JP3374906B2 - ブランク露光装置及び画像形成装置 - Google Patents
ブランク露光装置及び画像形成装置Info
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Description
り画像情報を記録媒体に形成する複写機、プリンタ、F
AX等の画像形成装置に使用される、感光体上の不要電
荷を除去するブランク露光装置に関するものである。
力装置として、現像剤(トナー)を用いて記録媒体に画
像を形成する電子写真方式の画像形成装置が広く用いら
れている。かかる画像形成装置では、感光体に対する画
像の露光に先立って、感光体の表面を一様に帯電するこ
とが行われる。ここで、感光体は一定速度で回転してい
る。このとき、感光体上の画像領域の大きさが感光体の
帯電領域の大きさよりも小さいと、感光体上の非画像領
域に電荷が残留してしまう。そして、この残留電荷にト
ナーが付着し、必要以上の量のトナーを消費することに
なる。また、トナー像が転写された記録媒体が定着ロー
ラに巻き付いてしまうのを防止するために、用紙先端部
には余白部を形成する必要がある。これらのため、通
常、画像形成装置では、感光体の周縁部にブランク露光
装置を設けて、感光体上の不要な電荷を消去している。
オードを配列した発光ダイオードアレイ(ブランク露光
ランプ)で構成される。感光体に形成された静電潜像の
現像前に、所定の発光ダイオードを点灯することによ
り、当該発光ダイオードからの光が照射された感光体上
の領域(非画像領域)の帯電を除去し、その非画像領域
に余分なトナーが付着するのを防止することができる。
特に、かかるブランク露光装置を用いると、原稿の選択
部分のみトナーを付着させ、周辺部分にはトナーを付着
させない、いわゆる枠消し又はトリミングや、複数の原
稿の選択部分を組み合わせる合成複写などを行うことが
できる。
形成装置では、用紙先端部(又は用紙先端余白部)にお
いて、黒スジが発生するという問題がある。図10はこ
の黒スジを説明するための図であり、一枚の用紙に画像
を形成する際の計時チャートを示したものである。同図
(a)に感光体表面の電位変化、同図(b)にブランク
露光ランプに印加される電圧の変化、同図(c)にブラ
ンク露光ランプの光量変化を示す。また、同図(d)は
用紙上の実画像を示すものである。ここで、図10
(a),(b),(c)の各計時チャートは、図10
(d)の用紙上の位置と対応させて描いている。図10
の例では、用紙先端側から順にベタ白画像、ベタ黒画
像、ハーフトーン画像、ベタ白画像、ハーフトーン画
像、ベタ白画像、ベタ黒画像、ベタ白画像を形成するこ
とにしている。
露光ランプは、図10(b),(c)に示すように、感
光体上の非画像領域に対しては点灯し、画像領域に対し
ては消灯する。その後、その画像領域には、画像情報を
担持する光が照射され、これにより、図10(a)に示
すような電位分布、すなわち静電潜像が形成される。次
に、その静電潜像が現像され、トナー像が用紙に定着さ
れることにより、図10(d)に示す用紙が得られる。
この用紙を見ると、その先端側の余白とそれに隣接する
ベタ白画像との境界に黒スジが発生していることが分か
る。
であり、用紙先端部に黒スジが発生するのを防止するこ
とができるブランク露光装置及び画像形成装置を提供す
ることを目的とするものである。
めに本発明に係るブランク露光装置は、感光体の表面を
露光することにより、前記表面の電荷を除去して前記感
光体上の非画像領域を形成するブランク露光ランプと、
前記ブランク露光ランプに一定の電圧を印加するための
定電圧電源回路と、前記ブランク露光ランプに印加する
電圧のオンオフ動作を行うスイッチング手段と、記録媒
体先端部の余白部に対応する前記感光体上の前記非画像
領域の形成で前記ブランク露光ランプを点灯から消灯に
切り替える際に、前記感光体電位の急峻な過渡的立下り
電位エッジの形成を抑制するために、前記ブランク露光
ランプの光量が緩やかに変化するように前記スイッチン
グ手段を制御する制御手段と、を具備することを特徴と
するものである。
は、電子写真方式により画像情報を記録媒体に形成する
画像形成装置において、前記画像情報に基づいて感光体
に形成された静電潜像を一成分現像剤で現像する現像装
置と、前記現像装置による現像を行う前に前記感光体の
表面を露光することにより前記表面の電荷を除去して前
記感光体上の非画像領域を形成するブランク露光ランプ
と、前記ブランク露光ランプに一定の電圧を印加するた
めの定電圧電源回路と、前記ブランク露光ランプに印加
する電圧のオンオフ動作を行うスイッチング手段とを有
するブランク露光装置と、前記記録媒体先端部の余白部
