JP3015233B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3015233B2
JP3015233B2 JP5258703A JP25870393A JP3015233B2 JP 3015233 B2 JP3015233 B2 JP 3015233B2 JP 5258703 A JP5258703 A JP 5258703A JP 25870393 A JP25870393 A JP 25870393A JP 3015233 B2 JP3015233 B2 JP 3015233B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図14,図15) 発明が解決しようとする課題(図16) 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例 (a)画像形成装置の説明(図2) (b)画像形成装置の制御系の説明(図3〜図12) (c)他の実施例の説明(図13) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機,プリンタ等と
して用いられ、画像を普通紙に記録すべく電子写真式記
録装置等のように潜像形成型として構成される画像形成
装置に関し、特に、帯電部における前帯電器と転写部に
ける転写帯電器とを同一タイミングでオン/オフ制御
するようにした画像形成装置に関する。
【0003】
【従来の技術】図14および図15はいずれも従来の画
像形成装置の要部を示す模式的な側断面図であり、ここ
では、画像形成装置を、潜像形成型装置として典型的な
電子写真式記録装置により説明する。図14に示す画像
形成装置では、有機感光体,Se感光体,a−Si感光
体等の感光ドラム(回転するエンドレス状の潜像担持
体)51の周囲に、感光ドラム51上を前帯電器52a
により一様に帯電させる帯電部52と、レーザ光により
画像露光を行ない感光ドラム51上に潜像を形成する光
学ユニット(潜像形成部)53と、現像バイアス電圧を
印加して潜像を現像する二成分現像器,磁性一成分現像
器,非磁性一成分現像器等の現像器54と、転写帯電器
55aにより感光ドラム51上のトナー像を静電的に記
録紙58上に転写する転写部55と、感光ドラム51上
の残留トナーを除去して回収するファーブラシクリー
ナ,ブレードクリーナ等のクリーナ56と、記録紙58
を搬送する搬送路上に熱または圧力によりトナー像を記
録紙58に定着させる定着器57とが配置されている。
【0004】図14に示すように構成された画像形成装
置では、感光ドラム51の表面を帯電部52の前帯電器
52aにより一様に負電位に帯電させた後、光学ユニッ
ト53からのレーザ光により感光ドラム51上の負電荷
を除去して、画像に応じた静電潜像を感光ドラム51上
に形成し、現像器54で帯電トナーを供給してトナー現
像を行なっている。
【0005】転写部55における転写帯電器55aは、
感光ドラム51との間に記録紙58を挟むように配置さ
れ、搬送される記録紙58をトナー電荷(負)と反対極
性(正)に帯電させ、感光ドラム51のトナー像を記録
紙58上に静電的に転写し、トナー像を担持した記録紙
58は、定着器57を通過する際に、熱または圧力によ
ってトナー像を定着され、記録紙58に対する印刷が完
了する。
【0006】このとき、感光ドラム51上のトナー像の
記録紙58への転写率は、100%でなく、いくらかの
トナーが感光ドラム1上に残留する。このような感光
ドラム51上の残留トナーは、クリーナ56により除去
・清掃され、以降、上述と同様にして印刷動作を繰り返
す。なお、図14中には図示しないが、感光ドラム51
の外周において、クリーナ56の上方部に除電ランプを
設け、この除電ランプにより、感光ドラム51の表面の
残留電荷を除去し、初期状態に戻すようにしてもよい。
【0007】クリーナ56によって、感光ドラム51上
から回収された転写残留トナーは、図示しないトナー搬
送機構によって、廃トナータンクに一次貯蔵され、所定
量の廃トナーが溜まると、装置外に廃棄される。このよ
うな記録プロセスでは、トナーを廃棄する機構や、廃棄
トナーを貯蔵するスペース(廃トナータンク)が必要な
ため、装置の小型化の障害となるほか、クリーナ56に
より回収されたトナーは印刷に寄与しないため、経済的
でなく、さらに、回収されたトナーを廃棄することは環
境保護にそぐわない等の課題がある。
【0008】そこで、クリーナ56を除去し、転写残留
トナーを現像器54で回収し、転写残留トナーを再び印
刷に使用することにより、装置の小型化,低コスト化さ
らには環境保護にも寄与しうるクリーナレスプロセスが
提案されている(例えば、電子写真学会誌 第30巻
第3号 第293頁〜第301頁 論文「一成分非磁性
現象方式を用いたクリーナレスレーザプリンタ」等参
照)。
【0009】図15に示す画像形成装置は、このような
クリーナレスプロセスを適用されたものであり、図15
中、図14における符号と同一の符号は同一部分を示し
ている。図15に示す画像形成装置が図14に示すもの
と異なる点は、クリーナ56を除去して、導電性の均一
化(散らし)ブラシ59を新たに設けた点である。図1
5に示す画像形成装置による記録プロセスでは、感光ド
ラム51上の転写残留トナーを、均一化ブラシ59によ
って分散し、この後、感光ドラム51上にトナーが付着
した状態で、前帯電器52aで一様に帯電し、光学ユニ
ット53で画像露光を行ない、現像器54で転写残留ト
ナーの回収と同時にトナー現像を行なっている。
【0010】均一化ブラシ59により一部に集中してい
るトナーを分散することによって、単位面積当たりのト
ナー量を小さくし、感光ドラム51と転写残留トナーと
の静電力を弱め、現像器54による回収を容易にし、さ
らに、残留トナーが、前帯電器52aにおけるイオンシ
