JPS62240093A - シリンダ−ベツドミシンの差動送り装置 - Google Patents
シリンダ−ベツドミシンの差動送り装置Info
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- JPS62240093A JPS62240093A JP8335986A JP8335986A JPS62240093A JP S62240093 A JPS62240093 A JP S62240093A JP 8335986 A JP8335986 A JP 8335986A JP 8335986 A JP8335986 A JP 8335986A JP S62240093 A JPS62240093 A JP S62240093A
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- 238000009958 sewing Methods 0.000 title claims description 27
- 241001596784 Pegasus Species 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- LYKJEJVAXSGWAJ-UHFFFAOYSA-N compactone Natural products CC1(C)CCCC2(C)C1CC(=O)C3(O)CC(C)(CCC23)C=C LYKJEJVAXSGWAJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は送り歯が水平に保たれた状態で送り運動を行
うミシンの送り装置、と（にシリンダーベッドミシンに
使用するのに適した差動送り！置に関する。
うミシンの送り装置、と（にシリンダーベッドミシンに
使用するのに適した差動送り！置に関する。
従来技術
ミシンの差動送り装置として、主送り歯を取着した主送
り台と、差動送り歯を取着した差動送り台とが各一端に
おいてそれぞれ機枠に回動可能に軸支される角駒を摺動
可能に嵌合するとともに中間部或いは他端部に主軸に取
着の偏心輪に回動可能に外嵌する角駒を摺動可能に嵌合
し、しかも主軸に連動して揺動する送り前後軸に固着の
主送り用クランクと差動送り用クランクにそれぞれリン
クを介して連結されるものが知られる。このタイプの装
置では主軸の回転により主送り台及び差動送り台が一端
の角駒を支点として上下に揺動するとともに送り前後軸
の揺動により前後に往復動じて前後動並びに上下動より
なる四運動を行うが、送り台が上下に揺動するため送り
歯も傾斜して針板上面に出没するようになり、主送り歯
と差動送り歯の送り歯上面に段差を生ずる。この段差は
各送り台の一端を支持する角駒が縫製部よりかなり離れ
ている場合には少なくなり、縫製に左程影響を与えない
が、小径のシリンダーベッドのように、スペース上の制
約から上記角駒を縫製部近くに設けねばならない場合に
は比較的大きくなり、縫製に影響を与えるようになる。
り台と、差動送り歯を取着した差動送り台とが各一端に
おいてそれぞれ機枠に回動可能に軸支される角駒を摺動
可能に嵌合するとともに中間部或いは他端部に主軸に取
着の偏心輪に回動可能に外嵌する角駒を摺動可能に嵌合
し、しかも主軸に連動して揺動する送り前後軸に固着の
主送り用クランクと差動送り用クランクにそれぞれリン
クを介して連結されるものが知られる。このタイプの装
置では主軸の回転により主送り台及び差動送り台が一端
の角駒を支点として上下に揺動するとともに送り前後軸
の揺動により前後に往復動じて前後動並びに上下動より
なる四運動を行うが、送り台が上下に揺動するため送り
歯も傾斜して針板上面に出没するようになり、主送り歯
と差動送り歯の送り歯上面に段差を生ずる。この段差は
各送り台の一端を支持する角駒が縫製部よりかなり離れ
ている場合には少なくなり、縫製に左程影響を与えない
が、小径のシリンダーベッドのように、スペース上の制
約から上記角駒を縫製部近くに設けねばならない場合に
は比較的大きくなり、縫製に影響を与えるようになる。
上記の問題は特公昭６０−６６７５号に示されるように
、主送り台及び差動送り台の前後両端を同時に上下動さ
せて主及び差動送り歯の上面に常に水平に保ちながら送
り運動をさせる機構を採用することにより解消すること
ができ、送り効率を向上させることもできるが、上述の
既知の装置では主送り台及び差動送り台の両送り台を前
後かつ上下動させるために多くのリンク機構を使用して
いるため構造が複雑でコンパクト化が難かしく、そのた
めシリンダーベッドミシンに使用しようとすると、ベッ
