JP3448317B2 - 多針刺繍ミシン - Google Patents

多針刺繍ミシン

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JP3448317B2
JP3448317B2 JP18693293A JP18693293A JP3448317B2 JP 3448317 B2 JP3448317 B2 JP 3448317B2 JP 18693293 A JP18693293 A JP 18693293A JP 18693293 A JP18693293 A JP 18693293A JP 3448317 B2 JP3448317 B2 JP 3448317B2
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正則 柴田
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    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05CEMBROIDERING; TUFTING
    • D05C11/00Devices for guiding, feeding, handling, or treating the threads in embroidering machines; Machine needles; Operating or control mechanisms therefor
    • D05C11/16Arrangements for repeating thread patterns or for changing threads

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ミシンヘッドに複数の
縫針を有する多針刺繍ミシンに関するものであり、特
に、複数のミシンヘッドを有する複数頭式の多針刺繍ミ
シンにおいて、各ミシンヘッドの糸を交換する色換機構
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図7に示すように、2つのミシンヘッド
51A,51Bが連設された2頭式の多針刺繍ミシン5
0は、コントローラ52から入力される刺繍模様を縫い
上げるため、入力された情報をドライバーユニット53
によって解析して公知の一針データを作成し、複数の縫
針54の中からその一針データに従った縫針を選択して
刺繍糸を選び、主軸を回転させてクランク機構を介して
選択した縫針54を上下動させる。また、そのとき、縫
針54の上下動に同期してテーブル55上をX−Y方向
に移動する刺繍枠56の移動動作を制御する。そして、
この刺繍処理に際しては、色彩等の異なる各種の刺繍糸
を必要に応じて適宜交換することにより、所望の刺繍柄
を得ている。この刺繍糸の色換えは、複数の縫針54を
適宜選択して刺繍糸を換えることによって行なわれ、2
つのミシンヘッド51A,51Bは2本のロッド57,
58で連結されて、同時に刺繍糸の色換動作を行なう。 【0003】この色換えは、図8に示すような色換機構
により行われる。同図のように、クランク機構が組込ま
れた縫針組付部材59には、回転円盤60が水平回転が
可能な状態に組付けられている。この回転円盤60の周
囲には所定の間隔で凹部60aが形成されており、回転
円盤60の上部には複数の縫針が各々上下動可能に保持
される針棒保持部材60bが設けられている。なお、図
8には縫針機構の図示は省略してある。この回転円盤6
0は、針棒保持部材60bの上方からベアリング61、
シーリングメタル62を介して、縫針組付部材59との
間にスラストベアリング外輪63、スラストベアリング
64、スラストワッシャ68を介在させて、下方からベ
アリング61、スラストベアリング外輪63、スラスト
ベアリング64、駆動軸下メタル65を介して組付けら
れている。また、この回転円盤60の端部には連結部材
66が延設されており、さらに、連結部材66の端部に
はジョイントピン67が配設されている。ロッド58は
連結部材71及び止めネジ72によって連結されている
とともに、ユニボールジョイント73及びナット74に
よってジョイントピン67に連結されている。そして、
ロッド58の移動によって、回転円盤60が回動するよ
うに構成されている。 【0004】また、回転円盤60の回転はロックレバー
80によって規制を受ける。ロックレバー80は取付ブ
ラケット81を介して縫針組付部材59に組付けられて
おり、シャフト82、ボルト83、ナット84により回
動可能な状態に装着されている。このロックレバー80
の一方の端部には、回転円盤60の凹部60aと嵌合可
能な掛止突起80aが設けられており、他方の端部には
ロッドクランプ85がナット87によって配設されてい
