JP2834490B2 - 自動縫ミシン - Google Patents

自動縫ミシン

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動縫ミシンに関し、特に一連の縫目を凡て
パーフェクトステッチに縫製し得る自動縫ミシンに関す
る。
従来の技術 加工布の移動方向の変化によって、即ち針に通した上
糸導出側と釜から導出させる下糸の針に対する相対方向
によってパーフェクトステッチ又はヒッチステッチ形成
がされることは周知であり、模様縫ミシンでは、パーフ
ェクトステッチとヒッチステッチとが交じり合うことは
仕上げ上の問題点となる。
この問題を解決するために種々な提案がある。特公昭
56−53397号公報に記載されたミシンはミシン装置全体
を針を中心に回動させる形式であり、装置が大型高価と
なる。
特開昭57−119784号に記載されたミシンは針と釜とを
別個のモータによって回動させる。この形式は通常の上
下機構を機械的に連結するミシンには採用困難であり、
釜の回動の際のタイミングのずれの問題が残る。
特開昭63−105785号に記載されたミシンは針と釜とを
2個のクランクとレバーによって連結する構成である。
しかしながら、上軸の回転運動をレバーによる上下運動
に変化させ、更にこれを回転運動に変えることは、機構
上正確な高速運動の伝達には不適当である。
発明の解決すべき課題 本発明の目的は自動縫ミシンを提供し、上述の欠点を
生ずることなく縫製方向に無関係にパーフェクトステッ
チを形成し、針と釜とのタイミングのずれを生じないミ
シンとするにある。
本発明の他の目的は自動縫ミシンを提供し、パーフェ
クトステッチ形成のための針の回動に際して上糸の絡み
を生じないミシンとする。
課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本発明によれば、ミシ
ン上軸の回動に伴い、上下方向へのみ運動可能な針棒
と、該針棒の運動に同期して上下方向へ運動すると共に
該針棒の上下運動方向軸線へ対して直交する面内にて該
針棒の周りに回転可能に支持されており、かつ一端に針
を保持している、平歯車と、該平歯車が針棒の上下運動
中常に螺合関係を維持するため少なくとも該針棒が上下
運動する距離と同一の歯幅を有している平歯車と、当該
平歯車を回転する機構と、から構成されている、該針の
位置を回転する針回転ユニットと、加工布をXY方向に移
動する布支持枠と、釜を、針の上下運動方向軸線に直交
する面内において、該軸線の周りに回転する釜回転ユニ
ットと、前記針回転ユニットと釜回転ユニットとを同期
し、かつ、前記布支持枠の布移動方向に応答して、針と
釜との向きを、当該布の正送り状態を維持する量だけ回
転させる回転装置と、上糸を導出する針の上下動に同期
して釜を駆動しこれにより下糸を導出するための、ミシ
ン上軸によって駆動される釜駆動手段であって、ミシン
上軸からの駆動運動を受け入れている入力軸と、前記釜
を駆動する出力軸と、これらの入力軸と出力軸とを連結
しており、前記釜の回転に伴う針上下動位相とのずれを
補正するための差動歯車装置と、から構成されている、
テーブル下部に設けられている釜駆動手段と、前記回転
装置の回転を該差動歯車装置へ伝達する伝達手段と、か
ら成る、パーフェクトステッチを縫製する自動縫ミシン
が提供される。
また、針を上下動させる針棒の中心軸を交叉するよう
に糸通し孔を設けることが好ましく、針の回動に伴う上
糸の絡みを防止する。
さらに、前記差動歯車装置のブラケットに取り付けた
歯車を前記駆動装置によって回転させることが好まし
い。
作 用 本発明の自動縫ミシンによれば、釜を、針の上下運動
方向軸線に直交する面内において、該軸線の周りに回転
させる釜回転ユニット及び釜駆動手段に設けられた差動
歯車装置を備えることによって、該釜の回転に伴う針上
下動位相とのずれを補正することが出来、釜を回転させ
た時の針に対するタイミングのずれを吸収して両者を同
