JPH08311401A - コーティング用組成物およびその製造方法および積層体 - Google Patents
コーティング用組成物およびその製造方法および積層体Info
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- JPH08311401A JPH08311401A JP8038451A JP3845196A JPH08311401A JP H08311401 A JPH08311401 A JP H08311401A JP 8038451 A JP8038451 A JP 8038451A JP 3845196 A JP3845196 A JP 3845196A JP H08311401 A JPH08311401 A JP H08311401A
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- Japan
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- coating
- fine particles
- group
- coating composition
- lens
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- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】コート被膜自体およびコート被膜表面に無機物
質からなる反射防止膜を設けたときの充分な耐候性を満
足するコーティング用組成物の提供。 【解決手段】金属酸化物、シラン化合物およびフェニル
系酸化防止剤を主成分とするコーティング用組成物およ
びそのpHを限定したコーティング用組成物の製造方法
およびそのコート被膜表面上に無機物質からなる反射防
止膜を設けた積層体。
質からなる反射防止膜を設けたときの充分な耐候性を満
足するコーティング用組成物の提供。 【解決手段】金属酸化物、シラン化合物およびフェニル
系酸化防止剤を主成分とするコーティング用組成物およ
びそのpHを限定したコーティング用組成物の製造方法
およびそのコート被膜表面上に無機物質からなる反射防
止膜を設けた積層体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明プラスチック
材料の表面に、耐摩耗性、耐薬品性、耐温水性、耐熱
性、耐候性等の耐久性および染色性に優れた透明被膜を
提供しさらには、その被膜上に、無機物質からなる反射
防止膜(以後無機蒸着膜と呼ぶ)を設けることを可能と
したことを特徴としたコーティング用組成物に関するも
のである。
材料の表面に、耐摩耗性、耐薬品性、耐温水性、耐熱
性、耐候性等の耐久性および染色性に優れた透明被膜を
提供しさらには、その被膜上に、無機物質からなる反射
防止膜(以後無機蒸着膜と呼ぶ)を設けることを可能と
したことを特徴としたコーティング用組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製レンズ、特にジエチレングリ
コールビスアリルカーボネート(CR−39)樹脂レン
ズは、ガラスレンズに比較し、安全性、易加工性、ファ
ッション性などにおいて優れており、さらに近年、反射
防止技術、ハードコート技術、ハードコート+反射防止
技術の開発により、急速に普及してきた。しかし、CR
−39樹脂の屈折率は1.50とガラスレンズに比べ低
いために、近視用レンズでは外周部がガラスレンズに比
べ厚くなるという欠点を有している。このため合成樹脂
製眼鏡レンズの分野では、高屈折率樹脂材料によって薄
型化を図る技術開発が積極的に行われている。そのため
の技術提案として、特開昭59−133211号公報、
特開昭63−46213号公報、特開平2−27085
9号公報などでは1.60さらにはそれ以上の屈折率を
有する高屈折率樹脂材料が提案されている。
コールビスアリルカーボネート(CR−39)樹脂レン
ズは、ガラスレンズに比較し、安全性、易加工性、ファ
ッション性などにおいて優れており、さらに近年、反射
防止技術、ハードコート技術、ハードコート+反射防止
技術の開発により、急速に普及してきた。しかし、CR
−39樹脂の屈折率は1.50とガラスレンズに比べ低
いために、近視用レンズでは外周部がガラスレンズに比
べ厚くなるという欠点を有している。このため合成樹脂
製眼鏡レンズの分野では、高屈折率樹脂材料によって薄
型化を図る技術開発が積極的に行われている。そのため
の技術提案として、特開昭59−133211号公報、
特開昭63−46213号公報、特開平2−27085
9号公報などでは1.60さらにはそれ以上の屈折率を
有する高屈折率樹脂材料が提案されている。
【0003】一方ハードコート技術としては、特公昭5
7−2735号広報には、コロイダルシリカとエポキシ
基含有アルコキシシランからなる非染タイプの熱硬化塗
料が、また、特公昭56−34033、同55−291
02号広報等には、エポキシ基含有アルコキシシランと
テトラアルコキシシランを主成分とする非染タイプの熱
硬化塗料が、また、特公昭63−61981広報等に
は、コロイダルシリカとシラノールの部分縮合物および
橋かけ剤を主成分とする可染タイプの熱硬化塗料が、ま
た、特開昭59−231501号広報等には、コロイダ
ルシリカとエポキシ基含有アルコキシシランと多官能性
エポキシ化合物からなる可染タイプの熱硬化塗料が、ま
た、特公昭57−43578、同57−15608、同
57−20968号広報等には、光重合塗料がそれぞれ
開示されており、それぞれ、耐薬品性、耐擦傷性の向上
がはかられている。一方、特開平3−145602号広
報等には、これらの熱硬化と光硬化の併用で、プラスチ
ック基材への密着が優れるとする可染タイプの硬化塗料
が提案されている。
7−2735号広報には、コロイダルシリカとエポキシ
基含有アルコキシシランからなる非染タイプの熱硬化塗
料が、また、特公昭56−34033、同55−291
02号広報等には、エポキシ基含有アルコキシシランと
テトラアルコキシシランを主成分とする非染タイプの熱
硬化塗料が、また、特公昭63−61981広報等に
は、コロイダルシリカとシラノールの部分縮合物および
橋かけ剤を主成分とする可染タイプの熱硬化塗料が、ま
た、特開昭59−231501号広報等には、コロイダ
ルシリカとエポキシ基含有アルコキシシランと多官能性
エポキシ化合物からなる可染タイプの熱硬化塗料が、ま
た、特公昭57−43578、同57−15608、同
57−20968号広報等には、光重合塗料がそれぞれ
開示されており、それぞれ、耐薬品性、耐擦傷性の向上
がはかられている。一方、特開平3−145602号広
報等には、これらの熱硬化と光硬化の併用で、プラスチ
ック基材への密着が優れるとする可染タイプの硬化塗料
が提案されている。
【0004】また、屈折率が1.52以上の高屈折率樹
脂レンズに同様の方法を適用した場合には、樹脂レンズ
とコーティング膜の屈折率差による干渉縞が発生し、外
観不良の原因となる。この問題を解決するための技術提
案として、特公昭61−54331号公報、特公昭63
−37142号公報のようにシリコン系コーティング組
成物に使われている二酸化ケイ素微粒子のコロイド状分
散体を高屈折率を有するAl、Ti、Zr、Sn、Sb
の無機酸化物微粒子のコロイド状分散体に置き換えると
いったコーティング技術が開示されている。また、特開
平1−301517号公報では、二酸化チタンと二酸化
セリウムの複合系ゾルの製造方法が開示されており、特
開平2ー264902号公報ではTiとCeの複合無機
酸化物微粒子、特開平3ー68901号公報ではTi、
CeおよびSiの複合無機酸化物を有機ケイ素化合物で
処理した微粒子をコーティング組成物に用いる技術が開
示されている。
脂レンズに同様の方法を適用した場合には、樹脂レンズ
とコーティング膜の屈折率差による干渉縞が発生し、外
観不良の原因となる。この問題を解決するための技術提
案として、特公昭61−54331号公報、特公昭63
−37142号公報のようにシリコン系コーティング組
成物に使われている二酸化ケイ素微粒子のコロイド状分
散体を高屈折率を有するAl、Ti、Zr、Sn、Sb
の無機酸化物微粒子のコロイド状分散体に置き換えると
いったコーティング技術が開示されている。また、特開
平1−301517号公報では、二酸化チタンと二酸化
セリウムの複合系ゾルの製造方法が開示されており、特
開平2ー264902号公報ではTiとCeの複合無機
酸化物微粒子、特開平3ー68901号公報ではTi、
CeおよびSiの複合無機酸化物を有機ケイ素化合物で
処理した微粒子をコーティング組成物に用いる技術が開
示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のコーテ
ィング用組成物は、コート被膜自体の充分な各種耐久性
を充分に満足させるものは得られていない。特に屈折率
が1.50のコート被膜と比較して高屈折率コート被膜
は、耐候性のレベルがかなり低い。
ィング用組成物は、コート被膜自体の充分な各種耐久性
を充分に満足させるものは得られていない。特に屈折率
が1.50のコート被膜と比較して高屈折率コート被膜
は、耐候性のレベルがかなり低い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題点を解決するため鋭意検討を行ったところ、金属酸
化物微粒子、重合可能な反応基を有するシラン化合物、
フェノール系酸化防止剤を主成分とする組成物を熱硬化
で得られるコーティング被膜において、透明性、硬化性
に優れ、且つコート被膜自体の充分な各種耐久性と、無
機蒸着膜をその被膜表面に設けたときの各種耐久性の双
方を充分に満足させることを見い出した。
問題点を解決するため鋭意検討を行ったところ、金属酸
