JP2002254935A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2002254935A
JP2002254935A JP2001059000A JP2001059000A JP2002254935A JP 2002254935 A JP2002254935 A JP 2002254935A JP 2001059000 A JP2001059000 A JP 2001059000A JP 2001059000 A JP2001059000 A JP 2001059000A JP 2002254935 A JP2002254935 A JP 2002254935A
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cooling
cooling air
cooling device
partition member
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Hideyuki Izumi
秀之 泉
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設機械に関し、建設機械に搭載される冷却
装置に間隔を存して配設されたエンジンルーム内に仕切
部材を介してエンジンを収納するエンジンルームを設
け、上記の冷却装置の清掃,エンジンルームの温度上昇
の低減,騒音の漏洩の低減,コンパクト化について、上
記建設機械の機能を有機的に且つ総体的に改良する。 【解決手段】 並列に配設された冷却装置と上記並列に
配設された以外の並列に配設された冷却装置とを重合す
るように配設した冷却装置Rを設け、冷却装置Rと間隔
を存して配設されエンジン22を収納するエンジンルー
ム12のエンジンフロントカバーC1に設けられた冷却
空気を流通する開口50を設け、冷却装置Rの冷却ファ
ン20による開口50からの冷却空気を自身の外周方向
に変向させるように案内しエンジンルーム12を構成す
るエンジンカバーC1と自身の外周との間にできる冷却
空気流通路CDを形成する仕切部材60設け、エンジン
フロントカバーC1からの冷却空気によりエンジンルー
ム12,エンジン22を冷却するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械に搭載さ
れる冷却装置を冷却する冷却ファン後方に配設された略
密閉型エンジンルーム内に配設され上記略密閉型エンジ
ンルームを構成するエンジンカバ−と間隙を存して配設
される仕切部材を有し、上記間隙を介して冷却空気を導
入する冷却空気ダクトを設け、上記の冷却装置の清掃,
略密閉型エンジンルームの温度上昇の低減,騒音漏洩の
低減,コンパクト化について、建設機械の機能を有機的
に且つ相対的に改良した建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械には、例えばダム,トンネル,
道路,上下水道等の土砂の掘削作業や建造物等の解体作
業等を行なう油圧ショベルがある。上記油圧ショベルは
下部走行体,上記下部走行体上に旋回可能に枢支された
上部旋回体,上記上部旋回体の前部に設けられた作業装
置とから構成されている。
【0003】上記の上部旋回体には通常作業機のオペレ
ータ室用のキャブが設けられているが、ミニ油圧ショベ
ルには上記キャブがなくオペレータが着席するシートだ
けのものがある。更に、上部旋回体のフレーム上には、
エンジン,油圧ポンプ,冷却装置,バッテリ,コントロ
ールバルブ,燃料タンク,作動油タンク等が設けられて
いる。
【0004】上記建設機械は、上記下部走行体による走
行,上記上部旋回体による旋回,上記作業装置による掘
削等の作業を行なうが、上記の作業は油圧モータ,油圧
シリンダから構成される油圧アクチュエータによって行
なわれる。又、図15に示したようにエンジン03によ
り作動する上記油圧ポンプ05により油圧が上記アクチ
ュエータに供給されるように構成されている。
【0005】又、エンジン03,ラジエータ06,油圧
ポンプ05,油圧ポンプ05から供給される圧油の方向
を切り換える方向切換弁等の機器は、上記上部旋回体に
配設されている。 上記上部旋回体にはカバー01で覆
われたエンジンルーム02が設けられ、このエンジンル
ーム02内にはエンジン03が設けられ、エンジン03
を冷却するラジエータ06,作動油を冷却するオイルク
ーラ010,エンジン03の燃焼室に供給する空気を冷
却するインタクーラ08,凝縮器012が配設されてい
る。
【0006】上記のインタクーラ08,オイルクーラ0
10,ラジエータ06,エアコンの凝縮器012は、冷
却水や作動油や凝縮器の被冷却媒体を冷却するためのそ
れぞれの冷却装置Rであり、これらの冷却装置R対して
冷却空気を流通させて冷却装置Rの被冷却媒体を冷却す
るエンジン03や電動機で駆動される冷却ファン014
が配設されている。
【0007】又、エンジンルーム02を構成するカバー
01には、外気を導入する外気導入口01aとエンジン
ルーム02内から上記で導入され冷却装置Rを冷却した
後、更にエンジン03,油圧ポンプ05,方向切換弁等
を冷却し高温になった空気を、冷却ファン014により
外部に排出するための排出口01bとが設けられてい
る。
【0008】そして、エンジンルーム02を構成するカ
バー01の外気の導入口01aから冷却空気を導入し、
エンジンルーム02内を矢印のように空気流が発生して
上記のエンジン03及び油圧ポンプ05,方向切換弁等
を冷却して排出口01bから排出される。又、図15に
示したようにエンジンルーム02内に設けられる冷却装
置Rに対しての冷却空気の流れは、上流側から上記の凝
縮器012,インタクーラ08,オイルクーラ010,
ラジエータ06の順に流れる。
【0009】又、インタクーラ08はエンジン03への
吸入空気を過給する過給機016で圧縮された空気を冷
却するためのものであり、このためエンジンルーム02
の外部にフィルタ装置017が配設され、これにより塵
埃等の侵入が防止されている。そして、過給機016は
エンジン03の排気ガスのエネルギーでタービンを回転
させて、吸入空気を圧縮するものであり、この断熱圧縮
により温度が上昇するので、エンジン03の出力及び排
ガス,清浄化のために、エンジン03に供給する前に冷
却する必要がある。
【0010】そして、インタクーラ08が設けられるの
は、この吸入空気を冷却するためのものであり、一般的
に常温で約摂氏40〜70度程度にまで冷却される場合
が多い。又、インタクーラ08の被冷却媒体は、他の熱
交換器よりも低い温度にまで冷却しなければならない
上、オイルクーラ010やラジエータ06の放熱量が比
較的大きいので、インタクーラ08は、一般に空気流の
最上流側或いはラジエータ06よりも上流側に配設され
る。
【0011】又、図15に示した従来装置のエンジンル
ーム02内に配設された冷却装置R,冷却ファン01
4、エンジン03はエンジンルーム02内に開放的に配
設されており、上記冷却装置の前面の全面積が開放さ
れ、その後方に冷却ファン014が配設されているの
で、上記冷却空気の流通騒音や冷却ファン014ゃエン
ジン02の稼動騒音がエンジンルーム02の外部に、そ
のまま騒音として漏洩している。
【0012】又、過給機016はエンジン03の部位に
配置されなければならないことから、過給機016とイ
ンタクーラ08との間及びインタクーラ08とエンジン
03との間には、圧縮空気を流通させる配管018,0
19が接続されている。上記した熱交換は上記の理由の
ように、例えば凝縮器012,インタクーラ08,オイ
ルクーラ010,ラジエータ06の順に、且つ冷却効率
をあげるため、できるだけ上記冷却装置Rの各々の相互
間を近接するように配設されているが、上記塵埃の多い
作業現場では、凝縮器012,インタクーラ08,オイ
ルクーラ010,ラジエータ06に塵埃等が付着するた
め、この塵埃等が付着した場合には比較的頻繁に清掃し
なければ上記作業を続行することができない。
【0013】又、インタクーラ08,オイルクーラ01
0,ラジエータ06の順に配設されている場合には、上
記油圧ショベルのエンジンルーム02内の狭い空間で
の、特に小旋回機の小型油圧ショベルのエンジンルーム
02内の狭い空間での上記オイルクーラ010の旋回が
困難になる場合も生じる。又インタクーラ08とオイル
クーラ010又はラジエータ06とが重複するように配
設される場合には、インタクーラ08が邪魔になりオイ
ルクーラ010を清掃することができない。
【0014】そこで、ラジエータ06又はオイルクーラ
010を軽量なアルミ合金製にして容易に上方に引き抜
きインタクーラ08の後方を開けて、インタクーラ08
を、例えばエアージェットのノズルにより清掃し、又上
記で引き抜いたラジエータ06又はオイルクーラ010
を清掃した後、元の部位に戻し装着することもある。
又、インタクーラ08の空気の吸排用の配管の直径が大
きく、一般に上記上部旋回体上にインタクーラ08を固
定的に配設されているので、上記のような作業が必要に
なる。
【0015】又、上記したように、図15に示した従来
の建設機械では上記の冷却装置,エンジン03,油圧ポ
ンプ05をエンジンルーム02内に上記冷却装置の広い
冷却空気流通路の面積を有するコアを介して開放的に連
通される冷却空気通路に配設されているので、上記広い
面積からエンジン03,冷却ファン014の騒音が外部
に伝達され騒音の原因になっている恐れがある。そし
て、この騒音の漏洩を低減するために上記エンジンを密
閉エンジンルーム内に配設すると、密閉エンジンルーム
内の温度の上昇を避けることができない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の建設機械の作動騒音を低減するために上記エン
