JPH04158885A - ミシンにおける刺繍縫い駆動装置 - Google Patents

ミシンにおける刺繍縫い駆動装置

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JPH04158885A
JPH04158885A JP28668990A JP28668990A JPH04158885A JP H04158885 A JPH04158885 A JP H04158885A JP 28668990 A JP28668990 A JP 28668990A JP 28668990 A JP28668990 A JP 28668990A JP H04158885 A JPH04158885 A JP H04158885A
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JP
Japan
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feed
pawl
sewing machine
rotation
embroidery
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Application number
JP28668990A
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English (en)
Inventor
Takeaki Yasui
保井 武秋
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Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、直線的な本縫目などを形成する通常縫いと
、種々の模様を形成する刺繍縫いとを適宜切替えて実行
し得るようにしたミシンにおける刺繍縫い駆動装置に関
するものである。
[従来の技術J 現在、通常縫いと、刺繍縫いとを実行し得るミシンとし
ては、布を搬送する送り歯を通常の4運動、すなわち昇
降動作と前後動作との合成運動に加え、左右方向へも移
動させ得るようにし、刺繍縫いを行う場合には、送り歯
を模様データに応じて前後、左右へ移動させるようにし
たものが知られている。
しかしながら、このように、送り歯を用いて刺繍縫いを
行うものにあっては、布の前後左右方向の送りよって、
布と送り歯との間にずれが発生し易(、特に大きな模様
になればなるほど上記ずれにより適正な模様形成を行い
得ないという問題があった。
そこで、第7図及び第8図に示すようなミシンも提案、
実施されている。
このミシンは、通常縫いを行うミシンに対して、刺繍縫
い専用の苗搬送機構を付、加したものである。すなわち
、1はミシンアーム、2はミシンベツドであり、これら
には、針棒Nを昇降させる針棒昇降機構やミシン釜を回
転させるミシン釜回転機構などからなる縫目形成機構、
及び不図示の送り歯を昇降及び前後動させる通常の苗搬
送機構などが内蔵されている。
また、3は上記のような通常縫い機能を有するミシンに
対して付加した刺繍縫い専用の苗搬送機構である。この
機構3は、底板4とその上方を覆うカバー5とからなる
箱状のケース6を備λている。底板4上には、ミシンの
主軸と平行な方向(X方向)のガイドバー7とこれに平
行な送りねじ8とが配設されている。送りねじ8は、底
板4の下面に固定されたXパルスモータ9によって、ギ
ア11及びビニオン12ををして駆動され、軸心回りに
回転する。この送りねじ8にはX移動体13が螺合され
ており、送りねじ8の回転に伴ってガイドバー7上を摺
動させられる。X移動体13上には、ガイドバー7と直
交する方向(Y方向)に、ガイドバー14がコの字形の
ブラケット15を介して取り付けられており、このガイ
ドバー14には、刺繍枠取付は台16が摺動可能に嵌合