に対応する前記感光体上の前記非画像領域の形成で前記
ブランク露光ランプを点灯から消灯に切り替える際に、
前記感光体電位の急峻な過渡的立下り電位エッジの形成
を抑制するために、前記ブランク露光ランプの光量が緩
やかに変化するように前記スイッチング手段を制御する
制御手段と、を具備することを特徴とするものである。
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
である画像形成装置の主要部の概略構成図、図2はその
画像形成装置の主帯電器及びブランク露光装置の概略構
成図、図3はその画像形成装置の主帯電器の概略斜視
図、図4はその画像形成装置のブランク露光装置の概略
斜視図、図5はそのブランク露光装置における発光ダイ
オードの点灯制御を説明するための概略回路図である。
2に示すように、感光体10と、主帯電器20と、ブラ
ンク露光装置30と、現像装置40と、転写帯電器50
と、分離帯電器60と、定着装置70と、クリーナ装置
80と、前露光装置90と、制御部110(図5参照)
とを備える。
り方向に所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動
する。主帯電器20は、コロナ放電により感光体10の
表面を一様に帯電させるものであり、図2及び図3に示
すように、一般にタングステンからなるワイヤ21と、
シールド22と、グリッド23と、電源24とを有す
る。ワイヤ21には電源24により高圧が印加されてい
る。グリッド23は、図3に示すように、約0.1mm
程度の板厚を有する部材にエッチング処理を施すことに
より多数の開口部23aを形成したものである。これに
より、感光体10に一様な帯電を行わせることができ
る。また、ブランク露光装置30は、非画像領域に対応
する感光体10の表面の電荷を除去し、余分な現像剤
(トナー)が感光体10に付着するのを防止するもので
ある。
光を照射し、原稿の画像情報を読み取る。そして、その
画像情報を担持した照射光Lは、図示しない光学系を介
して感光体10に導かれ、これにより、感光体10上に
静電潜像が形成される。
方向に回転駆動することにより、トナーを感光体10上
に供給する。これにより、感光体10上に形成された静
電潜像が顕像化される。ここで、本実施形態では、トナ
ーとして一成分トナーを用いる。一方、記録媒体である
転写紙は、レジストローラ対121,122により、感
光体10上の画像の先端と転写紙の先端部とが一致する
タイミングで矢印Cの方向に沿って給紙される。そし
て、その転写紙には、転写帯電器50により感光体10
の表面のトナーが転写される。
た転写紙の裏面を除電すると共に、転写紙を感光体10
から静電分離するものである。その静電分離された転写
紙は、矢印Dの方向に搬送され、定着装置70に送られ
る。定着装置70は、定着ローラ対71,72の熱圧力
によって転写紙上のトナー画像を定着する。これによ
り、トナー画像は半永久的に記録される。その後、転写
紙は、画像形成装置本体から外部に排出される。
転写トナーは、クリーナ装置80により感光体10から
回収される。そして、感光体10上の静電潜像の痕跡で
ある残留電位は前露光装置90によって、消去される。
また、制御部110は、画像形成装置の各部の制御を統
括するものである。
く説明する。ブランク露光装置30は、大きく分けて次
の二つの役割を果たす。すなわち、感光体10の軸方向
の全域を照射することにより、用紙先端部及び用紙後端
部の余白部に対応する感光体10上の非画像領域の電荷
を除去する役割と、感光体10の軸方向の一部を照射す
ることにより、例えば用紙周辺部に対応する感光体10
上の非画像領域の電荷を除去する役割とである。かかる
ブランク露光装置30は、図2、図4及び図5に示すよ
うに、多数の発光ダイオード31を配列して形成された
発光ダイオードアレイ(ブランク露光ランプ)と、発光
ダイオードアレイを搭載する基板32と、ハウジング3
3と、隔壁部34と、各発光ダイオード31に一定の電
圧を印加するための定電圧電源回路35と、各発光ダイ
オード31に印加する電圧のオンオフ動作を行うトラン
ジスタ等のスイッチング素子36とを有する。
に沿っての画像領域と非画像領域、すなわち非除電部分
と除電部分との境界が明瞭となる露光が行えるようにす
るために、露光幅規制用の隔壁部34を設けている。こ
の隔壁部34には多数の開口部34aが形成される。こ
の開口部34aの形成により、個々の発光ダイオード3
1の感光体10表面に対する露光幅が規制される。所定
の発光ダイオード31を点灯することにより、この露光
幅の範囲における感光体10表面の帯電を除去する。各
発光ダイオード31についての点灯・消灯のタイミング
