JP3502823B2 - 建設機械の冷却装置 - Google Patents

建設機械の冷却装置

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JP3502823B2
JP3502823B2 JP2000300794A JP2000300794A JP3502823B2 JP 3502823 B2 JP3502823 B2 JP 3502823B2 JP 2000300794 A JP2000300794 A JP 2000300794A JP 2000300794 A JP2000300794 A JP 2000300794A JP 3502823 B2 JP3502823 B2 JP 3502823B2
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cooling
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秀之 泉
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械は省エネ
ルギや狭所での作業を可能にするため、例えば油圧ショ
ベルのコンパクト化やミニ油圧ショベルの需要が増大し
ているが、上記ミニ油圧ショベルや上記コンパクト化す
ると上記建設機械に搭載されるエンジン,インタクー
ラ,作動油等を冷却する複数の冷却装置の配設スペース
が小さくなり、上記重合する各冷却装置の冷却コアの清
掃のため、上記冷却装置の一部を回動して上記清掃を行
なうスペースが少なくなり、又上記冷却装置の冷媒の冷
媒用配管のスペースもとりにくくなるので、上記冷却装
置,上記冷媒用配管が容易に配設できるようにした建設
機械の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械には、例えばダム,トンネル,
道路,上下水道等の土砂の掘削作業や建造物等の解体作
業等を行なう油圧ショベルがある。上記油圧ショベルは
下部走行体,上記下部走行体上に旋回可能に枢支された
上部旋回体,上記上部旋回体の前部に設けられた作業装
置とから構成されている。
【0003】上記の上部旋回体には作業機のオペレータ
室用のキャブが設けられているが、ミニ油圧ショベルに
は上記キャブがなくオペレータが着席するシートだけの
ものがある。更に、上部旋回体のフレーム上には、エン
ジン,油圧ポンプ,冷却装置,バッテリ,コントロール
バルブ,燃料タンク,作動油タンク等が設けられてい
る。
【0004】上記建設機械は、上記下部走行体による走
行,上記上部旋回体による旋回,上記作業装置による掘
削等の作業を行なうが、上記の作業は油圧モータ,油圧
シリンダから構成される油圧アクチュエータによって行
なわれる。又、図11に示したようにエンジン03によ
り作動する上記油圧ポンプ05により油圧が上記アクチ
ュエータに供給されるように構成されている。
【0005】又、エンジン03,ラジエータ06,油圧
ポンプ05,油圧ポンプ05から供給される圧油の方向
を切り換える方向切換弁等の機器は、上記上部旋回体に
配設されている。更に、このエンジンルーム02内には
エンジン03が設けられ、エンジン03を冷却するラジ
エータ06と作動油を冷却するオイルクーラ010が配
設されている。
【0006】上記のインタクーラ08,オイルクーラ0
10,ラジエータ06,凝縮器012は、エンジンの吸
入空気,冷却水,作動油を冷却するための冷却装置Rで
あり、これらの冷却装置R対して冷却空気を流通させて
冷却装置Rの冷却媒体を冷却するエンジン03で駆動さ
れる冷却ファン014が配設されている。又、エンジン
ルーム02を構成するカバー01には、外気を導入する
外気導入口01aとエンジンルーム02内から上記で導
入され冷却装置Rを冷却した後、更に、エンジン03,
マフラ等を冷却し高温になった空気を、冷却ファン01
4により外部に排出するための排出口01bとが設けら
れている。
【0007】そして、エンジンルーム02を構成するカ
バー01の外気の導入口01aから冷却空気を導入し、
エンジンルーム02内を矢印のように空気流が発生して
上記のエンジン02及びマフラ等を冷却して排出口01
bから排出される。又、図11に示したオイルクーラ0
10,ラジエータ06の順に熱交換器が、図12
(A),(B),(C)に示したように直列に重合する
ように配設されている。
【0008】そして、車体中央に設けられる、図示しな
いコントロールバルブから上記それぞれの稼動を行なっ
た高温油をオイルクーラ010に送りオイルクーラ01
0で冷却された低温油が作動油タンクに戻されている。
従って、オイルクーラ010の後方にラジエータ06が
あるため、オイルクーラ010の冷媒用配管は、図12
(A)〜(C)のように熱交換器R(オイルクーラ01
0,ラジエータ06)の側部に跨るように配設され、熱
交換器Rの側方及び前方にデットスペース(死空間)D
S1及びDS2が生じ上記スペースの有効活用がされて
いない。
【0009】又、図11に2点鎖線で示したようにイン
タクーラ08が設けられている場合には、例えばエンジ
ンルーム02内に設けられる冷却装置Rに対しての冷却
空気の流れは、上流側から凝縮器012,インタクーラ
08,オイルクーラ010,ラジエータ06の順に流れ
る。又、インタクーラ08はエンジン03への吸入空気
を過給する過給器016で圧縮された空気を冷却するた
めのものであり、このためエンジンルーム02の外部に
フィルタ装置017が配設され、これにより塵埃等の侵
入が防止されている。
【0010】そして、過給器016はエンジン03の排
気ガスのエネルギーでタービンを回転させて、吸入空気
を圧縮するものであり、この圧縮により温度が上昇する
ので、吸気効率を向上させるためエンジン03に供給す
る前に冷却する必要がある。そして、インタクーラ08
が設けられるのは、この吸入空気を冷却するためのもの
であり、一般的に常温で約40〜70℃程度にまで冷却
される場合が多い。
【0011】又、インタクーラ08の冷却媒体(冷媒)
は、他の熱交換器よりも低い温度にまで冷却しなければ
ならない上、オイルクーラ010やラジエータ06の放
熱量が比較的大きいので、インタクーラ08は、図1
1,図13,図14に示したように一般に空気流の最上
流側或いはラジエータ06よりも上流側に配設される。
又、過給器016は、図11に示したように上記のよう
にエンジン03の部位に配置されなければならないこと
から、過給器016とインタクーラ08との間及びイン
タクーラ08とエンジン03との間には、圧縮空気を流
通させる配管018,019が接続されている。
【0012】このように、上記冷却装置Rが重合されて
配管される時には、図11,図13,図14に示したよ
うにインタークーラ08の冷媒用配管018,019が
インタクーラ08がオイルクーラ010,ラジエータ0
6の上又は左右の側面を、本実施形態の場合には、図1
3に示したように上部の側面(上記側部)又は、図14
に示したように左右側面(上記側部)の近傍を跨いで配
管されているが、インタクーラ08の配管018,01
9(通常、直径Dの円形配管を適用されている)の直径D
の面積分だけ、左右の側部の側面近傍の幅方向又は上記
上部側面近傍の高さ方向に、図11,図13,図14に
示したように上記の冷媒用配管018,019を通過さ