化物微粒子、重合可能な反応基を有するシラン化合物、
フェノール系酸化防止剤を主成分とする組成物を熱硬化
で得られるコーティング被膜において、透明性、硬化性
に優れ、且つコート被膜自体の充分な各種耐久性と、無
機蒸着膜をその被膜表面に設けたときの各種耐久性の双
方を充分に満足させることを見い出した。
【0007】特に、金属酸化物微粒子にTiの金属酸化
物からなる微粒子および/または少なくともTiの金属
酸化物が含まれる複合微粒子を用いた時にその効果を発
揮する。
物からなる微粒子および/または少なくともTiの金属
酸化物が含まれる複合微粒子を用いた時にその効果を発
揮する。
【0008】すなわち本発明は、少なくとも下記の成分
(A),(B)および(C)を主成分とすることを特徴
とするコーティング用組成物およびそのコーティング用
組成物からなる被膜表面に無機物質からなる反射防止膜
を設けたことを特徴とする積層体に関するものである。
(A),(B)および(C)を主成分とすることを特徴
とするコーティング用組成物およびそのコーティング用
組成物からなる被膜表面に無機物質からなる反射防止膜
を設けたことを特徴とする積層体に関するものである。
【0009】(A).粒径1〜100ミリミクロンのS
i,Sn,Sb,Ce,Zr,Tiから選ばれる1種以
上の金属酸化物からなる微粒子および/またはSi,A
l,Sn,Sb,Ta,Ce,La,Fe,Zn,W,
Zr,In,Tiから選ばれる2種以上の金属酸化物か
ら構成される複合微粒子。
i,Sn,Sb,Ce,Zr,Tiから選ばれる1種以
上の金属酸化物からなる微粒子および/またはSi,A
l,Sn,Sb,Ta,Ce,La,Fe,Zn,W,
Zr,In,Tiから選ばれる2種以上の金属酸化物か
ら構成される複合微粒子。
【0010】(B)一般式
【0011】
【化1】
【0012】で表される有機ケイ素化合物 (式中、R1
は重合可能な反応基を有する有機基、R2 は炭素数1
〜6の炭化水素基である。X1 は加水分解性基であり、
nは0または1である)。
は重合可能な反応基を有する有機基、R2 は炭素数1
〜6の炭化水素基である。X1 は加水分解性基であり、
nは0または1である)。
【0013】(C)フェノール系酸化防止剤 本発明で使用する(A)成分の粒径1〜100ミリミク
ロンのSi,Sn,Sb,Ce,Zr,Tiから選ばれ
る1種以上の金属酸化物からなる微粒子および/または
Si,Al,Sn,Sb,Ta,Ce,La,Fe,Z
n,W,Zr,In,Tiから選ばれる2種以上の金属
酸化物から構成される複合微粒子の具体的例としては、
SiO2 ,SnO2 ,Sb2O5 ,CeO2 ,ZrO
2 ,TiO2の無機酸化物微粒子が、分散媒たとえば
水、アルコール系もしくはその他の有機溶媒にコロイド
状に分散させたものである。または、Si,Al,S
n,Sb,Ta,Ce,La,Fe,Zn,W,Zr,
In,Tiの無機酸化物の2種以上によって構成される
複合微粒子が水、アルコール系もしくはその他の有機溶
媒にコロイド状に分散したものである。さらにコーティ
ング液中での分散安定性を高めるためにこれらの微粒子
表面を有機ケイ素化合物またはアミン系化合物で処理し
たものを使用することも可能である。この際用いられる
有機ケイ素化合物としては、単官能性シラン、あるいは
二官能性シラン、三官能性シラン、四官能性シラン等が
ある。処理に際しては加水分解性基を未処理で行っても
あるいは加水分解して行ってもよい。また処理後は、加
水分解性基が微粒子の−OH基と反応した状態が好まし
いが、一部残存した状態でも安定性には何ら問題がな
い。またアミン系化合物としてはアンモニウムまたはエ
チルアミン、トリエチルアミン、イソプロピルアミン、
n−プロピルアミン等のアルキルアミン、ベンジルアミ
ン等のアラルキルアミン、ピペリジン等の脂環式アミ
ン、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等の
アルカノールアミンがある。これら有機ケイ素化合物と
アミン化合物の添加量は微粒子の重量に対して1から1
5%程度の範囲内で加える必要がある。いずれも粒子径
は約1〜300mμが好適であり、本発明のコーティン
グ組成物への適用種及び使用量は目的とする被膜性能に
より決定されるものであるが、使用量は固形分の10〜
50重量%であることが望ましい。すなわち、10重量
%未満では、無機蒸着膜との密着性が不充分となるか、
もしくは、塗膜の耐擦傷性が不充分となる。また50重
量%を越えると、塗膜にクラックが生じる。
ロンのSi,Sn,Sb,Ce,Zr,Tiから選ばれ
る1種以上の金属酸化物からなる微粒子および/または
Si,Al,Sn,Sb,Ta,Ce,La,Fe,Z
n,W,Zr,In,Tiから選ばれる2種以上の金属
酸化物から構成される複合微粒子の具体的例としては、
SiO2 ,SnO2 ,Sb2O5 ,CeO2 ,ZrO
2 ,TiO2の無機酸化物微粒子が、分散媒たとえば
水、アルコール系もしくはその他の有機溶媒にコロイド
状に分散させたものである。または、Si,Al,S
n,Sb,Ta,Ce,La,Fe,Zn,W,Zr,
In,Tiの無機酸化物の2種以上によって構成される
複合微粒子が水、アルコール系もしくはその他の有機溶
媒にコロイド状に分散したものである。さらにコーティ
ング液中での分散安定性を高めるためにこれらの微粒子
表面を有機ケイ素化合物またはアミン系化合物で処理し
たものを使用することも可能である。この際用いられる
有機ケイ素化合物としては、単官能性シラン、あるいは
二官能性シラン、三官能性シラン、四官能性シラン等が
ある。処理に際しては加水分解性基を未処理で行っても
あるいは加水分解して行ってもよい。また処理後は、加
水分解性基が微粒子の−OH基と反応した状態が好まし
いが、一部残存した状態でも安定性には何ら問題がな
い。またアミン系化合物としてはアンモニウムまたはエ
チルアミン、トリエチルアミン、イソプロピルアミン、
n−プロピルアミン等のアルキルアミン、ベンジルアミ
ン等のアラルキルアミン、ピペリジン等の脂環式アミ
ン、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等の
アルカノールアミンがある。これら有機ケイ素化合物と
アミン化合物の添加量は微粒子の重量に対して1から1
5%程度の範囲内で加える必要がある。いずれも粒子径
は約1〜300mμが好適であり、本発明のコーティン
グ組成物への適用種及び使用量は目的とする被膜性能に
より決定されるものであるが、使用量は固形分の10〜
50重量%であることが望ましい。すなわち、10重量
%未満では、無機蒸着膜との密着性が不充分となるか、
もしくは、塗膜の耐擦傷性が不充分となる。また50重
量%を越えると、塗膜にクラックが生じる。
【0014】続いて、(B)成分において、R1 は重合
可能な反応基を有する有機基であり、ビニル基,アリル
基,アクリル基,メタクリル基,エポキシ基,メルカプ
ト基,シアノ基,イソシアノ基,アミノ基等の重合可能
な反応基を有するシラン化合物であり、R2 は炭素数1
〜6の炭化水素基であるが、その具体的例としては、メ
チル基,エチル基,ブチル基,ビニル基,フェニル基等
が挙げられる。またX1 は加水分解可能な官能基であり
その具体的なものとして、メトキシ基,エトキシ基,メ
トキシエトキシ基等のアルコキシ基、クロロ基,ブロモ
基等のハロゲン基、アシルオキシ基等が挙げられる。
可能な反応基を有する有機基であり、ビニル基,アリル
基,アクリル基,メタクリル基,エポキシ基,メルカプ
ト基,シアノ基,イソシアノ基,アミノ基等の重合可能
な反応基を有するシラン化合物であり、R2 は炭素数1
〜6の炭化水素基であるが、その具体的例としては、メ
チル基,エチル基,ブチル基,ビニル基,フェニル基等
が挙げられる。またX1 は加水分解可能な官能基であり
その具体的なものとして、メトキシ基,エトキシ基,メ
トキシエトキシ基等のアルコキシ基、クロロ基,ブロモ
基等のハロゲン基、アシルオキシ基等が挙げられる。
【0015】このシラン化合物の具体例として、ビニル
トリアルコキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニ
ルトリ(β−メトキシ−エトキシ)シラン、アリルトリ
アルコキシシラン、アクリルオキシプロピルトリアルコ
キシシラン、メタクリルオキシプロピルトリアルコキシ
シラン、メタクリルオキシプロピルジアルコキシメチル
シラン、γ−グリシドオキシプロピルトリアルコキシシ
ラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−エチ
ルトリアルコキシシラン、メルカプトプロピルトリアル
コキシシラン、γ−アミノプロピルトリアルコキシシラ
ン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチ
ルジアルコキシシラン等がある。
トリアルコキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニ
ルトリ(β−メトキシ−エトキシ)シラン、アリルトリ
アルコキシシラン、アクリルオキシプロピルトリアルコ
キシシラン、メタクリルオキシプロピルトリアルコキシ
シラン、メタクリルオキシプロピルジアルコキシメチル
シラン、γ−グリシドオキシプロピルトリアルコキシシ
ラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−エチ
ルトリアルコキシシラン、メルカプトプロピルトリアル
コキシシラン、γ−アミノプロピルトリアルコキシシラ
ン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチ
ルジアルコキシシラン等がある。
【0016】この(B)成分は、2種以上混合して用い
