JP3856069B2 - 細幅クロッシェ編機における緯糸ガイドバー及び2種類以上の経糸ガイドバーの駆動機構 - Google Patents

細幅クロッシェ編機における緯糸ガイドバー及び2種類以上の経糸ガイドバーの駆動機構 Download PDF

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    • D04B25/06Galloon crocheting machines

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、殊に細幅クロッシェ編機における緯糸ガイドバーと経糸ガイドバーの駆動機構に関し、具体的には従来の緯糸ガイドバーと、例えばトリコット編糸或いは鎖編糸などの1種類の経編組織用の経糸ガイドバーの駆動機構に加えて、他の組織を同時に編み込むことを可能にする2種類以上の経編組織用の経糸ガイドバーの駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の細幅クロッシェ編機における緯挿入糸を案内する複数の管状ガイドニードルを支持する複数枚の緯糸ガイドバー、経編目を形成する経編糸を案内する複数のガイドニードルを支持する経糸ガイドバー、及び編目を形成する複数の編針を支持するニードルバーは、それぞれが互いの運動と関連しながら編機の主駆動軸により伝動機構を介して駆動される。しかして、この編機は細幅の編物を編成するため小型であり、その編成部の専有空間は狭小である。
【0003】
この緯糸ガイドバーとニードルバーの代表的な駆動機構が、例えば、米国特許第4,448,047号明細書に開示されている。同明細書によれば、基台の左右に立設された支持台に第1及び第2の駆動軸の両端が回転自在に支持されており、各駆動軸にはそれぞれ偏心回転部材が取り付けられている。一端が前記支持台に揺動自在に枢支されると共に、他端を前記ニードルバーに固設したアームの他端側と第1の駆動軸の前記偏心回転部材との間を、連結ロッドをもって互いに枢動可能に連結している。
【0004】
一方の複数枚の緯糸ガイドバーはそれぞれの両端に軸端を有し、各軸端がブロック体に形成された貫通孔が水平方向に滑動自在に挿通支持されている。前記ブロック体は前記支持台の上面に立設された2本のガイドロッドに案内されて上下に滑動可能に支持されている。第2駆動軸の前記偏心回転部材と前記ブロック体とは連結ロッドを介して連結されている。
【0005】
第1駆動軸及び第2駆動軸は上記主駆動軸と伝動機構を介して連結されており、同主駆動軸がモータにより回転駆動されると、第1及び第2駆動軸が連動して回転し、ニードルは連結ロッドを介して前後に移動すると共に、複数枚の緯糸ガイドバーはその連結ロッドを介して前記ブロック体と共に上下に運動する。また、上記主駆動軸の回転により駆動されるカムの運動に従動する揺動ロッド端が各緯糸ガイドバーの前記軸端の端面に当接しており、同カムの駆動により各緯糸ガイドバーが左右方向に往復動する。従って、緯糸ガイドバーは上下方向と水平方向との複合動作をすることになる。
【0006】
上記経糸ガイドバーの駆動機構は、例えば米国特許第4,448,047号明細書に開示されているように、主駆動軸の一端に歯車を介して連結された駆動軸の他端にカムが取り付けられ、同カムに前記経糸ガイドバーの一端に取り付けられたカムフォロアーを当接させると共に、一端が前記主駆動軸に取り付けられた偏心円板に連結された連結ロッドの他端を前記経糸ガイドバーの他端にアームを介して回動可能に支持させて構成される。主駆動軸が回転駆動されると、前記カムの回転により経糸ガイドバーを左右に往復運動させると共に、前記連結ロッドにより経糸ガイドを前後に揺動させる。従って、経糸ガイドバーも前記左右への水平往復運動と前後への揺動運動との複合動作をすることになる。
【0007】
