JP2000197782A - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP2000197782A
JP2000197782A JP11001855A JP185599A JP2000197782A JP 2000197782 A JP2000197782 A JP 2000197782A JP 11001855 A JP11001855 A JP 11001855A JP 185599 A JP185599 A JP 185599A JP 2000197782 A JP2000197782 A JP 2000197782A
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sewing machine
sewing
key
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JP11001855A
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English (en)
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Shintaro Tomita
信太郎 冨田
Masayoshi Aoyama
雅好 青山
Nobuhiko Funato
伸彦 船渡
Akira Terao
晃 寺尾
Maki Yoshida
真樹 吉田
Yasuhiro Ishiyama
康弘 石山
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縫製に関わる複数の部材のうち、作動中の部
材、休止中の部材、異常と検出された部材の所在を明確
に知ることができ、また、ディスプレイに表示された複
数の表示内容に対応する複数のタッチキーが無効キーか
有効キーかを容易に識別できるミシンを提供する。 【解決手段】 模様選択後、スタート/ストップスイッ
チ20を押すと、ミシンの内部構造を含む縫製画面が表
示され、作動中の部材(針棒等)は緑色で表示され、休
止中の部材(下糸巻軸等)は灰色で表示される。また、
「文字模様ぬい」、「刺しゅう」、「刺しゅうの編
集」、「記憶呼び出し」に対応するタッチキーが、押圧
操作が無効となる無効キーに設定されるとともに、これ
らは有効キーに対応する部分に対してうすい濃淡で表示
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はディスプレイを含
む表示手段を制御する表示制御手段を備えたミシンに関
し、特に、ディスプレイに、作動中の部材や休止中の部
材や異常と検出された部材の所在が判る表示等を行うよ
うにしたミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、加工布に縫目を形成する為の縫
製機構の他、ディスプレイ、ディスプレイを駆動する為
の駆動回路、この駆動回路を介してディスプレイを表示
制御する制御装置を備えた一般的なミシンにおいては、
ディスプレイに、模様選択の為に縫製可能な複数の模様
を表示したり、縫製に供する模様の縫目の長さや糸調子
の度合い等を表示するようにしたものがある。
【0003】更に、加工布に刺繍模様を縫製可能なミシ
ンにおいては、ディスプレイに、模様選択の為に刺繍縫
製可能な複数の刺繍模様を表示したり、ディスプレイを
使用して(ディスプレイを見ながら)、選択した刺繍模
様の拡大/縮小や配置、選択した複数の刺繍模様の合成
等の編集を行えるようにしたものがある。
【0004】また、ディスプレイを備えたミシンにおい
て、縫製に関わる部材(上糸等)の異常(糸切れ等)を
検出可能なセンサ(糸切れセンサ等)を有するもので
は、センサにより縫製に関わる部材の異常が検出される
と、その旨をディスプレイに文字(「上糸が切れまし
た」等)で表示するようにしたものも知られている。
【0005】その他、縫製に関わる部材の異常をユーザ
ーに知らせる従来技術として、ミシン各所にLEDを設
け、或いは、ミシンの外観が印刷されたパネルを設ける
とともに、そのパネルに描かれたミシンの外観各所に複
数のLEDを設け、これらLEDのうち異常が検出され
た部材に対応するLEDを発光させるようにしたものは
実用に供されている。
【0006】他方、ディスプレイに複数のタッチキーを
含むタッチパネルが組込まれ、ディスプレイに表示され
た複数の表示内容に対応するタッチキーを押圧操作する
と、その表示内容に関する処理が実行されるミシンは広
く実用に供されている。
【0007】この種のミシンでは、ディスプレイに表示
された複数の表示内容に対応する複数のタッチキーにつ
いて、押圧操作が有効となる(その表示内容に関する処
理が実行される)有効キーか、押圧操作が無効となる
(その表示内容に関する処理が実行されない)無効キー
かに設定される。表示内容に対応するタッチキーは、通
常有効キーに設定されるが、状況に応じて無効キーに設
定される場合もある。
【0008】さて、ミシンには、縫製に関わる複数の部
材(前記縫製機構を構成する部材も含まれる)が設けら
れているが、縫製中、これら複数の部材のうち、作動す
る部材と作動しない(休止する)部材とがあり、縫製形
態が異なると、作動する部材と休止する部材が異なる場
合が多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 従来のミシンでは、
縫製に関わる複数の部材のうち、作動すべき部材が実際
に作動しているのか、或いは、休止すべき部材が実際に
休止しているのかを、ユーザーが明確に知ることができ
ないという問題があり、休止すべき部材が作動してい
る、或いは、作動すべき部材が休止していると勘違し
て、ディーラ側へ問い合わせてくるというケースもあっ
た。
【0010】また、従来のミシンでは、縫製に関わる部
材が異常と検出されても、その旨をディスプレイに文字
で表示するだけでは、特にそのミシンの扱いに慣れてい
ないユーザーは、異常と検出された部材の所在を把握し
にくいという問題があり、その異常に対する対処も容易
に行えなくなる。
【0011】一方、複数のLEDを設け、これらLED
のうち異常が検出された部材に対応するLEDを発光さ
せるようにしたミシンでは、部品数が多くなり構造も複
雑化するため、製作コストが高価になるし、縫製に関わ
る殆どの部材がミシンの内部に設けられているにも関わ
らず、それらの部材の近くにLEDを設けることが難し
いため、ミシンの内部の部材が異常と検出されても、結
局その部材の所在を明確に知ることができないという問
題が生じる。
【0012】他方、ディスプレイに複数のタッチキーを
含むタッチパネルを組込んだミシンでは、ユーザーがデ
ィスプレイに表示された複数の表示内容を見るだけで
は、それらに対応するタッチキーが有効キーか無効キー
かを識別できないという問題があり、ユーザーの作業性
等が低下する他、無効キーを押圧操作してもその表示内
容に関する処理が実行されないため故障と勘違いする虞
もある。
【0013】本発明の目的は、縫製に関わる複数の部材
のうち、作動中の部材、休止中の部材、異常と検出され
た部材の所在を明確に知ることができ、また、ディスプ
レイに表示された複数の表示内容に対応する複数のタッ
チキーが無効キーか有効キーかを容易に識別できるミシ
ンを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】 請求項1のミシンは、
加工布に縫目を形成する為の縫製手段と、ディスプレイ
を含む表示手段を制御する表示制御手段とを備えたミシ
ンにおいて、前記表示制御手段は、前記ディスプレイに
ミシンの少なくとも内部構造を表示するとともに、縫製
に関わる複数の部材のうちの作動中の部材の所在が判る
表示を行うように表示手段を制御することを備えたこと
を特徴とするものである。
【0015】このミシンでは、表示制御手段により表示
手段が制御され、ディスプレイにミシンの少なくとも内
部構造が表示されるとともに、縫製に関わる複数の部材
のうちの作動中の部材の所在が判る表示が行われる。作
動中の部材の所在が判る表示例としては、例えば、作動
中の部材をその他の部材に対して、明度を異ならせて、
或いは、濃淡を異ならせて表示するようにしてもよい。
更に、ディスプレイがカラーディスプレイの場合には、
作動中の部材をその他の部材に対して異なる色彩で表示
するようにしてもよい。
【0016】従って、縫製に関わる複数の部材のうち、
作動すべき部材が実際に作動しているのかを、ユーザー
はディスプレイを見て明確に知ることができ、これによ
り、休止すべき部材が作動している、或いは、作動すべ
き部材が休止していると勘違いするということがなくな
る。
【0017】請求項2のミシンは、加工布に縫目を形成
する為の縫製手段と、ディスプレイを含む表示手段を制
御する表示制御手段とを備えたミシンにおいて、前記表
示制御手段は、前記ディスプレイにミシンの少なくとも
内部構造を表示するとともに、縫製に関わる複数の部材
のうちの休止中の部材の所在が判る表示を行うように表
示手段を制御することを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0018】このミシンでは、表示制御手段により表示
手段が制御され、ディスプレイにミシンの少なくとも内
部構造が表示されるとともに、縫製に関わる複数の部材
のうちの休止中の部材の所在が判る表示が行われる。休
止中の部材の所在が判る表示例としては、例えば、休止
中の部材をその他の部材に対して、明度を異ならせて、
或いは、濃淡を異ならせて表示するようにしてもよい。
更に、ディスプレイがカラーディスプレイの場合には、
休止中の部材をその他の部材に対して異なる色彩で表示
するようにしてもよい。
【0019】従って、縫製に関わる複数の部材のうち、
休止すべき部材が実際に休止しているのかを、ユーザー
はディスプレイを見て明確に知ることができ、これによ
り、休止すべき部材が作動している、或いは、作動すべ
き部材が休止していると勘違いするということがなくな
る。
【0020】請求項3のミシンは、加工布に縫目を形成
する為の縫製手段と、ディスプレイを含む表示手段を制
御する表示制御手段とを備えたミシンにおいて、縫製に
関わる複数の部材の異常を夫々検出可能な検出手段を備
え、前記表示制御手段は、前記ディスプレイにミシンの
少なくとも内部構造を表示するとともに、前記検出手段
により異常と検出された部材の所在が判る表示を行うよ