されている。刺繍枠取付は台16には、前記ガイドバー
7と平行なロッド17が固定されており、このロッド1
7はY軸移動体18を貫通゛させられている。Y軸移動
体18は、送りねじ8と直角に底板4上に配設された送
りねじ19に螺合しており、送りねじ19がY軸パルス
モータ21によってギア22及びビニオン23を介して
回転させられる時、Y軸方向に移動させられる。そして
、前記2個のパルスモータ9,21を針棒Nの昇降に同
期して駆動することにより、刺繍枠取付は台16と共に
、これに着脱可能に固定された刺繍枠26をX、Y両軸
に沿って移動させ、刺繍枠26に固定した布に刺繍模様
を形成するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のミシンにあっては、刺繍縫い
専用の苗搬送機構を通常の本縫いミシンに付設した構造
となっているため、ミシンベツド周辺の構造が大型化す
るという問題があり、さらに、前記苗搬送機構を付設す
るためには、当然、これら機構部品を覆う底板4とその
上方のカバー5とからなる箱状のケース6が必要となり
、装置が高価になるという問題があった。
この発明は上記問題点に着目してなされたもので、通常
縫いに加え、送り歯にて行う刺MJilいと刺繍枠を用
いた刺繍縫いとを必要に応じて適宜実行することができ
、しかも、小型かつ安価に構成することができるミシン
の提供を目的とする。
c課頭を解決するための手段] この発明は、送り歯を昇降させると共に、前後左右に移
動させる送り歯作動機構と、所定の調整範囲内での回転
により送り歯の前後方向への動作量を調整する前後送り
調整駆動モータと、所定の調整範囲内での回転により前
記送り歯の左右方向の動作量を調整する左右送り調整駆
動モータと、をミシン機枠に収納してなるミシンにおい
て、ミシン機枠内に回動自在に設けられた送り風車と、
これに選択的に噛合可能な正回転型と逆回転爪からなる
第1、第2の間欠回転機構と、前記両間欠回転機構の各
爪に連動し、第1の間欠駆動機構の送り風車の回転によ
って前方、後方へ直線移動し、第2の間欠駆動機構の送
り風車の回転によって左方、右方へ直線移動する刺繍枠
腕と、前記刺繍枠腕に着脱可能に取り付けられる刺繍枠
と、前記両間欠回転機構に具備された各爪を送り風車に
対し択一的に噛合させる選択機構とを備え、この選択機
構を、前記両間欠回転機構の各爪を保持すると共に前後
送り調整駆動モータに連結され、同モータが正方向また
は逆方向へ回転することにより進退し、いずれが一組の
爪を選択的に送り風車との対向位置に移動させる送り零
膿中バーと、前記左右送り調整駆動モータに連結され、
同駆動モータが前記調整範囲を越えて所定角度に達した
とき、正方面又は逆方向へ回転することにより、前記送
りレバーを揺動させ、前記送り風車との対向位置にある
一組の正転爪と逆転型のうちいずれか一方を選択的に送
り風車に噛合させる切換レバーとにより構成する一方、
予め設定した模様データに従って両調整駆動モータを劃
−する制御手段を設け、この制御手段によって、所定の
送り風車に対し所定の爪を噛合させると共に、送り風車
と爪との係合状態において送りレバーを進退させ送り風
車を所定量間欠的に回転させるようにしたものである。
[作用] この発明において、被加工布に対し刺繍縫いを施す場合
には、刺繍枠腕に取り付けた刺繍枠に被加工布を固定し
、その刺繍枠を刺繍枠腕と共に前後、左右に移動させて
行う。この刺繍枠腕の駆動は、通常縫いにおいて送り歯
の前後方向への移動量及び左右方向への移動量を調整す
るモータの駆動を用いて行なわれる。すなわち、両モー
タは制御手段によって予め設定されている刺繍データに
基づき作動し、刺繍腕を前後左右いずれの方向へ移動さ
せるかの選択、及びその選択された方向へ刺繍枠腕を移
動させる駆動源として作用する。
そして、これらモータをはじめ刺゛繍枠腕を作動させる