ジンを密閉エンジンルーム内に配設すると、密閉エンジ
ンルーム内の温度の上昇を避けることができない。又逆
に上記エンジンを開放的に配設すると温度上昇は低減で
きるが、上記騒音の漏洩は増大してしまう恐れがある。
又上記の冷却装置Rの清掃を怠れば、フィンの目詰まり
により冷却装置Rの冷却空気の流通が減少するので、冷
却効率が落ち、更に上記目詰まりにより冷却空気の流通
が悪くなり流通抵抗が増大し、上記冷却空気の流通騒音
が増大し、冷却ファンの回転騒音が増大する恐れがあ
る。そして、上記建設機械の過酷な作業ができないばか
りか、ラジエータ06又はオイルクーラ010の清掃の
ため、ラジエータ06又はオイルクーラ010の引抜き
及び装着の作業に工数と時間を要し結果的に作業効率が
低下すると共に、又上記目詰まりにより更に騒音の増大
の原因になっている恐れがあり、上記したように冷却装
置の大型化する恐れがある。
【0017】本発明は、上記のような課題に鑑み創案さ
れたもので、上記の二つの並列に配設され且つ重合する
ように配設された冷却装置を効果的に冷却した冷却空気
をエンジンルームを構成するエンジンフロンカバーの開
口から有機的に効果的に導入して上記エンジンルーム,
エンジン,過給機等を効果的に冷却し、上記エンジンの
稼動騒音の低減,上記冷却空気の流通騒音の低減し、建
設機械の小型化を図る建設機械の機能を有機的且つ総体
的に改良した建設機械を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の建設機械は、複数個の冷却装置のうちのいず
れかを並列に配設された冷却装置と上記複数個の冷却装
置のうちの残りの並列に配設された冷却装置とを重合す
るように配設された冷却装置と、上記冷却装置を冷却す
る冷却ファンと、上記冷却装置と間隔を存して配設され
エンジンが収納されるエンジンルームと、上記冷却ファ
ン側の後方に設けられ上記エンジンルームを構成するエ
ンジンフロントカバーに設けられた冷却空気を流通する
開口と、上記冷却ファンによる上記開口からの冷却空気
を自身の外周方向に変向させるように導入する仕切部材
と、上記エンジンルームを構成するエンジンカバーと上
記仕切部材の外周との間にできる間隙のうちの少なくと
も一つの間隙で構成する冷却空気流通路とを備えたこと
を特徴としている。
【0019】請求項2記載の本発明の建設機械は、請求
項1記載の構成において、上記エンジンフロントカバー
の開口から流入し上記エンジンフロントカバーと上記仕
切部材との間の間隙に流れた冷却空気は、上記のエンジ
ンルームを構成するエンジンアッパカバーと仕切部材と
の間の間隙にできる冷却空気流通路,上記のエンジンル
ームを構成するエンジンサイドカバーと上記仕切部材と
の間の間隙にできる冷却空気流通路,上記のエンジンル
ームを構成するエンジンアンダカバーと仕切部材との間
の間隙にできる冷却空気流通路のうちの少なくともいず
れか一つの冷却空気流通路を流れ上記のエンジンルー
ム,エンジンを冷却するように構成されていることを特
徴としている。
【0020】請求項3の本発明の建設機械は、請求項1
又は2記載の構成において、上記仕切部材は上記エンジ
ンルーム内に上記エンジンカバ−と間隙を存して配設さ
れ自身の内面側に上記エンジンを配設し、上記エンジン
フロントカバーの開口からの冷却空気を上記冷却空気流
通路を介して導入し上記のエンジンルーム,エンジンを
冷却するように構成されていることを特徴としている。
【0021】請求項4の本発明の建設機械は、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の構成において、上記仕切部
材の外周辺より上記エンジンの側壁に沿って突出する仕
切部材片を備え、上記仕切部材片の内側に上記エンジン
の少なくとも一部を囲繞し、上記エンジンフロントカバ
ーの開口からの冷却空気を上記エンジンカバーと上記仕
切部材との上記間隙で構成される上記冷却空気流通路を
介して導入し上記のエンジンルーム,エンジンを冷却す
るように構成されていることを特徴としている。
【0022】請求項5の本発明の建設機械は、請求項4
記載の構成において、上記の仕切部材は上記のエンジン
ルーム内で上記エンジンの少なくとも一部が配設される
コ字状又は凹上に構成されていることを特徴としてい
る。請求項6の本発明の建設機械は、請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の構成において、上記の仕切部材,エ
ンジンカバーのうちの少なくともいずれか一方に吸音材
が設けられていることを特徴としている。
【0023】請求項7の本発明の建設機械は、請求項
1,2,6のいずれか1項に記載の構成において、上記
並列に配設した冷却装置と上記複数個の冷却装置のうち
の残りの冷却装置との間に清掃を可能にする隙間が設け
られていることを特徴としている。請求項8の本発明の
建設機械は、請求項7記載の構成において、上記隙間の
周囲を少なくとも略密閉する隙間詰めカバー、又は開閉
あるいは着脱可能な上記略密閉する隙間詰めカバーを備
えたことを特徴としている。
【0024】請求項9の本発明の建設機械は、請求項7
又は8記載の構成において、上記並列に配設した冷却装
置と上記並列に配設した冷却装置に対して重合するよう
に配設した上記複数個の冷却装置のうちの残りの並列に
配設された冷却装置との隙間LDが、上記重合した冷却
装置の上流側の冷却装置の高さHと上記隙間LDとの比
をLD/H=0.05〜0.3にするように設定されて
いることを特徴としている。
【0025】請求項10の本発明の建設機械は、請求項
9記載の構成において、上記隙間LDが約30〜300
mmに設定され、好ましくは上記隙間LDが約40〜1
00mmに設定されていることを特徴としている。請求
項11の本発明の建設機械は、請求項9又は10記載の
構成において、上記左右に並列に配設される冷却装置に
上記重合されて配設される冷却装置のうちの上流側に並
列に配設される冷却装置がインタクーラ及び凝縮器で構
成されていることを特徴としている。
【0026】請求項12の本発明の建設機械は、請求項
1,2,11のいずれか1項に記載の構成において、エ
ンジン,複数個の冷却装置からなる冷却装置を搭載した
建設機械において、上記冷却装置の複数個の冷却装置の
うちの少なくともいずれかを直列に重合するように配設
し、上記重合する上記冷却装置のうちのいずれか一方の
冷却装置へ給排させる冷媒用配管が上記重合する他方の
冷却装置の側壁を跨ぐように配設される配設部が設けら
れ、上記配設部を通過する上記配管の少なくとも一部分
が扁平状に形成された扁平部と上記配管の少なくとも一
部が没入するように上記配設部に設けられた窪み部との
うちの少なくともいずれか一方が設けられていることを
特徴としている。
【0027】請求項13の本発明の建設機械は、請求項
1,2,7,12のいずれか1項に記載の構成におい
て、上記冷却ファンは軸流ファン又は斜軸流ファン又は
遠心ファンで構成されていることを特徴としている。請
求項14の本発明の建設機械は、複数個の冷却装置のう
ちのいずれかを並列に配設された冷却装置と上記複数個
の冷却装置のうちの残りの並列に配設された冷却装置と
を重合するように配設された冷却装置を容易に清掃でき
るように構成された配設構造と、上記冷却装置の冷却フ
ァンと、上記の冷却装置、冷却ファンの後方に設けられ
た略密閉型エンジンルームと、上記略密閉型エンジンル
ーム構成するエンジンフロントカバーに設けられた開口
と、上記開口からの上記冷却空気を自身の外周方向に変
向させる仕切部材と、上記の仕切部材とエンジンカバー
との間隙で構成され上記冷却空気が流通する冷却空気流
通路とを備えたことを特徴としている。
【0028】請求項15の本発明の建設機械は、請求項
1,2,11,14のいずれか1項に記載の構成におい
て、上記冷却装置のうちのインタクーラがヒンジ手段を
介して回動可能に配設され上記インタクーラの冷媒用の
配管を外した後、上記インタクーラを回動して上記冷却
装置を清掃できるように構成したので、請求項1,2,
7のいずれかの効したことを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の建設機械を油圧シ
ョベルに適用した場合を示すもので、油圧ショベルの側
面を示す概略側面図、図2は図1の2A−2A線矢視の
平面を示す概略説明図、図3は図2の矢視3Aを示す概
略説明図、図4は図2に示したエンジンカバーと仕切部
材との間隙で構成される冷却空気ダクトの冷却空気流通
路の平面図を示す拡大概略説明図、図5は図4の立体斜
視図を示すもので、(A)は上記冷却空気流通路の概略
斜視説明図、(B)は図5(A)の矢印5Bの概略説明
図、図6は図5に示した上記冷却空気流通路を構成する
種種の冷却空気流通路の組合わせによる冷却空気フロを
示す概略説明図であり、図6(A)は図3の上記冷却空気
流通路が上方にのみ設けられる場合の側面視を示す概略
説明図、図6(B)は図3の上記冷却空気流通路が下方に
のみ設けられる場合の側面視を示す概略説明図、図6
(C)は上記冷却空気流通路を上下の両方に設けたもの
で、図6(A),(B)とを組合わせた場合を示す概略説
明図、図7は図6と同様の状態を示す説明図であり、図
7(D)は図3の上記冷却空気流通路が右方にのみに設
けられる場合の平面視を示す概略説明図、図7(E)は
図7(D)の上記冷却空気流通路が左右両方に設けられ
る場合の平面視を示す概略説明図、図7(F)は図6
(A)と図7(F)の組合わせたもので上記冷却空気流
通路が上方及び右方の両方に設けられる場合の前面視を
示す概略説明図、図8は図3の矢視8Aを示す拡大略斜
視を示すものであり、左右方向に並列に配設されたオイ