せるための収容スペース(デットスペース)2倍のDS
1又はDS3ができる。
【0013】更に、従来の上記冷却装置の上記冷媒用配
管の配設について詳細に説明すると、図11,図14に
示したようにそれぞれの車幅方向の幅の寸法が増大す
る。又、図14に示したようにキャブ008とカウンタ
ウエイト0010との距離Lが与えられた場合、インタ
クーラの配管がラジエータ06、オイルクーラ010の
側面に配設されると、デットスペースDS2の長さLa
(左右の合計で2Laの長さ)が生じる。
【0014】又、図14に示したようにインタクーラ0
8の上記冷媒用配管018,019をラジエータ06又
はオイルクーラ010の上部の側部(側面)の近傍に配
設した場合には、インタクーラ08の配管018,01
9の直径DだけデットスペースDS3によりエンジンフ
ードが高くなり、後方視界性や外観(見栄え)が低下す
る。
【0015】又、上記した複数の熱交換器からなる冷却
装置Rは、上記の理由のように、例えば上記凝縮器01
2,インタクーラ08,オイルクーラ010,ラジエー
タ06の順に、且つ冷却効率をあげるため、できるだけ
上記冷却装置Rの各々の相互間を近接するように配設さ
れており、上記塵埃の多い作業現場では、凝縮器01
2,インタクーラ08,オイルクーラ010,ラジエー
タ06に塵埃等が付着する。
【0016】特に、下流側のラジエータ06への付着は
顕著であり、この塵埃等が付着した場合には比較的頻繁
に清掃しなければ上記作業を続行することができない。
又、インタクーラ08とオイルクーラ010又はラジエ
ータ06とが重複すると清掃することができない。そこ
で、例えば、図11に示したように配設した場合にはラ
ジエータ06又はオイルクーラ010を軽量なアルミ合
金製にして軽量化することにより、上方に引き抜き、例
えばエアージェットノズルによりオイルクーラ010,
ラジエータ06を清掃した後、元の部位に戻し装着する
作業が行なわれている。
【0017】これは、インタクーラ08の空気の吸排用
の配管018,019の直径Dが上記複数の熱交換器R
のうちの他の熱交換器の上記冷媒用配管の直径に比較し
て大きいため、一般に上記のように配設される場合に
は、上記上部旋回体上にインタクーラ08が固定的に配
設されているので、インタクーラ08が邪魔になりオイ
ルクーラ010の一時的な回転による移動が困難であ
る。
【0018】又、図11示した従来の建設機械では、上
記冷却装置R,エンジン03,油圧ポンプ05をエンジ
ンルーム02内に上記の冷却装置Rの広い冷却空気流通
路の面積を有するコアを介して開放的に連通される冷却
空気通路に配設されているので、上記広い面積からエン
ジン03,冷却ファン014の騒音が外部に伝達され騒
音の原因になっている恐れがあり、又冷却装置に塵埃が
付着することを防ぐため、冷却ファンの回転数を上げ風
速を上げると上記冷却ファンの騒音が増大する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図1
1,図12に示したようにオイルクーラ010とラジエ
ータ06とを直列に重合するように配設すると、図12
(C)に示したように熱交換器Rの側方及び前方にデッ
トスペースDS1,DS2が生じ、上記デットスペース
DS2には冷媒用配管018があるために工具箱を設置
する等有効活用ができず、又キャブ008と熱交換器R
(オイルクーラ010とラジエータ06)との間の上記
デットスペースDS1が生じ冷却能力の向上のために熱
交換器Rの容量を上げるなど、有効活用ができない。
【0020】又、図13に示したようにインタークーラ
018の冷媒用配管018,019をラジエータ06又
はオイルクーラ010の上方に配設すると、インターク
ーラ08の冷媒用配管018,019の直径Dだけデッ
トスペースDS3が生じてエンジンフードが高くなり、
後方視界性及び外観(見栄え)が低下する。又、図14に
示したようにラジエータ06又はオイルクーラ010の
側方に配設すると、インタークーラ08の冷媒用配管0
18,019の直径Dだけ上記デットスペースDS1の
長さLa(左右両側分で2Laの長さ)が生じ、上記建設
の前後方向の長さが長くなり大型化する。
【0021】又、上記した従来の建設機械において、上
記冷却装置Rの清掃を怠れば、冷却装置のフィンの目詰
まりにより冷却装置Rの冷却空気の流通が減少するの
で、冷却効率が落ち、上記建設機械の過酷な作業ができ
ないばかりか、ラジエータ06オイルクーラ010の清
掃のため、ラジエータ06又はオイルクーラ010の引
抜き及び装着の作業に工数と時間を要し結果的に作業効
率が低下すると共に、又上記のように上記建設機械の騒
音が増大する原因になっている恐れがある。
【0022】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、建設機械に搭載される複数個の熱交換器から
なる冷却装置のうちのいずれかを並列に配設し、上記並
列に配設した上記熱交換器のそれぞれのインレットパイ
プとアウトレットパイプとを同一側に配設せしめ、上記
並列に配設した一方の冷却装置以外の残りの他方の冷却
装置を設ける場合には、上記並列に配設される一方の冷
却装置と直列に重合するように設け、上記一方の冷却装
置の冷却媒体を給排するための冷媒用配管を上記他方の
冷却装置の側部の外周を跨ぐように設け、上記配設部を
跨ぐ上記冷媒用配管の少なくとも一部を扁平形状にする
か、又は上記配設部に窪み部を設けるかのうち少なくと
もいずれか一方で構成してコンパクトに構成すると共
に、上記冷却装置の清掃が容易にでき、騒音の少ない建
設機械の冷却装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の建設機械の冷却装置は、エンジン,複数個の熱交換器
からなる冷却装置を搭載した建設機械の冷却装置におい
て、上記冷却装置の複数個の熱交換器のうちの少なくと
もいずれかを並列に配設し、上記並列に配設された上記
各熱交換器の冷却冷媒を給排する冷媒用配管が上記並列
に配設された熱交換器の同一側に配設されると共に、上
記並列に配設された熱交換器に対して直列に重合するよ
うに上記複数個の熱交換器のうちの残りの他の熱交換器
を配設し、上記他方の熱交換器の冷媒用配管が上記並列
に配設された上記熱交換器の側部を跨ぐように取付けら
れる上記熱交換器の側部に配設部が設けられ、上記配設
部を通過する上記他方の熱交換器の冷媒用配管の少なく
とも一部分を扁平状に形成された扁平部と上記他方の熱
交換機の冷媒用配管の少なくとも一部が没入するように
上記配設部に設けられた窪み部とのうちの少なくともい
ずれか一方が設けられているように構成されたことを特
徴としている。
【0024】
【0025】 請求項記載の建設機械の冷却装置は、
請求項1記載の構成において、外気導入口と排気口とが
形成されエンジンの設置位置より外気導入口側に上記複
数の熱交換器からなる冷却装置を設け、上記のエンジン
と熱交換器との間に冷却ファンを配設したエンジンルー
ム内に設けられる建設機械の冷却装置において、上記エ
ンジンの吸気用のインタクーラは上記複数の熱交換器の
うち上記外気導入口側に配置され、上記インタクーラよ
り下流側に位置する上記冷却装置のうちのいずれかの熱
交換器の側部近傍に上記インタクーラからの冷媒用配管
を上記熱交換器の上流から下流に向かうように配設され
