JP3364736B2 - ミシンの天秤ガード - Google Patents
ミシンの天秤ガードInfo
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- JP3364736B2 JP3364736B2 JP26931995A JP26931995A JP3364736B2 JP 3364736 B2 JP3364736 B2 JP 3364736B2 JP 26931995 A JP26931995 A JP 26931995A JP 26931995 A JP26931995 A JP 26931995A JP 3364736 B2 JP3364736 B2 JP 3364736B2
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- Japan
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- balance
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- needle
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- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B49/00—Take-up devices, e.g. levers, for the needle thread
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B3/00—Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B73/00—Casings
- D05B73/005—Doors or covers for accessing inner parts of the machine; Security devices therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はミシンの天秤ガード
に関し、特に多針式のミシンにおける天秤ガードに関す
るものである。 【０００２】 【従来技術】多針式のミシンとしては、針棒や天秤の駆
動機構を備えたミシンアームに対して、複数の針棒およ
び各針棒に対応した複数の天秤を支持した支持体をスラ
イド操作可能に装着した構成のものが知られている。こ
の多針式ミシンでは、支持体をスライド操作させて所望
の針棒および天秤を選択することで、この選択された針
棒および天秤のみがミシンアームの駆動機構により駆動
され、他の非選択状態にある針棒および天秤は所定の停
止姿勢に保持される。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記の構成に係る多針
式ミシンにおいては、選択された針棒および天秤が駆動
されているとき、その天秤に掛けられている上糸が天秤
の往復移動動作により、隣で停止している天秤に引っ掛
かったり、その隣接する天秤に掛けられている上糸に絡
まったりすることがある。このような事態になると、糸
切れを生じたり、また糸切れはしないまでも、糸締まり
に悪影響を及ぼして縫い調子が不整になったりする不都
合が指摘される。 【０００４】 【発明の目的】この発明は、前述した欠点に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたものであって、稼動中
の天秤に掛けられている上糸が、停止状態で待機中の天
秤やこれに掛けた別の上糸と干渉するのを有効に防止し
得るミシンの天秤ガードを提供することを目的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため本発明に係るミシンの天秤
ガードは、ミシンヘッドの前面に配設した支持体および
複数のスリットを有する支持体カバーと、この支持体に
昇降自在に設けられ、下端に縫針が装着される複数の針
棒と、これら針棒に対応的に設けられ、前記支持体カバ
ーの複数のスリットから上下の揺動自在に突出する複数
の天秤とを備える多針式のミシンにおいて、前記支持体
に、隣接し合う夫々の天秤および糸を該天秤の往復移動
経路の所定範囲において相互に隔離するよう、前記複数
のスリットに隣接配置される複数の隔離体と、 両端側に
位置する夫々の天秤の外側に設けた遮蔽体とからなり、
これら両側の遮蔽体および中間に位置する前記複数の隔
離体の間は前面に向け開放していることを特徴とする。 【０００６】 【作用】稼動中の天秤に掛けられている上糸が、隣の天
秤や該天秤に掛けた別の上糸に干渉する事態が、本発明
に係る隔離体によって確実に回避される。 【０００７】 【発明の実施の形態】次に、本発明に係るミシンの天秤
ガードにつき、好適な実施例を挙げて添付図面を参照し
ながら以下説明する。図１は多針式のミシンにおけるミ
シンヘッドの正面図であり、図２は図１の側面図であ
る。ミシンヘッド２は、図２に示す如く、ミシンフレー
ム１の前面に取付けられて水平に延出するミシンアーム
３と、該ミシンアーム３の前面に横方向へのスライド可
能に装着した支持ケース５とから構成されている。この
支持ケース５には、下端に縫針６を取付けた複数本(本