ルクーラ,ラジエータに対して並列に配設されたインタ
クーラ,凝縮器を重合するように配設された場合を示す
概略説明図、図9は図8に示したオイルクーラ,ラジエ
ータとインタクーラ,凝縮器との間隙に配設される隙間
詰めカバーの取付構造を示すもので、(A)は隙間詰め
カバーの取付構造を示す概略説明図、(B)は上記隙間
詰めカバーをインタクーラの上下の部位に配設した構造
を示す概略説明図、(C)は上記隙間詰めカバーを着脱
可能にインタクーラの外周に配設する場合の取付構造を
示す概略説明図、図10は図8に示した扁平管の詳細を
示すもので、(A)は扁平管の分解図を示す概略説明図,
(B)は図8に示したすラジエータのアッパタンクに上記
配設部が設けられた場合を示す拡大概略説明図、図11
は図8のインタクーラの配管の配設スペースを示すが略
説明図、図12は図8の変形例を示したもので、図10
(B)の上記の配設部に扁平管が設けられた場合を示す
概略説明図、図13は図12のインタクーラの配管の配
設スペースを示す略説明図、図14は冷却装置の冷却に
遠心ファンを適用した場合の、図3と同様の状態を示す
概略説明図である。
【0030】図1に示したように、建設機械である、例
えば油圧ショベルPは、上部旋回体2と下部走行体4と
作業装置6とから構成されている。上記の上部旋回体2
の前端部にはオペレータ室用のキャブ8が設けられ、後
端部にはカウンタウエイト10が設けられ、更に上部旋
回体2のフレーム上には、図2,図3に示したように油
圧ショベルPのカウンタウエイト10に於ける前側に冷
却装置室CRと吸込式の略密閉型エンジンルーム12と
が設けられている。
【0031】この略密閉型エンジンルーム12は、略密
閉型に限られるものではなく通常適用されているエンジ
ンの周囲を仕切板等のエンジンカバーで囲繞されるエン
ジンルームであってもよく.その密閉度の割合によって
騒音の漏洩の度合いが相違するが、上記の冷却効率,騒
音の低減を図ることができる。図2において、上記の複
数の冷却装置Rのうちのオイルクーラ16とラジエータ
18とが左右方向に並列するように配設された冷却装置
R1の上流側に複数個の冷却装置Rのうちの残りの冷却
装置RNであるインタクーラ14と凝縮機19とが配設
され、このオイルクーラ16,ラジエータ18の下方部
分との重合面にできるだけ近接して当接するように配設
される凝縮器19と、この凝縮器19に近接し且つラジ
エータ18と設計仕様により決定される間隔LDを存し
て設けられたインタクーラ14が配設されている。
【0032】そして、図2,図3に示したように冷却装
置室CRは、冷却装置Rと、上記冷却装置Rを冷却する
冷却ファン20とが収納され、冷却空気の流通騒音,冷
却ファン20の稼動騒音の外部への漏洩を低減してい
る。又、冷却ファン20の後方に配設され略密閉される
ように形成されエンジン22が配設される上記した略密
閉型エンジンルーム12が設けられている。図4〜図7
に示したように上記冷却ファン20側の後方に設けられ
上記略密閉型エンジンルーム12を構成するエンジンフ
ロントカバーC1に設けられた冷却空気を流通する開口
50が設けられている。上記冷却ファン20による開口
50からの冷却空気を自身の外周方向(上記冷却空気の
流通方向に対して交差する方向)に変向させるように導
入し上記略密閉型エンジンルーム12を構成するエンジ
ンカバーCと上記自身の外周との間にできるの冷却空気
流通路CDが形成される間隙のうちの少なくとも一つの
上記間隙により冷却空気流通路CDを構成する仕切部材
60とを備えている。上記仕切部材60は上記略密閉型
エンジンルーム12内にエンジンカバ−Cと間隙を存し
て配設され仕切部材60の自身の内側に上記エンジン2
2の少なくとも一部を囲繞し、上記エンジンフロントカ
バーC1の開口50からの冷却空気を上記間隙で形成さ
れる冷却空気流通路CDを介して案内し上記の略密閉型
エンジンルーム12,エンジン22等を冷却する冷却空
気ダクトDを構成している。
【0033】又、図3,図5,図8に示したように、上
記エンジンフロントカバーC1の開口50から流入し上
記エンジン22のエンジンフロントカバーC1と仕切部
材60の仕切部材本体60sとの間の冷却空気流通路C
D1を構成する間隙に流れた冷却空気は、仕切部材本体
60sに当たり変向され、図5に示したように上記エン
ジンアッパカバーC2と仕切部材60との間の冷却空気
流通路CD2を構成する間隙,上記エンジンサイドカバ
ーC3,C4と上記仕切部材60との間の冷却空気流通
路CD3,CD4を構成する間隙,上記エンジンアンダ
カバーC5と仕切部材60との間の冷却空気流通路CD
5を構成する間隙のうちの少なくともいずれか一つの上
記間隙からなる冷却空気流通路CDに流れエンジン2
2,過給機32等を冷却するように構成されているもの
である。
【0034】上記のように本実施形態の場合には、図5
に示したように仕切部材本体60sの上記外周辺であ
る、上辺6U,左右辺6L,6R,下辺6UDとエンジ
ンルーム12のエンジンカバーC1〜C5との間の全て
の上記間隙にできる上記すべての冷却空気流通路CD
(CD1〜CD5)から供給されエンジン22の略全外周
を冷却し、図3に示したように空気導入口1aから供給
された冷却空気は略密閉型エンジンルーム12の排出口
1b,1c,1d,1eのうちの少なくともいずれか一
つの排出口より排出されるように構成されている。
【0035】又、図5に示したように上記の仕切部材6
0の外周辺の上辺6U,左右辺6L,6R,下辺6UD
より上記エンジン22の側壁に沿って突出する仕切部材
片70が設けられる各々のアッパ,左右,アンダの仕切
部材片70U,70L,70R,70UDが設けられて
いる。上記仕切部材片70の内側(内面側)にエンジン2
2の少なくとも一部を囲繞し、上記エンジンフロントカ
バーC1からの冷却空気を上記エンジンカバーCと仕切
部材60との上記間隙で形成される冷却空気流通路CD
を介して導入し上記の略密閉型エンジンルーム12,エ
ンジン22を冷却する上記冷却空気ダクトDが構成され
ている。上記冷却装置Rを冷却し略密閉型エンジンルー
ム12に流入しエンジン22を冷却した冷却空気を略密
閉型エンジンルーム12に設けられた排出口1b〜1e
のうちの少なくと一つの排出口から排出されるように構
成されている。
【0036】上記実施形態では、図3に示したように空
気導入口1aから供給された冷却空気は、図5示したよ
うに仕切部材本体60sに当たり変向され冷却空気流通
路C1を介して上記の各々の冷却空気流通路CD2〜C
D5ヘ流れる場合について説明したが、冷却空気通路C
Dは設計仕様等により設定される冷却空気流通路C2〜
C5を適宜必要に応じて適用すればよいものである。上
記の冷却空気流通路CD2〜CD5のうちの適宜の組合
わせて適用する場合について、冷却空気流通路CD2〜
CD5の各々の組合せによる作用効果の相違について、
図6,図7により説明する。
【0037】上記の仕切部材60における冷却空気流通
路CDの開口個所を示すもので、図6(A)は略密閉型
エンジンルーム12の側面視であり、図5に示したよう
に油圧ポンプ24を接続されたエンジン22を収容する
略密閉型エンジンルーム12のエンジンアッパカバーC
2,エンジンサイドカバーC3,C4,エンジンアンダ
カバーC5,エンジンリアカバーC6,仕切部材60を
有している。又,エンジン22の排気管に接続されたマ
フラ38に接続された排気管40はエンジンアッパカバ
ーC2のを貫通孔を介して大気中に排出されている。上
記構成において冷却空気ダクトDの開口は上方部のみの
開口であり、エンジンアッパカバーC2と仕切部材60
の外周との間の上部冷却空気流通路CD2の開口が開口
しているものである.エンジンアッパカバーC2の冷却
ファン20側の先端部C2aが仕切部材本体60sの位
置より突出するように配設され排出口1dが設けられて
いる。従って、冷却ファン20からの冷却空気は上記の
ように仕切部材本体60sにより変向され、図6(A)
に示したように矢印Y1のようにその一部は排出口1d
から排出され、一部は先端部C2aの裏面に当たり内方
に傾斜するガイド部60aに案内され矢印Y2のように
流れ略密閉型エンジンルーム12,上方に配設されるエ
ンジンルーム12,エンジン22,過給機32,マフラ
38等を冷却しルーバ,多数の流通孔等で構成される遮
音部材DFを介して下方に設けられた排出口1eから排
出される。この遮音部材DFは、図3,図14に示した
ように上記流通孔EHが設けられるが,これに限られる
ものではなく、例えば多数の流通孔で構成し,その多数
の孔の周囲に吸音材を配設するようにしてもよい。
【0038】又、図6(B)は上記の仕切部材60にお
ける冷却空気流通路CDの開口個所を示すもので、略密
閉型エンジンルーム12の側面視であり、油圧ポンプ2
4を接続されたエンジン22を収容する略密閉型エンジ
ンルーム12のエンジンアッパカバーC2,エンジンサ
イドカバーC3,C4,エンジンアンダカバーC5,エ
ンジンリアカバーC6,仕切部材60を有し、エンジン
22の排気管に接続されたマフラ38に接続された排気
管40はエンジンアッパカバーC2の貫通孔を介して大
気中に排出されている。上記構成において下部冷却空気
流通路CD5の開口は下方部のみ開口するものであり、
エンジンアンダカバーC5と仕切部材本体60sの下辺
6UDとの間に上記上部冷却空気流通路CD5の開口が
開口しているものである。エンジンアンダカバーC5の
冷却ファン20側の先端部C5aは仕切部材60の仕切
部材本体60sの位置より突出するように配設されてい
る。従って,冷却ファン20からの冷却空気が仕切部材
本体60sにより変向され、図6(A)に示したように
矢印Y1のようにその一部は排出口1dから排出され、