た配設部が設けられ、上記配設部を通過する上記冷媒用
配管の一部分を扁平状に設けられた扁平部と上記配設部
に上記冷媒用配管の少なくとも一部が没入するように設
けられた窪み部とのうちの少なくともいずれか一方が設
けられていることを特徴としている。
【0026】 請求項記載の建設機械の冷却装置は、
請求項1又は2記載の構成において、上記配設部の部位
で分割されたそれぞれの上記冷媒用配管の端部が扁平状
の上記扁平管で形成され、上記分割された冷媒用配管の
端部の各々の上記扁平管が嵌合されて上記扁平部が構成
されていることを特徴としている。
【0027】 請求項記載の建設機械の冷却装置は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、上
記分割された冷媒用配管の端部のそれぞれ上記扁平管
に嵌合され上記両扁平管を連結する扁平管継手を有する
ことを特徴としている。請求項記載の建設機械の冷却
装置は、請求項3又は4記載の構成において、一端部が
上記分割されたそれぞれの円筒状の上記冷媒用配管の端
部に嵌合され他端部が上記扁平管形状に形成される異形
ジョイントを有することを特徴としている。
【0028】 請求項記載の建設機械の冷却装置は、
請求項3〜5のいずれか1項に記載の構成において、一
端が上記の分割された上記冷媒用配管の端部の開口に嵌
合され、他端が上記扁平管継手に嵌合される扁平形状の
開口を有するように構成された上記異形ジョイントを備
えたことを特徴としている。請求項記載の建設機械の
冷却装置は、請求項1,2,6のいずれか1項に記載の
構成において、上記の扁平部又は扁平管を上記複数の熱
交換器のいずれかの側部及び上記建設機械の上部旋回体
のうちの少なくといずれか一方に着脱自在の取付手段を
介して着脱可能に取付けられていることを特徴としてい
る。
【0029】 請求項記載の建設機械の冷却装置は、
請求項1,2,7のいずれか1項に記載の構成におい
て、上記エンジンが配設される上記エンジンルームと、
上記複数個の熱交換器のうちのいずれかを直列に重合す
るように上記エンジンルーム内に配設した上記冷却装置
と、上記冷却装置の側部外周と上記エンジンルームを構
成する隔壁との間に設けられる仕切部材と、上記の冷却
装置の冷媒用配管の上記扁平管が上記仕切部材を貫通し
上記配設部に着脱自在手段により取付けられていること
を特徴としている。
【0030】 請求項記載の建設機械の冷却装置は、
請求項8記載の構成において、上記仕切部材は上記エン
ジンルームのカバー等の隔壁に固着して設けた発泡ポリ
ウレタンで構成したことを特徴としている。請求項10
記載の建設機械の冷却装置は、請求項1,2,9のいず
れか1項に記載の構成において、上記複数個の熱交換器
からなる冷却装置のうちのいずれかを並列に配設した冷
却装置と上記複数個の冷却装置のうちの残りの冷却装置
との間を清掃できる間隙を存して配設されていることを
特徴としている。
【0031】 請求項11記載の建設機械の冷却装置
は、請求項10記載の構成において、上記間隙の周囲に
少なくとも略密閉する隙間詰めカバー又は開閉あるいは
着脱可能な上記隙間詰めカバーを備えたことを特徴とし
ている。請求項12記載の建設機械の冷却装置は、請求
項10又は11記載の構成において、上記複数個の熱交
換器からなる冷却装置のうちのいずれかを並列に配設し
た冷却装置と上記並列に配設した冷却装置に対して重合
するように配設した上記複数個の熱交換器からなる冷却
装置のうちの残りの冷却装置との間隙Dが、上記重合し
た冷却装置のうちの上流側の冷却装置の高さHと上記間
隙Dとの比がD/H=0.05〜0.3に設定されてい
ることを特徴としている。
【0032】 請求項13記載の建設機械の冷却装置
は、請求項12記載の構成において、上記間隙Dが約3
0〜300mmに設定され、好ましくは上記間隙Dが約
40〜100mmに設定されていることを特徴としてい
る。請求項14記載の建設機械の冷却装置は、請求項1
〜3,7のいずれか1項に記載の構成において、上記冷
却装置のうちのインタクーラがヒンジ機構を介して回動
可能に配設され、上記インタクーラの冷媒用配管を外し
た後、上記インタクーラを回動して上記冷却装置を清掃
できるように構成したことを特徴としている。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の建設機械の冷却装置
を油圧ショベルに適用した場合の実施形態を示すもの
で、油圧ショベルの側面を示す概略側面図、図2は図1
の2A−2A線矢視を示す概略説明図、図3は図2の矢
視3Aを示す概略説明図、図4は図3に示した冷却装置
を示す拡大斜視を示す概略説明図であり、(A)は並列
に配設されたオイルクーラとラジエータとの拡大斜視図
を示す概略説明図、(B)は図4(A)の正面図を示す
概略説明図、(C)は図2のキャブ,作動油タンク,冷
却装置,カウンタウエイトの部位を示す概略拡大平面
図、図5は図4(A)の矢視5Aの斜視を示す概略説明
図、図6は図4の応用例を示すもので、(A)はラジエ
ータ及びオイルクーラを並列に配設し間隙を存してイン
タクーラを配設した場合を示す概略説明図、(B)は隙
間詰めカバーのその他の取付構造を示す概略説明図、
(C)は上記隙間詰めカバーをインタクーラの上下の部
位に配設した構造を示す概略説明図、(D)は上記隙間
詰めカバーを着脱可能にインタクーラの外周に配設する
場合の取付構造を示す概略説明図、図7は図6(A)の
冷却装置の拡大詳細図を示すもので、(A)は冷却装置
Rの斜視を示す概略説明図、(B)は扁平管の分解図を示
す概略説明図、(C)は図7(A)に示す配設部を示す概
略説明図、図8は図7(A)のインタクーラの配管の配
設スペースを示すが略説明図、図9は図7(A)の変形
例を示す概略説明図、図10は図9のインタクーラの冷
媒用配管の配設スペースを示す略説明図である。
【0034】図1に示したように、建設機械である、例
えば油圧シショベルPは、上部旋回体2と下部走行体4
と作業装置6とから構成されている。上記の上部旋回体
2には建設機械Pの前端部にはオペレータ室用のキャブ
8が設けられ、後端部にはカウンタウエイト10が設け
られ、更に上部旋回体2のフレーム上には、図2,図3
に示したように油圧ショベルPのカウンタウエイト10
に於ける前側にエンジンルーム12が設けられている。
【0035】このエンジンルーム12内に設けられる複
数個の2点鎖線で示す凝縮器19,インタクーラ14及
び実線で示すオイルクーラ16,ラジエータ18の等の
複数個の熱交換器からなる冷却装置R、本実施形態では
オイルクーラ16とラジエータ18が設けられている。
そして、冷却装置Rの複数個の熱交換器の配設は、種種
あるが本実施形態の場合は、図1,図2に示したように
上記の複数個の熱交換器(冷却装置)からなる冷却装置
Rのうちのオイルクーラ16とラジエータ18とが油圧
ショベルPの前後方向に並列するように配設されてい
る。
【0036】そして、図5に示したようにラジエータ1
8及びオイルクーラ16のそれぞれのアッパタンクUT
及びロア―タンクLTの各々のインレットパイプ18
i,16i及びアウトレットパイプ18o,16oを同一
側(エンジン側)に配置されている。そしてし配管18
pi,18po,16pi,16poを設けることにより、反
対側(熱交換器前面側)の作動油の配管が不要となる。
【0037】即ち、図4(C)に示したようにデットス
