JP3457083B2 - 像形成装置 - Google Patents

像形成装置

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JP3457083B2
JP3457083B2 JP03732695A JP3732695A JP3457083B2 JP 3457083 B2 JP3457083 B2 JP 3457083B2 JP 03732695 A JP03732695 A JP 03732695A JP 3732695 A JP3732695 A JP 3732695A JP 3457083 B2 JP3457083 B2 JP 3457083B2
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    • G03G15/065Arrangements for controlling the potential of the developing electrode

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセスに従
って記録媒体上に画像を形成する、プリンタ、複写機等
の画像形成装置に係り、詳しくは、転写ステップ後に感
光体上に残留したトナーを除去するクリーナを用いずに
電子写真プロセスを実行するプリンタ等に効果的に適用
可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年, 電子写真プロセスに従って画像を
形成する画像形成装置(以下、電子写真装置という)に
おいて、低コスト化、小型化のために、転写後にドラム
上に残ったトナーをクリーナを用いないタイプ(以下、
クリーナレスタイプという)が提案されている。クリー
ナレスタイプの電子写真装置では、トナーを廃棄する
機構が不要, 廃棄トナーを貯蔵するスペースが不要,
全トナーが印字に寄与するため経済的, 廃棄トナー
がないため環境問題に適応, 等の利点がある。
【0003】第21図にクリーナレスタイプの電子写真
装置の一例を示す。図21において、感光体ドラム1の
周囲に、感光ドラム1上を一様帯電する一様帯電器2、
画像露光を行い感光ドラム1に静電潜像を形成する光学
ユニット3、静電潜像に帯電トナーを付着(現像)させ
る現像機4及び感光ドラム1 上のトナー像を静電的に用
紙Pに転写する転写器5が順次配置されている。また、
記録紙Pを搬送する搬送路上に熱または圧力でトナー像
を用紙P上に固定する定着機8が配置されている。更
に、転写器5と一様帯電器2との間に一般的な電子写真
装置のクリーナユニットに代えてチラシ部材9が設けら
れている。
【0004】この電子写真装置では、まず、回転する感
光ドラム1の表面を一様帯電器2によって一様に帯電す
る。次に, 感光ドラム1の表面を, 光学ユニット3よっ
て画像に対応したパターンに応じて画像露光する。感光
ドラム1上の露光された部分では、一様帯電器2による
電位(絶対値)が低下して静電潜像が形成される。感光
ドラム1 上の静電潜像が現像機4を通過すると、現像機
4内で予め帯電されたトナーが静電潜像に付着してトナ
ー像が形成される。一方,画像がプリントされる用紙P
は, 感光ドラム1上に形成されたトナー像に接触する位
置に供給される。転写器5は用紙8を挟んで感光ドラム
1の近傍に設置され、用紙Pをトナー電荷と反対極性に
帯電させ、感光ドラム1上のトナー像を静電的に用紙P
に写し取る。トナー像を担持した用紙Pは, 定着機8を
通過する間に,熱及び圧力によって用紙Pに定着され,
印字が完了する。
【0005】一方,用紙Pにトナー像を転写した後の感
光ドラム1上に残ったトナー(残留トナー)はチラシ部
材9によって分散され, 感光ドラム1 上でのトナー分布
を均一にされる。この後、感光ドラム1上に残留トナー
が付着した状態で上述した一様帯電及び画像露光の各ス
テップが行なわれる。そして、現像機4が残留トナーの
回収と同時にトナー現像を行う。
【0006】この現像ステップを更に詳細にみると、次
のようになる。感光ドラム1の表面電位は、一様帯電器
2により、−500〜−1000Vに設定され, 画像露
光で電位が低下した露光部は、−50〜−100V程度
に電位(絶対値)が低下し静電潜像を形成する。現像時
には、表面電位と潜像電位のほぼ中間の現像バイアス
(例えば−400V) を現像機4の現像ローラに印加す
る。現像ローラ上に付着しているマイナス帯電トナー
が, 現像バイアスと潜像電位とで形成する電界によっ
て、感光ドラム1上の静電潜像に付着しトナー像を形成
する。更に、この画像現像と同時に, チラシ部材9によ
って感光ドラム1上に分散された転写残りトナーが、表
面電位と現像バイアスとで形成する電界 (磁性トナー使
用時には磁力も働く) によって、感光ドラム1上より現
像機4に回収される。
【0007】上記チラシ部材9によるトナー分散は、画
像露光ステップにおけるフィルター効果を抑制する効果
がある。また、一部に集中しているトナーを分散させる
ことによって, 単位面積当たりのトナー量を小さくし現
像機4による回収を容易にしている。
【0008】更に、上記チラシ部材9に除電機能を持た
せることも可能である。この場合、チラシ部材9にチラ
シ電圧を印加し、このチラシ電圧により転写により感光
ドラム1に与えられた電荷を除去する。これにより、現
像機4による残留トナーの回収が更に効果的に行われ
る。
【0009】このように、小型化が図られるクリーナレ
スタイプの電子写真装置(プリンタあるいは複写機)で
は、その装置の小型化を損なわないために、感光ドラム
1、現像機4、チラシ部材9をひとつのモータで駆動す
る。また、一様帯電圧Vd 、転写電圧Vt 、現像バイア
スVb 、チラシ電圧Vc は高圧ユニットで発生させる。
本例の場合, 現像バイアスは独立してON/OFFでき
るが、その他の一様帯電器、転写器、チラシ電圧はひと
つの信号でON/OFFできるように, 高圧トランスの
一次側を共通にした電源としている。すなわち, 一様帯
電圧Vd 、転写電圧Vt 、チラシ電圧Vc は同タイミン
グで, ON/OFFする。
【0010】この場合、印字(画像形成)動作終了及び
電源投入後のイニシャル動作終了直後の感光ドラム1 上
の電位は、第21図のようになっている。すなわち、一
様帯電器2(位置p1)から現像機4(位置p2)の領
域Aでは, 一様帯電器2による帯電用作用により生じた
表面電位が所定の電位, 例えば−600Vに保持され
る。現像機4(位置p2)から転写器5(位置p3)ま
での領域Bでは、一様帯電器2により生じた表面電位と
ほぼ同じ電位となる。転写器5(位置p3)からチラシ
部材9(位置p5)までの領域Cでは、転写器5のプラ
ス電位が生じる。チラシ部材9(位置p5)から一様帯
電器2(位置p1)までの領域D部では、本例のように
チラシ部材9にドラム除電機能を付加した場合には、領
域Cのプラス電位を除電してほぼ0Vにする。しかし,
チラシ部材9にドラム除電機能を付加しないプロセスや
チラシ部材の寿命等によって, プラス電位が残る可能性
が大きい。このようなプラス電位を除去するために一様
帯電器2で再び感光ドラム1の表面電位をマイナス電位
にする。
【0011】この印字動作終了またはイニシャル動作終
了の直後に、再度の画像形成のために現像バイアスをO
N(−400V)にした場合、領域Aが一様帯電電圧
(−600V)に維持されているので、特にトナーが現
像機4から感光体1に移ることはない。しかし、上記動
作終了後放置された場合には、領域Aの電位は暗案減衰
により0V付近(例えば、0V乃至数10V)になって
いる。この場合、画像形成のために現像バイアスをON
(−400V)にすると、感光ドラム1と現像ローラと
の間に形成される静電界により、マイナス電位を帯びた
トナーが感光ドラム1の領域Aに付着してしまう。
【0012】このように、上記動作終了後放置されるこ
とを考慮して、再度の画像形成プロセスの開始から所定
の時間現像バイアスをOFF(0V)に保持しておくこ
とが考えられる。しかし、この場合、特に、二成分現像
剤を収容した現像機4を備えた電子写真装置では、上記
動作終了の直後から再度の画像プロセスが開始される
と、感光ドラム1(表面電位は暗減衰のない−600
V)と現像ローラとの間に形成される静電界により、プ
ラス電位を帯びたキャリアが感光ドラム1の領域Aに付
着してしまう。
【0013】上記のようにして感光ドラム1上に付着し
たトナーは、チラシ部材9及び現像機4の働きによって
現像機4内に回収されるが、その付着量が多くなると、
記録紙Pに形成される画像の品質が低下してしまう。ま