例では６本)の針棒７が、該支持ケース５のスライド方
向に沿って所定間隔で並設的に支持されている。また該
支持ケース５には各針棒７に対応する天秤８(本例では
合計６個)が、そのボス部９を支持軸１０に嵌合させて
上下への揺動可能に支持されている。そして各天秤８
は、ボス部９の周囲に凹設した係合溝９ａを、ミシンア
ーム３の前端部上面に水平固定した天秤レール１１に摺
動自在に嵌合させることにより、略上死点姿勢に保持さ
れるようになっている。 【０００８】前記支持ケース５は、図示しないスライド
制御機構を介してスライド操作することにより、使用す
べき針棒７の任意の選択がなされるようになっている。
前記ミシンアーム３は、針棒駆動機構で上下に往復駆動
される駆動子１２を内蔵し、前記スライド操作により選
択された針棒７は、この駆動子１２に係合することによ
って上下に往復駆動される。更にミシンアーム３は、天
秤駆動機構により上下に往復揺動駆動される駆動コロ１
３を内蔵し、前記選択された針棒７に対応する天秤８の
ボス部９に形成したフォーク部９ｂを、この駆動コロ１
３に嵌合させることによって上下に往復駆動される。な
お図２に２点鎖線で示す天秤８は、下死点に位置してい
る。ここで選択された天秤８に関しては、そのボス部９
の係合溝９ａが、天秤レール１１に形成した切欠き部に
対応することによって自由状態となり、揺動駆動可能な
状態となるようになっている。また非選択状態にある針
棒７は、その夫々が上死点位置に保持されると共に、非
選択状態にある天秤８も、１点鎖線で示す如く略上死点
位置に夫々保持されている。 【０００９】夫々の天秤８の先端部は、前記支持ケース
５の前面に取付けた正面カバー１５に形成した上下方向
の各スリット１５ａを介して前方に突出している。この
正面カバー１５の前面には、天秤８を保護する天秤ガー
ド２０が設けられている。この天秤ガード２０は、殊に
図３に示す如く、隣接し合う天秤８の相互間に設けた隔
離体２１と、両端側に位置する各天秤８の外側に設けた
遮蔽体２２とから基本的に構成されている。隔離体２１
および遮蔽体２２は、好ましくは合成樹脂を材質とする
成形体からなり、正面カバー１５の前面から突出する天
秤８の先端部が往復移動する範囲を全てカバーする高さ
と、前後方向の奥行きとを併せ有している。夫々の隔離
体２１は、その後端縁を正面カバー１５の各スリット１
５ａの側部に沿わせて、例えば接着剤で正面カバー１５
の前面に固着されている。また両側の遮蔽体２２,２２
は、主としてデザイン上の理由から前記隔離体２１に比
して厚さや外側の端面形状を異ならせてあり、隣接し合
う隔離体２１,２１同士の対峙間隔と同じ間隔を空け
て、同じく接着剤で正面カバー１５の前面に固着されて
いる。 【００１０】夫々の隔離体２１および遮蔽体２２におけ
る上端部の前面には、所要の切欠き２４が形成されてい
る。この切欠き２４は、図２から明らかなように、ミシ
ンが停止した状態で、かつ天秤８が略上死点に位置して
いるときに、該天秤８の糸孔８ａを横方向から開放する
ためのものである。更に図４に示す如く、夫々の隔離体
２１および遮蔽体２２の前端部には横方向への張出し部
２３が形成されており、これにより隣接し合う隔離体２
１,２１の相互間および隔離体２１と遮蔽体２２との前
方部における横方向の開口幅を小さく設定している。 【００１１】次に、実施例に係る天秤ガードの作用につ
いて説明する。先ず天秤８に関連する糸通しにつき説明
すると、図２および図４に示すように、該天秤８の上流
位置にある上糸道２５の糸孔２５ａに上糸ａを通した
後、これを該天秤８の下流位置にある中糸道２６の糸孔
２６ａに通す。次いで該上糸ａを、天秤８の糸孔８ａに
通してから中糸道２６の別の糸孔２６ｂに通し、更に下
流の下糸道２８を経由して縫針６の図示しない糸孔へと
通す。この糸通し作業において、略上死点位置にある天
秤８の側方部が、前述した如く開放されていることか
ら、該天秤８の糸孔８ａへの糸通しを容易に行なえるこ
とになる。また夫々の隔離体２１,２１同士や、隔離体
２１と遮蔽体２２との間にスリットが形成されているた
めに、前記一連の糸通し作業を容易に行ない得るもので
ある。 【００１２】ミシン稼動時には、選択された天秤８が上
下に往復駆動され、その糸孔８ａに通した上糸ａが上下
に振られるために、上糸道２５と中糸道２６との間に存
在する上糸ａは激しく妄動されることになる。しかし両
側の隔離体２１,２１(遮蔽体２２)の存在によって、そ
の上糸ａが隣の天秤８やこれに掛けられた糸に干渉する
のが回避され、従って糸切れや縫い調子の乱れの発生が
確実に防止される。なお、各隔離体２１および遮蔽体２
２の前面に形成した張出し部２３によって、前面におけ
る開口部の幅が小さく設定されていることから、天秤８
の稼動時に操作者が誤って指等を近づけた時でも該指の
進入を阻止でき、安全の確保が達成されるものである。 【００１３】(他の実施の形態の説明)本実施例では、夫
々の隔離体２１、遮蔽体２２および正面カバー１５を別
体として成形しているが、これらを一体成形してもよ
い。また各隔離体２１、遮蔽体２２に形成した張出し部
２３は必須のものではなく、隔離体２１,２１同士の間
隔をより小さく設定することにより、その張出し部の形
成を廃止するようにしてもよい。更に本実施例では、デ
ザイン上の理由により両側に遮蔽体２２,２２を用いた