ペースDS2がなくなると、同じスペース内に大型の熱
交換器が設置できるようになり、冷却性能を向上させる
ことができる。又デットスペースDS2がなくなると熱
交換器の前が広くなり工具を設置できるなど利便性を向
上する。又同性能の熱交換器を使用する場合は、デット
スペースDS1がなくなるため、キャブ8又は作動油タ
ンク又は燃料タンクとカウンタウエイト10との距離L
を縮小し車体の小型化が可能になる。
【0038】又、図4のに並列に配設された冷却装置R
にインタクーラ14を配設する応用例を、図6〜図10
について説明する。上記の冷却装置R1であるオイルク
ーラ16,ラジエータ18の上流側に上記複数個の熱交
換器からなる冷却装置Rのうちの残りの冷却装置RNで
あるインタクーラ14が配設され、ラジエータ18と設
計仕様により決定される間隔Dを存して設けられたイン
タクーラ14が配設されている。
【0039】又、図2,図3に示したようにエンジンル
ーム12内に配設された冷却装置Rとその下流側に設け
られ上記冷却装置Rを冷却する冷却ファン20が設けら
れている。更に、図3に示したように冷却ファン20の
後方にエンジン22とエンジン22に接続され駆動され
る油圧ポンプ24とが設けられ、更にエンジン22と油
圧ポンプ24との間に隔板DWが設けられている。
【0040】そして、図3に示したように上記複数個の
熱交換器のうちのいずれかのオイルクーラ16,ラジエ
ータ18の順に並列にエンジンルーム12内に配設した
冷却装置R1が設けられている。又、図2,図3,図
6,図7に示したように、並列に配設された上記熱交換
器からなる冷却装置(オイルクーラ16,ラジエータ1
8)R1の上流側に直列に重合するように配設される上
記冷却装置NR(インタクーラ14)の外周とエンジン
ルーム12を構成するカバー1の上部隔壁Wa(本実施
形態ではエンジンフードと兼用),前部隔壁Wb,後部
隔壁Wc,下部隔壁Wdとの間に設けられる仕切部材1
8aと、上記の冷却装置Rを冷却する冷却ファン20と
が設けられている。
【0041】又、図2,図3,図6,図7に示したよう
に上記複数個の熱交換器からなる上記の冷却装置Rのう
ちのいずれかを上記前後方向に並列に配設した冷却装置
R1(本実施形態ではラジエータ18,オイルクーラ1
6)と上記複数の熱交換器のうちの残りの冷却装置RN
(本実施形態ではインタクーラ14)とが重合するよう
に配設され、この重合するように配設された上記の冷却
装置RN,R1に対向するように設けられた冷却装置R
N,R1を冷却する、本実施形態の場合には上記の冷却
ファン20が配設されている。
【0042】又、図3に示したようにエンジン22に設
けられた過給器32とインタクーラ14との間及びイン
タクーラ14とエンジン22との間には圧縮空気を流通
させる冷媒用配管34,36が、ラジエータ18の側部
(側面)の外周部とエンジンルーム12を構成する上記
隔壁Wa〜Wdとの間に設けられる仕部材18aのうち
の前部隔壁Wb及び後部隔壁Wc側に設けられた仕切部
材18aを貫通するように配設されている。
【0043】又、図3,図4に示した上記実施形態の上
記のエンジンルーム12は、上記のように構成されてい
るので、エンジン22及び冷却ファン20が稼働すると
カバー1の外気導入口1aから冷却空気が導入され冷却
装置Rを冷却した後、エンジン22,油圧ポンプ24を
冷却してカバー1に設けられた排出口1b,1cから排
出される。
【0044】この時、上記ラジエータ18,オイルクー
ラ16,インタクーラ14は冷却ファン20により効率
良く冷却されるが、例えば特に建造物の解体作業等の作
業現場では毎日、場合によっては一日のうちに複数回、
上記冷却装置Rの清掃を頻繁に行なう必要がある。上記
清掃作業を行なう場合には、上記実施形態の冷却装置R
の構成が役立つものである。
【0045】即ち、ラジエータ18,オイルクーラ1
6,インタクーラ14等の複数の冷却装置のうちのいず
れかが並列に配列された一方の冷却装置R1(オイルク
ーラ16とラジエータ18)に対して上記複数の冷却措
置Rのうちの残りの他方の冷却装置RN(インタクーラ
14)を、後述するヒンジ機構44aを介して、図6
(A)の矢印6Aに示したように回転してインタクーラ
14を開放することができるようにしてもよく、又上記
のインタクーラ14が回転可能でも回転不能であって
も、ラジエータ18とインタクーラ14との間にエアー
ジェットのノズルを挿入させ吹き飛ばすことによりイン
タクーラ14及びラジエータ18を容易に清掃すること
ができると共に、上記で開放状態にあるインタクーラ1
4とラジエータ18及びオイルクーラ16とを上記エア
ージェットのノズルにより吹き飛ばして清掃を容易に行
なうことができる。
【0046】又、上記清掃した後は、後述の図6(A)
に示したように上記オイルクーラ16を元の位置に復帰
させオイルクーラ16とラジエータ18との間に設けら
れた係止部材である、本実施形態ではヒンジ機構48が
適用されているが、係合ボルト(又は蝶ネジ等)48a
を螺合させて容易に着脱可能に締結固定することができ
る。
【0047】又、上記他の冷却装置NRであるインタク
ーラ14と上記複数個の冷却装置Rのうちの少なくとも
いずれかの並列に配設された上記一方の冷却装置R1
(本実施形態ではオイルクーラ16,ラジエータ18)
との間隔Dは、設計仕様により適宜決定されるものであ
るが、例えば上記一方の冷却装置R1と重合するインタ
クーラ14の高さHと上記のインタクーラ14と重合す
る上記一方の冷却装置R1との間隙Dとの比がD/H=
約0.05〜0.3となるように構成されている。
【0048】上記間隔Dは通常時は約30〜200に設
定されており、大型機種や特殊機種を含めると上記間隔
Dは約30〜300mmに設定され、好ましくは約40
〜100mmに設定すればよい。又、インタクーラの冷
却冷媒を給排する冷媒用配管は、後述する、図7(A),
(B)に示したように扁平部PLが形成されラジエータ1
8の側部に設けられた、本実施例形態の場合にはラジエ
ータ18の側部又は上記側部近傍の上部旋回体2の固定
側の部位に設けられた配設部Uに、例えば、図6(A)
に示したブラケットBK,ボルトBK1,ナットBK2
等の取付手段60によりラジエータ18又はオイルクー
ラ16の側部に着脱自在に取り付けられている。
【0049】又、上記取付手段60は上記に限られるも
のではなく、例えば、図7(A),(B)に示したように
後述する異形ジョインと55A,55B及び扁平管継手
57にブラケットBKを一体的に形成し、ボルトTbに
より上記部位に取付けられるように構成してもよい。
又、この取付手段60は、図示しないがラジエータ18
にブラケットを設けてこのブラケットに弾性部材を介し
て上記扁平管55又は扁平部PLをボルト,フック等の
取付手段により取付けても上記と同様の作用効果を奏す
ることができる。
【0050】又、上記の扁平部PLを構成するそれぞれ
の連結部分に、図7(B)に示した各々の嵌合部分に弾性
材で形成される締結部材TA,TBを設け、ボルトT
b,フック等により着脱自在に結合されている。従っ
て、本実施形態では上記冷媒用配管34,36の上記扁
平部PLにより冷却装置Rの油圧ショベルPの前後方向
の配設長さが短くなりコンパクトに配設することができ
る。次に、上記複数の熱交換器のうちのラジエータ1