期させることができるので、パーフェクトステッチを形
成することができる。
更に、上糸を針棒内に形成した孔を通すことによっ
て、上糸の絡みを防止できる。
実施例 本発明を例示とした実施例並びに図面について説明す
る。
第1図は本発明よるパーフェクトステッチ縫ミシン10
の要部を示す。通常の縫製機構は省略するが、ミシンの
上軸11の回動によって天秤2、針3を駆動する。上軸11
に固着したスプロケット歯車12からタイミングベルト1
3、スプロケット歯車14を経て右下軸15を駆動する。入
力軸又は右下軸15と出力軸又は左下軸18との間に本発明
に係る回転速度が変更可能な差動歯車装置を介挿する。
この差動歯車装置は差動歯車16とこの差動歯車を支持す
るブラケット17とを有する。更に詳細に述べると、差動
歯車16は、ブラケット17に取付けられ、ブラケット17に
平歯車23が固着され、この平歯車23に噛合う平歯車24に
よって後述の通りに回転可能になる。これら平歯車23,2
4は後述する釜駆動手段の駆動量を差動歯車装置に伝達
する伝達手段を構成する。
右下軸15と共に釜駆動手段が設けられ、この釜駆動手
段は、左下軸18の左端に固着した傘歯車の組19、斜歯車
の組20、平歯車の組21を有し、釜22を駆動させる。この
際、送り方向が変化しない時は、平歯車24が動かないか
ら平歯車23、ブラケット17が固定するため、釜22は駆動
しない。
本発明によるパーフェクトステッチ縫い機構を以下説
明する。
段歩(ステッピング)モータ30によって送り軸31を回
転させ、斜歯歯車の組32、針駆動ユニット、即ち、これ
を構成する垂直軸33、斜歯歯車の組34、横軸35、斜歯歯
車の組36、垂直軸37を経て長い平歯車38,39を、回転さ
せる。平歯車39は、平歯車38に噛合い、回転することな
くミシン上軸の回転に伴って上下方向へ往復運動可能な
針棒40に回転可動に取付けられ、針3を中心として所要
角度回転されて針3の向きと釜の方向の差異によるヒッ
チステッチの形成を防ぐ。尚、この平歯車39は一端が針
を保持可能である。
釜回転ユニットが設けられ、この釜回転ユニットはモ
ータ30により回転される送り軸31と、この回転が伝えら
れる斜歯歯車の組41と、これにより所要角度回転される
釜取付台42とを有する。これによって釜22の中心が針3
の中心に一致される。同時に送り軸31に固着された平歯
車24が回転し、平歯車23によってブラケット17を回転さ
せる。この回転は差動歯車16に伝達され、左右下軸15,1
8の速度に所要の差を生じさせる。これによって、釜と
針のタイミングの偏差を生ずるのを防ぐ。尚、モータ30
と斜歯歯車の組32とはミシンの布支持枠の移動方向に基
ずき針と釜の向きを加工布の移送方向と同方向とする駆
動装置を構成する。
上述の機構において、上糸が歯車38,39等に絡むのを
防ぐために、第2図に示す通り、本発明によって針棒40
に孔44を設けて上糸を通し、絡むのを完全に防止する。
以下、本発明の自動縫いミシンの作動について説明す
る。
通常の縫製に際しては、段歩モータ30は停止であり、
上軸11の回動は図示しない機構を経て天秤2、針棒40、
針3、に伝達されてミシンの上部機構を作動させる。上
軸11の回動はスプロケット12、ベルト13、スプロケット
14、右下軸15、差動歯車16、左下軸18、傘歯車19、斜歯
歯車20、平歯車21を経て釜22を駆動させる。平歯車23、
ブラケット17は固定であり左右下軸15,18は同期回転す
る。かくして通常の縫製を行う。
送り方向を変えるために段歩モータ30を回転させれ
ば、送り軸31が回転する。上部機構に対して斜歯歯車の
組32,34,36,軸33,35,37を経て平歯車38が回転し平歯車3
9によって針3を中心として所要角度回転させて送り方
向変化に際しての針の方向を所定方向としヒッチステッ
チを形成を防ぐ。ミシンの下部機構に対しては送り軸31
の回転は斜歯歯車41を経て釜取付台42が針3を中心とし