ドの筒径がかなり大きなものとなり、子供服のように径
の小さな筒状部を有する被縫製物を縫製できなかった。
、主送り台及び差動送り台の前後両端を同時に上下動さ
せて主及び差動送り歯の上面に常に水平に保ちながら送
り運動をさせる機構を採用することにより解消すること
ができ、送り効率を向上させることもできるが、上述の
既知の装置では主送り台及び差動送り台の両送り台を前
後かつ上下動させるために多くのリンク機構を使用して
いるため構造が複雑でコンパクト化が難かしく、そのた
めシリンダーベッドミシンに使用しようとすると、ベッ
ドの筒径がかなり大きなものとなり、子供服のように径
の小さな筒状部を有する被縫製物を縫製できなかった。
発明が解決しようとする問題点
第一の発明は主及び差動送り歯が水平に保たれた状態で
送り運動を行う既知の差動送り装置をよりコンパクトな
ものに改良して小径のシリンダーベッドにも収まるよう
にしたものであり、第二の発明はか−る差動送り装置に
おいて、差動送り量の調整が簡易に、かつ縫製中でも行
え、しかもこのためにベッドの筒径が大きくなることの
ないようにしたものである。
送り運動を行う既知の差動送り装置をよりコンパクトな
ものに改良して小径のシリンダーベッドにも収まるよう
にしたものであり、第二の発明はか−る差動送り装置に
おいて、差動送り量の調整が簡易に、かつ縫製中でも行
え、しかもこのためにベッドの筒径が大きくなることの
ないようにしたものである。
問題点を解決するための手段
すなわち第一の発明は、差動送り歯を取着した差動送り
台と、主送り歯を取着し、前記差動送り台に前後方向に
摺動可能に支持されるか或いは差動送り台を前後方向に
摺動可能に支持する主送り台と、差動送り台と主送り台
のうち、いずれか一方の送り台の一端に前後方向に摺動
可能に嵌合し、主軸に連動して回転する偏心輪に外嵌す
る角駒を有する第１の上下動機構と、上記一方の送り台
の他端に側方に突出して設けられ、二個の摺動子を存す
る第１のピンと、主軸に連動して上下に揺動する第１の
二又部を有し、その二又部を第１のピンに設けた一方の
上記摺動子の一方に嵌合させて第１のピンに上下動を与
える第２の上下動機構と、主軸に連動して前後に揺動す
る第２の二又部を有し、その二又部を第１のピンの他方
の摺動子に嵌合させて第１のピンに前後動を与える第１
の前後動機構と、主軸に連動して前後方向に揺動する差
動送り用クランク、該クランクの腕上に摺動可能に嵌合
する第１の調節摺動子、該調節摺動子と差動送り台とを
連結するリンク及び上記クランクの腕上における調節摺
動子の位置を腕に沿って移動させる調節機構とを有する
第２の前後動機構とからなることを特徴とするものであ
る。
台と、主送り歯を取着し、前記差動送り台に前後方向に
摺動可能に支持されるか或いは差動送り台を前後方向に
摺動可能に支持する主送り台と、差動送り台と主送り台
のうち、いずれか一方の送り台の一端に前後方向に摺動
可能に嵌合し、主軸に連動して回転する偏心輪に外嵌す
る角駒を有する第１の上下動機構と、上記一方の送り台
の他端に側方に突出して設けられ、二個の摺動子を存す
る第１のピンと、主軸に連動して上下に揺動する第１の
二又部を有し、その二又部を第１のピンに設けた一方の
上記摺動子の一方に嵌合させて第１のピンに上下動を与
える第２の上下動機構と、主軸に連動して前後に揺動す
る第２の二又部を有し、その二又部を第１のピンの他方
の摺動子に嵌合させて第１のピンに前後動を与える第１
の前後動機構と、主軸に連動して前後方向に揺動する差
動送り用クランク、該クランクの腕上に摺動可能に嵌合
する第１の調節摺動子、該調節摺動子と差動送り台とを
連結するリンク及び上記クランクの腕上における調節摺
動子の位置を腕に沿って移動させる調節機構とを有する
第２の前後動機構とからなることを特徴とするものであ
る。
ここで第１のピンは主送り台の一側方に突出して設けら
れるようにしてもよいが、好ましくは主送り台を貫通し
て該送り台の両側方に突出して設けられ、その一端に一
方の摺動子が、他端に他方の摺動子が設けられる。
れるようにしてもよいが、好ましくは主送り台を貫通し
て該送り台の両側方に突出して設けられ、その一端に一
方の摺動子が、他端に他方の摺動子が設けられる。
摺動子としては角駒を好ましい例として挙げることぶて
きる。この場合、第２の二又部に嵌合する角駒は更に摺
動面を円筒面上に形成して回動できるようにするのが望
ましい、主送り台に取着される軸と主送り台との組付誤
差による拗りが解消され、また差動送りクランクと主送
りクランクが近接して一体形成されるものであっても二