一部は先端部C5aの裏面に当たり内方に傾斜するガイ
ド部60aに案内され矢印Y5のように流れ略密閉型エ
ンジンルーム12,エンジン22,過給機32,マフラ
38等を効率よく冷却し上記の遮音部材DFを介して略
密閉型エンジンルーム12の下部に設けられた排出口1
eから排出される。
【0039】上記のエンジン22の下方は配管等が集ま
っているため流通抵抗が増大して、冷却空気の流通を阻
害しているが、例えば冷却空気を円滑に流すガイド板を
設けて流通抵抗を低減するなど必要に応じて設計仕様に
沿って活用すれば、上記冷却の作用効果を奏することが
できる又、図6(B)に示したようにエンジンアンダカバ
ーC5に上記冷却空気流通路C1からの冷却空気を排出
する排出口2dを設けた場合を示したが、これはなくて
もよく、排出口2dから排出される冷却空気が地上にあ
たり散乱するため、あまり大きくすることはできない
が、設計仕様により設定される大きさの排出口2dにす
ればよい。
【0040】図6(C)は、図6(A),図6(B)の場合
を組合わせたものであり、上記の上部冷却空気流通路C
D2,下部冷却空気流通路CD5を有するもので、上記
多量の冷却空気がや矢印Y2,Y5のように流れ、略密
閉型エンジンルーム12,エンジン22,過給機32,
マフラ38等を冷却して排出口1eから排出される。こ
の場合には上記の上部冷却空気流通路CD2、下部冷却
空気流通路CD5の両方から上記冷却空気が供給される
ので,多くの上記冷却空気を略密閉型エンジンルーム1
2に供給されるが、上記両方の冷却空気流通路CDの開
口部から騒音の漏洩が大きくなり騒音レベルが上昇する
ため、上記の冷却効果と騒音低減との組合わせて有機的
に上記双方のの利点を適用すれば所望の効果を得ること
ができる。
【0041】又、図7(D)は略密閉型エンジンルーム
12の平面視であり、上記の仕切部材60における左部
又は右部の片方のみの冷却空気流通路CDの開口個所を
示すもので、本実施形態の場合は右部の冷却空気流通路
CD4を有する場合である。上記のように油圧ポンプ2
4を接続されたエンジン22を収容する略密閉型エンジ
ンルーム12のエンジンアッパカバーC2,エンジンサ
イドカバーC3,C4,エンジンアンダカバーC5,エ
ンジンリアカバーC6,仕切部材60を有し、エンジン
22の排気管に接続されたマフラ38に接続された排気
管40はエンジンアッパカバーC2の貫通孔を介して大
気中に排出されている。上記構成において、エンジンサ
イドカバーC4と仕切部材60の上記外周との間に上記
上部冷却空気流通路CD4の開口が開口しているもので
ある。エンジンサイドカバーC3,C4の冷却ファン2
0側の先端部C3a,C4aが仕切部材本体60sより
冷却ファン20側ヘ突出するように配設されている。従
って、冷却ファン20からの冷却空気は上記のように仕
切部材本体60sにより変向され、図6(A)に示した
ように矢印Y1のようにその一部は上記の排出口1dか
ら排出され、一部は先端部C4aの裏面に当たり内方に
傾斜するガイド部60bに案内され矢印Y4のように流
れ略密閉型エンジンルーム12,エンジン22,過給機
32,マフラ38等を冷却してエンジンルーム12の下
方に設けられた排出口1eから排出される。
【0042】又、図7(E)は、略密閉型エンジンルーム
12の平面視であり、図7(D)の場合の左右の上記の
左部冷却空気流通路CD3、右部冷却空気流通路CD4
を有するもので、冷却空気Y3,Y4のように流れ、略
密閉型エンジンルーム12,エンジン22,過給機3
2,マフラ38等を冷却して上記の排出口1eから排出
される。この場合には上記の左部冷却空気流通路CD
3,右部冷却空気流通路CD4から上記冷却空気が供給
されるので、多くの上記冷却空気を略密閉型エンジンル
ーム12に供給されるが、上記両方の空気ダクトの開口
部から騒音の漏洩が大きくなり騒音レベルが上昇するた
め、後述の仕切部材本体60sから突設される仕切部材
片70によりエンジン22の少なくとも一部が囲繞され
エンジン稼動騒音等の漏洩を減少させることができる
等、上記の冷却効果と騒音低減との組合わせて有機的に
上記双方のの利点を適用すれば所望の効果を得ることが
できる。
【0043】又、図7(F)は、略密閉型エンジンルーム
12の前面視であり、図5(B)の冷却空気流通路CD
を構成する上下部・左右の冷却空気流通路C2〜C5を
組合わせる場合で、本実施形態の場合は上部冷却空気流
通路CD2と右部冷却空気流通路CD4とを有するもの
で、上記のように矢印Y2,Y4のように流れ、略密閉
型エンジンルーム12,エンジン22,過給機32,マ
フラ38等を冷却して上記の排出口1eから排出され
る。この場合には上記の上部冷却空気流通路CD2、右
部冷却空気流通路CD4から上記冷却空気が供給される
ので、多くの上記冷却空気をエンジンルーム12に供給
されるが、上記両方の冷却空気流通路CDの開口部から
騒音の漏洩が大きくなり騒音レベルが上昇するため、上
記図7の場合と同様に、例えば仕切部材片70等を設け
て上記の冷却効果と騒音低減との組合わせて有機的に上
記双方の利点を適用すれば所望の効果を得ることができ
る。
【0044】又、上記の本実施形態の場合は上部冷却空
気流通路CD2と右部冷却空気流通路CD4とを有する
場合であったが、これに限られるものではなく、上部冷
却空気流通路CD2と左部冷却空気流通路CD3とを組
合わせる場合、下部冷却空気流通路CD5と右部冷却空
気流通路CD4とを組合せる場合、下部冷却空気流通路
CD5と左部冷却空気流通路CD3とを組合せる場合
も、上記冷却空気が上記上記対応する矢印Y2〜Y5の
ように流れ、上記の図7(F)に示した場合と略同様の
作用効果を奏することができるものであり、更に上部冷
却空気流通路CD2と左・右部冷却空気流通路CD3,
CD4との組合わせる場合、下部冷却空気流通路CD5
と左・右部冷却空気流通路CD3,CD4との組合わせ
る場合にも、上記冷却空気が上記対応する矢印Y2〜Y
5のように流れ、上記に示した場合と略同様の作用効果
を奏することができる。
【0045】又、本実施形態では仕切部材60は、図5
(A),(B)に一点鎖線で示したようにエンジン22
の少なくとも一部を囲繞する左右の仕切部材片70L,
70Rによりコ字状に構成されたものや、二点鎖線で示
したように仕切部材本体60s,アッパ仕切部材片70
U,左右のサイド仕切部材片70L,70R,アンダ仕
切部材片70UDにより凹状に構成されたものを示した
が、これに限られるものではなく、冷却空気の流れ方向
を変向できるものであればよく、例えば板状のものであ
ってもよい。
【0046】又、図4に示したようにエンジンカバー
C,仕切部材60の表裏の少なくともいずれか一箇所に
上記冷却空気の流通路には吸音材65が設けられ冷却空
気の流通騒音,エンジンの稼動騒音等を吸収して騒音の
低減を図っている。更に、エンジンフロントカバーC1
と仕切部材本体60sとの間の間隙で構成される冷却空
気流通路CD1,エンジンアッパカバーC2と仕切部材
60との間の間隙で構成される冷却空気流通路CD2,
エンジンサイドカバーC3,C4と仕切部材都60との
間の間隙で構成される左右部冷却空気流通路CD3,C
D4,エンジンアンダカバーC5と仕切部材60との間
の間隙で構成される冷却空気流通路CD5のうちの少な
くともいずれか一つの冷却空気流通路CDが設けられ略
密閉型エンジンルーム12,エンジン22を冷却する冷
却のための冷却空気ダクトDを構成している。
【0047】又、上記の略密閉型エンジンルーム12に
連設される冷却装置Rは、本実施形態では、図8に2点
鎖線で示したように、例えばインタクーラ14や凝縮器
19は、オイルクーラ16,ラジエータ18や上部旋回
体との間にヒンジ機構44を介して回転軸線AX、AY
を中心に回転できるように構成された配設手段を有して
おり、この際インタクーラー14の配管34,36は上
記の回転軸線AXと同軸的に回転する作動油の供給側及
び排出側に設けられた回転管継手21を介して接続され
ているので、インタクーラ14が回転しても配管34,
36は捩じれたり破損することが防止されるように構成
されている。
【0048】上記実施形態の上記の略密閉型エンジンル
ーム12は、上記のように構成されているので、図3に
示したようにエンジン22及び冷却ファン20が稼働す
るとカバー1の外気導入口1aから冷却空気が導入され
冷却装置Rを冷却した後、図3〜図7で説明したように
冷却空気流通路CDを介して略密閉型エンジンルーム1
2に供給され、略密閉型エンジンルーム12,エンジン
22,油圧ポンプ24を冷却してエンジンアッパカバー
C2に設けられた排出口1b〜1eのうちの少なくとも
いずれか一箇所の排出口から排出されており、図7で示
した場合も、図6(A)〜(C)と同様に排出口1b〜
1eのうち少なくとも一箇所の上記排出口から排出され
る。
【0049】この時、インタクーラ14,オイルクーラ
16,ラジエータ18,凝縮器19は冷却ファン20に
より効率良く冷却されるが、例えば特に建造物の解体作
業等の作業現場では毎日、場合によっては一日のうちに
複数回、上記冷却装置Rの清掃を頻繁に行なう必要があ
る。上記清掃作業を行なう場合には、上記実施形態の冷
却装置Rの構成が役立つものである。
【0050】即ち、インタクーラ14,オイルクーラ1
6,ラジエータ18,凝縮器19等の複数の冷却装置の
うちのいずれかが左右に並列に配列された冷却装置R1
(オイルクーラ16とラジエータ18)に対してヒンジ
機構44を介して、上記複数の冷却装置Rのうちの残さ
れた冷却装置RNのインタクーラ14,凝縮器19のう
ちの少なくともいずれか一方が、図8に2点鎖線で示し
たように回転してオイルクーラ16,ラジエータ18と
の間を開放することができるので、オイルクーラ16,