ャワーおよび画像露光工程におけるフィルタ効果を抑制
している。
【0011】このような記録プロセスで重要な点は、現
像と同時に感光ドラム51上のトナーを回収することで
あり、この点について、感光ドラム51を負帯電させ、
トナーも負帯電させた場合について説明する。感光ドラ
ム51の表面電位は、前帯電器52aにより、−500
〜−1000Vに設定され、画像露光で電位が低下した
露光部は、0〜−数10Vに電位が低下し、静電潜像を
形成し、現像時には、表面電位と潜像電位とのほぼ中間
の現像バイアス電圧(例えば−300V)を現像器54
の現像ローラに印加する。
【0012】現像工程では、現像ローラ上に付着してい
る負帯電トナーが、現像バイアス電圧と潜像電位とで形
成する電界によって、感光ドラム51上の静電潜像に付
着してトナー像を形成する。クリーナレスプロセスで
は、この現像工程と同時に、均一化ブラシ59により感
光ドラム51上に分散された転写残留トナーが、表面電
位と現像バイアス電圧とで形成する電界および静電力,
磁気力によって、感光ドラム51上から現像ローラに回
収される。
【0013】ところで、従来、画像形成装置を構成する
帯電部52における前帯電器52aや転写部5における
転写帯電器55a等の各機器は、各々独自のタイミング
でオン/オフ制御されている。この場合、各機器毎にト
ランスが必要となるが、近年、さらなる装置の小型化,
低コスト化の要請から、一つのトランスにより前帯電器
52aおよび転写帯電器55a用の高圧電圧を生成し、
共通のトランスで前帯電器52aと転写帯電器55aと
を同じタイミングでオン/オフ制御することが行なわれ
るようになってきている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに前帯電器52aと転写帯電器55aとを同時にオン
/オフする場合、例えば図16に示すように、電源をオ
フした時に感光ドラム51上に前帯電器52aおよび転
写帯電器55aによる負電荷もしくは正電荷が残留する
ことになる。このような状態は長時間放置しておけば解
消されるが、電源を一旦オフした後、短期間内に、電荷
が残留した状態のまま印刷を開始すると、感光ドラム5
1上の残留電荷によって、現像器54でキャリア上がり
やトナー付着によるカブリが発生し、印刷品質が低下す
るなどの課題がある。
【0015】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、潜像担持体上の残留電荷を印刷開始時や初期
化動作時に除去することにより、キャリア上がりやカブ
リの発生を確実に防止し、高品質の印刷を可能にした画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図で、この図1において、1は駆動手段1aにより回転
駆動されるエンドレス状の潜像担持体、2は潜像担持体
1を前帯電器2aにより帯電させる帯電部、3は露光手
段3aにより画像露光を行ない潜像担持体1上に潜像を
形成する潜像形成部、4は現像バイアス電圧を印加して
潜像担持体1上の潜像を現像するとともに潜像担持体1
上の残留トナーを回収する現像部、5は転写帯電器5a
により潜像担持体1上のトナー像を記録紙6上に転写す
る転写部、7は駆動手段1a,前帯電器2a,露光手段
aおよび転写帯電器5aと現像部4に対する現像バイ
アス電圧の印加とをそれぞれオン/オフ制御する制御手
段である。
【0017】そして、本発明の制御手段7は、印刷開始
時に、駆動手段1aをオン状態にすると同時に、露光手
段3aを潜像担持体1の回転軸方向について全面点灯
し、潜像担持体1の回転駆動状態が安定するまでの所定
期間経過後に前帯電器2aおよび転写帯電器5aを同時
にオン状態にし、前帯電器2aをオン状態にした時の潜
像担持体1上の帯電部分が駆動手段1aにより搬送され
露光手段3aの露光位置に到達した時に露光手段3aを
オフ状態にし、露光手段3aをオフ状態にした時の潜像
担持体1上の部分が駆動手段1aにより搬送され現像部
4の現像位置に到達した時に現像部4に対する現像バイ
アス電圧の印加をオン状態にした後、潜像担持体1の表
面全体が現像部4の現像位置を少なくとも1回通過する
ように潜像担持体1を駆動手段1aにより回転駆動して
から、露光手段3aによる画像露光を開始する一方、
刷終了時に、露光手段3aを潜像担持体1の回転軸方向
について全面点灯し、露光手段3aを全面点灯のために
オン状態にした時の潜像担持体1上の露光部分が駆動手
段1aにより搬送され現像部4の現像位置に到達した時
に駆動手段1a,前帯電器2aおよび転写帯電器5a
現像部4に対する現像バイアス電圧の印加とを同時にオ
フ状態にし、駆動手段1aのオフ制御に伴い潜像担持体
1の回転が停止した後に露光手段3aをオフ状態にして
印刷を終了するものである(請求項1)。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】一方、本発明の制御手段7は、主電源をオ
ンにした際に行なわれる初期化動作時に、前帯電器2
a,転写帯電器3aおよび現像部4をオフ状態にしたま
まで、潜像担持体1の表面全体が現像部4の現像位置を
複数回通過するように潜像担持体1を駆動手段1aによ
り回転駆動するものとして構成してもよい(請求項
)。
【0022】また、本発明の制御手段7は、主電源をオ
ンにした際に行なわれる初期化動作時には、印刷開始時
と同様に、駆動手段1aをオン状態にすると同時に、露
光手段3aを潜像担持体1の回転軸方向について全面点
灯し、潜像担持体1の回転駆動状態が安定するまでの所
定期間経過後に前帯電器2aおよび転写帯電器5aを同
時にオン状態にし、前帯電器2aをオン状態にした時の
潜像担持体1上の帯電部分が駆動手段1aにより搬送さ
れ露光手段3aの露光位置に到達した時に露光手段3a
