JP2821852B2 - ミシンの針棒揺動案内装置 - Google Patents

ミシンの針棒揺動案内装置

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JP2821852B2
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聖司 後藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ミシンにおいて揺動
する針棒の針棒揺動支持台を案内するミシンの針棒揺動
案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のミシン、特に針棒を布送り方向と
交差するように左右に揺動して、布にジクザグ縫い目を
形成する千鳥ミシンには、第1図に示すように、布送り
方向Bと交差する方向にAに揺動する針棒揺動支持台1
と、針棒揺動支持台1に上下動可能に支持した針棒2
と、針棒揺動支持台1に設けた針棒揺動支持台案内軸3
と、案内軸3の一端に対向してミシンの機枠4に設けた
軸孔5Hと、軸孔5Hに回動可能に支持した軸5Aに設
けた案内板5と、案内軸3の他端に対向してミシン機枠
4に形成した案内面6とが形成されている。
【0003】そして、針棒2が揺動方向Aに揺動すると
き、案内軸3が案内板5、及び案内面6と摺接して案内
され、針棒2のA方向の 揺動時に生じるガタを防止し
ている。しかしながら、針棒揺動方向Aに対する案内板
5、及び案内面6をガタが生じないように形成する為に
は、案内面6にあわせて案内板5面を平行になるように
軸5Aを孔明けしなければならず、案内面6の切削加工
上のバラツキからミシン毎にこのような孔明け加工を施
すことは製造効率上困難であった。
【0004】このため、針棒揺動時における、針棒の最
大右振り時と、最大左振り時とでは、案内軸3と案内板
5及び案内面6との間に隙間が生じ、布送り方向Bに針
がガタつき、これによって針糸ル−プがよじれたり、一
定の大きさのル−プができないため釜が捕捉できず、目
飛び、糸切れが生じたり、ガタのため騒音の原因となっ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記従来
の問題点を解決し、針棒揺動によって生じる目飛び、糸
切れ、騒音を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、案内板5の
案内軸3との対向面に斜面を形成し、斜面の位置を回動
調節可能とする構成により、案内板5の斜面と案内面6
との平行度を維持して揺動ガタを防止し、これにより生
じる上記問題点を解決する事にある。
【0007】
【作用】本発明によれば、案内板5に斜面を形成したの
で、案内板5の回動調節により、案内板5の斜面が案内
面6と平行になるようにできる。
【0008】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2は、ミシンの針棒揺動機構を示すものであ
る。図において、7は針棒で、ミシン機枠8上部に設け
たミシンモ−タ(不図示)に連動するミシン主軸9、及
び主軸9に固定した重錘10、重錘10に回動可能に支
持したクランク11を介して連結され、ミシン主軸9に
同期して上下動する。
【0009】12はミシン主軸9と連動して回転する偏
心カム、13は偏心カム12に下端部を係合した揺動ロ
ッドで、上端は揺動リンク14の中間部と軸14Bによ
り回動可能に連結している。この揺動リンク14の一端
は機枠8に上端15Aを回動可能に支持した揺動腕15
の自由端部15Bと回動可能に連結し、他端はミシン機
枠に水平方向に移動可能に支持した揺動棒16の一端に
軸16Aにより回動可能に連結している。
【0010】この揺動リンク14の一端は機枠8に上端
15Aを回動可能に支持した揺動腕15の自由端部15
Bと回動可能に連結し、他端はミシン機枠に水平方向に
移動可能に支持した揺動棒16の一端に軸16Aにより
回動可能に連結している。この揺動棒16の他端には二
又状の針棒揺動支持台17が固定され、この支持台17
には前記針棒7が上下動可能に支持されている。
【0011】そして、前記偏心カム12、揺動ロッド1
3、揺動リンク14、揺動腕15、揺動棒16により針
棒揺動機構を構成している。尚、この針棒揺動機構は、
図3に示すように、針棒揺動支持台17をミシン機枠に
軸17Aにより回動可能に支持し、これを前図の揺動棒