て上部と同じ角度だけ回転し、針3と釜22の相対関係は
変化しない。しこし、この場合に釜取付台42が回転した
角度だけ傘歯車19の相手側の歯車も回転し、それに連結
されている釜が回転するため針3と釜22との回転のタイ
ミングにずれを生ずる。このずれを修正するために、送
り軸31に取付けた平歯車24に噛合う平歯車23を差動歯車
16のブラケット17に固定着され、ブラケット17をある角
度回動させる。このため左右下軸15,18間に速度差が生
じ、釜22の駆動を早くし又は遅くする。これによって、
針3と釜22との間のタイミングのずれを吸収する。
上部機構の送り方向変更に際して上糸を針棒40の孔44
を通し、これによって上糸が平歯車38,39等に絡むこと
を防止する。
発明の効果 本発明によって、送り方向変化機構を凡て歯車機構と
したため、連結運動機構に遊びが少ないから、針と釜が
タイミングの狂いなく縫が正確にできる上、高速運転も
可能である。また送り方向変化機構の下部機構に差動歯
車機構を採用したため通常の縫製に対する影響はなく、
送りの針と釜との間のタイミングのずれは確実に吸収さ
れ、機構も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるパーフェクトステッチミシンの通
常の縫製機構を除去した断面図、第2図は第1図の一部
を拡大し糸通し部を示す部分断面図である。 2……天秤、3……針、11……上軸 12,14……スプロケット、13……ベルト、 15,18……下軸、16……差動歯車、 17ブラケット、19……傘歯車 21,23,24……平歯車、22……釜 30……段歩モーター、20,32,34,36,41……斜歯歯車、 33,35,37……軸、38,39……平歯車、 40……針棒、42……釜取付台、 44……糸通し孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシン上軸11の回動に伴い、上下方向への
    み運動可能な針棒40と; 該針棒40の運動に同期して上下方向へ運動すると共に該
    針棒40の上下運動方向軸線へ対して直交する面内にて該
    針棒40の周りに回転可能に支持あされており、かつ一端
    に針3を保持している、平歯車39と; 該平歯車39が針棒40の上下運動中常に螺合関係を維持す
    るため少なくとも該針棒40が上下運動する距離と同一の
    歯幅を有している平歯車38と、当該平歯車38を回転する
    機構33〜37と、から構成されている、該針3の位置を回
    転する針回転ユニット33〜39と; 加工布をXY方向に移動する布支持枠と; 釜22を、針3の上下運動方向軸線に直交する面内におい
    て、該軸線の周りに回転する釜回転ユニット31、41、42
    と; 前記針回転ユニット33〜39と釜回転ユニット31、41、42
    とを同期し、かつ、前記布支持枠の布移動方向に応答し
    て、針3と釜22との向きを、当該布の正送り状態を維持
    する量だけ回転させる回転装置30、32と; 上糸を導出する針3の上下動に同期して釜22を駆動しこ
    れにより下糸を導出するための、ミシン上軸11によって
    駆動される釜駆動手段であって、ミシン上軸11からの駆
    動運動を受け入れている入力軸15と、前記釜22を駆動す
    る出力軸18と、これらの入力軸15と出力軸18とを連結し
    ており、前記釜の回転に伴う針上下動位相とのずれを補
    正するための差動歯車装置16、17と、から構成されてい
    る、テーブル下部に設けられている釜駆動手段13〜21
    と; 前記回転装置30、32の回転を該差動歯車装置16、17へ伝
    達する伝達手段24、23と; から成る、 パーフェクトステッチを縫製する自動縫ミシン。
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