うに表示手段を制御することを特徴とするものである。
【0021】このミシンでは、表示制御手段により表示
手段が制御され、ディスプレイにミシンの少なくとも内
部構造が表示されるとともに、検出手段により縫製に関
わる部材の異常が検出されると、異常と検出された部材
の所在が判る表示が行われる。異常と検出された部材の
所在が判る表示例としては、例えば、その部材をその他
の部材に対して、明度を異ならせて、或いは、濃淡を異
ならせて表示するようにしてもよい。更に、ディスプレ
イがカラーディスプレイの場合には、異常と検出された
部材をその他の部材に対して異なる色彩で表示するよう
にしてもよい。
【0022】従って、縫製に関わる複数の部材のうち、
異常と検出された部材の所在を、ユーザーはディスプレ
イを見て明確に知ることができ、その対処も直ちに行え
るようになる。更に、複数のLEDのうち異常が検出さ
れた部材に対応するLEDを発光させるようにした従来
のミシンに比べると、部品数が少なく構造も簡単化でき
るため、製作コストが安価になるし、ミシンの内部に設
けられている部材が異常と検出されても、その部材の所
在が判る表示を確実に行うことができる。
【0023】請求項4のミシンは、請求項1〜3の何れ
か1項の発明において、前記ディスプレイはカラーディ
スプレイであり、前記表示制御手段は、前記作動中の部
材又は休止中の部材又は異常と検出された部材を、その
他の部材に対して異なる色彩で表示可能に構成したこと
を特徴とするものである。
【0024】つまり、ディスプレイに、作動中の部材又
は休止中の部材又は異常と検出された部材を明瞭に表示
できるため、ユーザーはその部材を明確に知ることがで
き、しかも、ミシンの内部構造を比較的小さく表示して
も、作動中の部材又は休止中の部材又は異常と検出され
た部材の所在が判る表示を行えるため、ディスプレイを
小型化でき製作コスト的にも有利になる。
【0025】請求項5のミシンは、請求項4の発明にお
いて、前記表示制御手段は、前記作動中の部材又は休止
中の部材又は異常と検出された部材が判る表示形態と、
その他の表示形態とに亙って切換え可能な表示切換え手
段を含むことを特徴とするものである。従って、ディス
プレイに表示される表示形態を、作動中の部材又は休止
中の部材又は異常と検出された部材が判る表示形態(以
下、本案表示形態という)と、その他の表示形態とに簡
単に切換えることが可能になる。尚、前記その他の表示
形態としては、例えば、模様選択の為に縫製可能な複数
の模様を表示した表示形態等がある。
【0026】請求項6のミシンは、請求項5の発明にお
いて、縫製状態と非縫製状態とに切換え可能な作動切換
え手段を設け、前記表示切換え手段は、作動切換え手段
による切換え動作に伴って表示形態を切換えることを特
徴とするものである。
【0027】従って、専用の検出センサを設けなくて
も、表示形態を切換えることができコスト的に有利にな
り、また、作動中の部材又は休止中の部材又は異常と検
出された部材の所在が判ると有効なとき(縫製時、異常
検出時等)、前記本案表示形態にその他の表示形態から
自動的に切換わるようにすることができる。
【0028】請求項7のミシンは、請求項5又は6の発
明において、縫製に関わる部材を作動或いは休止させる
為の操作手段を設け、前記表示切換え手段は、操作手段
の操作に伴って表示形態を切換えることを特徴とするも
のである。
【0029】従って、専用の検出センサを設けなくて
も、表示形態を切換えることができコスト的に有利にな
り、また、作動中の部材又は休止中の部材の所在が判る
と有効なとき(縫製時、異常検出時等)、前記本案表示
形態にその他の表示形態から自動的に切換わるようにす
ることができる。
【0030】請求項8のミシンは、請求項5〜7の何れ
か1項の発明において、前記表示切換え手段は、縫製に
関わる部材の正常時と異常時とで表示形態を切換えるこ
とを特徴とするものである。従って、異常と検出された
部材の所在が判ると有効な状態のとき、前記本案表示形
態をディスプレイに表示可能にすることができる。尚、
例えば、縫製に関わる部材が異常になると、表示切換え
手段により、前記その他の表示形態から前記本案表示形
態に切換えるように構成される。
【0031】請求項9のミシンは、請求項5〜8の何れ
か1項の発明において、前記表示制御手段は、縫製に関
わる複数の部材のうちの縫製中に表示されていた部材を
非縫製時に消去させることを特徴とするものである。従
って、非縫製時、ディスプレイの縫製に関わる複数の部
材が表示されいた部分に、その他の表示内容を表示させ
ることができるため、ディスプレイを有効に利用できる
ようになる。
【0032】請求項10のミシンは、請求項4〜9の何
れか1項の発明において、前記表示制御手段は、前記作
動中の部材を緑色で表示させることを特徴とするもので
ある。従って、ユーザーは作動中の部材を非常に明確に
知ることができる。
【0033】請求項11のミシンは、請求項4〜9の何
れか1項の発明において、前記表示制御手段は、前記休
止中の部材を作動時に比べて暗い色彩又は暗い明度又は
うすい濃淡で表示させることを特徴とするものである。
従って、ユーザーは休止中の部材を非常に明確に知るこ
とができる。
【0034】請求項12のミシンは、請求項4〜9の何
れか1項の発明において、前記表示制御手段は、前記異
常と検出された部材を赤色で表示させることを特徴とす
るものである。従って、ユーザーは異常と検出された部
材を非常に明確に知ることができる。
【0035】請求項13のミシンは、請求項1〜12の
何れか1項の発明において、前記ディスプレイを含む表
示手段を模様表示の為に使用することを特徴とするもの
である。つまり、共通のディスプレイを使用でき、製作
コスト的に有利になる。
【0036】請求項14のミシンは、請求項1〜13の
何れか1項の発明において、前記ディスプレイに複数の
タッチキーを含むタッチパネルを組込んだことを特徴と
するものである。従って、ディスプレイに表示された複
数の表示内容のうち、所望の表示内容に対応するタッチ
キーを押圧操作すると、その表示内容に関する処理が実
行されるように構成できるようになり、操作性等が向上
する。
【0037】請求項15のミシンは、請求項1〜14の
何れか1項の発明において、前記縫製に関わる複数の部
材は、加工布と縫針とを水平方向へ相対移動させる相対
移動機構、針棒を上下動させる針棒上下動機構、糸輪を
捕捉する糸輪捕捉機構、上糸に張力を付与する張力付与
機構、縫目を引締める天秤機構、上糸を繰出し可能に装
着する為の糸装着機構、押え足を上下に操作する押え足
操作機構、糸を切断する糸切り機構、ボタンホールを成
形する為のボタンホール形成機構、糸巻きを行う糸巻機
構、ベッド面付近を照明する照明機構、のうちの何れか
の機構に含まれるものであることを特徴とするものであ
る。
【0038】従って、上記複数の機構のうちの何れかの
機構に含まれる複数の部材のうち、作動中の部材又は休
止中の部材又は異常と検出された部材の所在が判る表示
を行い、ユーザーはその部材を明確に知ることができ
る。
【0039】請求項16のミシンは、請求項15の発明
において、前記縫製に関わる複数の部材は、前記複数の
機構に含まれる複数の部材の異常を夫々検出可能な複数
の検出手段、入力操作の為の入力操作手段、外部記憶媒
体或いは通信手段により縫製データを取込むデータ取込
み手段、外部記憶媒体或いは通信手段の装着の有無を検
出する装着検出手段、音声を発生させる音声手段、のう
ちの何れかの手段に含まれるものであることを特徴とす
るものである。
【0040】従って、上記複数の手段のうちの何れかの
手段により、作動中の部材又は休止中の部材又は異常と
検出された部材の所在が判る表示を行い、ユーザーはそ
の部材を明確に知ることができ、また、これら複数の手
段のうちの何れかの手段に含まれる複数の部材のうち、
作動中の部材又は休止中の部材又は異常と検出された部
材の所在が判る表示を行うことも可能になる。
【0041】請求項17のミシンは、請求項1〜16の
何れか1項の発明において、縫製に関わる複数の部材の
うちの所望の部材をディスプレイに表示させない複数の
表示仕様を設定可能な表示仕様設定手段を設けたことを
特徴とするものである。
【0042】従って、例えば、縫製に関わる殆どの部材
を含むミシンの内部構造を詳細に表示させる表示仕様、
縫製に関わる部材のうちの主要な部材だけを含むミシン
の内部構造を簡潔に表示させる表示仕様、等の複数の表
示仕様を予め設定可能にしておくことで、ユーザーは、
複数の表示仕様のうちから、見やすい或いは使い易い所
望の表示仕様を容易に設定でき、作業性等の向上を図る
ことが可能になる。
【0043】請求項18のミシンは、請求項17の発明
において、前記表示仕様設定手段で設定された仕様を識
別する為の情報を書換え可能に記憶する不揮発性記憶手
段を設けたことを特徴とするものである。従って、仕様
を識別する為の情報を不揮発性記憶手段に記憶させるこ
とで、その仕様を確実に設定することができる。
【0044】請求項19のミシンは、請求項17又は1
8の発明において、電源投入時に所定のキー操作を行う
ことで、表示仕様を設定可能に構成したことを特徴とす
るものである。従って、表示仕様を設定する為の操作
を、他の操作の際に間違えて行わないようにし、他の操
作と区別して確実に行うことが可能になる。
【0045】請求項20のミシンは、請求項19の発明
において、表示仕様設定の際に扱うキーは、模様選択の
際に用いられるキーであることを特徴とするものであ
る。従って、表示仕様を設定する為のキーを別途設ける
必要がなく構造が簡単化する。
【0046】請求項21のミシンは、加工布に縫目を形
成する為の縫製手段と、少なくとも赤色表示が可能なデ
ィスプレイを含む表示手段を制御する表示制御手段とを
備えたミシンにおいて、前記表示制御手段は、前記ディ
スプレイにミシンの少なくとも内部構造を表示するとと
もに、縫製に関わる複数の部材のうち、少なくとも一部
が露出し且つ作動時に移動を伴う部材をその作動中に赤
色で表示するように表示手段を制御することを特徴とす
るものである。
【0047】このミシンでは、表示制御手段により表示
手段が制御され、ディスプレイにミシンの少なくとも内
部構造が表示されるとともに、縫製に関わる複数の部材
のうち、少なくとも一部が露出し且つ作動時に移動を伴
う部材が赤色で表示される。尚、少なくとも一部が露出
し且つ作動時に移動を伴う部材とは、針棒、回動操作プ
ーリ、天秤、送り歯、糸巻軸、刺繍機の一部、等であ
る。