各種機構部品は、ミシン機枠内に内蔵されているため5
特に箱状のケースを用いる必要もなく小型かつ安価に構
成することができる。
また、通常縫いにおいては、刺繍枠を刺繍枠腕から取り
外し、送り歯によって布を搬送させることにより行うこ
とができ、しかも、簡単な模様、あるいは布ずれの発生
しにくい布などに対しては、刺繍枠を用いずに送り歯に
よって刺繍縫いを行うことももできる。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図ないし第6図に基づ
き説明する。
第1図はこの実施例の外観を示す斜視図である。同図に
おいて、Mは後述の種々の機構を収納するミシンの機枠
である。このミシン機枠は、昇降動作及び前後左右の移
動を行う周知の送り歯(図示せず)によって通常縫い及
び刺繍縫いを行い得るようにした従来のミシンの機枠と
路間−の形状をなしており、ミシン上軸をはじめ、針棒
や天秤を作動させる針棒天秤機構などを収納したミシ”
J7−ムM 1と、ミシン下軸及びミシン釜などを収納
したミシンベツドM2とよりなる。このミシンアームM
1には、スタート/ストップスイッチS、形成しようと
する模様を指示するための模様選択スイッチSl、S2
及び、種々の表示を行う表示器りなどがミシンアームM
lの前面に取り付けられている。また、NLはミシンア
ームM1に保持された針棒、Nは針、PLは布押え部材
を昇降させる押え棒、NBは針板である。
30は前記針板NBの上面に位置する環状の刺繍枠であ
り、ミシンベツドM2の側方に位置する刺繍枠腕31の
一端に着脱可能に取り付けられるようになっており、そ
の上面に刺繍縫いを施すべき被加工布を内枠30aによ
り保持し得るようになっている。
第2図ないし第4図は、ミシンベツド間2内に収納され
た前記刺繍枠30の駆動機構を示す図である。
各図において、32は前後送り調整駆動モータである。
この前後送り調整駆動モータ32はステッピングモータ
よりなり、その回動シャフト32aには、回転体33と
弧状をなす遮蔽板34とが固定されている。35は前記
遮蔽板34の存否を検出するフォトセンサであり、この
フォトセンサ35によって遮蔽板34の一端部34aが
検出される位置を回動シャツh32aの原点位置Oaと
している(第3図参照)。また、前記回転体33には、
その回動中心より偏倚した位置に連結ビン36が突設さ
れる送り調整レバーL1があり、この連結ビン36は送
りスライド板37の長孔37aに挿通されている。この
送りスライド板37は、前後送り調整駆動モータ32の
前面部に突設したガイドビン38a、38bにより前後
方向へ(+Y、−Y方向へ)スライド可能に保持されて
おり、前記連結ビン36が回動シャフト32aの回動に
よって正方向(a方向)及び逆方向(b方向)へ回動す
ることにより、前後方向へ移動するようになっている。
また、この送りスライド板37の中間部には、十字形状
をなす送りレバー39の後端部が連結支点37bによっ
て回動自在に連結されており、送りスライド板37と共
に前後方向へ移動するようになっている。なお、前記送
り調整レバーLlと一体で反対側に突出する送り調整レ
バー(または回転シャフト32aに独立に固定しても良
い)は送り歯の前後方向の移動量を調整する周知の送り
調整msに連結されており、この送り調整レバーL1を
移動させることにより、布の前後方向へ送りピッチを調
整し得るようになっている。
40は刺繍枠腕31を前後方向に移動させる第1の間欠
回転機構、50は同じく前記刺繍枠腕31を左右方向へ
移動させる第2の間欠回転機構である。このうち、前記
第1の間欠回転機構40は、外周部に多数の爪部41a
を形成してなる上下一対のY送り爪車41と、このY送
り爪車41の上部爪部41aと係合し得る正転用爪42
aと下部41aと係合し得る逆転用爪42bとを相対向