る。そして、ロッド57の移動によって、ロックレバー
80が回動するように構成されている。ロッド57は連
結部材88及び止めネジ89によって連結されていると
ともに、止めネジ86によってロッドクランプ85に連
結されている。また、ロックレバー80は、ピン90及
びスプリング91によって縫針組付部材59方向に常時
付勢されている。縫針組付部材59には、駆動軸92が
駆動軸上メタル93を介して上下方向に装着されてお
り、この駆動軸92を中心にして縫針装置全体(図示せ
ず)が回転する。 【0005】所定の縫針が選択されて、該縫針が上下動
して縫い動作を行なっている間は、掛止突起80aは凹
部60aに嵌合状態となっており、回転円盤60は回転
が阻止されたロック状態となっている。そして、色換え
のために縫針を変換する場合には、コントローラ52の
後部に設けられた針換モータ及びソレノイド(図示略)
の駆動によって、ロッド57を移動させてロックレバー
80を回動させ、回転円盤60のロック状態を解除する
とともに、ロッド58を所定量移動させて回転円盤60
を所望量回動させる。回転円盤60の回動が終了した時
点で、ロックレバー80は上記と逆方向に回動し、掛止
突起80aが凹部60aに嵌合して回転円盤60を再度
ロック状態にする。こうして、複数の縫針のうちの所望
の縫針を適宜選択して刺繍糸の色換えを行なう。また、
各ロッド57,58は隣接するミシンヘッド51A,5
1Bの各回転円盤60及びロックレバー80に連結され
ており、2つのミシンヘッド51A,51Bは同時に同
様の縫針が選択されて、刺繍糸の色換動作が行なわれ
る。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の多
針刺繍ミシンでは、刺繍糸の色換えを行なうためのロッ
ド57,58の駆動手段である針換モータ及びソレノイ
ドが、テーブル55の端部のコントローラ52の付近に
配設されていた。そして、刺繍動作の際にコントローラ
52が刺繍枠56の移動の邪魔にならないように、テー
ブル55を大きくする必要があったため、ロッド57,
58の長さも必然的に長くなっており、次のような問題
があった。 長いロッド57,58は振動も大きく、
この振動により針棒が振動すると縫針の振動も大きくな
るため、糸切れの原因になっていた。 ロッド57,
58の振動による騒音も大きく、使用環境がよくなかっ
た。 長いロッド57,58が邪魔になり、特にロッ
ド57,58より奥のテーブル55上における作業性が
良くなかった。 【0007】そこで、本発明の目的は、ロッド等の駆動
力伝達手段を短縮し又は不要とでき、従って駆動力伝達
手段の振動を低減して糸切れや騒音等の問題を軽減でき
るとともに、テーブル上の作業性を向上できる色換機構
を備えた多針刺繍ミシンを提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る多針刺繍ミシンは、複数のミシンヘッ
ドを備え、各ミシンヘッドに円弧上に間隔をおいて配列
している複数の縫針のうちの所定の縫針を選択して刺繍
糸の色換えを行う色換機構が組み込まれた多針刺繍ミシ
ンにおいて、前記複数のミシンヘッドのうちの少なくと
も一つに、該ミシンヘッドに組み込まれた色換機構を駆
動する駆動手段が組込まれ、前記駆動手段は、前記複数
の縫針を備えた縫針装置を前記色換えの目的で回動させ
るために縫針組付部材の上方に取り付けられた縫針装置
回動用駆動手段と、該縫針装置の回動をロック及びロッ
ク解除するロックレバーを回動させるために縫針組付部
材の下部後方にブラケットを介して取り付けられたロッ
ク及びロック解除用駆動手段とを含み、前記駆動手段が
組込まれたミシンヘッドの色換機構と前記駆動手段が組
込まれないミシンヘッドの色換機構とが駆動力伝達手段
を介して連結されていることを特徴とするものである。 【0009】ここで、色換機構の駆動手段としては、モ
ータ、ロータリソレノイド、流体シリンダ等を例示でき
る。 【0010】また、駆動力伝達手段としてはロッド等を
採用できる。 【0011】 【作用】本発明の多針刺繍ミシンによれば、複数のミシ
ンヘッドのうちの少なくとも一つに色換機構の駆動手段
が組込まれているので、テーブルの端部に色換機構の駆
動手段を設ける必要がなくなり、ロッド等の駆動力伝達
手段を短縮し又は不要とすることができる。特に、全ミ
シンヘッドにそれぞれ色換機構の駆動手段を組込んだ場
合には、駆動力伝達手段が不要となる。 【0012】また、複数のミシンヘッドの各色換機構ど
うしを駆動力伝達手段を介して連結すれば、一つのミシ
ンヘッドに組込んだ色換機構の駆動手段を利用して、同
時に複数のミシンヘッドの各色換機構を駆動できる。 【0013】 【実施例】以下、本発明を2頭式の多針刺繍ミシンに具