た、感光ドラム1に付着したキャリアも画像品質の低下
の原因となる。
【0014】そこで、上記のように印字動作終後及びイ
ニシャル動作終了後に再度画像形成プロセスを実行する
場合にトナーあるいはキャリアが感光ドラム1に付着す
ることを防止するため、本願出願人は、次のような電子
写真装置を既に提案している(特願平5−25870
3)。
【0015】この電子写真装置は、画像形成プロセスが
開始される前に、光学ユニット3によって感光ドラム1
の領域Aを全面露光して該領域Aを除電するようにし、
その後、感光ドラム1における一様帯電の開始位置が現
像機4に到達するときに、現像バイアスをONにするよ
うにしている。その具体的な動作シーケンスは図22に
示される。
【0016】図22において、では、印字動作を開始
するにあたり, 感光ドラム1、現像機4を駆動すべくモ
ータを起動する。これと同時に, 光学ユニット3を動作
させて、感光ドラム1を全面露光してドラム表面電位を
低下させる。は駆動モータの回転が安定するタイミン
グであり、印字に必要な高電圧, 一様帯電電圧Vd 、転
写電圧Vt 、チラシ電圧Vc をONする。
【0017】では、一様帯電電位が所定の電位に達し
た部分が光学ユニット3の画像露光位置に移動するタイ
ミングT2で、光学ユニット3での全面露光をOFFす
る。では、光学ユニット3での全面露光をOFFした
位置が現像機4に到達するのに要する時間だけ待ち、現
像機4に印加する現像バイアスVb をONする。
【0018】に相当する部分では、から所定の時間
感光ドラム1を動作させ、光学ユニット3に印字データ
を転送して画像露光を行い、印字を行う。では、所定
の印字が終了して感光ドラム1を停止させるにあたり,
光学ユニット3を動作させて感光ドラム1を全面露光す
る。
【0019】では、光学ユニット3での全面露光をO
Nした位置が現像機4に到達するのに要する時間T3だ
け待ち、現像機4に印加する現像バイアスVb をOFF
する。では, 駆動モータ, 一様帯電電圧Vd,転写電圧
Vt,チラシ電圧Vc をOFFにする。さらに、感光ドラ
ム1の全面露光模同時にOFFにする。
【0020】上記では, 印字動作時のシーケンスに付い
て説明したが, メイン電源を投入した場合やジャム処理
後の再起動時等に行うイニシャル動作にも, 本シーケン
スを適用できるのはもちろんである。上記のような動作
シーケンスによれば、画像形成プロセスの開始時には、
必ず一様帯電器2と現像機4との間の感光ドラム1上の
領域Aは除電された状態となる。そして、感光ドラム1
上の一様帯電のなされた位置が現像機4に達するときに
現像バイアスが常にONされる。従って、前述したよう
なトナーあるはキャリアの感光ドラム1への付着が防止
される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述たよう
な動作シーケンスに従って、現像バイアス、光学ユニッ
トによる全面露光動作等を制御する場合、現像バイアス
をOFFするタイミング及び現像バイアスをONする
タイミングでは、図23に示すように、感光ドラム1
の表面電位分布が除電された電位(例えば、−50V乃
至−100V)から一様帯電電位(例えば、−600
V)に急激に変化する部分(全面露光開始位置及び全面
露光終了位置に対応)が現像ローラ(現像機4)に対向
するようになる。現像ローラと感光ドラム1とが接触す
る部分がある幅(現像ニップという)を持っているの
で、この現像ニップ内に上記のように感光ドラム1の表
面電位分布が急激に変化する部分がさしかかると、現像
ニップ内では全面露光部分と非露光部分(一様帯電部
分)が現像ローラに対向することになる。この状況で、
現像バイアスのONまたはOFFが行われると、現像バ
イアスVb(ON時電圧:−400V) と全面露光部電位
(−50V〜−100V) との電界によって、全面露光
した部分に帯状にトナーが付着する。また、OFF時の
現像バイアスと非露光部電位 (−600V) との電界に
よって、非露光部に二成分現像剤のキャリアが帯状に付
着する。
【0022】その結果、図24(A)に示すように、感
光ドラム1を停止させる際の全面露光開始位置(に対
応)、及び感光ドラムを起動する際の全面露光終了位置
(に対応)において、ほぼ現像ニップに対応した幅
で、トナーまたはキャリアが帯状に付着してしまう。
【0023】このように、感光ドラム1上に付着した帯
上の汚れは、現像機4での回収が不十分な場合、ややも
すると記録紙P上に汚れとして現れ、画像品質を劣化さ
せる(図24(B)参照)。また、キャリアの付着が多
いと画質への影響とともに、装置内にキャリアが飛散し
て機内汚染することによって、記録紙Pを汚すことがあ
る。
【0024】さらに、全面露光幅が使用する記録紙Pの
幅より小さい場合、感光ドラム1の左右端に付着する汚
れ (キャリアが主) によって、記録紙Pの左右端にカブ
リ状の汚れが発生することがある(図24(A)参
照)。本発明では、上記した画像上の汚れをなくして、
良好な画質の記録画像を得ることを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1に記載されるように、一様帯
電、露光、現像及び転写の各工程を含む電子写真プロセ
スを駆動される感光体上で実行することによって記録媒
体上に像を形成する像形成装置において、所定電位にて
一様帯電された感光体を除電する除電手段と、感光体の
駆動を停止させる際に、除電開始点から所定の幅の領域
について一様帯電の電位と最終除電電位との間で次第に
変化する電位分布が得られるように上記除電手段を制御
する除電制御手段と、上記現像工程が実行される現像位
置が上記電位分布を有する領域に入った状態で、感光体
の駆動を停止させる停止制御手段と、上記現像工程が実
行される現像位置が上記電位分布を有する領域に入った
状態で、現像工程にて用いられた現像バイアスを切るた
めのバイアス制御手段とを有するようにした。
【0026】上記課題は、請求項2に記載されるよう
な、一様帯電、露光、現像及び転写の各工程を含む電子
写真プロセスを駆動される感光体上で実行することによ
って記録媒体上に像を形成する像形成装置において、所
定電位にて一様に帯電された感光体を除電する除電手段
と、感光体の駆動開始から、最終除電電位が得られるよ
うに上記除電手段を制御すると共に、所定のタイミング
で除電を終了する際、所定の幅の領域について最終除電
電位と一様帯電の電位との間で次第に変化する電位分布
が得られるように上記除電手段を制御する除電制御手段
と、感光体の駆動開始後、上記現像工程の実行される現
像位置が上記電位分布を有する領域に入った状態で現像
工程で用いられる現像バイアスを投入するためのバイア
ス制御手段とを有する像形成装置にても解決される。
【0027】さらに上記課題を解決するために、請求項
13に記載されるように、一様帯電、露光、現像及び転
写の各工程を含む電子写真プロセスを駆動される感光体
上で実行することによって記録媒体上に像を形成する像
形成装置において、所定電位にて一様に帯電された感光
体を除電する除電手段と、感光体の駆動開始から、最終
除電電位が得られるように上記除電手段を制御すると共
に、所定のタイミングで除電を終了する際、所定の幅の
第一の領域について最終除電電位と一様帯電の電位との
間で次第に変化する電位分布が得られるように上記除電
手段を制御する第一の除電制御手段と、感光体の駆動開
始後、上記現像工程の実行される現像位置が上記電位分
布を有する第一の領域に入った状態で現像工程で用いら
れる現像バイアスを投入するための第一のバイアス制御
手段と、感光体の駆動を停止させる際に、除電開始点か
ら所定の幅の第二の領域について一様帯電の電位と最終
除電電位との間で次第に変化する電位分布が得られるよ
うに上記除電手段を制御する第二の除電制御手段と、上
記現像工程が実行される現像位置が上記電位分布を有す
る第二の領域に入った状態で、感光体の駆動を停止させ
る停止制御手段と、上記現像工程が実行される現像位置
が上記電位分布を有する第二の領域に入った状態で、現
像工程にて用いられた現像バイアスを切るための第二の
バイアス制御手段とを有するものとした。
【0028】また、上記課題を解決するため、請求項2
3に記載されるように、一様帯電、露光、現像及び転写
の各工程を含む電子写真プロセスを駆動される感光体上
で実行することによって記録媒体上に像を形成する像形
成装置において、所定電位にて一様帯電された感光体を
除電する除電手段と、感光体の駆動を停止させる際に、
所定のタイミングにて所定の除電電位が得られるように