が、これらの代わりに隔離体２１を用いるようにしても
よい。 【００１４】 【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係るミシ
ンの天秤ガードによれば、稼動中の天秤に掛けられてい
る糸が隣の天秤や糸に干渉する現象が、隔離体の存在に
より確実に回避されるため、糸切れを生じたり縫い調子
が不整になったりすることがない。
に関し、特に多針式のミシンにおける天秤ガードに関す
るものである。 【０００２】 【従来技術】多針式のミシンとしては、針棒や天秤の駆
動機構を備えたミシンアームに対して、複数の針棒およ
び各針棒に対応した複数の天秤を支持した支持体をスラ
イド操作可能に装着した構成のものが知られている。こ
の多針式ミシンでは、支持体をスライド操作させて所望
の針棒および天秤を選択することで、この選択された針
棒および天秤のみがミシンアームの駆動機構により駆動
され、他の非選択状態にある針棒および天秤は所定の停
止姿勢に保持される。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上記の構成に係る多針
式ミシンにおいては、選択された針棒および天秤が駆動
されているとき、その天秤に掛けられている上糸が天秤
の往復移動動作により、隣で停止している天秤に引っ掛
かったり、その隣接する天秤に掛けられている上糸に絡
まったりすることがある。このような事態になると、糸
切れを生じたり、また糸切れはしないまでも、糸締まり
に悪影響を及ぼして縫い調子が不整になったりする不都
合が指摘される。 【０００４】 【発明の目的】この発明は、前述した欠点に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたものであって、稼動中
の天秤に掛けられている上糸が、停止状態で待機中の天
秤やこれに掛けた別の上糸と干渉するのを有効に防止し
得るミシンの天秤ガードを提供することを目的とする。 【０００５】 【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため本発明に係るミシンの天秤
ガードは、ミシンヘッドの前面に配設した支持体および
複数のスリットを有する支持体カバーと、この支持体に
昇降自在に設けられ、下端に縫針が装着される複数の針
棒と、これら針棒に対応的に設けられ、前記支持体カバ
ーの複数のスリットから上下の揺動自在に突出する複数
の天秤とを備える多針式のミシンにおいて、前記支持体
に、隣接し合う夫々の天秤および糸を該天秤の往復移動
経路の所定範囲において相互に隔離するよう、前記複数
のスリットに隣接配置される複数の隔離体と、 両端側に
位置する夫々の天秤の外側に設けた遮蔽体とからなり、
これら両側の遮蔽体および中間に位置する前記複数の隔
離体の間は前面に向け開放していることを特徴とする。 【０００６】 【作用】稼動中の天秤に掛けられている上糸が、隣の天
秤や該天秤に掛けた別の上糸に干渉する事態が、本発明
に係る隔離体によって確実に回避される。 【０００７】 【発明の実施の形態】次に、本発明に係るミシンの天秤
ガードにつき、好適な実施例を挙げて添付図面を参照し
ながら以下説明する。図１は多針式のミシンにおけるミ
シンヘッドの正面図であり、図２は図１の側面図であ
る。ミシンヘッド２は、図２に示す如く、ミシンフレー
ム１の前面に取付けられて水平に延出するミシンアーム
３と、該ミシンアーム３の前面に横方向へのスライド可
能に装着した支持ケース５とから構成されている。この
支持ケース５には、下端に縫針６を取付けた複数本(本
例では６本)の針棒７が、該支持ケース５のスライド方
向に沿って所定間隔で並設的に支持されている。また該
支持ケース５には各針棒７に対応する天秤８(本例では
合計６個)が、そのボス部９を支持軸１０に嵌合させて
上下への揺動可能に支持されている。そして各天秤８
は、ボス部９の周囲に凹設した係合溝９ａを、ミシンア
ーム３の前端部上面に水平固定した天秤レール１１に摺
動自在に嵌合させることにより、略上死点姿勢に保持さ
れるようになっている。 【０００８】前記支持ケース５は、図示しないスライド
制御機構を介してスライド操作することにより、使用す
べき針棒７の任意の選択がなされるようになっている。
前記ミシンアーム３は、針棒駆動機構で上下に往復駆動
される駆動子１２を内蔵し、前記スライド操作により選
択された針棒７は、この駆動子１２に係合することによ
って上下に往復駆動される。更にミシンアーム３は、天
秤駆動機構により上下に往復揺動駆動される駆動コロ１
３を内蔵し、前記選択された針棒７に対応する天秤８の
ボス部９に形成したフォーク部９ｂを、この駆動コロ１
３に嵌合させることによって上下に往復駆動される。な
お図２に２点鎖線で示す天秤８は、下死点に位置してい
る。ここで選択された天秤８に関しては、そのボス部９
の係合溝９ａが、天秤レール１１に形成した切欠き部に
対応することによって自由状態となり、揺動駆動可能な
状態となるようになっている。また非選択状態にある針
棒７は、その夫々が上死点位置に保持されると共に、非
選択状態にある天秤８も、１点鎖線で示す如く略上死点
位置に夫々保持されている。 【０００９】夫々の天秤８の先端部は、前記支持ケース
５の前面に取付けた正面カバー１５に形成した上下方向
の各スリット１５ａを介して前方に突出している。この