又部の加工が容易となるからである。
きる。この場合、第２の二又部に嵌合する角駒は更に摺
動面を円筒面上に形成して回動できるようにするのが望
ましい、主送り台に取着される軸と主送り台との組付誤
差による拗りが解消され、また差動送りクランクと主送
りクランクが近接して一体形成されるものであっても二
又部の加工が容易となるからである。
第二の発明は上記装置において、第２の前後動機構にお
ける調整機構を差動送り用クランクの腕の揺動中心と一
致乃至はぼ一致する軸線の回りに回動可能に軸支され、
径方向に第１の摺動案内部を存するレバーと、該レバー
の摺動案内部に摺動可能に係合し、一側に第２のピンを
突設するとともに他側に駆動案内体を設けた第２の調節
摺動子と、駆動案内体に形成され、上記第１の調節摺動
子が上記軸線と直交する線上に曲率中心をもつ円弧に沿
って或いは該円弧の弦に沿って移動するように第１の調
節摺動子を案内する第１の摺動案内部と、第２の調節摺
動子が揺動運動中の一位置にあるときの上記腕に沿って
移動するように上記第２のピンを案内する案内手段と、
第２のピンを案内手段に従って移動させ、駆動案内体に
より第１の調節摺動子を上記腕に沿って移動させる操作
手段とで構成したものである。
ける調整機構を差動送り用クランクの腕の揺動中心と一
致乃至はぼ一致する軸線の回りに回動可能に軸支され、
径方向に第１の摺動案内部を存するレバーと、該レバー
の摺動案内部に摺動可能に係合し、一側に第２のピンを
突設するとともに他側に駆動案内体を設けた第２の調節
摺動子と、駆動案内体に形成され、上記第１の調節摺動
子が上記軸線と直交する線上に曲率中心をもつ円弧に沿
って或いは該円弧の弦に沿って移動するように第１の調
節摺動子を案内する第１の摺動案内部と、第２の調節摺
動子が揺動運動中の一位置にあるときの上記腕に沿って
移動するように上記第２のピンを案内する案内手段と、
第２のピンを案内手段に従って移動させ、駆動案内体に
より第１の調節摺動子を上記腕に沿って移動させる操作
手段とで構成したものである。
差動送り用クランクの腕は直線状であってもよいが、好
ましくは円弧状に形成される。
ましくは円弧状に形成される。
案内手段としては例えば、差動送り用クランクが揺動中
心に位置するとき円弧状に形成される腕の曲率中心に一
致する軸心の回りに回動可能に軸支され、自由端に上記
第２のピンを取着したレバー、ベッド或いはベッドに固
定の案内板に形成される直線状或いは円弧状の長孔乃至
長溝等を例として挙げることができる。
心に位置するとき円弧状に形成される腕の曲率中心に一
致する軸心の回りに回動可能に軸支され、自由端に上記
第２のピンを取着したレバー、ベッド或いはベッドに固
定の案内板に形成される直線状或いは円弧状の長孔乃至
長溝等を例として挙げることができる。
操作手段は操作軸と、該軸に固着され、上記第２のピン
が嵌合する長孔或いは二叉を有する操作レバー、上記レ
バーを回動操作するレバー、ダイヤル等の手動操作部材
或いは該レバーを回動操作するパルスモータ等の制御装
置などであり、いづれも筒状布の縫製に障害とならない
様にシリンダー基部側などの位置から遠隔操作できるこ
とが望ましい。
が嵌合する長孔或いは二叉を有する操作レバー、上記レ
バーを回動操作するレバー、ダイヤル等の手動操作部材
或いは該レバーを回動操作するパルスモータ等の制御装
置などであり、いづれも筒状布の縫製に障害とならない
様にシリンダー基部側などの位置から遠隔操作できるこ
とが望ましい。
実施例
第１図は第５図に示されるシリンダーベッドミシンのシ
リンダーベッド内に配置される差動送り装置を示すもの
であり、第２図は同装置を分解した図を示すもので、主
送り歯２１を取着した主送り台２２には差動送り歯２３
を取着した差動送り台２４が前後方向に摺動可能に嵌合
するとともに後部の二叉に主軸２６に固着の偏心輪２７
に外嵌する角駒２８が前後方向に摺動可能に嵌合し、ま
た前部にはピン２９が嵌挿され、該軸の一端に取着され
る角駒３１が主軸２６に連動して揺動する送り上下軸３
２に固着の二叉３３に前後方向に摺動可能に嵌合してい
る。しかして主送り台２２及び差動送り台２４はその前
後にそれぞれ上下動機構が設けられ、これにより前後で
同時に持上げられ、或いは下げられて水平に上下動する
ようになっている。３４は差動送り台２４の押えである
。ピン２９にはまた他端に摺動面を円筒面状に形成した
角駒３５が取着され、該角駒３５は主軸に連動して揺動
する送り前後輪３６に固着の主送りクランク３７及び差
動送すクランク３８よりなる一組のクランクのうち、主
送りクランク３７の二叉に上下方向に摺動可能、かつ水