をオフ状態にし、露光手段3aをオフ状態にした時の潜
像担持体1上の部分が駆動手段1aにより搬送され現像
部4の現像位置に到達した時に現像部4に対する現像バ
イアス電圧の印加をオン状態にした後、潜像担持体1の
表面全体が現像部4の現像位置を少なくとも1回通過す
るように潜像担持体1を駆動手段1aにより回転駆動す
る一方、初期化動作を終了する際に、露光手段3aを潜
像担持体1の回転軸方向について全面点灯し、露光手段
3aを全面点灯のためにオン状態にした時の潜像担持体
1上の露光部分が駆動手段1aにより搬送され現像部4
の現像位置に到達した時に駆動手段1a,前帯電器2a
および転写帯電器5aと現像部4に対する現像バイアス
電圧の印加とを同時にオフ状態にし、駆動手段1aのオ
フ制御に伴い潜像担持体1の回転が停止した後に露光手
段3aをオフ状態にして初期化動作を終了するものとし
て構成してもよい(請求項)。
【0023】
【0024】なお、転写部5による転写終了後の潜像担
持体1に対し交流電圧を印加して潜像担持体1上の残留
トナーを分散するとともに潜像担持体1上の残留電荷を
除電する散らし部材を設けてもよい(請求項)。
【0025】
【作用】上述した本発明の請求項1の画像形成装置で
は、印刷開始時に、前帯電器2aをオン状態にした時の
潜像担持体1上の帯電部分が露光手段3aの露光位置に
到達するまで、露光手段3aを全面点灯することによ
り、潜像担持体1の表面上における残留電荷が除去さ
れ、潜像担持体1上の所定の電位まで帯電された部分が
現像部4の現像位置に到達した時に印刷が開始される。
これにより、潜像担持体1の表面上における電位の立ち
上がりが急峻になって、現像部4でのキャリア上がりや
カブリの発生を防止できる。また、印刷終了時に、潜像
担持体1の表面上における、露光手段3aとの対向部分
から現像部4との対向部分までの間にわたり残留電荷
を、露光手段3aの全面点灯によって除去することで、
次に印刷を開始した時に残留電荷が潜像担持体1上に無
いため、現像部4でキャリア上がりやトナーの付着が生
じない。このように、印刷終了時および印刷開始時に、
それぞれ前述した制御を行なうことで、より確実に現像
部4でのキャリア上がりやカブリの発生を防止できる。
さらに、印刷開始時に、前帯電器2aおよび転写帯電器
5aと現像部4に対する現像バイアス電圧の印加とをオ
フ状態にした後、露光手段3aによる画像露光を開始す
る前に、潜像担持体1を駆動手段1aにより回転駆動し
て、潜像担持体1の表面全体を、現像部4の現像位置を
少なくとも1回通過させることにより潜像担持体1の表
面上における残留トナーを現像部4にて回収し、潜像担
持体1の表面上をクリーニングすることができる。
【0026】
【0027】
【0028】一方、本発明の請求項の画像形成装置で
は、主電源をオンにした際に行なわれる初期化動作時
に、前帯電器2aおよび転写帯電器3a現像部4に対
する現像バイアス電圧の印加をオフ状態にしたままで、
潜像担持体1を回転駆動して、潜像担持体1の表面全体
を、現像部4の現像位置を複数回通過させることによ
り、潜像担持体1の表面上における残留トナーを現像部
4にて回収し、潜像担持体1の表面上をクリーニングす
ることができる。
【0029】また、本発明の請求項の画像形成装置で
は、主電源をオンにした際に行なわれる初期化動作時
に、印刷開始時と同様、前帯電器2aをオン状態にした
時の潜像担持体1上の帯電部分が露光手段3aの露光位
置に到達するまで、露光手段3aを全面点灯することに
より、潜像担持体1の表面上における残留電荷が除去さ
れ、潜像担持体1上の所定の電位まで帯電された部分が
現像部4の現像位置に到達した時に印刷が開始される。
これにより、潜像担持体1の表面上における電位の立ち
上がりが急峻になって、現像部4でのキャリア上がりや
カブリを発生させずに、初期化動作を開始できる。さら
に、初期化動作時に、前帯電器2aおよび転写帯電器3
aと現像部4に対する現像バイアス電圧の印加とをオフ
状態にした後、潜像担持体1を回転駆動して、潜像担持
体1の表面全体を、現像部4の現像位置を少なくとも1
回通過させることにより、潜像担持体1の表面上におけ
る残留トナーを現像部4にて回収し、潜像担持体1の表
面上をクリーニングすることができる。またさらに、初
期化動作を終了する際に、印刷終了時と同様、潜像担持
体1の表面上における、露光手段3aとの対向部分から
現像部4との対向部分までの間にわたり残留電荷を、露
光手段3aの全面点灯によって除去することで、実際に
印刷を開始した時に残留電荷が潜像担持体1上に無いた
め、現像部4でキャリア上がりやトナーの付着が生じな
い。
【0030】
【0031】
【0032】なお、散らし部材を設けることにより(請
求項)、転写部5による転写終了後の潜像担持体1に
対し交流電圧を印加し、潜像担持体1上の残留トナーが
分散されるとともに、潜像担持体1上の残留電荷が除電
され、より確実に現像部4でのキャリア上がりやカブリ
の発生を防止できる。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)画像形成装置の説明 図2は本発明を適用される画像形成装置(本実施例では
クリーナレスタイプの電子写真式記録装置)の構成例を
示す側断面図で、この図2において、20は後述する駆
動モータ(駆動手段;図3の符号20a参照)により回
転駆動されるエンドレス状の感光ドラム(潜像担持体)
で、この感光ドラム20は、例えば外径24mmのアルミ
ドラム上に機能分離型有機感光体を厚さ約20μmに塗
布して形成され、駆動モータ20aにより周速度25mm
/sで回転駆動される。
【0034】21は感光ドラム20の表面を前帯電器2
1aにより一様に帯電させる帯電部で、前帯電器21a
は、例えばスコロトロンで構成される非接触型帯電器で
あり、感光ドラム20の表面を例えば−600Vに帯電