8,オイルクーラ16を油圧ショベルPの前後方向に並
列に配設した場合を、図6,図7について更に詳細に説
明する。
【0051】上記並列に配設されたラジエータ18,オ
イルクーラ16の上流側にインタクーラ14を、図6
(A),図7(A)に示したように配設されている。
又、インタクーラの冷媒用配管34,36は、図7
(A),(B)に示したように、インタクーラ14の上
記冷媒用配管34,36が、図2,図3に示したように
上記仕切部材18aを貫通し上記の冷却装置Rの上流側
から下流側に跨って配設される冷却装置Rの側部に設け
られる配設部Uを上記冷媒用配管34,36が通過する
上記冷媒用配管34,36の少なくとも一部を扁平部P
Lに構成し、この扁平部PLは扁平管55(扁平管部5
5a,55b)に形成してこの扁平管55の外形寸法の
厚みを略上記の円形状の冷媒用配管34,36の直径D
よりも小さくなるように構成している。
【0052】そして、図7(A),図7(B)に示す扁平
管55は、ラジエータ18,オイルクーラ16の側部
(側面)の近傍に配設し、本実施形態ではラジエータ1
8,オイルクーラ16の側部に設けられた上記の配設部
Uに上記のブラケットBK,ボルトBK1で構成される
取付手段60によりラジエータ18,オイルクーラ16
の側部に取付けられている。
【0053】又、上記分割された配管の端部のそれぞれ
の上記扁平管部55a,55bに嵌合され上記両扁平管
部55a,55bを連結する扁平管継手57が設けられ
ている。又、上記両扁平管部55a,55bは、一端部
が上記分割されたそれぞれの円筒状の冷媒用配管34,
36の端部の扁平端部の開口に嵌合され他端部が上記扁
平管形状に形成されるように異形ジョイント55A,5
5Bとして構成してもよい。
【0054】そして、上記扁平部PL又は扁平管55を
上記複数の熱交換器のいずれかの側部及び上記油圧ショ
ベルPの上部旋回体のうちの少なくといずれか一方に着
脱自在の取付手段60を介して着脱可能に取付けられ
る。従って、上記実施形態では、図7(B)に示したよう
に異形ジョイント55A,55Bを介して略円形状の冷
媒用配管34,36とを連結されるように構成されてい
るので、これにより上記デットスペースDS1〜DS3
が寸法h1からh2に減少できる。
【0055】そして、図8に示したように熱交換器の幅
方向のデットスペースDS1を低減すると、図8に示し
たようにキャブ8とカウンタウエイト10との間のスペ
ースLが一定のとき、同一スペース内で上記冷媒用配管
34,36の直径D(h1)を小さくした長さLhから
Lsにした長さ分だけ熱交換器の容量を大きくすること
ができ、冷却能力を向上させることができる。
【0056】又、熱交換器の容量が一定のとき上記Lを
低減することができ車体の小型化が可能になる。又、上
記実施形態ではインタクーラ14との間の間隙を清掃で
きるように所望の間隙を存して配設し、インタクーラ1
4を固定したままでエアジェットで清掃できるようにし
たものであったが、インタクーラ14とラジエータ18
又はオイルクーラ16との間の間隙をできるだけ小さく
なるように近接して設け、図7(A),図6(A)に示し
たようにボルト44bにより取付けられているヒンジ機
構44aを介して上記オイルクーラ16と同様に、イン
タクーラ14を回転軸線Yaを中心に矢印6aのように
回動できるようにして清掃を行うことができる。
【0057】即ち、図5,図6(A),図7(A)に示
したように上記冷媒用配管、例えば異形ジョイント55
A,55Bのうちの少なくとも一方を外し、インタクー
ラ14のみを上記のような6A方向に回転軸線Yaを中
心に回動ができるようにすれば、上記オイルクーラ16
の回動時に発生する冷却用配管34,36の捩れの発生
を考慮する必要がないので、設計時の自由度が増大する
ことができると共に、ラジエータ18とオイルクーラ1
6との近傍の配置により冷却効率を向上することがで
る。
【0058】上記では他方の冷却装置NRであるインタ
クーラ14と上記他の冷却装置R1とを重合するように
配設する場合について説明したが、上記の重合する上記
他方の冷却装置NRがインタクーラ14に限られるもの
ではなく、上記他の熱交換器と上記一方の冷却装置R1
とを重合する場合に上記間隔Dを設ければ、又図4,図
5に示したように上記一方の冷却装置R1のインレット
パイプ,アウトレットパイプを同一側に設置すれば、上
記と同様の作用効果を奏することができると共に、イン
タクーラ14の冷媒用配管34,36の一部を扁平部P
Lにすれば、上記と同様の作用効果を奏することができ
る。
【0059】従って、図7(A)に示したように扁平管
55を使用すれば、図8に示したように熱交換器R1の
幅方向のデットスペースDS1を低減することができ
る。そして、(1):冷却装置の配設スペース幅Lが一
定の時、同スペース幅L内で上記熱交換器の容量を大き
くすることができ、冷却能力を向上することができる。
【0060】(2):上記熱交換器の容量が一定の時、
上記スペース幅Lを低減することができ車体の小型化が
可能になる。又、図9に示した、図7(A)の応用例の
場合には、上記したようにオイルクーラ16,ラジエー
タ18の上方のそれぞれのアッパタンクUTの上部に上
記配設部PLを設け、この配設部PLにインタクーラ1
4の冷媒用配管34,36の扁平管55を設けて、高さ
方向のデットスペースDS3を低減すると、(1):エ
ンジンの高さが、図10に示したようにh1からh2に低
減されキャブ8後方の視界性が改善される。
【0061】又、(2):車体全体の外観(見栄え)が向
上させることができる。又上記扁平管55をオイルクー
ラ16,ラジエータ18の周辺部(上下,左右の側部の
いずれでもよい)に配設し、これと上記異形ジョイン5
5A,55Bと、扁平管継手57を介して円形状の冷媒
用配管34,36と連結する構造に構成したので、その
組立,分解及びそのメンテナンスをが容易に行うことが
できる。
【0062】又、この扁平管55は、上記の配設部Uを
通過する上記冷媒用配管34,36の少なくとも一部分
を扁平状に設けられた扁平部PLで構成され、上記配設
部Uは、図7(C)に示したように上記冷媒用配管3
4,36の少なくとも一部が没入するように設けられた
窪み部Vが設けられている。そして、上記したように、
図7(C)に示した上記扁平管55に代えて本実施形態で
は、図9に示したようにオイルクーラ16,ラジエータ
18のそれぞれのアッパタンクUTの上記配設部Uに窪
み部Vを設けても上記作用効果を奏することができると
共に、上記の扁平管55及び窪み部Vの両方を適用すれ
ば、上記窪み部Vに上記冷媒用配管を没入するように配
設することができるので、更にコンパクトに構成するこ
とができる作用効果を奏することができる。
【0063】又、図9,図10に示したように高さ方向
のデットスペースDS3を低減すると、エンジンフード
高さが低減され(h1からh2になる)キャブ8後方の視
界性が改善され、車体全体の外観「見栄え」を向上させる
ことができる。上記の本発明の実施形態のようにインタ
クーラ14が固定的に配設されている場合であっても、
又回動可能に設けられる場合であっても、インタクーラ
14の冷却媒体の給排用の冷媒用配管34,36の一部
に扁平部PLを設け、必要に応じて冷却装置側に窪み部
Vを設ければ、更に油圧ショベルPの冷却装置Rをコン
パクトに配設することができる。
