JPH0135718Y2 - - Google Patents

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JPH0135718Y2
JPH0135718Y2 JP16904385U JP16904385U JPH0135718Y2 JP H0135718 Y2 JPH0135718 Y2 JP H0135718Y2 JP 16904385 U JP16904385 U JP 16904385U JP 16904385 U JP16904385 U JP 16904385U JP H0135718 Y2 JPH0135718 Y2 JP H0135718Y2
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JP
Japan
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cam
shaft
needle
whose
camshaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はジグザグミシンの針振り機構に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種ミシンの針振り機構として、例え
ば第4図に示すような機構が提案されている。そ
して摺動軸3はミシンの機枠の軸受部2bに対し
て左右摺動自在に支持され、その左端には図示し
ないが、ミシンの主軸の回転に連動してクランク
機構を介して上下動する針棒を支持する。調節リ
ンク15は、その基部を機枠外方から位置調節自
在な軸19に対して回動自在に支持する。連結腕
17はその左端を摺動軸3に軸18を介して回動
自在に連結し、右端は調節リンク15の自由端に
軸19を介して回動自在に連結する。カム軸7は
主軸に対し直交配置し、はす歯歯車を介して主軸
の1/2の回軸比で回転すると共に、偏心カム3
0を固定する。ロツド20はその上端を連結腕1
7に対して軸23を介して回動自在に連結し、下
端は偏心カム30に遊嵌する。また摺動軸3の左
端の針棒(図示しない)は周知のように、主軸の
回転によりクランク機構を介し、例えば主軸の半
回転によつて下死点から上昇を始めて上死点に達
し、続く主軸の半回転によつて下死点に達するよ
うに上下動して、釜と協同して縫目を形成する。
このため第4図に示す従来の針振り機構にあつ
ては、主軸の回転に連動してカム軸7が回動する
と、偏心カム30の偏心によつて縦ロツド20が
上下動し、これにより軸23が上下動されるため
に、連結腕17右端の軸19が調節リンク15の
基部の軸16を中心とした円弧上を運動する。こ
の運動は連結腕17を介して摺動軸3を直線的に
左右に摺動し、主軸が1回転する間にカム軸7を
半回転させて針棒を一方向に揺振し、次に主軸が
1回転する間にカム軸7を半回転させて針棒を逆
方向に揺動する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように第4図に示す従来の針振り機構にお
いては、その揺動源が単なる偏心カムであるため
に、針が布を突き刺している間も針棒が揺振す
る、いわゆる針流れが生じ、針折れが発生した
り、布地の針貫通孔が拡大されて縫製品の商品価
値が低下する等の欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案はカム軸に三角カムと偏心カムとを固
定し、偏心カム外周に端面に縦溝を形成したカム
ガイドを遊嵌し且つ、縦ロツドの下端に横溝を形
成して、縦ロツド下端をカムガイドの縦溝に遊嵌
すると共に、横溝を三角カムに遊嵌するように構
成することによつて、前記従来の欠点を除去す
る。
〔実施例〕
以下この考案の実施例を図面により説明する。
第1,2図に示すように、1はミシンの機枠で
あり、その軸受部2a,2bには水平方向の摺動
軸3を摺動自在に支持する。4は針棒支持体であ
り、基部を摺動軸3の左端に固定すると共に、水
平方向にのびる上下の支持部5a,5bには針棒
6を上下動自在に支持する。7はカム軸であり、
このカム軸は詳細には図示しないが、はす歯歯車
8を介して主軸に対して1/2の回転比で回転す
る。9はカム軸7に固定した偏心カム、10はカ
ム軸に固定した三角カムである。11はカムガイ
ドであり、その孔12を偏心カムに遊嵌すると共
に、三角カムが突出する部分には縦溝13を形成
する。14は連結体であり、摺動軸3の右端に基
部を固定する。15は調節リンクであり、左端の
軸部16は、振巾調節機構(図示しない)の調節
腕に連結して、その軸部16の位置を移動・係止
自在とする。
17は連結腕であり、その左端を連結体14に
対し軸18により回動自在に連結し、右端を調節
リンク15の先端に対し軸19により回動自在に
連結する。20は縦ロツドであり、下端にはカム
ガイド11の縦溝13に遊嵌する摺動側面21
と、三角カム10を遊嵌する横溝22とを形成
し、縦ロツド20の上端は連結腕17に対し軸2
3により回動自在に遊嵌する。
この考案は以上の構成であり、次に作用を説明
する。
針棒6は周知のように、主軸の回転によりクラ
ンク機構を介し、例えば主軸の半回転によつて下
死点から上昇を始めて上死点に達し、続く主軸の
半回転によつて下死点に達するように上下動し
て、釜と協同して縫目を形成する。そしてこの上
下動の間、針棒に設けた針が布から抜け上がつて
から上死点に達した後下降を始めて針が布に突き
刺さる迄の間、即ちこの間の主軸のほぼ180度回
転の間に針棒6を揺動する必要がある。
第3図Aは、針が上死点に達した後下降を始め
て針先が布に突き刺ささる直前の状態であり、こ
の状態からカム軸7は時計方向に回転する。この
回転により、三角カム10と偏心カム9も共に時
計方向に第3図Bの位置迄ほぼ90度(主軸は180
度)回転し、これによりまず偏心カム9は、縦ロ
ツド20の下方が右に移動するようにカムガイド
11を変位し、また三角カム10はそのカム軸7