該除電手段を起動させる除電制御手段と、上記現像工程
が実行される現像位置が上記除電が開始された位置と一
様に帯電された領域の境界を含む所定の領域内に入った
状態で、感光体の駆動を停止させる停止制御手段と、上
記現像工程が実行される現像位置が該所定の領域に入っ
た状態で、現像工程にて用いられた現像バイアスを所定
の電圧からオフ電圧の間で次第に変化させながら切るた
めのバイアス制御手段とを有するものとした。
【0029】さらにまた、上記課題を解決するため、請
求項24に記載されるように、一様帯電、露光、現像及
び転写の各工程を含む電子写真プロセスを駆動される感
光体上で実行することによって記録媒体上に像を形成す
る像形成装置において、所定電位にて一様に帯電された
感光体を除電する除電手段と、感光体の駆動開始から、
所定の除電電位が得られるように上記除電手段を制御す
ると共に、所定のタイミングで除電を終了させる制御す
る除電制御手段と、感光体の駆動開始後、上記現像工程
の実行される現像位置が上記除電が終了した位置と一様
に帯電された領域の境界を含む所定の領域内に入った状
態で、現像工程で用いられる現像バイアスをオフ電圧と
所定の電圧の間で次第に変化させながら立ち上げるため
のバイアス制御手段とを有するようにした。
【0030】さらに、上記課題を解決するため、請求項
27に記載されるように、一様帯電、露光、現像及び転
写の各工程を含む電子写真プロセスを駆動される感光体
上で実行することによって記録媒体上に像を形成する像
形成装置において、所定電位にて一様に帯電された感光
体を除電する除電手段と、感光体の駆動開始から、所定
の除電電位が得られるように上記除電手段を制御すると
共に、所定のタイミングで除電を終了させる制御する第
一の除電制御手段と、感光体の駆動開始後、上記現像工
程の実行される現像位置が上記除電が終了した位置と一
様に帯電された領域の境界を含む第一の領域内に入った
状態で、現像工程で用いられる現像バイアスをオフ電圧
と所定の電圧の間で次第に変化させながら立ち上げるた
めの第一のバイアス制御手段と、感光体の駆動を停止さ
せる際に、所定のタイミングにて所定の除電電位が得ら
れるように該除電手段を起動させる第二の除電制御手段
と、上記現像工程が実行される現像位置が上記除電が開
始された位置と一様に帯電された領域の境界を含む第二
の領域内に入った状態で、感光体の駆動を停止させる停
止制御手段と、上記現像工程が実行される現像位置が該
第二の領域に入った状態で、現像工程にて用いられた現
像バイアスを所定の電圧からオフ電圧の間で次第に変化
させながら切るための第二のバイアス制御手段とを有す
るようにした。
【0031】装置の小型化の観点から、請求項5及び1
5に記載されるように、上記除電装置は、露光工程にて
用いられる光源を含む光学系を共用するようにした。用
紙等の記録媒体の周辺での汚れを防止するという観点か
ら、請求項30に記載されるように、上記除電手段によ
り除電される感光体上の領域幅が、該像形成装置に供給
されるべき記録媒体の最大幅以上に設定された。
【0032】
【作用】各請求項に記載される像形成装置では、現像工
程が実行される現像位置が一様帯電された領域と除電さ
れた領域との境界領域にあるとき、その境界領域におい
て、一様帯電された感光ドラムの表面電位と現像バイア
スとの差が急激に変化することはない。従って、該境界
領域における両電位の差に基づいた現像剤の感光体への
付着量が低減する。
【0033】特に、請求項30記載の像形成装置では、
その像形成装置に供給されるべき記録媒体の最大幅以上
の幅の領域が除電手段によって除電される。従って、記
録可能などのようなサイズの記録媒体が供給されても、
それに対応する感光体の領域は所定のタイミングで除電
される。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例に係る電子写真装置を示
す。この電子写真装置は、クリーナレスタイプの電子写
真プリンタである。また、このプリンタは、A4サイズ
専用機であり、印字可能な最大用紙幅はレターサイズの
216mmである。
【0035】図1において、感光ドラム20はアルミド
ラム上に機能分離型有機感光体を厚さ20μm に塗布し
た構造となり、外形か24mmで, 矢印方向に周速度25
mm/sで回転する。前帯電器21は、感光ドラム20の表
面を一様に帯電するもので、スコロトロンで構成され
る。この前帯電器21は、非接触型帯電器であり、感光
ドラム20の表面を約−600Vに帯電する。
【0036】光学ユニット22は、一様帯電された感光
ドラム20を画像露光して静電潜像を形成するものであ
る。本実施例では、小型化のために, LEDアレイとセ
ルフォックレンズアレイを組み合わせたLED光学系を
用いている。LEDの発光可能な幅は、本発明の趣旨に
則り、当該電子写真プリンタにて使用可能な用紙の中で
横幅が最も広いレターサイズと同じ216mmとした。こ
の光学ユニット22により, 感光ドラム20を画像パタ
ーンに応じて画像露光することによって感光ドラム20
に−50〜−100Vの静電潜像を形成する。
【0037】現像機23は、感光ドラム20の静電潜像
に帯電トナーを供給し, 可視化するものである。この現
像機23は現像剤を感光ドラム20に搬送・供給する現
像ローラ24を有している。現像ローラ24は、複数の
磁極をもつマグネットローラと, 回転可能にマグネット
ローラの外側を覆うスリーブから構成され、スリーブの
みが回転して現像剤の感光ドラム20に搬送する。現像
剤として、二成分現像剤が用いられる。キャリアとし
て、クリーナレスプロセスにおいて転写残りトナーの回
収性を重視するため、30〜50μm の小粒径キャリア
を用いている。また、トナーには、転写効率がよく,磁
力での回収も可能な磁性重合トナーを用いている。トナ
ーは、現像機23内でキャリアと混合攪拌され、マイナ
スに帯電されている。現像器23はさらに交換可能に取
り付けられたトナーカートリッジ25を有している。こ
のトナーカートリッジ25には、磁性重合トナーが充填
されている。このトナーカートリッジ25は、トナーエ
ンプティ時に交換され、トナーを現像機23に補給す
る。
【0038】転写器26は、コロナ放電器で構成されて
いる。この転写器26は、感光ドラム20上のトナー像
を静電的に用紙Pに転写するものであり、コロナワイヤ
に電源から+3〜10kVの電圧が印加される。この電
圧印加されたコロナワイヤらのコロナ放電で電荷が発生
し、その電荷により用紙Pの裏面が帯電される。その結
果、感光ドラム20上のトナー像が用紙Pに転写され
る。電源は一定電荷量を用紙Pに供給することにより,
環境による転写効率の低下を低減できる定電流電源が望
ましい。
【0039】チラシローラ28は、独立発泡の導電性ゴ
ムローラで構成されており, 交流電圧を印加している。
チラシローラ28は、感光ドラム20上の転写後の残留
トナーを分散させて現像ローラ24で回収し易くしてい
る。さらに、感光ドラム20上の潜像電位を除電して,
感光ドラム20の初期化を図っている。
【0040】定着機27は、熱源であるハロゲンランプ
を内部に備えたヒートローラと加圧ローラ (バックアッ
プローラ) とから構成されている。定着機27が用紙P
を加熱することにより、トナー像がその用紙Pに定着さ
れる。
【0041】用紙カセット29は用紙Pを収容し、装置
前面 (図の左側) から着脱可能である。用紙カセット2
9の大きさは, 最大でレターサイズに対応できる大きさ
とした。ピックローラ30は用紙カセット29の用紙P
をピックするものである。レジストローラ31にピック
された用紙Pが突き当てられて、用紙Pの先端が揃えら
れ、このレジストローラ31の駆動により用紙Pが転写
器26に搬送される。排紙ローラの駆動によって、定着
後の用紙Pがスタッカ33に排出される。スタッカ33
は装置の上面に設けられ, 排出された用紙Pがスタッカ
33内に順次スタックされる。
【0042】当該プリンタ内には、更に制御回路を搭載
したプリント基板34、装置の各部に電力を供給する電
源35及びオプションボード37が搭載されている。I
/Fコネクタ36は外部ケーブルに接続され、装置に挿
入されて, プリント基板34のコネクタと接続されてい
る。オプションボード37は、別の種類のエミュレータ
回路, フォントメモリ等を搭載する。
【0043】上述したような構造のプリンタの印字動作
を説明する。スコロトロン帯電器21により感光ドラム
20の表面が−600Vに一様帯電される。その後、L
ED光学系22により画像露光することにより、感光ド
ラム20に背景部が−600V, 印字部が−50〜−1
