JP2684661B2 - ミシンの針釜タイミング調整装置 - Google Patents

ミシンの針釜タイミング調整装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ベルト駆動式正面釜ミシンにおける、針と
釜とのタイミング調整装置に関するものである。 (従来の技術) 従来からこの種の技術として、釜装置におけるドライ
バーの回転角度を変えて、針釜タイミング(針上り量)
を交換せしめ、目飛びなく縫目形成を得んとする方策が
知られている(実公昭25−797号)。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、上記方策では、ドライバー回転角の変換に伴
い、天ビンの糸締め時の釜から糸が抜ける時期も同時に
変換される。そして、この補正機構を備えないため、天
ビンとの間に糸抜けのくるいが生じ、糸切れを誘発する
恐れがある。ドライバーのデツドポイントがある程度の
制限を受けるのは、この不都合を防ぐためである。従つ
て、上記技術では良好な縫目形成ができにくい難点を伴
つた。本発明では、釜駆動タイミングベルトを用いた装
置における、針釜タイミング調整の容易、確実化を計つ
たものである。 〔発明の構成〕 (問題点を解決するための手段) ミシンの上軸からギヤーを介して上下動するクランク
ロツドにより、往復回転するクランクギヤー(駆動側)
をベツド部に設けた。 そして、このクランクギヤーと釜装置におけるドライ
バー軸(従動側)との間に、釜駆動のタイミングベルト
を張設した。而して、駆動側たる前記クランクギヤー
に、調整用の偏心治具を用いて、この治具の回動操作
で、該クランクギヤーをその取付軸にて、設定範囲内の
所望量だけ任意に左又は右方向へ回転可能ならしめた。 (作用) 偏心治具の左,右回動操作により、クランクギヤーが
その選択方向へ回動する。従つて、クランクギヤーの回
動により、張設されたタイミングベルトを介して、ドラ
イバー軸を通しドライバーが回転方向へ移動する。 前記治具を左回動させると、針釜タイミングが遅くな
り、逆に右回動させると早くなる。 (実施例) 添付図面により、本発明装置の実施例について説明す
る。 第1及び2図において、1は機枠で、2は上軸、3は
釜駆動ギヤーで前記上軸2にネジ4で固着されている。
5は、下記するクランクギヤー(U)の取付板で、前記
機枠1の背面から突出するボス部1a,1b,1cにネジ6の夫
々で固定される。 7はクランク板で、該クランク板7にはロツドピン8
が固着され、前記上軸2に直交して前記取付板5に固定
し突出するクランクギヤー軸(U)9に遊嵌される。而
して前記クランク板7のボス部7Aには、クランクギヤー
(U)10が一体的に嵌着され、該クランクギヤー(U)
10は前記釜駆動ギヤー3と噛合つている。 11はベツド部を示し、12は前記上方のクランクギヤー
軸(U)9の下方に位置する、上軸と直交したクランク
ギヤー軸(L)である。 このクランクギヤー軸(L)12上には、ロツドピン13
が固着された駆動クランク板14と、裏面に配置された固
定板15との間で、ネジ16により圧着固定されたクランク
ギヤー(L)(駆動車)17が遊着される。而して、前記
上下のロツドピン8と13との間は、クランクロツド18で
連結され、前記上方のクランクギヤー(U)10の回動に
より、下方のクランクギヤー(L)(駆動側)17は往復
回動する。 また、ベツド11の左方には、前記クランクギヤー軸
(L)12と平行して、ドライバー軸19が固定される(第
3図)。第4図をみて分るように、ネジ20で固定された
このドライバー軸19上には、タイミングギヤー(従動
側)歯部21、送り歯に上下動を与える上下送りカム部2
2、周知の形状の中釜駆動部23を一体的に形成したドラ
イバー24が、回転可能に遊嵌されネジ25でそのスラスト
止めがなされている。 また、前記ドライバー軸19と、クランクギヤー軸
(L)12の双方軸間には、前記ドライバー24のタイミン
グギヤー(従動側)歯部21と、下部のクランクギヤー
(L)(駆動側)17とに噛合う釜駆動のタイミングベル
ト26が張設される。そして、このタイミングベクト26の
張り側及びユルミ側に、夫々1個の回動テンシヨンプー
リー27,27が当接するように、これを支承する支持台28
が、位置移動調節可能に、前記双方軸19及び12の軸中心
を結ぶ線上に、ネジ29でセツトされている。 従つて、前記テンシヨンプーリー27により、タイミン
グベクト26に張力が付加され、その張力は支持台28の位
置調整を行うことにより調節を可能とされている(第1,