てもかまわない。
てもかまわない。
【0017】(B)成分の使用量は、全組成物の20〜
60重量%であることが望ましい。すなわち、20重量
%未満であると、無機蒸着膜との密着性が不充分となり
やすい。また60重量%を越えると、硬化被膜にクラッ
クを生じさせる原因となり好ましくない。
60重量%であることが望ましい。すなわち、20重量
%未満であると、無機蒸着膜との密着性が不充分となり
やすい。また60重量%を越えると、硬化被膜にクラッ
クを生じさせる原因となり好ましくない。
【0018】続いて(C)成分のフェノール系酸化防止
剤の具体例としては、2,6−ジ−t−ブチル−4−メ
チルフェノール、2,2’−メチレンビス−(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン
ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、
4,4’−メチレンビス−(2,6−ジ−t−ブチルフ
ェノール)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−ト
リス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン、トリス−(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフェニール)−ブタン、4,4’−
チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
4,4’−チオビス(2−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、トリエチレングリコール−ビス〔3−(3−
t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕、1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕、2,4−ビス−(n−オクチル
チオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチ
ルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、ペンタエリス
リチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、2,2−
チオ−ジエチレンビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、オクタ
デシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート、N,N’−ヘキサメチレ
ンビス(3,5−ジ−t−ブチル4−4−ヒドロキシ−
ヒドロシンナマミド),3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシ−ベンジルフォスフォネート−ジエチルエス
テル、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジルホスホン酸エチル)カルシウム、トリス−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
−イソシアヌレイト、オクチル化ジフェニルアミン、
2,4−ビス〔(オクチルチオ)メチル〕−O−クレゾ
ール等が挙げられる。この中においても、本発明におい
てチオビスフェノール系酸化防止剤が最もその効果を発
揮する。
剤の具体例としては、2,6−ジ−t−ブチル−4−メ
チルフェノール、2,2’−メチレンビス−(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン
ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、
4,4’−メチレンビス−(2,6−ジ−t−ブチルフ
ェノール)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−ト
リス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)ベンゼン、トリス−(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−t−ブチルフェニール)−ブタン、4,4’−
チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
4,4’−チオビス(2−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、トリエチレングリコール−ビス〔3−(3−
t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕、1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕、2,4−ビス−(n−オクチル
チオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチ
ルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、ペンタエリス
リチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、2,2−
チオ−ジエチレンビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、オクタ
デシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート、N,N’−ヘキサメチレ
ンビス(3,5−ジ−t−ブチル4−4−ヒドロキシ−
ヒドロシンナマミド),3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシ−ベンジルフォスフォネート−ジエチルエス
テル、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
ベンゼン、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジルホスホン酸エチル)カルシウム、トリス−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
−イソシアヌレイト、オクチル化ジフェニルアミン、
2,4−ビス〔(オクチルチオ)メチル〕−O−クレゾ
ール等が挙げられる。この中においても、本発明におい
てチオビスフェノール系酸化防止剤が最もその効果を発
揮する。
【0019】また、本発明において、染色成分として多
官能性エポキシ化合物を添加することも有用である。多
官能性エポキシ化合物とは、塗料、接着剤、注型用など
に広く実用されているもので、例えば過酸化法で合成さ
れるポリオレフィン系エポキシ樹脂、シクロペンタジエ
ンオキシドやシクロヘキセンオキシドあるいはヘキサヒ
ドロフタル酸とエピクロルヒドリンから得られるポリグ
リシジルエステルなどの脂環式エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールAやカテコール、レゾシノールなどの多価フェノ
ールあるいは(ポリ)エチレングリコール、(ポリ)プ
ロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、ジグリセロール、ソルビトールなどの多価アルコー
ルとエピクロルヒドリンから得られるポリグリシジルエ
ーテル、エポキシ化植物油、ノボラック型フェノール樹
脂とエピクロルヒドリンから得られるエポキシノボラッ
ク、フェノールフタレインとエピクロルヒドリンから得
られるエポキシ樹脂、グリシジルメタクリレートとメチ
ルメタクリレートアクリル系モノマーあるいはスチレン
などの共重合体、さらには上記エポキシ化合物とモノカ
ルボン酸含有(メタ)アクリル酸とのグリシジル基開環
反応により得らるエポキシアクリレートなどが挙げられ
る。
官能性エポキシ化合物を添加することも有用である。多
官能性エポキシ化合物とは、塗料、接着剤、注型用など
に広く実用されているもので、例えば過酸化法で合成さ
れるポリオレフィン系エポキシ樹脂、シクロペンタジエ
ンオキシドやシクロヘキセンオキシドあるいはヘキサヒ
ドロフタル酸とエピクロルヒドリンから得られるポリグ
リシジルエステルなどの脂環式エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールAやカテコール、レゾシノールなどの多価フェノ
ールあるいは(ポリ)エチレングリコール、(ポリ)プ
ロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、ジグリセロール、ソルビトールなどの多価アルコー
ルとエピクロルヒドリンから得られるポリグリシジルエ
ーテル、エポキシ化植物油、ノボラック型フェノール樹
脂とエピクロルヒドリンから得られるエポキシノボラッ
ク、フェノールフタレインとエピクロルヒドリンから得
られるエポキシ樹脂、グリシジルメタクリレートとメチ
ルメタクリレートアクリル系モノマーあるいはスチレン
などの共重合体、さらには上記エポキシ化合物とモノカ
ルボン酸含有(メタ)アクリル酸とのグリシジル基開環
反応により得らるエポキシアクリレートなどが挙げられ
る。
【0020】多官能性エポキシ化合物の具体例として
は、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエチレン
グリコールジグリシジルエーテル、トリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、テトラエチレングリコール
