JP2836403B2 - 多頭ミシンの駆動装置 - Google Patents

多頭ミシンの駆動装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刺繍用ミシン等、ベッ
ド上に複数のミシンアームを並列的に配置した、いわゆ
る多頭ミシンにおける駆動装置の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多頭ミシンにおいては、
例えば、特開平2−57289号公報に記載されている
ように、各ミシンアームに内蔵する上軸等の駆動軸を、
全てのミシンアームに貫通する横長の共通の伝動軸を介
して一つの駆動モータにて回転駆動するように構成され
ている。
【0003】この場合、前記先行技術に示すように、ミ
シンアームの側面後部に伝動軸を内蔵支持するための横
長の筒状のケースを一体的に形成してあり、該各ミシン
アームの後部内に伝動軸と上軸との伝動機構を内蔵する
ために、各ミシンアームの形状が特殊になるように設計
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成すると、ミシンアームをそのまま単頭式の工
業用の刺繍多針ミシンに流用することができないばかり
か、多頭ミシンとしてミシンアームの数を簡単に増減さ
せることができないという問題があった。本発明は、こ
の問題を解決し、単頭ミシンを製造する場合や多頭ミシ
ンにおけるミシンアーム数の増減に際して、一種類の形
状のミシンアームにて、共通化させて製造コストを低減
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の多頭ミシン駆動装置は、内部に上軸をそれ
ぞれ内蔵した複数のミシンアームを適宜間隔にて並列配
置してなる多頭ミシンにお使用されるものであって、各
ミシンアームの後端に中空状のブラケットを着脱自在に
装着し、該全てのブラケットに貫通支持された共通横軸
を一つの駆動源にて回転駆動するように構成する一方、
前記共通横軸から各ミシンアーム内の上軸に、各ブラケ
ット内の伝動機構を介して動力伝達するように構成した
ものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1は、複数のミシンアーム1をテーブル2に
対して並列配置した刺繍用の多頭、多針ミシンの平面図
である。後に詳述するように、各ミシンアーム1の後端
に着脱自在に設けた中空筒状のブラケット3に横方向に
貫通する共通横軸4は一つの駆動モータ5により回転駆
動させられ、各ブラケット3内の伝動機構を介して各ミ
シンアーム1内に配置した上軸6に動力伝達される。
【0007】前記各ミシンアーム1の基部(後部)内に
おいて、傘歯車対28及び縦軸29を介して上軸6から
ベッド(図示せず)下方に位置する下軸(図示せず)に
動力伝達され、同じく図示しない従来周知の構造の釜を
回転させる。各ミシンアーム1の先端である中空状、且
つ前面開放状のミシンヘッド1aの前面には、正面視矩
形枠状のスライドケース7が横移動可能に支持され、該
スライドケース7の下ガイド部7aと中途ガイド部7b
とには、横一列状に配置した多数本(実施例では12
本)の針棒9の下部と上下中途部とが上下摺動自在に支
持され、各針棒9の下端には針8が取付けられている
(図3,図5参照)。
【0008】なお、テーブル2上には、被縫製物である
布を挟持するための布押え枠体(図示せず)を配置し、
該枠体をXモータとX方向移動機構及びYモータとY方
向移動機構とを介して所定のXY方向に間欠的に移動さ
せるものであり、刺繍のパターンに応じて図示しない制
御手段により、前記Xモータ及びYモータの正逆回転の
間欠的作動を制御する。
【0009】次に、図3及び図4を参照しながら、スラ
イドケース7の横移動により選択された一本の針棒9及
び天秤10を上下駆動するための駆動機構について説明
する。スライドケース7内の上部側には、前記各針棒9
に対応して横一列状に配置した天秤10が横軸11に上
下回動可能に支持され、且つ、各天秤10は付勢ばね1
8により上向き位置にセットされている。図4に示すよ
うに、ミシンヘッド1a内の上軸6の先端に取付けられ
た天秤駆動カム12のカム溝12aに従動カム13を摺
動自在に嵌合させ、該従動カム13が取付けられた揺動
アーム14は回動軸15に一体的に回動するように取付
けられている。そして、上軸6の回転により、回動軸1
5を適宜角度だけ往復回動させる。この回動軸15に固
定された扇型の駆動ギヤ16は、スライドケース6の横
移動により縫製位置に来た天秤10に設けられた扇型の
従動ギヤ17と選択的に噛み合い、その天秤10のみを
上下揺動させる。
【0010】前記各針棒9に固定された針抱き19とス
ライドケース7の下部ガイド7aとの間には、コイル状
のばね20を被嵌して各針棒9を上昇位置にセットして
あり、前記天秤駆動カム12の先端に偏心して取付けら
れたコネクテイングロッド21を介してガイド軸22に
上下動可能に装着された針棒接続体23を昇降駆動し、
この針棒接続体23の係合溝24に対して、縫製位置の
針棒9に固定された針抱き19の係合ピン25を選択的
に係合させて当該箇所の針棒9のみを縫製状態に昇降駆
動する。
【0011】なお、前記スライドケース7の前面には、
図5に示すように、前記各天秤10の上下揺動のための
縦孔26を穿設したカバー板27が取付けられている。
このスライドケース7の上端には、図2に示すように、
糸調子台30が固着されており、該糸調子台30の上端
には、針棒9の数に対応する数(実施例では12個)の
ガイド部31を横一列状に一定間隔にて設けられている
一方、その下方の前面板には、糸切れ検出用の回転体3