する。22はLED光学系(露光手段)22aにより一
様帯電された感光ドラム20を画像露光してこの感光ド
ラム20の表面に静電潜像を形成する光学ユニット(潜
像形成部)で、LED光学系22aは、LEDアレイと
セルフォックアレイとを組み合わせて構成されている。
この光学ユニット22により、感光ドラム20を画像パ
ターンに応じて、画像露光することにより、感光ドラム
20に−50〜−100Vの静電潜像が形成される。
【0035】23は現像バイアス電圧を印加して感光ド
ラム20上の潜像潜像に帯電トナーを供給し現像(可視
化)するとともに感光ドラム20上の残留トナーを回収
する現像部、24は現像部23において現像剤を感光ド
ラム20に搬送する現像ローラ、25はトナーエンプテ
ィ時に交換され磁性トナーを現像器23に補給するトナ
ーカートリッジである。なお、現像ローラ24も、感光
ドラム20を回転駆動する駆動モータ20aからの回転
駆動力を受けて回転駆動されるようになっている。
【0036】26は転写帯電器26aにより感光ドラム
20上のトナー像を記録紙6上に静電的に転写する転写
部で、転写帯電器26aは、例えばコロナ放電器で構成
され、電源からコロナワイヤに+3〜+10kVの電圧
を印加して、コロナ放電で電荷を発生させ、記録紙6の
裏面を帯電させ、感光ドラム20上のトナー像を記録紙
6に転写するものであり、電源としては、一定電荷量を
記録紙6に供給することにより、環境による転写効率の
低下を低減できる定電流源を用いることが望ましい。
【0037】27は記録紙6上のトナー像を熱定着する
定着器で、この定着器27は、例えば、熱源であるハロ
ゲンランプを内部にそなえたヒートローラと、加圧ロー
ラ(バックアップローラ)とから構成され、加圧ローラ
とヒートローラとの間を通過する記録紙6に適当な圧力
を作用させながら、記録紙6をヒートローラにより加熱
することで、トナー像を記録紙6に定着させるものであ
る。
【0038】10は記録紙6を収容する用紙カセット
で、この用紙カセット10は、装置本体の下部に設けら
れ、装置本体に対して着脱自在な構造となっている。1
1は用紙カセット10内の記録紙6をピックして用紙カ
セット10から排出するピックローラ、12はピックロ
ーラ11により用紙カセット10から排出された記録紙
6の先端を揃えてからその記録紙を転写部26へ搬送す
るレジストローラ、13は定着器27によりトナー像を
熱定着された記録紙6をスタッカ14へ排出する排紙ロ
ーラである。なお、スタッカ14は、装置の上面に設け
られ、排紙ローラ13により排出された記録紙6を受け
てスタックするものである。
【0039】15は図3により後述する装置の制御系を
搭載するプリント板、16は装置の各部に電力を供給す
る電源、17は外部ケーブル17aに接続されるととも
に装置内に挿入されてプリント板15のコネクタ15a
と接続されるインターフェイスコネクタ、18は別の種
類のエミュレータ回路,フォントメモリ等を搭載するた
めのオプションボードである。
【0040】このように構成された画像形成装置による
基本的な印刷動作について説明すると、帯電部21の前
帯電器21aにより、感光ドラム20の表面を、−60
0Vに一様帯電し、その後、LED光学系22aにより
画像露光することにより、感光ドラム20には、背景部
が−600Vで、印字部が−50〜−100Vの静電潜
像が形成される。
【0041】現像部23の現像ローラ24のスリーブに
は、現像バイアス電圧(−450V)が印加されてい
る。このため、この静電潜像は、現像部23により、予
めキャリアとの攪拌によりマイナス帯電された重合トナ
ーによって現像され、トナー像となる。一方、記録紙6
は、用紙カセット10からピックローラ11によりピッ
クされ、レジストローラ12で先端を揃えられてから、
転写部26方向へ搬送される。そして、感光ドラム20
のトナー像は、転写部26の転写帯電器26aによっ
て、静電力で記録紙6に転写される。この記録紙6のト
ナー像は定着器27により記録紙6上に定着され、定着
処理後の記録紙6は、U字形状の搬送パスを通って排紙
ローラ13によりスタッカ14に排出される。
【0042】転写後に、感光ドラム20の残留トナー
は、前帯電器21aおよびLED光学系22aを通り、
現像部23に到達し、次の現像プロセスと同時に現像ロ
ーラ24に回収され、回収されたトナーは、現像部23
において再使用される。このようなクリーナレスプロセ
スでは、トナーを廃棄する機構や廃棄トナーを貯蔵する
スペースが不要で、装置の小型化が可能となるほか、印
刷に寄与しないトナーが無くなるため、経済的である。
また、トナーを廃棄しないので、環境保護にそくしてい
る。さらに、クリーナで感光ドラム20のトナーを除去
するには、クリーナで感光ドラム20の表面を削ってし
まうことになるが、クリーナを用いないため、感光ドラ
ム20の寿命が長くなる等の利点もある。
【0043】図2に示す画像形成装置の記録プロセスで
は、感光ドラム20上にトナーが付着した状態で、前帯
電器21aで一様帯電し、LED光学系22aで画像露
光を行ない、現像部23で転写残留トナーの回収と同時
に現像を行なっている。また、図2に示す画像形成装置
の記録プロセスで重要な点は、現像と同時に感光ドラム
20上のトナーを回収することであり、この点につい
て、感光ドラム20をマイナス帯電させ、トナーもマイ
ナス帯電させた場合について説明する。感光ドラム20
の表面電位は、前帯電器21aにより、−500〜−1
000Vに設定され、画像露光で電位が低下した露光部
は、0〜−数10Vに電位が低下し、静電潜像を形成
し、現像時には、表面電位と潜像電位とのほぼ中間の現
像バイアス電圧(例えば−300V)を現像部23の現
像ローラ24に印加する。
【0044】現像工程では、現像ローラ24上に付着し
ているマイナス帯電トナーが、現像バイアス電圧と潜像