ジグリシジルエーテル、ノナエチレングリコールジグリ
シジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ジプロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、トリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、
テトラプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ノ
ナプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチル
グリコールヒドロキシヒバリン酸エステルのジグリシジ
ルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテ
ル、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセロール
トリグリシジルエーテル、ジグリセロールジグリシジル
エーテル、ジグリセロールトリグリシジルエーテル、ジ
グリセロールテトラグリシジルエーテル、ペンタエリス
リトールジグリシジルエーテル、ペンタエリスリトール
トリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラ
グリシジルエーテル、ジペンタエリスリトールテトラグ
リシジルエーテル、ソルビトールテトラグリシジルエー
テル、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
トのジグリシジルエーテル、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレートのトリグリシジルエーテル、等
の脂肪族エポキシ化合物、イソホロンジオールジグリシ
ジルエーテル、ビス−2,2−ヒドロキシシクロヘキシ
ルプロパンジグリシジルエーテル等の脂環族エポキシ化
合物、レゾルシンジグリシジルエーテル、ビスフェノー
ルAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシ
ジルエーテル、ビスフェノールSジグリシジルエーテ
ル、オルトフタル酸ジグリシジルエステル、フェノール
ノボラックポリグリシジルエーテル、クレゾールノボラ
ックポリグリシジルエーテル等の芳香族エポキシ化合物
等が挙げられる。
は、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエチレン
グリコールジグリシジルエーテル、トリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、テトラエチレングリコール
ジグリシジルエーテル、ノナエチレングリコールジグリ
シジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ジプロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、トリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、
テトラプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ノ
ナプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチル
グリコールヒドロキシヒバリン酸エステルのジグリシジ
ルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテ
ル、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセロール
トリグリシジルエーテル、ジグリセロールジグリシジル
エーテル、ジグリセロールトリグリシジルエーテル、ジ
グリセロールテトラグリシジルエーテル、ペンタエリス
リトールジグリシジルエーテル、ペンタエリスリトール
トリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラ
グリシジルエーテル、ジペンタエリスリトールテトラグ
リシジルエーテル、ソルビトールテトラグリシジルエー
テル、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
トのジグリシジルエーテル、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレートのトリグリシジルエーテル、等
の脂肪族エポキシ化合物、イソホロンジオールジグリシ
ジルエーテル、ビス−2,2−ヒドロキシシクロヘキシ
ルプロパンジグリシジルエーテル等の脂環族エポキシ化
合物、レゾルシンジグリシジルエーテル、ビスフェノー
ルAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシ
ジルエーテル、ビスフェノールSジグリシジルエーテ
ル、オルトフタル酸ジグリシジルエステル、フェノール
ノボラックポリグリシジルエーテル、クレゾールノボラ
ックポリグリシジルエーテル等の芳香族エポキシ化合物
等が挙げられる。
【0021】上記した中でも、1,6−ヘキサンジオー
ルジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリ
シジルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシジル
エーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエー
テル、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセロー
ルトリグリシジルエーテル、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレートのトリグリシジルエーテル等の
脂肪族エポキシ化合物が特に好ましい。
ルジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリ
シジルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシジル
エーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエー
テル、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセロー
ルトリグリシジルエーテル、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレートのトリグリシジルエーテル等の
脂肪族エポキシ化合物が特に好ましい。
【0022】また、被膜の屈折率の調整または被膜の耐
久性を更に向上させるために、一般式がSi(OR)4
で表される四官能シラン化合物の添加も有用である。具
体例としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシ
シラン、テトラプロポキシシラン、テトライソプロポキ
シシラン、テトラブトキシシラン、テトラフェノキシシ
ラン、テトラアセトキシシラン、テトラアリロキシシラ
ン、テトラキス(2−メトキシエトキシ)シラン、テト
ラキス(2−エチルブトキシ)シラン、テトラキス(2
−エチルヘキシロキシ)シラン等があげられる。これら
は単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
また、これらは無溶媒下またはアルコール等の有機溶剤
中で、酸の存在下で加水分解して使用する方が好まし
い。
久性を更に向上させるために、一般式がSi(OR)4
で表される四官能シラン化合物の添加も有用である。具
体例としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシ
シラン、テトラプロポキシシラン、テトライソプロポキ
シシラン、テトラブトキシシラン、テトラフェノキシシ
ラン、テトラアセトキシシラン、テトラアリロキシシラ
ン、テトラキス(2−メトキシエトキシ)シラン、テト
ラキス(2−エチルブトキシ)シラン、テトラキス(2
−エチルヘキシロキシ)シラン等があげられる。これら
は単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
また、これらは無溶媒下またはアルコール等の有機溶剤
中で、酸の存在下で加水分解して使用する方が好まし
い。
【0023】このようにして得られるコーティング用組
成物は、必要に応じ、溶剤に希釈して用いることができ
る。溶剤としては、アルコール類、エステル類、ケトン
類、エーテル類、芳香族類等の溶剤が用いられる。
成物は、必要に応じ、溶剤に希釈して用いることができ
る。溶剤としては、アルコール類、エステル類、ケトン
類、エーテル類、芳香族類等の溶剤が用いられる。
【0024】尚、本発明のコーティング組成物は上記成
分の他に必要に応じて、少量の界面活性剤、帯電防止
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、分散染料・油溶染料・
蛍光染料・顔料、フォトクロミック化合物、ヒンダード
アミン・ヒンダードフェノール系等の耐光耐熱安定剤等
を添加しコーティング液の塗布性および硬化後の被膜性
能を改良することもできる。
分の他に必要に応じて、少量の界面活性剤、帯電防止
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、分散染料・油溶染料・
蛍光染料・顔料、フォトクロミック化合物、ヒンダード
アミン・ヒンダードフェノール系等の耐光耐熱安定剤等