00Vの静電潜像が形成される。
【0044】現像機23の現像ローラ24のスリーブに
は、現像バイアス電圧 (−450V) が印加されてい
る。このため、この静電潜像は、現像機23により, 予
めキャリアとの攪拌によりマイナス帯電された磁性重合
トナーによって現像され、トナー像が感光ドラム20の
表面に形成される。
【0045】一方、用紙Pは用紙カセット29からピッ
クローラ30によりピックされ、レジストローラ31で先
端が揃えられ、転写器26方向に搬送される。そして,
感光ドラム20のトナー像は、転写器26によって帯電
された用紙Pとトナー像間に発生する静電力により用紙
Pに転写される。この用紙P上のトナー像は、定着器2
7により用紙P上に定着される。その後、トナー像が定
着された用紙Pは、U字形状の搬送パスを通って排紙ロ
ーラ32によりスタッカ33に排出される。
【0046】転写後, 感光ドラム20上の残留トナー
は, スコロトロン帯電器21とLED光学系22を通っ
て現像機23に到達し、次の現像工程と同時に現像ロー
ラ24に回収される。そして、このように回収されたト
ナーが現像機23において再度使用される。
【0047】上記で説明した装置の制御系と動作シーケ
ンスについて, 以下に説明する。説明は、感光ドラム2
0周辺にて実行される電子写真プロセスついて行う。図
2に第1実施例に係る電子写真装置の制御系を示す。図
2において、装置の小型化のために、感光ドラム20、
現像機23、チラシローラ28をひとつのモータ100
で駆動する。前帯電器21の高電圧Vd 、転写器26の
高電圧Vt 、現像機23への現像バイアスVb 、チラシ
電圧Vc は高圧ユニット101で発生させる。本実施例
の場合, 現像バイアスは独立してON/OFFできる
が, その他の前帯電器21と転写器26の高電圧Vd 、
Vt は、ひとつの信号でON/OFFできるように、高
圧トランス101aの一次側を共通にし,高圧電源ユニ
ット101の小型化を図っている。また、チラシ電圧V
cはピーク間の電圧が1300VのAC電圧を用いるこ
とによって、感光ドラム20上のトナーの分散と感光ド
ラム20を除電する機能を持たせている。 LED光学
系の制御には、印字データとLEDの発光時間に相当す
るストローブパルスが必要である。本制御系では, 後に
説明する全面ベタ露光のために、コントローラ内部に全
面黒に相当する印字データを記憶し、後に述べる所定の
タイミングでLEDに転送する。また、ストローブパル
スは、コントローラ110よりの指示によって発行時間
調整回路102で可変自由としている。これは、本発明
の趣旨に則り、感光ドラム20の起動時と停止時に感光
ドラム20の表面電位のスロープ化を図るためである。
【0048】次に, 本実施例に係るプリンタ装置に, 本
発明の動作シーケンスを適用した場合について説明す
る。図3に第1実施例の印字シーケンスを示すと共に図
4及び図5に該シーケンスに従った処理の流れを示す。
本実施例では, LED光学系22による全面露光の開始
時及び終了時に1ドットあたりのLED発行時間を変更
して, 感光ドラム20上の表面電位が徐々に変化するよ
うにしている(スロープ化)。以下に印字シーケンスを
順をおって説明する。
【0049】において、印字動作開始の指令がなされ
ると(S11)、感光ドラム20、現像機23を駆動す
べくモータ100が起動される(S12)。モータは,
徐々に回転数を増すように制御されている。これと同時
に, コントローラ110からLED光学ユニット22に
黒ベタデータが転送され、感光ドラム20が全面露光さ
れてドラム表面電位が低下する(S12)。この時のス
トローブパルスの幅は、本装置の印字時の1ドットにつ
いてのLED発光時間である90μs にする(Aモー
ド)。
【0050】において、駆動モータの回転が規定速度
になったと判定されると(S13)、そのタイミング
で、印字に必要な高電圧, 前帯電電圧Vd 、転写電圧V
t 、チラシ電圧Vc がONされる(S14)。の前後
において、光学ユニット22の変調制御が行われる。上
記各電圧がONされてから所定の時間(T2−T5/
2)が経過したと判定されると(S15)、Bモードか
らFモードまで各周期T5/4(1ドットに対応)での
LEDの発光時間を段階的に短くして、表面電位のスロ
ープ化を図っている(S16,S17,S18,S1
9,S20)。ここで、T5は現像ニップに対応した距
離を感光ドラム20が移動する時間である。例えば、本
プリンタ装置の現像ニップ (現像機23の現像剤が感光
ドラム20と接触している幅) は3mmであるため、感光
ドラム20の周速度25mm/sより時間に換算すると、T
5は120msに設定設定される。そして、この時間T5
の間に、各ドットの発光時間が最大値(Aモード:90
μs)から段階的に最小値(Eモード:3μs)まで低
減され、最終的に光学ユニット22が消灯される(Aモ
ード)。各モードでの1ドットあたりの発光時間は例え
ば次表のように定められている。
【0051】
【表1】
【0052】において、Cモードでの露光部とDモー
ドでの露光部の境界が現像位置に達したことが判定され
ると(S21)、現像バイアスVbがONされる(S2
2)。上記判定(S21)はのタイミング(Cモード
とDモードの境界に対応)から所定時間(T3−T5/
2)が経過したことによりなされる。T3は感光体の光
学ユニット22による露光部が現像位置に達するまでの
時間である。
【0053】このことによって, 現像バイアスVbをO
Nする前後において、感光ドラム20の現像ニップ幅の
表面電位は、図6に示すように段階的に変化する(スロ
ープ化)。従って、この感光ドラム20の表面電位がこ
のように段階的に変化する領域内で現像バイアスVbが
OFFからONに変化する場合、該領域内において、そ
のOFF時の電圧(0ボルト)と各部の表面電位との
差、及びそのON時の電圧(−400V)と各部の表面
電位との差は、図23に示すような制御の場合に比べて
小さくなる。その結果それらの差により生ずる静電界が
小さくなり、この現像バイアスVbがOFFからONに
切り換わるときに感光ドラム20に付着するトナーある
いはキャリアの量が低減される。
【0054】に相当する部分では, 現像バイアスVb
がOFFからONになるタイミングから所定の時間経
過した後に、LED光学ユニット22に印字データを転
送して回転する感光ドラム20に画像露光を開始する
(S23)。即ち、印字が開始される。
【0055】この場合、印字を開始する前には、感光ド
ラム20の表面を少なくとも1回以上現像機23を通過
させて、感光ドラム20表面の不要なトナーやキャリア
を現像機23に回収した後に、印刷を開始する。また,
印刷終了時にも、感光ドラム20表面を少なくとも1回
以上現像機23を通過させて、現像機23によるクリー
ニングを行い、不要なトナーやキャリアを現像機23に
回収し、印刷を完了する。
【0056】印字の終了が判定されると(図5S3
1)、感光ドラム20を停止させる前にLED光学ユニ
ット22を動作させて感光ドラム20の全面露光を行
う。この全面露光の初期にあたるの前後において、感
光ドラム20上の表面電位を段階的に変化させるように
前述と同様にLED光学ユニット22に供給されるスト
ローブパルス幅が徐々に長くされる。この制御は、Fモ
ード(消灯)の状態からEモード、Dモード、Cモー
ド、Bモード及び最終的なAモードのように順次遷移す
る(S32,S33,S34,S35,S36)。
【0057】において、Cモードでの露光部とDモー
ドでの露光部の境界が現像位置に達したことが判定され
ると(S37)、現像バイアスVbがONからOFFに
切り換えられる(S38)。上記判定(S37)もステ
ップS21と同様に、のタイミング(CモードとDモ
ードの境界に対応)から所定時間(T3−T5/2)が
経過したことによりなされる。このように、現像バイア
スVbをOFFするときに、前帯電電圧Vd、転写電圧
Vt、チラシ電圧VcもまたOFFに切り換えられる
(S38)。
【0058】この場合も、上記と同様に、図6に示す
ような感光ドラム20の表面電位のスロープ部と現像バ
イアスVb のOFF部が重なる。従って、上述したよう
に、表面電位の変化する部分でのトナー及びキャリアの
付着量が低減される。その後、駆動モータ100の回転
速度が徐々に小なり、該駆動モータ100の停止が判定
されると(S39)、LED光学ユニット21が消灯さ
れ、感光ドラム20の全面露光が終了する(S40)。
【0059】上記のような第一の実施例に係る電子写真
装置によれば、感光ドラム20が起動する際の全面除電
終了部及び感光ドラム20が停止する際の全面除電開始