ラジエータ18とインタクーラ14,凝縮器19との間
にエアージェットのノズルを挿入させ吹き飛ばすことに
よりインタクーラ14,凝縮器19及びオイルクーラ1
6,ラジエータ18等を容易に清掃することができると
共に、上記で開放状態にあるオイルクーラ16とラジエ
ータ18も上記エアージェットのノズルにより吹き飛ば
して清掃を容易に行なうことができる。
【0051】上記清掃した後は、図8に示したように上
記インタクーラ14,凝縮器19を元の位置に復帰させ
インタクーラ14,凝縮器19とオイルクーラ16,ラ
ジエータ18との間に設けられた係止部材46、本実施
形態ではヒンジ機構が適用されているが、係合ボルト4
8や蝶ネジ48aを螺合させて容易に着脱可能に締結固
定することができる。
【0052】又、上記ではインタクーラ14等が回動で
きるようにしたが、次に説明するように回動できないも
のでもよい。即ち、インタクーラ14,凝縮器19と上
記複数個の冷却装置RNのうち上記並列に配設された冷
却装置R1(本実施形態ではオイルクーラ16,ラジエ
ータ18)との間隔LDは、設計仕様により適宜決定さ
れるものであるが、例えば上記複数個の冷却装置Rのう
ちの少なくともいずれか一つ冷却装置と重合するインタ
クーラの高さHと上記のインタクーラと重合する上記冷
却装置との間隙LDとの比がLD/H=約0.05〜
0.3となるように構成されている。
【0053】上記間隔LDは通常時は約30〜200に
設定されており、大型機種や特殊機種を含めると上記間
隔LDは約30〜300mmに設定され、好ましくは約
40〜100mmに設定すればよい。そして、上記の間
隙LD等の設定は、凝縮器19においても設計仕様に適
合するように略同様に設定すれば、同様の作用効果を奏
することができる。
【0054】又,図8に示したようにインタクーラ14
の冷却冷媒を給排する配管34,36は、後述する、図
10(A)に示したように扁平部PLが形成されラジエー
タ18の側部に設けられた,本実施例形態の場合にはラ
ジエータ18,オイルクーラ16の側部又は上記側部近
傍の上部旋回体2の固定側の部位に設けられた配設部U
に、例えば図8,図10(A),ブラケットBK,ボル
トBK1,ナットBK2等の取付手段62により着脱自
在に取り付けられている。
【0055】又、上記取付手段62は上記に限られるも
のではなく、例えば、図8,図10(A),(B)に示し
たように後述する異形ジョイント55A,55B及び扁
平管継手57にブラケットBKを一体的にボルトBK1
等により上記部位に取付けられるように構成してもよ
い。又、この取付手段62は、図示しないがラジエータ
18にブラケットを設けてこのブラケットに弾性部材を
介して上記扁平管55又は扁平部PLをボルト,フック
等の取付手段62により取付けても上記と同様の作用効
果を奏することができる。
【0056】又,上記の扁平部PLを構成するそれぞれ
の連結部分に、図10(A)に示した各々の嵌合部分に弾
性材で形成される締結部材TA,TBを設け、ボルトT
b,フック等により着脱自在に結合されている。従っ
て、図10(A),(B)に示したように本実施形態で
は上記配管34,36の上記扁平部PLにより冷却装置
の油圧ショベルPの前後方向の配設長さが短くなりコン
パクトに配設することができる。
【0057】又、偏平部PLは凝縮器19の配管19
a,19bに使用しても上記と同様の作用効果を奏する
ことができるものであるが、以下、インタクーラ14の
配管34,36について説明する。即ち、インタクーラ
14の配管34,36は、図8に示したように、インタ
クーラ14の上記配管34,36が、図2,図3に示し
たように仕切18aを貫通し上記の冷却装置Rの上流側
から下流側に跨って配設される冷却装置Rの側部に設け
られる配設部Uを上記配管が通過する上記配管34,3
6の一部を扁平部PLに構成している。この扁平部PL
は、図10(A)に示したように扁平管55(扁平管部5
5a,55b)に形成して、この扁平管55の外形寸法
の厚みを略上記の円形状の配管36aの直径PDよりも
小さくなるように構成している。
【0058】そして、図8,図10(A)に示す扁平管
55は、ラジエータ18の側面の近傍に配設し、本実施
形態ではラジエータ18の側部に設けられた上記の配設
部Uに上記のブラケットBK,ボルトBK1で構成され
る取付手段62によりラジエータ18の側部に取付けら
れている。又、図10(A)に示したように上記分割さ
れた配管の端部のそれぞれの上記扁平管部55a,55
bに嵌合され上記両扁平管部55a,55bを連結する
扁平管継手57が設けられている。
【0059】又、上記の両扁平管部55a,55bは、
一端部が上記分割されたそれぞれの円筒状の配管34,
36の円管状の端部に嵌合され他端部が上記扁平管形状
に形成されるように異形ジョイント55A,55Bとし
て構成してもよい。そして、上記扁平部PL又は扁平管
55を上記複数の冷却装置(熱交換器)のいずれかの側
部及び上記油圧ショベルの上部旋回体のうちの少なくと
いずれか一方に、図8に示したように着脱自在の取付手
段62を介して着脱可能に取付けられる。
【0060】従って、上記実施形態では、図10(A),
図12に示したように異形ジョイント55A,55Bを
介して略円形状の配管34、36とを連結されるように
構成されているので、これにより上記デットスペースが
寸法h1からh2に減少できる。そして、図8に示した
ように上記冷却装置(熱交換器)の幅方向のデットスペ
ースを低減すると,図11に示したようにキャブ8とカ
ウンタウエイト10との間のスペースLが一定のとき、
同一スペース内で上記配管34,36及び凝縮器19
a,19bの直径PDを小さくした長さLhからLsに
した長さ分だけ熱交換器の容量を大きくすることがで
き,冷却能力を向上させることができる。
【0061】又、熱交換器の容量が一定のとき,上記L
を低減することができ車体の小型化が可能になる。又,
上記実施形態ではインタクーラ14,凝縮器19との間
の間隙を清掃できるように所望の間隙を存して配設し、
インタクーラ14,凝縮器19を固定したままでエアジ
ェットで清掃できるようにした場合ものであったが、イ
ンタクーラ14,凝縮器19とオイルクーラ16,ラジ
エータ18との間の間隙をできるだけ小さくなるように
近接して設け,図8に示したようにヒンジ機構44を介
してインタクーラ14と同様に凝縮器19を回転軸線A
Yを中心に矢印Yaのように回動できるようにして清掃
を行うことができる。
【0062】この場合には、図8に示したように上記配
管34,36、例えば異形ジョイント55A,55Bの
うちの少なくとも一方を外し、インタクーラ14を上記
のようなYa方向に回動ができるようにすれば、インタ
クーラ14の回動時に発生する配管34、36の捩れの
発生を考慮する必要がないので,設計時の自由度が増大
することができると共に,ラジエータ18とオイルクー
ラとの近傍の配置により冷却効率を向上することがで
る。
【0063】上記ではインタクーラ14,凝縮器19の
冷却装置RNと上記他の冷却装置R1(オイルクーラ,
ラジエータ18)とを重合するように配設する場合につ
いて説明したが、上記の重合する冷却装置RNがインタ
クーラ14,凝縮器19に限られるものではなく、上記
他の冷却装置RNとその他の冷却装置RNとを上記のよ
うに並列に配設し、更にそれら並列に配設された冷却装
置を重合する場合に上記間隔LDを設ければ上記と同様
の作用効果を奏することができると共に、インタクーラ
14及び凝縮器19の配管34,36及び配管19a,
19bの一部を扁平部PLにすれば,上記と同様の作用
効果を奏することができる。
【0064】従って、図8に示したように扁平管55を
使用すれば、図11に示したように冷却装置(熱交換
器)R1の幅方向のデットスペースを低減することがで
きる。そして、(1):冷却装置の配設スペース幅Lが一
定の時、同スペース幅L内で熱交換器Rの容量を大きく
することができ、冷却能力を向上することができる。 (2):熱交換器Rの容量が一定の時、上記スペース幅
Lを低減することができ車体の小型化が可能になる。
【0065】又、図12に示した図8の応用例の場合に
は、上記したようにラジエータ18の上方のアッパタン
クUTの上部に上記配設部PLを設け、この配設部Uに
インタクーラ14の配管34、36の扁平管55及び凝
縮器19の配管19a,19bを設けて、これらの配管
19A,19B,34,36の取付構造は全て同じ構成
なので、図12に示したように配管19a及び34のみ
を図示して取付構造を説明する。即ち、上記したように
上記配管を扁平形状にして、例えば高さ方向のデットス
ペースを低減すると、(1):エンジン22の高さが、図
13に示したようにh1からh2に低減されキャブ後方
の視界性が改善される。又(2):車体全体の外観(見
栄え)が向上させることができる。又上記扁平管をオイ
ルクーラ16,ラジエータ18,インタクーラーRA1
4,凝縮器19の側部(上下,左右の側方のいずれでも
よい)に配設し、これと上記異形ジョイン55A,55
Bと、扁平管継手57を介して円形配管を繋ぐ構造に構
成したので,その組立,分解及びそのメンテナンスをが
容易に行うことができる。又、上記の配管34,36及
び配管19a,19bをアッパタンクUT上にそれぞれ
並列に配設すれば、上記実施形態と同様の作用効果を奏
することができる。
【0066】又、この扁平管55は、上記のオイルクー
ラ16,ラジエータ18の側部に設けられた配設部Uを
通過する上記配管34,36及び配管19a,19bの
一部分を扁平状に設けられた扁平部PLで構成され、上
記配設部Uは、図10(B),図12に示したように上
記配管34,36及び配管19a,19bの少なくとも