平方向に回動可能に嵌合している。しかして主送り台２
２は主送りクランク３７の揺動により角駒２８及び３１
に案内されて前後動する。なお主送り台２２及び差動送
り台２４の両側には図示していないが案内具が設けてあ
り、両送り台の前後動時における左右の揺れを防止でき
るようになっている。主送りクランク３７と並立する差
動送すクランク３８は円弧状に形成され、摺動子３９が
摺動可能に嵌合している。そして該摺動子３９と差動送
り台２４より突設される軸４１とがリンク４２によって
連結され、差動送すクランク３８の揺動により差動送り
台２４が主送り台２２に案内されて前後動するようにな
っており、その量すなわち差動送り量は摺動子３９を差
動送すクランク３８に沿って移動し、その位置を変える
ことによって調節される。摺動子３９を移動させて差動
送り量を変えるために調節機構が設けてあり、次にこの
機構について説明する。
リンダーベッド内に配置される差動送り装置を示すもの
であり、第２図は同装置を分解した図を示すもので、主
送り歯２１を取着した主送り台２２には差動送り歯２３
を取着した差動送り台２４が前後方向に摺動可能に嵌合
するとともに後部の二叉に主軸２６に固着の偏心輪２７
に外嵌する角駒２８が前後方向に摺動可能に嵌合し、ま
た前部にはピン２９が嵌挿され、該軸の一端に取着され
る角駒３１が主軸２６に連動して揺動する送り上下軸３
２に固着の二叉３３に前後方向に摺動可能に嵌合してい
る。しかして主送り台２２及び差動送り台２４はその前
後にそれぞれ上下動機構が設けられ、これにより前後で
同時に持上げられ、或いは下げられて水平に上下動する
ようになっている。３４は差動送り台２４の押えである
。ピン２９にはまた他端に摺動面を円筒面状に形成した
角駒３５が取着され、該角駒３５は主軸に連動して揺動
する送り前後輪３６に固着の主送りクランク３７及び差
動送すクランク３８よりなる一組のクランクのうち、主
送りクランク３７の二叉に上下方向に摺動可能、かつ水
平方向に回動可能に嵌合している。しかして主送り台２
２は主送りクランク３７の揺動により角駒２８及び３１
に案内されて前後動する。なお主送り台２２及び差動送
り台２４の両側には図示していないが案内具が設けてあ
り、両送り台の前後動時における左右の揺れを防止でき
るようになっている。主送りクランク３７と並立する差
動送すクランク３８は円弧状に形成され、摺動子３９が
摺動可能に嵌合している。そして該摺動子３９と差動送
り台２４より突設される軸４１とがリンク４２によって
連結され、差動送すクランク３８の揺動により差動送り
台２４が主送り台２２に案内されて前後動するようにな
っており、その量すなわち差動送り量は摺動子３９を差
動送すクランク３８に沿って移動し、その位置を変える
ことによって調節される。摺動子３９を移動させて差動
送り量を変えるために調節機構が設けてあり、次にこの
機構について説明する。
送り前後輪３６の延長上においてシリンダーベッド４３
に取着される軸４４には二叉レバー４５が回動可能に軸
支され、該二叉レバー４５の二又部に駆動案内体４６に
固着した第２の調節摺動子４７が摺動可能に嵌合し、駆
動案内体４６には円弧状の案内溝４８が形成され、線溝
はその曲率中心が送り前後軸の軸心と直交する線上に位
置し、これに摺動子３９に軸支される円弧状の摺動子４
９が摺動可能に嵌合している。駆動案内体４６はまた摺
動子４７より突設されるピン５１を有し、該ピンはその
軸心が摺動子４９の支軸中心及び摺動子３９とリンク４
２を連結する軸中心と一致するようにして設けである。
に取着される軸４４には二叉レバー４５が回動可能に軸
支され、該二叉レバー４５の二又部に駆動案内体４６に
固着した第２の調節摺動子４７が摺動可能に嵌合し、駆
動案内体４６には円弧状の案内溝４８が形成され、線溝
はその曲率中心が送り前後軸の軸心と直交する線上に位
置し、これに摺動子３９に軸支される円弧状の摺動子４
９が摺動可能に嵌合している。駆動案内体４６はまた摺
動子４７より突設されるピン５１を有し、該ピンはその
軸心が摺動子４９の支軸中心及び摺動子３９とリンク４
２を連結する軸中心と一致するようにして設けである。
そして差動送すクランク３８がその揺動中心に位置する
ときの軸４１の延長上のシリンダーベッド４３には軸５
２が軸支され、この軸にレバー５３が軸着されており、
このレバー５３の自由端にピン５１を軸着している。そ
してピン５１と軸５２との間の距離が軸４１と摺動子３
９の支軸中心との間の距離に一致させである。またミシ
ンフレームに軸支される操作軸５４に固着の操作レバー
５５に設けた長孔５６にピン５１を摺動可能に嵌合させ