部の表面電位を段階的に変化(スロープ化)させるよう
にしたので、この部分に付着する不要なトナー及びキャ
リアの量が低減される。実際に、行った実験でも、図7
に示すように、図22に示す動作シーケンスに従って制
御される電子写真装置で印字された用紙上には、図24
(A)に示すような汚れが形成されたが、上記動作シー
ケンスに従って制御される電子写真装置で印字された用
紙上には、トナーによる汚れの付着はなかった。
【0060】また, LEDの発光可能な幅を本実施例の
装置で使用できる最大横幅の用紙であるレターサイズと
同じ216mmとし、全面除電時には全ドットを点灯した
(Aモード)ことによって, 従来感光ドラム20の左右
端に発生していたキャリアやトナーの付着がなくなる。
これらのことによって, 用紙P上に汚れがない, 良好が
画像が得られる。
【0061】感光ドラム20の表面電位の変化する部位
おいて、その表面電位を徐々に変化させる部分(スロー
プ部)の範囲は、上記実施例では、現像ニップ幅と同じ
にしてある。これは、本発明で問題としているドラム上
汚れが現像ニップ内で発生する現象だからである。ただ
し、現像剤の静電特性及び磁気特性・二成分現像機にお
ける現像磁極の位置バラツキ, 現像バイアス電源の特性
等により, 適性なスロープ範囲は異なる。望ましくは,
現像ニップ幅の1/2〜2倍の範囲がよい。
【0062】上記実施例では、印字動作時のシーケンス
について説明したが, メイン電源を投入した場合やジャ
ム処理後の再起動時等に行うイニシャル動作においても
本願発明は適用できる。この場合、図3に示すシーケン
ス従った処理から印字処理を除いた処理が図8に示すよ
うなシーケンスに従って実行される。
【0063】また, 感光ドラム20の停止時と起動時で
同じLED発光時間テーブル(表1)を用いているが,
停止時と起動時でそれらの内容を変えてもよい。次に、
上記第一の実施例の変形例を説明する。上記第1の実施
例では, 表面電位のフロープ化のために, ストローブパ
ルスの幅を変えて1ドットあたりのLEDの発光時間を
変化させた。この変形例では、1ドットあたりのLED
の発光時間を変化させる代わりに、1ドットあたりのL
EDの発光光量を変えている。この場合には、図9に示
すように, ストローブパルス幅を調整する発光時間調整
回路102の代わりに、LEDに流す電流を調整するL
ED電流調整回路103が設けられる。そして、コント
ローラの指示に従ってLED電流調整回路103が全面
除電部の表面電位にスロープを設けるべくLED電流を
調整する。その結果、第1実施例と同様に、汚れのない
良好な画像が用紙P上に形成される。
【0064】次に、本願発明の第二の実施例に係る電子
写真装置を説明する。本実施例では, 感光ドラム20が
起動される際の全面除電終了部及び感光ドラム20が停
止する際の全面除電開始部に, 第1の実施例と同様に表
面電位にスロープを設ける趣旨で, 所定の面積階調パタ
ーンに従った画像露光を行う。この場合, 表面電位をア
ナログ的なスロープに従って変化させることはできない
が, 疑似的に表面電位のスロープ化が行える。
【0065】本実施例に係る電子写真装置は、上記第一
の実施例と同様に図1に示すような構造を有している。
そして、その制御系は図10に示すように構成されてい
る。図10において、図2と同じ部分には同一の参照番
号が付されており、その説明を省略する。
【0066】図10において、第一の実施例とことなる
部分は、LED光学ユニット22に係わる制御部分であ
る。第一の実施例では, ストローブパルス幅で発光時間
やLED電流で発光光量を制御したが、本実施例では,
後に述べる所定のタイミングで面積階調パターンの画像
露光を行うために面積階調パターンテーブル104が設
けられている。コントローラ110の指示に従い面積階
調パターンテーブル104からLED光学ユニット22
に転送される面積階調パターンデータと、コントローラ
110より転送される正規の印字データとを, アンド回
路105を通してLED光学ユニット22に転送できる
ように構成した。
【0067】図11に第二の実施例に係るプリンタ装置
(電子写真装置)の動作シーケンスが示され、また、図
12及び図13にその動作シーケンスに従った処理の流
れが示される。以下、図11、図12及び図13を参照
して本実施例に係る動作シーケンスに従った処理を説明
する。
【0068】本実施例の動作シーケンスにおいて、図3
に示す第一の実施例に係る動作シーケンスと異なる部分
は、及び前後の動作である。第一の実施例を同様
に、モータ100の駆動開始と共に、LED光学ユニッ
ト22による全面露光の処理が開始される(S11,S
12)。そして、モータ100の回転が安定した状態
で、前帯電電圧Vd、転写電圧Vt及びチラシ電圧Vc
がONされる(S14)。
【0069】の前後において、光学ユニット22の変
調制御が行われる。上記各電圧がONされてから所定の
時間(T2−T5/2)が経過したと判定されると(S
15)、BモードからDモードまでT5/2(現像ニッ
プ幅の半分に対応)でのLEDのパターンが段階的に変
化される(S16’,S17’,S18’)。即ち、A
モードからDモードまで画像露光面積を徐々に少なくし
て, 疑似的に表面電位のスロープ化を図っている。この
時に用いる面積階調パターンを図14に示す。Aモード
は全面露光, Dモードは露光しない場合であり、所定の
階調パターンがBモード及びCモードにて用いられる。
表面電位の疑似スロープ化に寄与しているBモードで露
光処理乃至Cモードでの露光処理のトータルの時間T5
は, 第一の実施例と同様に本装置の現像ニップ通過時間
に相当する120msに設定している。
【0070】次いで、LED光学ユニット22の全面露
光をOFFした位置 (実際にはBモードでの露光領域と
Cモードでの露光領域との境界) が現像機23に到達す
るのに要する時間T3 がけ待ち(S21)、現像機23
に印加する現像バイアスVbをONする(S22)。こ
のことによって, 表面電位の疑似スロープ部と現像バイ
アスVb のOFFからONへの変化部が重なり、上述し
たのと同様に、その重なった部分での、現像バイアスV
bと感光ドラム20の表面電位との実質的な差が小さく
なる。その結果、トナー及びキャリアの感光ドラム20
への付着が防止される。
【0071】所定の印字が終了して(S31)感光ドラ
ム20を停止させるにあたり, LED光学ユニット22
を動作させて感光ドラム20の全面露光を開始する。こ
の際、の前後において、感光ドラム20の表面電位の
疑似スロープ化のために, 前述と同様にDモードからA
モードでの露光制御が行われ(S32’,S33’,S
34’)、画像露光面積が徐々に大きくなる。
【0072】において、Cモードでの露光領域とBモ
ードでの露光領域の境界がが現像機23に到達したと判
定されると(S37)、現像機23に印加される現像バ
イアスVb がOFFに切り換えられると共に、前帯電電
圧Vd、転写電圧Vt及びチラシ電圧VcがOFFに切
り換えられ、同時に駆動モータ100がOFFされる
(S38)。その後、にて、駆動モータ100の回転
が停止する舞から時間T1後にLED光学ユニット2
2が消灯される。
【0073】ここでも, の場合と同様に, 表面電位の
疑似スロープ部と現像バイアスVbのONからOFFへ
の切り換え部分が重なり, 上記と同様に、トナー及びキ
ャリアの感光ドラム20への付着が防止される。この第
二の実施例に示した動作シーケンスに従ったプリンタ装
置(サンプル7台)及び図22に示す動作シーケンスに
従ったプリンタ装置(現行装置)との印字汚れの実験結
果を図15に示す。
【0074】この結果からも明らかなように、感光ドラ
ム20が起動する際の全面除電終了部及び感光ドラム2
0が停止する際の全面除電開始部において, 表面電位に
疑似的なスロープを設けるため, この部分に付着する不
要なトナー及びキャリアの量を低減できる。これによっ
て、用紙P上に汚れがない良好が画像が得られる。
【0075】なお、第二の実施例に係る動作シーケンス
は、第一の実施例と同様に, イニシャル動作にも適用で
きるのはもちろんである。また, 感光ドラム20の停止
時と起動時で同じ面積階調パターンテーブル(図14参
照)を用いているが, 停止時と起動時で変えてもよい。
さらに, 面積階調パターンとしてBとCの2種類を用い
ているが,1種類 (例えばBのみ) でもさらに3種類以
上でも,同様の効果が得られる。上記一種類の面積階調
パターンとして、図16(A),(B),(C)に示さ
れる面積階調パターンのいずれかを用いることも可能で