正面カバー１５の前面には、天秤８を保護する天秤ガー
ド２０が設けられている。この天秤ガード２０は、殊に
図３に示す如く、隣接し合う天秤８の相互間に設けた隔
離体２１と、両端側に位置する各天秤８の外側に設けた
遮蔽体２２とから基本的に構成されている。隔離体２１
および遮蔽体２２は、好ましくは合成樹脂を材質とする
成形体からなり、正面カバー１５の前面から突出する天
秤８の先端部が往復移動する範囲を全てカバーする高さ
と、前後方向の奥行きとを併せ有している。夫々の隔離
体２１は、その後端縁を正面カバー１５の各スリット１
５ａの側部に沿わせて、例えば接着剤で正面カバー１５
の前面に固着されている。また両側の遮蔽体２２,２２
は、主としてデザイン上の理由から前記隔離体２１に比
して厚さや外側の端面形状を異ならせてあり、隣接し合
う隔離体２１,２１同士の対峙間隔と同じ間隔を空け
て、同じく接着剤で正面カバー１５の前面に固着されて
いる。 【００１０】夫々の隔離体２１および遮蔽体２２におけ
る上端部の前面には、所要の切欠き２４が形成されてい
る。この切欠き２４は、図２から明らかなように、ミシ
ンが停止した状態で、かつ天秤８が略上死点に位置して
いるときに、該天秤８の糸孔８ａを横方向から開放する
ためのものである。更に図４に示す如く、夫々の隔離体
２１および遮蔽体２２の前端部には横方向への張出し部
２３が形成されており、これにより隣接し合う隔離体２
１,２１の相互間および隔離体２１と遮蔽体２２との前
方部における横方向の開口幅を小さく設定している。 【００１１】次に、実施例に係る天秤ガードの作用につ
いて説明する。先ず天秤８に関連する糸通しにつき説明
すると、図２および図４に示すように、該天秤８の上流
位置にある上糸道２５の糸孔２５ａに上糸ａを通した
後、これを該天秤８の下流位置にある中糸道２６の糸孔
２６ａに通す。次いで該上糸ａを、天秤８の糸孔８ａに
通してから中糸道２６の別の糸孔２６ｂに通し、更に下
流の下糸道２８を経由して縫針６の図示しない糸孔へと
通す。この糸通し作業において、略上死点位置にある天
秤８の側方部が、前述した如く開放されていることか
ら、該天秤８の糸孔８ａへの糸通しを容易に行なえるこ
とになる。また夫々の隔離体２１,２１同士や、隔離体
２１と遮蔽体２２との間にスリットが形成されているた
めに、前記一連の糸通し作業を容易に行ない得るもので
ある。 【００１２】ミシン稼動時には、選択された天秤８が上
下に往復駆動され、その糸孔８ａに通した上糸ａが上下
に振られるために、上糸道２５と中糸道２６との間に存
在する上糸ａは激しく妄動されることになる。しかし両
側の隔離体２１,２１(遮蔽体２２)の存在によって、そ
の上糸ａが隣の天秤８やこれに掛けられた糸に干渉する
のが回避され、従って糸切れや縫い調子の乱れの発生が
確実に防止される。なお、各隔離体２１および遮蔽体２
２の前面に形成した張出し部２３によって、前面におけ
る開口部の幅が小さく設定されていることから、天秤８
の稼動時に操作者が誤って指等を近づけた時でも該指の
進入を阻止でき、安全の確保が達成されるものである。 【００１３】(他の実施の形態の説明)本実施例では、夫
々の隔離体２１、遮蔽体２２および正面カバー１５を別
体として成形しているが、これらを一体成形してもよ
い。また各隔離体２１、遮蔽体２２に形成した張出し部
２３は必須のものではなく、隔離体２１,２１同士の間
隔をより小さく設定することにより、その張出し部の形
成を廃止するようにしてもよい。更に本実施例では、デ
ザイン上の理由により両側に遮蔽体２２,２２を用いた
が、これらの代わりに隔離体２１を用いるようにしても
よい。 【００１４】 【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係るミシ
ンの天秤ガードによれば、稼動中の天秤に掛けられてい
る糸が隣の天秤や糸に干渉する現象が、隔離体の存在に
より確実に回避されるため、糸切れを生じたり縫い調子
が不整になったりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明が適用されるミシンのミシンヘッド正面
図である。 【図２】図１に示すミシンヘッドの部分透視側面図であ
る。 【図３】ミシンヘッドに設けられる天秤ガードの斜視図
である。 【図４】天秤ガードにおける隔離体の取付け状態を示す
説明斜視図である。 【図５】図３に示す天秤ガードの水平断面図である。 【図６】図４に示す隔離体の斜視図である。 【符号の説明】 ５ 支持ケース(支持体) ６ 縫針 ７ 針棒 ８ 天秤 ８ａ 糸孔 ２０ 天秤ガード ２１ 隔離体
図である。 【図２】図１に示すミシンヘッドの部分透視側面図であ
る。 【図３】ミシンヘッドに設けられる天秤ガードの斜視図
である。 【図４】天秤ガードにおける隔離体の取付け状態を示す
説明斜視図である。 【図５】図３に示す天秤ガードの水平断面図である。 【図６】図４に示す隔離体の斜視図である。 【符号の説明】 ５ 支持ケース(支持体) ６ 縫針 ７ 針棒 ８ 天秤 ８ａ 糸孔 ２０ 天秤ガード ２１ 隔離体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
D05B 49/00
D05B 83/00