ている。操作軸５４は主軸２６に沿って図の右方に伸び
、軸端に図示しない手動レバーなどの適宜の操作手段を
固着している。
ときの軸４１の延長上のシリンダーベッド４３には軸５
２が軸支され、この軸にレバー５３が軸着されており、
このレバー５３の自由端にピン５１を軸着している。そ
してピン５１と軸５２との間の距離が軸４１と摺動子３
９の支軸中心との間の距離に一致させである。またミシ
ンフレームに軸支される操作軸５４に固着の操作レバー
５５に設けた長孔５６にピン５１を摺動可能に嵌合させ
ている。操作軸５４は主軸２６に沿って図の右方に伸び
、軸端に図示しない手動レバーなどの適宜の操作手段を
固着している。
上記実施例では案内体４６に円弧溝４８が形成され、こ
れに摺動子４９が嵌合するようになっているが、駆動案
内体を円弧状の摺動子として形成するとともに摺動子３
９に円弧状の案内溝を形成し、その案内溝に摺動子とし
て形成される上記駆動案内体を嵌合させるようにしても
よい。
れに摺動子４９が嵌合するようになっているが、駆動案
内体を円弧状の摺動子として形成するとともに摺動子３
９に円弧状の案内溝を形成し、その案内溝に摺動子とし
て形成される上記駆動案内体を嵌合させるようにしても
よい。
また上記実施例ではレバー５３によってピン５１の動き
を案内するようにしているが、円弧状の長孔や長溝によ
ってピン５１の動きを案内するようにしてもよい。第４
図はその一例を示すもので、ミシンフレームに固定の案
内板６Ｉに上記軸５２の軸心を曲率中心とする円弧状長
孔６２を設け、これによりピン５１の動きを案内させる
ようにしたものである。
を案内するようにしているが、円弧状の長孔や長溝によ
ってピン５１の動きを案内するようにしてもよい。第４
図はその一例を示すもので、ミシンフレームに固定の案
内板６Ｉに上記軸５２の軸心を曲率中心とする円弧状長
孔６２を設け、これによりピン５１の動きを案内させる
ようにしたものである。
作用 差動送すクランク３８が揺動運動を行うのに伴い
摺動子４９は案内体４６の案内溝４８内を往復摺動し、
円弧軌道を描くが、その軌道は中央部において送り前後
軸を曲率中心とする円弧と接する。
摺動子４９は案内体４６の案内溝４８内を往復摺動し、
円弧軌道を描くが、その軌道は中央部において送り前後
軸を曲率中心とする円弧と接する。
したがって摺動子４９の実際の軌道と前記円弧とのずれ
はきわめて少なくなり、摺動子４９のクランク３８上に
おける振動が微小となる。
はきわめて少なくなり、摺動子４９のクランク３８上に
おける振動が微小となる。
次に差動送り量の調整は手動レバー等の操作手段により
操作レバー５５を上下に回動させることによって行う、
すなわち操作レバー５５の上向きの回動により案内体４
６が軸５２を中心として回動しながら二叉レバー４５の
二叉に沿い、或いは案内板６１の円弧状長孔６２及び二
叉レバー４５の二叉に沿って移動し、摺動子３９を差動
送りクランク３８に沿って押上げる（第３Ａ図）、また
操作レバー５５の下向きの回動時には逆に摺動子３９が
差動送すクランク３８に沿って押下げられる（第３Ｂ図
）。
操作レバー５５を上下に回動させることによって行う、
すなわち操作レバー５５の上向きの回動により案内体４
６が軸５２を中心として回動しながら二叉レバー４５の
二叉に沿い、或いは案内板６１の円弧状長孔６２及び二
叉レバー４５の二叉に沿って移動し、摺動子３９を差動
送りクランク３８に沿って押上げる（第３Ａ図）、また
操作レバー５５の下向きの回動時には逆に摺動子３９が
差動送すクランク３８に沿って押下げられる（第３Ｂ図
）。
発明の効果
第一の発明においては以上のように、両送り台の両端に
上下動機構が設けられる差動送り装置において、主送り
台と差動送り台のいづれが一方が他方に摺動可能に支持
させるとともに主送り台に突設の一つのピンに上下動機
構と前後動機構を連結して二つの運動を一つのピンで受
け、主送り台に伝えるようにしたので、各送り台に個々
のＪａ構が連結される従来のものと比べ、送り台におけ
る連結箇所が少なくなるため構造がその分節素化される
とともに送り台を小型化することができ、ベッド筒径を
小さくすることができる。
上下動機構が設けられる差動送り装置において、主送り
台と差動送り台のいづれが一方が他方に摺動可能に支持
させるとともに主送り台に突設の一つのピンに上下動機
構と前後動機構を連結して二つの運動を一つのピンで受
け、主送り台に伝えるようにしたので、各送り台に個々
のＪａ構が連結される従来のものと比べ、送り台におけ
る連結箇所が少なくなるため構造がその分節素化される
とともに送り台を小型化することができ、ベッド筒径を