ある。
【0076】次に、本発明の第三の実施例について説明
する。第三の実施例に係る電子写真装置も、図1に示す
ような構造を有している。そして、感光ドラム20が起
動する際の全面除電終了部及び感光ドラム20が停止す
る際の全面除電開始部においてOFFからON及びON
からOFFに切り換えられる現像バイアスに傾斜(スロ
ープ)を設けことによって,感光ドラム20上の汚れを
防止するようにしている。
【0077】制御系は、例えば、図17に示すように構
成されている。図17において、図2と同一の部分は同
一の符号が付与されており、その説明は省略する。図1
7において、前述した実施例と異なる点は、高圧電源ユ
ニット101であり, この高圧電源ユニット101内の
現像バイアスVb 発生回路にVb 可変回路101bが追
加された。本実施例では, 後に述べる所定のタイミング
でVb 可変回路101bを動作させ, 現像バイアスVb
を変調することによって, 第1及び第2の実施例と同様
の効果を得るようにしている。
【0078】この第三の実施例に係るプリンタ装置は、
図18に示す動作シーケンスに従って処理を実行し、そ
の処理の流れが図19及び図20に示される。この動作
シーケンスにおいて、前述した実施例と異なる点は、
前後、前後の処理及び前後、前後の処理が異な
る。
【0079】印字開始命令に従って、駆動モータ100
がONされると共に、感光ドラム20を全面露光するた
めにLED光学ユニット22がONされる(:S1
1,S12)。そして、駆動モータ100の回転が安定
した状態で(S13)、前帯電電圧Vd、転写電圧Vt
及びチラシ電圧Vcが同時にONされる(:S1
4)。
【0080】その後、部分では, 従来装置と同様に一
様帯電電位が所定の電位(−600v)に達した部分が
光学ユニット22の画像露光位置に移動するタイミング
T2で(S15)、LED光学ユニット22を消灯する
(S24)。次のの前後において、このLED光学ユ
ニット22を消灯して形成された帯電電位が急激に変化
する感光ドラム20上の部分が現像機23に達したと判
定されると、即ち、からT3−T5/2の経過が判定
されると(S25)、現像機23に印加する現像バイア
スVb がONされる。この際, Aモード (Vb:OFF
時) からDモード (Vb:印字状態) まで所定の周期T5
/2で現像バイアスを徐々に大きくし(S26,S2
7,S28)、現像バイアスのスロープ化を図られる。
この時に用いられる各モードでの現像バイアス電圧は次
表のようになる。
【0081】
【表2】
【0082】現像バイアスのスロープ化に寄与している
各モードB〜Cでの制御のトータルの時間T5は, 第1
及び第2の実施例と同様に本装置の現像ニップ通過時間
に相当する120msに設定している。このことによっ
て, 感光ドラム20上の表面電位が急激に変化する部分
(図23参照)と現像バイアスVb が次第に変化するス
ロープ部が重なる。作用の項で説明したごとくトナー及
びキャリアの付着を防止している。
【0083】この場合も、現像ニップ部分において、感
光ドラム20上の表面電位が従来のように(図23参
照)に急激に変化しても、この部分で現像バイアスVb
がスロープをもって徐々に変化するので、その間におけ
る、現像バイアスVbと感光ドラム20上の表面電位と
の差が従来の場合より小さくなる。従って、前記各実施
例と同様に、この部分でのトナー及びキャリアの感光ド
ラム20への付着量が低減される。
【0084】以後、の領域において、印字処理が実行
される(S29)。そして、印字処理が終了し(S3
1)、のタイミングにて、LED光学ユニット22を
動作させて感光ドラム20の全面露光が開始される(S
41)。このLED光学ユニット22を点灯して形成さ
れた帯電電位が急激に変化する感光ドラム20上の部分
が現像機23に達したと判定されると、即ち、からT
3−T5/2の経過が判定されると(S42)、現像機
23に印加する現像バイアスVb がOFFされる。この
際, の前後と同様に、現像バイアスのスロープ化のた
めに, 現像バイアスVb をDモードの電圧からAモード
の電圧まで徐々に小さくする(S43,S44,S4
5)。その後、前帯電電圧Vd、転写電圧Vt、チラシ
電圧Vc及び駆動モータ100がOFFされ(S46,
S38)、該駆動モータ100の回転が停止するタイミ
ングにてLED光学ユニット22が消灯される(S3
9,S40)。
【0085】この場合も、表面電位が急激に変化する部
分と現像バイアスVb のスロープ部が重なり、上記と同
様にトナー及びキャリアの感光ドラム20への付着が防
止しされる。なお, 第1及び第2の実施例と同様に, イ
ニシャル動作にも適用できるのはもちろんである。
【0086】また, 感光ドラム20の停止時と起動時で
同じ現像バイアステーブル(表2参照)を用いている
が, 停止時と起動時でそれらのテーブルの内容を変えて
もよい。さらに, 現像バイアステーブルの内容としてB
モードに対応するバイアス電圧とCモードに対応するバ
イアス電圧のの2種類を用いているが,1種類バイアス
電圧 (例えばBのみ) でもさらに3種類以上でも,同様
の効果が得られた。さらに, 現像バイアスVb を現像バ
イアステーブルを用いてデジタル的に変化させたが, ア
ナログ的に変化させても同様の効果が得られる。
【0087】上記第三の実施例によれば, 感光ドラム2
0が起動する際の全面除電(露光)終了部及び感光ドラ
ム20が停止する際の全面除電(露光)開始部におい
て、現像バイアスにスロープを設けるため、この部分に
付着する不要なトナー及びキャリアの量を低減できる。
このことによって, 第1及び第2の実施例と同様に、用
紙P上に汚れがない良好が画像が得らる。
【0088】本願発明は上述した実施例に限定されるこ
となく、以下のような変形例も可能である。例えば、イ
ニシャル動作と印字動作、または感光ドラム駆動時と停
止時の各々のように、変調方式の組み合わせを変えても
同様の効果が得られる。
【0089】上記実施例では、印字動作とイニシャル動
作の両方に、さらに感光ドラム20の停止時と起動時の
両方に本発明を適用したが印字シーケンスとイニシャル
シーケンスの片方でも適用可能で、さらに感光ドラム停
止時と起動時の片方でも適用可能であるこの場合でも、
用紙上の汚れを低減する効果がある。
【0090】上記実施例では、クリーナレスタイプの電
子写真装置に本発明を適用したものとなっているが、従
来のクリーナを用いた電子写真装置に対して、本発明を
適応することもできる。この場合には, 感光ドラム上に
不要なトナーの付着量を低減できるため、トナー消費量
を抑制して経済てきな効果がある。また、不要なキャリ
アを付着し難くするため、用紙搬送路等の機内へのキャ
リア飛散が減り、用紙を汚すことがなくなり、かつ装置
寿命も延びる。
【0091】上記実施例では、画像露光手段として、L
ED光学系を用いたが、レーザ光学系、液晶シャッタ光
学系、EL (エレクトロ・ルミネッセンス) 光学系等を
用いることも勿論可能である。さらに, 特定の現像方
式、一様帯電方式、転写方式及びクリーナを用いた場合
のクリーニング方式に限られるものではない。
【0092】
【発明の効果】以上説明してきたように、各請求項に記
載される像形成装置では、現像工程が実行される現像位
置が一様帯電された領域と除電された領域との境界領域
にあるとき、その境界領域において、一様帯電された感
光ドラムの表面電位と現像バイアスとの差が急激に変化
することはない。従って、該境界領域における両電位の
差に基づいた現像剤の感光体への付着量が低減する。そ
の結果、記録媒体上に、現像剤による汚れの少ない像が
形成される。
【0093】特に、請求項30記載の像形成装置では、
その像形成装置に供給されるべき記録媒体の最大幅以上
の幅の領域が除電手段によって除電される。従って、記
録可能などのようなサイズの記録媒体が供給されても、
それに対応する感光体の領域は所定のタイミングで除電
される。その結果、どのようなサイズの記録媒体であっ
ても、その周辺での現像剤による汚れが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る像形成装置の構造を示す
図である。
【図2】第一の実施例に係る像形成装置の制御系を示す
ブロック図である。
【図3】第一の実施例に係る像形成装置の動作シーケン
スを示すタイミングチャートである。
【図4】図3に示す動作シーケンスに従った処理の流れ
を示すフローチャートである(その1)。
【図5】図3に示す動作シーケンスに従った処理の流れ
を示すフローチャートである(その2)。