電位とで形成する電界によって、感光ドラム20上の静
電潜像に付着してトナー像を形成する。クリーナレスプ
ロセスでは、この現像工程と同時に、転写残留トナー
が、表面電位と現像バイアス電圧とで形成する電界およ
び静電力,磁気力によって、感光ドラム20上から現像
ローラ24に回収される。
【0045】また、本実施例の画像形成装置では、さら
なる装置の小型化,低コスト化のために、一つのトラン
ス(図3の符号30参照)により前帯電器21aおよび
転写帯電器26a用の高圧電圧を生成し、この共通のト
ランス30を用いて、後述するように前帯電器21aと
転写帯電器26aとが同じタイミングでオン/オフ制御
されるようになっている。さらに、感光ドラム20およ
び現像ローラ24の回転駆動も一つの駆動モータ20a
(図3参照)により行なわれるようになっており、この
ように駆動モータ20aを共通使用することで、装置の
小型化,低コスト化に寄与している。
【0046】このような画像形成装置は、クリーナの省
略,機器の共通使用等の理由により、極めて小型化する
ことができ、図2に示すものでは、装置本体の長さが、
用紙カセット10を含んで350mmであり、幅が345
ミリであり、高さが130ミリである。従って、パーソ
ナルユースのプリンタとして、机上の設置が容易であ
る。
【0047】(b)画像形成装置の制御系の説明 図3は本実施例の画像形成装置の制御系を示すブロック
図で、図中、既述の符号と同一の符号は同一部分を示し
ているので、その詳細な説明は省略する。この図3にお
いて、30は前述したように前帯電器21aおよび転写
帯電器26a用の高圧電圧を生成すべくこれらの前帯電
器21aおよび転写帯電器26aについて共通のトラン
ス、31は前述したプリント板15上にCPU,RA
M,ROM等を搭載することにより構成されるコントロ
ーラ(制御手段)である。
【0048】このコントローラ31は、駆動モータ2
0aに対してオン/オフ信号を送出することにより感光
ドラム20および現像ローラ24の回転状態を同時にオ
ン/オフ制御する機能と、トランス30に対してオン
/オフ信号を送出することにより前帯電器21aおよび
転写帯電器26aの動作状態を同時にオン/オフ制御す
る機能と、LED光学系22aにオン/オフ信号を送
出することによりこのLED光学系22aの点灯/消灯
状態を制御する機能と、現像部4に対してオン/オフ
信号を送出することにより現像部23における現像バイ
アス電圧の印加を制御する機能とを有している。
【0049】そして、本実施例のコントローラ31は、
例えば、図4,図7,図10〜図12に示すフローチャ
ートに従って、駆動モータ20a,トランス30,LE
D光学系22a,現像部23に対してオン/オフ信号を
送出し、制御を行なうようになっている。まず、図4〜
図6により、コントローラ31による印刷終了時の動作
について説明する。図4は本実施例の印刷終了時の動作
を説明するためのフローチャート、図5は本実施例の印
刷終了時の動作を示すタイミングチャート、図6は本実
施例の画像処理装置の印刷終了時における電荷の残留状
況を模式的に示す側断面図である。
【0050】パソコン等のホストから外部ケーブル17
a,インターフェイスコネクタ17,コネクタ15aを
通してのデータ送信が終了して印刷を終える場合、図
4,図5に示すように、印刷終了の判定が行なわれ(ス
テップA1)、感光ドラム20へのデータ書込みを終了
しているLED光学系22aを、感光ドラム20の回転
軸方向について全面点灯する(ステップA2)。
【0051】そして、LED光学系22aを全面点灯の
ためにオン状態にした時の感光ドラム20上の露光部分
が駆動モータ20aにより搬送され現像部23の現像位
置に到達した時、即ち、LED光学系22aからの光に
より感光ドラム20上の電荷を消去された部分が現像部
23に搬送される時間だけ待って(ステップA3)、駆
動モータ20a,トランス30(つまり前帯電器21a
および転写帯電器26a),現像部23の現像バイアス
電圧を同時にオフ状態にする(ステップA4)。
【0052】この後、駆動モータ20aのオフ制御に伴
い感光ドラム20の回転が完全に停止するのを待ち(ス
テップA5)、感光ドラム20が停止すると、LED光
学系22aをオフ(消灯)状態にして印刷を終了する
(ステップA6)。このような動作を印刷終了時に行な
うことにより、印刷終了時における感光ドラム20上の
電荷の残留状態は、図6に示すようになる。つまり、印
刷終了時に、感光ドラム20の表面上における、LED
光学系22aとの対向部分から現像部4との対向部分ま
での間にわたり残留電荷が、LED光学系22aの全面
点灯によって除去される。従って、次に印刷を開始した
時に負の残留電荷が感光ドラム20上に無く、現像部2
3でキャリア上がりやトナーの付着が生じないため、高
品質の印刷が可能になる。
【0053】なお、ステップA3,A5における判定
は、予め待ち時間を設定しておき、タイマ等を用いて経
過時間を計時することにより行なってもよいし、例えば
エンコーダ等の検出器により感光ドラム20の回転位置
を検出することにより行なってもよい。次に、図7〜図
9により、コントローラ31による印刷開始時の動作に
ついて説明する。図7は本実施例の印刷開始時の動作を
説明するためのフローチャート、図8は本実施例の印刷
開始時の動作を示すタイミングチャート、図9(a),
(b)は本実施例の印刷開始時の動作に伴う感光ドラム
上の電位状況を説明するためのグラフである。
【0054】まず、図7,図8に示すように、印刷開始
の判定が行なわれ(ステップB1)、印刷を開始する場
合、駆動モータ20aをオン状態にして感光ドラム20
および現像ローラ24を回転駆動すると同時に、LED
光学系22aを感光ドラム20の回転軸方向について全
面点灯する(ステップB2)。そして、感光ドラム20