の軸心からの距離が変化せずにカムガイド11の
変位方向に回動し、縦ロツド20には上下方向の
移動が起らない。この間に針は下降し下死点に達
した後上昇を始めて針先端が布から抜けでる附近
までの間摺動軸3即ち針棒6は変位せず、各部は
第3図Bの状態となる。
次に第3図Bの状態(針が布から抜け出る位
置)から、カム軸7がさらに時計方向に回動して
第3図Cの位置迄ほぼ90度(主軸は180度)回転
すると、まず偏心カム9は縦ロツド20の下方を
下方に移動するようにカムガイド11を変位し、
三角カム10はカム軸7の軸心からの距離が変化
して、カムガイド11の変位方向に回動し、縦ロ
ツド20は下方に移動する。この縦ロツド20の
下方への移動によつて連結腕17を介して調節リ
ンク15が軸部16を中心に時計方向に回動し、
この回動の水平方向の移動成分が連結腕17を介
して摺動軸3を左方に水平に移動し、針棒支持体
4を介し針棒6を左方に揺動して各部は第3図D
の位置となる。この間に針棒6は上死点に達した
後に下降を始め、針が布に突き刺さる位置とな
る。
第3図Cの状態から、カム軸7がさらに時計方
向に回動して第3図Dの位置までほゞ90度(主軸
はほぼ180度)回転する。この回転により偏心カ
ム9は縦ロツド20の下方を左に移動するように
カムガイド11を変位し、三角カム10はカム軸
7の軸心からの距離が変化せずに、カムガイド1
1の変位方向に回動し、縦ロツド20には上下方
向の移動が起らない。この間に針は布に突き刺つ
て下死点に達した後に上昇して針先端が布から抜
け出る附近までの間摺動軸3即ち針棒6は変位せ
ず、各部は第3図Dの状態となる。
第3図Dの状態(針が布から抜け出る位置)か
ら、カム軸7がさらに時計方向に回動して第3図
Aの位置迄ほぼ90度(主軸は180度)回転すると、
偏心カム9は縦ロツド20の下方を上方に移動す
るようにカムガイド11を変位し、三角カム10
はカム軸7の軸心からの距離が変化してカムガイ
ド11の変位方向に回動し、縦ロツド20は上方
に移動する。この縦ロツド20の上方への移動に
よつて連結腕17を介して調節リンク15が軸1
6を中心に反時計方向に回動し、この回動の水平
方向移動成分が連結腕17を介して摺動軸3を右
方に水平に移動し、針棒6を右方に揺動して各部
は第3図Aの状態となる。この間に針棒6は上死
点に達した後に下降を始め、針先端が布に突き刺
さる位置となる。
上記のような第3図A,B,C,Dの過程が順
次に連続して行なわれ針棒の針振りが行なわれ
る。
以上のようにこの考案は、偏心カム9によつて
変位されるカムガイド11が、縦ロツド20の下
方を三角カム10の回転方向と同じ方向に変位さ
せながら回転するので、縦ロツド20の横溝22
に対する三角カム10の周速度を著じるしく遅く
することができるから、それら横溝22と三角カ
ム10外周との間に生ずる発熱を減少し高速度の
回転が可能となつて作業能率が向上する効果があ
ると共に、摩耗も少なくなつて耐久性にも優れ、
且つ三角カムを使用するために針の揺振休止期間
が十分にとれ、針が布を突き刺した状態で針が揺
振する、いわゆる針流れが発生せず、針折れが発
生することがなく、また布地の針貫通孔が拡大さ
れることがないから製品の商品価値が向上する等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の正面図、第2図は主要部を分
解した斜視図、第3図A、第3図B、第3図C、
第3図Dは作動の一サイクルを順次に示す機構線
図、第4図は従来の機構の機構線図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 主軸に連動し主軸に対して1/2の回転比で回
    転するカム軸7と、 カム軸に固定した偏心カム9と、 カム軸に固定した三角カム10と、 偏心カムの外周に回転自在に遊嵌し縦溝13を
    形成したカムガイド11と、 ミシン機枠に対し水平方向に摺動自在に支持し
    一端に針棒支持体4を支持した摺動軸3と、 一端を調節機構に回動自在に連結しその連結点
    を移動・係止自在とした調節リンク15と、 一端を摺動軸に回動自在に連結し他端を調節リ
    ンク15の先端に回動自在に連結した連結腕17
    と、 上端を連結腕17に回動自在に連結し、下端に
    三角カムの外周に遊嵌する水平方向の横溝22と
    カムガイドの縦溝13に遊嵌する摺動側面21と
    を形成した縦ロツド20とを備えたジグザグミシ
    ンの針振り機構。
JP16904385U 1985-10-31 1985-10-31 Expired JPH0135718Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16904385U JPH0135718Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16904385U JPH0135718Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

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Publication Number Publication Date
JPS6276973U JPS6276973U (ja) 1987-05-16
JPH0135718Y2 true JPH0135718Y2 (ja) 1989-10-31

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JP16904385U Expired JPH0135718Y2 (ja) 1985-10-31 1985-10-31

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JPS6276973U (ja) 1987-05-16

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