を添加しコーティング液の塗布性および硬化後の被膜性
能を改良することもできる。
【0025】さらに、本発明のコーティング組成物の塗
布にあたっては、基材レンズと被膜の密着性を向上させ
る目的で、基材表面をあらかじめアルカリ処理、酸処
理、界面活性剤処理、無機あるいは有機物の微粒子によ
る研磨処理、プライマー処理またはプラズマ処理を行う
ことが効果的である。
布にあたっては、基材レンズと被膜の密着性を向上させ
る目的で、基材表面をあらかじめアルカリ処理、酸処
理、界面活性剤処理、無機あるいは有機物の微粒子によ
る研磨処理、プライマー処理またはプラズマ処理を行う
ことが効果的である。
【0026】また、塗布・硬化方法としては、ディッピ
ング法、スピンナー法、スプレー法あるいはフロー法に
よりコーティング液を塗布した後、40〜200℃の温
度で数時間加熱乾燥することにより、被膜を形成するこ
とができる。特に熱変形温度が100℃未満の基材に対
しては治工具でレンズ基材を固定する必要のないスピン
ナー法が好適である。
ング法、スピンナー法、スプレー法あるいはフロー法に
よりコーティング液を塗布した後、40〜200℃の温
度で数時間加熱乾燥することにより、被膜を形成するこ
とができる。特に熱変形温度が100℃未満の基材に対
しては治工具でレンズ基材を固定する必要のないスピン
ナー法が好適である。
【0027】また、シラノ−ルあるいは、エポキシ化合
物の硬化触媒を添加することも有用である。
物の硬化触媒を添加することも有用である。
【0028】好ましい硬化触媒としては、過塩素酸,過
塩素酸アンモニウム,過塩素酸マグネシウム等の過塩素
酸類、Cu(II),Zn(II),Co(II),Ni(I
I),Be(II),Ce(III ),Ta(III ),Ti
(III ),Mn(III ),La(III ),Cr(III
),V(III ),Co(III ),Fe(III ),Al
(III ),Ce(IV),Zr(IV),V(IV)等を中心
金属原子とするアセチルアセトネ−ト、アミン,グリシ
ン等のアミノ酸、ルイス酸、有機酸金属塩等が挙げられ
る。この中でも最も好ましい硬化触媒としては、過塩素
酸マグネシウム、Al(III ),Fe(III )のアセチ
ルアセトネ−トが挙げられる。添加量は、固形分濃度の
0.01〜5.0%の範囲内が望ましい。
塩素酸アンモニウム,過塩素酸マグネシウム等の過塩素
酸類、Cu(II),Zn(II),Co(II),Ni(I
I),Be(II),Ce(III ),Ta(III ),Ti
(III ),Mn(III ),La(III ),Cr(III
),V(III ),Co(III ),Fe(III ),Al
(III ),Ce(IV),Zr(IV),V(IV)等を中心
金属原子とするアセチルアセトネ−ト、アミン,グリシ
ン等のアミノ酸、ルイス酸、有機酸金属塩等が挙げられ
る。この中でも最も好ましい硬化触媒としては、過塩素
酸マグネシウム、Al(III ),Fe(III )のアセチ
ルアセトネ−トが挙げられる。添加量は、固形分濃度の
0.01〜5.0%の範囲内が望ましい。
【0029】また、硬化被膜の膜厚としては、0.05
〜30μであることが好ましい。すなわち、0.05μ
未満では、基本となる性能が出ず、30μを越えると、
表面の平滑性が損なわれたり、光学的歪が発生する為好
ましくない。
〜30μであることが好ましい。すなわち、0.05μ
未満では、基本となる性能が出ず、30μを越えると、
表面の平滑性が損なわれたり、光学的歪が発生する為好
ましくない。
【0030】その塗布方法としては、浸漬法、スプレ−
法、ロ−ルコ−ト法、スピンコ−ト法、フロ−コ−ト法
等が挙げられる。
法、ロ−ルコ−ト法、スピンコ−ト法、フロ−コ−ト法
等が挙げられる。
【0031】本発明において、コーティング液のpH
は、耐擦傷性,コーティング液のポットライフ等におい
て重要な因子である。即ち、pHが4.5未満であると
コーティング液のポットライフが短くなり、生産性が低
下する。また6.5を越えると、耐擦傷性が低下する。
本発明において、コーティング液のpHとは、コーティ
ング液を純水で10倍に希釈した後の測定値である。
は、耐擦傷性,コーティング液のポットライフ等におい
て重要な因子である。即ち、pHが4.5未満であると
コーティング液のポットライフが短くなり、生産性が低
下する。また6.5を越えると、耐擦傷性が低下する。
本発明において、コーティング液のpHとは、コーティ
ング液を純水で10倍に希釈した後の測定値である。
【0032】このようにして得られたコート被膜の表面
上に、無機物質からなる反射防止膜を形成する被膜化方
法としては、真空蒸着法、イオンプレーティング法、ス
パッタリング法等が挙げられる。真空蒸着法において
は、蒸着中にイオンビームを同時に照射するイオンビー
ムアシスト法を用いてもよい。また、膜構成としては、
単層反射防止膜もしくは多層反射防止膜のどちらを用い
てもかまわない。
上に、無機物質からなる反射防止膜を形成する被膜化方
法としては、真空蒸着法、イオンプレーティング法、ス
パッタリング法等が挙げられる。真空蒸着法において
は、蒸着中にイオンビームを同時に照射するイオンビー
ムアシスト法を用いてもよい。また、膜構成としては、
単層反射防止膜もしくは多層反射防止膜のどちらを用い
てもかまわない。
【0033】使用される無機物の具体例としては、Si
O2 ,SiO,ZrO2 ,TiO2,TiO,Ti
2O3,Ti2O5,Al2O3,Ta2O5,CeO2 ,Mg
O,Y2O3,SnO2 ,MgF2 ,WO3 などが挙げら
れる。これらの無機物は単独で用いるかもしくは2種以
上の混合物を用いる。
O2 ,SiO,ZrO2 ,TiO2,TiO,Ti
2O3,Ti2O5,Al2O3,Ta2O5,CeO2 ,Mg
O,Y2O3,SnO2 ,MgF2 ,WO3 などが挙げら
れる。これらの無機物は単独で用いるかもしくは2種以
上の混合物を用いる。
【0034】また、反射防止膜を形成する際には、ハー
ドコート膜の表面処理を行なうことが望ましい。この表
面処理の具体的例としては、酸処理,アルカリ処理,紫
外線照射処理,アルゴンもしくは酸素雰囲気中での高周
波放電によるプラズマ処理,アルゴンや酸素もしくは窒
素などのイオンビーム照射処理などが挙げられる。
ドコート膜の表面処理を行なうことが望ましい。この表
面処理の具体的例としては、酸処理,アルカリ処理,紫
外線照射処理,アルゴンもしくは酸素雰囲気中での高周
波放電によるプラズマ処理,アルゴンや酸素もしくは窒
素などのイオンビーム照射処理などが挙げられる。
【0035】以下、実施例により更に詳細に説明する。
【0036】
【発明の実施の形態】実施例により本発明を更に詳しく
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0037】実施例−1 (1)塗液の調整 メタノール826.5g、1,4−ジオキサン826.
5g、メチルセロソルブ分散二酸化チタン−三酸化鉄−
二酸化ケイ素複合微粒子ゾル(触媒化成工業(株)製、
固形分濃度20重量%)5483gおよびγ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン1700gを混合し
た。この混合液に0.05N塩酸水溶液720gを攪拌
しながら滴下し、さらに4時間攪拌後一昼夜熟成させ
た。この液に1wt%水酸化ナトリウム水溶液45g添
加した後過塩素酸マグネシウム10.5g、シリコン系
界面活性剤(日本ユニカー(株)製、商品名「L−70
01」)3gおよびフェノール系酸化防止剤(川口化学
工業(株)製、商品名「アンテージW−400」)1
2.5gを添加し4時間攪拌後一昼夜熟成させて塗液と
した。 この塗液のpHを測定したところ4.82であ
った。
5g、メチルセロソルブ分散二酸化チタン−三酸化鉄−
二酸化ケイ素複合微粒子ゾル(触媒化成工業(株)製、
固形分濃度20重量%)5483gおよびγ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン1700gを混合し
た。この混合液に0.05N塩酸水溶液720gを攪拌
しながら滴下し、さらに4時間攪拌後一昼夜熟成させ
た。この液に1wt%水酸化ナトリウム水溶液45g添
加した後過塩素酸マグネシウム10.5g、シリコン系
界面活性剤(日本ユニカー(株)製、商品名「L−70
01」)3gおよびフェノール系酸化防止剤(川口化学
工業(株)製、商品名「アンテージW−400」)1
2.5gを添加し4時間攪拌後一昼夜熟成させて塗液と
した。 この塗液のpHを測定したところ4.82であ
った。
【0038】(2)塗布および硬化 このようにして得られた塗液で、アルカリ処理を施した
屈折率1.60眼鏡レンズ(セイコーエプソン(株)
製、セイコースーパールーシャス用レンズ生地)に浸漬
法にて塗布を行なった。引き上げ速度は、18cm/m
inとした。塗布後80℃で20分間風乾した後125
℃で100分間焼成を行なった。このようにして得られ
た硬化被膜の厚みは約2ミクロンであった。
屈折率1.60眼鏡レンズ(セイコーエプソン(株)
製、セイコースーパールーシャス用レンズ生地)に浸漬
法にて塗布を行なった。引き上げ速度は、18cm/m
inとした。塗布後80℃で20分間風乾した後125
℃で100分間焼成を行なった。このようにして得られ
た硬化被膜の厚みは約2ミクロンであった。
【0039】(3)反射防止薄膜の形成 上記の方法で得られたレンズをプラズマ処理(アルゴン
プラズマ400W×60秒)を行なった後、基板から大
気にむっかて順に、SiO2 、ZrO 2、SiO2 、Z
rO2 、SiO2 の5層からなる反射防止多層膜を真空
蒸着法(真空器械工業(株)製;BMC−1000)に
て形成を行なった。各層の光学的膜厚は、最初のSiO