の回転駆動状態が安定するのを待ち(ステップB3)、
感光ドラム20の回転駆動状態が安定した時点(所定期
間経過後)で、トランス30をオン状態することによ
り、前帯電器21aおよび転写帯電器26aを同時にオ
ン状態にする(ステップB4)。
【0055】この後、前帯電器21aをオン状態にした
時の感光ドラム20上の帯電部分(所定電位まで帯電さ
れている部分)が、駆動モータ20aにより搬送されL
ED光学系22aの露光位置に到達するまで待って(ス
テップB5)、その到達時点にLED光学系22aをオ
フ(消灯)状態にする(ステップB6)。さらに、LE
D光学系22aをオフ状態にした時の感光ドラム20上
の部分が、駆動モータ20aにより搬送され現像部23
の現像位置に到達するのを待って(ステップB7)、現
像部23への現像バイアス電圧をオン状態(印加)にす
る(ステップB8)。
【0056】ついで、本実施例では、前帯電器21a,
転写帯電器26a,現像部23の現像バイアス電圧をオ
ン状態にしてから、駆動モータ20aにより感光ドラム
20を回転駆動して、感光ドラム20の表面全体を、現
像部23の現像位置を複数回通過させた後(ステップB
9)、LED光学系22aによる画像露光を開始してい
る(ステップB10)。
【0057】このような動作を印刷開始時に行なうこと
により、前帯電器21aをオン状態にした時の感光ドラ
ム20上の所定電位帯電部分がLED光学系22aの露
光位置に到達するまで、LED光学系22aを全面点灯
することにより、感光ドラム20の表面上における残留
電荷が除去され、感光ドラム20上の所定電位まで帯電
された部分が現像部23の現像位置に到達した時に印刷
が開始される。
【0058】通常、前帯電器21aがオン状態になった
時には、図9(a)に示すように、前帯電器21aの直
下の部分では、前帯電器21aを通過する時間が短くな
るため、帯電時間が短く、感光ドラム20の表面電位が
所定電位まで立ち上がらない部分を生じてしまうが、こ
のような部分は、現像部23で現像バイアス電圧をキャ
リア上がりやカブリの発生のないタイミングで印加する
のが困難である。
【0059】しかし、本実施例のように、図7のステッ
プB2〜B8の手順をふむことにより、図9(b)に示
すごとく、LED光学系22aがオン状態のときは、感
光ドラム20の表面電位は0になり、LED光学系22
aをオフ状態としたときに感光ドラム20の表面電位は
所定電位となるため、感光ドラム20における表面電位
の立ち上がりが急峻になる。
【0060】従って、画像露光用のLED光学系22a
をオフ状態にした時の感光ドラム20の部分が搬送され
て、現像位置に到達した時点で現像部23に現像バイア
ス電圧を印加することにより、現像部23でのキャリア
上がりやカブリの発生を防止でき、高品質の印刷が可能
になる。また、本実施例では、ステップB9において、
前帯電器21a,転写帯電器26a,現像部23の現像
バイアス電圧をオン状態にした後、LED光学系22a
による画像露光を開始する前に、駆動モータ20aによ
り感光ドラム20を回転駆動して、感光ドラム20の表
面全体を、現像部23の現像位置を複数回通過させるこ
とにより、感光ドラム20の表面上における残留トナー
やキャリアが現像部23にて回収され、潜像担持体1の
表面上をクリーニングしてから、印刷を開始することに
なるので、キャリア上がりやカブリの発生をより確実に
防止できる。
【0061】さらに、本実施例では、図4〜図6により
説明した印刷終了時の動作と、図7〜図9により説明し
た印刷開始時の動作とを組み合わせて、コントローラ3
1により制御を行なうことで、より確実に現像部4での
キャリア上がりやカブリの発生を防止できる。なお、ス
テップB3,B5,B7における判定は、予め待ち時間
を設定しておき、タイマ等を用いて経過時間を計時する
ことにより行なってもよいし、例えばエンコーダ等の検
出器により感光ドラム20の回転位置を検出することに
より行なってもよい。
【0062】次に、図10により、コントローラ31に
よる初期化時の動作について説明する。図10は本実施
例の初期化時の動作の第1例を説明するためのフローチ
ャートである。図10に示す例では、主電源がオンにさ
れると(ステップC1)、その主電源をオンにした際に
行なわれる初期化動作時に、トランス30(つまり前帯
電器21a,転写帯電器26a)および現像部23の現
像バイアス電圧をオフ状態にしたままで、感光ドラム2
0の表面全体が現像部23の現像位置を複数回通過する
ように感光ドラム20を駆動モータ20aにより回転駆
動する(ステップC2)。
【0063】これにより、感光ドラム20の表面上にお
ける残留トナーやキャリアが現像部23にて回収され、
感光ドラム20の表面上をクリーニングすることができ
る。また、図11は本実施例の初期化時の動作の第2例
を説明するためのフローチャート、図12は本実施例の
初期化動作終了時の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【0064】図11に示す例では、主電源がオンにされ
ると(ステップD1)、その主電源をオンにした際に行
なわれる初期化動作の開始にあたって、図7により説明
した印刷開始時と全く同様の手順を行なってもよい。図
11中の各ステップD2〜D10は、図7中の各ステッ
プB2〜B10と対応している。従って、図9(b)に
示したように、感光ドラム20における表面電位の立ち
上がりが急峻になり、画像露光用のLED光学系22a
をオフ状態にした時の感光ドラム20の部分が搬送され
て、現像位置に到達した時点で現像部23に現像バイア
ス電圧を印加することにより、現像部23での感光ドラ
ム20の表面に不要なトナーの付着を防止しながら、初
期化動作を開始することができる。
【0065】また、図12に示すように、初期化動作を