する位置に形成したY送り爪部材42とよりなる。この
Y送り爪部材42は、前記送りレバー39の左側端部に
固定されたビン42cに回動自在に取り付けられており
、常には、ビン42cに固着した板ばね43によって前
記両爪42a。
42bがY軸線を中心に対称となる位置(中間位置)に
保持されるようになっている。この中間位置にあるとき
、両爪42a、42bは前記送りレバー39がY方向へ
進退しても、Y送り爪車41と係合しないようになって
いる。
41cは一端を固定台47に固定し、他端に段部を有す
る垂直軸であり、段部には一体形成とした上部のY送り
爪車41.クリック爪車41b。
下部のY送り爪車41.ギア44aを回動自在に装置F
(第5図(b)参照)しているので、唾子二前記Y送り
爪車4工の回転は、ギア44b〜44dを介してビニオ
ン44eに伝達されるようになっており、さらに、この
ビニオン44eは、L字状の移動台45に固定されたラ
ック46に噛合している。前記移動台45は固定台47
によりY方向に平行に保持されたガイド軸48.に沿っ
てY方向へ移動し得るようになっており、前記ビニオン
44eの回転により、ラック46を介して+Y。
−Y方向へ移動するようになっている。そしてまた、こ
の移動台45の上面には、2個の係合ビン45a、45
bが突設されており、このビン45a、45bは、前記
刺繍枠腕3Iの基台31Aに長手方向(左右方向)に沿
って形成された長孔31、a、31bへ挿通されている
。このため、上記移動台45の+Y、−Y方向の移動に
伴って刺繍枠腕31も同方向へ同量移動する。なお、前
記刺繍枠腕31は下面にラック31AIを形成してなる
基台31Aと、この基h31 Aに抜き差し可能な枠取
り付は部31 、Bとにより構成されており、基ひ31
Aに差し込んだ枠取り付は部31Bばばね31.A2(
第5図(a)参照)によって保持されるようになってい
る。
一方、前記第2の間欠回転機構50は、外周部に爪部5
1aを有する上下一対のX送り風車51と、正転用爪5
2a、逆転用爪52bを有するX送り爪部材52とより
なる。この爪部材52は送りレバー39の右側端部に固
着されたビン52cに回動自在に保持され、前記Y送り
爪部材42と同様に、板ばね53によって常には中間位
置に保持されている。但し、このX送り爪部材52は前
記Y送り爪部材42よりY方向に長尺に形成されており
、送りレバー39が後方(−Y方向)に位置するときに
は、X送り爪部材52の両爪52a、52bのみがX送
り風車51と対向し、Y送り爪部材42はY送り風車4
1から退避するようになっており、また逆に、送りレバ
ー39が前方に位置するときには、X送り爪部材52の
両爪52a、52bがX送り風車51から退避し、Y送
り爪部材42の両爪42a、42bがY爪車41と対向
するようになっている。
55は一端を固定台47に固定し、他端に段部を有する
垂直軸であり、段部には、一体形成とした上部の#送り
爪車51.クリック爪車51b。
下部のX送り電車51.傘歯車54を回動自在に嵌@(
第5図(C)参照)しているので、この傘歯車54は、
回動軸56に固定された傘歯車56aに噛合しており、
前記X送り風車51が回転し、傘歯車54,56aが回
転することにより、回動軸56が回転するようになって
いる。そして、この回動軸56には、前記刺繍枠腕31
の基台31Aに形成されたラック31A1に噛合するビ
ニオン57が固定されており、回動軸56と共にこのビ
ニオン57が回動することにより、刺繍枠腕31が左右
方向へ移動するようになっている。
なお、第2図中、Sa、Sbは前記両送り風車41.5
1と共に回転するクリック爪車41b。
51bの外周部に圧接させた固定台47に固定したばね
であり、これによって両送り風車41,51が不用意に
回転するのを防止し得るようになっている。
また、60はミシンベツド間2内に固定された左右送り