小さくすることができる。
また第二の発明においては、上記装置において、差動送
り量の調整が簡易に、かつ縫製中でも行えるようになっ
ており、しかも差動送り量の調整に際しては、案内体の
動きがレバーの長さの範囲内に収まるためシリンダーベ
ッド内に差動送り量調整装置を設けるに当たっては基本
的にはレバーが収まるだけの筒径を有していればよく、
このためにシリンダーベッドの筒径が大きくなることば
ない。
り量の調整が簡易に、かつ縫製中でも行えるようになっ
ており、しかも差動送り量の調整に際しては、案内体の
動きがレバーの長さの範囲内に収まるためシリンダーベ
ッド内に差動送り量調整装置を設けるに当たっては基本
的にはレバーが収まるだけの筒径を有していればよく、
このためにシリンダーベッドの筒径が大きくなることば
ない。
第１図はシリンダーベッド内に設けられる差動送り装置
の斜視図、第２図は同装置の分解斜視図、第３Ａ及びＢ
図は送り量を変えたときの送り量調節装置の正面図、第
４図は同装置の変形態様の正面図、第５図はシリンダー
ベッドミシンの斜視図を示す。 ２２・・主送り台 ２４・・差動送り台２６・・主軸
３２・・送り上下軸３７・・主送りクランク ３
８・・差動送すクランク３９・・摺動子 ４３・・シ
リンダーベッド４４・・軸 ４５・・ 二叉レバー
４６・・駆動案内体 ４８・・案内溝４９・・摺動子
５３・・レバー ５５・・操作レバー６１・・案内板
６２・・円弧状長孔出願人 ペガサスミシン製造株
式会社 代理人 弁理士 佐 藤 晃 − ｆＪ５３Ａ図 易 手続主甫正書 （方式） 昭和６１年６月２７日 昭和６１年 特許願 第８３３５９号 ２、発明の名称 シリンダーベッドミシンの差動送り装
置３、補正をする者事件との関係 特許出願人〒５５
３ 大阪市福島区鷺洲５丁目７番２号ペガサスミシン
製造株式会社 ７、補正の内容 第６図を別紙図面の第５図に訂正す
る。
の斜視図、第２図は同装置の分解斜視図、第３Ａ及びＢ
図は送り量を変えたときの送り量調節装置の正面図、第
４図は同装置の変形態様の正面図、第５図はシリンダー
ベッドミシンの斜視図を示す。 ２２・・主送り台 ２４・・差動送り台２６・・主軸
３２・・送り上下軸３７・・主送りクランク ３
８・・差動送すクランク３９・・摺動子 ４３・・シ
リンダーベッド４４・・軸 ４５・・ 二叉レバー
４６・・駆動案内体 ４８・・案内溝４９・・摺動子
５３・・レバー ５５・・操作レバー６１・・案内板
６２・・円弧状長孔出願人 ペガサスミシン製造株
式会社 代理人 弁理士 佐 藤 晃 − ｆＪ５３Ａ図 易 手続主甫正書 （方式） 昭和６１年６月２７日 昭和６１年 特許願 第８３３５９号 ２、発明の名称 シリンダーベッドミシンの差動送り装
置３、補正をする者事件との関係 特許出願人〒５５
３ 大阪市福島区鷺洲５丁目７番２号ペガサスミシン
製造株式会社 ７、補正の内容 第６図を別紙図面の第５図に訂正す
る。
Claims (8)
- （１）差動送り歯を取着した差動送り台と、主送り歯を
取着し、前記差動送り台に前後方向に摺動可能に支持さ
れるか或いは差動送り台を前後方向に摺動可能に支持す
る主送り台と、差動送り台と主送り台のうち、いずれか
一方の送り台の一端に前後方向に摺動可能に嵌合し、主
軸に連動して回転する偏心輪に外嵌する角駒を有する第
１の上下動機構と、上記一方の送り台の他端に側方に突
出して設けられ、二個の摺動子を有する第１のピンと、
主軸に連動して上下に揺動する第１の二又部を有し、そ
の二又部を第１のピンに設けた上記摺動子の一方に嵌合
させて第１のピンに上下動を与える第２の上下動機構と
、主軸に連動して前後に揺動する第２の二又部を有し、
その二又部を第１のピンの他方の摺動子に嵌合させて第
１のピンに前後動を与える第１の前後動機構と、主軸に
連動して前後方向に揺動する差動送り用クランク、該ク
ランクの腕上に摺動可能に嵌合する第１の調節摺動子、
該調節摺動子と差動送り台とを連結するリンク及び上記
クランクの腕上における調節摺動子の位置を腕に沿って
移動させる調節機構とを有する第２の前後動機構とから
なることを特徴とするシリンダーベッドミシンの差動送
り装置 - （２）第１のピンは送り台を貫通して該送り台の両側に
突出するピンである特許請求の範囲第１項記載のシリン
ダーベッドミシンの差動送り装置 - （３）第１のピンの他方の摺動子と第１の前後動機構の
二又部との嵌合部が円筒面状に形成される特許請求の範
囲第１項記載のシリンダーベッドミシンの差動送り装置 - （４）差動送り歯を取着した差動送り台と、主送り歯を
取着し、 前記差動送り台を前後方向に摺動可能に支持する主送り