終了する際には、初期化動作終了の判定が行なった後
(ステップE1)、図4により説明した印刷終了時と全
く同様の手順を行なってもよい。図12中の各ステップ
E2〜E6は、図4中の各ステップA2〜A6と対応し
ている。これにより、初期化動作終了時における感光ド
ラム20上の電荷の残留状態は、図6により前述したよ
うになり、次に印刷を開始する時に負の残留電荷が感光
ドラム20上に無く、現像部23でキャリア上がりやト
ナーの付着が生じないため、高品質の印刷が可能にな
る。
【0066】(c)他の実施例の説明 図13は本発明の他の実施例としての画像形成装置の構
成例を示す側断面図であり、図13に示す画像形成装置
も、図2に示したものとほぼ同様に構成されているが、
図13に示す画像形成装置では、転写部26による転写
終了後の感光ドラム20に対し交流電圧を印加して感光
ドラム20上の残留トナーを分散するとともに感光ドラ
ム20上の残留電荷を除電する均一化ローラ(散らし部
材)28がそなえられている。
【0067】この均一化ローラ28は、例えば導電性ロ
ーラで構成され、感光ドラム20の表面に接触して回転
し、感光ドラム20上の残留トナーの集中を分散して、
現像部23でのトナー回収を容易にするものである。ま
た、均一化ローラ28への交流電圧の印加は、駆動モー
タ20aのオン/オフと同じタイミングで行なう。
【0068】このように、均一化ローラ28による感光
ドラム20の除電を行なうことで、印刷開始時や印刷終
了時に発生する不要なトナー付着をより確実に防止する
ことができ、高品質な印刷を実現できるのである。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の画像形成
装置によれば、小型化,低コスト化の要請から、一つの
トランスにより前帯電器および転写帯電器用の高圧電圧
を生成し、共通のトランスで前帯電器と転写帯電器とを
同じタイミングでオン/オフ制御するようにした画像形
成装置において、印刷開始時初期化動作時に、潜像担
持体の表面全体が現像部の現像位置を少なくとも1回通
過するように潜像担持体が回転駆動され、潜像担持体上
の残留電荷や残留トナーが現像部により確実に回収・除
去されるので、キャリア上がりや不要なトナーの付着を
確実に防止することができ、カブリのない良好な印刷が
可能で、極めて高品質な印刷を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明を適用される画像形成装置の構成例を示
す側断面図である。
【図3】本実施例の画像形成装置の制御系を示すブロッ
ク図である。
【図4】本実施例の印刷終了時の動作を説明するための
フローチャートである。
【図5】本実施例の印刷終了時の動作を示すタイミング
チャートである。
【図6】本実施例の画像処理装置の印刷終了時における
電荷の残留状況を模式的に示す側断面図である。
【図7】本実施例の印刷開始時の動作を説明するための
フローチャートである。
【図8】本実施例の印刷開始時の動作を示すタイミング
チャートである。
【図9】(a),(b)は本実施例の印刷開始時の動作
に伴う感光ドラム上の電位状況を説明するためのグラフ
である。
【図10】本実施例の初期化時の動作の第1例を説明す
るためのフローチャートである。
【図11】本実施例の初期化時の動作の第2例を説明す
るためのフローチャートである。
【図12】本実施例の初期化動作終了時の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図13】本発明の他の実施例としての画像形成装置の
構成例を示す側断面図である。
【図14】従来の画像形成装置の要部を示す模式的な側
断面図である。
【図15】従来の画像形成装置の要部を示す模式的な側
断面図である。
【図16】従来の画像形成装置の印刷終了時における電
荷の残留状況を模式的に示す側断面図である。
【符号の説明】
1 潜像担持体 1a 駆動手段 2 帯電部 2a 前帯電器 3 潜像形成部 3a 露光手段 4 現像部 5 転写部 5a 転写帯電器 6 記録紙 7 制御手段 10 用紙カセット 11 ピックローラ 12 レジストローラ 13 排紙ローラ 14 スタッカ 15 プリント板 15a コネクタ 16 電源 17 インターフェイスコネクタ 17a 外部ケーブル 18 オプションボード 20 感光ドラム(潜像担持体) 20a 駆動モータ(駆動手段) 21 帯電部 21a 前帯電器 22 光学ユニット(潜像形成部) 22a LED光学系(露光手段) 23 現像部 24 現像ローラ 25 トナーカートリッジ 26 転写部 26a 転写帯電器 27 定着器 28 均一化ローラ(散らし部材) 30 トランス 31 コントローラ(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−185673(JP,A) 特開 平4−86880(JP,A) 特開 昭62−201470(JP,A) 特開 平1−254974(JP,A) 特開 昭61−97666(JP,A) 特開 昭56−89772(JP,A) 特開 平2−297575(JP,A) 特開 昭61−233753(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/14 G03G 21/00 370 - 520 G03G 15/08 507

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段により回転駆動されるエンドレ
    ス状の潜像担持体と、 該潜像担持体を前帯電器により帯電させる帯電部と、 露光手段により画像露光を行ない該潜像担持体上に潜像
    を形成する潜像形成部と、 現像バイアス電圧を印加して該潜像担持体上の潜像を現
    像するとともに該潜像担持体上の残留トナーを回収する