体化した一実施例について説明する。図1に示すよう
に、2つのミシンヘッド2A,2Bが連設された2頭式
の多針刺繍ミシン1は、コントローラ3から入力される
刺繍模様を縫い上げるため、入力された情報をドライバ
ーユニット4によって解析して公知の一針データを作成
し、縫針5の中からその一針データに従った縫針を選択
して刺繍糸を選び、図5に示すように主軸22Aを回転
させてクランク機構22Bを介して選択した縫針5を上
下動させる。また、このとき、縫針5の上下動に同期し
てテーブル6上をX−Y方向に移動する刺繍枠7の移動
動作を制御する。そして、色彩等の異なる各種の糸を必
要に応じて適宜交換することにより、所望の刺繍柄を得
ている。なお、この刺繍糸の色換えは、従来と同様に複
数の縫針5のうちの所定の縫針を適宜選択して刺繍糸を
換えることによって行なわれる。 【0014】次に、本実施例の多針刺繍ミシンの色換機
構について図2〜図6を用いて説明する。右側のミシン
ヘッド2Aには色換機構とその駆動手段とが組み込まれ
ており、左側のミシンヘッド2Bには色換機構のみが組
み込まれている。そして、両ミシンヘッド2A,2Bの
各色換機構どうしは駆動力伝達手段としての2本のロッ
ド8,9で連結されており、同時に刺繍糸の色換動作を
行なう。 【0015】図2〜図6に示す右側のミシンヘッド2A
の色換機構とその駆動手段においては(図6は左側のミ
シンヘッド2Bの色換機構も併せて示す)、ターニング
シャフト10に装着された歯車等を適宜回転させ、この
歯車と噛合する歯車を介して縫針装置を回転させること
により刺繍糸の色換を行なっている。つまり、モータ1
1の回転軸に装着された傘歯車12がターニングシャフ
ト10に装着された傘歯車13と噛合し、また、ターニ
ングシャフト10に装着された平歯車14と、天秤装置
16に装着された平歯車15とが噛合する。従って、モ
ータ11の駆動力は、傘歯車12,13によってターニ
ングシャフト10に伝達され、さらに、平歯車14,1
5を介して天秤装置16に伝達される。 【0016】図3に示すように、モータ11は小ネジ1
1aによって組付部材17に取付けられており、モータ
11の回転軸には傘歯車12が止めネジ12aによって
固着されている。傘歯車13は止めネジ13aによっ
て、平歯車14はボルト14aによって各々ターニング
シャフト10に固着されている。そして、平歯車15は
ボルト15aによって天秤装置16の駆動軸16aに固
着されている。ターニングシャフト10の組付部材17
の上側には、止め輪18a、ボールベアリング18b、
カラー18cが挿着され、カラー18cは止めネジ18
dによって固着されており、ターニングシャフト10の
平歯車14の下側には、止め輪18e、ボールベアリン
グ18fが挿着されている。また、組付部材17にはニ
ードル基板取付ネジ19が螺着されており、この組付部
材17はボルト20によって縫針組付部材21に組付け
られている。 【0017】図2〜図6に示すように、天秤装置16の
下方には縫針装置22が位置し、この縫針装置22は駆
動軸16aを中心に回転円盤23と一緒に一体で回動す
る。回転円盤23の周囲には縫針の間隔に応じて凹部2
3aが形成されており、この凹部23aとロックレバー
24の掛止突起24aとが嵌合可能な位置関係となって
いる。この回転円盤23には色換レバー41が延設され
ており、色換レバー41の先端にはロッドクランプ42
が連結されている。従って、回転円盤23が回転する
と、色換レバー41が回動し、ロッド8を介して隣接す
る左側のミシンヘッド2Bへも伝達される。また、ロッ
クレバー24の端部にはロッドクランプ25が装着され
ており、ロッドクランプ25及び止めネジ26によって
ロッド9が連結されている。そして、このロックレバー
24はスプリング27によって縫針組付部材21方向に
常時付勢されている。 【0018】縫針組付部材21の下部後方にはロータリ
ソレノイド28がブラケット29を介して取付けられて
いる。このロータリソレノイド28の回転軸には連結レ
バー34が取付けられており、リンクプレート39を介
してロックレバー24のロッドクランプ25に連結され
ている。従って、ロータリソレノイド28が作動する
と、連結レバー34が回動し、ロックレバー24も回動
する。これにより、回転円盤23のロック状態が解除さ
れる。また、ロータリソレノイド28の駆動力は、連結
レバー34から、ロッド9を介して隣接する左側のミシ
ンヘッド2Bへも伝達される。 【0019】図4に示すように、ロータリソレノイド2
8はブラケット29にナット30によって取付けられて
いる。ブラケット29には近接スイッチ31がボルト3
2によって装着されている。そして、このブラケット2
9はボルト33によってミシンヘッドに組付けられてい
る。連結レバー34はボルト35によってロータリソレ