台と、主送り台の一端に前後方向に摺動可能に嵌合し、
主軸に連動して回転する偏心輪に外嵌する角駒を有する
第１の上下動機構と、主送り台の他端に側方に突出して
設けられ、２個の摺動子を有する第１のピンと、主軸に
連動して上下に揺動する第１の二又部を有し、 その二又部を第１のピンの一方の摺動子に嵌合させて第
１のピンに上下動を与える第２の上下動機構と、主軸に
連動して前後に揺動する第２の二又部を有し、 その二又部を第１のピンの他方の摺動子に嵌合させて第
１のピンに前後動を与える第１の前後動機構と、主軸に
連動して前後方向に揺動する差動送り用クランク、 該クランクの腕上に摺動可能に嵌合する第１の調節摺動
子、該調節摺動子と差動送り台とを連動するリンク及び
上記調節摺動子のクランクの腕上における調節摺動子の
位置を腕に沿って移動させる調節機構とを有する第２の
前後動機構とからなり、 上記調節機構は差動送り用クランクの腕の揺動中心と一
致ないしほぼ一致する軸線の回りに回動可能に軸支され
、径方向に第一の摺動案内部を有するレバーと、 該レバーの摺動案内部に摺動可能に係合し、一側に第２
のピンを突設するとともに他側に駆動案内体を設けた第
２の調節摺動子と、駆動案内体に形成され、 上記第１の調節摺動子が上記軸線を通る線上に曲率中心
を有する円弧に沿って或いは該円弧の弦に沿って移動す
るように第１の調節摺動子を案内する第２の摺動案内部
と、 第１の調節摺動子が揺動運動中の一位置にあるときの上
記腕に沿って移動するように上記第２のピンを案内する
案内手段と、第２のピンを案内手段に従って移動させ、
駆動案内体により第１の調節摺動子を上記腕に沿って移
動させる操作手段とで構成されるシリンダーベッドミシ
ンの差動送り装置 - （５）差動送り用クランクの腕が円弧状に形成され、案
内手段は差動送り用クランクが揺動中心に位置するとき
その曲率中心と一致する軸心の回りに回動可能に軸支さ
れ、自由端に上記第２のピンを取着したレバーからなる
特許請求の範囲第４項記載のシリンダーベッドミシンの
差動送り装置 - （６）案内手段はベッドに形成される長孔乃至長溝であ
る特許請求の範囲第４項記載のシリンダーベッドミシン
の差動送り装置 - （７）操作手段は操作軸と、該軸に固着され、上記第二
のピンが嵌合する長孔或いは二又部を備えた操作レバー
を有する特許請求の範囲第４項記載のシリンダーベッド
ミシンの差動送り装置 - （８）操作手段は上記レバーを回動操作するための装置
である特許請求の範囲第５項記載のシリンダーベッドミ
シンの差動送り装置
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61083359A JPH0728966B2 (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 | シリンダ−ベツドミシンの差動送り装置 |
| CN 86208367 CN86208367U (zh) | 1986-04-10 | 1986-11-01 | 柱形台面式缝纫机的差动送布装置 |
| CN86107513A CN1009564B (zh) | 1986-04-10 | 1986-11-01 | 柱形台面式缝纫机的差动送布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61083359A JPH0728966B2 (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 | シリンダ−ベツドミシンの差動送り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62240093A true JPS62240093A (ja) | 1987-10-20 |
| JPH0728966B2 JPH0728966B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=13800234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61083359A Expired - Fee Related JPH0728966B2 (ja) | 1986-04-10 | 1986-04-10 | シリンダ−ベツドミシンの差動送り装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728966B2 (ja) |