    現像部と、 転写帯電器により該潜像担持体上のトナー像を記録紙上
    に転写する転写部と、 該駆動手段,該前帯電器,該露光手段および該転写帯電
    器と該現像部に対する前記現像バイアス電圧の印加と
    それぞれオン/オフ制御する制御手段とがそなえられ、 該制御手段が印刷開始時に、該駆動手段をオン状態にすると同時に、
    該露光手段を該潜像担持体の回転軸方向について全面点
    灯し、該潜像担持体の回転駆動状態が安定するまでの所
    定期間経過後に該前帯電器および該転写帯電器を同時に
    オン状態にし、該前帯電器をオン状態にした時の該潜像
    担持体上の帯電部分が該駆動手段により搬送され該露光
    手段の露光位置に到達した時に該露光手段をオフ状態に
    し、該露光手段をオフ状態にした時の該潜像担持体上の
    部分が該駆動手段により搬送され該現像部の現像位置に
    到達した時に該現像部に対する前記現像バイアス電圧の
    印加をオン状態にした後、該潜像担持体の表面全体が該
    現像部の現像位置を少なくとも1回通過するように該潜
    像担持体を該駆動手段により回転駆動してから、該露光
    手段による画像露光を開始する一方、 印刷終了時に、該露光手段を該潜像担持体の回転軸方向
    について全面点灯し、該露光手段を全面点灯のためにオ
    ン状態にした時の該潜像担持体上の露光部分が該駆動手
    段により搬送され該現像部の現像位置に到達した時に該
    駆動手段,該前帯電器および該転写帯電器と該現像部に
    対する前記現像バイアス電圧の印加とを同時にオフ状態
    にし、該駆動手段のオフ制御に伴い該潜像担持体の回転
    が停止した後に該露光手段をオフ状態にして印刷を終了
    することを特徴とする、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 駆動手段により回転駆動されるエンドレ
    ス状の潜像担持体と、 該潜像担持体を前帯電器により帯電させる帯電部と、 露光手段により画像露光を行ない該潜像担持体上に潜像
    を形成する潜像形成部と、 現像バイアス電圧を印加して該潜像担持体上の潜像を現
    像するとともに該潜像担持体上の残留トナーを回収する
    現像部と、 転写帯電器により該潜像担持体上のトナー像を記録紙上
    に転写する転写部と、 該駆動手段,該前帯電器,該露光手段および該転写帯電
    器と該現像部に対する前記現像バイアス電圧の印加と
    それぞれオン/オフ制御する制御手段とがそなえられ、 該制御手段が、 主電源をオンにした際に行なわれる初期化動作時に、該
    前帯電器および転写帯電器と該現像部に対する前記現像
    バイアス電圧の印加とをオフ状態にしたままで、該潜像
    担持体の表面全体が該現像部の現像位置を複数回通過す
    るように該潜像担持体を該駆動手段により回転駆動する
    ことを特徴とする、画像形成装置。
  3. 【請求項3】 駆動手段により回転駆動されるエンドレ
    ス状の潜像担持体と、 該潜像担持体を前帯電器により帯電させる帯電部と、 露光手段により画像露光を行ない該潜像担持体上に潜像
    を形成する潜像形成部と、 現像バイアス電圧を印加して該潜像担持体上の潜像を現
    像するとともに該潜像担持体上の残留トナーを回収する
    現像部と、 転写帯電器により該潜像担持体上のトナー像を記録紙上
    に転写する転写部と、 該駆動手段,該前帯電器,該露光手段および該転写帯電
    器と該現像部に対する前記現像バイアス電圧の印加と
    それぞれオン/オフ制御する制御手段とがそなえられ、 該制御手段が、 主電源をオンにした際に行なわれる初期化動作時に、該
    駆動手段をオン状態にすると同時に、該露光手段を該潜
    像担持体の回転軸方向について全面点灯し、該潜像担持
    体の回転駆動状態が安定するまでの所定期間経過後に該
    前帯電器および該転写帯電器を同時にオン状態にし、該
    前帯電器をオン状態にした時の該潜像担持体上の帯電部
    分が該駆動手段により搬送され該露光手段の露光位置に
    到達した時に該露光手段をオフ状態にし、該露光手段を
    オフ状態にした時の該潜像担持体上の部分が該駆動手
    より搬送され該現像部の現像位置に到達した時に該現
    部に対する前記現像バイアス電圧の印加をオン状態に
    た後、該潜像担持体の表面全体が該現像部の現像位置
    を少なくとも1回通過するように該潜像担持体を該駆動
    手段により回転駆動する一方、 該初期化動作を終了する際に、該露光手段を該潜像担持
    体の回転軸方向について全面点灯し、該露光手段を全面
    点灯のためにオン状態にした時の該潜像担持体上の露光
    部分が該駆動手段により搬送され該現像部の現像位置に
    到達した時に該駆動手段,該前帯電器および該転写帯電
    器と該現像部に対する前記現像バイアス電圧の印加とを
    同時にオフ状態にし、該駆動手段のオフ制御に伴い該潜
    像担持体の回転が停止した後に該露光手段をオフ状態に
    して該初期化動作を終了する ことを特徴とする、画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 該転写部による転写終了後の該潜像担持
    体に対し交流電圧を印加して該潜像担持体上の残留トナ
    ーを分散するとともに該潜像担持体上の残留電荷を除電
    する散らし部材が設けられていることを特徴とする、請
    求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
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