【0048】従って、縫製に関わる複数の部材のうち、
少なくとも一部が露出し且つ作動時に移動を伴う部材を
作動中に明確に知ることができ、つまりは、その部材に
触れると危ないというユーザーへの危険予知としての効
果を奏する。
【0049】請求項22のミシンは、加工布に縫目を形
成する為の縫製手段と、少なくとも赤色表示が可能なデ
ィスプレイを含む表示手段を制御する表示制御手段とを
備えたミシンにおいて、前記表示制御手段は、前記ディ
スプレイにミシンの少なくとも内部構造を表示するとと
もに、縫製に関わる複数の部材のうちの操作或いは装着
部へ装着を禁止する部材を赤色で表示するように表示手
段を制御することを特徴とするものである。
【0050】このミシンでは、表示制御手段により表示
手段が制御され、ディスプレイにミシンの少なくとも内
部構造が表示されるとともに、縫製に関わる複数の部材
のうちの操作或いは装着部へ装着を禁止する部材が赤色
で表示される。従って、ユーザーは、前記操作或いは装
着部へ装着を禁止する部材を確実に把握することがで
き、その誤動作により故障等が起きるのを防止できる。
【0051】請求項23のミシンは、加工布に縫目を形
成する為の縫製手段と、ディスプレイを含む表示手段
と、ディスプレイに組込まれた複数のタッチキーを含む
タッチパネルを備えたミシンにおいて、前記複数のタッ
チキーに対して、タッチキーに対応する表示内容と関連
付けて、押圧操作が有効となる有効キーと押圧操作が無
効となる無効キーとを設定可能なキー設定手段と、前記
キー設定手段で設定された有効キーに対応する表示部分
と無効キーに対応する表示部分とを異なる態様で表示手
段に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0052】このミシンでは、キー設定手段により、複
数のタッチキーに対して、タッチキーに対応する表示内
容と関連付けて、押圧操作が有効となる有効キーと押圧
操作が無効となる無効キーとが設定され、表示制御手段
により表示手段が制御され、キー設定手段で設定された
有効キーに対応する表示部分と無効キーに対応する表示
部分とが異なる態様で表示手段のディスプレイに表示さ
れる。
【0053】有効キーに対応する表示部分と無効キーに
対応する表示部分とを異なる態様で表示する例とて、例
えば、有効キーに対応する表示部分と無効キーに対応す
る表示部分の一方に対して他方を、明度を異ならせて、
或いは、濃淡を異ならせて表示するようにしてもよい。
更に、ディスプレイがカラーディスプレイの場合には、
有効キーに対応する表示部分と無効キーに対応する表示
部分の一方に対して他方を異なる色彩で表示するように
してもよい。
【0054】従って、ユーザーが、ディスプレイに表示
された複数の表示内容(表示部分)を見るだけで、それ
らに対応するタッチキーが無効キーか有効キーかを識別
することができ、ユーザーの作業性等が向上する他、タ
ッチキー(無効キー)を押圧操作してもその表示内容に
関連する処理が実行されないことが判るため、そのこと
を故障と勘違いする虞もなくなる。
【0055】請求項24のミシンは、請求項23の発明
において、前記ディスプレイはカラーディスプレイであ
り、前記表示制御手段は、前記有効キーと無効キーを異
なる色彩で表示させることを特徴とするものである。従
って、ユーザーは有効キーと無効キーとを確実に識別す
ることができる。
【0056】請求項25のミシンは、請求項23の発明
において、前記表示制御手段は、無効キーを背景色と同
色で表示させることを特徴とするものである。従って、
ユーザーは有効キーと無効キーとを確実に識別すること
ができる。
【0057】請求項26のミシンは、請求項23〜25
の何れか1項の発明において、前記表示制御手段は、有
効キーに対して無効キーを、暗い色彩又は暗い明度又は
うすい濃淡で表示させることを特徴とするものである。
従って、ユーザーは有効キーと無効キーとを確実に識別
することができる。
【0058】請求項27のミシンは、請求項1〜26の
何れか1項のミシンにおいて、前記表示手段は、ミシン
本体に設けられたことを特徴とするものである。従っ
て、ミシンの表示手段のディスプレイに前記種々の表示
を行うことができる。
【0059】請求項28のミシンは、請求項1〜26の
何れか1項のミシンにおいて、前記表示手段は、ミシン
に接続される装置に装備されていることを特徴とするも
のである。従って、ミシンに接続される装置の表示手段
のディスプレイに前記種々の表示を行うことができる。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。本実施形態は、カラー
液晶ディスプレイ(LCD)を備え、ベッド部に補助テ
ーブルを装着した状態で実用縫製が可能で、ベッド部に
刺繍機を装着した状態で本格的な刺繍縫製が可能なミシ
ンに本発明を適用した場合の一例である。
【0061】図1に示すように、ミシンMは、ベッド部
1、脚柱部2、アーム部3、頭部4を有し、ベッド部1
の左部に補助テーブル5が着脱自在に装着され、ベッド
部1の頭部4と略対向する部位に、針板6とボビン収納
蓋7が装着され、針板6の長孔に送り歯50が送り動作
可能に配設されている。
【0062】脚柱部2には、その下端部分にFDドライ
ブ8が装着され、前端部分に押え足レバー76が着脱自
在に挿入装着され、右端部分にフットコントローラ9と
ROMカード10が夫々接続解除可能に装着されてい
る。更に、脚柱部2には、その右端部側に、電源スイッ
チ11、照明スイッチ12、主軸22(図2参照)を手
動で回動操作する為の回動操作プーリ35が設けられ、
前面部に、複数のタッチキーを含むタッチパネル110
(図5参照)が組込まれたカラー液晶ディスプレイ13
(LCD)が設けられ、上端部からは下糸巻軸81が突
出している。
【0063】アーム部3には、その後側に糸駒14を装
着する為の糸駒置き15が設けられ、前面部に縫製速度
を調節する為のスピードボリューム16が設けられてい
る。頭部4には、下端部に縫針41を装着した針棒40
が上下移動自在に且つ左右揺動自在に支持され、更に、
押え足75とボタンホールレバー80(BHレバー)が
夫々上下位置切換え可能に支持されている。頭部4の前
面部には、糸切りスイッチ17、針上下スイッチ18、
返し縫いスイッチ19、スタート/ストップスイッチ2
0が設けられている。尚、糸切りスイッチ17、針上下
スイッチ18は操作手段、スタート/ストップスイッチ
20は作動切換え手段に相当する。
【0064】図2に示すように、ミシンMの内部には、
ミシンモータ21、主軸22、針棒40を上下動させる
針棒上下動機構23、針棒40を左右へ揺動させる針棒
左右揺動機構24、加工布を前後方向へ送り駆動する前
後送り機構25、糸輪を捕捉する糸輪捕捉機構26、上
糸14aに張力を付与する張力付与機構27、縫目を引
締める天秤機構28、上糸14aを繰出し可能に装着す
る為の糸装着機構29が設けられている。
【0065】更に、ミシンMの内部には、押え足75を
上下に操作する押え足操作機構30(図1、図3参
照)、糸を切断する糸切り機構31、ボタンホールを成
形する為のボタンホール形成機構32、糸巻きを行う糸
巻機構33、縫針41に上糸14aを容易に糸通し可能
な糸通し機構34(図1、図3参照)、ベッド面付近を
照明する照明機構(図示略)が設けられている。尚、針
棒左右揺動機構24、前後送り機構25等は相対移動機
構に相当する。
【0066】尚、糸輪捕捉機構26、糸切り機構31は
ベッド部1に、前後送り機構25はベッド部1と脚柱部
2とに亙って、ミシンモータ21、糸巻機構33は脚柱
部に、左右に長い主軸22はアーム部3に、針棒上下動
機構23、針棒左右揺動機構24、張力付与機構27、
天秤機構28、糸装着機構29、ボタンホール形成機構
32、糸通し機構34は頭部4に設けられている。
【0067】ミシンモータ21の出力軸に固着されたプ
ーリ36と、主軸22の右端部分に固着されたプーリ3
7にタイミングベルト38が掛装され、ミシンモータ2
1が駆動されると、プーリ36,タイミングベルト3
8,プーリ37を介して主軸22が回転駆動される。
【0068】針棒上下動機構23は、主軸22の左端部
に固着された針棒クランク43、針棒クランク43に回
動自在に連結されたクランクアーム44を有し、このク
ランクアーム44の先端部が、針棒台42に昇降自在に
ガイドされた針棒40に回動自在に連結され、主軸22
が回転駆動されると、針棒クランク43、クランクアー
ム44を介して針棒40が上下に往復駆動される。
【0069】針棒左右揺動機構24は、針棒台42の後
側に設けられたパルスモータ45、パルスモータ45に
より前後軸心回りに回動される揺動レバー46を有し、
この揺動レバー46の先端部が針棒台42の下部に回動
自在に連結されている。針棒台42の上端部は枢支軸4
2aを介して前後軸心回りに回動自在に枢支され、パル
スモータ45が駆動されると、揺動レバー46を介して
針棒台42とともに針棒40が左右に揺動駆動(針振
り)される。
【0070】前後送り機構25は、主軸22の長さ方向
途中部に固着された前後送りカム51、上下に長く且つ
上端部分が後方へ付勢されて前後送りカム51に当接す
る送りレバー52、送りレバー52の下端部に前後送り
腕53を介して連結された左右に長い前後送り軸54、
前後送り用パルスモータ55を有する。主軸22ととも
に前後送りカム51が回転駆動されると、送りレバー5
2が前後に揺動し、前後送り軸54が往復回動されて、
前後送り用パルスモータ55が駆動されることで、送り
歯50が送り駆動される。
【0071】また、前後送り機構25には、前後送り量
を調節可能な送り量調節器56が含まれている。この送
り量調節器56は、送りレバー52の長さ方向途中部に
連結された角駒(図示略)、この角駒を移動自在にガイ
ドするガイド部材57、ガイド部材57を回動させるパ
ルスモータ58を有し、パルスモータ58によりガイド
部材57を回動させ、角駒のガイド方向(移動方向)を
変えることにより、前後送り量を調節できるようになっ
ている。
【0072】糸輪捕捉機構26は、前後送り軸54の後
側に配設された左右方向向きの下軸61、主軸22の長
さ方向途中部に固着されたプーリ62、下軸61の右端
部に固着されたプーリ63、これらプーリ62,63に
掛装されたタイミングベルト64を有する。主軸22が
回転駆動されると、プーリ62、タイミングベルト6
4、プーリ63を介して下軸61が回転駆動されて、回
転釜60が作動する。
【0073】張力付与機構27はパルスモータ70を有