2 層、次のZrO2 とSiO2 の等価膜層および次のZ
rO2 層、最上層のSiO2 層がそれぞれλ/4となる
様に形成した。なお、設計波長λは520nmとした。
プラズマ400W×60秒)を行なった後、基板から大
気にむっかて順に、SiO2 、ZrO 2、SiO2 、Z
rO2 、SiO2 の5層からなる反射防止多層膜を真空
蒸着法(真空器械工業(株)製;BMC−1000)に
て形成を行なった。各層の光学的膜厚は、最初のSiO
2 層、次のZrO2 とSiO2 の等価膜層および次のZ
rO2 層、最上層のSiO2 層がそれぞれλ/4となる
様に形成した。なお、設計波長λは520nmとした。
【0040】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は98%であった。
し、全光線透過率は98%であった。
【0041】(4)試験および評価結果 上記方法で得られたレンズをそれぞれ次に述べる方法で
試験を行ない、その結果を表1に示した。
試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0042】(a)耐摩耗性:ボンスター#0000ス
チールウール(日本スチールウール(株)製)で1Kg
の荷重をかけ、10往復、表面を摩擦し、傷ついた程度
を目視で次の段階に分けて評価した。
チールウール(日本スチールウール(株)製)で1Kg
の荷重をかけ、10往復、表面を摩擦し、傷ついた程度
を目視で次の段階に分けて評価した。
【0043】 A:1cm*3cmの範囲に全く傷がつかない。 B:上記範囲内に1〜10本の傷がつく。 C:上記範囲内に10〜100本の傷がつく。 D:無数の傷がついているが、平滑な表面が残ってい
る。 E:表面についた傷のため、平滑な表面が残っていな
い。
る。 E:表面についた傷のため、平滑な表面が残っていな
い。
【0044】(b)耐水・耐薬品性:水、アルコール、
灯油中に48時間浸漬し、表面状態に変化のないものを
良とした。
灯油中に48時間浸漬し、表面状態に変化のないものを
良とした。
【0045】(c)耐酸・耐洗剤性:0.1N塩酸及び
1%ママレモン(ライオン油脂(株)製)水溶液に12
時間浸漬し、表面状態に変化のないものを良とした。
1%ママレモン(ライオン油脂(株)製)水溶液に12
時間浸漬し、表面状態に変化のないものを良とした。
【0046】(d)密着性:基材とハードコート膜およ
びハードコート膜とマルチコート膜との密着性は、JI
SD−0202に準じてクロスカットテープ試験によっ
て行なった。即ち、ナイフを用い基材表面に1mm間隔
に切れ目を入れ、1平方mmのマス目を100個形成さ
せる。次に、その上へセロファン粘着テープ(ニチバン
(株)製 商品名「セロテープ」)を強く押し付けた
後、表面から90度方向へ急に引っ張り剥離した後コー
ト被膜の残っているマス目をもって密着性指標とした。
びハードコート膜とマルチコート膜との密着性は、JI
SD−0202に準じてクロスカットテープ試験によっ
て行なった。即ち、ナイフを用い基材表面に1mm間隔
に切れ目を入れ、1平方mmのマス目を100個形成さ
せる。次に、その上へセロファン粘着テープ(ニチバン
(株)製 商品名「セロテープ」)を強く押し付けた
後、表面から90度方向へ急に引っ張り剥離した後コー
ト被膜の残っているマス目をもって密着性指標とした。
【0047】(e)耐候性:キセノンランプによるサン
シャインウェザーメーターに400時間暴露した後の表
面状態に変化のないものを良とした。
シャインウェザーメーターに400時間暴露した後の表
面状態に変化のないものを良とした。
【0048】(f)耐熱性(冷却サイクル性):70℃
の温風中に1時間保存した後表面状態を調べた。更に−
5℃で15分、60℃で15分のサイクルを5回繰り返
し、表面状態に変化のないものを良とした。
の温風中に1時間保存した後表面状態を調べた。更に−
5℃で15分、60℃で15分のサイクルを5回繰り返
し、表面状態に変化のないものを良とした。
【0049】(g)耐久性:耐久性は本質的に密着性の
接続であると考え、(a)から(f)の試験を行なった
ものについて、上記のクロスカットテープ試験を行ない
コート膜に剥離のないものを良とした。
接続であると考え、(a)から(f)の試験を行なった
ものについて、上記のクロスカットテープ試験を行ない
コート膜に剥離のないものを良とした。
【0050】(h)塗液のポットライフ:塗液調整後2
0℃の雰囲気で3週間保管した後に、同様な方法で塗布
および硬化を行ない、そのハードコートレンズの上記各
種耐久性を確認した。塗液のポットライフの評価として
は、保管後塗布したレンズの耐久性が、保管前に塗布し
たレンズより、低下しないものを良とした。
0℃の雰囲気で3週間保管した後に、同様な方法で塗布
および硬化を行ない、そのハードコートレンズの上記各
種耐久性を確認した。塗液のポットライフの評価として
は、保管後塗布したレンズの耐久性が、保管前に塗布し
たレンズより、低下しないものを良とした。
【0051】実施例−2 (1)塗液の調整 ブチルセロソルブ350g、1wt%水酸化ナトリウム
水溶液8g、メチルセロソルブ分散二酸化セリウム−二
酸化チタン−二酸化ケイ素複合微粒子ゾル(触媒化成工
業(株)製、商品名「オプトレイク1832」固形分濃
度20wt%)445gおよびメチルセロソルブ分散コ
ロイド状シリカ(触媒化成工業(株)製、商品名「オス
カル1832」固形分濃度30wt%)22.5を混合
した後、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
106gおよびγ−グリシドキシプロピルメチルジメト
キシシラン39gを混合した。この混合液に0.05N
塩酸水溶液38gを攪拌しながら滴下を行ない4時間攪
拌後、この液にアルミニウムアセチルアセトネート2.
5g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカー(株)製、
商品名「FZ−2110」)0.3gおよび フェノー
ル系酸化防止剤(シプロ化成(株)製、商品名「シーノ
ックス226M」)1.2gを添加し更に4時間攪拌後
一昼夜熟成させて塗液とした。
水溶液8g、メチルセロソルブ分散二酸化セリウム−二
酸化チタン−二酸化ケイ素複合微粒子ゾル(触媒化成工
業(株)製、商品名「オプトレイク1832」固形分濃
度20wt%)445gおよびメチルセロソルブ分散コ
ロイド状シリカ(触媒化成工業(株)製、商品名「オス
カル1832」固形分濃度30wt%)22.5を混合
した後、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
106gおよびγ−グリシドキシプロピルメチルジメト
キシシラン39gを混合した。この混合液に0.05N
塩酸水溶液38gを攪拌しながら滴下を行ない4時間攪
拌後、この液にアルミニウムアセチルアセトネート2.
5g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカー(株)製、
商品名「FZ−2110」)0.3gおよび フェノー
ル系酸化防止剤(シプロ化成(株)製、商品名「シーノ
ックス226M」)1.2gを添加し更に4時間攪拌後
一昼夜熟成させて塗液とした。
【0052】この塗液のpHを測定したところ5.26
であった。
であった。
【0053】(2)塗布および硬化 このようにして得られた塗液で、屈折率1.66眼鏡レ
ンズ(セイコーエプソン(株)製、セイコースーパーソ
ブリン用レンズ生地)にスピンナー法にて塗布を行なっ
た。
ンズ(セイコーエプソン(株)製、セイコースーパーソ
ブリン用レンズ生地)にスピンナー法にて塗布を行なっ
た。
【0054】コーティング条件は以下の通りである。
【0055】 回転数 500rpmで10秒(この間に塗液を塗布) 回転数 2000rpmで 1秒 回転数 500rpmで 5秒 塗布後80℃で20分間風乾した後、130℃で120
分間焼成を行なった。このようにして得られた硬化被膜
の厚みは約2.3ミクロンであった。
分間焼成を行なった。このようにして得られた硬化被膜
の厚みは約2.3ミクロンであった。
【0056】(3)反射防止薄膜の形成 上記の方法で得られたレンズをプラズマ処理(アルゴン
プラズマ400W×60秒)を行なった後、基板から大
気にむっかて順に、ZrO2 、SiO2 、ZrO2 、S
iO2 の4層からなる反射防止多層膜を真空蒸着法(真
空器械工業(株)製;BMC−1000)にて形成を行
なった。各層の光学的膜厚は、最初のZrO2 とSiO
2 の等価膜層および次のZrO2 層、最上層のSiO2
層がそれぞれλ/4となる様に形成した。なお、設計波
長λは520nmとした。
プラズマ400W×60秒)を行なった後、基板から大
気にむっかて順に、ZrO2 、SiO2 、ZrO2 、S
iO2 の4層からなる反射防止多層膜を真空蒸着法(真
空器械工業(株)製;BMC−1000)にて形成を行
なった。各層の光学的膜厚は、最初のZrO2 とSiO
2 の等価膜層および次のZrO2 層、最上層のSiO2
層がそれぞれλ/4となる様に形成した。なお、設計波
長λは520nmとした。
【0057】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は98%であった。
し、全光線透過率は98%であった。
【0058】(4)試験および評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0059】実施例−3 (1)塗液の調整 イソプロピルセロソルブ400g、純水68gおよびメ
タノール分散二酸化スズ−二酸化タングステン複合微粒
子ゾル(日産化学工業(株)製、固形分濃度30wt