また、この米国特許第4,448,047号の発明では、通常のクロッシェ編機にあって、複数の上記緯糸ガイドバーの一枚に取り付けられる緯糸ガイドニードルを同緯糸ガイドバーに対して進退自在に付勢して案内すると共に、同緯糸ガイドニードルを引き紐に連結し、模様型紙の模様に従って前記引き紐を作動させて同緯糸ガイドニードルを任意に進退させ、所要の模様が形成されたエンブロイダリー編物を編成できるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、このエンブロイダリー編物の編成が可能とされるクロッシェ編機にあっても、先の米国特許明細書に開示された発明と同様に、複数枚ある緯糸ガイドバーの動作は全て同一の緯挿入糸の挿入動作であり、編成部の専有空間等による規制から、この種の細幅クロッシェ編機では経編目を形成するための経糸ガイドバーも通常一本であって、例えばトリコット、鎖編、二目編など1種類の編組織による編成を可能にしているに過ぎない。
【0009】
一方で、この種の細幅編機を用いて、例えば米国特許第5,615,563号明細書に開示されているようなテープの編成と同時にその長手方向の一側縁に沿って太径のモノフィラメントからなるコイル状の噛合エレメント列を連続的に編み込みながらスライドファスナーのストリンガーを製造することが盛んに行われるようになってきており、地組織を構成する経糸及び緯挿入糸よりも太径のモノフィラメントの編み込み動作に加えて、同モノフィラメントから形成される前記噛合エレメント列をテープにしっかりと固定するためには、単に1種類の編目と挿入糸との組合せだけでは不十分であり、緯挿入と2種類以上の編目による複雑な編組織が要求される。また、一般のテープに対しても多様な編み模様が要望されており、これに応えようとするには、同様に2種類以上の編目を組合せなければならない。
【0010】
既述したように、従来のこの種の細幅クロッシェ編機によって、緯挿入と2種類以上の編目を組み合わせた前述のような複雑な組織をもつテープを編成することは機械を大型化しないかぎりは不可能であった。
【0011】
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであり、具体的には狭い編成スペース内にあって、簡単で且つコンパクトな機構をもって、2種類以上の編目を組み合わせて形成することができる細幅クロッシェ編機における緯糸ガイドバー及び2種類以上の経糸ガイドバーの駆動機構を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
これらの目的は、次に挙げるように本件請求項1〜5に係る発明により効果的に達成される。
本件請求項1に係る発明の構成は、複数の1以上の緯糸ガイドバー、経糸ガイドバー及び経編目を形成する複数の編針をそれぞれ独立して同期的に駆動する駆動機構を有する細幅クロッシェ編機における前記駆動機構であって、前記経糸ガイドバーが2種類以上の編目を形成する複数からなり、同経糸ガイドバーの少なくとも前記1つのガイドバーが前記緯糸ガイドバーの配設空間に配されと共に、前記緯糸ガイドバーの支持ブロックとほぼ同一の鉛直面内に配設される少なくとも1つの前記経糸ガイドバーの支持ブロックを有し、前記緯糸ガイドバー支持ブロックを駆動する主駆動軸の駆動回転から伝達され、同経糸ガイドバー支持ブロックを前記緯糸ガイドバー支持ブロックの駆動とは独立してほぼ同一の前記鉛直面内を上下動させる経糸ガイドバーの駆動機構を備えてなることを特徴とする細幅クロッシェ編機における緯糸ガイドバー及び2種類以上の経糸ガイドバーの駆動機構にある。
【0013】