【0064】上記の本発明の実施形態のようにインタク
ーラが固定的に配設されている場合であっても又回動可
能に設けられる場合であっても、インタクーラの冷却媒
体の給排用の冷媒用配管34,36の一部に扁平部PL
を設け、必要に応じて冷却装置側に窪み部Vを設けれ
ば、更に油圧ショベルの冷却装置をコンパクトに配設す
ることができる。
【0065】上記の図2〜図10に示した実施形態,応
用例,変形例において、例えば、図6に示した上記間隙
Dの周囲を少なくとも略密閉する隙間詰めカバーCV又
は開閉あるいは着脱可能な弾性部材製の隙間詰めカバー
CVをインタクーラ14の周辺に沿って蝶ネジ48a等
で着脱可能に、或いは開閉可能に設ければ、上記の間隙
Dからの冷却空気の漏洩による冷却効率の低減を防止す
ることができる。
【0066】又、開閉あるいは着脱可能な隙間詰めカバ
ーCVを適用した場合には、上記冷却効率を向上させる
と共に、上記清掃時には上記開閉あるいは着脱可能な隙
間詰めカバーCVを開放して上記間隙に、例えばエアー
ジェットノズルを挿入させ上記冷却装置の塵埃を容易に
清掃することができる。又、図6(A)に示した隙間詰
めカバーCVの取付構造のその他の例を、図6(B)〜
図6(D)について説明する。
【0067】又、図6(B)に示した場合のものは、ラ
ジエータ18及びオイルクーラ16に配設されたフレー
ムRS1から延びるブラケットRS2によりインタクー
ラ14が取付けられている。又、隙間詰めカバーCVの
一端はヒンジCVhを介してフレームRS1に開閉可能
に蝶ネジ48a等により取付けられており、他端はイン
タクーラ14と蝶ネジ48aにより着脱自在に取付けら
れ、上記インタクーラ14の間隙Dを閉塞するようにイ
ンタクーラ14の外周に沿って配設されるものである。
【0068】又、図6(C)に示したものは、上記の隙
間詰めカバーCVをインタクーラ14の上下の部位に設
けたものであり、上記間隙Dが小さいとき等に適用され
るものでコストの低減等を図ることができる。又、図6
(D)に示したように、上記の隙間詰めカバーCVは、
隙間詰めカバーCVをインタクーラ14の外周に蝶ネジ
48aにより着脱可能に取付け上記間隙Dを開閉するよ
うにインタクーラの周囲に適宜設けてもよい。
【0069】又、この図6で説明したように隙間詰めカ
バーCVを設け、上記の間隙Dに設ければ、上記冷却空
気の流体が上記間隙Dからの漏洩が防止され冷却効率を
向上することができる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、 請求項1記載の
建設機械の冷却装置によれば、エンジン, 複数個の熱交
換器からなる冷却装置を搭載した建設機械の冷却装置に
おいて、上記冷却装置の複数個の熱交換器のうちの少な
くともいずれかを並列に配設し、上記並列に配設された
上記各熱交換器の冷却冷媒を給排する冷媒用配管が上記
並列に配設された熱交換器の同一側に配設されると共
に、上記並列に配設された熱交換器に対して直列に重合
するように上記複数個の熱交換器のうちの残りの他の熱
交換器を配設し、上記他方の熱交換器の冷媒用配管が上
記並列に配設された上記熱交換器の側部を跨ぐように取
付けられる上記熱交換器の側部に配設部が設けられ、上
記配設部を通過する上記他方の熱交換器の冷媒用配管の
少なくとも一部分を扁平状に形成された扁平部と上記他
方の熱交換機の冷媒用配管の少なくとも一部が没入する
ように上記配設部に設けられた窪み部とのうちの少なく
ともいずれか一方が設けられているように構成されてい
るので、上記並列に配設された上記冷媒用配管を同一側
に設置することにより、上記並列する上記各熱交換器の
反対側(熱交換器の前面)の上記冷媒用配管が不要にす
ることができ、上記熱交換器の前が広くなり種種の物品
を設置できる等利便性を向上することができる。
【0071】 又、上記熱交換器の幅方向の距離を縮め
ることができ、車体の小型化が可能にすることができ
。又、上記冷却装置の冷媒用配管の直径が低減された
扁平部又は上記窪み部により上記冷却装置の配設スペー
スが低減でき、上記建設機械をコンパクトに構成するこ
とができる。
【0072】 請求項記載の本発明の建設機械の冷却
装置によれば、請求項1記載の構成において、外気導入
口と排気口とが形成されエンジンの設置位置より外気導
入口側に上記複数の熱交換器からなる冷却装置を設け、
上記のエンジンと熱交換器との間に冷却ファンを配設し
たエンジンルーム内に設けられる建設機械の冷却装置に
おいて、上記エンジン吸気用のインタクーラは上記複数
の熱交換器のうち上記外気導入口側に配置され、上記イ
ンタクーラより下流側に位置する上記冷却装置のうちの
いずれかの熱交換器の側部近傍に上記インタクーラから
の冷媒用配管を上記熱交換器の上流から下流に向かうよ
うに配設された配設部が設けられ、上記配設部を通過す
る上記冷媒用配管の一部分を扁平状に設けられた扁平部
と上記配設部に上記冷媒用配管の少なくとも一部が没入
するように設けられた窪み部とのうちの少なくともいず
れか一方が設けられているので、請求項1の効果に加
え、上記外気導入口から導入された冷却空気により上記
冷却装置,エンジンルームを冷却し上記排出口から排出
するので冷却効率が向上し、上記エンジン等の稼動騒音
を低減することができる。
【0073】 請求項記載の本発明の建設機械の冷却
装置によれば、請求項1又は2記載の構成において、上
記配設部の部位で分割されたそれぞれの上記冷媒用配管
の端部が扁平状の上記扁平管で形成され、上記分割され
た冷媒用配管の端部の各々の上記扁平管が嵌合されて上
記扁平部が構成されているので、請求項1又2の効果に
加え、上記配設部に上記冷媒用配管の扁平部を取付けて
上記冷却装置の配設スペースを効果的に低減することが
できる。
【0074】 請求項記載の本発明の建設機械の冷却
装置によれば、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に
おいて、上記分割された冷媒用配管の端部のそれぞれ
上記扁平管に嵌合され上記両扁平管を連結する扁平管継
手を有しているので、請求項1〜3のいずれかの効果に
加え、上記冷媒用配管の扁平部の構成が着脱可能であ
り、その分解,組立,メンテナンスを容易に行なうこと
ができる。
【0075】 請求項記載の本発明の建設機械の冷却
装置によれば、請求項3又は4記載の構成において、一
端部が上記分割されたそれぞれの円筒状の上記冷媒用配
管の端部に嵌合され他端部が上記扁平管形状に形成され
る異形ジョイントを有しているので、請求項3又は4
効果に加え、上記異形ジョイントにより上記扁平部の着
脱が極めて容易になり、上記冷却装置の清掃時における
インタクーラ等の回動が容易にできる等、その分解,組
立,メンテナンスを容易に行なうことができる。
【0076】 請求項記載の本発明の建設機械の冷却
装置によれば、請求項3〜5のいずれかに記載の構成に
おいて、一端が上記の分割された上記冷媒用配管の端部
の開口に嵌合され、他端が上記扁平管継手に嵌合される
扁平形状の開口を有するように構成された上記異形ジョ
イントを備えているので、請求項3〜5のいずれかの効
果に加え、上記インタクーラの配管を適宜個所で切断し
上記異形ジョイントを容易に接続することができ、上記
扁平部を容易に形成することができる。
【0077】 請求項記載の本発明の建設機械の冷却
装置によれば、請求項1,2,6のいずれかに記載の構