調整駆動モータであり、その回動シャフト60aには、
扇形をなす切替遮蔽板61とギア62が固定されている
(第4図参照)。なお、切替フォトセンサ63が切替遮
蔽板61の一端部61aを検出した位置を回動シャフト
60aの回転の原点位置obとしている。また、第4図
において前記ギア62にはこれより大径の扇形ギア64
が噛合しており、このギア64には連結ビン65が突設
されている。この連結ビン65は、切替スライド板66
の長孔66aに挿通されており、切替スライド板66は
左右送り調整駆動モータ6゜に突設したガイドビン67
a、67bに沿って左右方向へスライド可能となってい
る。
68は右端部を前記切替スライド板66に回動自在に連
結してなる切替レバーであり、この切替レバー68の左
端部には、前記送りレバー39の前端部が軸着されてい
る。そして、切替レバー68が左右方向へ移動すること
により、前記送りレバー39が送りスライド板37の連
結支点37bを中心に左右方向へ回動する。これにより
、Y送り爪部材42またはX送り爪部材52のうち前述
のようにしてX及びY送り風車41,51との対向位置
にある送り爪部材42.45の正転用爪42a、52a
または逆転用爪42b、52bが送り風車に係合するよ
うになっている。なお、前記送りレバー39と切替レバ
ー68とにより選択機構を構成している。
また、前記連結ビシ65には、左右送りレバーL2が回
動自在に挿通されている(第4図参照)。この左右送り
レバーL2は、送り歯の左右方向への移動量を調整する
周知の送り調整機構に連結されており、このレバーL2
が移動することによって布の左右方向の送りピッチを調
整し得るようになっている。第6図はこの実施例におけ
る制御系回路の構成を示す図である。なお、第5図(a
)は第2図の右側面図である。
図において、70は各部の制御を行う制御手段としての
CPU、71は種々の動作プログラムなどを格納してな
るROM、72は通常縫い、刺繍縫いなどの種々の縫い
データを格納するRAMである。
CPU70には、前記スタート/ストップスイッチS、
模様選択スイッチSl、S2、及び通常縫い/刺繍枠線
い切替スイッチS3“などからの指令信号が入力される
と共に、前記フォトセンサ35.63をはじめとする各
種センサからの出力信号が入力されている。これら入力
を受けてCPU70は、ミシン主モータMM、針棒を左
右に揺動させる針振りモータNM及び前記各調整駆動モ
ータ32,60を駆動回路DRI〜DR4を介して駆動
させるようになっている。
以上の構成に基づき次に作用を説明する。
通常縫い/刺繍枠線い切替スイッチS3により、通常縫
いを選択し、スタート/ストップスイッチSをスタート
側に切り替えると、CPU70は駆動回路DPIを作動
させ、ミシン種モータMMを作動させて通常縫いが実行
される。このとき、ミシン主モータMMによって送り歯
は、上下、前後に移動する周知の4運動を行うが、その
前後方向の移動量の設定は、予め作業者が設定した前後
送りピッチに従って前後送り調整駆動モータ32が作動
することにより行われる。すなわち、前後送りピッチが
入力されると、そのピッチデータに基づいて、前後送り
調整駆動モータ32が第1の原点位置Oaから所定方向
へ所定角度回転しく第3図参照)、送りレバーLlを移
動させて図外の前後送り機構を制御する。この前後送り
調整駆動モータ32の回転制御は、同モータ32の駆動
回路DR3へ送出する駆動パルス数をカウントすること
によって行われる。
また、送り歯によって刺繍縫いを行う場合には、前記ス
イッチS3を通常縫いに選択したまま刺繍選択スイッチ
Sl、S2によって所望の刺繍を選択すれば良い。この
場合、CPU70は選択された刺繍の縫いデータをRA
M72から読み出し、その縫いデータに従って針振りモ
ータNM並びに前後送り調整駆動モータ32を作動させ
ると共に左右送り調整駆動モータ60を原点位置obか