し、そのパルスモータ70の出力軸に固着の駆動ローラ
(図示略)と、この駆動ローラに圧接する従動ローラ
(図示略)との間で上糸14aが挟持され、上糸14a
の繰出し速度(ミシンモータ21の駆動速度)に対し
て、駆動ローラの回転を速度制御することにより、上糸
14aに所望の張力を付与可能に構成してある。
【0074】天秤機構28は主軸22の左端部に固着さ
れた天秤クランク72を有し、この天秤クランク72に
天秤71が作動的に連結され、主軸22が回転駆動され
ると、天秤クランク72を介して天秤71が上下に揺動
駆動される。糸装着機構29は糸装着板74を有し、こ
の糸装着板74により上糸14aを外部からでも糸掛け
し易いようにしてある。
【0075】押え足操作機構30は前記押え足レバー7
6を有し、この押え足レバー76が押え足75に機械的
に連結されており、足レバー76を作業者が膝等で左右
へ揺動させることで押え足75を上下に操作できるよう
になっている。糸切り機構31は、固定刃及び可動刃を
有する糸切りユニット77を有し、可動刃が駆動され
て、糸を切断できるようになっている。
【0076】ボタンホール形成機構32は前記BHレバ
ー80を有し、そのBHレバー80を上限位置である退
避位置から下側へ引っ張り出すと使用可能な状態にな
り、更に、ボタンホール押えレバー(BH押えレバー)
に加工布に取付け予定のボタンを装着すると、縫製時、
BH押えレバーによるBHレバー80への押動により、
少なくとも前後送りが制御され、取付け予定のボタンに
対応する長さの穴かがり縫目やボタンホールを形成でき
るようになっいる。
【0077】糸巻機構33は、前記下糸巻軸81、下糸
巻軸81に主軸22の回転力を伝達可能な駆動伝達機構
82を有する。下糸巻軸81は、休止位置と図1に鎖線
で示す作動位置とに亙って切換え可能で、下糸巻軸81
が作動位置のとき、駆動伝達機構82を介して主軸22
の回転力が伝達されて、下糸巻軸81が鉛直軸心回りに
回転駆動され、下糸巻軸81に装着されたボビン(図示
略)糸を巻けるようになっている。尚、糸通し機構34
と照明機構については説明を省略する。
【0078】次に、刺繍機85について説明する。図3
に示すように、刺繍機85は、本体カバー86と、本体
カバー86の右上において左右方向へ移動自在にガイド
されたキャリッジ87と、キャリッジ87に連結解除可
能に連結された刺繍枠88を有し、刺繍機85がベッド
部1に装着されると、後述のパルスモータ94,99
が、コネクタ83(図2、図4参照)を介してミシンM
の制御装置100 に電気的に接続され駆動可能になる。
【0079】図4に示すように、刺繍機85には、刺繍
枠88を左右方向へ移動駆動する枠左右駆動機構90
と、刺繍枠88を前後方向へ移動駆動する枠前後駆動機
構95が設けられている。尚、枠左右駆動機構90と枠
前後駆動機構95等は相対移動機構に相当する。
【0080】枠左右駆動機構90は、カバー本体86の
内部に設けられた、ガイドロッド91aにより左右方向
へ移動自在にガイド支持された連結部材91、連結部材
91が固着された無端状のベルト92、ベルト92が掛
装された1対のプーリ(図示略)、駆動側のプーリをギ
ヤ機構93を介して回転駆動する枠左右送り用パルスモ
ータ94を有する。連結部材91にキャリッジ87が連
結され、パルスモータ94が駆動されると、ギヤ機構9
3を介してベルト92が回転し、連結部材91とともに
キャリッジ87が左右方向へ移動駆動される。
【0081】枠前後駆動機構95は、キャリッジ87の
内部に設けられた、ガイドロッド96aにより前後方向
へ移動自在にガイド支持された連結部材96、連結部材
96が固着された無端状のベルト97、ベルト97が掛
装された1対のプーリ97a,97b、駆動側のプーリ
97aをギヤ機構98を介して回転駆動する枠前後送り
用パルスモータ99を有する。連結部材96に刺繍枠8
8が連結され、パルスモータ99が駆動されると、ギヤ
機構98を介してベルト97が回転し、連結部材96と
ともに刺繍枠88が前後方向へ移動駆動される。
【0082】次に、ミシンMの制御系について説明す
る。図5のブロック図に示すように、ミシンMの制御装
置100 には、CPU101 、ROM102 、RAM103 、E
EPROM104 (不揮発性記憶手段)、入力インターフ
ェース105 、出力インターフェース106 等が設けられ、
これら100 〜106 はデータバス等のバス107 で夫々接続
されている。
【0083】入力インターフェース105 には、タッチパ
ネル110 、スピードボリューム16、糸切りスイッチ1
7、針上下スイッチ18等のスイッチ類、各種センサ類
111、フットコントローラ9等が接続されている。出力
インターフェース106 には、ミシンモータ21、針振り
用パルスモータ45、前後送り用パルスモータ55、送
り量調節用パルスモータ58、糸調子用パルスモータ7
0、LCD13を夫々駆動する為の駆動回路113 〜118
が接続されている。
【0084】制御装置100 のバス107 に前記コネクタ8
3が接続されており、刺繍機85がベッド部1に装着さ
れると、コネクタ83を介して、刺繍機85の枠左右送
り用パルスモータ94と枠前後送り用パルスモータ99
を夫々駆動する為の駆動回路119,120 が接続される。ま
た、バス107 には、コネクタ121 と前記FDドライブ8
が接続され、コネクタ121 に前記ROMカード10が接
続解除可能に接続される。FDドライブ8にはFD122
がセット可能である。更にバス107 にはインターフェー
スであるRS232C130 が接続され、そのRS232
C130 にCRT132 (又はLCD)を有するパーソナル
コンピュータ131 (PC)を接続可能である。尚、PC
131 にはCRT132 を駆動する為の駆動回路が内蔵され
ている。
【0085】ここで、前記センサ類111 には、主軸22
の回転の有無を検出するセンサ、主軸22の回転角を検
出するセンサ、針棒40(縫針41)の上下位置を検出
するセンサ、針振り用パルスモータ45の原点位置検出
センサ、前後送り用パルスモータ55の原点位置検出セ
ンサ、送り量調節用パルスモータ58の原点位置検出セ
ンサ、糸調子用パルスモータ70の原点位置検出セン
サ、刺繍機85の装着の有無を検出するセンサ、枠左右
送り用モータ94の原点位置検出センサ、枠前後送り用
モータ99の原点位置検出センサ等が含まれる。
【0086】更に、前記センサ類111 には、上糸14a
が正規の位置にあるか否か検出するセンサ、上糸14a
の切れを検出するセンサ、下糸状態を検出するセンサ、
押え足の種類を検出するセンサ、押え足の上下位置を検
出可能なセンサ、布圧を検出可能なセンサ、BHレバー
80の上下位置を検出するセンサ、BHレバー80がB
H押えレバーにより押動されたことを検出するセンサ、
刺繍枠88の有無を検出するセンサ、刺繍枠の種類を検
出するセンサ等が含まれる。
【0087】更に、前記センサ類111 には、ROMカー
ド10の装着の有無を検出するセンサ、糸巻き状態か否
か(下糸巻軸81が休止位置か作動位置か)を検出する
センサ、送り歯50が休止か否かを検出するセンサ、押
え足レバー76の装着の有無を検出するセンサ、フット
コントローラ9の装着の有無を検出するセンサ、FD12
2 の装着の有無を検出するセンサ、糸駒置き15が正規
位置にあるか否かを検出するセンサ等が含まれる。
【0088】さて、制御装置100 のROM102 には、実
用模様や刺繍模様の複数の模様データ(縫製データと表
示データを含む)、LCD13のタッチパネル110 を介
して行われる模様選択や各種機能の設定等の為の複数の
表示データ、ミシンMの外部と内部構造の表示データ、
実用模様や刺繍模様を選択する為の模様選択制御の制御
プログラム、選択した刺繍模様の拡大/縮小や合成等の
編集を可能な刺繍模様編集制御の制御プログラム、選択
された実用模様や刺繍模様を縫製する為に必要な機構を
駆動制御する縫製制御の制御プログラム等が予め格納さ
れている。尚、ミシンMの内部構造の表示データについ
ては、例えば、縫製に関わる複数の部材に対応付けた複
数の表示データを合成した表示データとしてもよい。
【0089】更に、前記ROM102 には、本願特有の
(後で詳細に述べる)、模様選択や縫製等に際して必要
な情報をLDC13に表示させる表示制御の制御プログ
ラムと、タッチパネル110 の複数のタッチキーに対し
て、タッチキーに対応する表示内容と関連付けて、押圧
操作が有効となる有効キーと押圧操作が無効となる無効
キーとを設定可能なキー設定制御の制御プログラムが予
め格納されている。
【0090】尚、ROMカード10やFD122 に、実用
模様又は刺繍模様の複数の模様データ(通常、ROM10
2 に格納されていない模様データ) 、又は、上記制御プ
ログラム以外の制御プログラムが格納されており、これ
ら模様データや制御プログラムについては、ROMカー
ド10をコネクタ121 に接続し、又は、FD122 をFD
ドライブ8にセットし、所定操作を行うことで使用可能
になる。
【0091】次に、ミシンMの前記表示制御について、
図6のフローチャート及びLCD13に表示される画面
を参照しながら、また、前記キー設定制御等について、
LCD13に表示される画面を参照しながら詳細に説明
する。
【0092】電源スイッチ11が投入されると、初期設
定(S1)の後、刺繍機85が装着されていないときに
は(S2;No )、LCD13に図7の実用模様選択画面
が表示される(S3)。画面中央部分に複数の実用模様
が表示され、画面上部に選択された実用模様が表示さ
れ、画面右部に、「実用ぬい」、「文字模様ぬい」、
「刺しゅう」、「刺しゅうの編集」、「ミシンの使い
方」、「記憶呼び出し」が表示されている。尚、電源投
入直後、作業者が選択操作を行わなくても、刺繍機85
が装着されていなければ、カーソルが「実用ぬい」を指
し、直線(左)の実用模様が選択されるものとする。
【0093】S4の模様選択処理において、作業者が実
用模様を選択する場合には、画面中の複数の実用模様の
うちから所望の実用模様に対応するタッチキーを押圧操
作することで、その実用模様を選択することができ、そ
の前に選択されていた実用模様(最初は直線(左)の実
用模様)はキャンセルされる。尚、「前ページ」や「次
ページ」に対応するタッチキーを押圧操作することで、
LCD13に異なる複数の実用模様が表示され、そのう
ちから所望の実用模様を選択可能になる。
【0094】また、LCD13の下部には、振り幅(0.