成において、上記の扁平部又は扁平管を上記複数の熱交
換器のいずれかの側部及び上記建設機械の上部旋回体の
うちの少なくともいずれか一方に着脱自在の取付手段を
介して着脱可能に取付けられているので、請求項1,
2,6のいずれかの効果に加え、上記冷媒用配管の扁平
部を上記熱交換器側又は上記上部旋回体側に取付けら
れ、上記熱交換器に対する上記冷媒用配管の移動を低減
することができる。
【0078】 請求項記載の本発明の建設機械の冷却
装置によれば、請求項1,2,7のいずれかに記載の構
成において、上記エンジンが配設される上記エンジンル
ームと、上記複数個の熱交換器のうちのいずれかを直列
に重合するように上記エンジンルーム内に配設した上記
冷却装置と、上記冷却装置の側部外周と上記エンジンル
ームを構成する隔壁との間に設けられる仕切部材と、上
記の冷却装置の冷媒用配管の上記扁平管が上記仕切部材
を貫通し上記配設部に着脱自在の取付手段により取付け
られているので、請求項1,2,7のいずれかの効果に
加え、上記複数個の冷却装置全体をコンパクトに構成
し、上記冷却装置の冷却ファンで効果的に冷却効率を向
上させると共に、コストを廉価にすることができる。
【0079】 請求項記載の本発明の建設機械の冷却
装置によれば、請求項8記載の構成において、上記仕切
部材は上記エンジンルームのカバー等の隔壁に固着して
設けた発泡ポリウレタンで構成したので、請求項8の効
果に加え、上記エンジンルームからのエンジン等の稼動
騒音の漏洩及び上記冷媒用配管の扁平部の移動を低減す
ることができる。
【0080】 請求項10記載の本発明の建設機械の冷
却装置によれば、請求項1,2,9のいずれかに記載の
構成において、上記複数個の熱交換器からなる冷却装置
のうちのいずれかを並列に配設した冷却装置と上記複数
個の冷却装置のうちの残りの冷却装置との間を清掃でき
る間隙を存して配設されているので、請求項1,2,9
のいずれかの効果に加え、上記複数個の冷却装置のうち
のいずれかを並列に配設した冷却装置と上記残りの冷却
装置との間に、例えばエアージェットノズルを挿入させ
上記冷却装置の塵埃を容易に清掃することができる。
【0081】 請求項11記載の本発明の建設機械の冷
却装置によれば、請求項10記載の構成において、上記
間隙の周囲に少なくとも略密閉する隙間詰めカバー又は
開閉あるいは着脱可能な上記隙間詰めカバーを備えてい
るので、請求項10の効果に加え、上記間隙からの上記
冷却空気の漏洩による冷却効率の低減を防止することが
でき、上記冷媒用配管の扁平部の配設構成により上記冷
却装置をコンパクトに設けることができる。
【0082】 又、開閉あるいは着脱可能な上記隙間詰
めカバーを適用した場合には、上記冷却効率を向上させ
ると共に、上記清掃時には上記開閉あるいは着脱可能な
上記隙間詰めカバーを開放して上記間隙に、例えばエア
ージェットノズルを挿入させ上記冷却装置の塵埃を容易
に清掃することができる。請求項12記載の本発明の建
設機械の冷却装置によれば、請求項10又は11記載の
構成において、上記複数個の熱交換器からなる冷却装置
のうちのいずれかを並列に配設した冷却装置と上記並列
に配設した冷却装置に対して重合するように配設した上
記複数個の熱交換器からなる冷却装置のうちの残りの冷
却装置との間隙Dが、上記重合した冷却装置のうちの上
流側の冷却装置の高さHと上記間隙Dとの比がD/H=
0.05〜0.3に設定されているので、請求項10又
は11の効果に加え、設計仕様に決定される上記の冷却
装置及び冷却ファン並びに上記間隙の大きさに構成する
と共に、上記熱交換器の上記冷媒用配管の一部を扁平部
に構成してコンパクトにすることができ、冷却効率を向
上することができる。
【0083】 又、上記比により設計時の自由度が増加
し、設計仕様により適宜設定することができる。請求項
13記載の本発明の建設機械の冷却装置によれば、請求
項12記載の構成において、上記間隙Dが約30〜30
0mmに設定され、好ましくは上記間隙Dが約40〜1
00mmに設定されているので、請求項12の効果に加
え、上記間隙Dにより設計仕様に望まれる上記冷却装置
を容易に設定することができると共に、上記熱交換器の
冷媒用配管の一部を扁平部にすることにより上記冷却装
置をコンパクトに配設することができる効果がある。
【0084】 請求項14記載の本発明の建設機械の冷
却装置によれば、請求項1〜3,7のいずれかに記載の
構成において、上記冷却装置のうちのインタクーラがヒ
ンジ機構を介して回動可能に配設され、上記インタクー
ラの冷媒用配管を外した後、上記インタクーラを回動し
て上記冷却装置を清掃できるように構成したので、請求
項1〜3,7のいずれかの効果に加え、上記インタクー
ラの冷媒用の配管を外した後、上記ヒンジ機構によりイ
ンタクーラを容易に回動してインタクーラ,ラジエー
タ,オイルクーラを清掃することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の冷却装置を油圧ショベルに
適用した場合の実施形態を示すもので油圧ショベルの側
面を示す概略側面図である。
【図2】図1の2A−2A線矢視を示す概略説明図であ
る。
【図3】図2の矢視3Aを示す概略説明図である。
【図4】図3に示した冷却装置を示す拡大斜視を示す概
略説明図であり、(A)は並列に配設されたオイルクー
ラとインタクーラとの拡大斜視図を示す概略説明図、
(B)は図4(A)の正面図を示す概略説明図、(C)
は図2のキャブ,冷却装置,カウンタウエイトの部位を
示す概略拡大平面図である。
【図5】図4(A)の矢視5Aの斜視を示す概略説明図
である。
【図6】図4の応用例を示すもので、(A)はラジエー
タ及びオイルクーラを並列に配設し間隙を存してインタ
クーラを配設した場合を示す概略説明図、(B)は隙間
詰めカバーのその他の取付構造を示す概略説明図、
(C)は上記隙間詰めカバーをインタクーラの上下の部
位に配設した構造を示す概略説明図、(D)は上記隙間
詰めカバーを着脱可能にインタクーラの外周に配設する
場合の取付構造を示す概略説明図である。
【図7】図6(A)の冷却装置の拡大詳細図を示すもの
で、(A)は冷却装置Rの斜視を示す概略説明図、(B)
は扁平管の分解図を示す概略説明図、(C)は図7(A)
に示す配設部を示す概略説明図である。
【図8】図7(A)のインタクーラの配管の配設スペー
スを示すが略説明図である。
【図9】図7(A)の変形例を示す概略説明図である。
【図10】図9のインタクーラの冷媒用配管の配設スペ
ースを示す略説明図である。
【図11】従来油圧ショベルのエンジンルームの縦断面
を示す概略説明図である。
【図12】図11の冷却装置の拡大斜視を示すもので、
(A)は上記冷却装置の斜視を示す概略説明図、(B)
は図12(A)の正面を示す概略説明図、(C)は図1
2(B)の平面図を示す概略説明図である。
【図13】その他の従来例を示す、図11と同様の状態
を示す冷却装置の拡大斜視を示す概略説明図である。