%)325gを混合した後、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン115gおよびγ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン22gを混合した。この混
合液に0.1N塩酸水溶液38gを攪拌しながら滴下し
た。さらに5時間攪拌後一昼夜熟成させた。この液にト
リメチロールプロパンジグリシジルエーテル(ナガセ化
成工業(株)製、商品名「デナコールEX−321」)
28g、Fe(III )アセチルアセトネート1.2g、
シリコン系界面活性剤(日本ユニカー(株)製、商品名
「L−7604])0.3gおよびをヒンダードフェノ
ール系酸化防止剤(日本チバガイギー(株)製、商品名
「イルガノックス1222」)1.5gを添加し4時間
攪拌後一昼夜熟成させて塗液とした。
タノール分散二酸化スズ−二酸化タングステン複合微粒
子ゾル(日産化学工業(株)製、固形分濃度30wt
%)325gを混合した後、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン115gおよびγ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン22gを混合した。この混
合液に0.1N塩酸水溶液38gを攪拌しながら滴下し
た。さらに5時間攪拌後一昼夜熟成させた。この液にト
リメチロールプロパンジグリシジルエーテル(ナガセ化
成工業(株)製、商品名「デナコールEX−321」)
28g、Fe(III )アセチルアセトネート1.2g、
シリコン系界面活性剤(日本ユニカー(株)製、商品名
「L−7604])0.3gおよびをヒンダードフェノ
ール系酸化防止剤(日本チバガイギー(株)製、商品名
「イルガノックス1222」)1.5gを添加し4時間
攪拌後一昼夜熟成させて塗液とした。
【0060】この塗液のpHを測定したところ5.23
であった。
であった。
【0061】(2)塗布および硬化 このようにして得られた塗液で、屈折率1.58のポリ
カーボネート射出成形眼鏡レンズにスピンナー法にて塗
布を行なった。コーティング条件は、実施例−3と同様
な方法で行なった。
カーボネート射出成形眼鏡レンズにスピンナー法にて塗
布を行なった。コーティング条件は、実施例−3と同様
な方法で行なった。
【0062】塗布後80℃で15分間風乾した後、13
0℃で2時間焼成を行なった。このようにして得られた
硬化被膜の厚みは約2.1ミクロンであった。
0℃で2時間焼成を行なった。このようにして得られた
硬化被膜の厚みは約2.1ミクロンであった。
【0063】(3)反射防止薄膜の形成 上記の方法で得られたレンズを実施例−4のZrO2を
ZrO2とTi酸化物の混合物(ZrO2 /Ti酸化物
=65/35(重量比))に変更したこと以外は、同様の
方法で反射防止膜を形成した。
ZrO2とTi酸化物の混合物(ZrO2 /Ti酸化物
=65/35(重量比))に変更したこと以外は、同様の
方法で反射防止膜を形成した。
【0064】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は99%であった。
し、全光線透過率は99%であった。
【0065】(4)試験および評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0066】実施例−4 (1)塗液の調整 メチルセロソルブ421g、1wt%水酸化ナトリウム
水溶液112g、水分散五酸化アンチモン微粒子ゾル
(日産化学工業(株)製、固形分濃度30wt%)33
0gを混合した後、γ−グリシドキシプロピルメチルジ
メトキシシラン31g、γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン120gおよびテトラメトキシシラン3
8gを混合した。この混合液に0.1N塩酸水溶液61
gを攪拌しながら滴下を行ない4時間攪拌後一昼夜熟成
させた。この液に、第一塩化スズ4g、シリコン系界面
活性剤(ビッグケミー(株)製;商品名「BYK−30
0」)0.2gおよびヒンダードフェノール系酸化防止
剤(日本チバガイギー(株)製、商品名「イルガノック
ス1010」)1.5gを添加し4時間攪拌後一昼夜熟
成させて塗液とした。
水溶液112g、水分散五酸化アンチモン微粒子ゾル
(日産化学工業(株)製、固形分濃度30wt%)33
0gを混合した後、γ−グリシドキシプロピルメチルジ
メトキシシラン31g、γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシラン120gおよびテトラメトキシシラン3
8gを混合した。この混合液に0.1N塩酸水溶液61
gを攪拌しながら滴下を行ない4時間攪拌後一昼夜熟成
させた。この液に、第一塩化スズ4g、シリコン系界面
活性剤(ビッグケミー(株)製;商品名「BYK−30
0」)0.2gおよびヒンダードフェノール系酸化防止
剤(日本チバガイギー(株)製、商品名「イルガノック
ス1010」)1.5gを添加し4時間攪拌後一昼夜熟
成させて塗液とした。
【0067】この塗液のpHを測定したところ4.96
であった。
であった。
【0068】(2)塗布および硬化 このようにして得られた塗液で、屈折率1.56眼鏡レ
ンズ(セイコーエプソン(株)製、セイコープラックス
IIGX用レンズ生地)スプレー法にて塗布を行なった。
ンズ(セイコーエプソン(株)製、セイコープラックス
IIGX用レンズ生地)スプレー法にて塗布を行なった。
【0069】スプレーは、イワタワイダー61(岩田塗
装機(株)製;ノズル口径1mm)を用い、スプレー圧
力3Kg/平方cm、塗料吐出量100ml/minで
おこなった。
装機(株)製;ノズル口径1mm)を用い、スプレー圧
力3Kg/平方cm、塗料吐出量100ml/minで
おこなった。
【0070】塗布後80℃で10分間風乾した後130
℃で2時間焼成を行なった。このようにして得られた硬
化被膜の厚みは約4ミクロンであり、外観、染色性共に
優れたものであった。
℃で2時間焼成を行なった。このようにして得られた硬
化被膜の厚みは約4ミクロンであり、外観、染色性共に
優れたものであった。
【0071】(3)反射防止薄膜の形成 実施例−6で得られたレンズを酸素ガスによるイオンビ
ーム照射処理(加速電圧500V×60秒)を行なった
後、基板から大気にむっかて順に、SiO2 、ZrO
2 、SiO2 、TiO2 、SiO2 の5層からなる反射
防止多層膜を真空蒸着法(真空器械工業(株)製;BM
C−1000)にて形成を行なった。その際4層目のT
iO2 をイオンビームアシスト蒸着により成膜を行っ
た。蒸着各層の光学的膜厚は、最初のSiO2 、次のZ
rO2 とSiO2 の等価膜層がλ/4、TiO2 層がλ
/2、最上層のSiO2 層がλ/4となる様に形成し
た。なお、設計波長λは520nmとした。
ーム照射処理(加速電圧500V×60秒)を行なった
後、基板から大気にむっかて順に、SiO2 、ZrO
2 、SiO2 、TiO2 、SiO2 の5層からなる反射
防止多層膜を真空蒸着法(真空器械工業(株)製;BM
C−1000)にて形成を行なった。その際4層目のT
iO2 をイオンビームアシスト蒸着により成膜を行っ
た。蒸着各層の光学的膜厚は、最初のSiO2 、次のZ
rO2 とSiO2 の等価膜層がλ/4、TiO2 層がλ
/2、最上層のSiO2 層がλ/4となる様に形成し
た。なお、設計波長λは520nmとした。
【0072】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は99%であった。
し、全光線透過率は99%であった。
【0073】(4)試験および評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0074】実施例−5 (1)塗液の調整 ブチルセロソルブ3111g、メタノール分散二酸化チ
タン−二酸化ジルコニウム−二酸化ケイ素複合微粒子ゾ
ル(触媒化成工業(株)製、固形分濃度20重量%)4
590g、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン283gおよびγ−グリシドキシプロピルメチルジメ
トキシシラン1130gを混合した。この混合液に0.
05N塩酸水溶液275gを攪拌しながら滴下し、さら
に4時間攪拌後一昼夜熟成させた。この液に、グリセロ
ールジグリシジルエーテル(ナガセ化成工業(株)製、
商品名「デナコールEX−313」)587g、Fe
(III )アセチルアセトネート27g、シリコン系界面
活性剤(日本ユニカー(株)製、商品名「L−700
1」)3gおよびチオビスフェノール系酸化防止剤(川
口化学工業(株)製、商品名「アンテージクリスタ
ル」)17.5gを添加し4時間攪拌後一昼夜熟成させ
て塗液とした。 この塗液のpHを測定したところ4.
98であった。
タン−二酸化ジルコニウム−二酸化ケイ素複合微粒子ゾ
ル(触媒化成工業(株)製、固形分濃度20重量%)4
590g、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン283gおよびγ−グリシドキシプロピルメチルジメ
トキシシラン1130gを混合した。この混合液に0.
05N塩酸水溶液275gを攪拌しながら滴下し、さら
に4時間攪拌後一昼夜熟成させた。この液に、グリセロ
ールジグリシジルエーテル(ナガセ化成工業(株)製、
商品名「デナコールEX−313」)587g、Fe
(III )アセチルアセトネート27g、シリコン系界面
活性剤(日本ユニカー(株)製、商品名「L−700
1」)3gおよびチオビスフェノール系酸化防止剤(川
口化学工業(株)製、商品名「アンテージクリスタ
ル」)17.5gを添加し4時間攪拌後一昼夜熟成させ
て塗液とした。 この塗液のpHを測定したところ4.