すなわち、本発明では従来の経糸ガイドバーに1以上の経糸ガイドバーを追加して設置するものであり、その追加される経糸ガイドバーの配設位置が、従来の緯糸ガイドバーの配設空間内であり、しかも追加された経糸ガイドバーの上下駆動を緯糸ガイドバーの駆動空間とほぼ同一の鉛直面内とすることで、狭小な設置空間が有効に利用され、この経糸ガイドバーのための専有の駆動空間を新たに設ける必要がない。また、追加された前記経糸ガイドバー支持ブロックと前記緯糸ガイドバー支持ブロックとを互いが干渉することなく、緯糸ガイドバー支持ブロックを駆動する主駆動軸から独立して駆動される駆動機構を採用するため、従来から設けられている経編ガイドバーによる経編目とは異なる種類の所望の経編目を形成することができる。
【0014】
請求項2に係る発明は前記緯糸ガイドバー及び少なくとも1つの前記経糸ガイドバーの駆動機構の具体的な構成を規定しており、前記経糸ガイドバー支持ブロックは、少なくとも1つの前記経糸ガイドバーの端部を滑動自在に挿通支持する経糸ガイドバー支持孔を有し、前記緯糸ガイドバーの支持ブロックは、前記緯糸ガイドバーの端部を水平方向に滑動自在に挿通支持する複数の緯糸ガイドバー支持孔を有すると共に、前記経糸ガイドバー支持孔と対向する部位に少なくとも1つの前記経糸ガイドバーの端部を上下方向に移動可能に挿通する経糸ガイドバー挿通長孔を有している。
【0015】
かかる構成により、少なくとも1つの前記経糸ガイドバーを緯糸ガイドバーの設置空間内に配設することができると共に、前記経糸ガイドバー支持ブロックを緯糸ガイドバー支持ブロックとは別個の運動を同緯糸ガイドバー支持ブロックと干渉することなく、同一鉛直面内を独立して上下に駆動することができる。
【0016】
請求項3に係る発明は、更に前記経糸ガイドバー支持ブロックを主駆動軸に取り付けられた偏心回転部材に連結ロッドを介して枢支し、前記緯糸ガイドバー支持ブロックを前記主駆動軸に取り付けられた偏心回転部材に連結ロッドを介して枢支することで、同一主駆動軸から前記緯糸ガイドバー支持ブロックと前記経糸ガイドバー支持ブロックとを、所望の駆動軌跡をもって同時に駆動できるようにしている。
【0017】
請求項4に係る発明は、前記経糸ガイドバー支持ブロックは下方に配される水平枠材との間をガイドロッドをもって連結され、前記緯糸ガイドバー支持ブロックは前記ガイドロッドを上下方向に挿通するガイド孔を有している。かかる構成により、同一鉛直面内の運動であっても緯糸ガイドバー支持ブロックと経糸ガイドバー支持ブロックを独立して駆動できるようになる。
【0018】
請求項5に係る発明にあっては、更に、基台に立設された支持枠体に固定され、前記ガイドロッドを上下に滑動案内するガイド孔が形成された固定ブロックを設けているため、前記請求項2の構成、特に前記緯糸ガイドバー支持ブロックの上記経糸ガイドバー挿通長孔の存在も加わって、同一鉛直面内において前記緯糸ガイドバー支持ブロックを前記経糸ガイドバー支持ブロックに対して上下方向に駆動可能とすると共に、前記経糸ガイドバー支持ブロックの前記ガイドロッドを前記固定ブロックのガイド孔に沿って確実に上下方向に駆動できるようになる。
【0019】
【発明の実施形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図示実施例に基づいて具体的に説明する。なお、以下の説明では従来から広く知られた駆動機構であって、本発明にも当然に適用可能な、例えば従来の経糸ガイドバーや編目形成のためのニードルバーなどの駆動機構については、冗長を避けるためその詳しい説明は省略する。また、以下に説明する駆動機構も本発明の典型的な例を挙げているに過ぎず、均等の範囲で種々の変更が可能である。
【0020】
本発明にあって、最も特徴とする点は前記第2経糸ガイドバーの駆動部と前記緯糸ガイドバーの駆動部とが異なる動作をするにも関わらず、両駆動部をほぼ同一設置空間内で駆動させることにある。その結果、従来の緯糸ガイドバーの設置空間及びその駆動部設置空間を拡張することなく、所望の経編組織が編成できる。
【0021】
図面は前記特徴点を備えた本発明の代表的な実施例を示している。図1は同実施例に係る細幅クロッシェ編機の緯糸ガイドバー及び2種類以上の第2経糸ガイドバーの駆動機構例を示す要部の部分斜視図である。