【図14】図13の変形例を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 カバー 1a 空気導入口 1b 排出口 2 上部旋回体 4 下部走行体 6 作業装置 10 カウンタウエイト 12 エンジンルーム 14 インタクーラ 16 オイルクーラ 18 ラジエータ 18a 仕切部材 19 凝縮器 20 冷却ファン 22 エンジン 24 油圧ポンプ 38 マフラ 40 排気管 44,44a ヒンジ機構 48 係止部材 48a 係合ボルト 55 扁平管 55a 扁平管部 55b 扁平管部 55A 異形ジョイント 55B 異形ジョイント BK ブラッケト BK1 ボルト 57 扁平管継手 60 取付手段 PL 扁平部 R 冷却装置 TA,TB 締結部材 U 配設部 V 窪み部 Wa〜Wd 上部,前部,後部,下部の各隔壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/00 B60K 11/04 B60K 13/02 F01P 3/18 F01P 11/04 F28F 9/02 301 F28F 9/26

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン,複数個の熱交換器からなる冷
    却装置を搭載した建設機械の冷却装置において、上記冷
    却装置の複数個の熱交換器のうちの少なくともいずれか
    を並列に配設し、上記並列に配設された上記各熱交換器
    の冷却冷媒を給排する冷媒用配管が上記並列に配設され
    た熱交換器の同一側に配設されると共に、上記並列に配
    設された熱交換器に対して直列に重合するように上記複
    数個の熱交換器のうちの残りの他の熱交換器を配設し、
    上記他方の熱交換器の冷媒用配管が上記並列に配設され
    た上記熱交換器の側部を跨ぐように取付けられる上記熱
    交換器の側部に配設部が設けられ、上記配設部を通過す
    る上記他方の熱交換器の冷媒用配管の少なくとも一部分
    を扁平状に形成された扁平部と上記他方の熱交換機の冷
    媒用配管の少なくとも一部が没入するように上記配設部
    に設けられた窪み部とのうちの少なくともいずれか一方
    が設けられているように構成されたことを特徴とする、
    建設機械の冷却装置。
  2. 【請求項2】 外気導入口と排気口とが形成されエンジ
    ンの設置位置より外気導入口側に上記複数の熱交換器か
    らなる冷却装置を設け、上記のエンジンと熱交換器との
    間に冷却ファンを配設したエンジンルーム内に設けられ
    る建設機械の冷却装置において、上記エンジンの吸気用
    のインタクーラは上記複数の熱交換器のうち上記外気導
    入口側に配置され、上記インタクーラより下流側に位置
    する上記冷却装置のうちのいずれかの熱交換器の側部近
    傍に上記インタクーラからの冷媒用配管を上記熱交換器
    の上流から下流に向かうように配設された配設部が設け
    られ、上記配設部を通過する上記冷媒用配管の一部分を
    扁平状に設けられた扁平部と上記配設部に上記冷媒用配
    管の少なくとも一部が没入するように設けられた窪み部
    とのうちの少なくともいずれか一方が設けられている
    とを特徴とする、請求項1記載の建設機械の冷却装置。
  3. 【請求項3】 上記配設部の部位で分割されたそれぞれ
    の上記冷媒用配管の端部が扁平状の上記扁平管で形成さ
    れ、上記分割された冷媒用配管の端部の各々の上記扁平
    管が嵌合されて上記扁平部が構成されていることを特徴
    とする、請求項1又は2記載の建設機械の冷却装置。
  4. 【請求項4】 上記分割された冷媒用配管の端部のそれ
    ぞれが上記扁平管に嵌合され上記両扁平管を連結する扁
    平管継手を有することを特徴とする、請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の建設機械の冷却装置。
  5. 【請求項5】 一端部が上記分割されたそれぞれの円筒
    状の上記冷媒用配管の端部に嵌合され他端部が上記扁平
    管形状に形成される異形ジョイントを有することを特徴
    とする、請求項又は記載の建設機械の冷却装置。
  6. 【請求項6】 一端が上記の分割された上記冷媒用配管
    の端部の開口に嵌合され、他端が上記扁平管継手に嵌合
    される扁平形状の開口を有するように構成された上記異
    形ジョイントを備えたことを特徴とする、請求項3〜5
    のいずれか1項に記載の建設機械の冷却装置。
  7. 【請求項7】 上記の扁平部又は扁平管を上記複数の熱
    交換器のいずれかの側部及び上記建設機械の上部旋回体
    のうちの少なくといずれか一方に着脱自在の取付手段を
    介して着脱可能に取付けられていることを特徴とする、
    請求項1,2,6のいずれか1項に記載の建設機械の冷
    却装置。
  8. 【請求項8】 上記エンジンが配設される上記エンジン
    ルームと、上記複数個の熱交換器のうちのいずれかを直
    列に重合するように上記エンジンルーム内に配設した上
    記冷却装置と、上記冷却装置の側部外周と上記エンジン
    ルームを構成する隔壁との間に設けられる仕切部材と、
    上記の冷却装置の冷媒用配管の上記扁平管が上記仕切部
    材を貫通し上記配設部に着脱自在手段により取付けられ
    ていることを特徴とする、請求項1,2,7のいずれか
    1項に記載の建設機械の冷却装置。
  9. 【請求項9】 上記仕切部材は上記エンジンルームのカ
    バー等の隔壁に固着して設けた発泡ポリウレタンで構成
    したことを特徴とする、 請求項記載の建設機械の冷
    却装置。
  10. 【請求項10】 上記複数個の熱交換器からなる冷却装
    置のうちのいずれかを並列に 配設した冷却装置と上記複
    数個の冷却装置のうちの残りの冷却装置との間を清掃で
    きる間隙を存して配設されていることを特徴とする、請
    求項1,2,9のいずれか1項に記載の建設機械の冷却
    装置。
  11. 【請求項11】 上記間隙の周囲に少なくとも略密閉す
    る隙間詰めカバー又は開閉あるいは着脱可能な上記隙間
    詰めカバーを備えたことを特徴とする、請求項10記載
    の建設機械の冷却装置。
  12. 【請求項12】 上記複数個の熱交換器からなる冷却装
    置のうちのいずれかを並列に配設した冷却装置と上記並
    列に配設した冷却装置に対して重合するように配設した
    上記複数個の熱交換器からなる冷却装置のうちの残りの
    冷却装置との間隙Dが、上記重合した冷却装置のうちの
    上流側の冷却装置の高さHと上記間隙Dとの比がD/H
    =0.05〜0.3に設定されていることを特徴とす
    る、請求項10又は11記載の建設機械の冷却装置。
  13. 【請求項13】 上記間隙Dが約30〜300mmに設
    定され、好ましくは上記間隙Dが約40〜100mmに
    設定されていることを特徴とする、請求項12記載の建
    設機械の冷却装置。
  14. 【請求項14】 上記冷却装置のうちのインタクーラが
    ヒンジ機構を介して回動可能に配設され、上記インタク
    ーラの冷媒用配管を外した後、上記インタクーラを回動
    して上記冷却装置を清掃できるように構成したことを特
    徴とする、請求項1〜3,7のいずれか1項に記載の建
    設機械の冷却装置。
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