98であった。
【0075】(2)塗布および硬化 このようにして得られた塗液で、アルカリ処理を施した
屈折率1.56眼鏡レンズ(セイコーエプソン(株)
製、セイコープラックスIIスーパーフロンティア用レン
ズ生地)に浸漬法にて塗布を行なった。引き上げ速度
は、20cm/minとした。塗布後95℃で30分間
風乾した後130℃で120分間焼成を行なった。この
ようにして得られた硬化被膜の厚みは約2ミクロンであ
った。
屈折率1.56眼鏡レンズ(セイコーエプソン(株)
製、セイコープラックスIIスーパーフロンティア用レン
ズ生地)に浸漬法にて塗布を行なった。引き上げ速度
は、20cm/minとした。塗布後95℃で30分間
風乾した後130℃で120分間焼成を行なった。この
ようにして得られた硬化被膜の厚みは約2ミクロンであ
った。
【0076】(3)試験および評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0077】実施例−6 (1)反射防止薄膜の形成 実施例−5で得られたレンズに実施例−4と同様の方法
で反射防止膜を形成した。
で反射防止膜を形成した。
【0078】得られた多層膜の反射干渉色は緑色を呈
し、全光線透過率は99%であった。
し、全光線透過率は99%であった。
【0079】(2)試験および評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0080】実施例−7 (1)塗液の調整 メチルセロソルブ5367g、イソプロピルアルコール
分散コロイド状シリカ(触媒化成工業(株)製、商品名
「オスカル1432」、固形分濃度30重量%)222
0g、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン9
52gを混合した。この混合液に0.05N塩酸水溶液
265gを攪拌しながら滴下し、さらに4時間攪拌後一
昼夜熟成させた。この液に、1,6−ヘキサンジオール
ジグリシジルエーテル(ナガセ化成工業(株)製、商品
名「デナコールEX−212」)1160g、Fe(II
I )アセチルアセトネート40g、シリコン系界面活性
剤(日本ユニカー(株)製、商品名「L−7604」)
3gおよびチオビスフェノール系酸化防止剤(川口化学
工業(株)製、商品名「アンテージクリスタル」)1
7.5gを添加し4時間攪拌後一昼夜熟成させて塗液と
した。この塗液のpHを測定したところ5.12であっ
た。
分散コロイド状シリカ(触媒化成工業(株)製、商品名
「オスカル1432」、固形分濃度30重量%)222
0g、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン9
52gを混合した。この混合液に0.05N塩酸水溶液
265gを攪拌しながら滴下し、さらに4時間攪拌後一
昼夜熟成させた。この液に、1,6−ヘキサンジオール
ジグリシジルエーテル(ナガセ化成工業(株)製、商品
名「デナコールEX−212」)1160g、Fe(II
I )アセチルアセトネート40g、シリコン系界面活性
剤(日本ユニカー(株)製、商品名「L−7604」)
3gおよびチオビスフェノール系酸化防止剤(川口化学
工業(株)製、商品名「アンテージクリスタル」)1
7.5gを添加し4時間攪拌後一昼夜熟成させて塗液と
した。この塗液のpHを測定したところ5.12であっ
た。
【0081】(2)塗布および硬化 このようにして得られた塗液で、アルカリ処理を施した
屈折率1.50眼鏡レンズ(CR−39レンズ生地)に
浸漬法にて塗布を行なった。引き上げ速度は、12cm
/minとした。塗布後100℃で40分間風乾した後
135℃で100分間焼成を行なった。このようにして
得られた硬化被膜の厚みは約2.2ミクロンであった。
屈折率1.50眼鏡レンズ(CR−39レンズ生地)に
浸漬法にて塗布を行なった。引き上げ速度は、12cm
/minとした。塗布後100℃で40分間風乾した後
135℃で100分間焼成を行なった。このようにして
得られた硬化被膜の厚みは約2.2ミクロンであった。
【0082】(3)試験および評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0083】比較例−1 実施例−1において、フェノール系酸化防止剤を添加し
ないこと以外はすべて同様な方法でレンズに塗布を行な
った。
ないこと以外はすべて同様な方法でレンズに塗布を行な
った。
【0084】このようにして得られたレンズを実施例−
1と同様の方法で試験を行ない、その結果を表1に示し
た。
1と同様の方法で試験を行ない、その結果を表1に示し
た。
【0085】比較例−2 実施例−7において、チオビスフェノール系酸化防止剤
を添加しないこと以外はすべて同様な方法でレンズに塗
布を行なった。
を添加しないこと以外はすべて同様な方法でレンズに塗
布を行なった。
【0086】このようにして得られたレンズを実施例−
1と同様の方法で試験を行ない、その結果を表1に示し
た。
1と同様の方法で試験を行ない、その結果を表1に示し
た。
【0087】比較例−3 実施例−1において、1wt%水酸化ナトリウム水溶液
112gを添加しないこと以外はすべて同様な方法でレ
ンズに塗布を行なった。
112gを添加しないこと以外はすべて同様な方法でレ
ンズに塗布を行なった。
【0088】この塗液のpHを測定したところ4.01
であった。
であった。
【0089】このようにして得られたレンズを同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0090】
【表1】
【0091】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により表面
の高硬度化が可能となり、かつ良好な耐久性と塗液のp
Hを調整することによる生産性向上を得ることができ
た。特にコート被膜の耐候性向上の効果は大きい。即ち
プラスチックレンズ材料として、(メタ)アクリル樹脂
をはじめとしてスチレン樹脂、カーボネート樹脂、アリ
ル樹脂、アリルカーボネート樹脂、ビニル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリエーテル樹脂、ウレタン樹脂更に新た
なモノマーやコモノマーの重合体等各種機能をもった樹
脂に応用し得られる。
の高硬度化が可能となり、かつ良好な耐久性と塗液のp
Hを調整することによる生産性向上を得ることができ
た。特にコート被膜の耐候性向上の効果は大きい。即ち
プラスチックレンズ材料として、(メタ)アクリル樹脂
をはじめとしてスチレン樹脂、カーボネート樹脂、アリ
ル樹脂、アリルカーボネート樹脂、ビニル樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリエーテル樹脂、ウレタン樹脂更に新た
なモノマーやコモノマーの重合体等各種機能をもった樹
脂に応用し得られる。
【0092】優れた耐擦傷性と良好な耐久性および良好
な無機物からなる反射防止膜との密着性(耐久性)を兼
ね備えたプラスチック材料は、眼鏡レンズ、カメラレン
ズ、光ビーム集光レンズや光拡散用レンズとして民生用
或いは産業用に広く応用することができる。更に本発明
による効果は、ウォッチガラスやディスプレイ用カバー
ガラス等の透明ガラスやカバーガラス等の光学用途の透
明プラスチック全般に応用利用が可能であり、得られる
効果は多大である。
な無機物からなる反射防止膜との密着性(耐久性)を兼
ね備えたプラスチック材料は、眼鏡レンズ、カメラレン
ズ、光ビーム集光レンズや光拡散用レンズとして民生用
或いは産業用に広く応用することができる。更に本発明
による効果は、ウォッチガラスやディスプレイ用カバー
ガラス等の透明ガラスやカバーガラス等の光学用途の透
明プラスチック全般に応用利用が可能であり、得られる
効果は多大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 1/11 G02B 1/10 A 1/10 Z
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも下記の成分(A)、(B)お
よび(C)を主成分とすることを特徴とするコーティン
グ用組成物。 (A)粒径1〜100ミリミクロンのSi,Sn,S
b,Ce,Zr,Tiから選ばれる1種以上の金属酸化
物からなる微粒子および/またはSi,Al,Sn,S
b,Ta,Ce,La,Fe,Zn,W,Zr,In,
Tiから選ばれる2種以上の金属酸化物から構成される
複合微粒子 (B)一般式 【化1】 で表される有機ケイ素化合物 (式中、R1 は重合可能
な反応基を有する有機基、R2 は炭素数1〜6の炭化水
素基である。X1 は加水分解性基であり、nは0または
1である。) (C)フェノール系酸化防止剤 - 【請求項2】 前記フェノール系酸化防止剤がチオビス
フェノール系酸化防止剤であることを特徴とする請求項
1記載のコーティング用組成物。 - 【請求項3】 前記(A)成分がTiの金属酸化物から
なる微粒子および/または少なくともTiの金属酸化物
が含まれる複合微粒子であることを特徴とする請求項1
または2記載のコーティング用組成物。 - 【請求項4】 請求項1または2記載のコーティング用
組成物において、そのpHを4.5〜6.5とすること
を特徴とするコーティング用組成物の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1または2記載のコーティング用
組成物を基材に塗布した後、硬化させることにより得ら
れるコート被膜表面に無機物質からなる反射防止膜を設
けたことを特徴とする積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8038451A JPH08311401A (ja) | 1995-03-01 | 1996-02-26 | コーティング用組成物およびその製造方法および積層体 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4200195 | 1995-03-01 | ||
JP7-56332 | 1995-03-15 | ||
JP7-42001 | 1995-03-15 | ||
JP5633295 | 1995-03-15 | ||
JP8038451A JPH08311401A (ja) | 1995-03-01 | 1996-02-26 | コーティング用組成物およびその製造方法および積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08311401A true JPH08311401A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=27289836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8038451A Pending JPH08311401A (ja) | 1995-03-01 | 1996-02-26 | コーティング用組成物およびその製造方法および積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08311401A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997041185A1 (fr) * | 1996-04-26 | 1997-11-06 | Seiko Epson Corporation | Composition de revetement |
JPH10292135A (ja) * | 1997-04-18 | 1998-11-04 | Seiko Epson Corp | コーティング用組成物、その製造方法および積層体 |
JP2001305302A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-31 | Asahi Optical Co Ltd | 厚膜化可能なコーティング方法及びプラスチックレンズ |
JP2002511509A (ja) * | 1998-04-09 | 2002-04-16 | インスティトゥート フィア ノイエ マテリアーリエン ゲマインニュッツィゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクタ ハフトゥンク | ナノ構造の成形体及び層並びに安定な水溶性前駆物質を用いたその製造方法 |
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