0) とそれを調整する為のタッチキーに対応する押圧部
を含む振り幅表示部と、縫い目の長さ(2.5) とそれを調
節する為のタッチキーに対応する押圧部を含む縫目長さ
表示部と、糸調子とその度合いを調節する為のタッチキ
ーに対応する押圧部を含む糸調子表示部が表示される。
【0095】さて、直線(左)の実用模様を選択した場
合、振り幅は0.0 で調整しようがないため、振り幅表示
部に対応するタッチキーが、押圧操作が無効となる無効
キーに設定されるとともに、振り幅表示部は、その他の
押圧操作が有効となる有効キーに対応する部分に対して
うすい濃淡で表示される。
【0096】その後、スタート/ストップスイッチ20
を押すと(S5;Yes)、スタート/ストップスイッチ2
0による縫製開始の切換え動作に伴って、LCD13に
図8の縫製画面が表示され(S6)、必要な機構が駆動
制御されて縫製処理(S7)が行われ、加工布に直線
(左)の実用模様が縫製されていく。
【0097】この縫製画面には、図7の実用模様選択画
面において、複数の実用模様の代わりにミシンMの内部
構造を表示したものであり、作動中の部材(針棒40
等)は緑色で表示され、休止中の部材(下糸巻軸81
等)は灰色で表示される。更に、「文字模様ぬい」、
「刺しゅう」、「刺しゅうの編集」、「記憶呼び出し」
が、押圧操作が無効となる無効キーに設定されるととも
に、これらは有効キーに対応する部分に対してうすい濃
淡で表示される。
【0098】縫製中、「外部」に対応するタッチキーを
押圧操作すると(S8;Yes)、LCD13に表示される
画面が、図8の縫製画面から、ミシンMの内部構造の代
わりにミシンMの外観が表示され(S9)、図9の縫製
画面に切換えられる。尚、この画面においても、作動中
の部材は緑色で表示され、休止中の部材は灰色で表示さ
れる。また、「選択」に対応するタッチキーを押圧操作
すると(S10;Yes)、縫製中ではあるが、図7の実用
模様選択画面が表示される(S11)。
【0099】次に、スタート/ストップスイッチ20を
もう一度押し、縫製を終了させると(S12;Yes)、ス
タート/ストップスイッチ20による縫製終了の切換え
動作に伴って、図8又は図9の縫製画面から、図7の実
用模様選択画面が表示される(S3)。尚、縫製中、図
7の実用模様選択画面が表示されているときは、続いて
その実用模様選択画面が表示される。縫製中、縫製に関
わる部材(上糸14a等)の異常(糸切れ等)が検出さ
れると、図8又は図9の縫製画面において、図示してい
ないが、異常と検出された部材が赤色で表示される。
尚、この表示制御はS7の縫製処理に含まれる。尚、縫
製に関わる部材が異常と検出されると、その部材が表示
されている(見やすい)縫製画面が表示される。
【0100】一方、刺繍機85が装着されているときに
は(S2;Yes)、(或いは、LCD13の「刺しゅうの
編集」に対応するタッチキーを押圧操作すると)LCD
13に図10の刺繍模様編集画面が表示される(S2
0)。S21の模様選択処理においては、この刺繍模様
編集画面で、先ず、所望の模様の種類をタッチキーを押
圧操作することにより選択することができる。例えば、
パンダや船等の刺繍模様を含む種類を選択すると、これ
に類する刺繍模様がLCDに表示され(図示略)、この
なかから所望の刺繍模様を押圧操作することで選択する
ことができる。
【0101】また、所定のキー操作により、選択した刺
繍模様の拡大/縮小や合成等の編集を行うことができ、
選択編集された刺繍模様(HAPPYと像とひまわり組
の合成刺繍模様)はLCD13の左部に表示され、その
下側には、刺繍模様の前後寸法と左右寸法も表示され
る。尚、編集中における刺繍模様もLCD13の左側に
表示される。即ち、作業者はLCD13に表示された刺
繍模様をみながら編集を行うことができる。
【0102】その後、刺繍機85がベッド部1に装着さ
れた状態で、スタート/ストップスイッチ20を押すと
(S22;Yes)、スタート/ストップスイッチ20によ
る縫製開始の切換え動作に伴って、LCD13に図11
の縫製画面が表示され(S23)、必要な機構が駆動制
御されて縫製処理(S24)が行われ、選択編集された
刺繍模様が加工布に縫製されていく。この縫製画面に
は、図10の刺繍模様選択画面において、複数の模様の
種類に関する表示部の代わりにミシンMの外観を表示し
たものである。尚、前記実用模様を縫製する場合と異な
り、スタート/ストップスイッチ20による縫製開始
後、先ず、ミシンMの外観を含む縫製画面を表示するよ
うにしてある。
【0103】図11の縫製画面においては、作動中の部
材(針棒40等)は緑色で表示され、休止中の部材(下
糸巻軸81等)は灰色で表示される。更に、「実用ぬ
い」、「文字模様ぬい」、「刺しゅう」、「刺しゅうの
編集」、「記憶呼び出し」が、押圧操作が無効となる無
効キーに設定されるとともに、これらは有効キーに対応
する部分に対してうすい濃淡で表示される。
【0104】縫製中、「内部」に対応するタッチキーを
押圧操作すると(S25;Yes)、LCD13に表示され
る画面が、図11の縫製画面において、ミシンMの外観
の代わりに内部構造が表示され(S26)、縫製画面
(図示略)に切換えられる。尚、この画面においても、
作動中の部材は緑色で表示され、休止中の部材は灰色で
表示される。また、「情報」に対応するタッチキーを押
圧操作すると(S27;Yes)、図12に示すように、L
CD13に縫製時間(7分30秒)と縫製度合い(30
%)等の情報が表示される(S28)。
【0105】次に、スタート/ストップスイッチ20を
もう一度押し、縫製を終了させると(S29;Yes)、ス
タート/ストップスイッチ20による縫製終了の切換え
動作に伴って、図10の刺繍模様選択画面が表示される
(S20)。縫製中、縫製に関わる部材(上糸14a
等)の異常(糸切れ等)が検出されると、異常と検出さ
れた部材が赤色で表示されるとともに、図13に示すよ
うに、糸切れを報知する文字(「上糸が切れました
!」)が表示される。尚、この表示制御はS24の縫製
処理に含まれる。
【0106】尚、LCD13には、ディスプレイの全表
示を消去する為の「スクリーンOFF」と、ゲームをす
ることができる「ゲーム」が表示されるが、縫製に関わ
る部材に異常が検出されると、「スクリーンOFF」と
「ゲーム」に対応するタッチキーが押圧操作したも無効
な無効キーに設定されるとともに、「スクリーンOF
F」と「ゲーム」が、有効キーに対応する部分に対して
うすい濃淡で表示される。尚、図6のフローチャートで
示す表示制御は電源オフとともに終了し、また、縫製終
了中の刺繍機85の着脱に伴いリターンするものとして
よい。
【0107】上記のように、ミシンMによれば、LCD
13にミシンMの内部構造又は外観を表示するととも
に、縫製製に関わる複数の部材のうちの作動中の部材を
緑色で表示し、その所在が判る表示を行うため、縫製に
関わる複数の部材のうち、作動すべき部材が実際に作動
しているのかを、ユーザーはLCD13を見て非常に明
確に知ることができる。
【0108】しかも、縫製に関わる複数の部材のうちの
休止中の部材の所在も判る表示になるため、縫製に関わ
る複数の部材のうち、休止すべき部材が実際に休止して
いるのかを、ユーザーはLCD13を見て非常に明確に
知ることができる。その結果、休止すべき部材が作動し
ている、或いは、作動すべき部材が休止していると勘違
いするということがなくなる。
【0109】縫製に関わる複数の部材のうち異常と検出
された部材を赤色で表示し、その所在が判る表示を行う
ため、異常と検出された部材の所在を、ユーザーはLC
D13を見て明確に知ることができ、その対処も直ちに
行えるようになる。しかも、複数のLEDのうち異常が
検出された部材に対応するLEDを発光させるようにし
た従来のミシンに比べると、部品数が少なく構造も簡単
化できるため、製作コストが安価になるし、縫製に関わ
る殆どの部材が設けられているミシンの内部構造を表示
できるため、異常と検出された部材の所在を確実に表示
できる。
【0110】前記作動中の部材又は休止中の部材又は異
常と検出された部材が判る表示形態(縫製画面)と、そ
の他の表示形態(模様選択画面等)とに亙って切換え可
能に構成し、スタート/ストップスイッチ20による切
換え動作に伴って表示形態を切換えるので、専用の検出
センサを設けなくても、表示形態を切換えることができ
コスト的に有利になる。
【0111】LCD13を模様選択等の際の模様表示の
為に使用するので、製作コスト的に有利になる。上記機
構23〜34の何れかの機構に含まれる複数部材のう
ち、作動中の部材又は休止中の部材又は異常と検出され
た部材の所在が判る表示を行い、ユーザーはその部材を
明確に知ることができる。複数のセンサを含む各種セン
サ類111 を設けたので、作動中の部材又は休止中の部材
又は異常と検出された部材の他、種々の接続状態等を確
実に検出し、また表示することも可能になる。
【0112】タッチパネル110 の複数のタッチキーに対
して、タッチキーに対応する表示内容と関連付けて、押
圧操作が有効となる有効キーと押圧操作が無効となる無
効キーとを設定できるため、設定された有効キーに対応
する表示部分と無効キーに対応する表示部分とを異なる