【0022】
これらの図において、符号1は基台2の一端部に設置された支持枠体であり、その支持枠体1には前後方向に延びる主駆動軸3が軸受けを介して回転自在に支持されている。前記主駆動軸3には2つの第1及び第2の偏心部材4,5が回転中心を同一にして取り付けられている。各偏心部材4,5の偏心部位の位相差は後述する緯糸ガイドバー20と第2経糸ガイドバー22との上下運動のタイミングにより決まる。緯糸ガイドバー20及び第2経糸ガイドバー22にはフック針状で先端にチューブ片が固着された複数の緯糸ガイドニードル32と同様の形状もつ複数の経糸ガイドニードル33が各フック部を引っ掛けた状態で取り付けられている。
【0023】
前記偏心部材4,5には、各偏心部材4,5の回転周面に沿って従動する第1及び第2連結ロッド6,7の下端が結合されており、各第1及び第2連結ロッド6,7の上端は、それぞれ直方体からなる緯糸ガイドバー支持ブロック8及び枠体の一部を構成する第2経糸ガイドバー支持ブロック9に、それぞれ球面結合している。
【0024】
前記緯糸ガイドバー支持ブロック8の前後端部には内部にスラスト軸受けを介装した上下に貫通する第1ガイド孔11が形成されると共に、同ブロック8の下面から腕材12が垂設されており、その腕材12の下端と前記第1連結ロッド6との間を前記球面結合により連結している。また、前記第2経糸ガイドバー支持ブロック9は下方に配された水平枠材13の前後両端部から立設した一対のガイドロッド14,15の各上端が固着されている。つまり、第2経糸ガイドバー支持ブロック9は矩形状枠体の一部を構成しており、前記水平枠材13の中央が前記第2連結ロッド7の上端と球面結合している。そして、前記第2経糸ガイドバー支持ブロック9の編成部側には逆L字状のブラケット16が垂設されている。
【0025】
一方、基台2に設置された上記支持枠体1に、断面が略凹字状をなす固定ガイドブロック17が固設されており、同ガイドブロック17の両端部には内部にスラスト軸受けを配した前後一対の第2ガイド孔19が上下に貫通して形成されている。そして、上記第2経糸ガイドバー支持ブロック9と水平枠材13を連結する前後一対のガイドロッド14,15が、それぞれ上記緯糸ガイドバー支持ブロック8及び前記固定ガイドブロック17の前後端部に形成された各第1ガイド孔11及び各第2ガイド孔19に挿通されている。
【0026】
また、前記緯糸ガイドバー支持ブロック8には、複数枚の緯糸ガイドバー20の端部から突出するピン部分20aを挿通するため、基台2に対して左右方向に貫通する緯糸ガイドバー支持孔21が形成されており、更に前記第2経糸ガイドバー支持ブロック9から垂設された上記ブラケット16と相対する部分には1以上の第2経糸ガイドバー22の端部から水平に突出するピン部分22aを挿通する上下方向に長い第2経糸ガイドバー挿通長孔23が形成されている。一方、前記ブラケット16の前記第2経糸ガイドバー挿通長孔23に対向する部分には第2経糸ガイドバー22の前記ピン部分22aを挿通支持する第2経糸ガイドバー支持孔24が形成されている。緯糸ガイドバー20の前記ピン部分20a及び第2経糸ガイドバー22の前記ピン部分22aは、それぞれ前記緯糸ガイドバー支持孔21及び第2経糸ガイドバー支持孔23を水平方向に摺動可能である。
【0027】
図1に符号25で示す第1経糸ガイドバーはトリコット編成用のガイドバーであり、同第1経糸ガイドバー25の上面には先端に目孔26aをもつ複数本の経糸ガイドニードル26の基端を固着したニードル固着片27が複数枚並べて取り付けられている。また、同第1経糸ガイドバー25の端部からは水平にピン部分25aが突設されている。この第1経糸ガイドバー25の両端ピン部分25aが上記支持枠体1に左右方向に摺動可能に且つ回動可能に支持され、同図に矢印で示すように先端の目孔26aを編成部に向けた前記経糸ガイドニードル26が前記ピン部分25aを中心に上下に揺動すると共に、基台2の左右方向に往復運動する。