は、制御部110によって制御される。
31を点灯から消灯に切り替える際に、発光ダイオード
31の光量が緩やかに変化するようにスイッチング素子
36を制御する。例えば、制御部110は、スイッチン
グ素子36にオン/オフ信号を送り、定電圧電源回路3
5から出力された電圧をパルス電圧に変えて、発光ダイ
オード31に印加する。このパルス電圧によるブランク
露光ランプの点灯制御については後に詳述する。
性について説明する。図6にその画像形成装置の現像特
性を示す。ここで、縦軸は画像濃度を表し、横軸は感光
体10表面の電位ポテンシャル(以下、感光体電位とも
称する。)を表す。また、画像濃度としてはマクベス反
射濃度で表したものを用いる。
ナーによる現像方式を採用しており、通常の画像を形成
するときの感光体電位は150Vから700Vの間にあ
る。例えば、ベタ黒のような、画像濃度が1.2以上で
ある画像を形成する場合には、感光体電位は約700V
となるように設定される。また、画像濃度が0.4前後
といったハーフトーン画像を形成する場合には、感光体
電位が約400Vとなるように、白地部であるベタ白画
像を形成する場合には、感光体電位が約150Vとなる
ように設定される。
では、用紙の白地部にトナーが多少載ってくる現象、い
わゆるカブリ現象が生じる。これは、図6に示すよう
に、感光体電位が150V以上300V以下の正カブリ
の領域内にあるために生じる現象である。一方、感光体
電位が150V未満になると、図6に示すように、反転
カブリの領域に入る。このとき、現像装置40内に存在
する逆極性のトナー、いわゆる反転トナーが現像されて
しまい、画像情報中では非画像領域とされている感光体
10上の領域にトナーが付着することになる。
は用紙先端余白部)に発生する黒スジが、ブランク露光
装置30による感光体10表面の帯電除去時に生じる感
光体電位の急峻な変化に起因していることを見い出し
た。このことを詳しく説明する。図7(a)は用紙先端
部に対応する感光体10上の領域における電位ポテンシ
ャルの変化を説明するための図、図7(b)は用紙後端
部に対応する感光体10上の領域における電位ポテンシ
ャルの変化を説明するための図である。ここで、図7
(a),(b)において、縦軸は感光体10表面の電位
ポテンシャル(感光体電位)を、横軸は時間(又は感光
体10の回転方向に沿っての位置)を表す。また、この
感光体電位は、照射光Lにより露光された後のものであ
る。
では、ブランク露光ランプが点灯から消灯に切り替わ
る。ブランク露光ランプからの光が照射された部分は余
白部となり、照射されなかった部分は画像領域となる。
このとき、余白部とそれに隣接する画像領域との境界に
は、感光体電位の急峻な変化が生じるが、このとき過渡
的な立ち下がりと立ち上がり現象が起こり、電位エッジ
E1 ,E2 が形成される。そして、感光体10がさらに
回転すると、その画像領域には画像情報を担持した照射
光Lが照射される。例えば、この照射光Lはベタ白であ
る画像情報を含んでいるものとする。
部の感光体電位VSLは約50Vであり、ベタ白の画像領
域の感光体電位VL は約150Vである。また、余白部
とベタ白の画像領域との境界近傍では、余白部側の感光
体電位は電位エッジE1 によってVSL(約50V)から
約0Vまで減少し、一方、ベタ白の画像領域側の感光体
電位は電位エッジE2 によってVL (約150V)から
約200Vまで増加する。したがって、電位エッジE1
が形成された部分では、図6から分かるように、反転カ
ブリの現象が顕著になる電位を持っている。すなわち、
この反転カブリの現象により、用紙先端部において黒ス
ジが発生していることが判明した。一方、電位エッジE
2 が形成された部分の電位は、図6から分かるように、
正カブリの領域内にあるが、この程度の電位では画像濃
度にほとんど影響しないと考えられる。すなわち、電位
エッジE2 は、用紙先端部における黒スジの発生にあま
り寄与しない。
において黒スジが発生しないのは次の理由による。ま
ず、これにはブランク露光ランプの光量変化が関係して
いる。すなわち、図10(c)に示すように、ブランク
露光ランプが点灯から消灯に切り替わるときには、ブラ
ンク露光ランプの光量が急激に立ち下がるが、消灯から
点灯に切り替わるときには、必要な光量に到達するまで
に時間を要するため、ブランク露光ランプの光量は緩や
かに立ち上がる。すなわち、ブランク露光ランプには点
灯時に所定の遅延時間がある。さらに、図2に示すよう
に、主帯電器20とブランク露光装置30との位置関係
により、感光体10は主帯電器20の帯電領域Xを通過
した直後からブランク露光装置30による除電を受け