3図)。 30は大釜の本体で、該大釜30は前記ドライバー軸19と
同心上に、中釜36の収納部を備え、その周辺に、ドライ
バー24の駆動伝達動力部を覆う形態をなす取付部31が形
成され、該取付部31が、ベツド11から突出するボス部32
にネジ33で固定されている(第3,4図)。 今、モーター34で駆動すると、ハズミ車35を介して上
軸2、上方のクランクギヤー(U)10が回転し、クラン
クロツド18を介して、下部のクランクギヤー(L)(駆
動側)17が往復回転する。そして釜駆動のタイミングベ
ルト26によつて、タイミングギヤー歯部(従動車)21を
通じ、ドライバー24に所定の往復回転が与えられる。そ
こで、大釜30に収納された中釜36は、前記ドライバーの
往復回転により、追従回転運動を行う。 針37は、第1図でみられる如く、上軸2に固着した天
ビンクランク38、針棒クランク39、針棒クランクロツド
40、針棒腕41、針棒42の各々を介し、周知の如く中釜36
の中心に対向装置される。そして、縫目が形成されるた
めには、針37と中釜36の剣先43が、ある一定のタイミン
グで一致することが必要である。 而して、この一定のタイミングは、針上り量δmm(針
最下位状態から中釜の剣先が一致した時の針の上り量)
で規定しており、このδmmは以下の如く調整することが
できる。 即ち、前記クランクギヤー17の2ケ所のネジ16の貫通
部は、円弧長孔状44をなしている(第5,6図参照)。ま
た該クランクギヤー17には、第7図示で明示する調整治
具(偏心ピン)45の持つ小径ピン46に嵌合する、調整長
孔47が設けられている。 そして、前記駆動クランク板14には、クランクギヤー
の調整長孔47位置に、前記調整治具45の大型ピン部48が
嵌合する丸孔49が設けられている。この調整治具45を回
転させると、クランクギヤー17の円弧長孔44分だけ、左
又は右回転方向に該クランクギヤー17と駆動クランク板
14との相対位置が移動する。 第5及び6図は針釜タイミングが、早い場合及び遅い
場合の当該部の出会い状態を示す。この早い場合(第5
及び8図)の調整には、調整治具45を左方に回動して、
その小径ピン46の位置を第5図から6図(第8図から9
図)位置方向に適宜量移動させることにより、クランク
ギヤー17は円弧長孔44を通して回動する。従つて、タイ
ミングベルト26、ドライバー24を介し、中釜36が移動し
前記タイミングが補正される。 第6図(第9図)に示す如く遅れている場合は、調整
治具45を前記と逆方向に操作すればよい。 〔発明の効果〕 (1)針釜タイミングの調整が、スペース的に余裕のあ
るクランクギヤー(駆動側)の配設個所で、簡単な構成
の調整具により行え作業が容易であり、且つ、一方向か
らのみの操作で調整できる。 (2)ドライバーのデツドポイントがクランクギヤー17
にて補正できる。 (3)調節範囲が広く大きい。 (4)コスト的に有利である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明実施例の説明図(一部断面)、第2及び
3図は第1図のA−A矢線示方向断面図及びB−B矢線
方向視図、第4図は第3図のC−C線断面拡大図、第5
及び6図は針釜タイミング調整説明図、第7図はクラン
クギヤー(駆動側)説明図、第8及び9図の夫々は、第
5図D−D線及び第6図E−E線の一部断面図である。 1……機枠,2……上軸, 3……釜駆動ギヤー, 10,17……クランクギヤー, 18……クランクロツド, 21……タイミングギヤー歯部, 22……上下送りカム部, 23……中釜駆動部,24……ドライバー, 26……タイミングベルト, 27……テンシヨンプーリー, 28……支持台, 30……大釜,36……中釜, 37……針,44……円弧長孔, 45……調整治具,46……小径ピン, 47……調整長孔。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ミシンのベッド部に設けた往復回転する駆動側のク
    ランクギャーと従動部たるドライバー軸との間に釜駆動
    のタイミングベルトを張設したベルト駆動正面釜ミシン
    において、前記クランクギャーと針釜タイミング調整具
    の選択回動操作により、設定範囲量内で任意に回動せし
    め、この回動をタイミングベルトを介して前記従動部た
    るドライバー軸に伝達し、前記従動部たるドライバー軸
    と一体のドライバーを回転方向に移動せしめる、ミシン
    の針釜タイミング調整装置。
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