ノイド28の駆動軸に固着され、この連結レバー34の
下面にはセンサドグ36がボルト37によって取付けら
れている。連結レバー34の先端には、リンクプレート
39がスプリングピン38を介して取付けられ、このリ
ンクプレート39はナット40によってロックレバー2
4のロッドクランプ25に取付けられている。 【0020】上記のような構成の多針刺繍ミシンでは、
所定の縫針が選択されて、該縫針が上下動して縫い動作
を行なっている間は、ロックレバー24の掛止突起24
aは回転円盤23の凹部23aに嵌合状態となってお
り、回転円盤23は回転が阻止されたロック状態となっ
ている。 【0021】そして、色換えのために縫針を変換する場
合には、まず、ロータリソレノイド28が作動し、連結
レバー34及びリンクプレート39を介してロックレバ
ー24をスプリング27の付勢力に抗して回動させ、回
転円盤23のロック状態を解除する。この状態のとき
に、モータ11を駆動し、傘歯車12,13及び平歯車
14,15を介して回転円盤23を回動させる。この回
転円盤23の回動とともに天秤装置16及び縫針装置2
2も同時に回動する。 【0022】回転円盤23を適宜回動させ、所望の縫針
を選択した後は、ロータリソレノイド28への通電を停
止する。これにより、ロックレバー24は上記と逆方向
に回動し、掛止突起24aが凹部23aに嵌合して回転
円盤23は再度ロック状態になる。こうして、複数の縫
針のうちの所望の縫針を選択して刺繍糸の色換えを行な
う。なお、連結レバー34の回動位置はセンサドグ36
と近接スイッチ31との連携により検出される。 【0023】また、図6に示すように、ロックレバー2
4にロッドクランプ25を介して連結されているロッド
9は、隣接する左側のミシンヘッド2Bのロッドクラン
プ47を介してロックレバー46に連結されている。左
側のミシンヘッド2Bの縫針装置44も、右側のミシン
ヘッド2Aの縫針装置22と略同様の構成となってお
り、駆動軸43を中心に回転円盤45と一緒に一体で回
動する。そして、回転円盤45の周囲には縫針の間隔に
応じて凹部45aが形成されており、これらの凹部45
aとロックレバー46の掛止突起46aとが嵌合可能な
位置関係となっている。 【0024】従って、右側のミシンヘッド2Aのロータ
リソレノイド28が作動し、連結レバー34及びリンク
プレート39を介してロックレバー24をスプリング2
7の付勢力に抗して回動させると、右側のミシンヘッド
2Aの回転円盤23のロック状態が解除されるととも
に、左側のミシンヘッド2Bの回転円盤45のロック状
態も同時に解除状態となる。つまり、右側のミシンヘッ
ド2Aのロックレバー24にロッドクランプ25を介し
て連結されているロッド9が移動すると、隣接する左側
のミシンヘッド2Bのロッドクランプ47を介して、ロ
ックレバー46がスプリング48の付勢力に抗して回動
し、回転円盤45のロック状態が解除される。 【0025】さらに、左側のミシンヘッド2Bの回転円
盤45にも色換レバー49aが延設されており、この色
換レバー49aの先端にはロッドクランプ49bを介し
てロッド8が連結されている。従って、右側のミシンヘ
ッド2Aの色換レバー41にロッドクランプ42を介し
て連結されているロッド8が移動すると、隣接する左側
のミシンヘッド2Bのロッドクランプ49bを介して色
換レバー49a及び回転円盤45が回動する。この結
果、右側のミシンヘッド2Aの回転円盤23と、隣接す
る左側のミシンヘッド2Bの回転円盤45は同期して回
転する。こうして、右側のミシンヘッド2A及び左側の
ミシンヘッド2Bは、同時に同様の縫針が選択されて、
刺繍糸の色換動作が行なわれる。 【0026】このように、本実施例の多針刺繍ミシン1
は、2つのミシンヘッド2A,2Bのうちの一つ(2
A)に、色換機構の駆動に必要な、モータ11、傘歯車
12,13、平歯車14,15、ロータリソレノイド2
8、連結レバー34、ロックレバー24等からなる駆動
手段を組込んだものである。そして、前記2つのミシン
ヘッド2A,2Bの各色換機構どうしは各々ロッド8,
9等の駆動力伝達手段を介して連結されている。従っ
て、従来のように色換機構の駆動手段をテーブルの端部
に設ける必要がない。このため、本実施例の場合、ミシ
ンヘッド2Aより右方にロッドが不要となり、ロッド
8,9を従来より短縮することができ、次のような効果
が得られる。 【0027】 短いロッド8,9は振動も小さいた
め、針棒及び縫針の振動も減少し、糸切れが減る。 ロッド8,9の振動による騒音も小さくなり、使用
環境が良くなる。 ミシンヘッド2Aより右方にロッドが無いため、テ
ーブル6上の作業性が良くなる。 【0028】特に、本実施例の色換機構の駆動手段は、
ミシンヘッド2Aの後部にコンパクトに収められ、ミシ
ンヘッド2Aの側方にはほとんど出っ張らない。また、