る。ブランク露光ランプが点灯から消灯に切り替わると
きには、感光体10は、ブランク露光装置30の露光領
域Yにおいてブランク露光ランプによりすでに十分な光
量を得ているため、感光体10表面の電位ポテンシャル
は領域Xと領域Yとの境界で急激な変化を持つことにな
る。これに対して、ブランク露光ランプが消灯から点灯
になるときには、感光体10は、領域Yの下流側におい
てブランク露光ランプにより十分な光量を得ることがで
きず、感光体10の電荷が完全には除去されない部分が
発生する。しかも、このとき、上述したブランク露光ラ
ンプの点灯に要する遅延時間の影響もある。このため、
図7(b)に示すように、用紙後端部に対応する感光体
10上の領域では、その電位ポテンシャルは緩やかに変
化する。つまり、電位エッジは形成されないので、用紙
後端部では黒スジは発生しないと考えられる。
用紙先端部に対応する感光体10上の領域におけるブラ
ンク露光ランプの点灯制御について説明する。図8
(a)は理想的な感光体電位の変化を示す図、図8
(b)は理想的なブランク露光ランプの光量の変化を示
す図、図8(c)はブランク露光ランプに印加するパル
ス電圧を説明するための図、図8(d)はブランク露光
ランプに印加するパルス電圧の具体例を示す図である。
紙先端部(又は用紙先端余白部)において黒スジの発生
を抑えるためには、ブランク露光ランプが点灯から消灯
に切り替わる際に、図8(b)に示すように、ブランク
露光ランプの光量を緩やかに変化させればよい。換言す
ると、図8(a)に示すように、感光体電位を緩やかに
変化させて、電位エッジの形成を抑制すればよい。
いたブランク露光装置30では、必要光量を容易に得る
ことができ、しかも安価な定電圧電源回路35を採用し
ている。したがって、定電圧電源回路35の代わりに定
電流回路を設けることにより、又は、別途、調光装置を
設けることにより、ブランク露光ランプの光量を緩やか
に変化させることは容易に考えられる。しかし、これら
の方法では、コスト高になってしまう。
うに、ブランク露光ランプに印加する電圧のオンオフ動
作を行うスイッチング素子36を設け、制御部110
が、ブランク露光ランプを点灯から消灯に切り替える際
に、スイッチング素子36を制御し、例えば図8(c)
に示すように、一又は複数のパルス電圧を発生させて、
ブランク露光ランプに印加することにしている。これに
より、図8(b)に示すように、実質的にブランク露光
ランプの光量は緩やかに立ち下がり、したがって、図8
(a)に示すように、感光体電位も緩やかに変化し、急
峻な電位エッジの形成を抑制することができる。
8(d)に示すパルス電圧をブランク露光ランプに印加
している。このパルス電圧は、オンの状態から、6ミリ
秒間オフ、4ミリ秒間オン、4ミリ秒間オフ、2ミリ秒
間オン、その後完全にオフになるような変則的なもので
ある。本発明者等は、かかるパルス条件を、ブランク露
光ランプの点灯から消灯への切替え時に、ブランク露光
ランプの光量が80〜100ミリ秒の間に10〜90%
だけ低下することを目標として設定した。ここで、従来
のブランク露光ランプの光量は、20ミリ秒以下の間に
10〜90%低下していた。この図8(d)に示すパル
ス電圧を用いることにより、十分緩やかな感光体電位の
変化を実現し、黒スジの発生を完全に抑えることができ
た。
れるようなパルス条件を決定する際には、感光体10の
周速度(プロセススピード)や感度、主帯電器20とブ
ランク露光装置30の配置や構成等を考慮する必要があ
る。このため、これらの各条件に応じて、種々の適正な
パルス条件が存在する。図9にブランク露光ランプに印
加するパルス電圧の他の例を示す。
間隔T1 ,T2 ,T3 を段階的に短くしたパルス電圧を
用いることができる。また、図9(b)に示すように、
一定のデューティ比(t1 /(t1 +t2 ))を有する
パルス電圧を用いることができる。ここで、オフ状態の
時間t1 とオン状態の時間t2 (<t1 )とは異なる。
この長いオフ状態の時間t1 と短いオン状態の時間t2
とを、ブランク露光ランプの点灯に要する遅延時間を見
込んで設定すれば、ブランク露光ランプの光量変化をよ
り適正に制御することができる。また、このデューティ
比は段階的に変化させてもよい。
9(a)に示すものよりもパルス数を増加させたもので
ある。
源回路のオンオフ動作を行うスイッチング素子を設け、
制御部が、ブランク露光ランプを点灯から消灯に切り替
える際に、スイッチング素子を制御し、一又は複数のパ
ルス電圧を発生させてブランク露光ランプに印加するこ
とにより、ブランク露光ランプの光量を緩やかに立ち下
がるようにすることができる。このため、感光体電位も