D05C 13/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 ミシンヘッド(2)の前面に配設した支持
体(5)および複数のスリット(15a)を有する支持体カバー
(15)と、この支持体(5)に昇降自在に設けられ、下端に
縫針(6)が装着される複数の針棒(7)と、これら針棒(7)
に対応的に設けられ、前記支持体カバー(15)の複数のス
リット(15a)から上下の揺動自在に突出する複数の天秤
(8)とを備える多針式のミシンにおいて、 前記支持体(5)に、隣接し合う夫々の天秤(8)および糸を
該天秤(8)の往復移動経路の所定範囲において相互に隔
離するよう、前記複数のスリット(15a)に隣接配置され
る複数の隔離体(21)と、 両端側に位置する夫々の天秤(8)の外側に設けた遮蔽体
(22)とからなり、 これら両側の遮蔽体(22)および中間に位置する前記複数
の隔離体(21)の間は前面に向け開放している ことを特徴
とするミシンの天秤ガード。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26931995A JP3364736B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | ミシンの天秤ガード |
| KR1019960017125A KR100345160B1 (ko) | 1995-09-22 | 1996-05-21 | 미싱의천칭가이드 |
| US08/651,729 US5655471A (en) | 1995-09-22 | 1996-05-22 | Thread take-up lever guard in sewing machine |
| DE19620910A DE19620910C2 (de) | 1995-09-22 | 1996-05-24 | Fadenhebelführung für eine Nähmaschine |
| TW085106416A TW303399B (ja) | 1995-09-22 | 1996-05-30 | |
| CN96106933A CN1057577C (zh) | 1995-09-22 | 1996-06-18 | 缝纫机的悬臂保护器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26931995A JP3364736B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | ミシンの天秤ガード |
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|---|---|
| JPH0984983A JPH0984983A (ja) | 1997-03-31 |
| JP3364736B2 true JP3364736B2 (ja) | 2003-01-08 |
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ID=17470702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26931995A Expired - Fee Related JP3364736B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | ミシンの天秤ガード |
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| US (1) | US5655471A (ja) |
| JP (1) | JP3364736B2 (ja) |
| KR (1) | KR100345160B1 (ja) |
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| DE (1) | DE19620910C2 (ja) |
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Families Citing this family (12)
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|---|---|---|---|---|
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| JP2004337531A (ja) * | 2003-05-19 | 2004-12-02 | Tokai Ind Sewing Mach Co Ltd | 刺繍機 |
| JP4920954B2 (ja) * | 2005-11-10 | 2012-04-18 | 株式会社バルダン | 多針ミシン |
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| JP5532979B2 (ja) * | 2010-02-01 | 2014-06-25 | ブラザー工業株式会社 | 多針式ミシン |
| CN102140742B (zh) * | 2011-02-16 | 2013-05-15 | 东阳市佳轮电子机械有限公司 | 一种刺绣机中过线装置 |
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