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも下記の成分(A),(B),
    (C)および(D)を主成分とすることを特徴とするコ
    ーティング用組成物。 (A)酸化チタン、酸化セリウムおよび酸化ケイ素の複
    合酸化物から構成され、その平均粒子径が1〜300m
    μの無機微粒子 (B)少なくとも一個以上の重合可能な反応基を有する
    有機ケイ素化合物 (C)一般式が Si(OR14 で表される有機ケイ素化合物(ここでR1は炭素数1〜
    8の炭化水素基、アルコキシアルキル基、アシル基であ
    る) (D)硬化触媒
  2. 【請求項2】 前記(A)成分の複合微粒子が、酸化チ
    タンと酸化セリウムの固溶体を核として酸化ケイ素で被
    覆された微粒子であることを特徴とする請求項1記載の
    コーティング用組成物。
  3. 【請求項3】 前記(D)成分の硬化触媒が、過塩素酸
    マグネシウム、アセチルアセトンアルミニウム塩、脂肪
    族の飽和あるいは不飽和カルボン酸またはその無水物か
    ら選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1記
    載のコーティング用組成物。
JP6249867A 1994-10-14 1994-10-14 コーティング用組成物 Pending JPH08113760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6249867A JPH08113760A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 コーティング用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6249867A JPH08113760A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 コーティング用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08113760A true JPH08113760A (ja) 1996-05-07

Family

ID=17199376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6249867A Pending JPH08113760A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 コーティング用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08113760A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000077105A1 (fr) * 1999-06-16 2000-12-21 Nihon Yamamura Glass Co., Ltd. Composition de revetement
KR20030040064A (ko) * 2001-11-13 2003-05-22 스미또모 가가꾸 고오교오 가부시끼가이샤 가수분해성 유기규소 화합물을 함유하는 조성물 및이로부터 수득된 코팅재
US6605361B2 (en) 2000-09-29 2003-08-12 Hoya Corporation Coating composition for lenses and method for producing the same
US6635352B2 (en) 2001-04-24 2003-10-21 Hoya Corporation Coating composition, process for producing optical element using the same, and optical element produced thereby
KR100511837B1 (ko) * 2001-10-25 2005-09-02 호야 가부시키가이샤 반사방지막을 갖는 광학부재 및 광학부재 형성방법
JP2007277073A (ja) * 2006-03-16 2007-10-25 Jsr Corp 酸化物微粒子分散体およびその製造方法
JP2007277072A (ja) * 2006-03-16 2007-10-25 Jsr Corp 酸化物微粒子分散体およびその製造方法
JP2007277505A (ja) * 2006-03-16 2007-10-25 Jsr Corp 酸化物微粒子分散体およびその製造方法
KR100831238B1 (ko) * 2005-12-01 2008-05-22 주식회사 엘지화학 중굴절 및 고굴절 실록산계 피복 조성물, 이의 제조방법,및 이로부터 제조되는 광학 렌즈
WO2008105306A1 (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Tokuyama Corporation コーティング組成物およびフォトクロミック光学品
JP2008208379A (ja) * 1997-04-17 2008-09-11 Sdc Coatings Inc 基板上に耐摩耗性被覆を施すための組成物
WO2010001949A1 (ja) * 2008-07-02 2010-01-07 出光興産株式会社 コーティング液、硬化膜及び樹脂積層体並びに該硬化膜及び樹脂積層体の製造方法
KR100947720B1 (ko) * 2006-10-18 2010-03-16 주식회사 엘지화학 내마모성, 투명성 및 염색성이 우수한 실록산계 피복조성물, 그 제조 방법 및 그 조성물이 피복된 광학렌즈
WO2010073772A1 (ja) * 2008-12-27 2010-07-01 日揮触媒化成株式会社 高屈折率金属酸化物微粒子を含む塗料組成物および該塗料組成物を基材上に塗布して得られる硬化性塗膜
JP2015193747A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 株式会社ダイセル 硬化性組成物及び成形体
WO2018096914A1 (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 信越化学工業株式会社 無機粒子-シロキサン複合物およびその製造方法、並びに無機粒子含有シリコーン組成物