一部が没入するように設けられた窪み部Vが設けられて
いる。
【0067】そして、上記したように、図10(A)に示
した上記扁平管55に代えて本実施形態では、図11に
示したようにラジエータ18のアッパタンクUTの上記
配設部Uに窪み部Vを設けても上記作用効果を奏するこ
とができると共に、上記の扁平管55及び窪み部Vの両
方を適用すれば、上記窪み部Vに上記配管の扁平管55
を没入するように配設することができるので、更にコン
パクトに構成することができる作用効果を奏することが
できる。
【0068】又、図12,図13に示したように上記配
管34,36及び配管19a,19bをアッパタンクU
Tの上面部に配設するものであるが、説明を簡略化する
ため上記配管34,19aのみを、図示した構造で説明
するが、上記のように高さ方向のデットスペースを低減
すると、エンジンフード高さが低減され(h1からh2
になる)キャブ後方の視界性が改善される。又、車体全
体の外観「見栄え」を向上させることができる。
【0069】上記の本発明の実施形態のようにインタク
ーラ14が固定的に配設されている場合であっても又回
動可能に設けられる場合であってもインタクーラ14,
凝縮器19の冷却媒体の給排用の配管34,36,19
a,19bの一部に扁平部PLを設け、必要に応じて冷
却装置R側に窪み部Vを設ければ、更に油圧ショベルの
冷却装置Rをコンパクトに配設することができる。
【0070】上記の図2〜図13に示した実施形態,変
形例において、例えば、図8,図9(A)(C)に示した
インタクーラ14、凝縮器19のうちの少なくともいず
れか一方、本実施形態ではインタクーラ14の上記間隙
LDの周囲を少なくとも略密閉する隙間詰めカバーCV
又は開閉あるいは着脱可能な弾性部材製の隙間詰めカバ
ーCVをインタクーラ14の周辺に沿って蝶ネジ48a
等で着脱可能に、或いは開閉可能に設ければ、上記の間
隙LDからの冷却空気の漏洩による冷却効率の低減を防
止することができる。
【0071】又、開閉あるいは着脱可能な隙間詰めカバ
ーCVを適用した場合には、上記冷却効率を向上させる
と共に、上記清掃時には上記開閉あるいは着脱可能な隙
間詰めカバーCVを開放して上記間隙に、例えばエアー
ジェットノズルを挿入させ上記冷却装置の塵埃を容易に
清掃することができる。又、図8に示した隙間詰めカバ
ーCVの取付構造を、図9(A)〜図9(C)について
説明する。
【0072】図9(A)に示した場合のものは、ラジエ
ータ18に配設されたフレームRS1から延びるブラケ
ットRS2によりインタクーラ14が取付けられてい
る。又、隙間詰めカバーCVの一端はヒンジCVhを介
してフレームRS1に開閉可能に蝶ネジ48a等により
取付けられており、他端はインタクーラ14と蝶ネジ4
8aにより着脱自在に取付けられ、上記インタクーラ1
4の間隙LDを閉塞するようにインタクーラ14の外周
に沿って配設されるものである。
【0073】又、図9(B)に示したものは、上記の隙
間詰めカバーCVをインタクーラ14の上下の部位に設
けたものであり、上記間隙LDが小さいとき等に適用さ
れるものでコストの低減等を図ることができる。又、図
9(C)に示したように、上記の隙間詰めカバーCV
は、隙間詰めカバーCVをインタクーラ14の外周に蝶
ネジ48aにより着脱可能に取付け上記間隙LDを開閉
するようにインタクーラの周囲に適宜設けてもよい。
【0074】又、この図9で説明した隙間詰めカバーC
Vを図2〜図9に示した間隙LDに設ければ、上記冷却
空気の流体が上記間隙LDからの漏洩が防止され冷却効
率を向上することができる。又、本願発明は、上記冷却
装置Rは冷却装置間の間に清掃し易いように設けられる
隙間PD,上記配管に設けられる偏平部PL,インタク
ーラ14及び凝縮器19を回転可能にする機構などを適
宜組合わせて構成される配設構造PSを設けて、所望の
作用効果を奏することができるものである。
【0075】又、上記冷却ファン20は軸流ファン又は
斜軸流ファン又は遠心ファンを適宜適用することにより
冷却効率を向上させ、コンパクトに構成することができ
るが、例えば図14に示したように上記遠心ファンであ
るシロッコファン20を適用する場合はシロッコファン
20からの少なくとも一部の冷却空気を冷却空気流通路
CD1へ上記エンジンフロントカバーC1を介して流入
するように構成して上記冷却効率を向上することができ
る。又、上記遠心ファンに代えて上記斜軸流ファンでも
よく、更に上記軸流ファンでもよく、この場合は上記遠
心方向に案内するガイドを必要に応じて設ければよい。
【0076】又、上記したように、図14に示したシロ
ッコファン20を適用した場合には、シロッコファン2
0のケーシング20Cの端部と仕切部材本体60s端部
との間に上記両端部のいずれか一方からガイド20Gが
設けられ、上記冷却空気はシロッコファン20により導
入された冷却空気の一部は排出口1dから排出され、一
部はシロッコファン20のガイド20Gにより案内され
矢印Y2の方向に流れエンジン,過給機32,マフラ3
8,エンジンルーム12を冷却して排出口1eから排出
され、上記実施形態と同様の作用効果を奏することがで
きる。又図示しない上記斜軸流ファンを適用しても本実
施形態のような作用効果を奏することができる。この場
合には冷却空気流通路CD1により冷却ファン20の稼
動騒音を遮断できるので、更に上記騒音の低減を図るこ
とができる。
【0077】又、本願発明は、上記冷却装置Rは冷却装
置間の間に清掃し易いように設けられる隙間PD,上記
配管に設けられる偏平部PL,インタクーラ16及びオ
イルクーラ16を回転可能にする機構などを適宜組合わ
せたて構成にしたり、又冷却装置である、例えばラジエ
ータ18,オイルクーラ16,インタクーラ14を、上
記実施形態のように重合,並列,重合と並列との組合の
構成にした配設構造PSを設けて、所望の作用効果を奏
することができるものである。
【0078】又上記実施形態では、図8に示したように
複数個の上記冷却装置Rのうちのいずれかを左右に並列
に配設したが,これはこれに限られるものではなく、他
の部位との関係位置爾より、例えば上記建設機械の上下
方向に並列に配設するようにすることもできる。又、上
記のように冷却空気ダクトDと冷却装置室CRとにより
エンジン22,冷却装置Rを収納するので,特にエンジ
ン22,冷却ファン20は仕切部材60,エンジンカバ
ーC,上記建設機械の外周の側壁等で覆われるため、上
記騒音の低減を効果的に行なうことができる。
【0079】又、上記実施形態では建設機械に横置きに
搭載される横置型エンジンの場合について説明したが、
これに限られるものではなく、縦置きに搭載される縦置
型エンジンの場合でも上記と同様の作用効果を奏するこ
とができる。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の建設機械によれば、上記複数個の冷却装置のうち
のいずれかを並列に配設された冷却装置と上記複数個の
冷却装置のうちの残りの並列に配設された冷却装置とを
重合するように配設された冷却装置と、上記冷却装置を
冷却する冷却ファンと、上記冷却装置と間隔を存して配
設されエンジンが収納されるエンジンルームと、上記冷
却ファン側の後方に設けられ上記エンジンルームを構成
するエンジンフロントカバーに設けられた冷却空気を流
通する開口と、上記冷却ファンによる上記開口からの冷
却空気を自身の外周方向に変向させるように導入する仕
切部材と、上記エンジンルームを構成するエンジンカバ
ーと上記仕切部材の外周との間にできる間隙のうちの少
なくとも一つの間隙で構成する冷却空気流通路とを備え
ているので、上記の二つの並列に配設され且つ重合する
ように配設された冷却装置を効果的に冷却した冷却空気
は、上記開口から導入され上記仕切部材で流通方向が変
向され上記冷却空気流通路を介して上記のエンジンルー
ム,エンジンを効率よく冷却し、且つ上記仕切部材によ
り稼動騒音,冷却空気の流通騒音を遮るので、騒音の漏
洩を低減することができる。又上記複数個の冷却装置全
体をコンパクトに構成し、冷却ファンにより効果的に冷
却効率を向上させると共に、コストを廉価にすることが
できる。
【0081】又、上記冷却装置を効率よく冷却した後の
上記冷却空気を上記エンジンフロンカバーの開口から有
機的に効率よく導入して上記エンジンルーム,エンジ
ン,過給機等を効果的に冷却し、上記騒音の低減を図る
ことができる。請求項2記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項1記載の構成において、上記エンジンフロン
トカバーの開口から流入し上記エンジンフロントカバー
と上記仕切部材との間の間隙に流れた冷却空気は、上記
のエンジンルームを構成するエンジンアッパカバーと仕
切部材との間の間隙にできる冷却空気流通路,上記のエ
ンジンルームを構成するエンジンサイドカバーと上記仕
切部材との間の間隙にできる冷却空気流通路,上記のエ
ンジンルームを構成するエンジンアンダカバーと仕切部
材との間の間隙にできる冷却空気流通路のうちの少なく
ともいずれか一つの冷却空気流通路を流れ上記のエンジ
ンルーム,エンジンを冷却するように構成されているの
で、請求項1の効果に加え、上記各々の冷却空気流通路
を設計仕様により設定される上記冷却空気流通路の組合
せを選定して、所望の上記冷却効率及び上記騒音の低減
を効果的に達成することができる。
【0082】請求項3の本発明の建設機械によれば、請
求項1又は2記載の構成において、上記仕切部材は上記
エンジンルーム内に上記エンジンカバ−と間隙を存して
配設され自身の内面側に上記エンジンを配設し、上記エ
ンジンフロントカバーの開口からの冷却空気を上記冷却
空気流通路を介して導入し上記のエンジンルーム,エン
ジンを冷却するように構成されているので、請求項1又