態様、つまり、有効キーに対して無効キーを、うすい濃
淡で表示させるので、ユーザーが、LCD13に表示さ
れた複数の表示内容(表示部分)を見るだけで、それら
に対応するタッチキーが無効キーか有効キーかを確実に
識別することができ、ユーザーの作業性等が向上する
他、タッチキー(無効キー)を押圧操作してもその表示
内容が実行されないため故障と勘違いする虞もなくな
る。
【0113】次に、変更形態について説明する。 1〕例えば、実用模様(刺繍模様)を選択した後、スタ
ート/ストップスイッチ20を押すと、実用模様選択画
面(刺繍模様選択画面)に、図14に示すように、ミシ
ンMの外観、図15に示すように、ミシンMの外観を、
それらが有効表示されるように重合わせて表示してもよ
い。
【0114】2〕前記有効キー対応する表示部分と無効
キーに対応する表示部分とを異なる態様で表示させる変
形例として、図16に示すように、有効キーに対応する
表示部分の近く(左側)に○を表示し、無効キーに対応
する表示部分の近く(左側)に×を表示するようにして
もよい。
【0115】3〕例えば、上糸14aを切断する為の糸
切りスイッチ17や、針棒40の上下位置を切換える為
の針上下スイッチ18の操作に伴って表示形態を切換え
るように構成してもよい。糸切りスイッチ17や針上下
スイッチ18が押されると、可動刃や針棒41が作動す
るが、このとき休止中の部材又は異常と検出された部材
の所在が判る表示を行うことができ、しかも、専用の検
出センサを設けなくても、表示形態を切換えることがで
きコスト的に有利になる。
【0116】4〕縫製に関わる複数の部材のうちの縫製
中に表示されていた部材を非縫製時に消去させるように
してもよい。これにより、非縫製時に、LCD13の縫
製に関わる複数の部材が表示されいた部分に、その他の
表示内容を表示させることができるため、LCD13を
有効に利用できるようになる。
【0117】5〕休止中の部材を作動時に比べて暗い色
彩又は暗い明度で表示させてもよい。 6〕少なくとも一部が露出し且つ作動時に移動を伴う部
材を赤色で表示するようにしてもよい。これにより、少
なくとも一部が露出し且つ作動時に移動を伴う部材を作
動中に明確に知ることができ、つまりは、その部材に触
れると危ないというユーザーへの危険予知としての効果
を奏する。
【0118】7〕縫製に関わる複数の部材のうちの操作
或いは装着部へ装着を禁止する部材を赤色で表示するよ
うにしてもよい。これにより、ユーザーは、操作或いは
装着部へ装着を禁止する部材を確実に把握することがで
き、その誤動作により故障を引起こすということを防止
できる。
【0119】8〕有効キーと無効キーを異なる色彩で表
示させてもよいし、無効キーを背景色と同色で表示させ
てもよいし、有効キーに対して無効キーを、暗い色彩又
は暗い明度又で表示させてもよい。 9〕前記各種センサ類111 自体の異常を検出可能にし、
そのセンサの所在が判る表示を行うようにしてもよい。
【0120】10〕縫製に関わる複数の部材のうちの所
望の部材をディスプレイに表示させない複数の表示仕様
を設定可能にしてもよい。つまり、縫製に関わる殆どの
部材を含むミシンの内部構造を詳細に表示させる表示仕
様、縫製に関わる部材のうちの主要な部材だけを含むミ
シンの内部構造を簡潔に表示させる表示仕様、等の複数
の表示仕様を予め設定可能にしておくことで、ユーザー
は、複数の表示仕様のうちから、見やすい或いは使い易
い所望の表示仕様を容易に設定でき、作業性等の向上を
図ることが可能になる。
【0121】11〕上記の場合、設定された仕様を識別
する為の情報を書換え可能なEEPROM104 に記憶さ
せるようにしてもよい。また、電源投入時に所定のキー
操作を行うことで、表示仕様を設定可能に構成しても
い。また、表示仕様設定の際に扱うキーは、模様選択の
際に用いられるキーとしてもよい。
【0122】12〕ミシンMのLCD13の代わりに、
PC130 に装備されているCRT132をPC130 を介し
て制御し、前記種々の表示をCRT132 に表示させるよ
うに構成してもよい。
【0123】尚、前記実施形態のミシンは一例を示すも
のに過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種
々の変更を付加し、また、上記の以外のミシン、例え
ば、通常縫製のみが可能なミシン等、種々のミシンに、
本発明を適用可能なことはいうまでもない。
【0124】
【発明の効果】 請求項1のミシンによれば、表示制御
手段により表示手段を制御し、ディスプレイにミシンの
少なくとも内部構造を表示するとともに、縫製に関わる
複数の部材のうちの作動中の部材の所在が判る表示を行
うため、縫製に関わる複数の部材のうち、作動すべき部
材が実際に作動しているのかを、ユーザーはディスプレ
イを見て明確に知ることができ、これにより、休止すべ
き部材が作動している、或いは、作動すべき部材が休止
していると勘違いするということがなくなる。
【0125】請求項2のミシンによれば、表示制御手段
により表示手段を制御し、ディスプレイにミシンの少な
くとも内部構造が表示するとともに、縫製に関わる複数
の部材のうちの休止中の部材の所在が判る表示を行うた
め、縫製に関わる複数の部材のうち、休止すべき部材が
実際に休止しているのかを、ユーザーはディスプレイを
見て明確に知ることができ、これにより、休止すべき部
材が作動している、或いは、作動すべき部材が休止して
いると勘違いするということがなくなる。
【0126】請求項3のミシンによれば、表示制御手段
により表示手段を制御し、ディスプレイにミシンの少な
くとも内部構造が表示するとともに、縫製に関わる複数
の部材のうち検出手段により異常と検出された部材の所
在が判る表示を行うため、異常と検出された部材の所在
を、ユーザーはディスプレイを見て明確に知ることがで
き、その対処も直ちに行えるようになる。しかも、複数
のLEDのうち異常が検出された部材に対応するLED
を発光させるようにした従来のミシンに比べると、部品
数が少なく構造も簡単化できるため、製作コストが安価
になるし、ミシンの内部に設けられている部材が異常と
検出されても、その部材の所在が判る表示を確実に行う
ことができる。
【0127】請求項4のミシンによれば、請求項1〜3
の何れか1項と同様の効果を奏するが、前記ディスプレ
イはカラーディスプレイであり、表示制御手段は、作動
中の部材又は休止中の部材又は異常と検出された部材
を、その他の部材に対して異なる色彩で表示可能に構成
したので、ディスプレイに、作動中の部材又は休止中の
部材又は異常と検出された部材を明瞭に表示できるた
め、ユーザーはその部材を明確に知ることができ、しか
も、ミシンの内部構造を比較的小さく表示しても、作動
中の部材又は休止中の部材又は異常と検出された部材の
所在が判る表示を行えるため、ディスプレイを小型化で
き製作コスト的にも有利になる。
【0128】請求項5のミシンによれば、請求項4と同
様の効果を奏するが、表示制御手段は、前記作動中の部
材又は休止中の部材又は異常と検出された部材が判る表
示形態と、その他の表示形態とに亙って切換え可能な表
示切換え手段を含むので、ディスプレイに表示される表
示形態を、作動中の部材又は休止中の部材又は異常と検
出された部材が判る表示形態(本案表示形態)と、その
他の表示形態とに簡単に切換えることが可能になる。
【0129】請求項6のミシンによれば、請求項5と同
様の効果を奏するが、縫製状態と非縫製状態とに切換え
可能な作動切換え手段を設け、表示切換え手段は、作動
切換え手段による切換え動作に伴って表示形態を切換え
るので、専用の検出センサを設けなくても、表示形態を
切換えることができコスト的に有利になり、また、作動
中の部材又は休止中の部材又は異常と検出された部材の
所在が判ると有効なとき(縫製時、異常検出時)、前記
本案表示形態にその他の表示形態から自動的に切換わる
ようにすることができる。
【0130】請求項7のミシンによれば、請求項5又は
6と同様の効果を奏するが、縫製に関わる部材を作動或
いは休止させる為の操作手段を設け、表示切換え手段
は、操作手段の操作に伴って表示形態を切換えるので、
専用の検出センサを設けなくても、表示形態を切換える
ことができコスト的に有利になり、また、作動中の部材
又は休止中の部材の所在が判ると有効なとき(縫製時、
異常検出時等)、前記本案表示形態にその他の表示形態
から自動的に切換わるようにすることができる。
【0131】請求項8のミシンによれば、請求項5〜7
の何れか1項と同様の効果を奏するが、表示切換え手段
は、縫製に関わる部材の正常時と異常時とで表示形態を
切換えるので、異常と検出された部材の所在が判ると有
効な状態のとき、前記本案表示形態をディスプレイに表
示可能にすることができる。
【0132】請求項9のミシンによれば、請求項5〜8
の何れか1項と同様の効果を奏するが、表示制御手段
は、縫製に関わる複数の部材のうちの縫製中に表示され
ていた部材を非縫製時に消去させるので、非縫製時、デ
ィスプレイの縫製に関わる複数の部材が表示されいた部
分に、その他の表示内容を表示させることができるた
め、ディスプレイを有効に利用できるようになる。
【0133】請求項10のミシンによれば、請求項4〜
9の何れか1項と同様の効果を奏するが、表示制御手段