2と、上糸に張力を与えるために挟持する糸調子33と
が正面視千鳥状に配置されている。
【0012】次に、図6及び図7を参照して、前記各ミ
シンアーム1に対するブラケット3及び共通横軸4の取
付け構造について詳述する。各ミシンアーム1内の上軸
6の後端部は、図2に示すように、軸受40を介して回
転自在に軸支され、筒状のブラケット3内に上軸6の後
端が突出している。ブラケット3の基部はミシンアーム
1の後面板1bにボルト41にて着脱自在に取付けられ
ている。各ブラケット3の側面には、前記共通横軸4を
それぞれ回転自在に軸支するためのスラスト及びラジア
ル兼用軸受42a,42bやラジアル軸受43が装着さ
れており、各ブラケット3の側面外側には共通横軸4の
横移動を阻止する規制体44が被嵌固定されている。前
記駆動モータ5の箇所に最も近い位置にあるブラケット
3(図7参照)の一側面の外側には、駆動モータ5から
の動力伝達用のVベルト等の無端帯45を巻掛けるプー
リ46が取付けられ、ベッド上に立設する安全カバー4
7にてプーリ46及び無端帯45が覆われている。
【0013】前記各ブラケット3には、共通横軸4に被
嵌して取付けられた駆動ギヤ48と、上軸6の端部に固
定されて前記駆動ギヤ48に噛み合う従動ギヤ49とか
らなる伝動機構を設けられている。なお、この駆動ギヤ
48及び従動ギヤ49の組合せは、ねじ歯車対、傘歯車
対、ウオーム歯車、フェース歯車であっても良い。ま
た、上軸6の後端には、ロータリエンコーダ50を装着
して、上軸6の回転数を計測できるように構成されてい
る。そして、各ブラケット3の後端開口部はカバー体5
1により覆われている。なお、ロータリエンコーダ50
は、共通横軸4に装着しても良い。
【0014】このように構成したことにより、縫製に際
して、駆動モータ5を始動させると、無端帯45を介し
て共通横軸4を回転駆動させ、各ブラケット3内の駆動
ギヤ48と従動ギヤ49との伝動機構を介して全てのミ
シンアーム1内の上軸6を一斉に駆動することができ
る。そして、本発明によれば、ミシンアーム1の数を増
減するときには、当該増設すべきミシンアーム1の後端
にブラケット3を取付けて、所定長さの共通横軸4を全
てのブラケット3‥‥に貫通するように支持させ、各ブ
ラケット3内で、共通横軸4は上軸6とにギヤ等の伝動
機構を設ければ良いので、ミシンアーム1の形状を共通
化することができる。このとき、共通横軸4は一本通し
のものでなく、適宜長さの共通横軸4を図示しない継手
により着脱自在に接続するように構成しても良いのであ
る。
【0015】また、単頭ミシンに構成するときには、前
記ブラケット3をミシンアーム1の後端から取り外し、
ミシンアーム1の後端から突出する上軸6の後端に図示
しないプーリを取付けしてこれに駆動モータからのベル
トを巻掛けすれば良い。さらに、本発明は、多針の刺繍
ミシンばかりでなく、単針ミシンにも適用できることは
いうまでもない。
【0016】
【発明の作用・効果】このように、本発明によれば、ミ
シンアームの後端にブラケットを着脱自在に装着し、こ
の各ブラケットに共通横軸を貫通支持させて一つの駆動
源で回転駆動するように構成し、さらに、前記各ブラケ
ット内に、共通横軸から各ミシンアーム内の上軸に対す
る伝動機構を設けたものであるから、このブラケット及
び共通横軸の着脱と伝動機構の着脱とにより、ミシンア
ームの形状を、単頭ミシン及び多頭ミシンの両方に共通
のものに形成した状態のもとで、いずれの形式のミシン
も製造することが至極簡単に実行することができる。ま
た、多頭ミシンにおけるミシンアームの増設・削減作業
も同じ形状のミシンアーム、ブラケット及び伝動機構の
増設・削減作業を行えば良いから、作業が至極簡単にな
る。そして、ミシンアーム、ブラケット及び伝動機構を
同じ形状にでき、必要な部品の種類を大幅に減少させる
ことができるから、製造コストを低減できると共に部品
管理や製造工程も簡単になるという顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】多頭多針ミシンの概略平面図である。
【図2】多針ミシンの一部切欠き側面図である。
【図3】多針ミシンのミシンヘッド部分の要部側断面図
である。
【図4】針棒及び天秤の駆動機構の斜視図である。
【図5】多針ミシンヘッド部分の要部正面図である。
【図6】多頭ミシンの後部から見た図である。
【図7】図6のVII −VII 矢視断面図である。
【符号の説明】
1 ミシンアーム 1a ミシンヘッド 2 テーブル 3 ブラケット 4 共通横軸 5 駆動モータ 6 上軸 7 スライドケース 40,42a,42b,43 軸受 44 規制体 45 無端帯 46 プーリ 48 駆動ギヤ 49 従動ギヤ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に上軸をそれぞれ内蔵した複数のミ
    シンアームを適宜間隔にて並列配置してなる多頭ミシン
    において、各ミシンアームの後端に中空状のブラケット
    を着脱自在に装着し、該全てのブラケットに貫通支持さ
    れた共通横軸を一つの駆動源にて回転駆動するように構
    成する一方、前記共通横軸から各ミシンアーム内の上軸
    に、各ブラケット内の伝動機構を介して動力伝達するよ
    うに構成したことを特徴とする多頭ミシンの駆動装置。
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KR101250287B1 (ko) * 2011-05-27 2013-04-03 썬스타알앤씨(주) 다두 미싱
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