部品点数が少なく、駆動手段用のケースも不要である。 【0029】また、本実施例のように、一方のミシンヘ
ッド2Aに色換機構の駆動手段を組込み、他方のミシン
ヘッド2Bの色換機構をロッド8,9で連結すれば、一
つの駆動手段で同時に2つのミシンヘッド2A,2Bの
色換機構を駆動することができるので、経済的である。 【0030】なお、本発明は実施例の構成に限定される
ものではなく、例えば次のように、本発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)上記実施例では、2頭式の多針刺繍ミシンについ
て説明したが、さらに多くのミシンヘッドを連設した多
頭式の多針刺繍ミシンにも当然応用できる。 (2)色換機構の駆動手段を組込むミシンヘッドは、必
ずしも端部に位置するミシンヘッドに限定する必要はな
く、端部以外の例えば中央部のミシンヘッドでもよい。 (3)上記実施例では、2頭式の多針刺繍ミシンのミシ
ンヘッド2A,2Bの一つに色換機構の駆動手段を組込
んだものについて説明したが、各ミシンヘッド2A,2
Bに色換機構の駆動手段を各々組込んでもよく、この場
合はロッド8,9を完全に廃止することもできる。 【0031】 【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明の多
針刺繍ミシンによれば、ロッド等の駆動力伝達手段を短
縮し又は不要とでき、従って駆動力伝達手段の振動を低
減して糸切れや騒音等の問題を軽減できるとともに、テ
ーブル上の作業性を向上できるという優れた効果を奏す
る。また、少なくとも一つのミシンヘッドに組込んだ色
換機構の駆動手段を利用して、同時に複数のミシンヘッ
ドの各色換機構を駆動できるので、経済的である。 【0032】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例である多針刺繍ミシンの概略
構成を示す全体斜視図である。 【図2】同実施例における色換機構を示す要部斜視図で
ある。 【図3】同色換機構を説明するための分解斜視図であ
る。 【図4】同色換機構を説明するための分解斜視図であ
る。 【図5】同色換機構を示す要部縦断面図である。 【図6】図5のVI−VI線断面図である。 【図7】従来例の多針刺繍ミシンの概略構成を示す全体
斜視図である。 【図8】同従来例における色換機構を説明するための分
解斜視図である。 【符号の説明】 1 多針刺繍ミシン 2A,2B ミシンヘッド 3 コントローラ 4 ドライバーユニット 5 縫針 6 テーブル 7 刺繍枠 8,9 ロッド 10 ターニングシャフト 11 モータ 12,13 傘歯車 14,15 平歯車 16 天秤装置 16a 駆動軸 17 組付部材 21 縫針組付部材 22 縫針装置 23,45 回転円盤 23a,45a 凹部 24,46 ロックレバー 24a,46a 掛止突起 27,48 スプリング 28 ロータリソレノイド 34 連結レバー 36 センサドグ 39 リンクプレート 41,49a 色換レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05C 11/16 D05B 55/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のミシンヘッド(2A,2B)を備
    え、各ミシンヘッドに円弧上に間隔をおいて配列してい
    る複数の縫針(5)のうちの所定の縫針を選択して刺繍
    糸の色換えを行う色換機構が組み込まれた多針刺繍ミシ
    ンにおいて、 前記複数のミシンヘッド(2A,2B)のうちの少なく
    とも一つに、該ミシンヘッドに組み込まれた色換機構を
    駆動する駆動手段が組込まれ、 前記駆動手段は、前記複数の縫針(5)を備えた縫針装
    置(22)を前記色換えの目的で回動させるために縫針
    組付部材(21)の上方に取り付けられた縫針装置回動
    用駆動手段(11)と、該縫針装置(22)の回動をロ
    ック及びロック解除するロックレバー(24)を回動さ
    せるために縫針組付部材(21)の下部後方にブラケッ
    ト(29)を介して取り付けられたロック及びロック解
    除用駆動手段(28)とを含み、 前記駆動手段が組込まれたミシンヘッド(2A)の色換
    機構と前記駆動手段が組込まれないミシンヘッド(2
    B)の色換機構とが駆動力伝達手段(8,9)を介して
    連結されていることを特徴とする多針刺繍ミシン。
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Cited By (2)

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