16に連結した揺動腕18にて揺動する構成でもよい。
【0012】又、図3に示す揺動棒16の偏心カム12
による揺動に代えて、第4図に示すように、揺動棒16
に直接パルスモ−タ19を連結してこれにより揺動する
ようにしたり、又、模様カムに連動して揺動するように
してもよい。図5は、図2A−A線断面図で、20は針
棒揺動支持台17の下端部に固定した案内軸で、両端は
針棒揺動支持台17の両側面から僅かに突出している。
【0013】21は案内軸20の一端面と対向するミシ
ン機枠8に回動可能に設けた案内軸押えで(図5参
照)、ミシン機枠に孔明け加工した軸孔22に回動可能
に設けた軸21Aと、軸21Aの先端に設けた押え板2
1Bから構成されている。この押さえ板21Bの案内軸
20との対向面は斜面21Tが形成されている。22は
案内軸20の他端面と対向するミシン機枠に形成した案
内軸摺動面である。
【0014】尚、23は案内軸押え21の軸方向への移
動のみを防止する止めネジ、24は案内軸21Aの一端
に設けた溝である。又、この案内軸押さえ21を図6に
示すように、ミシン機枠の案内軸摺動面22に代えて設
けてもよい。次に、この発明の作用を説明する。
【0015】ミシンの駆動により、主軸9が回転する
と、偏心カム12が回転する。これにより揺動ロッド1
3が上下動し、揺動リンク14は揺動腕15の上端15
を中心とする揺動運動に規制され、ほぼ水平方向に往復
揺動する。揺動リンク14の往復動によりミシン機枠に
支持した揺動棒16が水平に往復動し、針棒揺動支持台
17を介して針棒7を水平方向Aに往復動させる。この
時、針棒はクランク11により上下動しており、この針
棒7の上下動と往復揺動により布にジグザグ縫目が形成
される。
【0016】そして、摺動面22あるいは案内軸押さえ
21の軸21Aの軸孔22は切削加工上いずれかに偏っ
ているので、図7、図8に示すようにドライバ−により
案内軸押さえ21を回動し、案内軸摺動面22と斜面2
1Tが平行になるように調節する。これにより、案内軸
20と摺動面22および斜面21Tとのガタはなくな
り、案内軸20は摺動面22と斜面21Tに沿って案内
される。
【0017】尚、図6に示すように、二つの案内軸押さ
えにより案内軸20を案内すれば、摺動面の切削加工上
の誤差にも対応でき、ガタつきによる目飛び、騒音をさ
らに防止できる。また、前述したようにこの考案の針棒
揺動機構は、実施例に限定されるものではなく、針棒揺
動支持台をミシン機枠に設けた固定軸を中心に揺動する
ものでもよく、その揺動もパルスモ−タに連動して揺動
させたり、また、揺動棒をパルスモ−タに連動して揺動
させたり、また、回転模様カムに連動するように構成し
たものでもよい。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、斜面を形成した案内
軸押えの回動調節により案内軸の案内摺動面を平行に調
節することができるので、針棒揺動支持台がガタつくお
それなく左右に揺動し、これによって見飛び、騒音を防
止でき、綺麗な縫い目を形成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の案内軸押えの要部断面図。
【図2】この発明の針棒揺動機構の正面図。
【図3】他の実施例の針棒揺動機構の部分斜視図。
【図4】他の実施例の針棒揺動機構の部分斜視図。
【図5】図2のA−A線断面図。
【図6】案内軸押えの他の実施例を示す要部断面図。
【図7】案内軸押えの概略説明図。
【図8】案内軸押えの概略説明図。
【符号の説明】
7 針棒 17 針棒揺動支持台 20 案内軸 21 案内軸押さえ 21T 斜面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンの針棒に連動して布送り方向と交さ
    する方向に揺動する針棒揺動支持台と、 針棒揺動支持台に設けた針棒揺動支持台案内軸と、、 針棒揺動支持台案内軸と摺接するミシン機枠の内少なく
    ともいづれか一方にミシン機枠に回動調節可能に支持し
    針棒揺動支持台案内軸の端部と摺接する斜面を形成した
    案内軸押えを設けたことを特徴とするミシンの針棒揺動
    案内装置。
JP2963694A 1994-02-28 1994-02-28 ミシンの針棒揺動案内装置 Expired - Fee Related JP2821852B2 (ja)

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