は2の効果に加え、上記のエンジンカバー,仕切部材に
より上記エンジンの稼動騒音が上記開口から漏洩するの
を低減させることができる。
【0083】請求項4の本発明の建設機械によれば、請
求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、上記
仕切部材の外周辺より上記エンジンの側壁に沿って突出
する仕切部材片を備え、上記仕切部材片の内側に上記エ
ンジンの少なくとも一部を囲繞し、上記エンジンフロン
トカバーの開口からの冷却空気を上記エンジンカバーと
上記仕切部材との上記間隙で構成される上記冷却空気流
通路を介して導入し上記のエンジンルーム,エンジンを
冷却するように構成されているので、請求項1〜3のい
ずれかの効果に加え、上記冷却装置を冷却し上記エンジ
ンルームに流入した冷却空気は上記仕切部材片で円滑に
案内され、上記のエンジンルーム,エンジンを冷却した
冷却空気を上記エンジンルームに設けられた排出口から
排出することができ、上記冷却効果を増大させると共
に、上記仕切部材片により囲繞されるので、更に騒音の
漏洩を低減させることができる。
【0084】請求項5の本発明の建設機械によれば、請
求項4記載の構成において、上記の仕切部材は上記エン
ジンルーム内で上記エンジンの少なくとも一部が配設さ
れるコ字状又は凹状に構成されているので、請求項4の
効果に加え、上記のコ字状又は凹状の仕切部材により所
望の部位を集中的に冷却し、且つ上記騒音の漏洩を低減
させることができる。
【0085】請求項6の本発明の建設機械によれば、請
求項1〜5のいずれかに記載の構成において、上記の仕
切部材,エンジンカバーのうちの少なくともいずれか一
方に吸音材が設けられているので、請求項1〜5のいず
れかの効果に加え、上記のエンジン稼動騒音や冷却空気
の流通騒音を吸収し低騒音の建設機械を得ることができ
る。
【0086】請求項7の本発明の建設機械によれば、請
求項1,2,6のいずれかに記載の構成において、上記並
列に配設した冷却装置と上記複数個の冷却装置のうちの
残りの冷却装置との間に清掃を可能にする隙間が設けら
れているので、請求項1,2,6のいずれかの効果に加
え、上記複数個の冷却装置のうちのいずれかを並列に配
設した冷却装置と上記残りの冷却装置との間に、例えば
エアージェットノズルを挿入させ上記冷却装置の塵埃を
容易に清掃することができる。
【0087】請求項8の本発明の建設機械によれば、請
求項7記載の構成において、上記隙間の周囲を少なくと
も略密閉する隙間詰めカバー、又は開閉あるいは着脱可
能な上記略密閉する隙間詰めカバーを備えているので、
請求項7の効果に加え、上記間隙からの上記冷却空気の
漏洩による冷却効率の低減を防止することができる。
又、開閉あるいは着脱可能な上記隙間詰めカバーを適用
した場合には、上記冷却効率を向上させると共に、上記
清掃時には上記開閉あるいは着脱可能な上記隙間詰めカ
バーを開放して上記間隙に、例えばエアージェットノズ
ルを挿入させ上記冷却装置の塵埃を容易に清掃すること
ができる。
【0088】請求項9の本発明の建設機械によれば、請
求項7又は8記載の構成において、上記並列に配設した
冷却装置と上記並列に配設した冷却装置に対して重合す
るように配設した上記複数個の冷却装置のうちの残りの
並列に配設された冷却装置との隙間LDが、上記重合し
た冷却装置の上流側の冷却装置の高さHと上記隙間LD
との比をLD/H=0.05〜0.3にするように設定
されているので、請求項7又は8の効果に加え、上記比
により設計時の自由度が増加し、設計仕様により適宜設
定することができる。
【0089】請求項10の本発明の建設機械によれば、
請求項9記載の構成において、上記隙間LDが約30〜
300mmに設定され、好ましくは上記隙間LDが約4
0〜100mmに設定されているので、請求項9の効果
に加え、上記間隙LDにより設計仕様に望まれる上記冷
却装置を容易に設定することができる効果がある。請求
項11の本発明の建設機械によれば、請求項9又は10
記載の構成において、上記左右に並列に配設される冷却
装置に上記重合されて配設される冷却装置のうちの上流
側に並列に配設される冷却装置がインタクーラ及び凝縮
器で構成されているので、請求項9又は10の効果に加
え、上記のインタクーラ及び他の冷却装置の清掃を容易
に行なうことができる。
【0090】請求項12の本発明の建設機械によれば、
請求項1,2,11のいずれかに記載の構成において、
エンジン,複数個の冷却装置からなる冷却装置を搭載し
た建設機械において、上記冷却装置の複数個の冷却装置
のうちの少なくともいずれかを直列に重合するように配
設し、上記重合する上記冷却装置のうちのいずれか一方
の冷却装置へ給排させる冷媒用配管が上記重合する他方
の冷却装置の側壁を跨ぐように配設される配設部が設け
られ、上記配設部を通過する上記配管の少なくとも一部
分が扁平状に形成された扁平部と上記配管の少なくとも
一部が没入するように上記配設部に設けられた窪み部と
のうちの少なくともいずれか一方が設けられているの
で、請求項1,2,11のいずれかの効果に加え、上記
冷却装置の冷媒用配管の直径が低減された上記扁平部又
は上記窪み部により上記冷却装置の配設スペースが低減
でき,上記建設機械をコンパクトに構成することができ
る。
【0091】請求項13の本発明の建設機械によれば、
請求項1,2,7,12のいずれかに記載の構成におい
て、上記冷却ファンは軸流ファン又は斜軸流ファン又は
遠心ファンで構成されているので、請求項1,2,12
のいずれかの効果に加え、軸流ファン又は遠心ファンを
適宜適用することにより冷却効率を向上させ、コンパク
トに構成することができる。
【0092】請求項14の本発明の建設機械によれば、
複数個の冷却装置のうちのいずれかを並列に配設された
冷却装置と上記複数個の冷却装置のうちの残りの並列に
配設された冷却装置とを重合するように配設された冷却
装置を容易に清掃できるように構成した配設構造と、上
記冷却装置の冷却ファンと、上記の冷却装置、冷却ファ
ンの後方に設けられた略密閉型エンジンルームと、上記
略密閉型エンジンルームを構成するエンジンフロントカ
バーに設けられた開口と、上記開口からの上記冷却空気
を自身の外周方向に変向させる仕切部材と、上記の仕切
部材とエンジンカバーとの間隙で構成され上記冷却空気
が流通する冷却空気流通路とを備えているので、上記配
設手段により上記冷却装置の清掃を容易にできるように
すると共にし、上記冷却装置を冷却した上記冷却空気を
有機的に配設された上記開口から導入し上記仕切部材で
流通方向が変向せしめて、上記冷却空気流通路を介して
上記のエンジンルーム,エンジンを効率よく冷却するこ
とができる。更に、上記のエンジンカバー,仕切部材に
より稼動騒音,冷却空気の流通騒音が遮られ騒音の漏洩
を低減することができ、建設機械をコンパクトに構成す
ることができる。
【0093】請求項15の本発明の建設機械によれば、
請求項1,2,11,14のいずれかに記載の構成にお
いて、上記冷却装置のうちのインタクーラがヒンジ手段
を介して回動可能に配設され上記インタクーラの冷媒用
の配管を外した後、上記インタクーラを回動して上記冷
却装置を清掃できるように構成されているので、請求項
1,2,11,14のいずれかの効果に加え、上記冷却
装置の清掃時にインタクーラの配管を外した後、上記イ
ンタクーラ等の回動ができる等、その分解,組立,メン
テナンスを容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械を油圧ショベルに適用した場
合の実施形態を示す側面を示す概略側面図である。
【図2】図1の2A−2A線矢視の平面を示す概略説明
図である。
【図3】図2の矢視3Aを示す概略説明図である。
【図4】図2に示したエンジンカバーと仕切部材との間
隙で構成される冷却空気ダクトの冷却空気流通路の平面
図を示す拡大概略説明図である。
【図5】図4の立体斜視図を示すもので、(A)は上記
冷却空気流通路の概略斜視説明図、(B)は図5(A)
の矢印5Bの概略説明図である。
【図6】図5に示した上記冷却空気流通路を構成する種
種の冷却空気流通路の組合わせによる冷却空気フロを示
す概略説明図であり、図6(A)は図3の上記冷却空気流
通路が上方にのみ設けられる場合の側面視を示す概略説
明図、図6(B)は図3の上記冷却空気流通路が下方にの
み設けられる場合の側面視を示す概略説明図、図6
(C)は上記冷却空気流通路を上下の両方に設けたもの
で、図6(A),(B)とを組合わせた場合を示す概略説
明図、図6(D)は図3の上記冷却空気流通路が右方に
のみに設けられる場合の平面視を示す概略説明図、図6
(E)は図6(D)の上記冷却空気流通路が左右両方に
設けられる場合の平面視を示す概略説明図、図6(F)
は図6(A)と図6(D)の組合わせたもので上記冷却空
気流通路が上方及び右方の両方に設けられる場合の前面
視を示す概略説明図である。
【図7】図6と同様の状態を示す説明図であり、図7
(D)は図3の上記冷却空気流通路が右方にのみに設け
られる場合の平面視を示す概略説明図、図7(E)は図
7(D)の上記冷却空気流通路が左右両方に設けられる
場合の平面視を示す概略説明図、図7(F)は図6
(A)と図7(D)の組合わせたもので上記冷却空気流
通路が上方及び右方の両方に設けられる場合の前面視を
示す概略説明図である。図8は図3の矢視8Aを示
【図8】図3の矢視8Aを示す拡大略斜視を示すもので
あり、左右方向に並列に配設されたオイルクーラ,ラジ
エータに対して並列に配設されたインタクーラ,凝縮器
を重合するように配設された場合を示す概略説明図であ
る。
【図9】図8に示したオイルクーラ及びラジエータとイ
ンタクーラ及び凝縮器との間隙に配設される隙間詰めカ