は、前記作動中の部材を緑色で表示させるので、ユーザ
ーは作動中の部材を非常に明確に知ることができる。
【0134】請求項11のミシンによれば、請求項4〜
9の何れか1項と同様の効果を奏するが、表示制御手段
は、前記休止中の部材を作動時に比べて暗い色彩又は暗
い明度又はうすい濃淡で表示させるので、ユーザーは休
止中の部材を非常に明確に知ることができる。
【0135】請求項12のミシンによれば、請求項4〜
9の何れか1項と同様の効果を奏するが、表示制御手段
は、前記異常と検出された部材を赤色で表示させるの
で、ユーザーは異常と検出された部材を非常に明確に知
ることができる。
【0136】請求項13のミシンによれば、請求項1〜
12の何れか1項と同様の効果を奏するが、ディスプレ
イを含む表示手段を模様表示の為に使用するので、共通
の表示手段を使用でき、製作コスト的に有利になる。
【0137】請求項14のミシンによれば、請求項1〜
13の何れか1項と同様の効果を奏するが、ディスプレ
イに複数のタッチキーを含むタッチパネルを組込んだの
で、ディスプレイに表示された複数の表示内容のうち、
所望の表示内容に対応するタッチキーを押圧操作する
と、その表示内容に関する処理が実行されるように構成
できるようになり、操作性等が向上する。
【0138】請求項15のミシンによれば、請求項1〜
14の何れか1項と同様の効果を奏するが、相対移動機
構、針棒上下動機構、糸輪捕捉機構、張力付与機構、天
秤機構、糸装着機構、押え足操作機構、糸切り機構、ボ
タンホール形成機構、糸巻機構、照明機構、のうちの何
れかの機構に含まれる複数部材のうち、作動中の部材又
は休止中の部材又は異常と検出された部材の所在が判る
表示を行い、ユーザーはその部材を明確に知ることがで
きる。
【0139】請求項16のミシンによれば、請求項15
と同様の効果を奏するが、複数の検出手段、入力操作手
段、データ取込み手段、装着検出手段、音声手段、のう
ちの何れかの手段により、作動中の部材又は休止中の部
材又は異常と検出された部材の所在が判る表示を行い、
ユーザーはその部材を明確に知ることができ、また、こ
れら複数の手段のうちの何れかの手段に含まれる複数の
部材のうち、作動中の部材又は休止中の部材又は異常と
検出された部材の所在が判る表示を行うことも可能にな
る。
【0140】請求項17のミシンによれば、請求項1〜
16の何れか1項と同様の効果を奏するが、縫製に関わ
る複数の部材のうちの所望の部材をディスプレイに表示
させない複数の表示仕様を設定可能な表示仕様設定手段
を設けたので、従って、例えば、縫製に関わる殆どの部
材を含むミシンの内部構造を詳細に表示させる表示仕
様、縫製に関わる部材のうちの主要な部材だけを含むミ
シンの内部構造を簡潔に表示させる表示仕様、等の複数
の表示仕様を予め設定可能にしておくことで、ユーザー
は、複数の表示仕様のうちから、見やすい或いは使い易
い所望の表示仕様を容易に設定でき、作業性等の向上を
図ることが可能になる。
【0141】請求項18のミシンによれば、請求項17
と同様の効果を奏するが、表示仕様設定手段で設定され
た仕様を識別する為の情報を書換え可能に記憶する不揮
発性記憶手段を設けたので、仕様を識別する為の情報を
不揮発性記憶手段に記憶させることで、その仕様を確実
に設定することができる。
【0142】請求項19のミシンによれば、請求項17
又は18と同様の効果を奏するが、電源投入時に所定の
キー操作を行うことで、表示仕様を設定可能に構成した
ので、従って、表示仕様を設定する為の操作を、他の操
作の際に間違えて行わないようにし、他の操作と区別し
て確実に行うことが可能になる。
【0143】請求項20のミシンによれば、請求項19
と同様の効果を奏するが、表示仕様設定の際に扱うキー
は、模様選択の際に用いられるキーであるので、表示仕
様を設定する為のキーを別途設ける必要がなく構造が簡
単化する。
【0144】請求項21のミシンによれば、表示制御手
段により表示手段を制御し、ディスプレイにミシンの少
なくとも内部構造を表示するとともに、縫製に関わる複
数の部材のうち、少なくとも一部が露出し且つ作動時に
移動を伴う部材を赤色で表示するので、少なくとも一部
が露出し且つ作動時に移動を伴う部材を作動中に明確に
知ることができ、つまりは、その部材に触れると危ない
というユーザーへの危険予知としての効果を奏する。
【0145】請求項22のミシンによれば、表示制御手
段により表示手段が制御し、ディスプレイにミシンの少
なくとも内部構造が表示するとともに、縫製に関わる複
数の部材のうちの操作或いは装着部へ装着を禁止する部
材を赤色で表示するので、ユーザーは、前記操作或いは
装着部へ装着を禁止する部材を確実に把握することがで
き、その誤動作により故障等が起きるのを防止できる。
【0146】請求項23のミシンによれば、キー設定手
段により、複数のタッチキーに対して、タッチキーに対
応する表示内容と関連付けて、押圧操作が有効となる有
効キーと押圧操作が無効となる無効キーとを設定でき、
表示制御手段により表示手段を制御し、キー設定手段で
設定された有効キーに対応する表示部分と無効キーに対
応する表示部分とを異なる態様で表示手段のディスプレ
イに表示するので、ユーザーが、ディスプレイに表示さ
れた複数の表示内容(表示部分)を見るだけで、それら
に対応するタッチキーが無効キーか有効キーかを識別す
ることができ、ユーザーの作業性等が向上する他、タッ
チキー(無効キー)を押圧操作してもその表示内容に関
連する処理が実行されないことが判るため、そのことを
故障と勘違いする虞もなくなる。
【0147】請求項24のミシンによれば、請求項23
と同様の効果を奏するが、ディスプレイはカラーディス
プレイであり、表示制御手段は、前記有効キーと無効キ
ーを異なる色彩で表示させるので、ユーザーは有効キー
と無効キーとを確実に識別することができる。
【0148】請求項25のミシンによれば、請求項23
と同様の効果を奏するが、表示制御手段は、無効キーを
背景色と同色で表示させるので、ユーザーは有効キーと
無効キーとを確実に識別することができる。
【0149】請求項26のミシンによれば、請求項23
〜25の何れか1項と同様の効果を奏するが、表示制御
手段は、有効キーに対して無効キーを、暗い色彩又は暗
い明度又はうすい濃淡で表示させるので、ユーザーは有
効キーと無効キーとを確実に識別することができる。
【0150】請求項27のミシンによれば、請求項1〜
26の何れか1項と同様の効果を奏するが、表示手段を
ミシン本体に設けらたので、ミシンの表示手段のディス
プレイに前記種々の表示を行うことができる。
【0151】請求項28のミシンによれば、請求項1〜
26の何れか1項と同様の効果を奏するが、前記表示手
段をミシンに接続される装置に装備したので、その装置
の表示手段のディスプレイに前記種々の表示を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るミシンの斜視図であ
る。
【図2】図1のミシン内部の斜視図である。
【図3】ミシン(刺繍機装着状態)の斜視図である。
【図4】図3の刺繍機内部の斜視図である。
【図5】制御系を示すブロック図である。
【図6】表示制御ルーチンのフローチャートである。
【図7】模様選択画面が表示されたLCD(縫製前)で
ある。
【図8】ミシン内部等が表示されたLCD(縫製中)で
ある。
【図9】ミシン外観等が表示されたLCD(縫製中)で
ある。
【図10】刺繍模様選択画面が表示されたLCD(縫製
前)である。
【図11】ミシン外観等が表示されたLCD(縫製中)
である。
【図12】縫製時間等が表示されたLCD(縫製中)で
ある。
【図13】上糸が切れた情報等が表示されたLCDであ
る。
【図14】変形例に係るミシン外観等が表示されたLC
D(縫製中)である。
【図15】変形例に係るミシン内部等が表示されたLC
D(縫製中)である。
【図16】変形例に係るミシン外観等が表示されたLC
D(縫製中)である。
【符号の説明】
M ミシン 13 ディスプレイ 17 糸切りスイッチ 18 針上下位置切換えスイッチ 19 止め返し縫いスイッチ 20 スタートストップスイッチ 23 針棒上下動機構 24 針棒左右揺動機構 25 前後送り機構 26 糸輪捕捉機構 27 張力付与機構 28 天秤機構 29 糸装着機構 30 押え足操作機構 31 糸切り機構 32 ボタンホール形成機構 33 糸巻機構 100 制御装置 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 EEPROM 110 タッチパネル 131 PC 132 CRT
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船渡 伸彦 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 寺尾 晃 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 吉田 真樹 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 石山 康弘 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 3B150 AA07 AA15 CE07 CE09 CE23 NA80 NB18 QA06 QA07 QA08