ら所定方向へ所定角度回転させる。これにより、送り歯
は、昇降動作、前後動作に加え、左右方向へも移動し、
布を前後左右に移動させて所望の刺繍を形成させる。な
お、このときの左右送り調整駆動モータ60は、第4図
に示すような送り量調整範囲α、β以内で正方向(α方
向)または、逆方向(β方向)へ回転するようになって
いる。
ところで、布によっては、上記のように送り歯によって
刺繍縫いを実行した際に、送り歯との間でずれが発生し
てしまい、適正に刺繍縫いが実行されない場合がある。
このような場合には、刺繍枠を用いて、刺繍を行う。す
なわち、刺繍枠30を刺繍枠腕31に装着し、これに布
を固定して、スイッチS3を刺繍縫い側に切り賛えて縫
製を行う。
この縫製動作中、前後送り調整駆動モータ32、左右送
り調整駆動モータ60は刺繍枠腕31の移動の駆動源と
して作用する。
例えば、刺繍枠腕31を後方(−Y方向)へ移動させる
場合には、まず、前後送り調整駆動モータ32が第2の
原点位[0から所定範囲の時計方向にY回転して送りス
ライド板37と共に送りレバー39を+Y力方向移動さ
せ、Y送り爪部材42をY送り風車41との対向位置に
移動させる。
これにより、X送り爪部材52はX送り風車51から退
避する。なお、このとき両爪部材42,52は共に、板
ばね43,53によって共に中間位置に保持されている
ため、いずれも送り風車41.51と係合することはな
い。
この後、左右送り調整駆動モータ60が前述の送り歯調
整動作時における回転角度範囲β(第4図参照)を越え
て第4図中反時計方向に所定角度(図では120’)回
転する。これにより、連結ピン65が切替スライド板6
6に形成された長孔66aの右端部を押圧し、切替スラ
イド板66を右方へ移動させるため、切替レバー68も
同方向へ移動する。この切替レバー68の移動により、
送りレバー39は連結支点37bを中心に右方へ回動し
、Y送り爪部材42のうち、正転用爪42aのみが上部
のY送り爪車41の爪部4Laに係合する。ここで、前
後送り調整駆動モータ32が作動し、送りスライド板3
7を介して送りレバー39を+Y左方向移動させる。こ
れにより、Y送り爪部材42の正転用爪42aが正転方
向(第2図中時計方向)へ回転させ、その回転は、ギア
448〜44dを介してピニオン44eに伝達され、ラ
ック46と共に移動台45が+Y左方向移動する。その
結果、係合ピン45a、45bを介して刺繍枠腕31が
+Y左方向移動し、刺繍枠30に保持された布も+Y左
方向移動する。なお、刺繍枠腕31の−Y力方向の移動
は、左右送り調整モータ60を送り調整時の回転範囲α
(第4図参照)を越えて時計方向に所定角度(図では、
120 ’)回転させ、送りレバー39を連結支点37
bを中心に左方向へ移動させて逆転用爪42bをY送り
爪車41に係合させ、その後前後送り調整駆動モータ3
2が第2の原点位置Oから時計方向にY回転させ、上記
同様に送りレバー39を+Y左方向移動させることによ
り行うことができる。
また、刺繍枠30を左右方向へ移動させる場合には、前
後送り調整駆動モータ32によって送りスライド板37
と共に送りレバー39を−Y力方向移動させ、両送り爪
部材42.52のうち、X送り爪部材52の爪52 a
、 52 bをX送り爪車51に対向させる。これによ
り、Y送り爪部材42はY送り爪車41から退避する。
ここで、左方へ刺繍枠30を移動させる場合には、ミシ
ン主モータMMの回転による上軸の最初の1回転を空縫
いとし、その後左右逆り調整駆動モータ60を原点位置
Obより反時計方向に所定角度(図では1200)回転
させることにより切替レバー68を右方へ移動させ、送
りレバー39を右方に回転させて逆転用爪52bを下部
のX送り爪車51に係合させ、送りレバー39を−Y方
向へ移動させる。これにより、X送り爪車51は第2図
中反時計方向へ回転し、その回転によって傘歯車54.