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008208379A (ja) * 1997-04-17 2008-09-11 Sdc Coatings Inc 基板上に耐摩耗性被覆を施すための組成物
US6635735B1 (en) 1999-06-16 2003-10-21 Nihon Yamamura Glass Co., Ltd. Coating composition
WO2000077105A1 (fr) * 1999-06-16 2000-12-21 Nihon Yamamura Glass Co., Ltd. Composition de revetement
US6605361B2 (en) 2000-09-29 2003-08-12 Hoya Corporation Coating composition for lenses and method for producing the same
US6635352B2 (en) 2001-04-24 2003-10-21 Hoya Corporation Coating composition, process for producing optical element using the same, and optical element produced thereby
KR100511837B1 (ko) * 2001-10-25 2005-09-02 호야 가부시키가이샤 반사방지막을 갖는 광학부재 및 광학부재 형성방법
KR20030040064A (ko) * 2001-11-13 2003-05-22 스미또모 가가꾸 고오교오 가부시끼가이샤 가수분해성 유기규소 화합물을 함유하는 조성물 및이로부터 수득된 코팅재
KR100831238B1 (ko) * 2005-12-01 2008-05-22 주식회사 엘지화학 중굴절 및 고굴절 실록산계 피복 조성물, 이의 제조방법,및 이로부터 제조되는 광학 렌즈
JP2007277073A (ja) * 2006-03-16 2007-10-25 Jsr Corp 酸化物微粒子分散体およびその製造方法
JP2007277072A (ja) * 2006-03-16 2007-10-25 Jsr Corp 酸化物微粒子分散体およびその製造方法
JP2007277505A (ja) * 2006-03-16 2007-10-25 Jsr Corp 酸化物微粒子分散体およびその製造方法
KR100947720B1 (ko) * 2006-10-18 2010-03-16 주식회사 엘지화학 내마모성, 투명성 및 염색성이 우수한 실록산계 피복조성물, 그 제조 방법 및 그 조성물이 피복된 광학렌즈
WO2008105306A1 (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Tokuyama Corporation コーティング組成物およびフォトクロミック光学品
JP5247673B2 (ja) * 2007-02-22 2013-07-24 株式会社トクヤマ コーティング組成物およびフォトクロミック光学品
US8852737B2 (en) 2007-02-22 2014-10-07 Tokuyama Corporation Coating composition and photochromic optical article
WO2010001949A1 (ja) * 2008-07-02 2010-01-07 出光興産株式会社 コーティング液、硬化膜及び樹脂積層体並びに該硬化膜及び樹脂積層体の製造方法
WO2010073772A1 (ja) * 2008-12-27 2010-07-01 日揮触媒化成株式会社 高屈折率金属酸化物微粒子を含む塗料組成物および該塗料組成物を基材上に塗布して得られる硬化性塗膜
US8974592B2 (en) 2008-12-27 2015-03-10 JGC Catalysts and Chemicals, Ltd. Coating composition containing high-refractive-index metal oxide fine particles, and curable coating film obtained by applying the coating composition onto base
JP5754943B2 (ja) * 2008-12-27 2015-07-29 日揮触媒化成株式会社 高屈折率金属酸化物微粒子を含む塗料組成物および該塗料組成物を基材上に塗布して得られる硬化性塗膜
JP2015193747A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 株式会社ダイセル 硬化性組成物及び成形体
WO2018096914A1 (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 信越化学工業株式会社 無機粒子-シロキサン複合物およびその製造方法、並びに無機粒子含有シリコーン組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08113760A (ja) コーティング用組成物
JP2007302900A (ja) シラン水解物−アルミニウム化合物系の耐摩耗被覆組成物およびこれを用いた耐摩耗かつ耐衝撃被覆製品
JP3840664B2 (ja) コーティング用組成物
JPH11310755A (ja) コーティング用組成物及び積層体
JP3196558B2 (ja) ハードコーティング剤及びハードコート膜が形成された物品
JPH08295846A (ja) コーティング用組成物および積層体
JPH0455615B2 (ja)
JP3852100B2 (ja) コーティング用組成物およびその積層体
JPH08311408A (ja) コーティング用組成物およびその製造方法および積層体
JP3031571B2 (ja) ハードコート膜およびハードコート膜付基材
JP3837865B2 (ja) コーティング用組成物及び光学物品
JP3812685B2 (ja) コーティング用組成物および積層体
JPH10292135A (ja) コーティング用組成物、その製造方法および積層体
JPH11119001A (ja) プラスチックレンズ
JPH03172369A (ja) 硬化膜およびその硬化膜を有する光学部材
JPH08311240A (ja) コーティング用組成物および積層体
JP2684364B2 (ja) 高屈折率コーティング膜
JPH11131021A (ja) コーティング用組成物およびその積層体
JP2006171163A (ja) レンズの製造方法
JP3064605B2 (ja) 合成樹脂製レンズ
JPH08311401A (ja) コーティング用組成物およびその製造方法および積層体
WO2013111878A1 (ja) 偏光レンズの製造方法
JPH07119386B2 (ja) コ−ティング用組成物
JPH06136318A (ja) コーティング用組成物
JP2003292896A (ja) コーティング用組成物および積層体