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工布に縫目を形成する為の縫製手段
    と、ディスプレイを含む表示手段を制御する表示制御手
    段とを備えたミシンにおいて、 前記表示制御手段は、前記ディスプレイにミシンの少な
    くとも内部構造を表示するとともに、縫製に関わる複数
    の部材のうちの作動中の部材の所在が判る表示を行うよ
    うに表示手段を制御することを備えたことを特徴とする
    ミシン。
  2. 【請求項2】 加工布に縫目を形成する為の縫製手段
    と、ディスプレイを含む表示手段を制御する表示制御手
    段とを備えたミシンにおいて、 前記表示制御手段は、前記ディスプレイにミシンの少な
    くとも内部構造を表示するとともに、縫製に関わる複数
    の部材のうちの休止中の部材の所在が判る表示を行うよ
    うに表示手段を制御することを備えたことを特徴とする
    ミシン。
  3. 【請求項3】 加工布に縫目を形成する為の縫製手段
    と、ディスプレイを含む表示手段を制御する表示制御手
    段とを備えたミシンにおいて、 縫製に関わる複数の部材の異常を夫々検出可能な検出手
    段を備え、 前記表示制御手段は、前記ディスプレイにミシンの少な
    くとも内部構造を表示するとともに、前記検出手段によ
    り異常と検出された部材の所在が判る表示を行うように
    表示手段を制御することを特徴とするミシン。
  4. 【請求項4】 前記ディスプレイはカラーディスプレイ
    であり、前記表示制御手段は、前記作動中の部材又は休
    止中の部材又は異常と検出された部材を、その他の部材
    に対して異なる色彩で表示可能に構成したことを特徴と
    する請求項1〜3の何れか1項に記載のミシン。
  5. 【請求項5】 前記表示制御手段は、前記作動中の部材
    又は休止中の部材又は異常と検出された部材が判る表示
    形態と、その他の表示形態とに亙って切換え可能な表示
    切換え手段を含むことを特徴とする請求項4に記載のミ
    シン。
  6. 【請求項6】 縫製状態と非縫製状態とに切換え可能な
    作動切換え手段を設け、前記表示切換え手段は、作動切
    換え手段による切換え動作に伴って表示形態を切換える
    ことを特徴とする請求項5に記載のミシン。
  7. 【請求項7】 縫製に関わる部材を作動或いは休止させ
    る為の操作手段を設け、前記表示切換え手段は、操作手
    段の操作に伴って表示形態を切換えることを特徴とする
    請求項5又は6に記載のミシン。
  8. 【請求項8】 前記表示切換え手段は、縫製に関わる部
    材の正常時と異常時とで表示形態を切換えることを特徴
    とする請求項5〜7の何れか1項に記載のミシン。
  9. 【請求項9】 前記表示制御手段は、縫製に関わる複数
    の部材のうちの縫製中に表示されていた部材を非縫製時
    に消去させることを特徴とする請求項5〜8の何れか1
    項に記載のミシン。
  10. 【請求項10】 前記表示制御手段は、前記作動中の部
    材を緑色で表示させることを特徴とする請求項4〜9の
    何れか1項に記載のミシン。
  11. 【請求項11】 前記表示制御手段は、前記休止中の部
    材を作動時に比べて暗い色彩又は暗い明度又はうすい濃
    淡で表示させることを特徴とする請求項4〜9の何れか
    1項に記載のミシン。
  12. 【請求項12】 前記表示制御手段は、前記異常と検出
    された部材を赤色で表示させることを特徴とする請求項
    4〜9の何れか1項に記載のミシン。
  13. 【請求項13】 前記ディスプレイを含む表示手段を模
    様表示の為に使用することを特徴とする請求項1〜12
    の何れか1項に記載のミシン。
  14. 【請求項14】 前記ディスプレイに複数のタッチキー
    を含むタッチパネルを組込んだことを特徴とする請求項
    1〜13の何れか1項に記載のミシン。
  15. 【請求項15】 前記縫製に関わる複数の部材は、加工
    布と縫針とを水平方向へ相対移動させる相対移動機構、
    針棒を上下動させる針棒上下動機構、糸輪を捕捉する糸
    輪捕捉機構、上糸に張力を付与する張力付与機構、縫目
    を引締める天秤機構、上糸を繰出し可能に装着する為の
    糸装着機構、押え足を上下に操作する押え足操作機構、
    糸を切断する糸切り機構、ボタンホールを成形する為の
    ボタンホール形成機構、糸巻きを行う糸巻機構、ベッド
    面付近を照明する照明機構、のうちの何れかの機構に含
    まれるものであることを特徴とする請求項1〜14の何
    れか1項に記載のミシン。
  16. 【請求項16】 前記縫製に関わる複数の部材は、前記
    複数の機構に含まれる複数の部材の異常を夫々検出可能
    な複数の検出手段、入力操作の為の入力操作手段、外部
    記憶媒体或いは通信手段により縫製データを取込むデー
    タ取込み手段、外部記憶媒体或いは通信手段の装着の有
    無を検出する装着検出手段、音声を発生させる音声手
    段、のうちの何れかの手段に含まれるものであることを
    特徴とする請求項15に記載のミシン。
  17. 【請求項17】 縫製に関わる複数の部材のうちの所望
    の部材をディスプレイに表示させない複数の表示仕様を
    設定可能な表示仕様設定手段を設けたことを特徴とする
    請求項1〜16の何れか1項に記載のミシン。
  18. 【請求項18】 前記表示仕様設定手段で設定された仕
    様を識別する為の情報を書換え可能に記憶する不揮発性
    記憶手段を設けたことを特徴とする請求項17に記載の
    ミシン。
  19. 【請求項19】 電源投入時に所定のキー操作を行うこ
    とで、表示仕様を設定可能に構成したことを特徴とする
    請求項17又は18に記載のミシン。
  20. 【請求項20】 表示仕様設定の際に扱うキーは、模様
    選択の際に用いられるキーであることを特徴とする請求
    項19に記載のミシン。
  21. 【請求項21】 加工布に縫目を形成する為の縫製手段
    と、少なくとも赤色表示が可能なディスプレイを含む表
    示手段を制御する表示制御手段とを備えたミシンにおい
    て、 前記表示制御手段は、前記ディスプレイにミシンの少な
    くとも内部構造を表示するとともに、縫製に関わる複数
    の部材のうち、少なくとも一部が露出し且つ作動時に移
    動を伴う部材をその作動中に赤色で表示するように表示
    手段を制御することを特徴とするミシン。
  22. 【請求項22】 加工布に縫目を形成する為の縫製手段
    と、少なくとも赤色表示が可能なディスプレイを含む表
    示手段を制御する表示制御手段とを備えたミシンにおい
    て、 前記表示制御手段は、前記ディスプレイにミシンの少な
    くとも内部構造を表示するとともに、縫製に関わる複数
    の部材のうちの操作或いは装着部へ装着を禁止する部材
    を赤色で表示するように表示手段を制御することを特徴
    とするミシン。
  23. 【請求項23】 加工布に縫目を形成する為の縫製手段
    と、ディスプレイを含む表示手段と、ディスプレイに組
    込まれた複数のタッチキーを含むタッチパネルを備えた
    ミシンにおいて、 前記複数のタッチキーに対して、タッチキーに対応する
    表示内容と関連付けて、押圧操作が有効となる有効キー
    と押圧操作が無効となる無効キーとを設定可能なキー設
    定手段と、 前記キー設定手段で設定された有効キーに対応する表示
    部分と無効キーに対応する表示部分とを異なる態様で表
    示手段に表示させる表示制御手段と、 を備えたことを特徴とするミシン。
  24. 【請求項24】 前記ディスプレイはカラーディスプレ
    イであり、前記表示制御手段は、前記有効キーと無効キ
    ーを異なる色彩で表示させることを特徴とする請求項2
    3に記載のミシン。
  25. 【請求項25】 前記表示制御手段は、無効キーを背景
    色と同色で表示させることを特徴とする請求項23に記
    載のミシン。
  26. 【請求項26】 前記表示制御手段は、有効キーに対し
    て無効キーを、暗い色彩又は暗い明度又はうすい濃淡で
    表示させることを特徴とする請求項23〜25の何れか
    1項に記載のミシン。
  27. 【請求項27】 前記表示手段は、ミシン本体に設けら
    れたことを特徴とする請求項1〜26の何れか1項に記
    載のミシン。
  28. 【請求項28】 前記表示手段は、ミシンに接続される
    装置に装備されていることを特徴とする請求項1〜26
    の何れか1項に記載のミシン。
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