緩やかに変化するので、急峻な電位エッジの形成を抑制
し、用紙先端部における黒スジの発生を抑えることがで
きる。
なく、定電圧電源回路をそのまま使用しているので、コ
ストもそれ程かからず、制御も比較的簡単であるという
メリットもある。
ものではく、その要旨の範囲内において種々の変形が可
能である。
光装置によれば、定電圧電源回路のオンオフ動作を行う
スイッチング手段を設け、制御手段が、ブランク露光ラ
ンプを点灯から消灯に切り替える際に、スイッチング手
段を制御し、例えば一又は複数のパルス電圧を発生させ
てブランク露光ランプに印加することにより、ブランク
露光ランプの光量を緩やかに立ち下がるようにすること
ができる。このため、感光体電位も緩やかに変化するの
で、急峻な電位エッジの形成を抑制し、用紙先端部にお
ける黒スジの発生を抑えることができる。
記ブランク露光装置を備えることにより、同様に、用紙
先端部における黒スジの発生を抑えることができる。
部の概略構成図である。
ク露光装置の概略構成図である。
図である。
概略斜視図である。
オードの点灯制御を説明するための概略回路図である。
である。
における電位ポテンシャルの変化を説明するための図、
(b)は用紙後端部に対応する感光体上の領域における
電位ポテンシャルの変化を説明するための図である。
に対応する感光体上の領域におけるブランク露光ランプ
の点灯制御を説明するための図である。
の例を説明するための図である。
の図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 感光体の表面を露光することにより、前
記表面の電荷を除去して前記感光体上の非画像領域を形
成するブランク露光ランプと、 前記ブランク露光ランプに一定の電圧を印加するための
定電圧電源回路と、 前記ブランク露光ランプに印加する電圧のオンオフ動作
を行うスイッチング手段と、記録媒体先端部の余白部に対応する前記感光体上の前記
非画像領域の形成で 前記ブランク露光ランプを点灯から
消灯に切り替える際に、前記感光体電位の急峻な過渡的
立下り電位エッジの形成を抑制するために、前記ブラン
ク露光ランプの光量が緩やかに変化するように前記スイ
ッチング手段を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするブランク露光装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記ブランク露光ラン
プを点灯から消灯に切り替える際に、前記スイッチング
手段を制御して、前記定電圧電源回路から一又は複数の
パルス電圧を発生させることを特徴とする請求項1記載
のブランク露光装置。 - 【請求項3】 前記複数のパルス電圧は、パルス間隔を
段階的に変化させたものであることを特徴とする請求項
2記載のブランク露光装置。 - 【請求項4】 前記複数のパルス電圧は、一定のデュー
ティ比を有するものであることを特徴とする請求項2記
載のブランク露光装置。 - 【請求項5】 前記複数のパルス電圧は、デューティ比
を段階的に変化させたものであることを特徴とする請求
項2記載のブランク露光装置。 - 【請求項6】 前記ブランク露光ランプは、複数の発光
ダイオードからなるものであることを特徴とする請求項
1、2、3、4又は5記載のブランク露光装置。 - 【請求項7】 電子写真方式により画像情報を記録媒体
に形成する画像形成装置において、 前記画像情報に基づいて感光体に形成された静電潜像を
一成分現像剤で現像する現像装置と、 前記現像装置による現像を行う前に前記感光体の表面を
露光することにより前記表面の電荷を除去して前記感光
体上の非画像領域を形成するブランク露光ランプと、前
記ブランク露光ランプに一定の電圧を印加するための定
電圧電源回路と、前記ブランク露光ランプに印加する電
圧のオンオフ動作を行うスイッチング手段とを有するブ
ランク露光装置と、前記記録媒体先端部の余白部に対応する前記感光体上の
前記非画像領域の形成で 前記ブランク露光ランプを点灯
から消灯に切り替える際に、前記感光体電位の急峻な過
渡的立下り電位エッジの形成を抑制するために、前記ブ
ランク露光ランプの光量が緩やかに変化するように前記
スイッチング手段を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項8】 前記制御手段は、前記ブランク露光ラン
プを点灯から消灯に切り替える際に、前記スイッチング
手段を制御して、前記定電圧電源回路から一又は複数の
パルス電圧を発生させることを特徴とする請求項7記載
の画像形成装置。
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