【0028】
本発明にあって、上記第1経糸ガイドバー25の駆動機構として、一般的に知られた駆動機構が採用できる。また、複数の編針31をその前後に摺動させるニードルの駆動機構は本発明と格別に関係するものでないため、ここではその説明は省略する。
【0029】
また、上記緯糸ガイドバー20、第2経糸ガイドバー22及び第1経糸ガイドバー25の左右方向の水平駆動機構も、例えば米国特許第4,417,455号明細書に開示されているような従来から知られた一般的な駆動機構を採用できるため、ここでは図示を省略している。その駆動機構を簡単に説明すると、例えば主駆動軸の駆動回転により回転する図示せぬカム部材に当接する従動子の揺動により、一方向に付勢された各ガイドバー20,22,25の上記ピン部分20a,22a,25aの端面を押圧して所望のタイミングとストロークで各ガイドバー20,22,25を左右方向に水平運動させる。
【0030】
上述の構成を備えた図示例による細幅クロッシェ編機における複数枚の緯糸ガイドバー及び第1及び第2の経糸ガイドバーの駆動機構にあって、いま主駆動軸3が図示せぬ駆動モータにより駆動回転すると、第1及び第2の偏心部材4,5の回転により各第1及び第2連結ロッド6,7を上下に往復動させる。第1連結ロッド6が上下に往復動をすると、同ロッド6の上端に腕材12を介して球面結合により連結された緯糸ガイドバー支持ブロック8が、第2経糸ガイドバー支持ブロック9と下部水平枠材13とを連結する前後一対のガイドロッド14,15に案内されて上下に往復動し、同緯糸ガイドバー支持ブロック8に形成された上記緯糸ガイドバー支持孔21に挿通支持された複数枚の緯糸ガイドバー20を一斉に昇降させる。
【0031】
一方、前記第2偏心部材5の回転により第2連結ロッド7が上下に往復動すると、同ロッド7の上端に球面結合した上記第2経糸ガイドバー支持ブロック9を有する矩形状枠体を上下に往復動させ、同第2経糸ガイドバー支持ブロック9の編成部側の側面に平行に垂設された逆L字状のブラケット16に形成した第2経糸ガイドバー支持孔24にピン部分22aを挿通支持すると共に、同ピン部分22aを前記緯糸ガイドバー支持ブロック8に形成された第2経糸ガイドバー挿通長孔23に挿通した第2経糸ガイドバー22が、固定ガイドブロック17に上下方向に形成された第2ガイド孔19案内され、前記緯糸ガイドバー支持ブロック8と干渉することなく上下に往復動する。また、上記第1経糸ガイドバー25も上下に往復動させる。
【0032】
こうした上記各ガイドバー20,22,25の往復駆動と同時に、例えば上記主駆動軸3と共に回転する図示せぬカムにより従動子が揺動し、その従動子の揺動端が水平方向に付勢されている各ガイドバー20,22,25のピン部分20a,22a,25aに押圧して、各ガイドバー20,22,25を左右方向に往復動させる。従って、各ガイドバー20,22,25に固着された複数の各ガイドニードル32,33,26が、互いにタイミングを合わせると共に、上下方向と左右方向の各動作が複合された複合動作を所定の行程に従って動く。このとき、上記複合編針31が既述した動作を繰り返し、緯挿入糸を所定の編目に挿入しながら、例えば鎖編とトリコットからなる2種類の編目を形成して所望の経編テープを編成する。 以上の説明からも理解できるように、本発明による細幅クロッシェ編機によれば、上下動する緯糸ガイドバー支持ブロック8と第2経糸ガイドバー支持ブロック9とをほぼ同一の鉛直面内で独立して上下動させる機構を採用することにより、第2経糸ガイドバー22を格別の設置空間を設けることなく、従来の緯糸ガイドバー20の設置空間を利用することができるようになると共に、同第2経糸ガイドバー22の駆動により、従来から設置されている第1経糸ガイドバー25による経編目とは異なる経編目を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例である細幅クロッシェ編機における緯糸ガイドバー及び2種類以上の経糸ガイドバーの駆動機構例を概略的に示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 支持枠体