56改が回転して回動軸56が回転しく第5図(c)参
照)、ビニオン57及びラック31AIを介して刺繍枠
腕31が−X方向へ移動し、刺繍枠30と共に布が−X
方向へ移動する。
また逆に、刺繍枠30を右方へ移動さぜる場合には、切
替レバー68を左右送り調整駆動モータ60を同様に原
点位置obより時計方向に所定角度回転することによっ
て左方へ移動させ、X送り爪部材52の正転用爪52a
を上部のX送り爪車51に係合させることにより行うこ
とができる。
このように、この実施例では、送り歯を用いた通常縫い
及び刺繍縫いに加え、刺繍枠を用いた刺繍縫いも行うこ
とができ、布などの種類に応じて適宜適当な縫製方法を
選択することができる。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明にかかるミシンは、送り
歯の前後左右の移動量を調整する両モータを、刺繍枠の
前後左右の移動に兼用させるようにしたため、小型かつ
安価に構成することができ、しかも、送り歯を用いた通
常縫い及び刺繍縫いに加え、刺繍枠を用いた刺#ji1
4いも可能となり、布の種類や様々な縫製形態にも対応
することができ、広汎用性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかるミシンの一実施例を示す外観
斜視図、第2図は同実施例の要部を示す平面図、第3図
は第2図に示した前後送り調整駆動モータの周辺機構を
示す側面図、第4図は第2図に示した左右送り調整駆動
モータの周辺機構を示す正面図、第5図(a)、(b)
、(c)は第2図の右側面図、Y送り爪車及びX送り爪
車に関連する駆動の説明図、第6図はこの実施例の制御
系回路構成を示すブロック図、第7図は従来の刺繍縫い
ミシンの構成を示す一部縦断正面図、第8図は第7図に
示したものの平面図である。 図において 30・・・・・・刺繍枠 31・・・・・・刺繍枠腕 32・・・・・・前後送り調整駆動モータM・・・・・
・ミシン機枠 60・・・・・・左右送り調整駆動モータM1・・・・
・・ミシンアーム M2・・・・・・ミシンベツド 出 願 人  ジューキ株式会社 第1図 第4図 第5図 (b) (C) 第6図 Q

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 縫い針の昇降及びミシン釜の回転などからなる縫目形成
    機構と、 前記縫目形成機構に同期して布の搬送を行う送り歯を前
    後左右及び上下方向へ移動させる送り歯作動機構と、 前記各機構の駆動源として作動するミシン主モータと、 所定の調整範囲内での回転により送り歯の前後方向への
    動作量を調整する前後送り調整駆動モータと、 所定の調整範囲内での回転により前記送り歯の左右方向
    の動作量を調整する左右送り調整駆動モータと、をミシ
    ン機枠に収納してなるミシンにおいて、 ミシン機枠内に回動自在に設けられた送り爪車と、 この送り爪車と選択的に噛合する正回転爪及び逆回転爪
    からなる第1、第2の間欠回転機構と、前記両間欠回転
    機構の各爪に連動し、第1の送り爪車が正転、逆転する
    ことにより前方、後方へ直線移動し、第2の送り爪車が
    正転、逆転することにより、左方、右方へ直線移動する
    刺繍枠腕と前記刺繍枠腕に着脱可能に取り付けられ、装
    着時には前記針板上に位置して布を保持する刺繍枠と、 前記両間欠回転機構に具備された各爪を前記送り爪車に
    対し択一的に噛合させる選択機構とを備え、 前記選択機構を、 前記両間欠回転機構の各爪を保持すると共に前後送り調
    整駆動モータに連結され、同モータが正方向または逆方
    向へ回転することにより進退し、いずれか一組の爪を選
    択的に送り爪車との対向位置に移動させる送りバーと、 前記左右送り調整駆動モータに連結され、同駆動モータ
    が前記調整範囲を越えて所定角度に達したとき、正方向
    又は逆方向へ回転することにより、前記送りレバーを揺
    動させ、前記送り爪車との対向位置にある一組の正転爪
    と逆転爪のうちいずれか一方を選択的に送り爪車に噛合
    させる切換レバーとにより構成する一方、 予め設定した模様データに従って両調整駆動モータを制
    御する制御手段を設け、この制御手段によって、前記送
    り爪車と爪との係合を適宜行うと共に、前記送り爪車と
    爪との係合状態において送りレバーを進退させ送り爪車
    を間欠的に回転させるようにしたことを特徴とするミシ
    ンにおける刺繍縫い駆動装置。
JP28668990A 1990-10-24 1990-10-24 ミシンにおける刺繍縫い駆動装置 Pending JPH04158885A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4707068B2 (ja) * 2006-12-22 2011-06-22 Hoya株式会社 フォトマスクブランクの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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