| CN (2) | CN1009564B (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0640709A1 (en) * | 1993-08-11 | 1995-03-01 | Morimoto Mfg. Co., Ltd. | Cylinder-bed type sewing machine |
| JPH09140966A (ja) * | 1995-11-28 | 1997-06-03 | Yamato Sewing Mach Co Ltd | ミシンの送り装置 |
| KR100440362B1 (ko) * | 1996-05-15 | 2004-12-03 | 페가수스미싱세이죠가부시기가이샤 | 차동이송기구를구비한실린더베드재봉틀 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006068262A (ja) * | 2004-09-02 | 2006-03-16 | Morimoto Mfg Co Ltd | ミシンの送り装置 |
| DE102012208907A1 (de) * | 2012-05-25 | 2013-11-28 | Dürkopp Adler AG | Nähmaschine |
| CN103668796A (zh) * | 2013-12-19 | 2014-03-26 | 吴江市菀坪宝得利缝制设备机械厂 | 一种缝纫机送布牙 |
| CN106474732B (zh) * | 2015-08-26 | 2019-07-23 | 绍兴市积成包装机械有限公司 | 麻将机大盘贴布机构 |
| CN107151869A (zh) * | 2017-04-12 | 2017-09-12 | 宁波艾克斯曼缝纫机有限公司 | 平缝机下差动送料机构及其送料调节方法 |
| CN112281332B (zh) * | 2019-07-24 | 2022-12-09 | 高林股份有限公司 | 缝纫机的移送齿传动配置结构 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60137983U (ja) * | 1984-02-23 | 1985-09-12 | ペガサスミシン製造株式会社 | ミシンの送り装置 |
| JPS60194982A (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-03 | ヤマトミシン製造株式会社 | 筒型オ−バ−ロツクミシンの前後運動量調節差動下送り装置 |
-
1986
- 1986-04-10 JP JP61083359A patent/JPH0728966B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1986-11-01 CN CN86107513A patent/CN1009564B/zh not_active Expired
- 1986-11-01 CN CN 86208367 patent/CN86208367U/zh not_active Withdrawn
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60137983U (ja) * | 1984-02-23 | 1985-09-12 | ペガサスミシン製造株式会社 | ミシンの送り装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| EP0640709A1 (en) * | 1993-08-11 | 1995-03-01 | Morimoto Mfg. Co., Ltd. | Cylinder-bed type sewing machine |
| JPH09140966A (ja) * | 1995-11-28 | 1997-06-03 | Yamato Sewing Mach Co Ltd | ミシンの送り装置 |
| KR100440362B1 (ko) * | 1996-05-15 | 2004-12-03 | 페가수스미싱세이죠가부시기가이샤 | 차동이송기구를구비한실린더베드재봉틀 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1009564B (zh) | 1990-09-12 |
| CN86107513A (zh) | 1987-10-21 |
| CN86208367U (zh) | 1987-12-12 |
| JPH0728966B2 (ja) | 1995-04-05 |
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