2 基台
3 主駆動軸
4,5 第1及び第2偏心部材
6,7 第1及び第2連結ロッド
8 緯糸ガイドバー支持ブロック
9 第2経糸ガイドバー支持ブロック
11 第1ガイド孔
12 腕材
13 水平枠材
14,15 ガイドロッド
16 逆L字状のブラケット
17 固定ガイドブロック
19 第2ガイド孔
20 緯糸ガイドバー
20a ピン部分
21 緯糸ガイドバー支持孔
22 第2経糸ガイドバー
22a ピン部分
23 第2経糸ガイドバー挿通長孔
25 第1経糸ガイドバー
25a ピン部分
26 (第1の)経糸ガイドニードル
31 複合編針
32 緯糸ガイドニードル
33 (第2の)経糸ガイドニードル

Claims (5)

  1. 複数の緯糸ガイドニードルを支持する1以上の緯糸ガイドバー(20)、複数の経糸ガイドニードルを支持する経糸ガイドバー(22,25) 及び経編目を形成する複数の編針(31)を、それぞれ独立して同期的に駆動する駆動機構を有する細幅クロッシェ編機における前記駆動機構であって、
    前記経糸ガイドバー(22,25) が2種類以上の編目を形成する複数からなり、
    同経糸ガイドバー(22,25) の少なくとも前記1つのガイドバー(22)が前記緯糸ガイドバー(20)の配設空間に配されると共に、
    前記緯糸ガイドバー(20)の支持ブロック(8) とほぼ同一の鉛直面内に配設される少なくとも1つの前記経糸ガイドバー(22)の支持ブロック(9) を有し、前記緯糸ガイドバー支持ブロック(8) を駆動する主駆動軸(3) の駆動回転から伝達され、前記経糸ガイドバー支持ブロック(9) を前記緯糸ガイドバー支持ブロック(8) の駆動とは独立してほぼ同一の前記鉛直面内を上下動させる経糸ガイドバー(22)の駆動機構を備えてなる、
    ことを特徴とする細幅クロッシェ編機における緯糸ガイドバー及び2種類以上の経糸ガイドバーの駆動機構。
  2. 前記経糸ガイドバー支持ブロック(9) は、少なくとも1つの前記経糸ガイドバー(22)の端部を滑動自在に挿通支持する経糸ガイドバー支持孔を有し、
    前記緯糸ガイドバー(20)の支持ブロック(8) は、前記緯糸ガイドバー(20)の端部を滑動自在に挿通支持する複数の緯糸ガイドバー支持孔(21)を有すると共に、前記経糸ガイドバー支持孔と対向する部位に少なくとも1つの前記経糸ガイドバー(22)の端部を上下に移動可能に挿通する経糸ガイドバー挿通長孔(23)を有してなる請求項1記載の駆動機構。
  3. 前記緯糸ガイドバー支持ブロック(8) は前記主駆動軸(3) に取り付けられた偏心回転部材(4) に連結ロッド(6) を介して枢支されてなり、
    前記経糸ガイドバー支持ブロック(9) は主駆動軸(3) に取り付けられた偏心回転部材(5) に連結ロッド(7) を介して枢支されてなる請求項1又は2記載の駆動機構。
  4. 前記経糸ガイドバー支持ブロック(9) は下方に配される水平枠材(13)との間をガイドロッド(14,15) をもって連結されてなり、
    前記緯糸ガイドバー支持ブロック(8) は前記ガイドロッド(14,15) を上下方向に挿通するガイド孔(11,11) を有してなる、
    請求項1〜3のいずれかに記載の駆動機構。
  5. 更に、基台(2) に立設された支持枠体(1) に固定され、前記ガイドロッド(14,15) を上下に滑動案内するガイド孔(19,19) が形成された固定ブロック(17)を有してなる請求項4記載の駆動機構。
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