バーの取付構造を示すもので、(A)は隙間詰めカバー
の取付構造を示す概略説明図、(B)は上記隙間詰めカ
バーをインタクーラの上下の部位に配設した構造を示す
概略説明図、(C)は上記隙間詰めカバーを着脱可能に
インタクーラの外周に配設する場合の取付構造を示す概
略説明図である。
【図10】図8に示した扁平管の詳細を示すもので、
(A)は扁平管の分解図を示す概略説明図,(B)は図8に
示したすラジエータのアッパタンクに上記配設部が設け
られた場合を示す拡大概略説明図である。
【図11】図8のインタクーラの配管の配設スペースを
示すが略説明図である。
【図12】図8の変形例を示したもので、図10(B)
の上記の配設部に扁平管が設けられた場合を示す概略説
明図である。
【図13】図12のインタクーラの配管の配設スペース
を示す略説明図である。
【図14】上記冷却装置の冷却に遠心ファンを適用した
場合の、図3と同様の状態を示す概略説明図である。
【図15】従来油圧ショベルのエンジンルームの縦断面
を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 カバー 1a 空気導入口 1b〜1e 排出口 2 上部旋回体 4 下部走行体 6 作業装置 10 カウンタウエイト 12 略密閉型エンジンルーム 14 インタクーラ 16 オイルクーラ 17a 配管 17b 配管 18 ラジエータ 18a 仕切 19 凝縮器 20 冷却ファン 21 回転管継手 22 エンジン 24 油圧ポンプ 32 過給機 38 マフラ 40 排気管 44 ヒンジ機構 46 係止部材 48 係合ボルト 48a 蝶ネジ 50 開口 55 扁平管 55a 扁平管部 55b 扁平管部 55A 異形ジョイント 55B 異形ジョイント 57 扁平管継手 60 仕切部材 60s 仕切部材本体 62 取付手段 70L 左部の仕切部材片 70R 右部の仕切部材片 70U アッパ仕切部材片 70UD アンダ仕切部材片 BK ブラッケト BK1 ボルト C エンジンカバー CD 冷却空気流通路 LD 間隔 PL 扁平部 PS 配設構造 R 冷却装置 TA,TB 締結部材 U 配設部 V 窪み部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01P 5/06 511 F01P 5/06 511M 511N 11/10 11/10 K 11/12 11/12 H

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の冷却装置のうちのいずれかを並
    列に配設された冷却装置と上記複数個の冷却装置のうち
    の残りの並列に配設された冷却装置とを重合するように
    配設された冷却装置と、上記冷却装置を冷却する冷却フ
    ァンと、上記冷却装置と間隔を存しての後方に配設され
    エンジンが収納されるエンジンルームと、上記冷却ファ
    ン側の後方に設けられ上記エンジンルームを構成するエ
    ンジンフロントカバーに設けられた冷却空気を流通する
    開口と、上記冷却ファンによる上記開口からの冷却空気
    を自身の外周方向に変向させるように導入する仕切部材
    と、上記エンジンルームを構成するエンジンカバーと上
    記仕切部材の外周との間にできる間隙のうちの少なくと
    も一つの間隙で構成する冷却空気流通路とを備えたこと
    を特徴とする、建設機械。
  2. 【請求項2】 上記エンジンフロントカバーの開口から
    流入し上記エンジンフロントカバーと上記仕切部材との
    間の間隙に流れた冷却空気は、上記のエンジンルームを
    構成するエンジンアッパカバーと仕切部材との間の間隙
    にできる冷却空気流通路,上記のエンジンルームを構成
    するエンジンサイドカバーと上記仕切部材との間の間隙
    にできる冷却空気流通路,上記のエンジンルームを構成
    するエンジンアンダカバーと仕切部材との間の間隙にで
    きる冷却空気流通路のうちの少なくともいずれか一つの
    冷却空気流通路を流れ上記のエンジンルーム,エンジン
    を冷却するように構成されていることを特徴とする、請
    求項1記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 上記仕切部材は上記エンジンルーム内に
    上記エンジンカバ−と間隙を存して配設され自身の内面
    側に上記エンジンを配設し、上記エンジンフロントカバ
    ーの開口からの冷却空気を上記冷却空気流通路を介して
    導入し上記のエンジンルーム,エンジンを冷却するよう
    に構成されていることを特徴とする、請求項1又は2記
    載の建設機械。
  4. 【請求項4】 上記仕切部材の外周辺より上記エンジン
    の側壁に沿って突出する仕切部材片を備え、上記仕切部
    材片の内側に上記エンジンの少なくとも一部を囲繞し、
    上記エンジンフロントカバーの開口からの冷却空気を上
    記エンジンカバーと上記仕切部材との上記間隙で構成さ
    れる上記冷却空気流通路を介して導入し上記のエンジン
    ルーム,エンジンを冷却するように構成されていること
    を特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の建
    設機械。
  5. 【請求項5】 上記仕切部材は上記のエンジンルーム内
    で上記エンジンの少なくとも一部を囲繞するようにコ字
    状又は凹上に構成されていることを特徴とする、請求項
    4記載の建設機械。
  6. 【請求項6】 上記の仕切部材,エンジンカバーのうち
    の少なくともいずれか一方に吸音材が設けられているこ
    とを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    建設機械。
  7. 【請求項7】 上記並列に配設した冷却装置と上記複数
    個の冷却装置のうちの残りの冷却装置との間に清掃を可
    能にする隙間が設けられていることを特徴とする、請求
    項記載1,2,6のいずれか1項にの建設機械。
  8. 【請求項8】 上記隙間の周囲を少なくとも略密閉する
    隙間詰めカバー、又は開閉あるいは着脱可能な上記略密
    閉する隙間詰めカバーを備えたことを特徴とする、請求
    項7記載の建設機械。
  9. 【請求項9】 上記並列に配設した冷却装置と上記並列
    に配設した冷却装置に対して重合するように配設した上
    記複数個の冷却装置のうちの残りの並列に配設された冷
    却装置との隙間LDが、上記重合した冷却装置の上流側
    の冷却装置の高さHと上記隙間LDとの比をLD/H=
    0.05〜0.3にするように設定されていることを特
    徴とする、請求項7又は8記載の建設機械。
  10. 【請求項10】 上記隙間LDが約30〜300mmに
    設定され、好ましくは上記隙間LDが約40〜100m
    mに設定されていることを特徴とする、請求項9記載の
    建設機械。
  11. 【請求項11】 上記左右に並列に配設される冷却装置
    に上記重合されて配設される冷却装置のうちの上流側に
    並列に配設される冷却装置がインタクーラ及び凝縮器で
    構成されていることを特徴とする、請求項9又は10記
    載の建設機械。
  12. 【請求項12】 上記のエンジン,複数個の冷却装置か
    らなる冷却装置を搭載した建設機械において、上記複数
    個の冷却装置のうちの少なくともいずれかを直列に重合
    するように配設し、上記重合する上記冷却装置のうちの
    いずれか一方の冷却装置へ給排させる冷媒用配管が上記
    重合する他方の冷却装置の側壁を跨ぐように配設される
    配設部が設けられ、上記配設部を通過する上記配管の少
    なくとも一部分が扁平状に形成された扁平部と上記配管
    の少なくとも一部が没入するように上記配設部に設けら
    れた窪み部とのうちの少なくともいずれか一方が設けら
    れていることを特徴とする、請求項1,2,11のいず
    れか1項記載の建設機械。
  13. 【請求項13】 上記冷却ファンは軸流ファン又は斜軸
    流ファン又は遠心ファンで構成されていることを特徴と
    する、、請求項1,2,7,12のいずれか1項に記載
    の建設機械。
  14. 【請求項14】 複数個の冷却装置のうちのいずれかを
    並列に配設された冷却装置と上記複数個の冷却装置のう
    ちの残りの並列に配設された冷却装置とを重合するよう
    に配設された冷却装置を容易に清掃できるように構成さ
    れた配設構造と、上記冷却装置の冷却ファンと、上記の
    冷却装置、冷却ファンの後方に設けられた略密閉型エン
    ジンルームと、上記略密閉型エンジンルームを構成する
    エンジンフロントカバーに設けられた開口と、上記開口
    からの上記冷却空気を自身の外周方向に変向させる仕切
    部材と、上記の仕切部材とエンジンカバーとの間隙で構
    成され上記冷却空気が流通する冷却空気流通路とを備え
    たことを特徴とする、建設機械。
  15. 【請求項15】 上記冷却装置のうちのインタクーラが
    ヒンジ手段を介して回動可能に配設され上記インタクー
    ラの冷媒用の配管を外した後、上記インタクーラを回動
    して上記冷却装置を清掃できるように構成したことを特
    徴とする、請求項1,2,11,14のいずれか1項に
    記載の建設機械。
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