【図6】感光ドラムの表面電位が変化する部分の電位の
状態を示す図である。
【図7】第一の実施例に係る像形成装置の実験結果を従
来装置との比較で示した図である。
【図8】第一の実施例に係る像形成装置において、イニ
シャル動作の前後に本願発明を適用した場合の動作シー
ケンスを示すタイミングチャートである。
【図9】第一の実施例に係る像形成装置の変形例におけ
る制御系の構成を示すブロック図である。
【図10】第二の実施例に係る像形成装置の制御系の構
成を示すブロック図である。
【図11】図10に示す制御系にて実行される動作シー
ケンスを示すタイミングチャートである。
【図12】図11に示す動作シーケンスに従った処理の
流れを示すフローチャートである(その1)。
【図13】図11に示す動作シーケンスに従った処理の
流れを示すフローチャートである(その2)。
【図14】各動作モードと面積階調パターンの関係を示
す図である。
【図15】第二の実施例に係る像形成装置の実験結果を
従来装置との比較で示した図である。
【図16】面積階調パターンの他の例を示す図である。
【図17】第三の実施例に係る像形成装置に制御系の構
成を示すブロック図である。
【図18】図17に示す制御系にて実行される動作シー
ケンスを示すタイミングチャートである。
【図19】図18に示す動作シーケンスに従った処理の
流れを示すフローチャートである(その1)。
【図20】図18に示す動作シーケンスに従った処理の
流れを示すフローチャートである(その2)。
【図21】クリーナレスタイプの電子写真装置の一例を
示す図である。
【図22】図21に示す電子写真装置にて実行される動
作シーケンスの一例を示すタイミングチャートである。
【図23】感光ドラムの表面電位が急激に変化する部分
での電位の状態を示す図である。
【図24】感光ドラム及び用紙に付着するトナー及びキ
ャリアの状態を示す図である。
【符号の説明】
20 感光ドラム 21 一様帯電器 22 光学ユニット 23 現像機 24 現像ローラ 26 転写器 27 定着器 28 チラシ部材(ローラ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−3883(JP,A) 特開 平1−195467(JP,A) 特開 平3−200992(JP,A) 特開 平6−230650(JP,A) 特開 昭61−223764(JP,A) 特開 平6−214442(JP,A) 特開 平8−278692(JP,A) 特開 平4−63375(JP,A) 特開 平6−143683(JP,A) 特開 昭59−104675(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/14 G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/06 G03G 21/08

Claims (30)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一様帯電、露光、現像及び転写の各工程
    を含む電子写真プロセスを駆動される感光体上で実行す
    ることによって記録媒体上に像を形成する像形成装置に
    おいて、 所定電位にて一様帯電された感光体を除電する除電手段
    と、 感光体の駆動を停止させる際に、除電開始点から所定の
    幅の領域について一様帯電の電位と最終除電電位との間
    次第に変化する電位分布が得られるように上記除電手
    段を制御する除電制御手段と、 上記現像工程が実行される現像位置が上記電位分布を有
    する領域に入った状態で、感光体の駆動を停止させる停
    止制御手段と、 上記現像工程が実行される現像位置が上記電位分布を有
    する領域に入った状態で、現像工程にて用いられた現像
    バイアスを切るためのバイアス制御手段とを有する像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 一様帯電、露光、現像及び転写の各工程
    を含む電子写真プロセスを駆動される感光体上で実行す
    ることによって記録媒体上に像を形成する像形成装置に
    おいて、 所定電位にて一様に帯電された感光体を除電する除電手
    段と、 感光体の駆動開始から、最終除電電位が得られるように
    上記除電手段を制御すると共に、所定のタイミングで除
    電を終了する際、所定の幅の領域について最終除電電位
    と一様帯電の電位との間で次第に変化する電位分布が得
    られるように上記除電手段を制御する除電制御手段と、 感光体の駆動開始後、上記現像工程の実行される現像位
    置が上記電位分布を有する領域に入った状態で現像工程
    で用いられる現像バイアスを投入するためのバイアス制
    御手段とを有する像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の像形成装置において、 上記除電制御手段は、一様帯電の電位から最終除電電位
    まで減少する電位分布を得るように該除電手段を制御す
    るようにした像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の像形成装置において、 上記除電制御手段は、最終除電電位から一様帯電の電位
    まで増加する電位分布を得るように該除電手段を制御す
    るようにした像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4及いずれか記載の像形成
    装置において、 上記除電装置は、露光工程にて用いられる光源を含む光
    学系を共用するようにした像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の像形成装置において、 上記除電制御手段は、1ドットに対応した該光源の発光
    時間を制御する発光時間制御手段を有する像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の像形成装置において、 上記除電制御手段は、1ドットに対応した該光源の発光
    量を制御する発光量制御手段を有する像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1または2いずれか記載の像形成
    装置において、 上記除電制御手段は、該電位分布を得る領域において、
    除電されるドットエリアを定めた所定のパターンに従っ
    て該除電手段を制御する除電面積制御手段を有する像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の像形成装置において、 上記除電制御手段は、該電位分布を得る領域において、
    除電されるドットエリアが増えるように配列された複数
    のパターンに従って該除電手段を制御する除電面積制御
    手段を有する像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項2記載の像形成装置において、 上記除電制御手段は、該電位分布を得る領域において、
    除電されるドットエリアが減るように配列された複数の
    パターンに従って該除電手段を制御する除電面積制御手
    段を有する像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10いずれか記載の像形
    成装置において、 上記電位分布を得る領域は、現像工程で用いられる現像
    機の現像剤が実質的に感光体と接触している幅である現
    像ニップ幅の1/2から2倍の範囲内の幅に対応する像
    形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の像形成装置におい
    て、 上記電位分布を得る領域は、該現像ニップ幅に対応する
    像形成装置。
  13. 【請求項13】 一様帯電、露光、現像及び転写の各工
    程を含む電子写真プロセスを駆動される感光体上で実行
    することによって記録媒体上に像を形成する像形成装置
    において、 所定電位にて一様に帯電された感光体を除電する除電手
    段と、 感光体の駆動開始から、最終除電電位が得られるように
    上記除電手段を制御すると共に、所定のタイミングで除
    電を終了する際、所定の幅の第一の領域について最終除
    電電位と一様帯電の電位との間で次第に変化する電位分
    布が得られるように上記除電手段を制御する第一の除電
    制御手段と、 感光体の駆動開始後、上記現像工程の実行される現像位
    置が上記電位分布を有する第一の領域に入った状態で現
    像工程で用いられる現像バイアスを投入するための第一
    のバイアス制御手段と、 感光体の駆動を停止させる際に、除電開始点から所定の
    幅の第二の領域について一様帯電の電位と最終除電電位
    との間で次第に変化する電位分布が得られるように上記
    除電手段を制御する第二の除電制御手段と、 上記現像工程が実行される現像位置が上記電位分布を有
    する第二の領域に入った状態で、感光体の駆動を停止さ
    せる停止制御手段と、 上記現像工程が実行される現像位置が上記電位分布を有
    する第二の領域に入った状態で、現像工程にて用いられ
    た現像バイアスを切るための第二のバイアス制御手段と
    を有する像形成装置
  14. 【請求項14】 請求項13記載の像形成装置におい
    て、 上記第一の除電制御手段は、最終除電電位から一様帯電
    の電位まで増加する電位分布を得るように該除電手段を
    制御し、 上記第二の除電制御手段は、一様帯電の電位から最終除
    電電位まで減少する電位分布を得るようにし該除電手段
    を制御するようにした像形成装置。
  15. 【請求項15】 請求項13または14記載の像形成装
    置において、 上記除電手段は、露光工程にて用いられる光源を含む光
    学系を共用するようにした像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の像形成装置におい
    て、 上記第一の除電制御手段及び第二の除電制御手段の少な
    くとも一方は、1ドットに対応した該光源の発光時間を
    制御する発光時間制御手段を有する像形成装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の像形成装置におい
    て、 上記第一の除電制御手段及び第二の除電制御手段の少な
    くとも一方は、1ドットに対応した該光源の発光量を制
    御する発光量制御手段を有する像形成装置。
  18. 【請求項18】 請求項13記載の像形成装置におい
    て、 上記第一の除電制御手段及び第二の除電手段の少なくと
    も一方は、該電位分布を得る第一または、及び第二の領
    域において、除電されるドットエリアを定めた所定のパ
    ターンに従って該除電手段を制御する除電面積制御手段
    を有する像形成装置。
  19. 【請求項19】 請求項13記載の像形成装置におい
    て、 上記第一の除電制御手段は、該電位分布を得る第一の領
    域において、除電されるドットエリアが減るように配列
    された複数のパターンに従って該除電手段を制御する除
    電面積制御手段を有する像形成装置。
  20. 【請求項20】 請求項13記載の像形成装置におい
    て、 上記第二の除電制御手段は、該電位分布を得る第二の領
    域において、除電されるドットエリアが増えるように配
    列された複数のパターンに従って該除電手段を制御する
    除電面積制御手段を有する像形成装置。
  21. 【請求項21】 請求項13至20いずれか記載の像形
    成装置において、 上記電位分布を得る第一の領域及び第二の領域は、現像
    工程で用いられる現像機の現像剤が実質的に感光体と接
    触している幅である現像ニップ幅の1/2から2倍の範
    囲内の幅に対応する像形成装置。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の像形成装置におい
    て、 上記電位分布を得る第一の領域及び第二の領域は、該現
    像ニップ幅に対応する像形成装置。
  23. 【請求項23】 一様帯電、露光、現像及び転写の各工
    程を含む電子写真プロセスを駆動される感光体上で実行
    することによって記録媒体上に像を形成する像形成装置
    において、 所定電位にて一様帯電された感光体を除電する除電手段
    と、 感光体の駆動を停止させる際に、所定のタイミングにて
    所定の除電電位が得られるように該除電手段を起動させ
    る除電制御手段と、 上記現像工程が実行される現像位置が上記除電が開始さ
    れた位置と一様に帯電された領域の境界を含む所定の領
    域内に入った状態で、感光体の駆動を停止させる停止制
    御手段と、 上記現像工程が実行される現像位置が該所定の領域に入
    った状態で、現像工程にて用いられた現像バイアスを所
    定の電圧からオフ電圧の間で次第に変化させながら切る
    ためのバイアス制御手段とを有する像形成装置。
  24. 【請求項24】 一様帯電、露光、現像及び転写の各工
    程を含む電子写真プロセスを駆動される感光体上で実行
    することによって記録媒体上に像を形成する像形成装置
    において、 所定電位にて一様に帯電された感光体を除電する除電手
    段と、 感光体の駆動開始から、所定の除電電位が得られるよう
    に上記除電手段を制御すると共に、所定のタイミングで
    除電を終了させる制御する除電制御手段と、 感光体の駆動開始後、上記現像工程の実行される現像位
    置が上記除電が終了した位置と一様に帯電された領域の
    境界を含む所定の領域内に入った状態で、現像工程で用
    いられる現像バイアスをオフ電圧と所定の電圧の間で
    第に変化させながら立ち上げるためのバイアス制御手段
    とを有する像形成装置。
  25. 【請求項25】 請求項23または24記載の像形成装
    置において、 上記所定の領域は、現像工程で用いられる現像機の現像
    剤が実質的に感光体と接触している幅である現像ニップ
    幅の1/2から2倍の範囲内の幅に対応する像形成装
    置。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の像形成装置におい
    て、 上記所定の領域は、該現像ニップ幅に対応する像形成装
    置。
  27. 【請求項27】 一様帯電、露光、現像及び転写の各工
    程を含む電子写真プロセスを駆動される感光体上で実行
    することによって記録媒体上に像を形成する像形成装置
    において、 所定電位にて一様に帯電された感光体を除電する除電手
    段と、 感光体の駆動開始から、所定の除電電位が得られるよう
    に上記除電手段を制御すると共に、所定のタイミングで
    除電を終了させる制御する第一の除電制御手段と、 感光体の駆動開始後、上記現像工程の実行される現像位
    置が上記除電が終了した位置と一様に帯電された領域の
    境界を含む第一の領域内に入った状態で、現像工程で用
    いられる現像バイアスをオフ電圧と所定の電圧の間で
    第に変化させながら立ち上げるための第一のバイアス制
    御手段と、 感光体の駆動を停止させる際に、所定のタイミングにて
    所定の除電電位が得られるように該除電手段を起動させ
    る第二の除電制御手段と、 上記現像工程が実行される現像位置が上記除電が開始さ
    れた位置と一様に帯電された領域の境界を含む第二の領
    域内に入った状態で、感光体の駆動を停止させる停止制
    御手段と、 上記現像工程が実行される現像位置が該第二の領域に入
    った状態で、現像工程にて用いられた現像バイアスを所
    定の電圧からオフ電圧の間で次第に変化させながら切る
    ための第二のバイアス制御手段とを有する像形成装置。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の像形成装置におい
    て、 上記第一の領域及び第二の領域は、現像工程で用いられ
    る現像機の現像剤が実質的に感光体と接触している幅で
    ある現像ニップ幅の1/2から2倍の範囲内の幅に対応
    する像形成装置。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の像形成装置におい
    て、 上記第一の領域及び第二の領域は、該現像ニップ幅に対
    応する像形成装置。
  30. 【請求項30】 請求項1乃至29記載の像形成装置に
    おいて、 上記除電手段により除電される感光体上の領域幅が、該
    像形成装置に供給されるべき記録媒体の最大幅以上に設
    定された像形成装置。
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